JP3308245B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP3308245B2
JP3308245B2 JP22876799A JP22876799A JP3308245B2 JP 3308245 B2 JP3308245 B2 JP 3308245B2 JP 22876799 A JP22876799 A JP 22876799A JP 22876799 A JP22876799 A JP 22876799A JP 3308245 B2 JP3308245 B2 JP 3308245B2
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0306Patterns comprising block rows or discontinuous ribs
    • B60C11/0309Patterns comprising block rows or discontinuous ribs further characterised by the groove cross-section
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    • B60C11/03Tread patterns
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    • B60C2011/1361Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove bottom with protrusions extending from the groove bottom

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレッド面に形成
された幅広縦溝の溝底面においてベアの発生を防止しう
る空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】空気入
りタイヤは、タイヤ加硫金型を用いた加硫成型により、
トレッド面の形状が決定される。図8に部分的に示す如
く、一般的な加硫成型では、タイヤ生カバーcは、膨張
するブラダbにより、加硫金型dの成形面eに熱を受け
ながら強い圧力で押し当てられる。この際、前記成型面
eとタイヤ生カバーcとの間に空気が残存していると、
加硫後のタイヤには、残存空気が占める空間により表面
が陥没したベアが発生してしまい、タイヤの外観不良を
招くという問題がある。従来、このようなベアの発生を
防止するために、加硫金型dに、一端が前記成型面eに
連なりかつ他端が外気に連通する空気抜き用のベントホ
ールfを多数形成することが行われている。
【0003】ところで、上述のようなベントホールfに
は、加硫熱により流動性を有したゴムも同時に流れ込ん
で硬化し、タイヤの表面に軸状のばり、いわゆる「スピ
ュー」として残存する。このスピューは、トリミング処
理などにより、タイヤを転がしながら除去されるが、溝
内にスピューについてはその除去が困難であるため、ベ
ントホールfは路面と接地する接地部gで開口されるも
のが多く、溝部分には一般的に形成されていない。
【0004】ところで、近年では、例えばトレッド面の
中央部分などに、幅の広くかつ溝の深い縦溝、とりわけ
図8に示す如く溝底面iの巾gwを20mm以上とし、騒
音性能と耐ハイドロプレーニング性能とを向上させた高
性能タイヤが種々提案されている。このようなタイヤで
は、該溝底面iの巾方向中心側ほど前記ベントホールf
までの距離が大となるため、タイヤ生カバーcと成型面
eとの間の空気が排気され難い。このため、同図に示す
如く溝底面iの中心部に空気jが多く残存し、加硫後に
タイヤの縦溝の溝底面iに、大きな凹み、ないしこの凹
みが周方向に連続するいびつな凹溝などが形成されやす
い。特に、溝底面iの巾が大であることにより、このよ
うなベアは外部から容易に視認され、著しくタイヤの見
映えを損ない商品価値を失うなどの問題がある。
【0005】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、幅の広い縦溝の溝底面に、溝底縁から
離れて隆起しかつ該溝底縁に沿ってのびる小高さの第1
の突条と、少なくとも一端がこの第1の突条に連なりか
つ前記溝底面を該第1の突条と交わる向きにのびる多数
本の第2の突条とを含む突起部を形成することなどを基
本として、トレッド面に形成された幅の広い縦溝の溝底
面においてベアの発生を効果的に防止しうる空気入りタ
イヤを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、トレッド面に、タイヤ周方向に連続しての
びかつ溝壁と溝底面とが交わる両側の溝底縁間の溝中心
線に直交する向きの長さである溝底面巾が20mm以上を
なす幅広縦溝を具えた空気入りタイヤであって、前記幅
広縦溝の溝底面に、前記溝底縁から離れて隆起しかつ前
記溝底縁に沿ってのびる小高さの第1の突条と、少なく
とも一端がこの第1の突条に連なりかつ前記溝底面を該
第1の突条と交わる向きにのびる多数本の第2の突条と
を含む突起部を形成したことを特徴としている。
【0007】また請求項2記載の発明は、トレッド面
に、タイヤ周方向に連続してのびかつ溝壁と溝底面とが
交わる両側の溝底縁間の溝中心線に直交する向きの長さ
である溝底面巾が20mm以上をなす幅広縦溝を具えた空
気入りタイヤであって、前記幅広縦溝の溝底面に、前記
溝底縁から離れて隆起しかつ前記溝底縁に沿ってのびる
小高さの第1の突条と、前記第1の突条から溝底面、溝
壁及びトレッド面を経てこのトレッド面で隆起するスピ
ューないしスピュー痕に連なる第3の突条とを含む突起
部を形成したことを特徴としている。
【0008】また請求項3記載の発明は、前記突起部
は、前記第1の突条から溝底面、溝壁及びトレッド面を
経てこのトレッド面で隆起するスピューないしスピュー
痕に連なる第3の突条を含むことを特徴とする請求項1
記載の空気入りタイヤである。
【0009】また請求項4記載の発明は、前記突起部
は、両側の前記溝底縁からそれぞれ2〜8mmを離れる2
本の前記第1の突条を含み、かつ該第1の突条は、溝底
面からの最大高さh1が0.2〜1.5mmの断面半円状
をなすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記
載の空気入りタイヤである。
【0010】また請求項5記載の発明は、前記第2の突
条は、タイヤ周方向に対する鋭角側の最大交わり角度が
30゜以上の直線状、V字状、又はU字状で形成される
とともに、この第2の突条をタイヤ周方向に略等ピッチ
で隔設したことを特徴とする請求項1又は3記載の空気
入りタイヤである。
【0011】また請求項6記載の発明は、前記第3の突
条と前記スピューとは、タイヤ周方向に分割された複数
個のセグメントからなるタイヤ加硫金型の前記セグメン
ト間の微少隙間によりトレッド面に形成されたタイヤ軸
方向のばり間に少なくとも各1個が形成されてなる請求
項2又は3記載の空気入りタイヤである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。本実施形態の空気入りタイヤは、
図1〜3に示す如く、例えば乗用車用ラジアルタイヤな
どに好適に用いうるものであって、トレッド面2に、タ
イヤ周方向に連続してのびる幅広縦溝3と、この幅広縦
溝3に対して交わる向きにのびる横溝5を具え、かつ前
記幅広縦溝3の溝底面3aに、所定の突起部4を形成し
て構成される。なお前記幅広縦溝3、突起部4は、いず
れも加硫金型による加硫成型により形成される。
【0013】前記幅広縦溝3は、本例ではタイヤ赤道C
上に溝中心線GL(図2に示す)を揃えて連続してのび
る直線状のものが例示され、トレッド面2に1本が形成
されている。前記幅広縦溝3は、図3にその断面を拡大
して示す如く、溝壁3bと溝底面3aとが交わる両側の
溝底縁E、E間の溝中心線GLに直交する向きの長さで
ある溝底面巾GWが20mm以上、より好ましくは22mm
以上で構成される。このような幅広縦溝3は、車外騒音
レベルを低減でき、またウエット性能、特に耐ハイドロ
プレーニング性能を高めうる点で好ましいものとなる。
【0014】前記溝底面3aは、本例ではほぼ平坦状で
形成されるている。また本例の前記溝壁3bと溝底面3
aとは、小円弧を介して交わっており、このとき、溝壁
3bと溝底面3aとをそれぞれ仮想延長し、これらの交
点を前記溝底縁Eとして定めることができる。なおこの
幅広縦溝3の溝縁間の前記溝中心線GLと直交する向き
の長さである溝巾は、例えば35mm以上が望ましい。ま
た、溝深さは任意であるが、例えばトレッド接地巾の3
〜6%程度とするのが望ましい。
【0015】前記突起部4は、本例では図1ないし図3
に示す如く、第1の突条4a、第2の突条4b及び第3
の突条4cを含むものが例示されている。前記第1の突
条4aは、図3に示す如く前記溝底縁Eから前記溝中心
線側に離れた位置にて小巾かつ小高さで隆起し、しかも
溝底縁Eに沿って連続してのびるものが例示されてい
る。また本例の第1の突条4aは、両側の前記溝底縁
E、Eからそれぞれ小距離Kを離れる2本の突条を含む
ものを示している。
【0016】また前記第2の突条4bは、溝底面3aか
ら小巾かつ小高さで隆起し、少なくとも一端が前記第1
の突条4aの溝中心線GL側に連なりかつ溝底面3aを
該第1の突条4aと交わる向きにのびる多数本が形成さ
れる。本例の第2の突条4bは、前記一対の第1の突条
4a、4a間を継いでのびる。つまり、第2の突条4b
は、両端が前記第1の突条4aに連なる。
【0017】さらに、前記第3の突条4cは、図1、図
3に示す如く、小巾かつ小高さで隆起し、前記第1の突
条4aから溝中心線GLと反対側に向けてのび、溝底面
3a、溝壁面3b及びトレッド面2を経てこのトレッド
面2の接地部2aで隆起するスピューS(又はこのスピ
ューSを切除したスピュー痕)に連なって形成されたも
のが例示されている。
【0018】ここで、これらの各突条4aないし4c、
スピューSは、いずれも図4に部分的に示す加硫金型M
により成型される。図において、前記幅広縦溝3を成型
する縦溝成型用突起M1には、前記第1の突条4aを成
型するための第1の突条成型用凹溝Ma、Ma、第2の
突条4bを形成するための第2の突条成型用凹溝Mb、
…、第3の突条4cを形成するための第3の突条成型用
凹溝Mcが刻設されている。また第3の突条成型用凹溝
Mcは、一端が前記第1の突条成型用凹溝Maに連なり
かつ他端がトレッド面2の接地部2aを成型する接地部
成型面M2に穿設されたベントホールVに連なってい
る。
【0019】このような加硫金型Mは、例えば図7に略
示する如く、少なくともトレッド面2を成型する部分に
おいて、タイヤ周方向に分割されかつタイヤ半径方向内
外に移動しうる複数個のセグメントm、…を具える。各
セグメントmは、タイヤ半径方向内側への移動により各
セグメントmをタイヤ周方向に連ねてトレッド成型面を
形成しうる。そして、前記第3の突条成型用凹溝Mcと
前記ベントホールVとは、前記セグメント毎に少なくと
も各1個、より好ましくは前記セグメント毎に少なくと
も縦溝成型用突起M1の両側に各1個の合計2個が形成
されるのが望ましい。
【0020】このような加硫金型Mに生タイヤカバーを
セットし加硫成型を行うと、上述の突条成型用の前記凹
溝MaないしMc内にはゴムが遅れて進入するため、し
ばらくの間はこの凹溝MaないしMcを空気通路として
利用することができる。このため、幅広縦溝3の溝底面
3aの溝中心線近傍にて滞留しがちな空気を、例えば前
記第2の突条成型用凹溝Mbから第1の突条成型用凹溝
Maを通り溝壁側へと導くことができる。また前記第1
の突条成型用凹溝Maはトレッド面2の接地部2aと比
較的近接した位置に設けられるため、この第1の突条成
型用凹溝Ma内の空気は、加硫の進行に伴うゴム流れな
どにより比較的容易に前記接地部成型面M2に設けられ
たベントホールVから排出させることができる。とりわ
け本例のように、ベントホールVと前記第1の突条成型
用凹溝Maとを継ぐ第3の突条成型用凹溝Mcを設けた
ときには、溝底面3aに滞留しがちな空気をより一層円
滑にベントホールVに直接導いて排出でき、溝底面3a
でのベアの発生が確実に防止される。
【0021】そして、本例ではタイヤ加硫金型の前記セ
グメントm、m同士が接する接合面Nに生じる微少隙間
によって形成されたタイヤ軸方向にのびるばり(図示せ
ず)間に、少なくとも前記第3の突条4cと前記スピュ
ーSとが各1個、より好ましくは少なくとも幅広縦溝3
の両側に各1個が形成されうる。なおこのとき、前記第
3の突条4cと前記スピューSとは、タイヤ周方向に隣
り合う前記ばり間の周方向中間位置に設けるのが望まし
い。これにより、溝底面3aの空気の排気がより一層効
果的なものとなる。なお、溝底面3aでの空気の滞留を
さらに効果的に防止するために、タイヤ生カバーを形成
する際に用いるトレッドゴムを、幅広縦溝3に相当する
位置に凹所を設けて押し出し成形することも好ましく実
施しうる。
【0022】また、図2から明らかなように、このよう
な突起部4は、特に前記第2の突条4bを規則的なピッ
チで配置することによって、幅広縦溝3の幅の広い溝底
面に装飾的模様効果を与えるなど、タイヤの意匠性を向
上するのにも役立つ。
【0023】ここで、図5(a)に拡大して示す如く、
前記第1の突条4aは、前記溝底縁Eから2〜8mmの小
距離Kを離れる位置に設けるのが好ましい。前記小距離
Kが2mm未満になると、幅広縦溝3の溝中心線GLから
第1の突条4aが遠ざかるため、空気が排気しずらくな
る傾向があり、逆に8mmを超えると、この第1の突条4
aと溝壁3bとの間の溝底面3aにおいて空気が残存す
るおそれがありベアが生じやすくなる傾向がある。この
ように、第1の突条4aの溝底縁Eからの小距離Kを適
宜調節することによって、例えば第2の突条4bを設け
なくても、溝底部の残存空気を該第1の突条4a、前記
第3の突条4cを用いて排気しうる。
【0024】また前記第1の突条4aは、溝底面3aか
らの最大高さh1が0.2〜1.5mm、より好ましくは
0.3〜0.8mmとすることが望ましく、特にほぼ断面
半円状をなすことによって、効率の良い排気性能が発揮
される。前記第1の突条4aの最大高さh1が1.5mm
を超えると、幅広縦溝3の溝容積の減少を招く傾向があ
る他、幅広縦溝3を採用することにより向上した騒音性
能、特に通過騒音性能の悪化を招くこととなる。逆に前
記高さh1が、0.2mm未満であると、溝底面に滞留し
がちな空気を排気する効果が相対的に低下する。なお前
記第1の突条4aの巾W1は、例えば0.4〜3.0m
m、より好ましくは0.6〜1.6mmとしうる。なおこ
の巾W1は、前記最大高さh1に等しく設定することも
できる。
【0025】なお前記第1の突条4aと溝壁3bとの間
でのベアをより確実に防止するために、例えば第1の突
条4aの溝壁3b側と溝底面3aとの接続部6を、滑ら
かな曲面で形成するのが良い。この曲面の輪郭線には、
例えば単一の円弧を用いうる他、第1の突条4aに向か
って徐々に曲率半径が小となる複数の円弧の接続体など
を採用するのが望ましい。
【0026】また前記第2の突条4bは、平面視におい
てタイヤ周方向に対する鋭角側の最大交わり角度θが3
0゜以上、より好ましくは45゜以上、さらに好ましく
は実質的にタイヤ軸方向に沿って直線状で配することが
望ましい。これにより、溝中心線GL側から第2の突条
成型用凹溝4bを通り第1の突条成型用凹溝Maまでの
空気の移動長さを最小に減じることができ排気効率を高
める。
【0027】また前記第2の突条4bは、図5(b)に
その断面を示す如く、溝底面3aからの最大高さh2が
例えば0.2〜1.5mm、より好ましくは0.2〜0.
8mmとするのが良い。なお本例の第2の突条4bは、第
1の突条4aよりも小高さとしたものが例示されている
が、これに限定されず、最大高さh2は前記最大高さh
1よりも大、或いは同じとするなど適宜定めることがで
きる。同様に第2の突条4bの断面形状として、本例で
は三角形状を例示しているが、これ以外にも種々のもの
が採用できる。また、前記の如く、各第2の突条4bを
タイヤ周方向に略等ピッチPで隔設するのが、装飾的効
果を高める点でも好ましく、このピッチPは、断面形
状、巾、最大高さなどに応じて種々定めうるが、例えば
0.8〜3mm程度とするのが望ましい。
【0028】さらに第2の突条4bは、平面視において
本例の如く直線状をなす他、図6(A)に示すようなV
字状、同図(B)に示す如く、幅広縦溝3の溝中心線側
で途切れる傾斜片を左右で傾斜方向を異ならせかつタイ
ヤ周方向に交互に配した略V字状、同図(C)に示すよ
うな波状、同図(D)に示すようなU字状など種々のも
のを用いることが可能である。
【0029】前記第3の突条4cは、図5(c)にその
断面を示す如く、本例では断面半円状で形成され、その
最大高さh3、巾W3は、トレッド面2の接地部2aに
も現れるため、走行性能に影響を及ぼさずかつ前記第1
の突条4aから空気をベントホールVへと排気しうる寸
法として定めらる。例えば、この第3の突条4cの前記
最大高さh3は0.2〜0.8mm、巾W3は0.4〜
1.6mm程度とすることが望ましい。なおこの第3の突
条4cは、前記スピューSとともに切除されても良い
し、又残存しても良い。
【0030】さらに前記スピューSは、図3に示す如
く、前記幅広縦溝3の溝縁から2〜10mm、より好まし
くは2〜5mmの小距離Uを隔てた位置に設けるのがよ
い。これにより、スピューSを形成する前記ベントホー
ルVを用いて幅広縦溝3の溝底面に滞留しがちな空気を
効率よく排気することが可能となる。
【0031】以上本発明の実施形態について説明した
が、例えば幅広縦溝3は、トレッド面2に2本以上設け
られてもよく、またジグザグ、波状など種々の形状に変
更することができなど、本発明は種々の態様で実施しう
る。
【0032】
【実施例】図1〜3に示したトレッド面を具えるタイヤ
サイズが245/45ZR16の乗用車用空気入りラジ
アルタイヤを表1の仕様にて製造し、幅広縦溝の溝底面
におけるベアの発生指数、車外騒音レベル、耐ハイドロ
プレーニング性能などについてテストを行った。テスト
方法は次の通りである。
【0033】(ベア発生指数)供試タイヤを各100本
づつ加硫成型し、従来例のベア発生率を100とする指
数で表示しており、数値が少ないほど良好であることを
示している。
【0034】(車外騒音レベル)JASO/C/606
に規定する実車惰行試験に準拠して、直線状のアスファ
ルト路面を通過速度53km/hで50mの距離を惰行走
行させるとともに、コースの中間点において走行中心線
から側方に7.5m、かつ路面から1.2mの位置に設
置した定置マイクロフォンにより通過騒音の最大レベル
dB(A)を測定し、従来例を100とする指数で表示
した。使用した車両は、排気量3000CCのFR乗用車
であり、タイヤをリム(8JJ×16)に内圧200k
Paでリム組みして装着した。
【0035】(耐ハイドロプレーニング性能)前記と同
一条件の車両を用い、半径100mのアスファルト路面
に、水深5mm、長さ20mの水たまりを設けたコース上
を、速度を段階的に増加させながら前記車両を進入さ
せ、横加速度(横G)を計測し、50〜80km/hの速
度における前輪の平均横Gを算出した。結果は、従来例
を100とする指数で評価した。数値が大きいほどウエ
ット性能に優れている。幅広縦溝の仕様及び検査の結果
を下記に示す。
【0036】 幅広縦溝の溝巾:35mm 幅広縦溝の溝底面巾:25mm 幅広縦溝の溝深さ:8.4mm
【0037】
【表1】
【0038】検査の結果、実施例のタイヤでは、従来例
に比してベアの発生率を大幅に削減していることが確認
できた。また、車外騒音、耐ハイドロ性能についても良
好な性能を維持していることも確認できた。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明では、第1の突条、
第2の突条又は第3の突条などを含む突起部を溝底面に
形成したことにより、幅広縦溝の溝底面でのベアの発生
を効果的に防止できタイヤの成型不良などを大幅に低減
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すトレッド面の部分
斜視図である。
【図2】そのトレッドパターンを展開した展開図であ
る。
【図3】図2のA−A視断面図である。
【図4】加硫金型の部分斜視図である。
【図5】(a)は第1の突条、(b)は第2の突条、
(c)は第3の突条をそれぞれ示す断面図である。
【図6】(A)〜(D)は、第2の突条の他の実施形態
を示す平面略図である。
【図7】加硫金型を略示する周方向断面図である。
【図8】従来の技術を説明する加硫成型中の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 トレッド面 3 幅広縦溝 3a 溝底面 3b 溝壁 4 突起部 4a 第1の突条 4b 第2の突条 4c 第3の突条 E 溝底縁 M 加硫金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 11/04,11/13 B29D 30/00 B29C 33/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面に、タイヤ周方向に連続しての
    びかつ溝壁と溝底面とが交わる両側の溝底縁間の溝中心
    線に直交する向きの長さである溝底面巾が20mm以上を
    なす幅広縦溝を具えた空気入りタイヤであって、 前記幅広縦溝の溝底面に、前記溝底縁から離れて隆起し
    かつ前記溝底縁に沿ってのびる小高さの第1の突条と、 少なくとも一端がこの第1の突条に連なりかつ前記溝底
    面を該第1の突条と交わる向きにのびる多数本の第2の
    突条とを含む突起部を形成したことを特徴とする空気入
    りタイヤ。
  2. 【請求項2】トレッド面に、タイヤ周方向に連続しての
    びかつ溝壁と溝底面とが交わる両側の溝底縁間の溝中心
    線に直交する向きの長さである溝底面巾が20mm以上を
    なす幅広縦溝を具えた空気入りタイヤであって、 前記幅広縦溝の溝底面に、前記溝底縁から離れて隆起し
    かつ前記溝底縁に沿ってのびる小高さの第1の突条と、 前記第1の突条から溝底面、溝壁及びトレッド面を経て
    このトレッド面で隆起するスピューないしスピュー痕に
    連なる第3の突条とを含む突起部を形成したことを特徴
    とする空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記突起部は、前記第1の突条から溝底
    面、溝壁及びトレッド面を経てこのトレッド面で隆起す
    るスピューないしスピュー痕に連なる第3の突条を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記突起部は、両側の前記溝底縁からそれ
    ぞれ2〜8mmを離れる2本の前記第1の突条を含み、か
    つ該第1の突条は、溝底面からの最大高さh1が0.2
    〜1.5mmの断面半円状をなすことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】前記第2の突条は、タイヤ周方向に対する
    鋭角側の最大交わり角度が30゜以上の直線状、V字
    状、又はU字状で形成されるとともに、この第2の突条
    をタイヤ周方向に略等ピッチで隔設したことを特徴とす
    る請求項1又は3記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】前記第3の突条と前記スピューとは、タイ
    ヤ周方向に分割された複数個のセグメントからなるタイ
    ヤ加硫金型の前記セグメント間の微少隙間によりトレッ
    ド面に形成されたタイヤ軸方向のばり間に少なくとも各
    1個が形成されてなる請求項2又は3記載の空気入りタ
    イヤ。
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