JP2507746Y2 - 液体散布装置 - Google Patents

液体散布装置

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JP2507746Y2
JP2507746Y2 JP1989133794U JP13379489U JP2507746Y2 JP 2507746 Y2 JP2507746 Y2 JP 2507746Y2 JP 1989133794 U JP1989133794 U JP 1989133794U JP 13379489 U JP13379489 U JP 13379489U JP 2507746 Y2 JP2507746 Y2 JP 2507746Y2
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JP
Japan
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tank
link
receiving frame
machine
liquid
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JPH0370770U (ja
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博正 梶谷
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は走行機体の後方に昇降リンクを介して防除
機、散水機或は液状施肥機等の散布作業機を連結してな
る液体散布装置の改良に関するものである。
従来の技術及び解決すべき課題 本考案の出願人は、走行機体の後方に昇降リンクを介
し、ヒッチ部上方に液体タンクを備えた散布作業機(防
除機)をワンタッチで着脱自在に装着すると共に、上記
液体タンクをヒッチ部上方の前後方向に移動可能に構成
することにより運転席位置からヒッチ部を視認し易くし
て作業機の着脱を迅速且つ的確に行えるようにしたもの
を提案している(特開平2-237672号公報)。本考案はそ
の改良に関するもので、タンクが前方セット位置にある
時、作業機を最降下させた場合でもタンク受枠と昇降リ
ンクが接触して破損を生じないようにすると共に、タン
クの前方移動量を大きくとることができ、しかも、走行
部との前後バランスを改善し安定状態で作業を行なうこ
とができる液体散布装置を提供しようとするものであ
る。
課題を解決するための手段 そのため、本考案は、走行機体の後方に、ヒッチ部を
有する昇降リンクを介して液体タンクを備えた散布作業
機を着脱自在に装着し、上記液体タンクをタンク受枠を
介し基枠上をヒッチ部上方の前後方向に移動可能に構成
したものにおいて、前記タンク受枠の前部側に昇降リン
クの少なくともトップリンクが通過可能な空間部を設け
たことを特徴とする液体散布装置としたものである。
作用 タンクが最前方位置にセット状態にあっても、タンク
受枠はタンク受枠の前部に設けた空間部により昇降リン
クと干渉することがないので散布作業機を接地させるべ
く最降下させることができる。そのため、タンクへの薬
液補充(防除機の場合)等の際には作業機が最前方に位
置する作業セット状態のまま接地させて薬液補充等を行
なうことが可能となり、作業能率が大巾に高められる。
実施例 本考案の構成を図面に示された一実施例により説明す
る。1は前輪2及び後輪3を有し前部にエンジン4を搭
載した水田作業車(図示例では乗用田植機)の走行機体
(本機)で、その後部にはトップリンク5及びロワリン
ク6からなる昇降リンク7を介して液体タンク(液体タ
ンク)Tを備えた散布作業機(防除機)Sが着脱自在に
装着され、防除機Sは昇降リンク7に連結された図示外
の油圧シリンダにより水平姿勢を保持したままの状態で
上下動し得るようになっている。Rは運転席Dの一側に
配設した油圧操作レバーで、1本のレバーRで油圧バル
ブとPTOクラッチの双方を同時に制御し得るようになっ
ている。8は昇降リンク7の遊端側に設けた本機側ヒッ
チ部で、該本機側ヒッチ8に対し作業機側ヒッチ部9が
ワンタッチで着脱自在に連結されるようになっている。
そして、作業機側ヒッチ部9は、対地受座10′a付き
前部支柱10a、後部支柱10b及び両支柱10a,10bを連結す
る連結杆10c、上部枠体10d等で枠組構成された基枠10の
前部支柱10a側に固着されている。
さて、防除機Sは、上記基枠10に内装した駆動部aと
基枠10上にヒッチ部8,9の上方の前後方向に移動変位可
能に架設したタンク部b及び基枠10の後方に設けた噴管
部cからなっている。
即ち、駆動部aは、ベース11を介して動噴ポンプ12を
固定する一方、本機1側のPTO軸13に自在継手軸14を介
して連結した入力プーリ軸15を基枠10内の下部に、中間
プーリ軸16を基枠10の中間上部に夫々軸支し、ベルト伝
動により動噴ポンプ12を駆動するようになっている。
尚、基枠10は後部支柱10b側の下方突出長を前部支柱1
0aよりも若干長くしてあり、防除機Sを接地させた際、
防除機Sが前傾姿勢となり本機1への着脱を容易に行な
えるようになっている。
また、タンク部bとして、基枠10の上端左右両側には
ガイドレール17が前後方向に架設され、該ガイドレール
17上に合成樹脂製の液体タンクTがタンク受枠18を介し
てヒッチ部8,9上方の前後方向に移動変位可能に搭載し
てある。19はタンク受枠18に回転自在に軸支した転子
で、ガイドレール17上を転動するようになっている。20
は基枠10の後端側に設けたタンク移動範囲規制用のスト
ッパで、基枠前端側にも同様のストッパ(図示せず)が
設けられている。
21はタンク蓋体、22はタンクTと動噴ポンプ12を連結
する吸引ホース、23は余水管である。
タンクTの移動操作部24は本機1の運転席D側に指向
させてタンクT側に設けてある。即ち、タンク受枠18の
前面上部中央部位から上方斜め前方に向け操作ハンドル
25を一体的に突設し、該ハンドル25の握り部25aにロッ
クレバー26を設けると共に、基枠10の上部枠体10d側に
は弾機27により上方に付勢されたロックピン28をブラケ
ット29を介しタンク受枠18側に向け出没自在に装着し、
該ロックピン28とロックレバー26をワイヤ30で連結し、
タンク受枠18側にはロックピン28が嵌入係止する係合孔
(図示せず)を前後方向に1個又は複数個設けてある。
次に、噴管部cは次のように構成されている。即ち、
基枠10の後部支柱10bにUボルト31を介して角パイプ32
を上下動調整固定自在に横架し、該角パイプ32の左右中
間寄りに噴管駆動ケース33を固設し、該ケース33に折畳
み式の長尺ブーム34を回動自在に貫装支持し、該ブーム
34には左右両側に噴口35aを有する噴管35を作物条間に
対応した所要間隔を存し複数本櫛歯状に設けてある。そ
して、噴管35は運転席の側方に設けた操作レバー36及び
該操作レバー36と噴管駆動ケース33内の回転駆動部(図
示せず)を連結する一対の作動ワイヤ37,38により下方
に指向させた作業姿勢(第1図実線図示の状態)と上方
に退避した非作業姿勢(旋回姿勢又は格納姿勢)に切換
え得るように構成され、各噴管35と前記動噴ポンプ19と
は吐出ホース39が連通してある。40はレバーケースで、
本機1側にブラケット41を介して着脱自在に装着されて
おり、防除機Sを本機1から取外した時には操作ハンド
ル25の基端側に付設した取付板42に支持させるようにし
てある。43,44は分草板、45,46は分草ガイドである。
ところで、前記タンク受枠18の前部側には昇降リンク
7の少なくともトップリンク5が通過可能な空間部Aが
設けられている。
空間部Aは第2図に示すようにタンク受枠18の底部側
前部の中間部を前方を開放した平面視コ字状の切欠形状
でもよく、或は第4図に示すように円弧状の湾曲形状の
ものでもよい。第4図に示す空間部Aは昇降リンク7の
全巾、即ちトップリンク5とロワリンク6が通過できる
ようにしたものである。空間部Aの形状、横巾、前後寸
法等は実施に際し適宜変更し得る。また、第5図に示す
ようにタンク側にも空間部A′を設けてもよい。要は防
除機Sを降下させた際、タンク部b側と昇降リンク7側
が干渉しないよう少なくともトップリンク6が通過し得
るものであればよい。
尚、本実施例では防除機について説明したが、本考案
は散水機又は液状施肥機等の液体散布装置にも適用し得
る。
上記の構成において、作業時には、第1図に示すよう
に、液体タンクTを基枠10に対し最前方位置にセットす
ると共に、噴管35を下方に指向させた作業姿勢にして防
除作業を行なう。作業中、タンクT内の薬液が減少し
て、薬液を補給する場合には油圧レバーRを下げ側に操
作して防除機Sを第1図仮想線図示のように基枠10が接
地するまで降下させる。このとき液体タンクが基枠10に
対し最前方位置にセットされているためタンク受枠18の
前部側と昇降リンク7のトップリンク5がラップする状
態となるが、タンク受枠18の前部側には昇降リンク7の
少なくともトップリンク5が通過可能な空間部Aが設け
られているため、防除機Sを最降下させた状態でもタン
ク受枠18はトップリンク5と干渉することはない。その
ため、薬液補給時、その都度タンクTを後方に移動させ
ることなく最前方位置にセットしたままの状態で薬液を
補給することができ、また、薬液補給後はそのまま防除
機Sを所定高さまで上昇させ素早く作業を再開できるの
で作業性が一層高められる。さらに空間部Aの存在によ
り、防除機Sの降下時、タンク受枠18やタンクTの破損
を防止できると共に、設計上タンクTの前方移動量を極
力大きくとることが可能となり、また、タンクTの本機
1に対するセット高さを低くできるので走行部との前後
バランスが改善され、しかも、タンク重心を下げること
ができるので安定状態で作業を行なうことができる。
考案の効果 上記したように本考案は、走行機体の後方に、ヒッチ
部を有する昇降リンクを介して液体タンクを備えた散布
作業機を着脱自在に装着し、上記液体タンクをタンク受
枠を介し基枠上をヒッチ部上方の前後方向に移動可能に
構成したものにおいて、前記タンク受枠の前部側に昇降
リンクの少なくともトップリンクが通過可能な空間部を
設けたから、散布作業機を最降下させた状態でもタンク
部が昇降リンクと干渉しないので、タンク受枠やタンク
の破損を防止できると共に、タンクの前方移動量を大き
くとることが可能となり、また、タンクのセット高さを
低くできるので走行部との前後バランスが改善され、し
かも、タンク重心を下げることができるので安定状態で
作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は乗用田植機の本機に防除機を連結した状態の全
体側面図、第2図は同上平面図、第3図は防除機の側面
図、第4図はタンク受枠に昇降リンク全巾が通過可能な
空間部を設けた例のタンク受枠と昇降リンクの関係を示
す概略平面図、第5図はタンク受枠とタンクの双方に空
間部を設けた例の概略正面図である。 1……走行機体、5……トップリンク、6……ロワリン
ク、7……昇降リンク、8……本機側ヒッチ部、9……
作業機側ヒッチ部、18……タンク受枠、A,A′……空間
ブーム、S……散布作業機(防除機)、T……液体タン
ク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体の後方に、ヒッチ部を有する昇降
    リンクを介して液体タンクを備えた散布作業機を着脱自
    在に装着し、上記液体タンクをタンク受枠を介し基枠上
    をヒッチ部上方の前後方向に移動可能に構成したものに
    おいて、前記タンク受枠の前部側に昇降リンクの少なく
    ともトップリンクが通過可能な空間部を設けたことを特
    徴とする液体散布装置。
JP1989133794U 1989-11-17 1989-11-17 液体散布装置 Expired - Lifetime JP2507746Y2 (ja)

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JP1989133794U JP2507746Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 液体散布装置

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JPH0370770U JPH0370770U (ja) 1991-07-16
JP2507746Y2 true JP2507746Y2 (ja) 1996-08-21

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