JPH092020A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH092020A
JPH092020A JP7148879A JP14887995A JPH092020A JP H092020 A JPH092020 A JP H092020A JP 7148879 A JP7148879 A JP 7148879A JP 14887995 A JP14887995 A JP 14887995A JP H092020 A JPH092020 A JP H092020A
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JP
Japan
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groove
tread
spew
tire
grooves
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JP7148879A
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English (en)
Inventor
Kazuo Asano
一夫 浅野
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/13Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
    • B60C11/1307Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
    • B60C2011/1338Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising protrusions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ハイドロ性能を維持しつつタイヤ騒音を低減し
うる空気入りタイヤを提供する。 【構成】トレッド溝2を挟む溝壁2Aに、断面最大長さ
が0.5mm〜3.0mmの軸状体からなるスピュー3を、
このトレッド溝2内に突出させて配し、トレッド溝内の
空気の通過を妨げることによって、気柱共鳴音を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイドロ性能を維持し
つつタイヤ騒音を低減しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の静粛性の向上に伴って、タ
イヤが発生する騒音の低減が急務となっている。タイヤ
が発生する騒音には、道路交通騒音に影響を与える車外
騒音と、車両の乗員に影響を与える車内騒音とが挙げら
れるが、本発明では、主として前者を取り扱う。
【0003】一般に車外騒音としては、車が通り過ぎる
際に、タイヤが回転し路面と接するときに発生する通過
騒音が挙げられ、この通過騒音は、解析結果によれば、
音響スペクトラムでは、約1KHzの周波数帯で音圧レ
ベルが最大値をとること、及びこの主要な音源の一つに
気柱共鳴現象が挙げられること、が判明している。
【0004】ここで気柱共鳴とは、トレッド面に形成さ
れたトレッド溝が、回転に際して路面と接地することに
より、あたかも気柱管を形成し、この気柱管を空気が通
過することによって共鳴振動を生じさせる現象をいい、
従来からタイヤに生じる気柱共鳴音を低減するために種
々の提案がなされている。
【0005】例えば図8(A)に示すように、トレッド
溝aの溝底部bに多数の凹凸cを形成することによっ
て、トレッド溝内の空気の流れを乱反射させるものや、
同図(B)に示すように、トレッド溝aに、水を通すた
めの切り込みdを設けた膜体eを形成して空気の通過の
みを妨げるようにしたもの、さらには同図(C)に示す
ように、トレッド溝aに、サイピングfを介して共鳴室
gを設け、共鳴周波数により気柱共鳴音を低減させるも
のなどが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
8(A)、(B)に示される提案では、いずれもトレッ
ド溝aの溝容積を小とし、排水性が悪化することにより
ハイドロ性能を低下させるとともに、とりわけ図8
(A)に示したものでは、トレッド面hが摩耗してもト
レッド溝底の凹凸cが最後まで残る結果、溝容積の減
少、ひいてはハイドロ性能の低下が著しいものとなる。
【0007】又、ハイドロ性能と、通過騒音とは相反す
る性能であることが判明しており、したがって、図8
(C)に示したものでは、前記共鳴室gによる溝容積の
増大が、かえって通過騒音を増大させる他、トータル溝
容積を確保しているわりには、ハイドロ性能を向上しえ
ないことが実験の結果判明している。
【0008】本発明者は、かかる問題点に鑑み鋭意研究
を重ねた結果、トレッド溝を挟む溝壁に、断面最大長さ
が0.5mm〜3.0mmの軸状体からなるスピューを、こ
のトレッド溝内に突出させて配することを基本として、
トレッド溝の溝容積を大きく損なうことなく、トレッド
溝内の空気通過を妨げうることを見い出したのである。
【0009】以上のように、本発明は、ハイドロ性能を
維持しつつタイヤ騒音を低減しうる空気入りタイヤの提
供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トレ
ッド溝を挟む溝壁に、断面最大長さが0.5mm〜3.0
mmの軸状体からなるスピューを、このトレッド溝内に突
出させて配してなる空気入りタイヤである。
【0011】又請求項2の発明では、スピューは、トレ
ッド溝を挟む両溝壁に、かつ向き合わせて配されたこと
を特徴としており、さらに請求項3の発明では向き合う
スピューの先端が近接することを特徴としている。
【0012】さらに、請求項4の発明では、スピュー
は、溝壁のトレッド面に近い部分に密に配されており、
請求項5の発明では、トレッド溝の溝底中心を通る断面
におけるトレッド溝の投影面積Swと、スピューの断面
積の総和Spとのスピュー面積比(Sp/Sw)が0.
05〜0.40であることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、スピューが、トレッド溝
を通過しようとする空気の流れを乱しかつ妨げうること
により、気柱共鳴音を低減しうる。又スピューは、断面
最大長さが0.5mm〜3.0mmの軸状体からなることに
加え、溝底ではなく溝壁からトレッド溝内に突出させて
いることにより、トレッド摩耗とともに溝壁高さが小と
なるにつれて溝壁から欠落でき、溝容積の著しい減少を
防止してハイドロ性能を維持しうる。なおスピューは、
円柱、四角柱、三角柱、円錐、角錐など種々の断面形状
を用いることができる。
【0014】又請求項2、3の発明では、スピューは、
トレッド溝を挟む両溝壁に、かつ向き合わせて配するこ
と、さらには向き合うスピューの先端が近接することに
より、トレッド溝を通過しようとする空気をより一層確
実に妨げる抵抗をなしうる結果、通過騒音の低減効果を
著しく高めうる。
【0015】さらに、請求項4の発明では、スピュー
は、溝壁のトレッド面に近い部分に密に配されている。
したがって、タイヤが新品に近くトレッド溝の溝容積が
比較的大である状態においては、スピューによる十分な
通過騒音の低減を図りうる一方で、タイヤが摩耗してト
レッド溝の溝容積が比較的小となった場合には、そもそ
も通過騒音があまり問題にはならないため、摩耗による
トレッド溝の溝壁高さの減少によりスピューを欠落さ
せ、トレッド溝の溝容積が減少する度合いを小としてハ
イドロ性能を維持しうる。
【0016】又請求項5の発明では、トレッド溝の溝底
中心を通る断面におけるトレッド溝の投影面積Swと、
スピューの断面積の総和Spとのスピュー面積比(Sp
/Sw)が0.05〜0.40であることにより、ハイ
ドロ性能と通過騒音とを最適にバランスさせうる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を乗用車用の空気入
りタイヤに採用した場合を例にとり図面に基づき詳述す
る。本発明の空気入りタイヤは、図1、図2に示すよう
に、トレッド溝2を挟む溝壁に、断面最大長さが0.5
mm〜3.0mmの軸状体からなるスピュー3を、このトレ
ッド溝内に突出させて配したことを特徴としており、タ
イヤの内部構造は、従来公知のもの、例えばラジアル構
造などを適宜採用しうる。
【0018】前記トレッド溝2は、本例ではタイヤ周方
向に直線状でのびる4本の縦溝4と、この縦溝4に交わ
るようタイヤ軸方向に沿ってのびる複数本の横溝5とを
含み、トレッド面Tに、ブロックBがタイヤ周方向に並
ぶブロックパターンを形成している。なおこのトレッド
溝2は、本例ではトレッド面で測定した溝巾が20mm〜
30mm程度であり、又溝深さが9mm〜15mm程度のもの
が好ましく、又、溝壁2A、2Aは、本例では上開きで
傾斜するものを例示している。なおトレッド溝2は、直
線的にのびる他、ジグザグ状や波模様などを種々の形状
のものを包含する。
【0019】又前記スピュー3は、本例では前記トレッ
ド溝2の縦溝4にのみ配したものを例示している。この
ように構成した理由は、一般に気柱共鳴は、車両走行中
の縦溝4において生じることから、かかる縦溝4の気柱
共鳴を防止することが重要であり、かつ横溝5では最大
限の排水性を向上させるためである。しかしながら、横
溝5内においても、空気の圧縮、放出による空気脈動を
原因とするポンピング音などが生じうることから、かか
る横溝5にもスピュー3を設けることができ、このとき
スピュー3は、横溝5で生じるエアポンピング音をも低
減しうる。
【0020】ここでスピュー3は、図1のII−II断面、
即ち縦溝4の溝底中心断面である図4に示すように軸方
向と直交する任意の断面最大長さDが0.5mm〜3.0
mm、さらに好ましくは0.5mm〜2.0mmの軸状体から
なり、本例では溝壁2Aに上下2段に整一させて配した
ものを例示している。又スピュー3は、図2、図3に示
す如く、トレッド溝2を挟む両溝壁2A、2Aに、先端
3Aが互いに近接しかつ向き合わせて配されている。
【0021】このようなスピュー3は、例えば図5に示
すように、予め加硫金型7の、トレッド溝を形成するた
めの凸部側壁面9に、ドリル、カッターなどにより径寸
法の最大長さが0.5mm〜3.0mmの孔部10を貫通形
成するとともに、この加硫金型7を用いて、タイヤ生カ
バーを加硫することによって、生カバーのゴムを前記孔
部10へと浸入させることにより形成しうる。
【0022】又本例では前記加硫金型7は、左右の凸部
側壁面9と、前記孔部10との連通部に面取り部ないし
は円弧によるアール部、本例ではアール部11を形成し
たものを例示しており、したがって、タイヤの加硫に際
して成型されるスピュー3の基部3Bの断面長さを大と
し、その剛性を高めうる。このアール部はR1〜2程度
を好ましく採用しうる。
【0023】そして加硫後、スピュー3は加硫金型7内
の孔部10でトレッド溝2の両壁面2A、2Aを継ぐよ
うな一体的に成型されるが、離型、例えば加硫金型7の
タイヤ半径方向外側に向く移動により、この加硫金型7
は、孔部10内で一体に成型されたスピュー3を切断す
ることができる。又切断されたスピュー3は、加硫ゴム
の弾性により、図2、図3に示すように切断された先端
3A、3Aを互いに近接させた状態へと復元しうるので
ある。なお、「近接」には、互いに接触する場合をも包
含する概念として定義する。
【0024】なお前記加硫金型7の孔部10は、前記の
如くアール部11を形成したことにより、スピュー3の
基部3Bの剛性を高めうるのは前記の通りであるが、こ
れによって、スピュー3の前記切断は、孔部10の長さ
の略中間位置で行われる点で好ましいものとなる。
【0025】さらに、加硫時、スピュー3の前記一体化
を防止するべく、予め前記孔部10のほぼ中間位置など
に、孔部10の内径を減じるノッチ部を形成するなどに
より、かかる部分でのスピュー3の切断を容易とするほ
か、図7に示すように、当初から孔部を左右に分割して
形成するものなど種々の方法でスピュー3を製造しう
る。
【0026】なおスピュー3の断面最大長さを0.5mm
以上としたのは、加硫金型の前記凸部側壁面9に、内径
が0.5mmを下回るような孔部10を形成するのが一般
に困難であるという製造上の理由からであり、又スピュ
ー3の断面最大長さが3.0mm以下に限定した理由は、
前記加硫金型の離型に際し、スピュー3の抵抗力が大き
く、その基部3Bを中心としてトレッド溝の壁面にひび
割れなどが生じやすくなるためである。
【0027】さらに、前記スピュー3は、本例では溝壁
2Aからほぼ垂直かつ上下2段に整一させて配され、し
かもトレッド面Tに近い部分、即ち上段側の配設ピッチ
P1が、下段側の配設ピッチP2よりも大であることに
より、密に配されたものを例示している。
【0028】このように、スピュー3を溝壁2Aのトレ
ッド面Tに近い部分で密に配することにより、タイヤが
新品に近くトレッド溝2の容積が大きい状態において、
スピュー3により十分な通過騒音の低減を図りうる一方
で、タイヤが摩耗してトレッド溝2の容積が比較的小さ
くなったときには、そもそも通過騒音があまり問題には
ならないため、摩耗とともにスピュー3をトレッド溝2
から欠落させることができ、溝容積が著しく減少するの
を度合いを小としてさらなるハイドロ性能の維持が図れ
る点で好ましい。
【0029】かかる観点よりスピュー3は、トレッド面
Tに近い部分に密に配するほか、本例の如くトレッド面
Tに近いスピュー3の断面積を大きくすることにより前
記作用を高めうる。又スピュー3は、トレッド面の摩耗
初期において欠落しないよう、トレッド溝2の上縁TG
から1〜5mmの、好ましくは1〜3mmの距離hを隔てて
配するのが好ましい。
【0030】さらに、図4に示すように前記スピュー3
は、縦溝4の溝底中心を通る断面におけるトレッド溝の
投影面積Sw(図4に示すトレッド溝の上縁TGと溝底
線Eとが挟む面積)と、スピュー3の断面積の総和Sp
とのスピュー3面積比(Sp/Sw)が0.05〜0.
40、より好ましくは0.15〜0.30であるのが、
ハイドロ性能と通過騒音とを最適にバランスさせうる点
で好ましいものとなる。前記比が0.40を越えると、
ハイドロ性能を維持するのが困難となりがちだからであ
る。なお、スピュー3の断面積が軸方向で一様でないと
きには平均断面積を用いればよい。
【0031】以上説明したように、前記スピュー3は、
ハイドロ性能を維持しつつ、トレッド溝内を通過しよう
とする空気の流れを乱して妨げうることにより、気柱共
鳴音を低減し、しいては通過騒音を低減しうる。又上下
2段にスピューを配したときには、トレッド面の摩耗に
よる溝壁の高さの減少に伴って、上段のスピュー3は容
易にトレッド溝から欠落することが可能となり、溝容積
の減少度合いを小さくすることができ、ハイドロ性能の
低下がきわめて少ない。
【0032】図6(A)には、本発明の他の実施例を示
している。図から明らかなごとく、本例ではスピュー3
は、溝壁2Aからほぼ溝巾の約50%位置までのびる円
錐状をなしたものを例示している。かかる実施例では、
同図(B)に示すように、加硫金型7の半径方向などに
向く移動に際しての変形を容易とし、トレッド溝壁のひ
び割れなどを好ましく防止し製造上有利となる。
【0033】以上詳述したが、本発明のスピュー3は、
溝壁からほぼ垂直に突出するものの他、傾斜させてこれ
らをランダムに配して茨状のように形成しても良く、こ
のとき、空気の流れをより妨げうる。
【0034】又、スピュー3は、前述のブロックパター
ン以外にも、タイヤ周方向にのびる縦溝4のみを設ける
ことによりトレッド面Tにリブを形成したリブパター
ン、タイヤ軸方向で途切れる横溝のみを設けることによ
りラグパターン、さらにはこれらのリブ、ラグ、ブロッ
クなどを組み合わせた各種のパターンを形成するトレッ
ド溝にも採用しうるのは言うまでもない他、乗用車の
他、トラック、バス、さらには自動二輪車などの各車両
用空気入りタイヤとして採用しうる。
【0035】(具体例)タイヤサイズが205/55R
15であり、図1のトレッドパターンのタイヤを複数種
試作し、本発明の効果をテストした。なお試供タイヤ
は、本発明の新品タイヤを実施例1とし、これを50%
摩耗させたものを実施例2とする。又スピューのないタ
イヤを従来例1とし、これを50%摩耗させたものを従
来例2としている。
【0036】テストは、試供タイヤを空気圧2.4KS
C、リム7JJ×15の条件で2000CCの前輪駆動
車の四輪全てに装着し以下の方法で行った。
【0037】イ)通過騒音テスト JASO/C/606に規定する実車惰行試験に準拠し
て、直線状のテストコース(アスファルト路面)を通過
速度60km/hで50mの距離を惰行走行させるととも
に、コースの中間点において走行中心線から側方に7.
5m、かつ路面から1.2mの位置に設置した定置マイ
クロフォンにより通過騒音の最大レベルdB(A)を測
定した。結果は、従来例1を100とする指数で表示
し、指数が大きいほど通過騒音が小さく良好である。
【0038】ロ)ラテラル・ハイドロプレーニングテス
ト 半径100mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ2
0mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増
加させながら前記車両を進入させ、横加速度(横G)を
計測し、50〜80km/hの速度における前輪の平均横
Gを算出した。結果は、従来例1を100とする指数で
表示し、数値が大きい程良好である。テストの結果を表
1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】テストの結果、スピューを設けた実施例
1、2のタイヤは、いずれもハイドロ性能を維持しつつ
通過騒音を従来のものより低減していることが確認でき
た。
【0041】
【発明の効果】本発明では、スピューが、トレッド溝を
通過しようとする空気の流れを乱しかつ妨げうることに
より、気柱共鳴音を低減しうる。又スピューは、断面最
大長さが0.5mm〜3.0mmの軸状体からなることに加
え、溝壁からトレッド溝内に突出させていることにより
トレッド摩耗とともに溝壁高さが小となるにつれて容易
に溝壁から欠落でき、溝容積の著しい減少を防止しうる
結果、ハイドロ性能を維持しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤのトレッドパターンを展開して
示す平面図である。
【図2】スピューを説明する斜視図である。
【図3】図1のI−I断面図である。
【図4】図1のII−II断面図である。
【図5】加硫金型の斜視図である。
【図6】(A)は本発明の他の実施例を示す斜視図、
(B)は加硫金型が抜ける際の作用を説明する断面図で
ある。
【図7】加硫金型の他の例を示す斜視図である。
【図8】(A)〜(C)は、従来の技術を説明する斜視
図である。
【符号の説明】
2 トレッド溝 3 スピュー 3A スピューの先端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド溝を挟む溝壁に、断面最大長さが
    0.5mm〜3.0mmの軸状体からなるスピューを、この
    トレッド溝内に突出させて配してなる空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記スピューは、トレッド溝を挟む両溝壁
    に、かつ向き合わせて配されたことを特徴とする請求項
    1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記トレッド溝を挟む両溝壁に向き合わせ
    て形成したスピューは、先端が近接することを特徴とす
    る請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記スピューは、溝壁のトレッド面に近い
    部分に密に配されたことを特徴とする請求項1乃至3記
    載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】前記スピューは、トレッド溝の溝底中心を
    通る断面におけるトレッド溝の投影面積Swと、スピュ
    ーの断面積の総和Spとのスピュー面積比(Sp/S
    w)が0.05〜0.40である請求項1乃至4記載の
    空気入りタイヤ。
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