JP3316317B2 - 画像データ表示装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ表示装置に
関し、特に複数の単色画像データを使用する画像端末機
や、複数のメニューを使用し、そのメニュー切り替えに
高速性が要求される情報処理装置に用いられる画像デー
タ表示装置に関する。
関し、特に複数の単色画像データを使用する画像端末機
や、複数のメニューを使用し、そのメニュー切り替えに
高速性が要求される情報処理装置に用いられる画像デー
タ表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】複数色分のデータをそれぞれ記憶する複
数のＶＲＡＭの画像データを個別に表示する画像表示装
置が、特開平５−２７７３５号公報に開示されている。
この画像データ表示方法は、パレットデータの書き換え
を行うことにより、任意のＶＲＡＭの画像データを単色
表示とするものである。 図９は、この従来の画像デー
タ表示方法を適用する画像データ表示装置の構成を示す
ブロック図である。
数のＶＲＡＭの画像データを個別に表示する画像表示装
置が、特開平５−２７７３５号公報に開示されている。
この画像データ表示方法は、パレットデータの書き換え
を行うことにより、任意のＶＲＡＭの画像データを単色
表示とするものである。 図９は、この従来の画像デー
タ表示方法を適用する画像データ表示装置の構成を示す
ブロック図である。
【０００３】画像データ表示装置は、画像データを書き
込むデータ展開手段１と、複数色分のデータを記憶する
ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎと、画像データを書き込むときにそ
の複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎの任意の一つを選択す
るスイッチ３と、表示色を定義するパレットデータを使
用して複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎから読み出される
画像データに対して表示色を指定するパレット４と、パ
レット４が指定する表示色を設定するパレット設定手段
５と、画像データを表示するＣＲＴ等の表示デバイス６
とを具備している。
込むデータ展開手段１と、複数色分のデータを記憶する
ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎと、画像データを書き込むときにそ
の複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎの任意の一つを選択す
るスイッチ３と、表示色を定義するパレットデータを使
用して複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎから読み出される
画像データに対して表示色を指定するパレット４と、パ
レット４が指定する表示色を設定するパレット設定手段
５と、画像データを表示するＣＲＴ等の表示デバイス６
とを具備している。
【０００４】次に、この従来例の動作について説明す
る。
る。
【０００５】画像データを書き込むときに、スイッチ３
によりＶＲＡＭ２ａ〜２ｎの任意の一つが選択され、デ
ータ展開手段１により選択されたＶＲＡＭに画像データ
が書き込まれる。一方、パレット設定手段５によりパレ
ット４が指定する表示色が予め設定される。そして、画
像を表示する際、パレット４により表示色を定義するパ
レットデータが使用されて複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２
ｎから読み出される画像データに対して表示色が指定さ
れ、表示デバイス６に画像データが表示される。なお、
既にＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込まれているデータが読
み出され、そのデータに対して演算が行われ、再度ＶＲ
ＡＭに書き込むことにより、既にＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに
書き込まれている画像データに対する演算を実現してい
る。また、上述した従来例においては、画像データを複
数色のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込む際、書き込み対象
となる任意のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎが順に１枚づつ選択さ
れ、それぞれのＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに対して画像データ
の書き込みを行うことにより画像データを複数色のＶＲ
ＡＭ２ａ〜２ｎに書き込む機能を実現している。更に、
ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎへの画像データの書き込み前に演算
が行われ、その結果がＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込まれ
ることによって書き込み画像データに対する演算結果を
ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込む機能を実現している。
によりＶＲＡＭ２ａ〜２ｎの任意の一つが選択され、デ
ータ展開手段１により選択されたＶＲＡＭに画像データ
が書き込まれる。一方、パレット設定手段５によりパレ
ット４が指定する表示色が予め設定される。そして、画
像を表示する際、パレット４により表示色を定義するパ
レットデータが使用されて複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２
ｎから読み出される画像データに対して表示色が指定さ
れ、表示デバイス６に画像データが表示される。なお、
既にＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込まれているデータが読
み出され、そのデータに対して演算が行われ、再度ＶＲ
ＡＭに書き込むことにより、既にＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに
書き込まれている画像データに対する演算を実現してい
る。また、上述した従来例においては、画像データを複
数色のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込む際、書き込み対象
となる任意のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎが順に１枚づつ選択さ
れ、それぞれのＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに対して画像データ
の書き込みを行うことにより画像データを複数色のＶＲ
ＡＭ２ａ〜２ｎに書き込む機能を実現している。更に、
ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎへの画像データの書き込み前に演算
が行われ、その結果がＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込まれ
ることによって書き込み画像データに対する演算結果を
ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎに書き込む機能を実現している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】特開平５−２７７３５
号公報に開示されている画像データ表示装置では、パレ
ットデータの書き換えを行うことにより、任意のＶＲＡ
Ｍ２ａ〜２ｎの画像データを単色表示とし、現在表示中
のＶＲＡＭから別のＶＲＡＭへの表示切り替えを実現す
る場合、ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎの枚数が増加するに従って
書き換えるパレットの数が増加し（パレット数は２のＶ
ＲＡＭ枚数乗存在する）、結果的には表示切り替えの速
度が低下してしまう。また、書き換えパレットが増加し
た場合、そのパレットを順に切り替えていく過程におい
て、ある瞬間に表示対象以外の画像データが表示されて
しまうという問題点がある。図１０は、パレットの書き
換え過程の状態遷移を、ＶＲＡＭが、例えば、Ｒ，Ｇ，
Ｂの３枚（カラーパレット数＝２3＝８）の場合につい
て示す図である。図１０の２１は、図９のＶＲＡＭ２ａ
のデータのみを表示しているときのカラーパレットの状
態を示している。図１０の２２−２８は、図１０の２１
から２９に至るまでにカラーパレットを０から順に書き
換えていく際のカラーパレットの状態を示している。
号公報に開示されている画像データ表示装置では、パレ
ットデータの書き換えを行うことにより、任意のＶＲＡ
Ｍ２ａ〜２ｎの画像データを単色表示とし、現在表示中
のＶＲＡＭから別のＶＲＡＭへの表示切り替えを実現す
る場合、ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎの枚数が増加するに従って
書き換えるパレットの数が増加し（パレット数は２のＶ
ＲＡＭ枚数乗存在する）、結果的には表示切り替えの速
度が低下してしまう。また、書き換えパレットが増加し
た場合、そのパレットを順に切り替えていく過程におい
て、ある瞬間に表示対象以外の画像データが表示されて
しまうという問題点がある。図１０は、パレットの書き
換え過程の状態遷移を、ＶＲＡＭが、例えば、Ｒ，Ｇ，
Ｂの３枚（カラーパレット数＝２3＝８）の場合につい
て示す図である。図１０の２１は、図９のＶＲＡＭ２ａ
のデータのみを表示しているときのカラーパレットの状
態を示している。図１０の２２−２８は、図１０の２１
から２９に至るまでにカラーパレットを０から順に書き
換えていく際のカラーパレットの状態を示している。
【０００７】カラーパレットの数だけのカラーパレット
設定が発生することにより、図１０の２４、２５、２６
では目的としないＶＲＡＭの画像データが表示されてし
まう状態が発生する。このような欠点は、表示切り替え
時に全てのパレットデータの書き換えを行うために発生
する。
設定が発生することにより、図１０の２４、２５、２６
では目的としないＶＲＡＭの画像データが表示されてし
まう状態が発生する。このような欠点は、表示切り替え
時に全てのパレットデータの書き換えを行うために発生
する。
【０００８】また、複数のＶＲＡＭに書き込まれたデー
タに対する演算を行う場合、既にＶＲＡＭに書き込まれ
ている内容を読み出す必要があるため、表示速度が低下
するという欠点がある。更に、ＶＲＡＭ内の表示データ
が書き変わってしまうために、演算前のデータに戻す場
合も同等の処理が必要となる欠点がある。
タに対する演算を行う場合、既にＶＲＡＭに書き込まれ
ている内容を読み出す必要があるため、表示速度が低下
するという欠点がある。更に、ＶＲＡＭ内の表示データ
が書き変わってしまうために、演算前のデータに戻す場
合も同等の処理が必要となる欠点がある。
【０００９】更に、複数のＶＲＡＭに同一データを書き
込む際、書き込みたいＶＲＡＭを順に選択して書き込む
場合、書き込むＶＲＡＭ数分の画像データ転送処理が必
要となるため、書き込み速度が低下するという問題点が
ある。
込む際、書き込みたいＶＲＡＭを順に選択して書き込む
場合、書き込むＶＲＡＭ数分の画像データ転送処理が必
要となるため、書き込み速度が低下するという問題点が
ある。
【００１０】また、書き込みデータに対して、ある種の
演算を行った結果をＶＲＡＭに書き込む場合、書き込み
処理が複雑になり、書き込み速度が低下する欠点があ
る。
演算を行った結果をＶＲＡＭに書き込む場合、書き込み
処理が複雑になり、書き込み速度が低下する欠点があ
る。
【００１１】本発明の第１の目的は、パレットデータの
内容を固定化し、その書き換えによる表示切り替えを高
速化し、表示したいＶＲＡＭのみを表示することであ
る。本発明の第２の目的は、既にＶＲＡＭに書き込まれ
ているデータに対してなんら変更を加えず、表示速度を
低下させることなく、表示データの演算を行うことであ
る。本発明の第３の目的は、同一データを複数のＶＲＡ
Ｍに書き込む場合に１回の書き込み処理で複数のＶＲＡ
Ｍへの書き込みを実現することにより、データ転送速度
を高速化することである。本発明の第４の目的は、画像
データ書き込み処理の速度を低下させることなく、目的
とする演算結果の画像データをＶＲＡＭに書き込むこと
である。
内容を固定化し、その書き換えによる表示切り替えを高
速化し、表示したいＶＲＡＭのみを表示することであ
る。本発明の第２の目的は、既にＶＲＡＭに書き込まれ
ているデータに対してなんら変更を加えず、表示速度を
低下させることなく、表示データの演算を行うことであ
る。本発明の第３の目的は、同一データを複数のＶＲＡ
Ｍに書き込む場合に１回の書き込み処理で複数のＶＲＡ
Ｍへの書き込みを実現することにより、データ転送速度
を高速化することである。本発明の第４の目的は、画像
データ書き込み処理の速度を低下させることなく、目的
とする演算結果の画像データをＶＲＡＭに書き込むこと
である。
【００１２】
【００１３】
【００１４】
【課題を解決するための手段】前述の第３および第４の
目的は、複数色分の画像データをそれぞれ記憶する複数
の表示メモリと、該表示メモリに画像データを書き込む
ためのデータ展開手段とを有する画像データ表示装置で
あって、データ展開手段と前記表示メモリとの間に、書
き込みデータ選択手段と、書き込みデータ演算設定手段
と、書き込みデータ演算手段とを具備しており、該書き
込みデータ選択手段は、データの書き込みが要求される
任意の複数の表示メモリを選択し、該書き込みデータ演
算設定手段は、演算方法と演算データを設定し、該書き
込みデータ演算手段は、各データ展開手段において画像
データに対する演算を行うことなく該書き込みデータ演
算設定手段により設定された演算方法と演算データによ
って、各表示メモリ手段に書き込むべき画像データに対
して独立した演算を実行し、その結果を各表示メモリに
書き込むことを特徴とする画像データ表示装置によって
達成される。
目的は、複数色分の画像データをそれぞれ記憶する複数
の表示メモリと、該表示メモリに画像データを書き込む
ためのデータ展開手段とを有する画像データ表示装置で
あって、データ展開手段と前記表示メモリとの間に、書
き込みデータ選択手段と、書き込みデータ演算設定手段
と、書き込みデータ演算手段とを具備しており、該書き
込みデータ選択手段は、データの書き込みが要求される
任意の複数の表示メモリを選択し、該書き込みデータ演
算設定手段は、演算方法と演算データを設定し、該書き
込みデータ演算手段は、各データ展開手段において画像
データに対する演算を行うことなく該書き込みデータ演
算設定手段により設定された演算方法と演算データによ
って、各表示メモリ手段に書き込むべき画像データに対
して独立した演算を実行し、その結果を各表示メモリに
書き込むことを特徴とする画像データ表示装置によって
達成される。
【００１５】
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【作用】 請求項１に記載の画像データ表示装置において
は、書き込みデータ演算手段は、書き込みデータに対し
て書き込みデータ演算設定手段により設定された演算方
法と演算データに基づいて演算動作を行う。書き込みデ
ータ演算手段は、各表示メモリ毎に任意の演算を行うこ
とができ、それぞれの結果を各表示メモリに書き込む。
は、書き込みデータ演算手段は、書き込みデータに対し
て書き込みデータ演算設定手段により設定された演算方
法と演算データに基づいて演算動作を行う。書き込みデ
ータ演算手段は、各表示メモリ毎に任意の演算を行うこ
とができ、それぞれの結果を各表示メモリに書き込む。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の画像データ表示装置の実施例
を図を参照しながら説明する。
を図を参照しながら説明する。
【００２１】本実施例の画像データ表示装置は、図１に
示すように、画像データを書き込むデータ展開手段１
と、複数色分のデータを記憶する表示メモリとしてのＶ
ＲＡＭ２ａ〜２ｎと、データを書き込むことが要求され
るＶＲＡＭ２ａ〜２ｎを選択する書き込みデータ選択機
構７及び書き込みデータ選択部８と、演算方法と演算デ
ータを設定する書き込みデータ演算設定手段９と、書き
込みデータ演算設定手段９により設定された演算方法と
演算データによって書き込み画像データの演算を行い、
各データ展開手段１において画像データに対する演算を
行うことなく、かつ各ＶＲＡＭに書き込む画像データに
対して独立した演算を実行し、その結果を各ＶＲＡＭ２
ａ〜２ｎに書き込む書き込みデータ演算手段１０と、演
算方法と演算データを設定する表示データ演算設定手段
１１と、表示データ演算設定手段１１により設定された
演算方法と演算データによって画像データの演算を行
い、各ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎからの出力に対して既に書き
込まれている画像データを変更することなく、かつ各Ｖ
ＲＡＭ２ａ〜２ｎに対して独立した演算を実行する表示
データ演算手段１２と、表示対象となる画像データが書
き込まれている任意のＶＲＡＭをパレットに対して、画
像データが出力されるか画像データが出力されないかの
判定を行うと共に、表示対象のＶＲＡＭのデータのみを
パレット４に出力する表示データ選択機構１３及び表示
データ選択部１４と、表示色を定義するパレットデータ
を使用して複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎから読み出さ
れる画像データに対して表示色を指定するパレット４
と、パレット４が指定する表示色を設定するパレット設
定手段５と、画像データを表示するＣＲＴ等の表示デバ
イス６とを具備している。
示すように、画像データを書き込むデータ展開手段１
と、複数色分のデータを記憶する表示メモリとしてのＶ
ＲＡＭ２ａ〜２ｎと、データを書き込むことが要求され
るＶＲＡＭ２ａ〜２ｎを選択する書き込みデータ選択機
構７及び書き込みデータ選択部８と、演算方法と演算デ
ータを設定する書き込みデータ演算設定手段９と、書き
込みデータ演算設定手段９により設定された演算方法と
演算データによって書き込み画像データの演算を行い、
各データ展開手段１において画像データに対する演算を
行うことなく、かつ各ＶＲＡＭに書き込む画像データに
対して独立した演算を実行し、その結果を各ＶＲＡＭ２
ａ〜２ｎに書き込む書き込みデータ演算手段１０と、演
算方法と演算データを設定する表示データ演算設定手段
１１と、表示データ演算設定手段１１により設定された
演算方法と演算データによって画像データの演算を行
い、各ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎからの出力に対して既に書き
込まれている画像データを変更することなく、かつ各Ｖ
ＲＡＭ２ａ〜２ｎに対して独立した演算を実行する表示
データ演算手段１２と、表示対象となる画像データが書
き込まれている任意のＶＲＡＭをパレットに対して、画
像データが出力されるか画像データが出力されないかの
判定を行うと共に、表示対象のＶＲＡＭのデータのみを
パレット４に出力する表示データ選択機構１３及び表示
データ選択部１４と、表示色を定義するパレットデータ
を使用して複数色分のＶＲＡＭ２ａ〜２ｎから読み出さ
れる画像データに対して表示色を指定するパレット４
と、パレット４が指定する表示色を設定するパレット設
定手段５と、画像データを表示するＣＲＴ等の表示デバ
イス６とを具備している。
【００２２】書き込みデータ演算手段１０及び表示デー
タ演算手段１２は、図２に詳示するように、演算方法を
選択する演算選択スイッチ１５と、ＯＲ演算機構１６
と、ＡＮＤ演算機構１７と、ＮＯＴ演算機構１８と、無
演算機構１９と、演算データメモリ２０とから構成され
ている。
タ演算手段１２は、図２に詳示するように、演算方法を
選択する演算選択スイッチ１５と、ＯＲ演算機構１６
と、ＡＮＤ演算機構１７と、ＮＯＴ演算機構１８と、無
演算機構１９と、演算データメモリ２０とから構成され
ている。
【００２３】次に、本実施例の作用を図３のフローチャ
ートに沿って説明する。
ートに沿って説明する。
【００２４】画像データを書き込む際、書き込みデータ
選択部８によって書き込みデータ選択機構７が操作さ
れ、書き込み対象となるＶＲＡＭが選択される（ステッ
プ１）。そして、書き込みデータ演算設定手段９によっ
て書き込みデータ演算手段１０が操作され、書き込みデ
ータに対する演算方法の設定が行われ（ステップ２）、
かつ演算データの指定が行われる（ステップ３）。これ
らの前処理が完了した後、データ展開手段１によって画
像データが任意のＶＲＡＭに展開される（ステップ
４）。
選択部８によって書き込みデータ選択機構７が操作さ
れ、書き込み対象となるＶＲＡＭが選択される（ステッ
プ１）。そして、書き込みデータ演算設定手段９によっ
て書き込みデータ演算手段１０が操作され、書き込みデ
ータに対する演算方法の設定が行われ（ステップ２）、
かつ演算データの指定が行われる（ステップ３）。これ
らの前処理が完了した後、データ展開手段１によって画
像データが任意のＶＲＡＭに展開される（ステップ
４）。
【００２５】任意のＶＲＡＭデータを単色表示するため
に、カラーパレット４を、図４に示すように、パレット
番号０に表示色：黒１００、それ以外のパレットに表示
色：白１０１が設定される。表示したいＶＲＡＭは表示
データ選択部１４によって表示データ選択機構１３を操
作することにより選択される。表示データ選択機構１３
により選択されたＶＲＡＭのデータのみがカラーパレッ
ト４に出力され、選択されていないＶＲＡＭの出力デー
タは０となるため、表示したいＶＲＡＭのデータが１の
時のみカラーパレット４からの出力が表示色：白とな
る。表示したいＶＲＡＭを切り替える場合、表示データ
選択部１４により表示データ選択機構１３が操作され、
現在選択されているＶＲＡＭの出力が非選択され、新し
く表示したいＶＲＡＭの出力が選択される。表示デバイ
ス６に対する表示において目的としないＶＲＡＭの内容
が表示されず、表示のちらつきが発生しない。なお、現
在表示されている任意のＶＲＡＭデータに別の任意のＶ
ＲＡＭデータを重ね合わせて表示する場合においても、
表示データ選択機構１３を表示データ選択部１４により
操作することにより重ね合わせ表示許可／禁止が行え
る。この一例を図５に示す。図５では、ＶＲＡＭ２１ａ
には丸、２１ｂには三角、２１ｎには四角の画像データ
の内容が書き込まれている。図５のＶＲＡＭ２１ａのデ
ータのみが表示されている２２ａの状態において、ＶＲ
ＡＭ２１ｂのデータを重ねて表示する場合（状態２２
ｂ）、そのＶＲＡＭを表示選択（１１０）するだけで実
現できる。同様に、元に戻す場合は、ＶＲＡＭ２１ａの
みを表示選択（１１１）し、ＶＲＡＭ２１ｂのみを表示
したい場合（状態２２ｍ）、ＶＲＡＭ２１ｂのみを表示
選択（１１２）し、再度ＶＲＡＭ２１ａとＶＲＡＭ２１
ｂを重ねて表示する場合は両ＶＲＡＭを表示選択（１１
３）する。また、状態２２ａから状態２２ｍへの表示選
択（１１４）、状態２２ｍから状態２２ａへの表示選択
（１１５）も可能である。
に、カラーパレット４を、図４に示すように、パレット
番号０に表示色：黒１００、それ以外のパレットに表示
色：白１０１が設定される。表示したいＶＲＡＭは表示
データ選択部１４によって表示データ選択機構１３を操
作することにより選択される。表示データ選択機構１３
により選択されたＶＲＡＭのデータのみがカラーパレッ
ト４に出力され、選択されていないＶＲＡＭの出力デー
タは０となるため、表示したいＶＲＡＭのデータが１の
時のみカラーパレット４からの出力が表示色：白とな
る。表示したいＶＲＡＭを切り替える場合、表示データ
選択部１４により表示データ選択機構１３が操作され、
現在選択されているＶＲＡＭの出力が非選択され、新し
く表示したいＶＲＡＭの出力が選択される。表示デバイ
ス６に対する表示において目的としないＶＲＡＭの内容
が表示されず、表示のちらつきが発生しない。なお、現
在表示されている任意のＶＲＡＭデータに別の任意のＶ
ＲＡＭデータを重ね合わせて表示する場合においても、
表示データ選択機構１３を表示データ選択部１４により
操作することにより重ね合わせ表示許可／禁止が行え
る。この一例を図５に示す。図５では、ＶＲＡＭ２１ａ
には丸、２１ｂには三角、２１ｎには四角の画像データ
の内容が書き込まれている。図５のＶＲＡＭ２１ａのデ
ータのみが表示されている２２ａの状態において、ＶＲ
ＡＭ２１ｂのデータを重ねて表示する場合（状態２２
ｂ）、そのＶＲＡＭを表示選択（１１０）するだけで実
現できる。同様に、元に戻す場合は、ＶＲＡＭ２１ａの
みを表示選択（１１１）し、ＶＲＡＭ２１ｂのみを表示
したい場合（状態２２ｍ）、ＶＲＡＭ２１ｂのみを表示
選択（１１２）し、再度ＶＲＡＭ２１ａとＶＲＡＭ２１
ｂを重ねて表示する場合は両ＶＲＡＭを表示選択（１１
３）する。また、状態２２ａから状態２２ｍへの表示選
択（１１４）、状態２２ｍから状態２２ａへの表示選択
（１１５）も可能である。
【００２６】次に、表示データに対する演算例を図６に
基づき説明する。図６の３１ａにはＶＲＡＭに書き込ま
れている内容を無演算で表示した場合の表示デバイス６
の表示内容が示されており、３１ｂにはＶＲＡＭの画像
データに対して演算データ「０」でＡＮＤ演算を行った
結果を表示した場合の表示デバイス６の表示内容が示さ
れており、３２にはＶＲＡＭの画像データに対して演算
データ「１」でＯＲ演算を行った結果を表示した場合の
表示デバイス６の内容が表示されており、３３ではＶＲ
ＡＭの画像データに対してＮＯＴ演算を行った結果を表
示した場合の表示デバイス６の表示内容が示されてい
る。
基づき説明する。図６の３１ａにはＶＲＡＭに書き込ま
れている内容を無演算で表示した場合の表示デバイス６
の表示内容が示されており、３１ｂにはＶＲＡＭの画像
データに対して演算データ「０」でＡＮＤ演算を行った
結果を表示した場合の表示デバイス６の表示内容が示さ
れており、３２にはＶＲＡＭの画像データに対して演算
データ「１」でＯＲ演算を行った結果を表示した場合の
表示デバイス６の内容が表示されており、３３ではＶＲ
ＡＭの画像データに対してＮＯＴ演算を行った結果を表
示した場合の表示デバイス６の表示内容が示されてい
る。
【００２７】なお、既にＶＲＡＭに書き込まれている表
示データに対してなんら変更することなく、表示内容を
点滅させることができる。表示データ点滅処理の一例と
してＡＮＤ演算機構を用いる処理を図７のフローチャー
トに沿って説明する。なお、表示デバイス６に図６の３
１ａに示す画像データが表示されているものとする。
示データに対してなんら変更することなく、表示内容を
点滅させることができる。表示データ点滅処理の一例と
してＡＮＤ演算機構を用いる処理を図７のフローチャー
トに沿って説明する。なお、表示デバイス６に図６の３
１ａに示す画像データが表示されているものとする。
【００２８】該当するＶＲＡＭの表示データ演算手段１
２においてＡＮＤ演算が演算設定手段１１により選択さ
れ（ステップ１１）、演算データを「１」としてＶＲＡ
Ｍデータを表示し（ステップ１２）、データ表示期間に
相当する所定時間の間待機する（ステップ１３）。次に
演算データを「０」としてＶＲＡＭデータを非表示とし
（ステップ１４）、データ非表示期間分の所定時間の間
待機する（ステップ１５）。以上の動作を点灯終了（ス
テップ１６）まで繰り返すことにより表示データが点滅
して表示される。 なお、同様の動作が表示データ選択
機構１３を表示データ選択部１４によって操作すること
により実現可能であり、この処理を図８のフローチャー
トに沿って説明する。
２においてＡＮＤ演算が演算設定手段１１により選択さ
れ（ステップ１１）、演算データを「１」としてＶＲＡ
Ｍデータを表示し（ステップ１２）、データ表示期間に
相当する所定時間の間待機する（ステップ１３）。次に
演算データを「０」としてＶＲＡＭデータを非表示とし
（ステップ１４）、データ非表示期間分の所定時間の間
待機する（ステップ１５）。以上の動作を点灯終了（ス
テップ１６）まで繰り返すことにより表示データが点滅
して表示される。 なお、同様の動作が表示データ選択
機構１３を表示データ選択部１４によって操作すること
により実現可能であり、この処理を図８のフローチャー
トに沿って説明する。
【００２９】表示データ選択機構１３を操作して点滅処
理を行う場合、該当するＶＲＡＭの画像データは表示デ
ータ選択部１４によって表示データ選択機構１３を操作
することにより表示され（ステップ２１）、データ表示
期間分の所定時間の間待機する（ステップ２２）。次
に、表示データ選択部１４によって表示データ選択機構
１３を操作することにより該当するＶＲＡＭの画像デー
タを非表示とし（ステップ２３）、データ非表示期間分
の所定時間の間待機する（ステップ２４）。この動作
は、点滅終了（ステップ２５）まで繰り返される。な
お、表示データ演算手段１２において、選択する演算機
構をＯＲ演算機構とした場合、図６の３１ａと３２の表
示が繰り返され、ＮＯＴ演算機構を選択した場合、３１
ａと３３の表示が繰り返され、表示データと全塗りつぶ
し／反転表示の点滅が行える。
理を行う場合、該当するＶＲＡＭの画像データは表示デ
ータ選択部１４によって表示データ選択機構１３を操作
することにより表示され（ステップ２１）、データ表示
期間分の所定時間の間待機する（ステップ２２）。次
に、表示データ選択部１４によって表示データ選択機構
１３を操作することにより該当するＶＲＡＭの画像デー
タを非表示とし（ステップ２３）、データ非表示期間分
の所定時間の間待機する（ステップ２４）。この動作
は、点滅終了（ステップ２５）まで繰り返される。な
お、表示データ演算手段１２において、選択する演算機
構をＯＲ演算機構とした場合、図６の３１ａと３２の表
示が繰り返され、ＮＯＴ演算機構を選択した場合、３１
ａと３３の表示が繰り返され、表示データと全塗りつぶ
し／反転表示の点滅が行える。
【００３０】ここで、演算手段１０、１２の動作につい
て説明する。
て説明する。
【００３１】演算選択スイッチ１５により、ＯＲ演算機
構１６、ＡＮＤ演算機構１７、ＮＯＴ演算機構１８、無
演算機構１９の内のいずれかが任意に選択される。例え
ばＯＲ演算機構１６もしくはＡＮＤ演算機構１７が選択
された場合、画像データに対する演算データが演算メモ
リ２０に設定される。書き込み演算手段１０においては
データ展開手段１からの書き込みデータが書き込みデー
タ選択機構７を経由して１１０から入力され、各画像デ
ータの演算結果が１１１から出力される。同様に、表示
データ演算手段１２においては、各ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎ
からの表示データが１１０に入力され、各画像データの
演算結果が１１１に出力される。
構１６、ＡＮＤ演算機構１７、ＮＯＴ演算機構１８、無
演算機構１９の内のいずれかが任意に選択される。例え
ばＯＲ演算機構１６もしくはＡＮＤ演算機構１７が選択
された場合、画像データに対する演算データが演算メモ
リ２０に設定される。書き込み演算手段１０においては
データ展開手段１からの書き込みデータが書き込みデー
タ選択機構７を経由して１１０から入力され、各画像デ
ータの演算結果が１１１から出力される。同様に、表示
データ演算手段１２においては、各ＶＲＡＭ２ａ〜２ｎ
からの表示データが１１０に入力され、各画像データの
演算結果が１１１に出力される。
【００３２】
【００３３】
【００３４】
【００３５】
【発明の効果】 請求項１の画像データ表示装置によれ
ば、書き込みデータ演算手段は、各表示メモリに書き込
むデータのそれぞれに演算を実行するので、画像データ
書き込み処理の速度を低下させることなく演算結果を各
表示メモリに書き込むことができる。
ば、書き込みデータ演算手段は、各表示メモリに書き込
むデータのそれぞれに演算を実行するので、画像データ
書き込み処理の速度を低下させることなく演算結果を各
表示メモリに書き込むことができる。
【図１】本発明の画像データ表示装置の実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】本発明の画像データ表示装置の演算手段の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図３】本発明の画像データ表示装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図４】本発明の画像データ表示装置のカラーパレット
の設定内容を示す図である。
の設定内容を示す図である。
【図５】本発明の画像データ表示装置の動作を示す図で
ある。
ある。
【図６】本発明の画像データ表示装置の動作を示す図で
ある。
ある。
【図７】本発明の画像データ表示装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図８】本発明の画像データ表示装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図９】従来の画像データ表示装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図１０】従来のカラーパレット書き換え状態の遷移を
示す図である。
示す図である。
1 データ展開手段 2a-2n ＶＲＡＭ 4 パレット 5 パレット設定手段 6 表示デバイス 7 書き込みデータ選択機構 8 書き込みデータ選択部 9 書き込みデータ演算手段 10 書き込みデータ演算設定手段 11 表示データ演算設定手段 12 表示データ演算手段 13 表示データ選択機構 14 表示データ選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−242690（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−158482（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−142791（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−282631（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−35241（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−177392（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−69291（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−93209（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−267885（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−224658（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G09G 5/02 G09G 5/00 G09G 5/06
Claims (1)
- 【請求項１】 複数色分の画像データをそれぞれ記憶す
る複数の表示メモリと、該表示メモリに画像データを書
き込むためのデータ展開手段とを有する画像データ表示
装置であって、データ展開手段と前記表示メモリとの間
に、書き込みデータ選択手段と、書き込みデータ演算設
定手段と、書き込みデータ演算手段とを具備しており、
該書き込みデータ選択手段は、データの書き込みが要求
される任意の複数の表示メモリを選択し、該書き込みデ
ータ演算設定手段は、演算方法と演算データを設定し、
該書き込みデータ演算手段は、各データ展開手段におい
て画像データに対する演算を行うことなく該書き込みデ
ータ演算設定手段により設定された演算方法と演算デー
タによって、各表示メモリ手段に書き込むべき画像デー
タに対して独立した演算を実行し、その結果を各表示メ
モリに書き込むことを特徴とする画像データ表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24553594A JP3316317B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 画像データ表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24553594A JP3316317B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 画像データ表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08110768A JPH08110768A (ja) | 1996-04-30 |
| JP3316317B2 true JP3316317B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=17135145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24553594A Expired - Fee Related JP3316317B2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 画像データ表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3316317B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP24553594A patent/JP3316317B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08110768A (ja) | 1996-04-30 |
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