JP3308993B2 - 電動機駆動装置及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents

電動機駆動装置及びこれを用いた空気調和機

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JP3308993B2
JP3308993B2 JP25144192A JP25144192A JP3308993B2 JP 3308993 B2 JP3308993 B2 JP 3308993B2 JP 25144192 A JP25144192 A JP 25144192A JP 25144192 A JP25144192 A JP 25144192A JP 3308993 B2 JP3308993 B2 JP 3308993B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2201/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the converter used
    • H02P2201/09Boost converter, i.e. DC-DC step up converter increasing the voltage between the supply and the inverter driving the motor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータを用いた電
動機駆動装置に係り、特に交流電源からの電力を、一旦
この交流電源の電圧よりも高い電圧の直流電力に変換
し、この直流電力をインバータにより交流電力に変換し
て電動機に供給することにより、広範囲にわたる回転速
度制御を行なうようにした電動機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータを用いた電動機駆動装置の従
来技術としては、例えば特開昭59−181973号公
報に記載のように、インバータの出力電圧の制御を、イ
ンバータの入力である直流電圧を制御して行なう領域
と、入力直流電圧は一定のままでインバータの通流率を
制御して行なう領域とに分けて行なう方式の電動機駆動
装置がある。
【0003】より具体的には、この従来技術による電動
機駆動装置では、インバータ出力電圧指令が予め設定さ
れている直流電圧基準値よりも大きい場合には、インバ
ータの通流率を例えば最大値に固定したままで、直流電
圧をインバータ出力電圧指令に応じて制御し、他方、イ
ンバータ出力電圧指令が上記直流電圧基準値よりも小さ
い場合には、直流電圧は前記直流電圧基準値としたまま
で、インバータの通流率を制御して、インバータの出力
電圧がインバータ出力電圧指令に一致するようにしてい
る。
【0004】このような従来技術では、電動機の出力が
小さいときには、直流電圧を低い電圧で一定に保つこと
により、インバータのスイッチング損失を低減した上
で、高精度の制御を実現するものであり、また、電動機
出力が大きくなった場合には、インバータでは周波数制
御のみ行い、直流電圧を制御することにより回転数制御
を実現するようにしているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による電
動機駆動装置は、インバータ出力電圧指令と前記直流電
圧基準値の差により直流電圧値を決定しているので、電
流形インバータのように間接的にインバータ出力電圧が
決定されるような場合には、直流電圧の指令値が決定で
きないという問題があった。
【0006】また、直流電圧が直流電圧基準値より高い
場合に、インバータ出力が最大となるので、例えば電源
入力が単相の場合には、直流電圧に生じた電源変動によ
り、電動機トルク変動や電動機電流に変動が生じる場合
があるという問題があった。
【0007】さらに、空気調和機で可変速運転を行う場
合には、可変速範囲及び負荷変動範囲が広く、且つ、気
調和機の運転モードにより電動機の運転条件が異なるた
め、従来技術では、必ずしも最適な運転を実現できない
という問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題に充
分に対処できるようにした電動機駆動装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、入力された交流の電圧より高い直流電圧を得る交流
直流変換手段と、この直流電圧を交流電圧に変換するイ
ンバータと、このインバータにより駆動される電動機を
備え、前記交流直流変換手段を制御する電圧制御手段
と、前記電動機が指令の速度で運転するようにインバー
タ出力電圧をパルス幅変調信号により制御する速度制御
手段を有する電動機駆動装置において、前記インバータ
に入力される直流電圧を前記インバータの出力電圧より
高く制御するようにしたものである。
【0010】また、上記目的を達成するため、パルス幅
変調信号の通流率と予じめ設定された所定通流率の差、
及び前記直流電圧と予じめ設定された所定電圧の差、ま
たは電源から供給される入力電力、インバータに供給す
る直流電力、電動機に供給するインバータ出力、電動機
の出力のいずれかを検出する検出手段により検出した電
力、または電源から供給される入力電流、インバータに
供給する直流電流、電動機の巻線電流のいずれかを検出
する検出手段により検出した電流値により、直流電圧の
指令値を決定するようにしたものである。
【0011】さらに、直流電圧をインバータ出力電圧よ
り高く制御する電動機制御手段と、インバータに供給す
る直流電流を検出する手段を備え、直流電源変動が規定
値より小さくなるようにインバータ制御とは独立に直流
電圧を制御するようにしたものである。
【0012】さらに、直流電圧をインバータ出力電圧よ
り高く制御する電動機制御手段と、交流電源から供給す
る電力、または電流を検出する手段を備え、交流電源か
ら入力する電力を最小とするようにインバータ制御とは
独立に直流電圧を制御するようにしたものである。
【0013】さらに、前記の電動機駆動装置を用いて空
気調和機の能力制御を行ったものである。
【0014】
【作用】以上の構成は、パルス幅変調信号の通流率とあ
らかじめ設定された所定通流率の差及び前記直流電圧と
あらかじめ設定された所定電圧の差から電動機に供給し
ている電力を推定し、この電力に応じて直流電圧及びイ
ンバータ出力電圧を決定するように働く。
【0015】さらに、電源から供給される入力電力(ま
たは電流)、インバータに供給する直流電力(または電
流)、電動機に供給するインバータ出力(または電流)、
電動機の出力のいずれかを検出する検出手段により検出
した検出値とその時点の電圧でインバータが供給できる
最大出力との差を用いて直流電圧及びインバータ出力電
圧を決定する。
【0016】さらに、直流電圧を前記インバータ出力電
圧より高く制御し、低い直流電圧でインバータ制御を同
時に行うことにより、電源電流または電力を最小とした
り、直流電流の変動幅を所定の範囲内となるように直流
電圧指令値を決定する。
【0017】さらに、前記の電動機駆動装置を用いて空
気調和機の能力制御を行うことにより、空気調和機の運
転モードに応じた効率、振動最適点での運転を実現す
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明による電動機駆動装置につい
て、図示の実施例により詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施例で、この実施例は、整流回路2と昇圧
回路3、インバータ4、それに電動機制御装置6からな
り、交流電源1から供給された交流電力を可変電圧、可
変周波数の交流電力に変換し、これを電動機5に供給す
ることにより、この電動機(3相誘導電動機)5を、速度
指令値NR に応じて可変速駆動制御するようにしたもの
である。
【0019】整流回路2は、交流電源1から供給される
交流電圧を整流して昇圧回路3に直流電圧を入力する働
きをする。昇圧回路3は、インダクタンス素子とスイッ
チング素子、それにダイオードとを備え、スイッチング
素子をオンすることにより、インダクタンス素子の出力
側の電路を短絡してインダクタンス素子に直流電流を流
し、エネルギーをインダクタンス素子に蓄えた後、スイ
ッチング素子をオフし、これによりインダクタンス素子
に発生した電圧を入力直流電圧に加算してコンデンサC
1に充電させ、入力直流電圧を昇圧する働きをする。
【0020】そして、このタイプの昇圧回路によれば、
スイッチング素子のオンとオフの時間比(以下、デュー
ティ又は通流率という)を制御することにより、交流側
入力電流が正弦波状に制御され、力率を改善することが
でき、さらに交流側入力電流の大きさ(絶対値)を制御し
て直流電圧の制御(以下、これをPAM制御という)がで
きる。
【0021】インバータ4は、昇圧回路3から供給され
る直流電圧をパルス幅変調することにより、再び任意の
周波数の交流に変換し、電動機5に供給する働きをす
る。つまり、電動機5の各相の端子は、インバータ4の
中でスイッチング素子を介して直流電源の正側と負側に
それぞれ接続されており、各相のスイッチング素子のオ
ンオフ動作により、電動機5の端子間に交互に反転して
直流電圧が印加されることになり、電動機5に交流電力
が供給されることになる。
【0022】電動機5は、インバータ4から供給された
交流電力の周波数及び電流に応じて任意の回転数及びト
ルクで回転し、負荷を駆動する。
【0023】電動機制御装置6は、磁極位置検出センサ
P1等から得られる回転信号S4により電動機5の回転
速度を検出し、速度指令値NR に一致するようにインバ
ータ駆動信号S2を出力する。このインバータ駆動信号
S2は、インバータ4の各アームに接続されたスイッチ
ング素子をオンオフする信号で、パルス幅変調信号によ
り変調されており、この変調度によりインバータ4の出
力電圧Vinvまたはインバータ出力電流Iinvを制
御する(以下これをPWM制御という)。
【0024】また、電動機制御装置6は、直流電圧検出
器R3により検出した直流電圧検出信号S3が、電圧指
令値VdRに一致するように昇圧回路駆動信号S1を出
力する。この昇圧回路駆動信号S1は、昇圧回路3のス
イッチング素子をオンオフして、直流電圧を制御するも
のであるが、この電動機制御装置6の詳細について、さ
らに図によって説明する。
【0025】この電動機制御装置6は、図2に示すよう
に、回転信号S4から電動機5の回転数を演算し、速度
検出値Nを出力する速度演算装置605と、速度検出値
Nと速度指令値NR により、インバータ4への通流率指
令値DR 及び昇圧回路3への電圧指令値VdR を出力す
る速度制御装置610、通流率指令値DR からインバー
タ4を駆動するためのインバータ駆動信号S2を出力す
る通流率作成装置603、それに電圧指令値VdR に従
って昇圧回路3のスイッチング素子を駆動し、直流電圧
を制御する直流電圧制御装置601とから構成されてい
る。
【0026】また、速度制御装置610は、速度検出値
Nと速度指令値NR とから速度偏差値Neを算出する速
度制御部613と、速度偏差値Ne又は速度偏差零信号
Zから通流率中間値DRM 及び通流率指令値DR を算出
する通流率指令部612、速度偏差値Ne又は速度偏差
零信号NZ から電圧指令中間値VdRM 及び電圧指令値V
dR を算出する電圧指令部611、それに電動機の運転
状態と通流率及び直流電圧に応じて、速度偏差値Neを
通流率指令部612と電圧指令部611の何れに伝達す
るかを選択する切り換え部614とで構成されている。
【0027】そして、この切り換え部614は、速度偏
差値Neと通流率中間値DRM 及び電圧指令中間値VdRM
に基づいて切り換えを行なう。そして、速度偏差値N
eが通流率指令部612に伝達されたときには、速度偏
差値Neに基づいてPWM制御が行われ、速度偏差値N
eが電圧指令部611に伝達されたときには、速度偏差
値Neに基づいてPAM制御が行われ、他方、速度偏差
零信号NZ が伝達されているときは、通流率指令部61
2では最大通流率指令値DRMAX が出力され、電圧指令
部611では最低直流電圧指令値VdRMIN が出力され
る。
【0028】このように構成した電動機制御装置6は、
運転条件に応じてPWM制御及びPAM制御を切り換
え、速度検出値Nが速度指令値NR に一致するように電
動機5を制御するのである。
【0029】次に、図3及び図4を用いて、電動機制御
装置6の動作について説明する。なお、図3は、本発明
の一実施例による切り換え部614の切り換えアルゴリ
ズムを示し、図4は、電動機制御装置6における電動機
出力に対する直流電圧Vd と通流率Dの関係を示したも
のである。
【0030】以下、電動機起動状態では、速度制御装置
610での初期値として通流率指令値DR=0%、直流
電圧指令値VdR=150Vが与えられ、切り換え部61
4により速度偏差値Neが通流率指令部612に接続さ
れているものとし、図3に示すアルゴリズムに沿って説
明する。
【0031】図3において、まず621では、速度偏差
値Neが正なら加速中、負なら減速中として、加減速の
判定を行っている。そして電動機が加速中ならば622
へ進み、ここで通流率中間値DRM を用いて通流率指令
値が最大値かどうか判定し、最大通流率ならば624に
進み、速度偏差値Neの伝達先を通流率指令部612か
ら電圧指令部611に切り換え、昇圧回路3により直流
電圧を制御し、電動機5の速度制御を行う。このとき、
通流率指令部612には速度偏差零信号NZ が入力され
るため、通流率指令部612からは最大通流率指令値D
RMAX が出力され、通流率は最大値(ここでは100%)
に制御される。
【0032】また、621で電動機5が減速中ならば6
23に進み、電圧指令中間値VdRMを用いて直流電圧指
令値が最低直流電圧値になったかどうか判定し、最低直
流電圧値ならば625に進み、速度偏差値Neの伝達先
を電圧指令部611から通流率指令部612に切り換
え、インバータ4により電動機5に与える電動機電圧を
制御して電動機5の速度制御を行う。このとき、電圧指
令部611には速度偏差零信号NZ が入力されているた
め、電圧指令部611からは最低直流電圧指令値V
dRMINが出力され、直流電圧は最低値(ここでは150
V)に制御される。
【0033】ところで、この実施例では、速度偏差値N
eと通流率中間値DRM 及び電圧指令中間値VdRM に基
づいて切り換えを行っていたが、電動機の運転状態と通
流率及び直流電圧に関係する値ならどんな値を使用して
もよい。更に言えば、電動機の最大出力点(電圧に対す
る)がわかる値ならどれを使用しても切り換えが可能で
ある。
【0034】図3に戻り、621で電動機5が定速回転
中、又は622で通流率指令値が100%以下、或いは
623で直流電圧指令値が150V以上の場合は626
に進み、現在の状態を維持する。
【0035】従って、この電動機駆動装置6によれば、
図4に示すように、電動機5が低出力時は、昇圧回路3
は直流電圧を150Vに制御し、インバータ4は速度偏
差値Neに応じて通流率を変更させて電動機電圧を制御
することにより、電動機の速度制御を行なう。そして、
直流電圧が150Vになった時点で、電動機5が出せる
最大出力になると、ここで通流率指令値DR が100%
になるので、速度偏差値Neの接続が切り換えられ、電
圧指令値VdR が増加し、ここからは昇圧回路3によ
り、図4に示すように、直流電圧VD が上昇されてゆ
く。以後、電動機5が高出力状態では、昇圧回路3によ
り電動機電圧を制御することにより電動機の速度制御を
行なう。
【0036】反対に、電動機5が高出力状態から低出力
状態に変化した場合は、電圧指令値VdR が150V以
下になるので、直流電圧が150Vにまで低下した時点
で電動機5が出せる最大出力点になると、ここで速度偏
差値Neの接続が切り換えられ、通流率指令値DR が低
下し、インバータ4により電動機電圧が下げられ、以
後、インバータ4は速度偏差値Neに応じて電動機電圧
を制御し、電動機の速度制御を行なうのである。
【0037】従って、この第1の実施例では、上記動作
を行うことにより、昇圧回路3は直流電圧を必要以上に
上げる必要がなく、昇圧回路3のスイッチングに起因す
る損失を低減できる。また、インバータ4も、直流電圧
が低いためスイッチングに起因する損失を低減でき、さ
らに電動機5にかかる最大電圧(瞬時値)が小さくなるた
め、スイッチングに起因する電動機電流の変動が小さく
なり、このため回転子側に誘起される電動機出力に関係
ない渦電流が低減され、損失を少なくできる。
【0038】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図5は本発明の第2の実施例で、図1の実施例と同
一符号は同一部分を示す。この図5において、まず入力
電流検出器R1は、交流電源1から整流装置2に供給さ
れる電流を検出して入力電流検出信号S5を発生し、電
動機制御装置60に供給する働きをする。次に直流電流
検出器R4は、インバータ4に供給される直流電流を検
出した直流電流検出信号S6を発生し、電動機制御装置
60に供給する働きをする。
【0039】図6は、電動機制御装置60の詳細構成図
で、図2の実施例と同一符号は同一動作、同一部分を示
す。そして、この図6の実施例が、図2の実施例と異な
る部分は、速度制御装置620と通流率作成装置60
7、及び力率改善装置630である。
【0040】速度制御装置620は、速度指令値NR
び速度検出値Nに基づいて電流指令値IdR 及び電圧指
令値VdR を出力し、電動機5の回転数を制御するもの
で、所定の直流電圧において、電動機5に入力されてい
る実際の直流電力が、最大直流電力に等しくなったと
き、PWM制御とPAM制御との切り換えを行なうよう
になっているものである。
【0041】そこで、この速度制御装置620は、速度
偏差値Neを出力する速度制御部613と、速度偏差値
Neに可変ゲインK1を乗じた値に基づいて電圧指令値
dRを算出する電圧指令部611、速度偏差値Neに可
変ゲインK2を乗じた値に基づいて電流指令値IdR
算出する電流指令部616、直流電流検出信号S6と直
流電圧検出信号S3により検出した、その時点での直流
電圧で電動機5に入力できる最大直流電力を演算する最
大電力演算部631、入力電流検出信号S5より入力電
力を演算し、直流電力を推定する入力電力演算部63
2、それに速度偏差値Neと最大電力演算部631の出
力及び入力電力演算部632の出力により可変ゲインK
1及びK2のゲインを変更する切り換え部615とで構
成されている。そして、この実施例では、可変ゲインK
1、K2はどちらか一方がゲイン1のとき、他方はゲイ
ン0になるように設定されている。
【0042】通流率作成装置607は、インバータ4を
駆動し直流電流を制御するもので、電流指令値IdR
直流電流検出信号S6の偏差に基づいてインバータ駆動
信号S2を出力する働きをする。力率改善装置630
は、昇圧回路3を用いて電源電流を正弦波状に制御(力
率改善)すると同時に、直流電圧を所定の値に制御する
装置で、少なくとも入力電流検出信号S5を用いて力率
改善制御を行い、電圧指令値VdR に基づいて直流電圧
を制御する働きをし、入力電流検出信号S5と電圧指令
値VdR 及び直流電圧検出信号S3により力率改善と同
時に直流電圧制御ができる昇圧回路駆動信号S1を出力
するものである。
【0043】次に、図7は、切り換え回路615の切り
換えアルゴリズムを示したもので、この図7での641
は、図3の実施例における621と同一なので、説明は
省略する。まず、電動機5が加速中の場合には642に
進み、最大電力演算部出力と入力電力演算部出力を比較
して差がなくなったら644に進む。644では、その
時の最大電力演算部出力を基準電力として記憶し、64
6で可変ゲインK1をゲイン1に、可変ゲインK2をゲ
イン0に設定する。
【0044】次に、電動機5が減速中の場合には643
に進み、入力電力演算部出力と記憶されている基準電力
を比較し、差がなくなった場合645に進み、可変ゲイ
ンK1をゲイン0に、可変ゲインK2をゲイン1に設定
する。さらに、641で電動機5が定速回転中、又は6
42で入力電力演算部出力が最大電力以下、もしくは6
43で入力電力演算部出力が基準電力以上の場合は64
7に進み、現在の状態を維持する。
【0045】従って、この実施例による電動機駆動装置
60を、図7の切り換えアルゴリズムに従って動作させ
ると、第1の実施例と同様、図4に示す通り、電動機5
が低出力時は、昇圧回路3は直流電圧を150V(最低
直流電圧指令VdRMIN を150Vに設定した場合)に制
御し、インバータ4は速度偏差値Neに応じて電動機電
圧を制御し、電動機の速度制御を行なう。そして、直流
電圧が150Vになって電動機5に入力できる最大直流
電力に、実際の直流電力がなったとき、可変ゲインK1
及びK2のゲインが切り換えられ、電圧指令値VdR
増加し、昇圧回路3により直流電圧が図4に示す通り上
げられる。以後電動機5が高出力状態では、昇圧回路3
により電動機電圧を制御し電動機の速度制御を行なう。
【0046】反対に高出力状態から低出力状態に変化す
る場合も、直流電圧が150Vの時点で電動機5に入力
できる最大出力点になると、可変ゲインK1及びK2の
ゲインが切り換えられて通流率指令値DR が低下し、イ
ンバータ4により電動機電圧が下げられ、以後インバー
タ4は速度偏差値Neに応じて電動機電圧を制御し、電
動機の速度制御を行なうのである。
【0047】従って、この第2の実施例によれば、第1
の実施例と同様な効果を得ることができる上、電圧制御
装置に代えて力率改善装置630を使用しているため、
電動機5の回転数制御と同時に電源の力率を改善するこ
とができる。また、通流率作成装置607では、直流電
流の制御ができるため、高精度な電動機制御ができる。
【0048】なお、この第2の実施例では、その時点の
電圧で電動機に入力できる最大電力と、電源から供給さ
れる入力電力を用いて可変ゲインK1とK2のゲインを
切り換えているが、これに代えて、インバータ4に供給
される直流電力や電動機5の出力を使用して切り換える
ようにしてもよい。また、電源電流、直流電流、電動機
巻線電流を用いて切り換えるようにしても、同様の効果
を得ることができる。
【0049】次に、本発明のさらに別の実施例について
説明する。まず図8は、本発明の一実施例における動作
説明図で、この図は電動機駆動装置の運転特性で。横軸
に電動機出力、縦軸に電圧を示しており、直流電圧Vd
及びインバータ出力電圧Vinv を併せて示したものであ
る。この図8から明らかなように、この実施例では、直
流電圧Vd は電動機出力が小さいときは一定電圧に制御
しており、電動機出力が大きい場合には昇圧比を上げて
より高い電圧に制御するになっており、そして、電動機
出力が大きい場合には、直流電圧Vd はインバータ出力
電圧Vinv より高い電圧に保たれるようになっている。
【0050】PWM制御では、インバータがスイッチン
グする際、電動機の各相の巻線にかかる電圧はスイッチ
ング素子のオンオフ状態により直流電圧Vd と零(或い
は−Vd)に変化する。このとき、電圧の変化と電流の変
化が重なって発生するため、スイッチング素子には電流
と電圧の積に比例した損失が生じる。
【0051】また、このとき、電動機の線間電圧が変動
してしまうことにより、電機子巻線電流にスイッチング
周波数の変動成分がのり、回転子側に誘起する電動機出
力に関係しない渦電流が流れて損失を生じる。従って、
電動機出力が小さい場合に低い電圧でスイッチングすれ
ば、これらの損失を低減することができる。しかして、
直流電圧Vd をインバータ出力電圧Vinv に等しくした
のでは、インバータの制御による高精度な電動機制御が
できなくなり、電動機を最適な運転条件で運転できず、
効率、制御特性が悪化してしまう。
【0052】そこで、以下の本発明の実施例では、低い
電圧で動作させることによる低損失特性と、インバータ
制御による制御の高精度性を併わせ持たせ得るようにす
るため、直流電圧Vd をインバータ出力電圧Vinv より
少し高く制御し、最適な電動機運転を実現するものであ
る。
【0053】まず、図9は、本発明の第3の実施例で、
図1又は図5の実施例と同一符号は同一部分を表わす。
次に図10は、この実施例における電動機制御装置61
の詳細構成図で、図2の実施例と同一符号は同一部分を
表わしており、この図から明らかなように、この実施例
では、通流率作成装置603と速度制御装置604、そ
れに速度演算装置605からなる電動機制御系と、電圧
制御装置601と電圧指令装置653及び記憶装置65
2からなる直流電圧制御系とが独立した構成となってお
り、回転速度制御は電動機制御系によるPWM制御で行
ない、直流電圧制御は電圧制御系によるPAM制御で行
なうようになっている。
【0054】速度制御装置604は、速度演算装置60
5から入力される速度検出値Nと、速度指令値NR との
差を零とするように、速度制御のみに関連する通流率指
令値DR を作成する。また、これと並行して、速度制御
装置604は、直流電圧の不足による速度誤差分を速度
偏差値Neとして出力する。
【0055】直流電圧制御系は、前記のように、電圧制
御装置601、電圧指令装置653及び記憶装置652
とで構成されており、入力電流検出信号S5は電圧指令
装置653に入力される。記憶装置652は読み書き可
能な記憶素子から構成され、その時点で入力電流IS
最も小さくなる電圧指令VdRm と、そのときの入力電流
Sm とを記憶している。
【0056】速度制御装置604から供給される速度偏
差値Neは、電圧指令装置653の出力である電圧指令
dR に加算され、直流電圧指令値に対して回転速度誤
差分の補正を行う。これにより速度制御装置で最大通流
率を出力しても速度偏差が零とならない場合には、この
速度偏差信号Neにより電圧指令を高めに設定する。
【0057】電圧指令装置653は、入力電流検出信号
S5から得られる入力電流IS が、記憶装置652に記
憶してある入力電流Idm より小さい場合に、その時点
の電圧指令VdR 及び入力電流IS を、VdRm 及びIsm
として記憶装置652に記録する。また、この電圧指令
装置653は、ある周期で記憶装置652に記憶した電
圧指令VdRmと、これより少し高い電圧VdRm+Δ、及び
少し低い電圧VdRm−Δの少なくとも3種類の電圧を順
に出力する。そして最小入力電流に対応した電圧指令V
dRm を出力したときの入力電流値が、記憶装置652
に記憶したIsmと異なる場合には、これを更新する。
【0058】次に、この図10に示した電動機制御装置
61の動作について、図11により説明する。いま、あ
る時点で、電圧指令VdR としてVd1が出力されていた
とし、この時の入力電流がIS1であり、これらの値が
記憶装置652に記憶されていた場合には、ある時間経
過後に電圧指令をVdRm−Δ=Vd2に変更する。そうす
ると、これによる入力電流IS2は、記憶装置652に
記憶してある電流値ISmより小さいので、VdRm として
直流電圧指令値Vd2を、ISm として入力電流IS2を
記憶する。その後再び電圧指令をVdRm−Δ=Vd3に変
更し、これによる直流電圧指令値Vd3がVdRmとして、
入力電流IS3がISm として記憶される。
【0059】従って、その後の電圧指令の変更に対して
は、入力電流はIS4及びIS2となり、これらは共にI
sm より大きいので、記憶装置652の内容は更新され
ず、Vd2〜Vd3を繰り返し出力するようになり、この
結果、電圧指令VdR は入力電流が最も小さい点の近傍
に決定され、効率の良い運転が実現できる。
【0060】次に、電動機5の回転数や出力トルクが変
化した場合には、VdRm を直流電圧指令値としたときの
入力電流が変化し、ISm と異なる値となるので、記憶
装置652の内容が更新され、再び入力電流最小値を探
すことになり、従って、この実施例によれば、常に効率
の良い運転制御が得られることになる。
【0061】図12は、電動機制御装置61による制御
の様子を示す波形図で、時刻t1において、速度指令N
R が変化したり、負荷が増大するなどの理由により、図
12の(a)に示すように、電動機出力が変化した場合を
示している。この時点t1で、電圧指令VdRm が入力電
流検出信号の最小値と一致しなくなるので、前記のアル
ゴリズムにより、順次、直流電圧を、同図(b)に示すよ
うに変更して行き、同図(c)に示すように電源電流IS
が最小になる直流電圧に近づけていく動作が行なわれる
ことになる。
【0062】入力側の交流電圧が一定の場合は、入力電
流と入力電力が比例しているので、この第3の実施例に
よれば、容易に入力電力最小運転が実現でき、最大効率
運転を得ることができる。なお、交流電圧が変化する場
合には、入力電流の代わりに入力電力を検出して同様の
ことを行えば良い。
【0063】次に、本発明のさらに別の実施例について
説明する。図13は、本発明の第4の実施例にかかる電
動機駆動装置を示したもので、図1又は図9の実施例と
同一符号は同一部分を表わす。ここで、直流電流検出器
R4は、インバータに供給される電流を検出し、直流電
流検出信号S5を電動機制御装置62に入力する働きを
する。
【0064】次に図14は、この実施例における電動機
制御装置62の詳細構成図で、この図において、図10
の実施例と同一符号は同一部分を表わしている。この図
14において、直流電流検出器R4から供給される直流
電流検出信号S6は、通流率作成装置607と電流変動
検出装置651に入力されている。速度制御装置606
は、速度指令値NR と速度演算装置605から入力され
る速度検出値Nとの差が零になるようにするための、速
度制御にだけ関連する電流指令値IdR を作成する。
【0065】通流率作成装置607は、電流指令値IdR
と直流電流検出値S6が一致するようにパルス幅変調
したインバータ駆動信号S2を出力する。電流変動検出
装置651は、ある一定時間内の最大電流値と最小電流
値の差である直流電流変動値ΔId を出力する。電圧指
令装置602は、直流電流変動値ΔId が、直流電流変
動許容幅Δmaxより大きい場合は直流電圧指令値VdR
増加させ、直流電流変動値ΔId がこの直流電流変動許
容幅Δmax より小さい場合は直流電圧指令値VdR を減
少させる。
【0066】ここで、直流電圧変動は、PWM変調され
た直流電流Id が大きくなるにつれて増加する。また、
この直流電流Id の大きさは、電動機5の出力が一定で
あれば、直流電圧(Vd)×直流電流(Id)に比例するの
で、直流電圧が低い方が大きくなる。従って、直流電流
変動値ΔId を直流電流変動許容幅Δmax 内で一定にす
ることにより、直流電圧Vd はインバータ出力電圧Vin
vよりも高く保たれることになる。
【0067】次に、この電動機制御装置62の動作につ
いて、図15により説明する。いま、ある時点で、直流
電圧指令値VdR として、直流電圧Vd1が出力されてい
たとする。そして、このとき、直流電流変動値がΔId
1であったとすると、ΔId1>Δmax なので、直流電
圧指令値VdR を増加させてVd2とする。そうすると、
このときの直流電流変動値ΔId2>Δmax となるの
で、さらに直流電圧指令値VdR を増加してVd3とす
る。そして、この時点で、直流電流変動値ΔId3<Δm
ax となり、直流電圧指令値VdR は、この値に保たれる
ことになる。これによれば、直流電流変動値ΔId を電
流変動許容幅Δmax 内に納めた最小の直流電圧での運転
が実現され、従って、この実施例によれば、損失が少な
く、且つ電流変動が少ない運転が実現できるので、電流
変動に起因するトルク変動が少ない状態での運転を容易
に得ることができるこの実施例では、このように、電動
機の回転数や出力トルクが変化した場合は直流電流変動
値ΔId が変化し、これを許容範囲内とするように電圧
指令VdRが変化し、直流電流変動値ΔId が電流変動許
容値Δmax 内に収まるような直流電圧に調整される。
【0068】図16は、電動機制御装置62により電動
機5を運転した場合の動作を示す波形図で、時刻t1に
おいて、速度指令NR が変化したり負荷が増大するなど
の理由で、図16の(a)に示すように、電動機の回転数
や出力トルクが変化した場合を示している。そうする
と、この時点t1で、同図(b)、(c)に示すように、直流
電圧値Vd と、直流電流変動値ΔIdが変化し、前記
のアルゴリズムにより、順次直流電圧指令値を変更しな
がら、次第に直流電流変動値ΔId がΔmax となる電圧
に近づいていくのである。
【0069】ところで、以上の説明から明らかなよう
に、上記実施例による電動機駆動装置によれば、最適な
電動機運転を容易に得ることができるから、種々の電動
機を用いた装置への適用が可能であるが、ここでは、こ
のような装置の一例として空気調和機に適用した場合に
ついて説明する。
【0070】図17は、本発明の一実施例による空気調
和機の運転モードの一例を示したもので、図の横軸は圧
縮機運転用電動機の出力トルクTを示し、縦軸は、その
回転数を示している。まず、従来の空気調和機では、電
動機を運転するのに、インバータの入力として一定の直
流電圧Vdc で運転しており、これより直流電圧が低い
範囲のみPWM制御により利用していた。
【0071】これに対して、本発明の空気調和機によれ
ば、低負荷時は直流電圧Vdmin により運転し、これよ
り高い直流電圧が必要な領域ではPAM制御により直流
電圧を昇圧することで最大入力範囲内の全ての領域を利
用する。これにより、図中の除霜運転と示した点での運
転が可能になり、冷媒をほとんど圧縮せず、単なる冷媒
循環モードでの除霜が可能になり、除霜時の冷風吹き出
しを抑えることができる。また、図中色の濃い部分では
直流電圧が低い状態で運転しているため、損失が抑えら
れ、省エネルギー運転が得られる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、パルス幅変調信号の通
流率とあらかじめ設定された所定通流率の差及び前記直
流電圧とあらかじめ設定された所定電圧の差から電動機
に供給している電力を推定し、この電力に応じて直流電
圧及びインバータ出力電圧を決定するので、電動機の制
御法によらず常に所定の切り換えモードや所定の直流電
圧/インバータ出力電圧比を実現する効果がある。
【0073】さらに、本発明によれば、電源から供給さ
れる入力電力(または電流)、インバータに供給する直流
電力(または電流)、電動機に供給するインバータ出力
(または電流)、電動機の出力のいずれかを検出する検出
手段により検出した検出値とその時点の電圧でインバー
タが供給できる最大出力との差を用いて直流電圧及びイ
ンバータ出力電圧を決定するので、駆動装置の構成によ
り最も容易に検出できる検出値を用いて、常に所定の切
り換えモードや所定の直流電圧/インバータ出力電圧比
を実現する効果がある。
【0074】さらに、本発明によれば、直流電圧をイン
バータ出力電圧より高く制御することにより、低い直流
電圧でインバータの制御を同時に行うことができるの
で、トルク変動が小さい運転や入力が最も小さい運転な
どの電動機の要求に応じた電動機制御を実現する効果が
ある。
【0075】さらに、本発明によれば、直流電圧とイン
バータ出力を独立に制御する電動機駆動装置を用いて空
気調和機の能力制御を行うので、空気調和機の運転モー
ドに応じた効率、振動最適点での運転を実現する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機駆動装置の第1の実施例を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例における電動機制御装置
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例における切り換え部のP
WM制御/PAM制御切り換えアルゴリズムを示す説明
図である。
【図4】本発明の第1の実施例の動作特性図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例における電動機制御装置
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例における切り換え部のP
WM制御/PAM制御切り換えアルゴリズムを示す説明
図である。
【図8】本発明の一実施例における制御の考え方を説明
するための動作特性図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施例における電動機制御装
置を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施例の動作特性図である。
【図12】本発明の第3の実施例の動作を説明する波形
図である。
【図13】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図14】本発明の第4の実施例における電動機制御装
置を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4の実施例の動作特性図である。
【図16】本発明の第4の実施例の動作を説明する波形
図である。
【図17】本発明による空気調和機の一実施例の運転モ
ードの説明図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 昇圧回路 4 インバータ 5 電動機 6、60、61、62 電動機制御装置 601 電圧制御装置 602、653 電圧指令装置 603、607 通流率制御装置 605 速度演算装置 604、606、610、620 速度制御装置 614、615 切り換え部 611 電圧指令部 612 通流率指令部 616 電流指令部 630 力率改善装置 651 電流変動検出装置 652 記憶装置 NR 速度指令値 N 速度検出値 S1 昇圧回路駆動信号 S2 インバータ駆動信号 S3 直流電圧検出信号 S4 回転信号 S5 入力電流検出信号 S6 直流電流検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 誠 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所 栃木工場内 (56)参考文献 特開 昭63−224698(JP,A) 特開 昭63−59731(JP,A) 特開 平3−117844(JP,A) 特開 平4−225767(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 F24F 11/02 H02P 7/63

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子のスイッチング動作に
    より直流電圧の大きさを変更する電圧変換回路と、この
    電圧変換回路から出力される直流電圧を交流電圧に変換
    するインバータと、このインバータにより駆動される電
    動機を備え、前記電圧変換回路から出力される前記直流
    電圧を制御する直流電圧制御手段と、前記電動機が指令
    の速度で運転するように前記インバータの出力電圧をパ
    ルス幅変調信号により制御する速度制御手段を有する電
    動機駆動装置において、 前記速度制御手段は、前記電動機の実速度と速度指令の
    偏差が零になるように前記パルス幅変調信号の通流率を
    制御すると共に、前記直流電圧の不足分による速度偏差
    値を出力するように構成され、 前記直流電圧制御手段は、前記電圧変換回路に供給すべ
    き所定の直流電圧指令値に、前記速度偏差値分の電圧を
    加算して出力するように構成されている ことを特徴とす
    る電動機駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記直流電圧制御手段は、電源から供給される入力直流
    又は入力電力或いは直流電力の何れかに基づいて上記所
    定の直流電圧指令値を決定するように構成されている
    とを特徴とする電動機駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の何れかの電動機
    駆動装置を用いて圧縮機用電動機を駆動するように構成
    したことを特徴とする空気調和機
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