JP3113185U - 容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】倒立させ得るチューブ容器の栓内に水が侵入することを防止することによって、中味の品質の低下を防止できるチューブ容器を提供する。
【解決手段】容器本体と栓とを備え、栓を用いて倒立させて保管使用し得るように構成された容器において、栓の内部に対し外部から水が侵入することを防止するための、容器本体の開口部を設けた部位の周辺の肩部から、栓の外寸よりやや大きい内寸のリブを、肩部の周回上に渡って、その下端が栓の外装部の上端縁より更に下方に延在するように設けた浸水防止手段、又は外蓋体を閉じている際の外蓋体の容器本体に向かって凹落した空間を極力減らすような構造を有する浸水防止手段、又はヒンジ部に外蓋体を閉じているときにも隙間が形成されるような栓の内外に連通した孔があって進入した水が、自然に排水されるように構成された浸水防止手段を備える。
【選択図】図1
【解決手段】容器本体と栓とを備え、栓を用いて倒立させて保管使用し得るように構成された容器において、栓の内部に対し外部から水が侵入することを防止するための、容器本体の開口部を設けた部位の周辺の肩部から、栓の外寸よりやや大きい内寸のリブを、肩部の周回上に渡って、その下端が栓の外装部の上端縁より更に下方に延在するように設けた浸水防止手段、又は外蓋体を閉じている際の外蓋体の容器本体に向かって凹落した空間を極力減らすような構造を有する浸水防止手段、又はヒンジ部に外蓋体を閉じているときにも隙間が形成されるような栓の内外に連通した孔があって進入した水が、自然に排水されるように構成された浸水防止手段を備える。
【選択図】図1
Description
チューブの一端を閉塞し、他端に開閉自在に構成された栓を装着してなる所謂チューブ容器と呼ばれる容器、特に、栓を用いて倒立させて保管使用し得るように構成された倒立させ得る容器に関する。
従来、チューブ容器は中味が収容された状態で市販され、広く一般に普及している。チューブ容器の開閉自在に構成された栓は、図5に示すようなチューブ本体の開口部を設けてなる首部に設けられたアンダーカットに対して嵌合し得るように構成されたワンタッチ開閉のものや図4に示すようなネジ嵌合によるものなどがある。それらの栓は、単にチューブ本体の開口部を開閉するためのものと、栓を用いて倒立させ得るように工夫されたものとの二種に大別できる。これらの二種の栓は、主に中味や用途などによって適宜選択されるものであり、前者は主に、使用毎にチューブ本体を折り曲げて内部容積を縮めて行きながら使用するとよいような中味や低粘性の流動体を中味として扱う場合に選ばれることが多く、後者は高粘性の中味であっても使用の際に片手などでも簡単に素早く中味を取り出せるようにしたい場合に選ばれることが多い。例えばそのようなものとしては、洗顔料やヘアコンディショナー、リンス或いは練り歯磨きなどが挙げられる。
この後者の倒立させ得るチューブ容器の栓の構造は、図4に示すように、安定性と使い易さを向上させ見栄えをよくする目的で、殆どの場合、栓の外寸がチューブ本体の外寸と近い大きさに設計され、そのチューブ本体の外寸と近い外寸の外装体と、チューブ本体の開口部を閉塞するための内栓とからなる二重構造になっている。
ところが、上述の如くの構造によって安定性や使い易さ、見栄えなどを改善できる一方、例えば、洗顔料を中味として収容してなる製品の場合、洗顔料などは浴室内に置いて使用される場合が多く、その場合にはシャワーや浴室のお湯や結露水などが容器に付着し、栓とチューブ本体との間やワンタッチ栓部の内部に水が侵入してしまうという問題が生じていた(図5参照)。その状態で、チューブ容器を使用しようとすると、栓の2重構造部やワンタッチ栓部に入っていた水が手などにかかってヒヤッとさせられたり(図6参照)、開口部周辺に付着した内容物が薄められた状態或いは溶解した状態になったりして品質の低下した内容物が、内容物の取り出し時に、内容物と共に出て来てしまうという問題があった。さらには、そればかりか内部にカビが生えたり、微生物が繁殖して衛生的にも大きな問題が発生する畏れがあった。
本発明は、上述の如くの問題点に鑑みてなされたものであり、倒立させ得るチューブ容器の栓内に水が侵入することを防止若しくは抑制することによって、中味の品質の低下を防止できて、衛生状態の悪化を抑制することができるチューブ容器を提供せんとするものである。
一端が閉塞され、他端に開口部を有する容器本体と、この容器本体の開口部を自在に開閉するための栓とを備え、前記栓を用いて倒立させて保管使用し得るように構成された容器において、前記栓の内部若しくは開口部周辺に対し外部から水が侵入することを防止乃至抑制するための浸水防止手段を少なくとも1つ備えることを特徴とする。また、容器本体が、樹脂製のチューブからなることを特徴とする。
浸水防止手段が、容器本体の開口部を設けた部位の周辺の肩部から、栓の外寸よりやや大きい内寸のリブを、前記肩部の周回上に渡って、その下端が前記栓の外装部の上端縁より更に下方に延在するように設けてなることを特徴とする。また、浸水防止手段が、外蓋体を閉じている際の外蓋体の容器本体に向かって凹落した空間を極力減らすような構造であることを特徴とする。また、浸水防止手段が、ヒンジ部に、外蓋体を閉じているときにも隙間が形成されるような栓の内外に連通した孔があって、進入した水が自然に排水されるように構成されるものであることを特徴とする。そして、浸水防止手段が、以上の浸水防止手段から選ばれる何れか2つ以上を組み合わせてなることを特徴としたものであってもよい。
また、栓が、開口部に装着するための内栓と、容器本体の外径と近い外径にするための外装体とを有することを特徴とする。或いは、栓が、開口部に装着するための内栓と、容器本体の外径と近い外径にするための外装体と、容器本体の内部に通じた連通孔とからなる取付部と、この取付部の連通孔を自在に開閉し得るように構成された外蓋体とを有することを特徴とする。さらに、外蓋体が、取付部に対してヒンジを介して連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、浴室や洗面所などの水回り位置で使用される内容物を収容した製品がそれらの場所で使用されたとしても、従来と殆ど変わらない製造工程及び製造コストにして、倒立させ得るチューブ容器の栓内に水が侵入することを防止若しくは抑制することができるという効果がある。そして、この効果によって、中味の品質の低下を防止すると共に、衛生状態を悪化することを防止乃至抑制できるという効果がある。
この考案の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。図1は、本考案の倒立させ得る容器(1)の構造を示す断面図であり、図2は本考案のヒンジ(2)部の様子を示す斜視図であり、図3は図1の容器(1)に水滴が付着した状態を示す断面図である。
この発明の好ましい実施の形態は、一端が閉塞され、他端に開口部(3)を有する容器本体(5)と、該開口部(3)を自在に開閉し得る栓体(4)とを備え、該栓体(4)による開口部(3)の閉塞時には、該栓体(4)を用いて容器本体(5)を倒立させることができ、これら容器本体(5)又は栓体(4)の少なくとも何れか一方に浸水防止手段が設けられた構成を採る。
前記開口部(3)は、栓体(4)を装着し得るように構成された容器本体(5)よりも細身に形成される内部が中空状の首部(6)の先端に設けられ、該首部(6)の先端に設けられた開口部(3)を通じて容器本体(5)の内外が連通するように構成される。首部(6)の外径は容器本体(5)の外径よりも小さく、従って該首部(6)の周回上に渡って容器本体(5)との間に段差状の肩部が形成される。この肩部の周縁には、該肩部の周縁から下方に突出してなる浸水防止壁(7)が該肩部の周縁全体に渡って形成される。この一連の浸水防止壁(7)の内径は、栓体(4)の外径よりやや大きくなるように形成される。また、該浸水防止壁(7)の下端は、前記栓体(4)の外装体(8)の上端縁より更に下方に延在するように構成され、水(W)の進入を防止乃至抑制する浸水防止手段としての役割を果たし得るように構成されている。このように形成される容器本体(5)は、剛体ボトル様のものであってもよいが、高粘性の中味などを扱う場合には、容器本体(5)を押したり、しごいたりできることが好ましく、このような観点からは、好ましくは可撓性素材からなるチューブを好適に用いることができる。このようなチューブを、容器本体(5)として用いたものを示したのが図1である。
図1に示すように、首部(6)には、その高さ方向のほぼ中腹位置に首部(6)の周回上に渡って、外方へ突出させたリブ状のアンダーカット(9)が形成されている。勿論、このアンダーカット(9)は、栓体(4)を容器本体(5)に装着する際の栓体(4)の抜け止としての役割を有するものであり、この役割を果たすものであればアンダーカット(9)に限らず、螺旋山を設けて栓体(4)を首部(6)に対して螺合するようにするなどしてもよい。
栓体(4)は、好ましくは装着部(10)と、ワンタッチで開閉し得る蓋状部(11)とから構成され、装着部を介して容器本体(5)の首部(6)に装着される。勿論、栓体(4)は装着部(10)と蓋状部(11)とに明確な境界がなく、独立的でない一体的な構成であってもよい。
装着部(10)は、首部(6)を覆うように形成され首部のアンダーカット(9)に係合される係止部(12)を内側に設けてなる内栓(13)と、外径が容器本体(5)の外径よりも僅かに細目に形成され前記内栓(13)と同心状に位置するように構成される外装体(8)と、この外装体(8)と内栓(13)とをそれらの下端部同士で連結するための盤状連結部(14)とを有する構成となっている。また、この盤状連結部(14)のほぼ中央部には、その表裏面に貫通した貫通孔(15)が形成され、首部(6)への装着時には開口部(3)と貫通孔(15)とが連通するようになっている。また、図1〜3に示すように、上述のそれぞれ異なる浸水防止手段を併用することができ、この場合、より一層の浸水防止乃至抑制効果が期待できて好ましい。
蓋状部(11)は、装着部(10)の貫通孔(15)をワンタッチで開閉し得るように構成された蓋体(16)を有し、この蓋体(16)がヒンジ(2)を介して装着部(10)に連結されている。そしてこの蓋状部(11)は、好ましくは蓋体(16)を閉じている状態において、容器本体(5)に向かって凹落した空間(17)が該蓋体(16)に極力存在しないように形成することで浸水領域を減少若しくは無くし、浸水を防止乃至抑制する浸水防止手段を施す。また、ヒンジ(2)或いはその周辺部に、蓋体(16)を閉じているときにも栓体(4)の内外に連通した隙間が形成されるような排水孔(18)を設け(図2参照)、栓体(4)内に進入した水(W)が自然に排水されるように構成して浸水防止手段としてもよい。
1 容器
2 ヒンジ
3 開口部
4 栓体
5 容器本体
6 首部
7 浸水防止壁
8 外装体
9 アンダーカット
10 装着部
11 蓋状部
12 係止部
13 内栓
14 盤状連結部
15 貫通孔
16 蓋体
17 凹落した空間
18 排水孔
W 水
2 ヒンジ
3 開口部
4 栓体
5 容器本体
6 首部
7 浸水防止壁
8 外装体
9 アンダーカット
10 装着部
11 蓋状部
12 係止部
13 内栓
14 盤状連結部
15 貫通孔
16 蓋体
17 凹落した空間
18 排水孔
W 水
Claims (9)
- 一端が閉塞され、他端に開口部を有する容器本体と、この容器本体の開口部を自在に開閉するための栓とを備え、前記栓を用いて倒立させて保管使用し得るように構成された容器において、前記栓の内部若しくは開口部周辺に対し外部から水が侵入することを防止乃至抑制するための浸水防止手段を少なくとも1つ備えることを特徴とする容器。
- 浸水防止手段が、容器本体の開口部を設けた部位の周辺の肩部から、栓の外寸よりやや大きい内寸のリブを、前記肩部の周回上に渡って、その下端が前記栓の外装部の上端縁より更に下方に延在するように設けてなることを特徴とする請求項1記載の容器。
- 浸水防止手段が、外蓋体を閉じている際の外蓋体の容器本体に向かって凹落した空間を極力減らすような構造であることを特徴とする請求項1又は2記載の容器。
- 浸水防止手段が、ヒンジ部に、外蓋体を閉じているときにも隙間が形成されるような栓の内外に連通した孔があって、進入した水が自然に排水されるように構成されるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の容器。
- 浸水防止手段が、請求項2乃至4に記載の浸水防止手段から選ばれる何れか2つ以上を組み合わせてなることを特徴とする請求項1記載の容器。
- 容器本体が、樹脂製のチューブからなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の容器。
- 栓が、開口部に装着するための内栓と、容器本体の外径と近い外径にするための外装体とを有することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の容器。
- 栓が、開口部に装着するための内栓と、容器本体の外径と近い外径にするための外装体と、容器本体の内部に通じた連通孔とからなる取付部と、この取付部の連通孔を自在に開閉し得るように構成された外蓋体とを有することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の容器。
- 外蓋体が、取付部に対してヒンジを介して連結されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003874U JP3113185U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005003874U JP3113185U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 容器 |
Publications (1)
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JP3113185U true JP3113185U (ja) | 2005-09-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019011101A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 株式会社吉野工業所 | チューブ容器 |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005003874U patent/JP3113185U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019011101A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 株式会社吉野工業所 | チューブ容器 |
JP7009023B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-01-25 | 株式会社吉野工業所 | チューブ容器 |
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