JP2005168140A - モータ制御装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、インバータの小型化,高効率化を実現する。
【解決手段】インバータ供給電圧演算手段31が、モータ1a,1bに印加される相電圧の瞬時値の中の最大値と最小値に応じてPWMインバータ20a,bの直流入力電圧を変化させる。そして、このような構成によれば、モータ1a,1bを駆動する際のPWMインバータ20a,bの負荷を大幅に軽減することができるので、モータ1a,1bの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、PWMインバータ20a,bの小型化,高効率化を実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに電圧を印加するインバータの直流入力電圧を制御することによってモータの出力を制御するモータ制御装置及びその制御方法に関し、より詳しくは、モータの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、インバータの小型化,高効率化を実現する技術に係わる。
従来より、モータの駆動状態に応じて、インバータの直流入力電圧を一定の電圧に保った状態でPWM(Pulse Wide Modulation;パルス幅変調)制御する領域と、インバータの直流入力電圧を昇圧回路により変化させながらPAM(Pulse Amplitude Modulation;パルス振幅変調)制御する領域とを切り換えることにより、モータの出力を制御するモータ制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。そして、このようなモータ制御装置によれば、運転状況に応じてモータを最適の条件で駆動すると共に、振動が少ない運転を効率良く行うことができる。
特開2001−314095号公報(段落[0036],図4)
しかしながら、インバータの直流入力電圧を一定の電圧に保った状態でPWM制御を行う場合には、モータのリップル電流を小さくするために、インバータのスイッチング周波数を高くしなければならないので、インバータ損失内においてスイッチング損失が占める割合が大きくなる。また、PWM制御に伴いインバータの直流母線に現れるリップル電流が大きくなる。
一方、インバータの直流入力電圧を昇圧回路により変化させながらPAM制御を行う場合には、インバータのスイッチング周波数は低く抑えられるが、モータのリップル電流が増加し、PWM制御と比較して電流制御の応答性が悪くなる。また、モータによっては駆動効率が悪化するものもある。
このような技術的背景から、従来までのモータ制御装置の構成によれば、モータの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、インバータの小型化,高効率化を実現することが困難であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モータの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、インバータの小型化,高効率化を実現するモータ制御装置及びその制御方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明は、複数の電動機毎に設けられたインバータから出力される相電圧の瞬時値の中で最大及び最小の相電圧値に応じて、インバータに供給する直流入力電圧を変化させる。
本発明によれば、モータを駆動する際のインバータの運転負荷を軽減することができるので、モータの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、インバータの小型化,高効率化を実現することができる。
本発明は、図1に示すような、2つの埋め込み磁石モータ(IPMモータ)のベクトル制御システムに適用することができる。なお、このIPM(Interior Permanent Magnet)モータとは、駆動軸に取り付けられ回転するロータの中に、コイルではなく永久磁石が埋め込まれた交流モータであり、2つのモータの一方を右前輪の駆動用、他方を左前輪の駆動用として用いることにより、電動車両の動力源として利用することができる。以下、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施形態となるベクトル制御システムの構成と動作について説明する。
始めに、図1〜図7を参照して、本発明の第1の実施形態となるベクトル制御システムの構成と動作について説明する。
[ベクトル制御システムの構成]
本発明の第1の実施形態となるベクトル制御システムは、1つの電力変換手段により出力された直流入力電圧が複数のPWMインバータに供給される構成となっており、図1に示すように、モータ1a,1bの出力を制御するモータ制御装置2a,2bと、バッテリ3の電圧の大きさを変換して直流入力電圧としてモータ制御装置2a,2bに供給する直流電圧制御装置4とを主な構成要素として備える。
〔モータ制御装置の内部構成〕
次に、上記モータ制御装置2a,2bの内部構成について詳しく説明する。なお、モータ制御装置2bの内部構成はモータ制御装置2aのそれと同じであるので、以下ではモータ制御装置2aの内部構成についてのみ説明し、モータ制御装置2bの内部構成の図示及び説明は省略する。
上記モータ制御装置2aは、図1に示すように、トルク制御手段11aにより構成されるトルク制御系と、電流制御手段12a,非干渉制御手段13a,加算器14a,dq/3相変換手段15a,電源利用率最大化手段16a,規格化電圧指令生成手段17a,電流検出手段18a,3相/dq変換手段19a,及び位相・速度計算手段22aにより構成される電流制御系と、直流交流電圧変換器であるPWMインバータ20aと、モータ回転角度検出手段(PS)21aとを備える。
上記トルク制御手段11aは、トルク指令Te1*と位相・速度計算手段22aから入力されるモータ回転速度ωe1とに基づいて、モータ1aのd軸電流指令値id1*とq軸電流指令値iq1*を生成し、生成した電流指令値id1*,iq1*を電流制御手段12aと非干渉制御手段13aに入力する。
上記電流制御手段12aは、d軸とq軸の実電流id1,iq1をそれぞれd軸電流指令値id1*及びq軸電流指令値iq1*に一致させるようにPI(比例・積分)演算を行うことにより、d軸とq軸の電圧指令値vd1*,vq1*を生成し、生成した電圧指令値vd1*,vq1*を加算器14aに入力する。
上記非干渉制御手段13aは、トルク制御手段11aから入力された電流指令値id1*,iq1*を利用して、d軸とq軸の干渉項を補償するために用いる電圧成分である、d軸補償電圧vd_cmp1とq軸補償電圧vq_cmp1を算出し、算出した補償電圧vd_cmp1,vq_cmp1を加算器14aに入力する。
上記加算器14aは、電流制御手段12a及び非干渉制御手段13aから入力される電圧指令値vd1*,vq1*と補償電圧vd_cmp1,vq_cmp1とを加算することにより、d軸とq軸の電圧指令値vdo*,vqo*を算出し、算出した電圧指令値vdo*,vqo*をdq/3相変換手段15aに入力する。
上記dq/3相変換手段15aは、位相・速度計算手段22aから入力される3相交流座標系から見たdq座標系の位相θe1に基づいて、加算器14aから入力された電圧指令値vdo*,vqo*を相電圧指令値vu_tmp1*,vv_tmp1*,vw_tmp1*に変換し、相電圧指令値vu_tmp1*,vv_tmp1*,vw_tmp1*を電源利用率最大化手段16aに入力する。
上記電源利用率最大化手段16aは、所定のインバータ供給電圧Vdcに対しモータ1aに印加する電圧を最大にするための処理を相電圧指令値vu_tmp1*,vv_tmp1*,vw_tmp1*に対し行うことにより相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*を生成し、生成した相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*を規格化電圧指令生成手段17aと直流電圧制御装置4内のインバータ供給電圧演算手段31に入力する。
上記規格化電圧指令生成手段17aは、電源利用率最大化手段16a及びインバータ供給電圧演算手段31から入力された相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*及びインバータ供給電圧指令値Vdc*を利用して、PWMインバータ20aのU相,V相,W相の出力電圧をインバータ供給電圧指令値Vdc*で規格化した規格化電圧指令値mu1*,mv1*,mw1*を生成し、生成した規格化電圧指令値mu1*,mv1*,mw1*をPWMインバータ20aに入力する。
上記電流検出手段18aは、モータ1aのU相とV相の実電流iu1,iv1を検出し、検出した実電流iu1,iv1を3相/dq変換手段19aに入力する。上記3相/dq変換手段19aは、位相・速度計算手段22aから入力される3相交流座標系から見たdq座標系の位相θe1に基づいて、モータ1aの実電流iu1,iv1,iw1(=−iu1−iv1)をd軸とq軸の実電流id1,iq1に変換し、実電流id1,iq1を電流制御手段12aに入力する。
上記PWMインバータ20aは、図2に示すように、パワー素子に設けられたスイッチング素子のオン/オフを切り換えることによりU相,V相,W相のモータ印加電圧を生成するU相,V相,W相のハーフブリッジ回路を備える。また、PWMインバータ20a,20bの電圧入力側には、図2に示すように、電圧安定化用のコンデンサ44が備えられている。そして、このPWMインバータ20aは、規格化電圧指令手段17aから入力された規格化電圧指令値mu*,mv*,mw*に従って、直流電圧制御装置4内の電圧変換手段32から入力されるインバータ供給電圧(直流入力電圧)Vdcに対してPWM制御を行ってモータ印加電圧vu_pwm1,vv_pwm1,vw_pwm1を生成し、生成したモータ印加電圧(出力電圧)vu_pwm1,vv_pwm1,vw_pwm1をモータ1aに印加する。
上記モータ回転角検出手段(PS)21aは、モータ1aの回転角度θm1を検出し、検出した回転角度θm1を位相・速度計算手段22aに入力する。また、上記位相・速度検出手段22aは、モータ回転角度検出手段21aから入力された回転角度θm1に基づいて、回転速度ωe1と3相交流座標系から見たdq座標系の位相θe1を演算し、演算結果をトルク制御手段11a,非干渉制御手段13a,dq/3相変換手段15a,及び3相/dq変換手段19aに入力する。
〔直流電圧制御装置の内部構成〕
次に、上記直流電圧制御装置4の内部構成について説明する。
上記直流電圧制御装置4は、図1に示すように、インバータ供給電圧演算手段31と電圧変換手段32とを備える。
上記インバータ供給電圧演算手段31は、モータ制御装置2a,2bの電源利用率最大化手段16a,16bから入力された相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*及び相電圧指令値vu2*,vv2*,vw2*に基づいて、モータ1a,1bに印加する電圧を生成するのに最適なインバータ供給電圧Vdcの指令値(インバータ供給電圧指令値)Vdc*を生成し、生成したインバータ供給電圧指令値Vdc*をモータ制御装置2a,2bの規格化電圧指令生成手段17a,17bと電圧変換手段32に入力する。なお、このインバータ供給電圧指令値Vdc*の具体的な生成方法については後述する。
上記電圧変換手段32は、図2に示すように、スイッチング素子41a,41b及びダイオード42a,42bにより構成されるハーフブリッジ回路と、バッテリ3の高電位側とハーフブリッジ回路の中心位置に接続されたインダクタンス43とを備える。そして、この電圧変換手段32は、インバータ供給電圧演算手段32から入力されたインバータ供給電圧指令値Vdc*に一致するようにバッテリ3からインバータ供給電圧Vdcを生成し、生成したインバータ供給電圧VdcをPWMインバータ20a,bに入力する。
[ベクトル制御システムの動作]
このような構成を有するベクトル制御システムでは、モータ1a,1bの出力トルクを制御する際、インバータ供給電圧演算手段32が以下に示すように動作することにより、PWMインバータ20a,bのスイッチング回数を減らすと同時に、PWMインバータ20a,bの直流母線(以下、DC電流と表記)に現れるリップル電流を小さくする。以下、図3〜図5を参照して、モータ1a,1bの出力トルクを制御する際のインバータ供給電圧演算手段32の動作について説明する。なお、以下では、インバータ供給電圧演算手段32は、2つのモータ1a,1bの駆動を制御することとするが、インバータ供給電圧演算手段32は、同様の方法により3つ以上のモータの駆動も制御することができる。
〔インバータ供給電圧演算手段の動作〕
図3は、(b)モータ制御装置2a,2bの電源利用率最大化手段16a,16bから入力された相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*及び相電圧指令値vu2*,vv2*,vw2*に応じて、(a)インバータ供給電圧指令値Vdc*が変化する様子を示すシミュレーション波形図である。なお、以下の説明では、図中の時刻taにおけるインバータ供給電圧演算手段31の動作と、このインバータ供給電圧演算手段32の動作に応じたPWMインバータ20a,bの動作についてのみ説明するが、インバータ供給電圧演算手段31及びPWMインバータ20a,bはその他の時刻においても同様に動作するものとする。
図3に示す時刻taでは、電源利用率最大化手段16a,16bから入力される相電圧指令値は、モータ制御装置2aのU相電圧指令値vu1*,モータ制御装置2bのU相電圧指令値vu2*,モータ制御装置2bのV相電圧指令値vv2*,モータ制御装置2aのV相電圧指令値vv1*,モータ制御装置2bのW相電圧指令値vw2*,モータ制御装置2aのW相電圧指令値vw1*の順に小さくなる。そこで、インバータ供給電圧演算手段31は、最も大きい相電圧指令値(以下、最大値と表記)及び最も小さい相電圧指令値(以下、最小値)を順にv3max及びv3minとして、最大値v3maxと最小値v3minの差、すなわち、v3max−v3min(時刻taではvu1*−vw1*)を演算し、この演算結果をインバータ供給電圧指令値Vdc*として規格化電圧指令生成手段17a,17b及び電圧変換手段32に入力する。
そして、このようにして演算されたインバータ供給電圧指令値Vdc*に対応するインバータ供給電圧Vdcが電圧変換手段32からPWMインバータ20a,bに入力されると、PWMインバータ20aは、U相及びW相の相電圧をそれぞれHigh状態及びLow状態に保持することによりU相及びW相の相電圧値を相電圧指令値に等しい値に制御することができるので、V相に対応するハーフブリッジ回路のスイッチング素子のみをオン/オフ制御することにより、モータ1aのモータ印加電圧vu_pwm1,vv_pwm1,vw_pwm1を生成する。一方、PWMインバータ20bは、U相,V相,W相の各相のハーフブリッジ回路のスイッチング素子をオン/オフ制御することにより、モータ1bのモータ印加電圧vu_pwm2,vv_pwm2,vw_pwm2を生成する。
このように、本発明の第1の実施形態となるベクトル制御システムによれば、電源利用率最大化手段16a,16bから入力される6つの相電圧指令値の中で、図4に示す各区間における最大値と最小値以外の相電圧指令値に対応する相のハーフブリッジ回路のみをスイッチング制御することにより、電源利用率最大化手段16a,16bから入力される相電圧指令値に対応したモータ印加電圧を生成することができるので、PWMインバータ20a,bのスイッチング回数を減らすと同時に、PWMインバータ20a,bのDC電流に現れるリップル電流を小さくすることができる。なお、図4は、電源利用率最大化手段16a,16bから入力される相電圧指令値が図3に示す関係にある時の各時間帯における最大値及び最小値を示す。
ここで、図5を参照して、U相のモータ印加電圧を制御する際の動作を例としてインバータ供給電圧演算手段31の動作についてさらに詳しく説明する。なお、以下では、U相のモータ印加電圧を制御する際の動作についてのみ説明するが、インバータ供給電圧演算手段31は、V相及びW相のモータ印加電圧を制御する際も同様に動作するものとする。
図5は、(a)モータ制御装置2aの相電圧指令値の最大値と最小値の差v3mm1,(b)モータ制御装置2bの相電圧指令値の最大値と最小値の差v3mm2,(c)インバータ供給電圧指令値Vdc*,(d)モータ制御装置2aのU相電圧指令値vu1*,(e)モータ制御装置2bのU相電圧指令値vu2*,(f)モータ制御装置2aの出力電圧vu_pwm1,(g)モータ制御装置2bの出力電圧vu_pwm2が変化する様子を示すシミュレーション波形図である。なお、この図5に示す例は、時刻2t0以前はモータ制御装置2aの出力電圧がモータ制御装置2bの出力電圧よりも大きく(v3mm1>v3mm2)、時刻2t0以後では出力電圧の大小関係が逆となる(v3mm1<v3mm2)例を示し、これにより、インバータ供給電圧指令値Vdc*は、時刻2t0以前はv3mm1、時刻2t0以後ではv3mm2となる。
この図5に示すように、区間1では、モータ制御装置2aのU相の相電圧指令値vu1*が最大値であるので、PWMインバータ20aのU相をHigh状態に保つことにより、モータ制御装置2aの出力電圧vu_pwm1は相電圧指令値vu1*に対応する相電圧値となる。また、区間2では、モータ制御装置2aのU相の相電圧指令値vu1*は最大値でも最小値でもないので、PWMインバータ20aのU相に対応するハーフブリッジ回路をスイッチング動作させることにより、モータ制御装置2aの出力電圧vu_pwm1は相電圧指令値vu1*に対応する相電圧値となる。また、区間3では、モータ制御装置2aのU相の相電圧指令値vu1*が最小値であるので、PWMインバータ20aのU相をLow状態に保つことにより、モータ制御装置2aの出力電圧vu_pwm1は相電圧指令値vu1*に対応する相電圧値となる。
一方、区間6では、モータ制御装置2bのU相の相電圧指令値vu2*が最小値であるので、PWMインバータ20bのU相をLow状態に保つことにより、モータ制御装置2bの出力電圧vu_pwm2は相電圧指令値vu2*に対応する相電圧値となる。また、区間7では、モータ制御装置2bのU相の相電圧指令値vu2*は最大値でも最小値でもないので、PWMインバータ20bのU相に対応するハーフブリッジ回路をスイッチング動作させることにより、モータ制御装置2bの出力電圧vu_pwm2は相電圧指令値vu2*に対応する相電圧値となる。また、区間8では、モータ制御装置2bのU相の相電圧指令値vu2*が最大であるので、PWMインバータ20bのU相をHigh状態に保つことにより、モータ制御装置2bの出力電圧vu_pwm2は相電圧指令値vu2*に対応する相電圧値となる。
そして、このような制御方法によれば、従来までのPWM制御では、図6に示すように単位時間辺りのPWMインバータ20a(vu_pwm1),20b(vu_pwm2)のスイッチング回数が多いのに対し、図5に示すように、PWMインバータ20a,bがスイッチング動作を行っていない時間を作り、単位時間辺りのスイッチング回数を低減することができる。また、PWMインバータ20a,bの6相の出力電圧のうち、2相の出力電圧をスイッチング動作を行うことなく相電圧指令値に対応する相電圧値を生成することができるので、スイッチング回数、換言すれば、スイッチング損失を4/6に低減することができる。さらに、図7に示すように、同じ相電圧指令値で同じ相電流を流すという条件下でDCリンク電流波形をシミュレーションした場合には、上記制御方法によれば、従来までのPWM制御と比較して、DCリンク電流idcのリップル成分の振幅を小さくすることができる。また、リップル電流が低減されることにより、PWMインバータ20a,bの直流リンク部に設けられた電圧安定化用コンデンサ44(図2参照)の容量を従来と比較して小型化することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態となるベクトル制御システムによれば、インバータ供給電圧演算手段31が、電圧変換手段32の出力電圧、換言すれば、PWMインバータ20a,bの直流入力電圧をモータ1a,1bに印加される相電圧の瞬時値の中の最大値と最小値に応じて変化させる。そして、このような構成によれば、モータ1a,1bを駆動する際のPWMインバータ20a,bの負荷を大幅に軽減することができるので、モータ1a,1bの駆動効率を悪化させることなくインバータ損失を低減し、PWMインバータ20a,bの小型化,高効率化を実現できる。
また、本発明の第1の実施形態となるベクトル制御システムによれば、インバータ供給電圧演算手段31が、PWMインバータ20a,bの直流入力電圧をモータ1a,1bに印加される相電圧の瞬時値中の最大値と最小値の差に等しい値に変化させることにより、相電圧の最大値及び最小値をそれぞれ電圧変換手段32の出力電圧の高電位側及び低電位側と等しくし、相電圧の最大値と最小値の相に対応するスイッチング素子を動作させる必要をなくす。そして、このような構成によれば、PWMインバータ20a,bの単位時間辺りのスイッチング回数の平均値を4/6に低減すると共に、DCリンクのリップル電流成分を大幅に低減することができる。また、これにより、電圧安定化用コンデンサ44やPWMインバータ装置20a,b内のパワー素子の冷却装置を小型化することができるので、PWMインバータ20a,bを大幅に小型化することができる。また、PWMインバータ20a,bのスイッチング損失も低減することができる。
ところで、上記第1の実施形態のベクトル制御システムによれば、相電圧指令値が最大や最小の相ではスイッチング動作が行われないはずであるが、実際には、演算誤差や演算タイミング、制御誤差等の影響によって、相電圧指令値が最大や最小の相でもスイッチング動作が行われ、スイッチング回数の減少幅が減ることがあり得る。また、第1の実施形態のベクトル制御システムによれば、2つのモータ制御装置2a,2bのうち、相電圧指令値が最大や最小の相を出力するモータ制御装置のスイッチング回数は減少するが、他方のモータ制御装置のスイッチング回数は減少しないことになる。そこで、本発明の第2の実施形態となるベクトル制御システムは、以下に示すような構成及び動作により、相電圧指令値が最大や最小の相では必ずスイッチング動作が行われないように制御すると共に、2つのモータ制御装置2a,2bの双方のスイッチング回数が減少するように制御する。以下、図8〜図10を参照して、本発明の第2の実施形態となるベクトル制御システムの構成について説明する。
[ベクトル制御システムの構成]
本発明の第2の実施形態となるベクトル制御システムは、図8に示すように、第1の実施形態のベクトル制御システムに対して、スイッチング停止判断手段51及び電圧指令値オフセット処理手段52a,52bを付加した構成となっている。そこで以下では、スイッチング停止判断手段51及び電圧指令値オフセット処理手段52a,52bの構成及び動作についてのみ説明し、その他の構成要素の説明は省略する。なお、電圧指令値オフセット処理手段52bの構成は電圧指令値オフセット処理手段52aと同じであるので、以下では電圧指令値オフセット処理手段52aの構成についてのみ説明し、電圧指令値オフセット処理手段52bの構成の説明は省略する。
上記スイッチング停止判断手段51は、直流電圧制御装置4内に設けられ、電源利用率最大化手段16a,16bから入力される暫定相電圧指令値vum1*,vvm1*,vwm1*及び暫定相電圧指令値vum2*,vvm2*,vwm2*を参照して、暫定相電圧指令値が最も大きい相と最も小さい相を判別する。そして、スイッチング停止判断手段51は、この判別結果に基づいて、PWMインバータ20a及び電圧指令値オフセット処理手段52aにスイッチング許可信号fsw_u1,fsw_v1,fsw_w1、PWMインバータ20b及び電圧指令値オフセット処理手段52bにはスイッチング許可信号fsw_u2,fsw_v2,fsw_w2を入力することにより、PWMインバータ20a,bのスイッチング動作を制御する。
より具体的には、この実施形態では、スイッチング停止判断手段51は、Highレベルのみのインバータ出力を許可する場合は「0」、Lowレベルのみの出力を許可する場合には「1」、HighレベルとLowレベルの両方のインバータ出力を許可する場合には「2」をスイッチング許可信号として入力する。換言すれば、スイッチング停止判断手段51は、最大値の相のインバータ出力のみを許可する場合は「0」、最小値の相のインバータ出力のみを許可する場合には「1」、その他の相のインバータ出力を許可する場合には「2」をスイッチング許可信号として入力する。
上記電圧指令値オフセット処理手段52aは、電源利用率最大化手段16a及びスイッチング停止判断手段51から入力される暫定相電圧指令値vum1*,vvm1*,vwm1*及びスイッチング許可信号fsw_u1,fsw_v1,fsw_w1とに基づいて、暫定相電圧指令値をオフセット値Vshift1だけオフセットさせることにより、相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*を生成し、生成した相電圧指令値vu1*,vv1*,vw1*を規格化電圧指令生成手段17aに入力する。
[ベクトル制御システムの動作]
このような構成を有するベクトル制御システムでは、モータ1a,1bの出力トルクを制御する際、スイッチング停止判断手段51及び電圧指令値オフセット処理手段52a,52bが以下に示すように動作することにより、相電圧指令値が最大や最小の相ではスイッチングが行われないように制御すると共に、2つのモータ制御装置2a,2bの双方のスイッチング回数が減少するように制御する。以下、図9,図10を参照して、スイッチング停止判断手段51及び電圧指令値オフセット処理手段52a,52bの動作について説明する。
〔スイッチング停止判断手段の動作〕
始めに、図9を参照して、U相のモータ印加電圧を制御する際のスイッチング停止判断手段51の動作について説明する。なお、以下では、U相のモータ印加電圧を制御する場合についてのみ説明するが、スイッチング停止判断手段51は、V相及びW相のモータ印加電圧を制御する際も同様に動作するものとする。
図9は、(a)モータ制御装置2aの相電圧指令値の最大値と最小値の差v3mm1,(b)モータ制御装置2bの相電圧指令値の最大値と最小値の差v3mm2,(c)インバータ供給電圧指令値Vdc*,(d)モータ制御装置2aのU相電圧指令値vu1*,(e)モータ制御装置2bのU相電圧指令値vu2*,(f)モータ制御装置2aの出力電圧vu_pwm1,(g)モータ制御装置2bの出力電圧vu_pwm2,(h)モータ制御装置2aのU相のスイッチング許可信号fsw_u1,及び(i)モータ制御装置2bのU相のスイッチング許可信号fsw_u2の変化の様子を示すシミュレーション波形図である。
図9に示すように、区間4では、モータ制御装置2aのU相の相電圧指令値vu1*が最小であるので、スイッチング停止判断手段51は、PWMインバータ20aのU相をLow状態に保つように、スイッチング許可信号「1」をPWMインバータ20aに入力する。そして、このような構成によれば、図9(f)に示すように、モータ制御装置2aのU相電圧指令値vu1*が最小である時にスイッチング動作が行われること(図5(f)の○内参照)を防止することができる。
〔電圧指令値オフセット処理手段の動作〕
次に、図10を参照して、電圧指令値オフセット処理手段52aの動作について説明する。
電圧指令値オフセット処理手段52aは、スイッチング停止判断手段51からスイッチング許可信号fsw_u1,fsw_v1,fsw_w1が入力されるのに応じて、スイッチング許可信号fsw_u1,fsw_v1,fsw_w1全てが「2」であるか否か、すなわち、モータ制御装置2aの暫定相電圧指令値の全てがモータ制御装置2a,2bの6つの暫定相電圧指令値の中の最大値でも最小値でもないか否かを判別する。そして、スイッチング許可信号fsw_u1,fsw_v1,fsw_w1の全てが「2」である場合、電圧指令値オフセット処理手段52aは、暫定相電圧指令値vum1*,vvm1*,vwm1*をオフセット値Vshift1だけオフセットさせた値に変換する。なお、オフセット値Vshift1は、図10に示す(数式1)又は(数式2)により算出される。また、数式中、max(vu1*, vv1*, vuw1*)は、vu1*, vv1*, vuw1*の中の最大値を示し、min(vu1*, vv1*, vuw1*)は、vu1*, vv1*, vuw1*の中の最小値を示す。
このような処理によれば、上記(数式1)により算出されるオフセット値Vshift1を使用した場合、モータ制御装置2aの3つの暫定相電圧指令値の中で最大となる相の相電圧指令値はVdc*/2となるので、その相のインバータ出力は、High状態を保持すれば相電圧指令値に対応する相電圧値となり、3相中1相ではスイッチング動作を行う必要がなくなる。また、上記(数式2)により算出されるオフセット値Vshift1を算出した場合には、モータ制御装置2aの3つの暫定相電圧指令値の中で最小となる相の相電圧指令値は−Vdc*/2となるので、その相のインバータ出力はLow状態を保持すれば相電圧指令値に対応する相電圧値となり、3相中1相ではスイッチング動作を行う必要がなくなる。すなわち、上記電圧指令値オフセット処理手段52aによる処理によれば、モータ制御装置2a,2bのうち、最大や最小の相電圧を出力するモータ制御装置とは異なるモータ制御装置においてもスイッチング回数を低減させることができる。
ここで、図5,図9を参照して、第1の実施形態となるベクトル制御システムの動作と第2の実施形態となるベクトル制御システムの動作とを比較することにより、上記電圧指令値オフセット処理手段52aの動作についてさらに詳しく説明する。なお、この図9に示す例は、図5に示す例と同様、時刻2t0以前はモータ制御装置2aの出力電圧がモータ制御装置2bの出力電圧よりも大きく(v3mm1>v3mm2)、時刻2t0以後では出力電圧の大小関係が逆となる(v3mm1<v3mm2)例を示し、これにより、インバータ供給電圧指令値Vdc*は、時刻2t0以前はv3mm1、時刻2t0以後ではv3mm2となる。
図5に示すように、第1の実施形態となるベクトル制御システムによれば、時刻t0以前では、モータ制御装置2aがスイッチング動作を行っている区間は区間2と区間5の区間のみであるのに対し、モータ制御装置2bは、区間1〜区間6の全ての区間においてスイッチングを行っている。一方、図9に示すように、第2の実施形態となるベクトル制御システムによれば、時刻t0以前では、モータ制御装置2aの出力電圧vu_pwm1は、第1の実施形態となるベクトル制御システムにおけるそれとほぼ同じであるが、モータ制御装置2bの出力電圧は、区間1,区間4,区間5の多くの範囲でHigh状態のままであり、スイッチング動作を行っていない区間がある。これは、このスイッチングを行っていない区間では、モータ1bのU相電圧指令値vu2*が電圧指令値オフセット手段52bによってインバータ供給電圧の高電位電圧側と同じ値にされているためである。なお、時刻t0以後は、モータ制御装置2a,2bの暫定相電圧指令値の大小関係が時刻t0以前のそれとは逆の関係になり、モータ制御装置2a,2bの役割が入れ替わるが、全体としての動作は時刻t0以前と同じである。
なお、この実施形態では、電圧指令値オフセット手段52a,52bは、一方のモータ制御装置の暫定相電圧指令値をオフセットさせているが、一般に、暫定相電圧指令値をオフセットさせると、PWM制御を行って出力される電圧は高周波電圧成分が増える傾向にある。しかしながら、モータ制御装置2a,2bの仕様が同じであり、且つ、その回転速度や出力トルクが近い値で使用される場合には、モータに印加する電圧の周波数や大きさは近い値となるので、重畳するオフセット値は小さな値ですみ、高周波電圧成分の増加は実用上無視することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態となるベクトル制御システムでは、スイッチング停止判断手段51が、相電圧の瞬時値の最大値及び最小値を生成するハーフブリッジ回路の出力をそれぞれHigh状態及びLow状態に固定するように制御するので、演算誤差やノイズ等の影響によって相電圧の瞬時値が最大及び最小である相のスイッチング動作が行われることを防止できる。
また、本発明の第2の実施形態となるベクトル制御システムによれば、電圧指令値オフセット手段52a,52bが、相電圧の瞬時値の最大値及び最小値を出力するPWMインバータ以外のPWMインバータが出力する相電圧の瞬時値の中の最大値若しくは最小値が電力変換手段32の出力電圧の高電位側電圧若しくは低電位側電圧と等しくなるように制御するので、相電圧の最大値及び最小値を出力するPWMインバータ以外のPWMインバータにおいてもスイッチング回数を低減すると共に、DCリンクのリップル電流成分を大低減することができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の第1の実施形態となるベクトル制御システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す電圧変換手段及びPWMインバータの構成を示す模式図である。 相電圧指令値に応じてインバータ供給電圧指令値が変化する様子を示すシミュレーション波形図である。 図3に示す区間における相電圧指令値の最大値及び最小値を示す図である。 U相のインバータ出力を制御する際の図1に示すベクトル制御システムの動作を示す図である。 U相のインバータ出力を制御する際の従来までのベクトル制御システムの動作を示す図である。 本願発明と従来技術におけるDCリンク電流を示すシミュレーション波形図である。 本発明の第2の実施形態となるベクトル制御システムの構成を示すブロック図である。 U相のインバータ出力を制御する際の図8に示すベクトル制御システムの動作を示す図である。 図8に示す電圧指令値オフセット処理手段の動作を説明するための図である。
符号の説明
1a,1b:モータ
2a,2b:モータ制御装置
3:バッテリ
4:直流電圧制御装置
20a,b:PWMインバータ
31:インバータ供給電圧演算手段
32:電圧変換手段
51:スイッチング停止判断手段
52a,52b:電圧指令値オフセット処理手段
vu1*,vv1*,vw1*,vu2*,vv2*,vw2*:相電圧指令値
vum1*,vvm1*,vwm1*,vum2*,vvm2*,vwm2*:暫定相電圧指令値
Vdc:インバータ供給電圧(直流入力電圧)
Vdc*:インバータ供給電圧指令値
fsw_u1,fsw_v1,fsw_w1,fsw_u2,fsw_v2,fsw_w2:スイッチング許可信号

Claims (5)

  1. 複数の電動機と、当該電動機毎に設けられ、電動機に電圧を印加するインバータと、電圧源の出力電圧を変換して当該インバータに供給する直流入力電圧を出力する電圧変換手段とを備えるモータ制御装置であって、
    前記複数の電動機毎に設けられたインバータから出力される相電圧の瞬時値の中で最大及び最小の相電圧値に応じて、前記電圧変換手段の出力電圧を変化させるインバータ供給電圧演算手段を備えること
    を特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記インバータ供給電圧演算手段は、前記インバータから出力される相電圧の瞬時値の中で最大の相電圧値と最小の相電圧値の差に等しい値に前記電圧変換手段の出力電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記最大及び最小の相電圧値を出力するインバータにおいて最大及び最小の相電圧値に対応する相のスイッチング動作が行われないように制御するスイッチング停止判断手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記最大及び最小の相電圧値を出力するインバータ以外のインバータの各々において出力する相電圧の中の最大値若しくは最小値が前記電力変換手段の出力電圧の高電位側電圧若しくは低電位側電圧と等しくなるように制御する電圧指令値オフセット処理手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 複数の電動機と、当該電動機毎に設けられ、電動機に電圧を印加するインバータと、電圧源の出力電圧を変換して当該インバータに供給する直流入力電圧を出力する電圧変換手段とを備えるモータ制御装置の制御方法であって、
    前記複数の電動機毎に設けられたインバータから出力される相電圧の瞬時値の中で最大及び最小の相電圧値に応じて、前記電圧変換手段の出力電圧を変化させるステップを有すること
    を特徴とするモータ制御装置の制御方法。
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