JP3312628B2 - テープ速度調整方法 - Google Patents

テープ速度調整方法

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JP3312628B2 JP29832091A JP29832091A JP3312628B2 JP 3312628 B2 JP3312628 B2 JP 3312628B2 JP 29832091 A JP29832091 A JP 29832091A JP 29832091 A JP29832091 A JP 29832091A JP 3312628 B2 JP3312628 B2 JP 3312628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばいわゆるダブ
ルカセットデッキなどのテープデッキに適用して好適な
テープ速度調整方法およびテープ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2個のカセットデッキを備えるダブルカ
セットデッキなどのテープデッキにおいては、複製テー
プを作成するためのダビングモードを備える。そして、
この種のテープデッキでは、複製テープの作成時間を短
縮化するために、テープ速度をノーマル速度の2倍速、
3倍速などの高速で行える高速ダビングモードを備える
ものが多い。
【0003】このように複数種のテープ速度に速度切り
替えが可能なテープデッキにおけるテープ速度調整は、
それぞれのテープ速度において、また、ダブルデッキの
それぞれのデッキについて行う必要がある。
【0004】ところで、通常動作において、テープデッ
キが高速テープ速度になるのは、高速ダビングモードの
時だけである。したがって、高速テープ速度においてそ
れぞれのデッキを駆動させて、その信号を検出し、この
検出信号に基づいてテープ速度調整をそれぞれのデッキ
について行うことは、このままではできない。
【0005】そこで、従来は、テープデッキのセット外
部からショート可能なコネクタや端子ピンを用意してお
き、調整者が、導線などを用いて、これらのコネクタや
端子ピンをショートすることにより、ノーマルテープ速
度と高速テープ速度とを切り替え、各デッキのテープ速
度調整を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は、
テープ速度調整のために、調整者がセット外部からコネ
クタや端子ピンをショートするという操作が必要であ
り、調整作業が非常に厄介であった。そして、テープ速
度切り替え用のコネクタや端子ピンを、調整者がセット
外部で操作できる位置に設置しておく必要があり、テー
プデッキのセット構成に対する自由度が小さくなる欠点
があった。
【0007】また、テープ速度を決定するモータとプラ
ンジャーのタイミングによりテープデッキの動作モード
を制御するテープデッキにおいては、高速テープ速度モ
ード中の動作遷移を単純に行うことはできず、動作モー
ドを遷移させる場合、例えばフォワード方向走行モード
からリバース方向走行モードに移行させる場合には、モ
ータの速度を一旦ノーマル速度に戻してモードを遷移さ
せるか、高速テープ速度モードにおいて自動的にモード
遷移できるようにする、ハードウエア回路を別途追加す
る必要があった。
【0008】上記のことは、リールモータとキャプスタ
ンモータとを別個にするいわゆる2モータデッキの場合
には、特に問題となっていた。
【0009】この発明は、以上の点に鑑み、追加のハー
ドウエア回路を設けることなく、簡単な操作でテープ速
度調整が行えるようにしたテープ速度調整方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるテープ速度調整方法は、複数通りの
テープ駆動速度を備えるテープ駆動装置がイニシャルリ
セット状態にあるときに、前記テープ駆動装置が備える
複数の入力キーのうちの所定の入力キーの操作を監視
し、前記所定の入力キーの操作がなされたことを検出し
た場合に、前記テープ駆動装置をテストモードに移行さ
せると共に、前記複数の入力キーのうちの所定のキーの
操作により、上記複数通りのテープ駆動速度の一つを選
択し、テープを前記選択されたテープ駆動速度で駆動す
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成のこの発明においては、記録ないし
再生装置の制御用マイクロコンピュータのイニシャルリ
セット時に、特定のキー入力を行うことにより装置をテ
ストモードにすることができる。そして、そのテストモ
ードにおいては、キー入力操作によりノーマルテープ速
度と高速テープ速度との切り替えができる。
【0012】すなわち、調整者はキー入力操作を行うだ
けで複数通りのテープ速度調整ができることになるの
で、調整が簡易化できる。
【0013】
【実施例】図1は、この発明によるテープ速度調整方法
が適用される装置の一例としてのダブルカセットデッキ
の一実施例のブロック図である。
【0014】同図において、1Aは一方のテープデッ
キ、1Bは他方のテープデッキである。これらのテープ
デッキ1A及び1Bのテープ走行系のモータ及びプラン
ジャーは、デッキ駆動回路2によりが制御される。デッ
キ駆動回路2は、また、デッキ1Aを駆動させるか、デ
ッキ1Bを駆動させるかの切り換え制御を行い、さらに
は、ダビング時には両デッキ1A,1Bを駆動させる。
【0015】マイクロコンピュータ3は、キー入力装置
4からのキー入力を受けて、デッキ駆動回路2を制御す
る。デッキ駆動回路2は、このマイクロコンピュータ3
からの制御信号を受けて、上記の制御などを行う。な
お、デッキ駆動回路2では、少なくとも後述するテスト
モードにおいて、可変抵抗器6によりテープ速度のコン
トロールをすることができる。
【0016】また、デッキ1Aからの再生音声信号及び
デッキ1Bからの再生音声信号がプリアンプ5に供給さ
れる。そして、マイクロコンピュータ3からの制御によ
りこのプリアンプ5では、デッキ1A,1Bのいづれか
の再生信号を切り替え選択して増幅処理を行う。
【0017】マイクロコンピュータ3は、イニシャルリ
セット時に、特定のキー入力があると、そのキー入力に
応じたテストモードになる。この例のテープデッキは、
CD(コンパクトディスク)のプレーヤ部を備えてお
り、イニシャルリセット時に、次の3種のキーが入力操
作されると、そのキー入力に応じた3種のテストモード
に移行する。すなわち、 テープ系のストップキー … テープデッキのモータ駆
動系のテストモード CD系のストップキー … CD系のテストモード サウンドキー … サウンドデモモード という3種のモードとなる。
【0018】図2は、このテストモードへの移行のフロ
ーチャートである。すなわち、例えばマイクロコンピュ
ータ3のバックアップ電源を交換した場合等のイニシャ
ルリセット時には、このルーチン100のステップ10
1に入る。
【0019】そして、ステップ101からステップ10
2に進み、入出力ポートのイニシャライズ処理を行う。
次に、ステップ102からステップ103に進み、上述
のテストモードへ移行するためのキー入力があるか否か
判別する。テストモードへの移行のためのキー入力がな
かった時には、ステップ103からステップ108に進
み、セットの通常動作モードに移行する。
【0020】テストモードへ移行するためのキー入力が
あると判別されたときには、ステップ103からステッ
プ104に進み、キー入力に応じたテストモードの判別
が行われる。そして、特定キーとしてサウンドキーが操
作されていたときはステップ105に進み、サウンドデ
モモードとなる。また、特定キーとしてテープ系のスト
ップキーが操作されていたときはステップ106に進
み、テープデッキのモータ駆動系のテストモードとな
る。さらに、特定キーとしてCD系のストップキーが操
作されていたときはステップ10に進み、CD系のテス
トモードとなる。
【0021】そして、例えばテープデッキのモータ駆動
系のテストモードにおいては、図3に示すようなフロー
チャートが実行される。
【0022】すなわち、ステップ201にてテープデッ
キのモータ駆動系のテストモードに入り、ステップ20
2に進んで、自動的に電源をオンにさせ、セットのファ
ンクションをテープポジションにする。次に、ステップ
203に進んで、キー入力を待ち、キー入力を検知する
と、ステップ203からステップ204に進んで、その
キー入力がこのモータ駆動系のテストモードにおける有
効キー入力か否か判別する。
【0023】この例の場合、モータ駆動系のテストモー
ド中の有効キーは、DIRキー(オートリバースを1回
だけ行うか、繰り返し行うか、オートリバースを行わな
いか等を決めるためのキー)、テープカウンタのリセッ
トキー、デッキ1Aとデッキ1Bとの切替選択キー、フ
ォワードキー、リバースキー、早送りキー、巻戻しキ
ー、ポーズキー、レックミュートキー、ストップキー、
ノーマル速度ダビングキー、高速ダビングキーの12個
のキーとされる。
【0024】ステップ204では、以上の12個の有効
キーのいづれかがが押されたか否か判別される。有効キ
ー以外が入力操作されたと判別されたときにはステップ
204からステップ213に進み、セットの通常動作モ
ードに移行する。
【0025】また、いずれかの有効キーが入力操作され
たと判別されたときには、ステップ205において、そ
れがどの入力キーか判別されて、その入力キーに応じた
動作モードに移行し、その後、ステップ203に戻る。
【0026】すなわち、DIRキー、カウンタリセット
キーあるいはストップキーのいづれかが操作されたとき
は、ステップ206に進んで、セットの通常動作のとき
と同じ処理を行う通常動作コントロールの状態となる。
その後、ステップ203に戻る。
【0027】デッキ1Aとデッキ1Bとの切替選択キー
が操作されたときには、ステップ207に進んで、デッ
キ1A及び1Bに対する液晶ディスプレイにおけるモー
ド表示などの表示切替と、プリアンプ5に対するデッキ
1Aと1Bの音声信号入力切替がなされる。その後、ス
テップ203に戻る。
【0028】そして、高速ダビングキーが操作されたと
きには、ステップ212に進み、高速テープ速度モード
にする。また、ノーマル速度ダビングキーが操作された
ときには、ステップ211に進み、ノーマルテープ速度
モードにされる。その後、ステップ203に戻る。
【0029】そして、フォワードキー、リバースキー、
早送りキー、巻戻しキー、ポーズキー、レックミュート
キーの走行系キーが操作されたときには、ステップ20
8に進んで、その時のモードが高速テープ速度モードか
否か判別される。そして、高速テープ速度モードでない
と判別されたときには、ステップ208からステップ2
09に進み、通常動作コントロール状態となって、セッ
トの通常動作のときと同じ処理を行う。その後、ステッ
プ203に戻る。
【0030】また、ステップ208で高速テープ速度モ
ードであると判別されたときには、ステップ208から
ステップ210に進んで、高速テープ速度用動作コント
ロールを行う。この高速テープ速度用動作コントロール
の状態における動作モード遷移は、ソフトウエアにより
タイミングを取って行う。例えば、動作遷移時、キャプ
スタンモータを一旦ノーマルモードにし、定常状態にな
ったときにそのキャプスタンモータを高速にする。すな
わち、この高速テープ速度モードにおいては、動作遷移
中のみ、モータ速度をノーマルにし、遷移終了後高速に
切り換えるものである。このステップ210の後、ステ
ップ103に戻る。
【0031】そして、ノーマルテープ速度モード及び高
速テープ速度モードにおいて、デッキ駆動回路2に対し
て設けられている可変抵抗器6を、作業者が調整するこ
とによりテープ速度の調整を行うことができる。
【0032】なお、テープ速度調整は、可変抵抗器を用
いて手動調整を行うのではなく、モータから速度信号を
得て、この速度信号をマイクロコンピュータに取り込
み、調整用治具などを用いることにより、自動的に行う
ようにすることもできる。
【0033】以上はオーディオテープデッキの場合であ
るが、この発明は、これに限らず複数通りのテープ速度
を有する記録ないし再生装置に適用できることはいうま
でもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、マイクロコンピュータのイニシャルリセット時に、
特定のキー入力を行うことによりテストモードに移行さ
せると共に、このテストモードにおいては、キー操作の
みで高速テープ速度においてモード切替を行うことがで
きるようにしたので、簡単なキー操作だけでテープ速度
調整作業を行うことができ、調整作業を簡易化すること
ができる。
【0035】しかも、セット外にテープ速度切替用のコ
ネクタや端子ピンを設ける必要がないので、セット構成
に対する自由度が上がる。さらに、従来のような高速テ
ープ速度モードにおける動作モード遷移を考慮した操作
方法や、ハードウエアの追加をする必要がないので、セ
ットが安価になるというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるテープ速度調整方法が適用され
る装置の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の要部の説明のためのフローチャート
である。
【図3】この発明の要部の説明のためのフローチャート
である。
【符号の説明】
2 デッキ駆動回路 3 マイクロコンピュータ 4 キー入力装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/02 G11B 15/00 G11B 15/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数通りのテープ駆動速度を備えるテープ
    駆動装置がイニシャルリセット状態にあるときに、前記
    テープ駆動装置が備える複数の入力キーのうちの所定の
    入力キーの操作を監視し、 前記所定の入力キーの操作がなされたことを検出した場
    合に、前記テープ駆動装置をテストモードに移行させる
    と共に、 前記複数の入力キーのうちの所定のキーの操作により、
    上記複数通りのテープ駆動速度の一つを選択し、テープ
    を前記選択されたテープ駆動速度で駆動することを特徴
    とするテープ速度調整方法。
  2. 【請求項2】複数通りのテープ駆動速度を備えるテープ
    駆動装置において、 複数の入力キーと、 イニシャルリセット状態にあることを検出するイニシャ
    ルリセット状態検出手段と、 前記イニシャルリセット状態であるときに、前記複数の
    入力キーのうちの所定の入力キーの操作を監視し、前記
    所定の入力キーの操作がなされたことを検出した場合
    に、テストモードに移行させると共に、このテストモー
    ドにおいて前記複数の入力キーのうちの所定のキーの操
    作を検出したときに、上記複数通りのテープ駆動速度の
    一つを選択し、テープを前記選択されたテープ駆動速度
    で駆動するように制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするテープ駆動装置。
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