JP5925526B2 - モータ制御装置、モータ制御プログラム - Google Patents

モータ制御装置、モータ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、モータ制御、特に永久磁石同期モータの制御に関する。
永久磁石同期モータ(Permanent Magnet Synchronous Motor:PMSM)の制御は、永久磁石のN極の位置をd軸とし、これよりπ/2位相が進んだ方向をq軸として、モータ電流をd軸成分とq軸成分に分けて制御を行うベクトル制御が一般的である。また永久磁石同期モータの制御方式としては、インバータのパルス幅(電流通流率、変調率)を調整して出力電圧を制御するPWM(Pulse Width Modulation)制御、インバータの出力電圧そのものを制御するPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御が公知である。またインバータの出力電圧が最大の状態から、さらに回転数を上昇させる方法として、d軸電流を負方向に操作する電圧位相制御(弱め磁束制御)が公知である。
広い回転領域で高効率なモータ制御を実現するために、これらの制御方式を組み合わせてモータ制御を行う技術が公知である。このような従来技術としては、例えば低出力時にはPWM制御によってモータを制御し、PWM制御の通流率指令値が最大に達した後はPAM制御によってモータを制御する電動機駆動装置が公知である(例えば特許文献1を参照)。また他の従来技術としては、例えばモータの負荷に応じてPWM制御とPAM制御を切り換えるとともに、モータの速度等に応じて転流位相を制御するモータ制御方法が公知である(例えば特許文献2を参照)。
特開平6−105563号公報 特許第3341826号公報
前述した三種類の制御方式のそれぞれの特徴を生かして最適なモータ制御を実現する上では、その三種類の制御方式が連続性をもって最適に組み合わされて補完的・協調的に実行されるのが望ましい。しかし最適な制御方式の組み合わせは、その制御対象となるモータの特性や負荷の特性等によって異なる。そして近年、永久磁石同期モータの特性や用途は多様化しており、制御対象となるモータの特性や負荷の特性等に応じて制御方式の組み合わせを最適に選択する必要性が高まりつつある。しかしながら従来のモータ制御装置は、モータの特性や負荷の特性等に応じて個別に運転状態ごとに制御方式を選択してチューニングする必要があり、また全運転領域で最適な制御を行うことも困難である。
このような状況に鑑み本発明はなされたものであり、その目的は、PWM制御、PAM制御、電圧位相制御が連続性をもって最適に組み合わされた協調制御をモータの特性等に応じてパラメータ変更だけで個々に行うことが可能なモータ制御装置を実現することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、直流電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が出力する直流電圧からモータの駆動パルスを生成するインバータと、前記昇圧回路及び前記インバータを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率閾値、前記モータのd軸電流の最大値を規定する最大電流閾値、前記最大電流閾値に中間電流閾値係数α(0≦α≦1)を乗算した中間電流閾値を予め設定する手段と、モータの回転速度と目標回転速度との速度偏差を導出する手段と、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御する手段と、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御する手段と、前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値を越えないように、前記昇圧回路が出力する直流電圧を前記速度偏差に基づいて制御する手段と、を含む、ことを特徴とするモータ制御装置である。
インバータが出力する駆動パルスの変調率が変調率閾値未満であるときは、モータの速度偏差に基づいて変調率を制御する。それによってモータ制御はPWM制御主体の制御となる。そしてインバータが出力する駆動パルスの変調率が変調率閾値に達したときは、変調率が変調率閾値を越えないように、モータの速度偏差に基づいてモータのd軸電流を制御する。それによってモータ制御は、PWM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行する。さらにモータのd軸電流が中間電流閾値に達したときは、d軸電流が中間電流閾値を越えないように、モータの速度偏差に基づいて昇圧回路が出力する直流電圧を制御する。それによってモータ制御は、電圧位相制御主体の制御からPAM制御主体の制御へ移行する。
ここで中間電流閾値は、モータのd軸電流の最大値を規定する最大電流閾値に中間電流閾値係数α(0≦α≦1)を乗算して予め設定した閾値である。例えば中間電流閾値係数αの値を0に設定すると、中間電流閾値は0となる。そのためPWM制御主体の制御中に、インバータが出力する駆動パルスの変調率が変調率閾値に達したときは、既にモータのd軸電流は中間電流閾値に達している。したがってモータ制御は、PWM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行せずに、PAM制御主体の制御へ移行する。
他方、例えば中間電流閾値係数αの値を0より大きい値に設定すると、中間電流閾値は、中間電流閾値係数αに比例して、0より大きい値となる。この場合は上記説明したように、PWM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行した後、PAM制御主体の制御へ移行する。そしてその電圧位相制御主体の制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減することによって調整することができる。
つまり本発明の第1の態様によれば、中間電流閾値係数αの値を0より大きい値に設定するか否かで、PWM制御主体の制御領域とPAM制御主体の制御領域との間に電圧位相制御主体の制御領域を設けるか否かを設定することができる。そしてその電圧位相制御主体の制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減するだけで調整することができる。このようにして本発明の第1の態様によれば、PWM制御、PAM制御、電圧位相制御が連続性をもって最適に組み合わされた協調制御をモータの特性等に応じてパラメータ変更だけで個々に行うことが可能なモータ制御装置を実現することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、前記制御部は、前記昇圧回路が出力する直流電圧の電圧閾値を予め設定する手段と、前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していることを条件として、その直流電圧が前記電圧閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御する手段と、をさらに含む、ことを特徴とするモータ制御装置である。
例えば中間電流閾値係数αの値を1に設定すると、中間電流閾値は最大電流閾値と同じ値になる。そのためPAM制御主体の制御へ移行したときには、既にモータのd軸電流は最大電流閾値に達していることになり、PAM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行しない。
他方、例えば中間電流閾値係数αの値を1未満に設定すると、中間電流閾値は、中間電流閾値係数αに比例して、最大電流閾値より小さい値となる。したがってこの場合は、昇圧回路が出力する直流電圧が電圧閾値に達したときに、PAM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行する。そしてこの電圧位相制御主体の制御は、モータのd軸電流が最大電流閾値に達するまで継続し、その制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減することによって調整することができる。
つまり本発明の第2の態様によれば、中間電流閾値係数αの値を1未満に設定するか否かで、PAM制御主体の制御領域より高出力側の制御領域に電圧位相制御主体の制御領域を設けるか否かを設定することができる。そしてその電圧位相制御主体の制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減するだけで調整することができる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第2の態様において、前記制御部は、前記モータのd軸電流が前記最大電流閾値に達していることを条件として、そのd軸電流が前記最大電流閾値を越えないように、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御する手段をさらに含む、ことを特徴とするモータ制御装置である。
例えば中間電流閾値係数αの値を1に設定した場合には、PAM制御主体の制御中に昇圧回路が出力する直流電圧が電圧閾値に達したときに、既にモータのd軸電流は最大電流閾値に達していることになる。したがってこの場合、PAM制御主体の制御中に昇圧回路が出力する直流電圧が電圧閾値に達したときには、PAM制御主体の制御からPWM制御主体の制御へ移行する。
他方、例えば中間電流閾値係数αの値を1未満に設定した場合には、PAM制御主体の制御中に昇圧回路が出力する直流電圧が電圧閾値に達したときに、PAM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行し、さらにモータのd軸電流が最大電流閾値に達したときに、電圧位相制御主体の制御からPWM制御主体の制御へ移行する。
<本発明の第4の態様>
本発明の第4の態様は、直流電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が出力する直流電圧からモータの駆動パルスを生成するインバータと、を備えるモータ制御装置の前記昇圧回路及び前記インバータの制御をコンピュータに実行させるモータ制御プログラムであって、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率閾値、前記モータのd軸電流の最大値を規定する最大電流閾値、前記最大電流閾値に中間電流閾値係数α(0≦α≦1)を乗算した中間電流閾値を予め設定する手順と、モータの回転速度と目標回転速度との速度偏差を導出する手順と、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御する手順と、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御する手順と、前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値を越えないように、前記昇圧回路が出力する直流電圧を前記速度偏差に基づいて制御する手順と、を実行させる、ことを特徴とするモータ制御プログラムである。
本発明の第4の態様によれば、このモータ制御プログラムを実行可能なコンピュータを備えるモータ制御装置において、前述した本発明の第1の態様と同様の作用効果が得られる。
<本発明の第5の態様>
本発明の第5の態様は、前述した本発明の第4の態様において、前記昇圧回路が出力する直流電圧の電圧閾値を予め設定する手順と、前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していることを条件として、その直流電圧が前記電圧閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御する手順と、をさらに実行させる、ことを特徴とするモータ制御プログラムである。
本発明の第5の態様によれば、このモータ制御プログラムを実行可能なコンピュータを備えるモータ制御装置において、前述した本発明の第2の態様と同様の作用効果が得られる。
<本発明の第6の態様>
本発明の第6の態様は、前述した本発明の第5の態様において、前記モータのd軸電流が前記最大電流閾値に達していることを条件として、そのd軸電流が前記最大電流閾値を越えないように、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御する手順をさらに実行させる、ことを特徴とするモータ制御プログラムである。
本発明の第6の態様によれば、このモータ制御プログラムを実行可能なコンピュータを備えるモータ制御装置において、前述した本発明の第3の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明によれば、PWM制御、PAM制御、電圧位相制御が連続性をもって最適に組み合わされた協調制御をモータの特性等に応じてパラメータ変更だけで個々に行うことが可能なモータ制御装置を実現することができる。
本発明に係るモータ制御装置の全体構成図。 制御部の機能ブロック図。 モータ制御手順を図示したフローチャート。 インバータパルス幅導出手順を図示したフローチャート。 コンバータパルス幅導出手順を図示したフローチャート。 0<α<1としたときのモータ制御を図示したタイミングチャート。 α=0としたときのモータ制御を図示したタイミングチャート。 α=1としたときのモータ制御を図示したタイミングチャート。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
本発明に係るモータ制御装置の全体構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るモータ制御装置の全体構成図である。
本発明に係るモータ制御装置によって制御されるモータ50は、永久磁石同期モータである。本発明に係るモータ制御装置は、整流回路20、昇圧コンバータ回路30、インバータ40及び制御部60を備える。
整流回路20は、整流ダイオードD1〜D4を含み、単相交流電源10が出力する交流電圧を整流して直流電圧に変換する。
「昇圧回路」としての昇圧コンバータ回路30は、整流回路20が整流した直流電圧を昇圧する回路であり、コイルL1、トランジスタTR1、ダイオードD5及びコンデンサC1を含む。昇圧コンバータ回路30は、トランジスタTR1がオンの時にコイルL1にエネルギーが蓄積され、トランジスタTR1がオフの時に入力電圧とコイルL1のエネルギーが加算されて出力側に伝達され、それによって入力電圧より高い出力電圧が得られる回路である。
トランジスタTR1はドライバ72によって駆動され、ドライバ72は、後述するコンバータ制御部63によって制御される。抵抗器R1は、昇圧コンバータ回路30に流れる電流を検出するためのシャント抵抗器である。増幅器71は、抵抗器R1の端子間電圧を増幅し、後述するコンバータ電流検出部62へ出力する。抵抗器R2、R3は、昇圧コンバータ回路30の出力電圧を検出するための分圧回路を構成する。抵抗器R2と抵抗器R3との接続点の電圧は、後述する直流電圧検出部64で検出される。
インバータ40は、昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧からモータ50の駆動パルスを生成する回路であり、トランジスタTR11〜TR16を含む。より具体的にはインバータ40は、トランジスタTR11〜TR16のスイッチングを個々に制御することによって、昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧を三相交流の駆動パルスに変換する回路である。トランジスタTR11〜TR16はドライバ74によって駆動され、ドライバ74は、後述するインバータ制御部66によって制御される。抵抗器R4は、インバータ40に流れる電流を検出するためのシャント抵抗器である。増幅器73は、抵抗器R4の端子間電圧を増幅し、後述するインバータ電流検出部65へ出力する。
制御部60は、モータ制御プログラムをコンピュータで実行することによって、昇圧コンバータ回路30及びインバータ40を制御する機能を発揮するマイコン制御回路である。制御部60は、モータ制御プログラムにより実現される機能ブロックとして、電源電圧検出部61、コンバータ電流検出部62、コンバータ制御部63、直流電圧検出部64、インバータ電流検出部65、インバータ制御部66、モータ位相検出部67、コンバータパルス幅導出部68、インバータパルス幅導出部69、モータ出力電圧導出部80及び昇圧比導出部90を含む。
電源電圧検出部61は、単相交流電源10の電圧を検出する。コンバータ電流検出部62は、抵抗器R1の端子間電圧から昇圧コンバータ回路30に流れる電流値を検出する。コンバータ制御部63は、トランジスタTR1のスイッチングパルス幅を調整することによって、昇圧コンバータ回路30の出力電圧を制御する(PAM制御)。直流電圧検出部64は、抵抗器R2と抵抗器R3との接続点の電圧から昇圧コンバータ回路30の出力電圧を検出する。インバータ電流検出部65は、抵抗器R4の端子間電圧からインバータ40に流れる電流値を検出する。インバータ制御部66は、トランジスタTR11〜TR16のスイッチングパルス幅を調整することによって、インバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅をモータ50の速度偏差に基づいて制御する(PWM制御)。モータ位相検出部67は、モータ50の位相検出器75の出力信号からモータ50の位相を検出する。
コンバータパルス幅導出部68は、昇圧比導出部90が導出する昇圧比からトランジスタTR1のスイッチングパルス幅を導出する。コンバータ制御部63は、このコンバータパルス幅導出部68が導出するスイッチングパルス幅の制御信号をドライバ72へ出力する。
インバータパルス幅導出部69は、モータ出力電圧導出部80が導出するVmからトランジスタTR11〜TR16のスイッチングパルス幅を導出する。インバータ制御部66は、このインバータパルス幅導出部69が導出するスイッチングパルス幅の制御信号をドライバ74へ出力する。
<モータ制御>
制御部60が実行するモータ制御について、図2〜図5を参照しながら説明する。
図2は、制御部60の機能ブロック図である。図3は、モータ制御手順を図示したフローチャートである。図4は、インバータパルス幅導出手順を図示したフローチャートである。図5は、コンバータパルス幅導出手順を図示したフローチャートである。
モータ出力電圧導出部80は、回転数導出部81、回転数指令部82、出力電圧導出部83、変調率導出部84及びd軸電流導出部85を含む。
回転数導出部81は、モータ位相検出部67が出力するモータ50の位相からモータ50の回転数を導出する(図3のステップS1)。より具体的には回転数導出部81は、モータ50の回転速度と目標回転速度との速度偏差を導出する。
回転数指令部82は、回転数導出部81が出力するモータ50の回転数と目標回転数指令とから加速・減速指令を導出する(図3のステップS2)。より具体的には回転数指令部82は、回転数導出部81が導出する回転数が目標回転数より小さい場合には加速指令を出力し、回転数導出部81が導出する回転数が目標回転数より大きい場合には減速指令を出力する。
出力電圧導出部83は、回転数指令部82が出力する加速・減速指令、インバータ電流検出部65が検出する検出d軸電流Idsと検出トルク電流Iqs、d軸電流導出部85が導出する指令d軸電流Idから、出力電圧Vmを導出する(図3のステップS3)。より具体的には出力電圧導出部83は、加速・減速指令に基づいて指令トルク電流Iqを導出し、検出d軸電流Idsと指令d軸電流Idとの差、検出トルク電流Iqsと指令トルク電流Iqとの差から、出力電圧Vmを導出する。
変調率導出部84は、出力電圧導出部83が導出する出力電圧Vm、直流電圧検出部64が検出する検出直流電圧Edsから、変調率Vm/Edsを導出する(図3のステップS4)。より具体的には変調率導出部84は、出力電圧Vmを検出直流電圧Edsで除算することによって、変調率Vm/Edsを導出する。
d軸電流導出部85は、インバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅が設定値Vm/Ed_holdを越えないように、モータ50の速度偏差に基づいて指令d軸電流Idを制御する。またd軸電流導出部85は、昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧が設定値Ed_max(後述)に達していることを条件として、その直流電圧が設定値Ed_maxを越えないように、モータ50の速度偏差に基づいて指令d軸電流Idを制御する。さらにd軸電流導出部85は、指令d軸電流Idが設定値Id_maxに達していることを条件として、その設定値Id_maxを越えないように指令d軸電流Idを制御する。
より具体的にはd軸電流導出部85は、変調率導出部84が導出する変調率Vm/Eds、設定値Vm/Ed_hold、設定値Id_maxから、指令d軸電流Idを導出する(図3のステップS5)。ここで設定値Vm/Ed_holdは、インバータ40が出力する駆動パルスの「変調率閾値」である。設定値Id_maxは、モータ50のd軸電流の最大値を規定する「最大電流閾値」である。この設定値Vm/Ed_hold及び設定値Id_maxは、例えば制御部60の記憶媒体(図示せず)等に予め記憶されている。
インバータパルス幅導出部69は、インバータ制御割り込み時に、まず出力電圧導出部83が導出する出力電圧Vm、モータ位相検出部67が出力するモータ50の位相θから、モータ50の印加電圧Vu,Vv,Vwを導出する。次に設定値Vm/Ed_maxを超えない範囲に、変調率導出部84が導出する変調率Vm/Edsを制限する。ここで設定値Vm/Ed_maxは、インバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅(変調率Vm/Eds)の最大値を規定する設定値であり、例えば制御部60の記憶媒体(図示せず)等に予め記憶されている。そして変調率Vm/Edsと印加電圧Vu,Vv,Vwから、インバータ40のトランジスタTR11〜TR16のスイッチングパルス幅を導出する(図4のステップS11)。
昇圧比導出部90は、指令d軸電流Idが設定値Id_holdを越えないように、昇圧コンバータ回路30の昇圧比をモータ50の速度偏差に基づいて制御する。昇圧比導出部90は、第1減算器91、直流電圧指令演算部92、第2減算器93及び昇圧比演算部94を含む。
第1減算器91は、設定値Id_holdから指令d軸電流Idを減算する。直流電圧指令演算部92は、第1減算器91が出力する減算値の範囲を、最小値が0、最大値が設定値Id_maxとなるように制限しつつ、以下の式(1)から指令直流電圧Edを導出する(図3のステップS6)。
Figure 0005925526
ここで設定値Id_holdは、設定値Id_maxに中間電流閾値係数αを乗算した「中間電流閾値」である。中間電流閾値係数αは、0以上1以下の範囲で任意の値に設定する。定数Kaは比例ゲインである。この設定値Id_hold、中間電流閾値係数αは、例えば制御部60の記憶媒体(図示せず)等に予め記憶されている。
また直流電圧指令演算部92は、指令直流電圧Edの範囲を、最小値が設定値Ed_min、最大値が設定値Ed_maxとなるように制限する(図3のステップS6)。ここで設定値Ed_minは、昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧の最小値を規定する設定値である。「電圧閾値」としての設定値Ed_maxは、昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧の最大値を規定する設定値である。この設定値Ed_min、設定値Ed_maxは、例えば制御部60の記憶媒体(図示せず)等に予め記憶されている。
第2減算器93は、検出直流電圧Edsから指令直流電圧Edを減算する。昇圧比演算部94は、以下の式(2)から昇圧比を導出する(図3のステップS6)。
Figure 0005925526
ここで定数Kbは比例ゲインである。
コンバータパルス幅導出部68は、コンバータ制御割り込み時に、電源電圧検出部61が出力する電源電圧(値、位相)、コンバータ電流検出部が出力するコンバータ電流、昇圧比導出部90が導出する昇圧比から、昇圧コンバータ回路30のトランジスタTR1のスイッチングパルス幅を導出する(図5のステップS21)。
以下、モータ50の回転数及び負荷トルクが上昇しているときの制御状態を例に説明する。まず0より大きく1より小さい値に中間電流閾値係数αを設定したときのモータ制御について、図6を参照しながら説明する。
図6は、モータ50の回転数及び負荷トルクが上昇しているときの制御状態を図示したものであり、0<α<1としたときのモータ制御を図示したタイミングチャートである。
前述したようにd軸電流導出部85は、インバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅が設定値Vm/Ed_holdを越えないように、モータ50の速度偏差に基づいて指令d軸電流Idを制御する。したがってインバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅が設定値Vm/Ed_hold未満であるときは、インバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅をモータ50の速度偏差に基づいて制御するPWM制御主体の制御となる。そしてインバータ40が出力する駆動パルスのパルス幅が設定値Vm/Ed_holdに達したときは、その設定値Vm/Ed_holdを越えないように、モータ50の速度偏差に基づいて指令d軸電流Idが制御される。それによってPWM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行する。この電圧位相制御主体の制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減することによって調整することができる。
また前述したように昇圧比導出部90は、指令d軸電流Idが設定値Id_holdを越えないように、昇圧コンバータ回路30の昇圧比をモータ50の速度偏差に基づいて制御する。したがって指令d軸電流Idが設定値Id_holdに達したときは、電圧位相制御主体の制御からPAM制御主体の制御へ移行する。
また前述したようにd軸電流導出部85は、昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧が設定値Ed_maxに達していることを条件として、その直流電圧が設定値Ed_maxを越えないように、モータ50の速度偏差に基づいて指令d軸電流Idを制御する。したがって昇圧コンバータ回路30が出力する直流電圧が設定値Ed_maxに達したときには、PAM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行する。
また前述したようにd軸電流導出部85は、指令d軸電流Idが設定値Id_maxに達していることを条件として、その設定値Id_maxを越えないように指令d軸電流Idを制御する。したがってこの電圧位相制御主体の制御は、指令d軸電流Idが設定値Id_maxに達するまで継続し、その制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減することによって調整することができる。
指令d軸電流Idが設定値Id_maxに達したときには、電圧位相制御主体の制御からPWM制御主体の制御へ移行する。そして前述したようにインバータパルス幅導出部69は、設定値Vm/Ed_maxを超えない範囲に、変調率導出部84が導出する変調率Vm/Edsを制限した上で、その変調率Vm/Edsと印加電圧Vu,Vv,Vwから、インバータ40のトランジスタTR11〜TR16のスイッチングパルス幅を導出する。したがってPWM制御主体の制御は、変調率Vm/Edsが設定値Vm/Ed_maxに達するまで継続する。
つづいて中間電流閾値係数αを0に設定したときのモータ制御について、図7を参照しながら説明する。
図7は、モータ50の回転数及び負荷トルクが上昇しているときの制御状態を図示したものであり、α=0としたときのモータ制御を図示したタイミングチャートである。
中間電流閾値係数αを0に設定すると、設定値Id_holdは0となる。そのためPWM制御主体の制御中に変調率Vm/Edsが設定値Vm/Ed_holdに達したときは、既に指令d軸電流Idは設定値Id_holdに達していることになる。したがって中間電流閾値係数αを0に設定したときは、PWM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行せずに、PAM制御主体の制御へ移行する(図7)。そしてその後の制御は、前述した0<α<1としたときの制御(図6)と同様である。
つづいて中間電流閾値係数αを1に設定したときのモータ制御について、図8を参照しながら説明する。
図8は、モータ50の回転数及び負荷トルクが上昇しているときの制御状態を図示したものであり、α=1としたときのモータ制御を図示したタイミングチャートである。
中間電流閾値係数αを1に設定すると、設定値Id_holdは設定値Id_maxと同じ値になる。そのためPAM制御主体の制御へ移行したときには、既に指令d軸電流Idは設定値Id_maxに達していることになる。したがってPAM制御主体の制御から電圧位相制御主体の制御へ移行せず、PAM制御主体の制御からPWM制御主体の制御へ移行する(図8)。
以上説明したように本発明に係るモータ制御装置は、中間電流閾値係数αの値を0より大きい値に設定するか否かで、PWM制御主体の制御領域とPAM制御主体の制御領域との間(PAM制御主体の制御領域より低出力側の制御領域)に電圧位相制御主体の制御領域を設けるか否かを設定することができる。また本発明に係るモータ制御装置は、中間電流閾値係数αの値を1未満に設定するか否かで、PAM制御主体の制御領域より高出力側の制御領域に電圧位相制御主体の制御領域を設けるか否かを設定することができる。そして電圧位相制御主体の制御領域の長さは、中間電流閾値係数αの値を増減するだけで調整することができる。
このようにして本発明によれば、PWM制御、PAM制御、電圧位相制御が連続性をもって最適に組み合わされた協調制御をモータ50の特性等に応じてパラメータ変更だけで個々に行うことが可能なモータ制御装置を実現することができる。
尚、本発明は、上記説明した実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。また上記説明したモータ制御を実現するモータ制御プログラム、このプログラムを記憶する記憶媒体も本発明の対象となり得る。
10 単相交流電源
20 整流回路
30 昇圧コンバータ回路
40 インバータ
50 モータ
60 制御部
80 モータ出力電圧導出部
81 回転数導出部
82 回転数指令部
83 出力電圧導出部
84 変調率導出部
85 d軸電流導出部
90 昇圧比導出部

Claims (6)

  1. 直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路が出力する直流電圧からモータの駆動パルスを生成するインバータと、
    前記昇圧回路及び前記インバータを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率閾値、前記モータのd軸電流の最大値を規定する最大電流閾値、前記最大電流閾値に中間電流閾値係数α(0≦α≦1)を乗算した中間電流閾値、前記昇圧回路が出力する直流電圧の電圧閾値を予め設定する手段と、
    モータの回転速度と目標回転速度との速度偏差を導出する手段と、
    前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していないことを条件として、
    前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値未満である場合には、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御
    前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値に達している場合には、前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値に達していないときは、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御
    前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値に達しているときは、前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値を越えないように、前記昇圧回路が出力する直流電圧を前記速度偏差に基づいて制御する手段と、を含む、ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、前記制御部は、前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していることを条件として、前記モータのd軸電流が前記最大電流閾値に達していない場合には、その直流電圧が前記電圧閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御する手段と、をさらに含む、ことを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項2に記載のモータ制御装置において、前記制御部は、前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していることを条件として、前記モータのd軸電流が前記最大電流閾値に達している場合には、そのd軸電流が前記最大電流閾値を越えないように、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御する手段をさらに含む、ことを特徴とするモータ制御装置。
  4. 直流電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路が出力する直流電圧からモータの駆動パルスを生成するインバータと、を備えるモータ制御装置の前記昇圧回路及び前記インバータの制御をコンピュータに実行させるモータ制御プログラムであって、
    前記インバータが出力する駆動パルスの変調率閾値、前記モータのd軸電流の最大値を規定する最大電流閾値、前記最大電流閾値に中間電流閾値係数α(0≦α≦1)を乗算した中間電流閾値、前記昇圧回路が出力する直流電圧の電圧閾値を予め設定する手順と、
    モータの回転速度と目標回転速度との速度偏差を導出する手順と、
    前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していないことを条件として、
    前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値未満である場合には、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御
    前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値に達している場合には、前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値に達していないときは、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率が前記変調率閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御
    前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値に達しているときは、前記モータのd軸電流が前記中間電流閾値を越えないように、前記昇圧回路が出力する直流電圧を前記速度偏差に基づいて制御する手順と、を実行させる、ことを特徴とするモータ制御プログラム。
  5. 請求項4に記載のモータ制御プログラムにおいて、前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していることを条件として、前記モータのd軸電流が前記最大電流閾値に達していない場合には、その直流電圧が前記電圧閾値を越えないように、前記モータのd軸電流を前記速度偏差に基づいて制御する手順と、をさらに実行させる、ことを特徴とするモータ制御プログラム。
  6. 請求項5に記載のモータ制御プログラムにおいて、前記昇圧回路が出力する直流電圧が前記電圧閾値に達していることを条件として、前記モータのd軸電流が前記最大電流閾値に達している場合には、そのd軸電流が前記最大電流閾値を越えないように、前記インバータが出力する駆動パルスの変調率を前記速度偏差に基づいて制御する手順をさらに実行させる、ことを特徴とするモータ制御プログラム。
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