JPH0872505A - 自動二輪車用ラジアルタイヤ - Google Patents
自動二輪車用ラジアルタイヤInfo
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- JPH0872505A JPH0872505A JP6240536A JP24053694A JPH0872505A JP H0872505 A JPH0872505 A JP H0872505A JP 6240536 A JP6240536 A JP 6240536A JP 24053694 A JP24053694 A JP 24053694A JP H0872505 A JPH0872505 A JP H0872505A
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- Japan
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- tread
- tire
- shoulder
- rubber
- layer
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/0041—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
- B60C11/005—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60C11/005—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
- B60C11/0058—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers with different cap rubber layers in the axial direction
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C11/0075—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers with different base rubber layers in the axial direction
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
- B60C2200/10—Tyres specially adapted for particular applications for motorcycles, scooters or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】優れた乗り心地性をもたらすとともに、ウエッ
ト路面においても大なキャンバースラストを有効に発揮
せしめ、旋回性能を大巾に向上できる。 【構成】有機繊維コードのカーカス６の外側に、コード
角度を５度以下とした芳香族ポリアミド繊維コードのベ
ルト層７を具える。トレッド部２の両外側のトレッドシ
ョルダ部分Ｙ２かつトレッド部面側に、損失弾性率Ｅ”
が１８〜２５kgｆ／cm2かつ損失コンプライアンスＥ”
／（Ｅ*)2 が５ｘ１０-3〜７ｘ１０-3cm2 ／kgのショル
ダゴム層９を設け、かつこのショルダゴム層９の内側
に、高弾性の補強ゴムシートを配する。前記ショルダゴ
ム層９のトレッド面上でのショルダゴム巾Ｌ１は、トレ
ッド面巾ＴＷの０．２５〜０．１２５倍、しかも補強ゴ
ムシート１０は、ベルト巾ＷＢの０．２５〜０．１２５
倍の距離Ｌ２を前記ベルト層７外端から内側に隔てた内
端位置Ｐ１からトレッド縁Ｅのカーカスに対する法線Ｎ
上に略位置する外端位置Ｐ２までの範囲に亘り前記ベル
ト層７に隣接してのびる。
ト路面においても大なキャンバースラストを有効に発揮
せしめ、旋回性能を大巾に向上できる。 【構成】有機繊維コードのカーカス６の外側に、コード
角度を５度以下とした芳香族ポリアミド繊維コードのベ
ルト層７を具える。トレッド部２の両外側のトレッドシ
ョルダ部分Ｙ２かつトレッド部面側に、損失弾性率Ｅ”
が１８〜２５kgｆ／cm2かつ損失コンプライアンスＥ”
／（Ｅ*)2 が５ｘ１０-3〜７ｘ１０-3cm2 ／kgのショル
ダゴム層９を設け、かつこのショルダゴム層９の内側
に、高弾性の補強ゴムシートを配する。前記ショルダゴ
ム層９のトレッド面上でのショルダゴム巾Ｌ１は、トレ
ッド面巾ＴＷの０．２５〜０．１２５倍、しかも補強ゴ
ムシート１０は、ベルト巾ＷＢの０．２５〜０．１２５
倍の距離Ｌ２を前記ベルト層７外端から内側に隔てた内
端位置Ｐ１からトレッド縁Ｅのカーカスに対する法線Ｎ
上に略位置する外端位置Ｐ２までの範囲に亘り前記ベル
ト層７に隣接してのびる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車用タイヤの高
速走行における操縦安定性、特にウエット路面における
旋回性能及び耐久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイ
ヤに関する。
速走行における操縦安定性、特にウエット路面における
旋回性能及び耐久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイ
ヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、道路網及び舗装の整備化に伴い車
両の高速化が進展し、自動二輪車においても、それは例
外ではなく、タイヤのラジアル化とともに、その高速性
能の向上が要求されている。
両の高速化が進展し、自動二輪車においても、それは例
外ではなく、タイヤのラジアル化とともに、その高速性
能の向上が要求されている。
【０００３】従来提案されている自動二輪車用ラジアル
タイヤとしては、トレッド巾がタイヤ最大巾をなす横断
面プロファイルを有し、又有機繊維コードを用いたカー
カスの外側に、ベルトコードがプライ間相互で交差する
方向に配列した複数プライよりなるクロス構造のベルト
層を具え、該ベルト層の両側端部に有機繊維コードより
なる補強バンドを設けたもの、さらには、前記カーカス
の外側に高弾性率の有機繊維コードをタイヤ赤道に対し
て浅い角度で配列したベルト層を具えるものが提案され
ている。
タイヤとしては、トレッド巾がタイヤ最大巾をなす横断
面プロファイルを有し、又有機繊維コードを用いたカー
カスの外側に、ベルトコードがプライ間相互で交差する
方向に配列した複数プライよりなるクロス構造のベルト
層を具え、該ベルト層の両側端部に有機繊維コードより
なる補強バンドを設けたもの、さらには、前記カーカス
の外側に高弾性率の有機繊維コードをタイヤ赤道に対し
て浅い角度で配列したベルト層を具えるものが提案され
ている。
【０００４】ここで、前者のタイヤ、例えば、特開平２
−１１４０３号公報に記載のものは、クロス構造のベル
ト層と両端部の補強バンドとによる高剛性の寄与によっ
て、キャンバーを付けて旋回する時、大きなコーナリン
グフォースを発生させることができる。
−１１４０３号公報に記載のものは、クロス構造のベル
ト層と両端部の補強バンドとによる高剛性の寄与によっ
て、キャンバーを付けて旋回する時、大きなコーナリン
グフォースを発生させることができる。
【０００５】一方、後者のタイヤ、例えば特公平３−８
９６１号公報に記載のものは、トレッド接地面が柔軟性
に富むことによって接地性にすぐれ、走行安定性を高め
るとともにエンベロープ特性を向上して振動騒音、乗り
心地性を改善することができる。
９６１号公報に記載のものは、トレッド接地面が柔軟性
に富むことによって接地性にすぐれ、走行安定性を高め
るとともにエンベロープ特性を向上して振動騒音、乗り
心地性を改善することができる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】しかしながら、前者のタ
イヤでは、コードを互いに交差させたクロス構造のベル
ト層とその両端部に設ける補強バンドとを配置している
ため、特にトレッドショルダ側の接地面の剛性が高過ぎ
ることにより、路面の凹凸に追従せず、反力となって車
両に跳ね返り、これが車体振動を誘発する結果、騒音、
乗り心地、走行安定性が大きく損なわれることになる。
さらにウエット路面に於いて、接地性に劣るが故にグリ
ップが一層低下するため、ショルダ剛性を高めてキャン
バースラストの発生を容易にしたとはいえ、それを十分
に活用して旋回性能を向上させることができない。
イヤでは、コードを互いに交差させたクロス構造のベル
ト層とその両端部に設ける補強バンドとを配置している
ため、特にトレッドショルダ側の接地面の剛性が高過ぎ
ることにより、路面の凹凸に追従せず、反力となって車
両に跳ね返り、これが車体振動を誘発する結果、騒音、
乗り心地、走行安定性が大きく損なわれることになる。
さらにウエット路面に於いて、接地性に劣るが故にグリ
ップが一層低下するため、ショルダ剛性を高めてキャン
バースラストの発生を容易にしたとはいえ、それを十分
に活用して旋回性能を向上させることができない。
【０００７】又自動二輪車では０〜４５度の広いキャン
バー角の範囲で直進と旋回走行を繰り返す特殊な運動特
性が要求されるため、タイヤは、子午断面においてトレ
ッド面の曲率半径が小な円弧形状に形成され、車体が路
面に対して垂直状態から大きく傾斜しても常に十分な接
地面積を確保して走行しうるように設計している。しか
しながら、前記後者のタイヤではトレッドショルダ側の
部分が接地して旋回走行する時、接地面の横剛性が小さ
い為、キャンバー角の大きさに応じて発生するキャンバ
ースラストおよびコーナリングフォースが過小となりし
かもこれらの発生に時間的な遅延がさけられず、これが
オーバーステアー気味なふらつき現象のもととなり、ド
ライバーに不安感を与えることになる。
バー角の範囲で直進と旋回走行を繰り返す特殊な運動特
性が要求されるため、タイヤは、子午断面においてトレ
ッド面の曲率半径が小な円弧形状に形成され、車体が路
面に対して垂直状態から大きく傾斜しても常に十分な接
地面積を確保して走行しうるように設計している。しか
しながら、前記後者のタイヤではトレッドショルダ側の
部分が接地して旋回走行する時、接地面の横剛性が小さ
い為、キャンバー角の大きさに応じて発生するキャンバ
ースラストおよびコーナリングフォースが過小となりし
かもこれらの発生に時間的な遅延がさけられず、これが
オーバーステアー気味なふらつき現象のもととなり、ド
ライバーに不安感を与えることになる。
【０００８】上記に鑑み、本発明は優れた乗り心地性お
よび走行安定性をもたらすとともに、ウエット時におい
ても大きなキャンバースラストの発生を利用して高い性
能の旋回を可能ならしめうる自動二輪車用ラジアルタイ
ヤの提供を目的とするものである。
よび走行安定性をもたらすとともに、ウエット時におい
ても大きなキャンバースラストの発生を利用して高い性
能の旋回を可能ならしめうる自動二輪車用ラジアルタイ
ヤの提供を目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の自動二輪車用ラジアルタイヤは、トレッド
部からサイドウオール部をへてビード部のビードコアの
廻りで折り返されかつ有機繊維のカーカスコードをタイ
ヤ赤道に対して７５〜９０度の角度で配列したカーカス
と、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部内方に
配されるとともに芳香族ポリアミド繊維のベルトコード
をタイヤ赤道に対して５度以下の角度で配列したベルト
層とを具える一方、前記トレッド部は、タイヤ子午断面
において、タイヤ赤道からタイヤ軸方向両外側に向かっ
て円弧状に延在しそのトレッド両端間の長さがタイヤの
最大巾となる断面形状をなし、かつトレッド部をタイヤ
赤道側のトレッド中央部分とその両外側のトレッドショ
ルダ部分とに区分した時、前記トレッドショルダ部分に
は、トレッド面側に、損失弾性率Ｅ”が１８〜２５kgｆ
／cm2 かつ損失コンプライアンスＥ”／（Ｅ*)2 が５．
０ｘ１０-3〜７．０ｘ１０-3cm2 ／kgのゴム組成物から
なるショルダゴム層を設け、かつこのショルダゴム層の
半径方向内側に、ショルダゴム層よりも高弾性のゴム組
成物からなる補強ゴムシートを配するとともに、前記シ
ョルダゴム層のトレッド面に沿ったトレッド面上におけ
るタイヤ軸方向長さであるショルダゴム巾Ｌ１は、トレ
ッド縁間のトレッド面に沿った長さであるトレッド面巾
ＴＷの０．２５〜０．１２５倍、しかも前記補強ゴムシ
ートは、ベルト層外端間のベルト層外面に沿った長さで
あるベルト巾ＷＢの０．２５〜０．１２５倍の距離Ｌ２
を前記ベルト層外端からタイヤ軸方向内側に隔てた内端
位置Ｐ１と、前記トレッド縁からカーカスに下した法線
Ｎ上にほぼ位置する外端位置Ｐ２との間の範囲前記ベル
ト層に隣接してのびることを特徴としている。
に、本発明の自動二輪車用ラジアルタイヤは、トレッド
部からサイドウオール部をへてビード部のビードコアの
廻りで折り返されかつ有機繊維のカーカスコードをタイ
ヤ赤道に対して７５〜９０度の角度で配列したカーカス
と、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部内方に
配されるとともに芳香族ポリアミド繊維のベルトコード
をタイヤ赤道に対して５度以下の角度で配列したベルト
層とを具える一方、前記トレッド部は、タイヤ子午断面
において、タイヤ赤道からタイヤ軸方向両外側に向かっ
て円弧状に延在しそのトレッド両端間の長さがタイヤの
最大巾となる断面形状をなし、かつトレッド部をタイヤ
赤道側のトレッド中央部分とその両外側のトレッドショ
ルダ部分とに区分した時、前記トレッドショルダ部分に
は、トレッド面側に、損失弾性率Ｅ”が１８〜２５kgｆ
／cm2 かつ損失コンプライアンスＥ”／（Ｅ*)2 が５．
０ｘ１０-3〜７．０ｘ１０-3cm2 ／kgのゴム組成物から
なるショルダゴム層を設け、かつこのショルダゴム層の
半径方向内側に、ショルダゴム層よりも高弾性のゴム組
成物からなる補強ゴムシートを配するとともに、前記シ
ョルダゴム層のトレッド面に沿ったトレッド面上におけ
るタイヤ軸方向長さであるショルダゴム巾Ｌ１は、トレ
ッド縁間のトレッド面に沿った長さであるトレッド面巾
ＴＷの０．２５〜０．１２５倍、しかも前記補強ゴムシ
ートは、ベルト層外端間のベルト層外面に沿った長さで
あるベルト巾ＷＢの０．２５〜０．１２５倍の距離Ｌ２
を前記ベルト層外端からタイヤ軸方向内側に隔てた内端
位置Ｐ１と、前記トレッド縁からカーカスに下した法線
Ｎ上にほぼ位置する外端位置Ｐ２との間の範囲前記ベル
ト層に隣接してのびることを特徴としている。
【００１０】前記補強ゴムシートは、１００％モジュラ
スが４５〜７０kg／cm2 かつＪＩＳＡ硬度が６５〜７５
度とすることが好ましく、又この補強ゴムシートの最大
厚さｔは、トレッドショルダ部分でのトレッドゴム厚さ
Ｔの０．３〜０．７倍とすることが好ましい。
スが４５〜７０kg／cm2 かつＪＩＳＡ硬度が６５〜７５
度とすることが好ましく、又この補強ゴムシートの最大
厚さｔは、トレッドショルダ部分でのトレッドゴム厚さ
Ｔの０．３〜０．７倍とすることが好ましい。
【００１１】
【作用】このようにベルト層を、タイヤ赤道に対して５
度以下の角度で配列する有機繊維コードで形成している
ため、トレッド中央部分のタイヤ半径方向に対する曲げ
剛性を十分小さくできる。これによって、直進走行時及
び小さなキャンバー角で走行するときには、高いエンベ
ロープ特性が発揮されて、乗り心地性を高めることがで
きる。また接地性が高いために、路面の凹凸に順応しや
すく、従って路面によるスリップが小であり、偏摩耗を
含めたトレッドゴムの耐摩耗性を向上でき、摩耗外観を
綺麗に保ちつつトレッド寿命を延命化しうる。また、路
面とのスリップが小であるため、トラクションがよく、
また走行安定性にも優れる。
度以下の角度で配列する有機繊維コードで形成している
ため、トレッド中央部分のタイヤ半径方向に対する曲げ
剛性を十分小さくできる。これによって、直進走行時及
び小さなキャンバー角で走行するときには、高いエンベ
ロープ特性が発揮されて、乗り心地性を高めることがで
きる。また接地性が高いために、路面の凹凸に順応しや
すく、従って路面によるスリップが小であり、偏摩耗を
含めたトレッドゴムの耐摩耗性を向上でき、摩耗外観を
綺麗に保ちつつトレッド寿命を延命化しうる。また、路
面とのスリップが小であるため、トラクションがよく、
また走行安定性にも優れる。
【００１２】他方、車両に大きなキャンバー角を与えて
旋回しようとするときには補強ゴムシートの作用によっ
て、旋回時の接地部分の横剛性を適度に高めることがで
きる為に、遠心力に対抗するキャンバースラストを十分
な大きさに発生させることができ、またその発生がキャ
ンバー角の付与に応答して発生するタイムラグが短くな
り、車体のいわゆるふらつき現象がなくなるため、ドラ
イバーは安心して操縦することが可能となる。
旋回しようとするときには補強ゴムシートの作用によっ
て、旋回時の接地部分の横剛性を適度に高めることがで
きる為に、遠心力に対抗するキャンバースラストを十分
な大きさに発生させることができ、またその発生がキャ
ンバー角の付与に応答して発生するタイムラグが短くな
り、車体のいわゆるふらつき現象がなくなるため、ドラ
イバーは安心して操縦することが可能となる。
【００１３】さらにまた、トレッドショルダー部分のト
レッド外面側のゴムを、損失弾性率及び損失コンプライ
アンスが規定の範囲に調整しているために、例えウエッ
ト路面であっても十分なグリップを発揮でき、大きなキ
ャンバー角のもとでもスリップのない高い旋回性能を維
持することが出来る。
レッド外面側のゴムを、損失弾性率及び損失コンプライ
アンスが規定の範囲に調整しているために、例えウエッ
ト路面であっても十分なグリップを発揮でき、大きなキ
ャンバー角のもとでもスリップのない高い旋回性能を維
持することが出来る。
【００１４】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１において自動二輪車用ラジアルタイヤ１（以下
タイヤ１という）は、トレッド部２と、その両端からタ
イヤ半径方向内側に向けてのびるサイドウォール部３、
３と、各サイドウォール部３のタイヤ半径方向内端に位
置する一対のビード部４、４とを具える。 又前記トレ
ッド部２の外面であるトレッド面２Ｓは、タイヤ子午断
面において、タイヤ赤道面上に中心を有してタイヤ赤道
Ｃからタイヤ軸方向両外側にのびる円弧状をなし、トレ
ッド縁Ｅ、Ｅ間の直線距離であるトレッド巾Ｗは、タイ
ヤ最大巾をなす公称タイヤ巾を構成する。なお本実施例
では、トレッド部２のキャンバー値Ｊ１／Ｊ２を０．５
０〜０．６０の範囲とし、深いバンク角度での旋回を可
能としている。
る。図１において自動二輪車用ラジアルタイヤ１（以下
タイヤ１という）は、トレッド部２と、その両端からタ
イヤ半径方向内側に向けてのびるサイドウォール部３、
３と、各サイドウォール部３のタイヤ半径方向内端に位
置する一対のビード部４、４とを具える。 又前記トレ
ッド部２の外面であるトレッド面２Ｓは、タイヤ子午断
面において、タイヤ赤道面上に中心を有してタイヤ赤道
Ｃからタイヤ軸方向両外側にのびる円弧状をなし、トレ
ッド縁Ｅ、Ｅ間の直線距離であるトレッド巾Ｗは、タイ
ヤ最大巾をなす公称タイヤ巾を構成する。なお本実施例
では、トレッド部２のキャンバー値Ｊ１／Ｊ２を０．５
０〜０．６０の範囲とし、深いバンク角度での旋回を可
能としている。
【００１５】又タイヤ１は、トレッド部２からサイドウ
オール部３を通りビード部４のビードコア５の廻りを内
側から外側に向かって折返すカーカス６と、このカーカ
ス６の半径方向外側かつトレッド部２の内方に配される
ベルト層７とを具えるとともに、トレッド部２を、タイ
ヤ赤道側のトレッド中央部分Ｙ１とその両外側のトレッ
ドショルダ部分Ｙ２、Ｙ２とに区分したとき、該トレッ
ドショルダ部分Ｙ２に、ショルダゴム層９と補強ゴムシ
ート１０とを配している。
オール部３を通りビード部４のビードコア５の廻りを内
側から外側に向かって折返すカーカス６と、このカーカ
ス６の半径方向外側かつトレッド部２の内方に配される
ベルト層７とを具えるとともに、トレッド部２を、タイ
ヤ赤道側のトレッド中央部分Ｙ１とその両外側のトレッ
ドショルダ部分Ｙ２、Ｙ２とに区分したとき、該トレッ
ドショルダ部分Ｙ２に、ショルダゴム層９と補強ゴムシ
ート１０とを配している。
【００１６】前記カーカス６は、タイヤ赤道Ｃに対して
７５〜９０度の角度で傾斜させたラジアル配列のカーカ
スコードを具える１枚以上、本実施例では１枚のカーカ
スプライからなり、カーカスコードとしては、ナイロ
ン、ポリエステル、芳香族ポリアミドなどの有機繊維コ
ードが用いられる。又カーカス６は、本実施例では、そ
の折返し部６ｂ上端のビードベースラインＸからの高さ
Ｈ１は、前記トレッド縁ＥのビードベースラインＸから
の高さＨ２の０．４〜１．２倍の範囲に設定される。こ
こでビードベースラインＸとはビート底面のタイヤ軸方
向外端を通るタイヤ軸に平行な線をいう。
７５〜９０度の角度で傾斜させたラジアル配列のカーカ
スコードを具える１枚以上、本実施例では１枚のカーカ
スプライからなり、カーカスコードとしては、ナイロ
ン、ポリエステル、芳香族ポリアミドなどの有機繊維コ
ードが用いられる。又カーカス６は、本実施例では、そ
の折返し部６ｂ上端のビードベースラインＸからの高さ
Ｈ１は、前記トレッド縁ＥのビードベースラインＸから
の高さＨ２の０．４〜１．２倍の範囲に設定される。こ
こでビードベースラインＸとはビート底面のタイヤ軸方
向外端を通るタイヤ軸に平行な線をいう。
【００１７】又、ビード部４には、前記ビードコア５か
らリムフランジＦの上端をこえてタイヤ半径方向外側に
のびる断面三角形状のビードエーペックスゴム１１が充
填され、前記折返し部６ｂとともにビード部４からサイ
ドウオール部３にかけて補強し、タイヤ横剛性を高め
る。このビードエーペックスゴム１１は、ＪＩＳＡ硬度
が５０〜７５度のゴム組成物からなるとともに、その上
端は、カーカス折返し部６ａの上端より半径方向下方で
途切れることが好ましい。
らリムフランジＦの上端をこえてタイヤ半径方向外側に
のびる断面三角形状のビードエーペックスゴム１１が充
填され、前記折返し部６ｂとともにビード部４からサイ
ドウオール部３にかけて補強し、タイヤ横剛性を高め
る。このビードエーペックスゴム１１は、ＪＩＳＡ硬度
が５０〜７５度のゴム組成物からなるとともに、その上
端は、カーカス折返し部６ａの上端より半径方向下方で
途切れることが好ましい。
【００１８】前記ベルト層７は、略全巾に亘り前記カー
カス６の外面に接してトレッド面２Ｓと略平行に湾曲し
てのび、その外端は、前記トレッド縁Ｅと略同高さ位置
で終端している。本実施例では、ベルト層外端間のベル
ト層外面に沿った長さであるベルト巾ＷＢは、トレッド
縁Ｅ，Ｅ間のトレッド面２Ｓに沿った長さであるトレッ
ド面巾ＴＷの０．８４〜０．９３倍程度である。
カス６の外面に接してトレッド面２Ｓと略平行に湾曲し
てのび、その外端は、前記トレッド縁Ｅと略同高さ位置
で終端している。本実施例では、ベルト層外端間のベル
ト層外面に沿った長さであるベルト巾ＷＢは、トレッド
縁Ｅ，Ｅ間のトレッド面２Ｓに沿った長さであるトレッ
ド面巾ＴＷの０．８４〜０．９３倍程度である。
【００１９】又前記ベルト層７は、有機繊維コード、特
に高強力の芳香族ポリアミド繊維を用いたベルトコード
をタイヤ赤道Ｃに対して５度以下の角度で配列した１枚
以上、本実施例では１枚のベルトプライから形成され、
好ましくは、ベルトコードは螺旋状に連続して巻回する
ことによってタガ効果を高めている。
に高強力の芳香族ポリアミド繊維を用いたベルトコード
をタイヤ赤道Ｃに対して５度以下の角度で配列した１枚
以上、本実施例では１枚のベルトプライから形成され、
好ましくは、ベルトコードは螺旋状に連続して巻回する
ことによってタガ効果を高めている。
【００２０】又前記トレッド部２をタイヤ赤道Ｃ側のト
レッド中央部分Ｙ１とその両外側のトレッドショルダ部
分Ｙ２とに区分した時の前記トレッドショルダ部分Ｙ２
には、トレッド面側にショルダゴム層９、及びそのタイ
ヤ半径方向内側に補強ゴムシート１０が配される。
レッド中央部分Ｙ１とその両外側のトレッドショルダ部
分Ｙ２とに区分した時の前記トレッドショルダ部分Ｙ２
には、トレッド面側にショルダゴム層９、及びそのタイ
ヤ半径方向内側に補強ゴムシート１０が配される。
【００２１】前記ショルダゴム層９は、損失弾性率Ｅ”
を１８〜２５ｋｇｆ／cm2 、しかも損失コンプライアン
スＥ”／（Ｅ*)2 を５．０ｘ１０-3〜７．０ｘ１０-3cm
2 ／kgとしたヒステリシスロスの高いゴム組成物によっ
て形成している。従って、路面との間の摩擦係数を向上
でき、ウエット路面においても十分なグリップを発生で
きる。
を１８〜２５ｋｇｆ／cm2 、しかも損失コンプライアン
スＥ”／（Ｅ*)2 を５．０ｘ１０-3〜７．０ｘ１０-3cm
2 ／kgとしたヒステリシスロスの高いゴム組成物によっ
て形成している。従って、路面との間の摩擦係数を向上
でき、ウエット路面においても十分なグリップを発生で
きる。
【００２２】なお、前記トレッド中央部分Ｙ１をなすシ
ョルダゴム層９、９間のトレッド中央ゴム１２は、通常
のトレッドゴムと同様のゴム組成物が用いられ、その損
失弾性率及び損失コンプライアンスは、前記ショルダゴ
ム層９より小、好ましくは損失弾性率が９〜１２kgｆ／
cm2 程度、かつ損失コンプライアンスが２．０ｘ１０-3
〜４．０ｘ１０-3cm2 ／kg程度とし、これによって耐磨
耗性を維持する。また前記ショルダゴム層９の複素弾性
率Ｅ＊は、前記トレッド中央ゴム１２のものと略等しく
することが、ゴム物性の差に起因した違和感を緩和する
ために好ましく、本実施例ではさらにこの緩和効果を高
めるために、ショルダゴム層９とトレッド中央ゴム１２
との境界面９Ｓは、タイヤ半径方向内側に向かってタイ
ヤ軸方向内方に傾斜する斜面としている。傾斜の大きさ
は、トレッド面２Ｓの法線となす角αが５０±１０度の
範囲が好ましい。
ョルダゴム層９、９間のトレッド中央ゴム１２は、通常
のトレッドゴムと同様のゴム組成物が用いられ、その損
失弾性率及び損失コンプライアンスは、前記ショルダゴ
ム層９より小、好ましくは損失弾性率が９〜１２kgｆ／
cm2 程度、かつ損失コンプライアンスが２．０ｘ１０-3
〜４．０ｘ１０-3cm2 ／kg程度とし、これによって耐磨
耗性を維持する。また前記ショルダゴム層９の複素弾性
率Ｅ＊は、前記トレッド中央ゴム１２のものと略等しく
することが、ゴム物性の差に起因した違和感を緩和する
ために好ましく、本実施例ではさらにこの緩和効果を高
めるために、ショルダゴム層９とトレッド中央ゴム１２
との境界面９Ｓは、タイヤ半径方向内側に向かってタイ
ヤ軸方向内方に傾斜する斜面としている。傾斜の大きさ
は、トレッド面２Ｓの法線となす角αが５０±１０度の
範囲が好ましい。
【００２３】又前記ショルダゴム層９のトレッド面２Ｓ
に沿ったトレッド面２Ｓ上でのショルダゴム巾Ｌ１は、
前記レッド面巾ＴＷの０．２５〜０．１２５倍としてい
る。
に沿ったトレッド面２Ｓ上でのショルダゴム巾Ｌ１は、
前記レッド面巾ＴＷの０．２５〜０．１２５倍としてい
る。
【００２４】又前記補強ゴムシート１０は、前記ショル
ダゴム層９よりも複素弾性率が大な高弾性のゴム組成物
からなる、例えば略均一な厚さを有するゴム層であっ
て、その１００％モジュラスを４５〜７０kg／cm2 、か
つＪＩＳＡ硬度を６５〜７５度の範囲としている。
ダゴム層９よりも複素弾性率が大な高弾性のゴム組成物
からなる、例えば略均一な厚さを有するゴム層であっ
て、その１００％モジュラスを４５〜７０kg／cm2 、か
つＪＩＳＡ硬度を６５〜７５度の範囲としている。
【００２５】なお補強ゴムシート１０は、前記ベルト層
７外面に隣接してのびるとともに、その外端は、トレッ
ド縁Ｅからカーカス６に下した法線Ｎ上にほぼ位置する
外端位置Ｐ２で終端する。又補強ゴムシート１０の内端
は、前記ベルト巾ＷＢの０．２５〜０．１２５倍の距離
Ｌ２を前記ベルト層外端から内方にベルト層外面に沿っ
て隔たる内端位置Ｐ１で終端し、この補強ゴムシート１
０の内外端は、何れも前記ショルダゴム層９で被覆され
る。
７外面に隣接してのびるとともに、その外端は、トレッ
ド縁Ｅからカーカス６に下した法線Ｎ上にほぼ位置する
外端位置Ｐ２で終端する。又補強ゴムシート１０の内端
は、前記ベルト巾ＷＢの０．２５〜０．１２５倍の距離
Ｌ２を前記ベルト層外端から内方にベルト層外面に沿っ
て隔たる内端位置Ｐ１で終端し、この補強ゴムシート１
０の内外端は、何れも前記ショルダゴム層９で被覆され
る。
【００２６】又補強ゴムシート１０の最大厚さｔは、前
記トレッド面２Ｓからベルト層外面までのトレッドショ
ルダ部分Ｙ２におけるトレッドゴム厚さＴの０．３〜
０．７倍である。
記トレッド面２Ｓからベルト層外面までのトレッドショ
ルダ部分Ｙ２におけるトレッドゴム厚さＴの０．３〜
０．７倍である。
【００２７】このように、トレッドショルダ部分Ｙ２に
ヒステリシスロスの高いトレッドショルダゴム層９と、
高弾性の補強ゴムシート１０とを配しているため、旋回
時の接地部分の横剛性を適度に高めるとともに、ウエッ
ト路面であっても大なグリップ性を発揮できる。従っ
て、キャンバースラストを十分な大きさに発生させると
ともに、スリップさせることなく、この大なキャンバー
スラストを十分に活用できる。しかも、キャンバ角に起
因したキャンバースラストの発生の応答性に優れるた
め、車体のふらつき現象を抑制できる。
ヒステリシスロスの高いトレッドショルダゴム層９と、
高弾性の補強ゴムシート１０とを配しているため、旋回
時の接地部分の横剛性を適度に高めるとともに、ウエッ
ト路面であっても大なグリップ性を発揮できる。従っ
て、キャンバースラストを十分な大きさに発生させると
ともに、スリップさせることなく、この大なキャンバー
スラストを十分に活用できる。しかも、キャンバ角に起
因したキャンバースラストの発生の応答性に優れるた
め、車体のふらつき現象を抑制できる。
【００２８】なおショルダゴム層９の損失弾性率が１８
kgｆ／cm2 より小、及び損失コンプライアンスが５．０
ｘ１０-3cm2 ／kgより小の時、前記キャンバースラスト
を十分に活用できず、逆に損失弾性率が２５kgｆ／cm2
より大、及び損失コンプライアンスが７．０ｘ１０-3cm
2 ／kgより大の時、磨耗寿命を損ねかつキャンバースラ
ストの発生を阻害する。又補強ゴムシート１０の１００
％モジュラスが４５kg／cm2 より小、ＪＩＳＡ硬度が６
５度より小、及び厚さｔが０．３Ｔより小の時、十分な
キャンバースラストの発生が困難となる。又１００％モ
ジュラスが７０kg／cm2 より大、ＪＩＳＡ硬度が７５度
より大、及び厚さｔが０．７Ｔより大の時、路面追従性
に劣りかつグリップ性が低下するなど、走行安定性及び
乗り心地性を損ねる。
kgｆ／cm2 より小、及び損失コンプライアンスが５．０
ｘ１０-3cm2 ／kgより小の時、前記キャンバースラスト
を十分に活用できず、逆に損失弾性率が２５kgｆ／cm2
より大、及び損失コンプライアンスが７．０ｘ１０-3cm
2 ／kgより大の時、磨耗寿命を損ねかつキャンバースラ
ストの発生を阻害する。又補強ゴムシート１０の１００
％モジュラスが４５kg／cm2 より小、ＪＩＳＡ硬度が６
５度より小、及び厚さｔが０．３Ｔより小の時、十分な
キャンバースラストの発生が困難となる。又１００％モ
ジュラスが７０kg／cm2 より大、ＪＩＳＡ硬度が７５度
より大、及び厚さｔが０．７Ｔより大の時、路面追従性
に劣りかつグリップ性が低下するなど、走行安定性及び
乗り心地性を損ねる。
【００２９】なお、前記損失弾性率及び損失コンプライ
アンスの各値は、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメー
タを用いて、長さ３０mm、巾４mm，厚さ１．５mmの試料
をトレッド部から取り出し、これを温度７０℃、振動数
１０Ｈｚ、振幅２％、初期歪１０％の条件下において測
定した値である。
アンスの各値は、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメー
タを用いて、長さ３０mm、巾４mm，厚さ１．５mmの試料
をトレッド部から取り出し、これを温度７０℃、振動数
１０Ｈｚ、振幅２％、初期歪１０％の条件下において測
定した値である。
【００３０】
【具体例】図１の構造をなすタイヤサイズが１９０／５
０Ｒ１７のタイヤを表１の仕様に基づき試作するととも
に、各試供タイヤの、キャンバースラスト、エンベロー
プ特性、及び旋回特性を測定するとともに、その測定結
果を指数によって比較した。
０Ｒ１７のタイヤを表１の仕様に基づき試作するととも
に、各試供タイヤの、キャンバースラスト、エンベロー
プ特性、及び旋回特性を測定するとともに、その測定結
果を指数によって比較した。
【００３１】キャンバースラストは、操縦性能試験機を
用いてタイヤ内圧３．００kgｆ／mm2 、荷重３５５kgと
し、キャンバー角が３０度と４０度の場合について測定
し、それらの平均値を求め、従来品１を１００とする指
数で表示した。数値が大きいほど良好である。
用いてタイヤ内圧３．００kgｆ／mm2 、荷重３５５kgと
し、キャンバー角が３０度と４０度の場合について測定
し、それらの平均値を求め、従来品１を１００とする指
数で表示した。数値が大きいほど良好である。
【００３２】エンベロープ特性、及び旋回特性は、試作
タイヤを内圧３．００kgｆ／mm2 の基で自動二輪車に装
着し、テストコースにおいて実車走行した時のテストド
ライバーのフィーリングにより評価した。従来品１を１
００とする指数で表示し、数値が大きいほど良好であ
る。
タイヤを内圧３．００kgｆ／mm2 の基で自動二輪車に装
着し、テストコースにおいて実車走行した時のテストド
ライバーのフィーリングにより評価した。従来品１を１
００とする指数で表示し、数値が大きいほど良好であ
る。
【００３３】
【発明の効果】本発明の自動二輪車用ラジアルタイヤ
は、叙上の如く構成されているため、優れた乗り心地性
をもたらすとともに、ウエット路面においても大なキャ
ンバースラストを有効に発揮せしめ、旋回性能を大巾に
向上できる。
は、叙上の如く構成されているため、優れた乗り心地性
をもたらすとともに、ウエット路面においても大なキャ
ンバースラストを有効に発揮せしめ、旋回性能を大巾に
向上できる。
【図１】本発明の一実施例を説明するタイヤの断面図で
ある。
ある。
２ トレッド部 ２Ｓ トレッド面 ３ サイドウオール部 ４ ビード部 ５ ビードコア ６ カーカス ７ ベルト層 ９ ショルダゴム層 １０ 補強ゴムシート Ｃ タイヤ赤道 Ｅ トレッド縁 Ｙ１ トレッド中央部分 Ｙ２ トレッドショルダ部分
【表１】
Claims (3)
- 【請求項１】トレッド部からサイドウオール部をへてビ
ード部のビードコアの廻りで折り返されかつ有機繊維の
カーカスコードをタイヤ赤道に対して７５〜９０度の角
度で配列したカーカスと、このカーカスの半径方向外側
かつトレッド部内方に配されるとともに芳香族ポリアミ
ド繊維のベルトコードをタイヤ赤道に対して５度以下の
角度で配列したベルト層とを具える一方、前記トレッド
部は、タイヤ子午断面において、タイヤ赤道からタイヤ
軸方向両外側に向かって円弧状に延在しそのトレッド両
端間の長さがタイヤの最大巾となる断面形状をなし、か
つトレッド部をタイヤ赤道側のトレッド中央部分とその
両外側のトレッドショルダ部分とに区分した時、前記ト
レッドショルダ部分には、トレッド面側に、損失弾性率
Ｅ”が１８〜２５kgｆ／cm2 かつ損失コンプライアンス
Ｅ”／（Ｅ*)2 が５．０ｘ１０-3〜７．０ｘ１０-3cm2
／kgのゴム組成物からなるショルダゴム層を設け、かつ
このショルダゴム層の半径方向内側に、ショルダゴム層
よりも高弾性のゴム組成物からなる補強ゴムシートを配
するとともに、前記ショルダゴム層のトレッド面に沿っ
たトレッド面上におけるタイヤ軸方向長さであるショル
ダゴム巾Ｌ１は、トレッド縁間のトレッド面に沿った長
さであるトレッド面巾ＴＷの０．２５〜０．１２５倍、
しかも前記補強ゴムシートは、ベルト層外端間のベルト
層外面に沿った長さであるベルト巾ＷＢの０．２５〜
０．１２５倍の距離Ｌ２を前記ベルト層外端からタイヤ
軸方向内側に隔てた内端位置Ｐ１と、前記トレッド縁か
らカーカスに下した法線Ｎ上にほぼ位置する外端位置Ｐ
２との間の範囲前記ベルト層に隣接してのびることを特
徴とする自動二輪車用ラジアルタイヤ。 - 【請求項２】前記補強ゴムシートは、１００％モジュラ
スを４５〜７０kg／cm2 、かつＪＩＳＡ硬度を６５〜７
５度としたことを特徴とする請求項１記載の自動二輪車
用ラジアルタイヤ。 - 【請求項３】前記補強ゴムシートの最大厚さｔは、前記
トレッド面からベルト層外面までのトレッドショルダ部
分におけるトレッドゴム厚さＴの０．３〜０．７倍であ
ることを特徴とする請求項１記載の自動二輪車用ラジア
ルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6240536A JPH0872505A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6240536A JPH0872505A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0872505A true JPH0872505A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17060999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6240536A Pending JPH0872505A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0872505A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001180226A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-07-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
| JP2006240507A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2006273248A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
| JP2007022388A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
| WO2007055322A1 (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-18 | Bridgestone Corporation | 二輪車用空気入りタイヤ |
| JP2008221895A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
| JP2009051317A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
| JP2009056900A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
| US20100024938A1 (en) * | 2007-03-08 | 2010-02-04 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire for motorcycle |
| EP2213481A1 (en) * | 2007-10-19 | 2010-08-04 | Kabushiki Kaisha Bridgestone | Pneumatic tire for two-wheeled vehicle |
| EP2756965A1 (en) * | 2013-01-21 | 2014-07-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire for use in two-wheeled automotive vehicle |
| JP2015116844A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用タイヤ |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP6240536A patent/JPH0872505A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001180226A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-07-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
| JP4566788B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2010-10-20 | 東洋ゴム工業株式会社 | 乗用車用空気入りタイヤ |
| JP2006240507A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP2006273248A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
| JP4634841B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-02-16 | 株式会社ブリヂストン | 二輪車用空気入りタイヤ |
| JP2007022388A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
| WO2007055322A1 (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-18 | Bridgestone Corporation | 二輪車用空気入りタイヤ |
| US8127813B2 (en) | 2005-11-11 | 2012-03-06 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire for two-wheeled vehicle |
| US20100024938A1 (en) * | 2007-03-08 | 2010-02-04 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire for motorcycle |
| JP2008221895A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
| US8365784B2 (en) * | 2007-03-08 | 2013-02-05 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire for motorcycle |
| JP2009051317A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りタイヤ |
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| EP2213481A1 (en) * | 2007-10-19 | 2010-08-04 | Kabushiki Kaisha Bridgestone | Pneumatic tire for two-wheeled vehicle |
| EP2213481A4 (en) * | 2007-10-19 | 2011-01-19 | Bridgestone Corp | PNEUMATIC FOR TWO-WHEELED VEHICLE |
| EP2756965A1 (en) * | 2013-01-21 | 2014-07-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire for use in two-wheeled automotive vehicle |
| JP2015116844A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用タイヤ |
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