JP3320908B2 - 倒立型のチューブ容器 - Google Patents
倒立型のチューブ容器Info
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Description
侵入する水を排除できるようにした倒立型のチューブ容
器に関するものである。
キャップを装着し、該吐出キャップに三点ヒンジを介し
て蓋体を開閉自在に装備させた倒立型のチューブ容器が
ある。この場合の上記吐出キャップは、頂壁に、上記口
頸部内に通じる吐出口を有する他、三点ヒンジ有するた
めに、通常、外周形状をチューブ容器本体の胴部に適合
させてて大きく形成し、周囲に外装周壁を設けている。
しかしながら、普段、閉じた蓋体を下にして倒立させる
ため、洗面所、風呂場等の水場で使用するものでは、チ
ューブ容器本体とその外装周壁の縁部との間に生ずるわ
ずかな間隙から吐出キャップの裏側へ水が侵入し、これ
が次回にチューブ容器本体の内容物を吐出させる際に、
不意に流出して不快感を与え、甚だしくは、その水が腐
敗し、或いは、かびや雑菌の繁殖を伴い、衛生上の問題
を発生させる。そこで、その水を排出させるために、吐
出キャップの頂壁の後部に水抜き孔を穿設し、吐出キャ
ップの裏側に侵入した水をその水抜き孔から蓋体内に流
出させ、更に、三点ヒンジを形成のために蓋体に設けた
切込みをもってその水を外部へと流出させることが試み
られている(実開平5-72747 号公報)。
の頂壁に穿設した水抜き孔は、目に付き易く、甚だ見映
えが悪い。また、蓋体に設けた切込みは、排水の円滑さ
を欠く虞れがある。斯る点に鑑み、本発明は、水抜き孔
を目立たないようにするとともに、円滑にかつ速やかに
排水できるようにして、上記問題点を解決しようとする
ものである。
求項1の発明は、チューブ容器本体1の口頸部11に吐出
キャップ2を装着し、該吐出キャップにヒンジ4を介し
て蓋体3を開閉自在に装備させた倒立型のチューブ容器
において、上記吐出キャップ2の頂壁21外周縁のコーナ
ー部分22に吐出キャップ用水抜き孔23を穿設し、上記蓋
体3の頂壁31の外周縁を短筒状の突縁32に形成するとと
もに、該突縁にて該突縁内周面に開孔させて蓋体用水抜
き孔33を穿設したことを特徴とする。
口頸部11に吐出キャップ2を装着し、該吐出キャップに
ヒンジ4を介して蓋体3を開閉自在に装備させた倒立型
のチューブ容器において、上記吐出キャップ2の頂壁21
外周縁のコーナー部分22を面取りし、該面取り部221 の
適所に複数の吐出キャップ用水抜き孔23を穿設し、上記
蓋体3の頂壁31の外周縁を短筒状の突縁32に形成すると
ともに、該突縁にて該突縁内周面に開孔させて複数の蓋
体用水抜き孔33を穿設したことを特徴とする。
体1の口頸部11に吐出キャップ2を装着し、該吐出キャ
ップにヒンジ4を介して蓋体3を開閉自在に装備させた
倒立型のチューブ容器において、上記吐出キャップ2の
頂壁21外周縁のコーナー部分22を面取りし、該面取り部
221 の適所に複数の吐出キャップ用水抜き孔23を穿設
し、上記蓋体3の頂壁31の外周縁を短筒状の突縁32に形
成するとともに、該突縁にて該突縁内周面に開孔させて
複数の蓋体用水抜き孔33を穿設し、かつ、それらの吐出
キャップ用水抜き孔23と蓋体用水抜き孔33とを位置的に
対応させたことを特徴とする。
も、倒立姿勢において、吐出キャップ2の裏側に侵入し
た水は、吐出キャップ用水抜き孔23を経て蓋体3に流入
し、蓋体用水抜き孔33を通って外部へと円滑にかつ速や
かに流出する。また、それらの水抜き孔23,33 は、位置
的に目立たないものとなる。
3の発明に係る倒立型のチューブ容器の実施例を示して
いる。図において、1は、チューブ容器本体、2は、該
チューブ容器の口頸部11に嵌着係合させた吐出キャッ
プ、3は、該吐出キャップに三点ヒンジ4を介して開閉
自在に装備させた蓋体であり、これらはいずれも合成樹
脂製で、吐出キャップ2、蓋体3及び三点ヒンジ4は、
開蓋状態で一体成形して成る。チューブ容器本体1は、
後端を一字状に閉じた円筒状の胴部13の先端に、肩部12
を介して該胴部のほぼ半分の径の口頸部11を有し、該口
頸部の外周面に係止突条14を周設している。なお、その
胴部13は薄肉で押しつぶし可能である。吐出キャップ2
は、頂壁21の中央に上記口頸部11に通じる吐出口24を設
け、頂壁21の内面に上記口頸部11の内外に嵌着係合させ
る嵌着小筒25と係合筒26を設け、かつ、該係合筒の内周
面に上記口頸部11の係止突条14と係合させる係合凹溝27
を形成し、また、頂壁21の周縁にチューブ容器本体1の
胴部13の外径よりやや小さい外径を有する外装周壁28を
周設し、更に、吐出キャップ2の頂壁21のコーナー部分
22を面取りし、該面取り部221 の適所に複数の吐出キャ
ップ用水抜き孔23を穿設している(図1では三点ヒンジ
4の両側)。そして、その頂壁21の上記係合筒26と上記
外装周壁28との間の内面を、水の流れを容易にするため
に、倒立姿勢において、上記水抜き孔23の近傍(図1で
は三点ヒンジ4の側)が低く、遠くになるに従い次第に
高くなる傾斜面に形成している。蓋体3は、頂壁31の周
縁に上記外装周壁28に対応させて周壁34を設け、かつ、
頂壁31の内面中央に上記吐出口24に抜き差し自在に嵌挿
させる栓部35を形成しており、更に、頂壁31の外周縁を
短筒状の突縁32に形成するとともに、該突縁にて該突縁
内周面に開孔させて複数の蓋体用水抜き孔33を穿設し、
これらの蓋体用水抜き孔33を上記吐出キャップ用水抜き
孔23に位置的に対応させている(図1では三点ヒンジ4
の両側)。また、この場合も、その頂壁31の内面を、水
の流れを容易にするために、倒立姿勢において、上記水
抜き孔33の近傍(図1では三点ヒンジ4の側)が低く、
遠くになるに従い次第に高くなる傾斜面に形成してい
る。
にクリーム状物等の内容物を収容し、普段は倒立させて
おき、その内容物を吐出させるときは、従来通り、チュ
ーブ容器本体1を握って取り上げ、蓋体3を開けて、チ
ューブ容器本体1を圧搾し、吐出キャップ2の吐出口24
から内容物を吐出させればよいが、その倒立状態のとき
に、チューブ容器本体1の胴部13を伝って吐出キャップ
2の裏側に侵入した水は、吐出キャップ用水抜き孔23を
経て蓋体3に流入し、蓋体用水抜き孔33を通って外部へ
と流出する。
吐出キャップ2の頂壁21外周縁のコーナー部分22に吐出
キャップ用水抜き孔23を穿設し、上記蓋体3の頂壁31の
外周縁を短筒状の突縁32に形成するとともに、該突縁に
て該突縁内周面に開孔させて蓋体用水抜き孔33を穿設し
ているので、それらの水抜き孔23,33を位置的に目立た
ないものとすることができ、また、倒立態勢において吐
出キャップ2の裏側に侵入した水をそれらの水抜き孔2
3,33により円滑にかつ速やかに外部へ排出させること
ができ、しかも、簡単な構成にできて、安価に提供でき
る。
ば、吐出キャップ用水抜き孔23は、そのコーナー部分22
を面取りして、該面取り部221 の適所に複数を穿設し、
蓋体用水抜き孔33も複数としているので、より円滑にか
つ速やかに排水させることができる。
の吐出キャップ用水抜き孔23と蓋体用水抜き孔33とを位
置的に対応させているので、より一層円滑にかつ速やか
に排水させることができる。
チューブ容器の実施例を示す閉蓋態勢における截断側面
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】チューブ容器本体1の口頸部11に吐出キャ
ップ2を装着し、該吐出キャップにヒンジ4を介して蓋
体3を開閉自在に装備させた倒立型のチューブ容器にお
いて、上記吐出キャップ2の頂壁21外周縁のコーナー部
分22に吐出キャップ用水抜き孔23を穿設し、上記蓋体3
の頂壁31の外周縁を短筒状の突縁32に形成するととも
に、該突縁にて該突縁内周面に開孔させて蓋体用水抜き
孔33を穿設したことを特徴とする倒立型のチューブ容
器。 - 【請求項2】 チューブ容器本体1の口頸部11に吐出キ
ャップ2を装着し、該吐出キャップにヒンジ4を介して
蓋体3を開閉自在に装備させた倒立型のチューブ容器に
おいて、上記吐出キャップ2の頂壁21外周縁のコーナー
部分22を面取りし、該面取り部221 の適所に複数の吐出
キャップ用水抜き孔23を穿設し、上記蓋体3の頂壁31の
外周縁を短筒状の突縁32に形成するとともに、該突縁に
て該突縁内周面に開孔させて複数の蓋体用水抜き孔33を
穿設したことを特徴とする倒立型のチューブ容器。 - 【請求項3】 チューブ容器本体1の口頸部11に吐出キ
ャップ2を装着し、該吐出キャップにヒンジ4を介して
蓋体3を開閉自在に装備させた倒立型のチューブ容器に
おいて、上記吐出キャップ2の頂壁21のコーナー部分22
を面取りし、該面取り部221 の適所に複数の吐出キャッ
プ用水抜き孔23を穿設し、上記蓋体3の頂壁31の外周縁
を短筒状の突縁32に形成するとともに、該突縁にて該突
縁内周面に開孔させて複数の蓋体用水抜き孔33を穿設
し、かつ、それらの吐出キャップ用水抜き孔23と蓋体用
水抜き孔33とを位置的に対応させたことを特徴とする倒
立型のチューブ容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18643894A JP3320908B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 倒立型のチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0826309A JPH0826309A (ja) | 1996-01-30 |
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Family
ID=16188454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18643894A Expired - Fee Related JP3320908B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 倒立型のチューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320908B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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JP2015113165A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 大日本印刷株式会社 | チューブ容器及びキャップ |
JP6198136B2 (ja) * | 2013-12-13 | 2017-09-20 | 大日本印刷株式会社 | チューブ容器及びキャップ |
-
1994
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