JP3315016B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

自動二輪車用タイヤ

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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
    • B60C11/0058Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers with different cap rubber layers in the axial direction

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレッド部のクラウン
領域のゴムをその両側部に位置するショルダー領域のゴ
ムに対してロスコンプライアンスと硬度とを大とするこ
とによって、直進時と旋回時とのグリップバランスを図
り高速走行性能を高める自動二輪車用タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動二輪車の性能の向上に伴いタ
イヤに対してもより高い性能、特にグリップ性能の向上
を求められるようになった。
【0003】従来、グリップ性能を高めることによっ
て、耐摩耗性が低下し、又トレッドゴムの経時変化が大
きくなるという問題が生じる。このように両者の間には
二律背反の関係が存在していた。
【0004】前記問題点の一端を解決すべく、特開昭6
1−27707号及び実公昭61−23446号公報に
おいて、トレッドゴムをタイヤ子午方向に分割し、中央
部には耐摩耗性の高いゴムを、又側部にはグリップ性能
の高いゴムをそれぞれ用いることを提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような構造
のタイヤにあっては、直進時において制動及び駆動に必
要なグリップは充分でなく、又操縦性能をも損なうこと
となるため、高性能化は達成しない。又ウエット時の制
動性能も犠牲になることから安全上にも問題がある。
【0006】発明者は、前記問題点の解決を図るべく研
究を重ねた結果、制動性能を高めるには、主としてトレ
ッドゴムでその制動のエネルギーを吸収する必要がある
こと、そのためにはゴムの損失弾性率E″が高いことが
必要であるが、実路での制動性能は、ロスコンプライア
ンス(E″/(E*)2 )がより相関性が高いこと、を
見出したのである。
【0007】さらに旋回時においては、トレッド部は部
分的に横すべりを受けるのであるがトレッドの両側部に
おいてはロスコンプランアンスが高すぎるとゴムの応力
に会する反力は小さくなるため旋回時の高い剪断力を支
えきれなくなる。従って両側部のゴムは中央部のゴムに
比してロスコンプライアンスを低くする必要があること
等を見出し本発明を完成させたのである。
【0008】本発明はトレッド部をクラウン領域とショ
ルダー領域とに区分するとともに、クラウン領域をなす
クラウンゴムをショルダー領域をなすショルダーゴムに
比してロスコンプライアンス及び硬度を高くすることを
基本として、直進時と旋回時とにおけるグリップバラン
スを図り高速走行性能を高めかつ耐久性を保持しうる自
動二輪車用タイヤの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部を経てビード部のビードコアの周り
を折返すカーカスと、トレッド部の内部かつカーカスの
半径方向外側に配されるベルト層とを具えかつトレッド
面がタイヤ子午断面において凸に膨らむ円弧状をなす自
動二輪車用タイヤであって、タイヤ赤道を中心として前
記トレッド面に沿うトレッド端縁間の長さであるトレッ
ド周面全長さWの0.125倍以上かつ0.5倍以下の
トレッド周面長さW1を有しクラウン領域Cをなすクラ
ウンゴムは、その両側のショルダー領域Sをなすショル
ダーゴムに比べてロスコンプライアンス{E″/(E
*)2 }とゴムの硬度とをそれぞれ大としている。
【0010】さらに本発明においては、クラウンゴムの
ロスコンプライアンスを2.0×10-3〜10×10-3
cm2 /kg、ゴムのJISA硬度を35〜65度の範囲と
するとともに、前記ショルダーゴムはロスコンプライア
ンスを1.0×10-3〜8.0×10-3cm2 /kg、ゴム
のJISA硬度を30〜55度の範囲とするのが好まし
い。
【0011】又、クラウンゴムは、ショルダーゴムに比
べて複素弾性率(E*)の3/2乗に対する損失弾性率
E″の比{E″/(E*)3/2 }を大とするのが好まし
い。
【0012】前記ロスコンプライアンスは、複素弾性率
(E*)の2乗に対する損失弾性率E″の比{E″/
(E*)2 }であり、複素弾性率(E*)及び損失弾性
率E″のゴムの動特性は、岩本製作所製の粘弾性スペク
トルメータを用いて試料長さ30mm、試料巾4mm、試料
厚さ1.5mmの形状でクラウンゴム及びショルダーゴム
からそれぞれ取出した試料を、測定温度50℃、振動数
10Hz、振巾2%、初期歪10%の条件で測定した値
である。又、ゴムのJISA硬度は、測定温度50℃の
もとで測定した値である。
【0013】前記クラウンゴムは、ショルダーゴムと、
クラウン領域のトレッド面におけるタイヤ軸方向外端点
からタイヤ半径方向内方に向かって図1に示す如くタイ
ヤ軸方向外に向かってタイヤ軸方向に傾く境界面で接す
るように形成してもよく、又は図2に示す如く外端点か
らタイヤ半径方向にのびる境界面で接するよう形成して
もよい。
【0014】
【作用】クラウン領域Cを形成するトレッド周面長さW
1は、タイヤがキャンバー角を0〜10度の範囲で走行
する際の接地面をカバーすることが必要である。前記ト
レッド周面長さW1がトレッド周面全長さWの0.12
5倍未満では前述の接地面を充分にカバーし得ず直進走
行時におけるグリップ性が不安定となる一方、0.5倍
をこえて大となれば旋回時におけるグリップ性能が確保
出来ないからである。
【0015】グリップ力、殊に制動力を高めるために
は、トレッド部を形成するゴム、即ちトレッドゴムによ
って制動時に生じるエネルギーを吸収することが必要で
ある。このエネルギーをゴムに効率よく吸収させるため
には、ゴムの損失弾性率E″を高くしなければならない
ことは知られている。しかし実路面での走行に際しては
ロスコンプライアンスの方が制動性との相関関係が高
く、本発明においてはロスコンプライアンスを関連づけ
ているのである。
【0016】又、旋回時においては、大きなバンク角を
有して走行するためショルダー領域が接地しかつ大きな
剪断力が作用する。この剪断力によってトレッドゴム
は、部分的に横すべりを受けるのであるがクラウンゴム
のロスコンプライアンスが高すぎるとゴムの応力に対す
る反力が小さくなるため、旋回時における剪断力を支え
きれなくなりささくれ状に摩耗するいわゆるアブレジョ
ンが生じる危険がある。このためショルダーゴムのロス
コンプライアンスをクラウンゴムのそれよりも小さくす
る必要がある。
【0017】他方、路面に対する自動二輪車における実
接触面積は、トレッドパターンを有しないスリックタイ
ヤにおいて、見かけ接触面積の20%(荒い路面)から
60%(細かい路面)の範囲にある。このような路面の
凹凸にトレッドゴムが喰い込み引っ掛かる力が旋回時の
応力として作用する。
【0018】この凹凸に喰込ませるためにはゴムの硬度
を低くすることが有効である。しかしクラウンゴムにお
いてロスコンプライアンスを高くしかつゴムの硬度を低
くした場合にはゴム強力が低下し、耐摩耗性を大きく損
なうこととなる。
【0019】これらの関係を総合することにより、クラ
ウンゴムをショルダーゴムに比してロスコンプライアン
スとゴムの硬度とをともに大きくすることによって、直
進時には制動力が高くかつ旋回時には旋回力が高い高性
能のタイヤを提供しうるのである。
【0020】さらに、レース等におけるサーキット走行
にあっては、一般路面での走行に比べて一層苛酷な走行
となり、走行時に生じるタイヤ温度も高くなる。このよ
うな条件においては、前記比{E″/(E*)3/2 }が
制動性能と相関関係が高くなる。
【0021】従ってサーキット走行にも適するよう用途
の拡大を図るならば、クラウンゴムの前記比{E″/
(E*)3/2 }をショルダーゴムのそれよりも高めるこ
とが好ましく、又クラウンゴムの耐熱性を高めるために
もクラウンゴムのガラス転位温度をショルダーゴムに比
して高くするのが好ましい。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1において自動二輪車用タイヤ1は、トレッド部
2とその両端からタイヤ半径方向内側に向けてのびるサ
イドウォール部3と、該サイドウォール部3のタイヤ半
径方向内端に位置するビード部4とを有し、かつトレッ
ド面2Aがタイヤ子午断面において凸に膨らむ円弧状を
なす。又自動二輪車用タイヤ1には、前記トレッド部2
からサイドウォール部3を通りビード部4のビードコア
5をタイヤ軸方向内側から外側に向かって折返すカーカ
ス6と、トレッド部2の内部かつカーカス6の半径方向
外側に配されるベルト層7とを具え、又ビードコアのタ
イヤ半径方向外側に断面三角形状のビードエーペックス
8を立上げる。
【0023】前記カーカス5は、本例ではタイヤ赤道C
Oに対して70〜90°の角度で傾斜させたラジアル配
列のカーカスコードを具える1枚以上、本実施例では1
枚のカーカスプライからなり、カーカスコードはナイロ
ン、アラミド、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードが
用いられる。
【0024】ベルト層7は複数枚のベルトプライからな
り、このベルトプライはプライ間で互いに交差する向き
に配したベルトコードを有し、このベルトコードはナイ
ロン、レーヨン、芳香族ポリアミドの有機繊維又はスチ
ールコードを用いて形成される。
【0025】トレッド部2には、前記ベルト層7の半径
方向外側かつトレッド面2Aを形成するトレッドゴム9
が配される。
【0026】前記トレッドゴム9は、タイヤ赤道COを
中心として前記トレッド面2Aに沿うトレッド端縁E、
E間の長さであるトレッド周面全長さWの0.125倍
以上かつ0.5倍以下のトレッド周面長さWを有するク
ラウン領域W1を有するクラウン領域Cをなすクラウン
ゴム10と、その両側のショルダ領域Sをなすショルダ
ーゴム11とによって形成される。
【0027】このクラウンゴム10は、その両側の前記
ショルダーゴム11、11と、クラウン領域Cのトレッ
ド面2Aにおけるタイヤ軸方向外端点P、Pからタイヤ
半径方向外に傾く境界面12、12でそれぞれ接してい
る。なおクラウンゴム10とショルダーゴム11とは後
述するようにゴム特性を異ならせているのである。
【0028】このように境界面12を傾けることによっ
て、境界面12の長さが長くなり、クラウンゴム10、
ショルダーゴム11間の接合面積を大きくし、ゴム特性
が異なる両ゴム間に作用する力を分散し接着破壊、偏摩
耗を防止し、さらには旋回時において、キャンバー角を
除々に高めるに際し、ゴム特性の差による違和感を減少
させるのに役立つ。
【0029】本実施例において、前記クラウンゴム10
は、そのロスコンプライアンスを2.0×10-3〜10
×10-3cm2 /kgの範囲にかつJISA硬度を35〜6
5度の範囲とする一方、ショルダーゴム11は、その
スコンプライアンスを1.0×10-3〜8×10-3cm2
/kgの範囲にかつJISA硬度を30〜55度の範囲と
している。
【0030】クラウンゴム10と、ショルダーゴム11
とのそれぞれについて前述の如くロスコンプライアンス
とゴムの硬度の最適の範囲を設定したうえクラウンゴム
10はショルダーゴム11に比してロスコンプライアン
とゴム硬度とをそれぞれ大としている。
【0031】クラウンゴム10において、ロスコンプラ
イアンスが2.0×10-3cm2 /kg未満では直進走行時
におけるグリップ性能に劣り、又ロスコンプライアンス
が10×10-3cm2 /kgをこえて大となれば直進時にお
けるグリップ性能が敏感となり、直進旋回時間における
グリップの違和感が大となり操縦性を低下させる。
【0032】ショルダーゴム11において、ロスコンプ
ライアンスが1.0×10-3cm2 /kg未満となれば旋回
時におけるグリップ性能に劣る一方、ロスコンプライア
ンスが8.0×10-3cm2 /kgよりも大となれば旋回時
の剪断力が高くなり摩耗を促進させる。
【0033】さらにクラウンゴム10においてゴム硬度
が35度未満となれば表面がささくれ状に摩耗するいわ
ゆるアブレジョンが生じるなど耐摩耗性に劣り、65度
をこえるとクラウン領域における路面との喰込みが少な
く直進走行する際のグリップ力が不足する。
【0034】又ショルダーゴム10においてゴム硬度が
30度未満となればショルダー領域が早期に摩耗し、ト
レッド溝が短期で減少するなど耐久性の低下が著しい。
逆にゴム硬度が55度をこえると旋回時のグリップ力が
不足するため旋回走行安定性に劣ることとなる。
【0035】さらに本実施例では、クラウンゴム10
は、ショルダーゴム11に比べて複素弾性率(E*)の
2/3乗に対する損失弾性率E″の比{E″/(E*)
3/2 }を大としている。又クラウンゴム10は、ショル
ダーゴム11に比べてガラス転移温度も大としている。
【0036】この理由としては、例えばレースを目的と
してサーキット走行のように高速直進走行、高速旋回走
行のもとで使用される場合には一般路面における走行に
比してタイヤには苛酷な走行となり、走行によるタイヤ
の発熱も大となる。このためにはゴムのガラス転移温度
を高め、耐熱性を向上するとともに、このような条件の
もとでの使用に対しては、前記比{E″/(E
*)3/2 }が制動性能との相関が高くなることによる。
【0037】図2はクラウンゴム10とショルダーゴム
11との各境界面12A、12Aを前記外端点P、Pか
らタイヤ赤道面COと略平行として形成した他の態様を
示す。このように本発明の自動二輪車用タイヤは、種々
な態様のものに変形できる。
【0038】
【具体例】タイヤサイズが170/60 HR17であ
りかつ図1に示す構成を有するタイヤについて試作する
(実施例)とともにその性能についてテストを行った。
なお従来の構成によるタイヤ(従来例)及び本願構成外
のタイヤ(比較例1〜4)についても併せてテストを行
った。
【0039】テスト条件は次の通り。 1)直進時の制動性能及び旋回性能 排気量が750cc級の自動二輪車の後輪に各試供タイ
ヤを装着するとともに、レース用のサーキットをそれぞ
れ10周ずつ走行した。直進時の制動性能は、ドライバ
ーのフィーリングにより評価し又旋回性能はコントロー
ル出来る限界の速度を2〜4周時と、8〜10周時とに
ついてドライバーのフィーリングにより評価し、それぞ
れ従来例を100とする指数で表示した。数値が大きい
ほど良好である。
【0040】2)耐アブレジョン性 1)項のテストを終了した後、目視により判定した。テ
スト結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】比較例1のように従来例に比して全体的に
ロスコンプライアンスのみを高めたのみでは、後半にお
ける旋回性能が低下し、ショルダゴムにささくれ状に摩
耗するいわゆるアブレジョンの発生が見られた。
【0043】又ロスコンプライアンスがほぼ同等でかつ
ゴムの硬度を低くした比較例3においては、ゴムの破壊
強度が不足し、クラウンゴムにおいてアブレジョンが発
生する。
【0044】さらに比較例2のようにクラウンゴムとし
ロスコンプライアンスが高くなくゴム硬度が低めのゴ
ムを用いると直進時の制動力が不十分となる。
【0045】直進時の制動性能、旋回性能、耐アブレジ
ョン性のすべてに良好な結果が得られたのは本願構成に
係る実施例である。
【0046】
【発明の効果】叙上の如く本発明の自動二輪車用タイヤ
は、前記した如く、クラウンゴムをショルダーゴムに比
べてロスコンプライアンスと硬度とをそれぞれ大とする
ことを要旨としたため、直進時と旋回時とのグリップバ
ランスを図り、かつアブレージョンの発生を防止しうる
ことによって、タイヤの高速走行性能を高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 2A トレッド面 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 7 ベルト層 10 クラウンゴム 11 ショルダーゴム 12、12A 境界面 C クラウン領域 CO タイヤ赤道 E トレッド端縁 P 外端点 S ショルダー領域 W トレッド周面全長さ W1 トレッド周面長さ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を経てビ
    ード部のビードコアの周りを折返すカーカスと、トレッ
    ド部の内部かつカーカスの半径方向外側に配されるベル
    ト層とを具えかつトレッド面がタイヤ子午断面において
    凸に膨らむ円弧状をなす自動二輪車用タイヤであって、 タイヤ赤道を中心として前記トレッド面に沿うトレッド
    端縁間の長さであるトレッド周面全長さWの0.125
    倍以上かつ0.5倍以下のトレッド周面長さW1を有し
    クラウン領域Cをなすクラウンゴムは、その両側のショ
    ルダー領域Sをなすショルダーゴムに比べてロスコンプ
    ライアンス{E″/(E*)2 }とゴムの硬度とをそれ
    ぞれ大とし かつ前記クラウンゴムは、そのロスコンプライアンスを
    2.0×10 -3 〜10×10 -3 cm 2 /kg、ゴムのJIS
    A硬度を35〜65度の範囲とするとともに、前記ショ
    ルダーゴムはロスコンプライアンスを1.0×10 -3
    8.0×10 -3 cm 2 /kg、ゴムのJISA硬度を30〜
    55度の範囲としたことを特徴とする 自動二輪車用タイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】クラウンゴムは、ショルダーゴムと、クラ
    ウン領域のトレッド面におけるタイヤ軸方向外端点から
    タイヤ半径方向内方に向かってタイヤ軸方向外に傾く境
    界面で接することを特徴とする請求項1記載の自動二輪
    車用タイヤ。
  3. 【請求項3】クラウンゴムは、ショルダーゴムに比べて
    複素弾性率(E*)の3/2乗に対する損失弾性率E″
    の比{E″/(E*)3/2 }が大であることを特徴とす
    る請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 【請求項4】クラウンゴムは、ショルダーゴムに比べて
    ガラス転移温度が高いことを特徴とする請求項1記載の
    自動二輪車用タイヤ。
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