JP3312662B2 - 偏向ヨークの巻線装置とその巻線方法 - Google Patents

偏向ヨークの巻線装置とその巻線方法

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    • H01J2209/236Manufacture of magnetic deflecting devices
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    • H01J2209/2366Machines therefor, e.g. winding, forming, welding, or the like
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管のような陰
極線管に装着される偏向ヨークの巻線装置とその巻線方
法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の偏向ヨークはボビンともいい、た
とえば第一分割体と第二分割体に2分割されており、第
一分割体と第二分割体を組み合わせた後に巻線をする。
このような組み合わせ型の偏向ヨークは、強度的にやや
弱く巻線後に歪みが生じやすい。また、組み合わせ型の
偏向ヨークは、第一分割体と第二分割体を組み合わせた
時にずれが生じる。
【0003】最近高画質もしくは高精細度のブラウン管
もしくはTVの登場とともに、高性能の偏向ヨークが求
められ、いわゆる一体型の偏向ヨークが用いられるよう
になったが、一体型の偏向ヨークに巻き線するための巻
線装置の技術は開発途上にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の一体
型の偏向ヨークの巻線装置では、たとえば線材の供給用
のノズルおよび線材案内用のガイドが、偏向ヨークに形
成されている間隔の非常に狭いセクション内部に入ら
ず、外側から線材をセクションに引っ掛けて線材を巻こ
うとするために、間隔が狭いセクションに対しては線材
がうまく引っ掛からず線材が外れる。このためいわゆる
ミスワイヤーの原因となるという欠点があった。
【0005】また、従来の一体型の偏向ヨークの巻線装
置では、ネック側に巻線する場合に、上記ガイドが一定
位置にしか上下移動ができないので、ネック側の円周溝
部分の同じ位置に巻線してしまい、線材がネック側の円
周溝部分において均一に巻線されない。このように,ミ
スワイヤーを起こしたり巻線が均一でないと、偏向ヨー
クは高精度に電子線を偏向することができず、ブラウン
管などに適応しても高画質が得られないという欠点があ
った。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、間隔が狭くても確実に線材を巻線でき
るとともに、線材を円周溝部分においてほぼ均一に巻線
することができる偏向ヨークの巻線装置とその巻線方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、 漏斗状の偏向ヨークに形成されている第1円
周溝(実施例では開口部側円周溝20)と、第2円周溝
(実施例ではネック側円周溝24)と、そして第1円周
溝と第2円周溝の間に形成されている巻き部位(実施例
では巻き溝18)に対して線材を巻くための偏向ヨーク
の巻線装置において、線材を送出するノズルを備え、こ
のノズルを偏向ヨークの中心軸と平行な第1方向と、こ
の第1方向に直交する第2方向とに移動してこのノズル
が偏向ヨークの内部と偏向ヨークの外部において移動お
よび位置決め可能に構成された線材の送出手段(実施例
ではノズルユニット30)と、送出された線材を着脱可
能なつかみ部(実施例ではガイド爪59)を備え、この
つかみ部を偏向ヨークの中心軸と平行な第1方向と、こ
の第1方向に直交する第2方向とに移動可能であり、こ
のつかみ部を偏向ヨークに関して移動および位置決めす
ることにより、偏向ヨークの第1円周溝と、第2円周溝
と、そして巻き部位に対して線材を案内することができ
るガイド手段(実施例ではガイドユニット50)と、偏
向ヨークを保持し、しかも線材を巻こうとする巻き部位
を回転方向に割り出して位置決め可能な保持手段(実施
例ではホルダユニット70)と、を備えること偏向ヨー
クの巻線装置により、達成される。
【0008】前記送出手段は、好ましくは前記ノズルを
前記第1方向と、この第1方向に直交する前記第2方向
とに移動可能な送り手段を備えており、さらに好ましく
は、この送り手段が、NC制御される。前記ガイド手段
は、好ましくは前記つかみ部を前記第1方向と、この第
1方向に直交する前記第2方向とに移動可能な送り手段
を備えており、さらに好ましくは、この送り手段が、N
C制御される。
【0009】前記第1円周溝は、好ましくはブラウン管
の蛍光面側の開口側円周溝であり、第2円周溝は、電子
銃側のネック側円周溝である。前記巻き部位は、好まし
くはセクションにより形成されている巻き溝である。
【0010】前記送出手段の前記ノズルは、好ましくは
偏向ヨークの前記中心軸に関して所定角度回転および所
定角度反転可能であり、さらに好ましくは、NC制御に
より、回転または反転される。前記ガイド手段の前記つ
かみ部は、好ましくは前記第2方向に関して所定角度回
転および所定角度反転可能であり、さらに好ましくは、
NC制御により、回転または反転される。
【0011】前記保持手段は、好ましくは偏向ヨークを
係脱可能に保持するクランプ部と、クランプ部を回転お
よびインデックス可能な駆動手段を備え、好ましくは、
駆動手段が、NC制御される。前記クランプ部は、好ま
しくは偏向ヨークを前記クランプ部に挿入すると複数の
コロで偏向ヨークの円筒面を保持して偏向ヨークを位置
決めする位置決め部を備え、この位置決め部を偏向ヨー
クの開口部側のフランジもしくはネック側のフランジの
一方に押しつけて偏向ヨークを固定する固定部を備え
る。前記ガイド手段の前記つかみ部は、好ましくは略L
字型である。
【0012】前記送出手段の前記ノズルは、好ましくは
少なくとも1つのプーリを備え、プーリには少なくとも
1本の線材を案内するための案内溝が形成されている。
【0013】この目的は、本発明にあっては、線材を送
出手段のノズルにより送出しながら、このノズルを偏向
ヨークの中心軸と平行な第1方向と、この第1方向に直
交する第2方向とにそってこのノズルを偏向ヨークの内
部と偏向ヨークの外部において移動するとともに、線材
のガイド手段のつかみ部により、送出された線材を着脱
可能につかみ、つかみ部を偏向ヨークの中心軸と平行な
第1方向と、この第1方向に直交する第2方向とに移動
して、しかも偏向ヨークを回転して割り出すことによ
り、このつかみ部により、偏向ヨークの第1円周溝と、
第2円周溝と、そして第1円周溝と第2円周溝の間に形
成された巻き部位に線材を案内して巻く偏向ヨークの巻
線方法により、達成される。前記方法においては、好ま
しくは、前記ノズルの第1方向及び第2方向への移動及
び回転,前記つかみ部の第1方向及び第2方向への移
動,偏向ヨークの回転は、NC制御によって、行なわれ
る。
【0014】
【作用】上記構成によれば、線材を送出手段のノズルに
より送出しながら、このノズルを偏向ヨークの中心軸と
平行な第1方向と、この第1方向に直交する第2方向と
にそってこのノズルを偏向ヨークの内部と偏向ヨークの
外部において移動する。この移動とともに、線材のガイ
ド手段のつかみ部により、送出された線材を着脱可能に
つかみ、つかみ部を偏向ヨークの中心軸と平行な第1方
向と、この第1方向に直交する第2方向とに移動する。
しかも偏向ヨークを回転して割り出す。これにより、こ
のつかみ部により偏向ヨークの第1円周溝と、第2円周
溝と、そして第1円周溝と第2円周溝の間に形成された
巻き部位に線材を案内して巻く。さらに、各送り手段等
が、NC制御される場合には、NC制御のパラメータを
変更するだけの簡単な作業によって、迅速に変更が完了
することになり、偏向ヨークの機種変更が容易に行なわ
れると共に、高密度,高精度の巻線作業が可能となり、
偏向ヨークの性能向上が実現されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0016】図1は、本発明の偏向ヨークの巻線装置の
好適な実施例を示している。この偏向ヨークの巻線装置
は、図2に示すような偏向ヨークHに対して線材を巻線
するためのものである。
【0017】まず、偏向ヨークHの構造について図2と
図3により説明する。偏向ヨークHは、漏斗状もしくは
ラッパ状のものであり、開口部側14とネック側16を
有している。この偏向ヨークHは、一体型セクション偏
向ヨークもしくはボビンもしくはセパレータともいい、
巻線の芯となる巻枠の役割を果たし、たとえばプラスチ
ックで作られている。偏向ヨークHがブラウン管に設定
されると、開口部側14はブラウン管の蛍光面側に配置
され、しかもネック側16は電子銃側に配置されるよう
になっている。偏向ヨークHの開口部側14は、図2と
図3に示すように複数のセクションS1と複数の巻き溝
18および1つの開口部側円周溝20を有している。偏
向ヨークHのネック側16は、同様に複数のセクション
S2と複数の巻き溝22および1つのネック側円周溝2
4を有している。
【0018】図1を参照すると、偏向ヨークの巻線装置
は、1つの偏向ヨークHに対して少なくとも2本の線材
W,Wを同時に巻くことが出来るようになっている。つ
まり偏向ヨークの巻線装置は、架台ユニット10の上
に、一対のノズルユニット30、30、一対のガイドユ
ニット50、50、1つのホルダユニット70および一
対のテンショナーユニット90、90を有している。こ
れら一対のノズルユニット30、30、一対のガイドユ
ニット50、50、および一対のテンショナーユニット
90、90は、それぞれ左右対称的な構造であり、実質
的に同じである。このため、図1の紙面で左側に位置す
るノズルユニット30、ガイドユニット50、およびテ
ンショナーユニット90を代表して以下に順次説明す
る。
【0019】図4は、架台ユニット10の上記左側の部
分に設定されているノズルユニット30、ガイドユニッ
ト50、ホルダユニット70およびテンショナーユニッ
ト90を示している。
【0020】図4と図5のノズルユニット30は、ノズ
ル38、ノズル回転ユニット30aおよびXZ送りユニ
ット32を有している。ノズル回転ユニット30aは、
XZ送りユニット32のスライダともいう取り付け板3
3に固定されている。X軸とZ軸は直交する。このXZ
送りユニット32は、X軸スライドユニット34と、Z
軸スライドユニット35を有している。X軸スライドユ
ニット34は、架台ユニット10に固定されている。X
軸スライドユニット34の送りネジ31がコントロール
パルスに応じてサーボモータ35aにより回転される
と、Z軸スライドユニット35はX方向に移動可能であ
る。Z軸スライドユニット35の送りネジ36がコント
ロールパルスに応じてサーボモータ37により回転され
ると、取り付け板33はZ方向に移動して任意の位置に
位置決め可能である。これによりノズルユニット30
は、X,Z軸に移動可能である。尚、これらのサーボモ
ータ35a,37は、それぞれ後述するように、サーボ
ドライバを介してNC制御部により駆動制御されるよう
になっている。
【0021】図6は、ノズルユニット30を詳しく示し
ている。ノズルユニット30はワイヤーともいう線材W
を図4のテンショナーユニット90から偏向ヨークHに
送出するか供給するためのものである。このノズルユニ
ット30は、ノズル38、サーボモータ39、ストッパ
40、歯付きベルト41、シリンダ42、プーリ43、
アイドラ44、歯付きプーリ45、46、スライドベー
ス47、ベアリングハウジング48、ガイドユニット4
9を有している。
【0022】図8はノズル回転ユニット30aを詳しく
示している。ノズル38はシャフト48aに固定されて
いて、サーボモータ39を駆動すると、歯付きベルト4
1、歯付きプーリ45、46、を介してノズル38を所
定角度θ、好ましくは180度回転および180度反
転、あるいは最大360度回転可能である。ストッパ4
0は、巻線装置が停止状態の時に線材Wを挟んでクラン
プするものである。すなわち、空気圧シリンダ42のシ
ャフトが図7に示すクランプピン40aに連結されてい
て、空気圧シリンダ42のシャフトの前進あるいは後退
によりクランプピン40aと固定ピン40bにより線材
Wを必要に応じて挟んで固定もしくは解放することがで
きる。尚、このサーボモータ39は、後述するように、
サーボドライバを介してNC制御部により駆動制御さ
れ、また空気圧シリンダ42は、同様にNC制御部によ
り駆動制御されるようになっている。
【0023】図8と図9に示すように送出しようとする
線材Wが、複数本の場合、たとえば3本の場合にも対応
できるように、ガイドユニット49の部材49cは3つ
のガイド穴49aを有していて、これによりたとえば図
9に示すように3本の線材W同志が絡まないようになっ
ている。部材49cはベアリング49bにより回転可能
になっていて、ノズル38が回転してもその回転に対応
できるようになっている。
【0024】図10と図11はノズル38を示してい
る。ノズル38は2つの溝付きプーリ38a,38bを
有していて、図12に示すようにベアリング38dを介
してそれぞれピン38cにより回転可能に取り付けられ
ている。溝付きプーリ38a,38bはそれぞれ3つの
溝を有している。1本もしくは複数本の線材Wは図12
に示すように案内される。図6に示すように、線材Wは
テンショナーユニット90から供給され、ガイドプーリ
43を介してストッパ40の内部を通り、図11に示す
ようにノズル38の内部を通ってノズル38の先端にあ
るガイド38eから送出される。なお、図13に示すよ
うに、ノズル38自体が回転するのでなく、一番下にあ
るプーリ38bを2個取付けてどちらの方向にも線材W
が供給されるようにすることもできる。
【0025】次に、図4に示したガイドユニット50に
ついて説明する。ガイドユニット50は、ガイド操作部
50a,反転ユニット51、XZ送りユニット52を有
している。XZ送りユニット52は、上記XZ送りユニ
ット32と同様の構成であり、X軸スライドユニット5
4と、Z軸スライドユニット55を有している。図14
に示すスライドベース53は、図示を省略するがノズル
ユニット30の場合と同様にX,Z軸方向に移動して位
置決めができる。この場合も、同様にして、スライドベ
ース53をX,Z軸方向に移動するためのサーボモータ
(図示せず)が備えられており、これらのサーボモータ
は、それぞれ後述するように、サーボドライバを介して
NC制御部により駆動制御されるようになっている。
【0026】図14はガイドユニット50のガイド操作
部50aと反転ユニット51を示している。ガイド操作
部50aはガイド爪59、開閉シリンダ57、ベース5
8を有している。ベース58の後ろはピン58aで連結
されていて、前はピン58bによりガイド爪59に連結
されている。ガイド爪59はピン56により回転するこ
とができる。開閉シリンダ57のシャフトが後退する
と、ガイド爪59がピン56を中心にして回転しガイド
爪59が矢印方向に開く。開閉シリンダ57のシャフト
が前進すると、ガイド爪59がピン56を中心にして回
転しガイド爪59が矢印方向に閉じる。このガイド爪5
9は、図15に示すように好ましくはL字型の先端部5
9aを有している。ここで、上記開閉シリンダ57は、
後述するように、NC制御部により駆動制御されるよう
になっている。
【0027】反転ユニット51は、反転ベース60、ベ
アリングハウジング61、反転シャフト62、カップリ
ング63、ロータリアクチュエータ64、スライドベー
ス53を有している。空気圧によりロータリアクチュエ
ータ64が180度回転すると、カップリング63で連
結された反転シャフト62と反転ベース60が180度
反転する。これにより、ベース58とともにガイド爪5
9も反転する。
【0028】次に、テンショナーユニット90は、図4
に示すようにフレーム91に取り付けられている。線材
Wは図示しない供給源からこのテンショナーユニット9
0を介して機械的に適切な張力でノズルユニット30に
対して供給することができる。
【0029】次に、図4のホルダユニット70について
説明する。ホルダユニット70は、図2に示した偏向ヨ
ークHを保持し、しかもインデックスすることができる
ものである。このホルダユニット70は、図16に示す
ように、ホルダ本体71と、クランプ開閉装置72を有
している。ホルダ本体71の回転テーブル75は、サー
ボモータ73により歯付きベルト74を介して所定角度
インデックス可能である。さらに、ホルダ本体71は、
クランプ部82を有しており、このクランプ部82によ
り、この回転テーブル75に対して図2に示した偏向ヨ
ークHを保持するのである。
【0030】図17はクランプ開閉装置72を示してい
て、クランプ開閉装置72は、固定部76、上下移動ユ
ニット77、上昇テーブル78および開閉部83を有し
ている。固定部76は、図4に示した架台ユニット10
に固定されている。上下移動ユニット77は、シリンダ
80と移動板81を有している。シリンダ80は固定部
76に固定されていて、シリンダ80のシャフトが伸び
ると、移動板81とともに上昇テーブル78および開閉
部83がZ方向に所定距離移動して位置決めできる。こ
こで、シリンダ80は、後述するNC制御部により駆動
制御されるようになっている。
【0031】図18はベース78、保持操作部79を詳
細に示している。保持操作部79は、クランプ部82と
開閉部83から構成されている。クランプ部82は、図
4のホルダ本体71の下側に設けられている。開閉部8
3は図18の上昇テーブル78の上側に設定されてい
る。まず、クランプ部82は、1対のガイドシャフト1
00、100、2対の計4本の板バネ用のガイドシャフ
ト102、102(図18には簡略化のために1対のみ
示している)、1対のスライダ103、104、1対の
ガイドシャフト固定板105、106、1対の板バネス
ライダ107、108を有している。
【0032】また、開閉部83は、板バネスライダ10
7、108の開閉レバー110、111、開閉レバー1
10、111のリニアガイド112、113、駆動用シ
リンダ114、119、リニアガイド115、スライダ
103、104の開閉レバー116、117、バネプッ
シャ118を有している。ここで、シリンダ114,1
19は、後述するNC制御部により駆動制御されるよう
になっている。
【0033】2本のガイドシャフト100、100は、
図4のホルダ本体71の下面側に水平にかつ平行に設定
されている。4本のガイドシャフト102、102は、
ガイドシャフト100、100と直交するようにして平
行に設定されている。ガイドシャフト100、100に
より、スライダ103、104が案内されるようになっ
ている。スライダ103には、コロ取り付け部120と
カムプレート121が固定されている。コロ取り付け部
120には2つのコロ122、123が取り付けられて
いる。カムプレート121には斜面121a,121
b,121cが形成されている。同様にして、スライダ
104には、コロ取り付け部124とカムプレート12
5が固定されている。コロ取り付け部124には2つの
コロ126、127が取り付けられている。カムプレー
ト125には斜面125a,125b,125cが形成
されている。各コロ122、123、126、127
は、図19に示すようにコロ取り付け部120、124
のシャフト120aに対してベアリング120bを介し
て回転可能に取り付けられている。コロ122と123
はほぼV字型に配置されている。コロ126と127も
ほぼV字型に配置されている。
【0034】図18のガイドシャフト固定板105、1
06はガイドシャフト100、100にそれぞれ保持さ
れている。ガイドシャフト固定板105、106は、そ
れぞれシャフト130とバネ131を有している。板バ
ネスライダ107、108は、それぞれ1対のガイドシ
ャフト102により案内ができる。板バネスライダ10
7、108の下面には、それぞれカムフォロア132が
設けられている。
【0035】図18の開閉レバー110、111には、
それぞれリニアガイド112、113が設定されてお
り、シリンダ114のシャフトを伸縮することにより、
リニアガイド112、113が同期してガイドシャフト
102の方向に移動可能である。開閉レバー116、1
17は、リニアガイド115にそって駆動用シリンダ1
19の動作により互いに接近する方向にもしくは離れる
方向に同期して移動可能である。すなわち開閉レバー1
16、117は、スライダ103、104に係脱自在に
かみ合い、これによりスライダ103、104は、互い
に接近する方向にもしくは離れる方向に同期して移動可
能である。バネプッシャ118は上昇テーブル78に対
して固定されていて、上昇テーブル78が上昇すると、
バネプッシャ118はガイドシャフト固定板105、1
06に対して下から圧縮バネ131、131の力に抗し
てガイドシャフト固定板105、106とともにクラン
プ部82全体を上方に押し上げる。
【0036】図20に示すように、偏向ヨークHは、開
口部側のフランジ140と、ネック側のフランジ141
を有している。偏向ヨークHはホルダ本体71の回転テ
ーブル75の穴143に挿入されていて、フランジ14
0の下面が回転テーブル75に載っている。この穴14
3の大きさはネック側のフランジ141が通過できるよ
うに設定されている。この回転テーブル75には、フラ
ンジ140の近傍に図示しない突起が形成されていて、
この突起とフランジ140に形成された凹部により偏向
ヨークHは回転テーブル75に対して回転が規制されて
いる。
【0037】このように偏向ヨークHを回転テーブル7
5に挿入するときには、図18で示した4つのコロ12
2、123、126、127は、フランジ141に干渉
しない位置まで後退している。4つのコロ122、12
3、126、127は、2つずつV字型に配置されてい
るので、全てのコロが偏向ヨークHの円筒面外周に接触
できる。4つのコロを用いるのは、偏向ヨークHが樹脂
製のときには大きなクランプ力による変形を均一にする
ためである。したがって原理的には、1対のV字型のコ
ロと、これらのコロに対抗する1つのコロの計3つのコ
ロがあればよい。また、偏向ヨークがさらに大型で円筒
部が大径であり薄肉である場合には5つ以上のコロを使
用してもよい。
【0038】偏向ヨークHの円筒部を4つのコロでクラ
ンプする際にクランプ力は、次のようにして発生させ
る。つまり、図18の板バネスライダ107、108を
ガイドシャフト102にそって移動させると、カムフォ
ロア132 132がカムプレート121、125の各
斜面121a,125aをそれぞれ転がりながら移動
し、斜面121b,121cの間と、斜面125b,1
25cの間においてそれぞれ停止する。この時、板バネ
スライダ107、108が撓み、スライダ103、10
4は向かい合う方向にクランプ力が発生する。この板バ
ネスライダ107、108は、開閉レバー110、11
1により移動可能である。一方、開閉レバー110、1
11をこれとは逆に移動することにより、カムフォロア
132、132がカムプレート12、125から外れる
ので、クランプ力を解除できる。
【0039】図20では、偏向ヨークHはクランプ状態
にある。偏向ヨークHのフランジ140は回転テーブル
75の上に載っており、コロにより円筒部144をセン
タリングしたのち、コロ取り付け部120、124がフ
ランジ141を矢印R方向に押し下げて位置決めすると
ともに固定する。この時図示していないが、フランジ1
40の凸部と回転テーブル75の凹部がかみ合うことに
よって偏向ヨークHの回転テーブル75に対する回転規
制がされている。
【0040】図21を参照して、偏向ヨークHの回転お
よびインデックス機構を説明する。なお、図21では偏
向ヨークHは図示を省略している。図21は、図18で
示した保持操作部79のクランプ部82を歯付きベルト
用のプーリ160に設定したものである。図18のシャ
フト130を直動ベアリング162に挿入してあり、ク
ランプ部82はシャフト130の軸方向(上下方向)に
軽い力で移動できるようになっている。
【0041】直動ベアリング162は、歯付きベルト用
のプーリ160に固定されていて、プーリ160の回転
をシャフト130を通じてクランプ部82に伝えること
ができる。ベアリング164の外輪は、ベース166に
固定され、内輪のみが回転できる。ベアリング164の
内輪には、すでに述べた回転テーブル75、回転リング
168、そしてプーリ160が取り付けられている。こ
のプーリ160には、図21では図示していないが図4
で示している歯付きベルト74がかみ合っている。した
がって、図4に示すサーボモータ73を駆動することに
より、内輪に回転を伝えて、回転テーブル75とクラン
プ部82とともに偏向ヨークHを360度回転もしくは
任意の角度分回転方向にインデックスすることができ
る。
【0042】ボビン保持部ともいうクランプ部82全体
は、2つのバネ131により常に下向きの力が付勢され
ており、図20の偏向ヨークHの小さいフランジ141
はこの付勢力により図20の矢印R方向の力を加えるこ
とにより、偏向ヨークHの大きいフランジ140を回転
テーブル75に押しつけて固定している。
【0043】ここで、偏向ヨークHのクランプ方法を簡
単に説明しておく。図18の1対のスライダ103、1
04をスライダ開閉レバー116、117により解放状
態にし、かつ板バネスライダ107、108を板バネ開
閉レバー110、111により解放状態にして、図20
の回転テーブル75に偏向ヨークHを入れる。この時図
18の上昇テーブル78を上げて、バネプッシャ118
によりバネ131が圧縮され、この圧縮力により偏向ヨ
ークHは上下方向に位置決めされる。そしてスライダ開
閉レバー116、117によりスライダ103、104
を閉じる。つぎに板バネ開閉レバー110、111によ
り板バネスライダ107、108を移動して、カムプレ
ート121、125の各V字型の溝にカムフォロア13
2、132をそれぞれ入れる。これにより、図20に示
すように、偏向ヨークHは、スライダ103、104の
コロ122、123、126、127と回転テーブル7
5により上下方向(偏向ヨークHの中心軸CH、第1方
向)とこの中心軸CHと直交する水平方向(第2方向)
に関して位置決めして固定される。このあとバネプッシ
ャ118を下げる。図20に示すように、回転テーブル
75とコロ取りつけ部124の位置は、クランプ高さh
により示すことができる。
【0044】さらに、上記ノズルユニット30のサーボ
モータ、即ちサーボモータ35a,37,39と、ガイ
ドユニット50のX,Z軸方向の移動用の各サーボモー
タ、そしてホルダ70の回転用サーボモータ73は、図
22に示すように、それぞれNC制御部170から、回
線を通じ、さらにサーボドライバを介して、NC制御さ
れるようになっている。また、上記各ユニットのシリン
ダは、同様にして、NC制御部170から、既存の出力
を使用することにより、空圧駆動系171を介して、N
C制御されるようになっている。さらに、上記各シリン
ダの動作は、それぞれ適宜に設けられたセンサ172に
よって検出され、その検出信号が、このNC制御部17
0にフィードバックされるようになっている。このNC
制御部170は、予めNC制御データが、ティーチング
ユニット173から入力されている。さらに、このよう
に入力されたNC制御データは、ティーチングユニット
173から、修正データを入力することにより、パラメ
ータの変更ができる。これにより、巻線を巻回すべき偏
向ヨークの機種変更に伴うNC制御データの変更が、簡
単に行なわれる。
【0045】このような構成のNC制御部170は、図
23のフローチャートに示すように、各サーボモータを
適宜に制御することにより、ノズルユニット30,ガイ
ドユニット50,ホルダユニット70を目標位置に移動
させる。その後、各シリンダを動作させることにより、
ホルダユニット70のクランプ部82,ガイド爪59等
を開閉し、またホルダユニット70を上下動させる。こ
こで、各シリンダに関連して配設されたセンサが、動作
が確実に行なわれたことを検出したとき、各シリンダの
動作を停止させ、動作が完了することになる。
【0046】次に、この発明の巻線装置により、偏向ヨ
ークHに線材Wを巻き線する方法を順次説明する。なお
図1に示す実施例の巻線装置では、1つの偏向ヨークH
に対して少なくとも2本、最大6本の線材Wを同時進行
で巻くことができる。このため、1本の線材Wを巻くの
に比べて少なくとも2倍以上の作業能率が得られるので
ある。
【0047】まず、図24に示すように、偏向ヨークH
の中に一対のノズル38、38を下降させて、2本の線
材Wをネック側16の2つのセクションS2,S2に結
び付けて固定する。この時には、一対のガイド爪59、
59は開口部14の側方に水平に位置される。
【0048】次に、図25に示すように、一対のノズル
38、38を上昇させながら偏向ヨークHを回転してイ
ンデックスして巻き溝18に沿って線材Wを送りだす。
なお、図25は簡単化のために一方のノズル38のみを
示している。
【0049】図26と図27に示すように、ノズル3
8、38が偏向ヨークHの開口部14よりも高い位置に
移動したら、その位置で停止して、ノズル38、38が
それぞれプラス180度回転する。そして、ガイド爪5
9、59が開いた状態でガイド爪59、59が前進し、
ガイド爪59、59が閉じて線材Wを引っかける。その
線材Wは、開口側円周溝20に対応する位置に移動す
る。
【0050】次に、偏向ヨークHを回転もしくはインデ
ックスして、巻線するべきセクションS1の位置で停止
する。
【0051】図28と図29に示すように、ガイド爪5
9、59は開口側円周溝20の位置に対応するようにし
て前進して、この開口側円周溝20の内部に入る。ノズ
ル38、38が偏向ヨークHの内側へ移動して、マイナ
ス180度回転して、すなわち元の位置にもどす。そし
てガイド爪59、59を開けば目的のセクションS1に
線材Wが巻線される。
【0052】次に、図30と図31に示すように、ノズ
ル38、38が線材Wを送りだしながら下降する。この
下降と同期して偏向ヨークHが回転する。任意の巻き溝
18に沿ってノズル38、38が下降する。一方、すで
に述べたガイド爪59、59の開成により、ガイド爪5
9、59はすぐに移動を開始して、図32に示すように
ガイド爪59、59が移動するとガイド爪59、59が
180度反転して、ネック側16の位置でノズル38、
38が下降してくるのを待つ。
【0053】図32ないし図34に示すように、ノズル
38、38が巻き溝18に沿って下降して最下点に達す
ると、ガイド爪59、59は前進してかつ閉じて線材W
を引っかける。そして引っかけたままで後退して上昇し
て図33に示すようにネック側円周溝24の位置に達す
ると停止する。その状態で図34に示すように偏向ヨー
クHが回転してインデックスされて巻線するべきセクシ
ョンS2の位置で停止する。
【0054】図35と図36に示すように、ガイド爪5
9、59はネック側円周溝24の位置のまま前進し、ネ
ック側円周溝24の内部に入り込む。そしてガイド爪5
9、59を開いて目的のセクションS2に巻線される。
【0055】この後、図37と図38に示すように、ガ
イド爪59、59は後退し、上昇し、しかも反転する。
図38に示すようにノズル38、38は図25に示した
のと同様に再び上昇する。このように、ガイド爪59
は、スムーズに線材Wをひっかけてガイドすることがで
きる。以上説明した1つのサイクルの動作手順を繰り返
すことにより、偏向ヨークHに対して線材Wが巻かれる
ことになる。
【0056】図示の実施例では上述したクランプ力を発
生するために、図18で示した板バネスライダー10
7、108を使用しているが、これに代えて圧縮バネも
しくは引っ張りバネを用いてもよい。また、回転テーブ
ル75とともに偏向ヨークHを回転もしくはインデック
スするために、歯付きベルト74とプーリ160を用い
ているが、これに代えて歯車や摩擦車、特殊モータによ
りダイレクトドライブするようにしてのよい。この特殊
モータとは、中空のモータでありプーリ160のような
形状を有している。
【0057】図1で示した第一の実施例では、少なくと
も2本の線材Wを偏向ヨークに巻き付けることができる
ようになっている。しかし図39に示す別の実施例では
少なくとも1本の線材Wを巻くことができる。つまりこ
の偏向ヨークの巻線装置は、架台ユニット10の上に、
1つのノズルユニット30、1つのガイドユニット5
0、1つのホルダユニット70および1つのテンショナ
ーユニット90を有している。このように構成すると、
省スペース化が図れる。
【0058】図40には、偏向ヨークのセクションS
1,S2に巻かれている線材Wの形状の一例を示してい
る。また、図41は、偏向ヨークの別の実施例を示して
いる。この分割偏向ヨークともいう分割ボビンH0を2
つ合わせることにより、図2で示した偏向ヨークを形成
することができる。
【0059】尚、上述した各ユニットのサーボモータ,
シリンダは、それぞれNC制御部170によって、駆動
制御されている。従って、巻線を巻回すべき偏向ヨーク
の機種が変更された場合には、ティーチングユニット1
73から、NC制御のパラメータを変更するように、修
正データを入力するだけの簡単な作業によって、NC制
御データの変更が行なわれる。かくして、機種変更が、
簡単な作業により、短時間で行なわれることになり、生
産性が向上することになる。
【0060】また、上述した実施例においては、各サー
ボモータ及びシリンダは、NC制御部170によって、
NC制御されるようになっているが、これに限らず、他
の同様な手段、例えばシーケンサ及びACサーボモータ
の組合せや、CPU及びロボットコントローラの組合せ
等によっても、NC制御される。
【0061】
【発明の効果】上記構成としたので、本発明によれば、
線材のノズルと線材のつかみ部を偏向ヨークに対して正
確に位置決めでき、特に偏向ヨークの開口部側円周溝と
ネック側円周溝およびセクションに対して正確に位置決
めできる。このため、偏向ヨークの開口部側円周溝とネ
ック側円周溝の間隔が狭くても均一に整然と線材を巻く
ことができる。しかも開口部側のセクションとネック側
のセクションの間隔が狭くても確実にセクションに巻き
線することができる。これらのことから、高性能の偏向
ヨークが得られ、高精細のブラウン管を大量生産するこ
とができる。さらに、各サーボモータ及びシリンダ等
が、NC制御によって、駆動制御される場合には、その
NC制御データの変更が、容易に行なわれるので、巻線
を巻回すべき偏向ヨークの機種変更が、容易に且つ短時
間で行なわれる。従って、途中で機種変更する場合、N
C制御データの変更が、パラメータを変更するだけの簡
単な作業によって、行なわれる。かくして、容易に且つ
短時間で、機種変更に対応することが可能となり、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向ヨークの巻線装置の好適な実施例
を示す概略図。
【図2】図1に示した偏向ヨークの巻線装置により巻き
線するための偏向ヨークを示す図。
【図3】図2に示した偏向ヨークの断面図。
【図4】図1に示した偏向ヨークの巻線装置の半分を示
す拡大図。
【図5】図1に示した偏向ヨークの巻線装置のノズルユ
ニットのXZ送りユニットを示す図。
【図6】図1に示した偏向ヨークの巻線装置のノズルユ
ニットの構造を示す図。
【図7】図6に示したノズルユニットにおける線材のク
ランプ機構を示す図。
【図8】図6に示した偏向ヨークの巻線装置のノズルユ
ニットの構造を示す側面図。
【図9】図8に示したノズルユニットにおける線材のガ
イドユニットを示す断面図。
【図10】図8に示したノズルの斜視図。
【図11】図8に示したノズルの断面図。
【図12】図8に示したノズルのコロを示す斜視図
【図13】図7に示したノズルとは別のノズルの実施例
を示す図。
【図14】図1に示した偏向ヨークの巻線装置のガイド
ユニットを示す図。
【図15】図14に示したガイドユニットのガイド爪を
示す拡大図。
【図16】図1に示した偏向ヨークの巻線装置のホルダ
ユニットを示す図。
【図17】図1に示した偏向ヨークの巻線装置における
クランプ開閉装置を示す図。
【図18】図1に示した偏向ヨークの巻線装置における
保持操作部のクランプ部と開閉部を示す図。
【図19】図18に示した保持操作部のコロの支持構造
を示す図。
【図20】偏向ヨークが固定されている様子を示す図
【図21】偏向ヨークの保持および回転機構を示す図。
【図22】図1に示した偏向ヨークの巻線装置の制御系
を示すブロック図。
【図23】図22に示した制御系の動作を示すフローチ
ャート。
【図24】本発明における線材の巻き線開始状態を示す
図。
【図25】線材を偏向ヨークの中に案内していることを
示す図。
【図26】線材を偏向ヨークの開口側円周溝に巻く様子
を示す底面図。
【図27】線材を偏向ヨークの開口側円周溝に巻く様子
を示す側面図。
【図28】線材をあるセクションに巻く様子を示す底面
図。
【図29】線材をあるセクションに巻く様子を示す側面
図。
【図30】線材を開口側円周溝に巻いたあとに線材を巻
き溝を介してネック側に導こうとする様子を示す底面
図。
【図31】線材を開口側円周溝に巻いたあとに線材を巻
き溝を介してネック側に導こうとする様子を示す側面
図。
【図32】線材をネック側でガイド爪によりつかんだ状
態を示す側面図。
【図33】線材をネック側でガイド爪により、ネック側
円周溝に対応する位置に導いた様子を示す側面図。
【図34】線材をネック側でガイド爪により、ネック側
円周溝に対応する位置に導いた様子を示す底面図。
【図35】線材をネック側でガイド爪により、ネック側
円周溝内に入れた様子を示す側面図。
【図36】線材をネック側でガイド爪により、ネック側
円周溝内に入れた様子を示す底面図。
【図37】線材のノズルをネック側で保持した様子を示
す側面図。
【図38】線材のノズルを開口部側に上げて次の巻き線
サイクルに移る様子を示した側面図。
【図39】本発明の偏向ヨークの巻線装置の別の好まし
い実施例を示す斜視図。
【図40】線材の巻き形状の一例を示す図。
【図41】本発明の偏向ヨークの巻線装置により巻線さ
れるのに好適な分割型の偏向ヨークの実施例を示す図。
【符号の説明】 W 線材 H 偏向ヨーク 10 架台ユニット 30 ノズルユニット(線材の送出手段) 38 ノズル 50 ガイドユニット(線材のガイド手段) 59 ガイド爪 70 ホルダユニット(偏向ヨークの保持手段) 90 テンショナーユニット 170 NC制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/236

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏斗状の偏向ヨークに形成されている
    口部側の第1円周溝と、ネック側の第2円周溝と、前記
    第1円周溝と第2円周溝の間に形成されている巻き部位
    に対して線材を巻くための偏向ヨークの巻線装置におい
    て、前記偏向ヨークの中心軸と平行な第1方向と、この第1
    方向に直行する第2方向とに移動して、前記偏向ヨーク
    の内部と外部において移動および位置決め可能であり、
    かつ、前記第1方向を中心に所定角度回転及び所定角度
    反転可能なノズルから線材を送出する 送出手段と、前記ノズルから 送出された線材を着脱自在なつかみ部
    有し、このつかみ部を前記第1方向と第2方向とに移動
    して位置決めすることにより、前記第1円周溝と第2円
    周溝と巻き部位に対して前記線材を案内するガイド手段
    と、前記 偏向ヨークを保持すると共に、前記線材を巻こうと
    する部位を回転方向に割り出して位置決め可能な保持手
    段と、 を備えることを特徴とする偏向ヨークの巻線装置。
  2. 【請求項2】 前記送出手段の前記ノズルは、NC制御
    により、回転または反転することを特徴とする請求項1
    記載の偏向ヨークの巻線装置。
  3. 【請求項3】 前記送出手段は、少なくとも1本の線材
    を案内する案内溝が形成されたプーリを少なくとも1つ
    有する前記ノズルと、このノズルを回転および反転可能
    にするためのサーボモータとを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の偏向ヨークの巻線装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段の前記つかみ部は、前記
    第2方向を中心に所定角度回転および所定角度反転可能
    であることを特徴とする請求項1に記載の偏向ヨークの
    巻線装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド手段の前記つかみ部は、NC
    制御により、回転または反転することを特徴とする請求
    項4に記載の偏向ヨークの巻線装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド手段の前記つかみ部は、略L
    字型であることを特徴とする請求項5に記載の偏向ヨー
    クの巻線装置。
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