JP2000309207A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2000309207A JP2000309207A JP11118588A JP11858899A JP2000309207A JP 2000309207 A JP2000309207 A JP 2000309207A JP 11118588 A JP11118588 A JP 11118588A JP 11858899 A JP11858899 A JP 11858899A JP 2000309207 A JP2000309207 A JP 2000309207A
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- Japan
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- flat portion
- block
- tread surface
- pneumatic tire
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/11—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of isolated elements, e.g. blocks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
- B60C2011/133—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising recesses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズ性能を向上する。
【解決手段】 トレッド面２にタイヤ周方向にのびる縦
溝３とこの縦溝３に交わる向きにのびる横溝４とを設け
て複数個のブロック５を形成した空気入りタイヤであ
る。ブロック５の横溝４に面した横の側壁６に、凹又は
凸の多数個の非平坦部７を設ける。この非平坦部７は、
ブロック５の前記トレッド面２と該横の側壁６とを区切
る稜線９で半径方向外方部分が切除された稜線非平坦部
１０を含むことを特徴とする。
溝３とこの縦溝３に交わる向きにのびる横溝４とを設け
て複数個のブロック５を形成した空気入りタイヤであ
る。ブロック５の横溝４に面した横の側壁６に、凹又は
凸の多数個の非平坦部７を設ける。この非平坦部７は、
ブロック５の前記トレッド面２と該横の側壁６とを区切
る稜線９で半径方向外方部分が切除された稜線非平坦部
１０を含むことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ性能を向上
しうる空気入りタイヤに関する。
しうる空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、車両の高速化、高性能化とともに走行中の静粛さが
要求され、車両に装着されるタイヤについても、低い騒
音特性を持つことが強く要請される。一般にタイヤに起
因する騒音の一つとして、トレッドパターンに基づくパ
ターンノイズが含まれる。
年、車両の高速化、高性能化とともに走行中の静粛さが
要求され、車両に装着されるタイヤについても、低い騒
音特性を持つことが強く要請される。一般にタイヤに起
因する騒音の一つとして、トレッドパターンに基づくパ
ターンノイズが含まれる。
【０００３】例えば、このようなパターンノイズは、タ
イヤのトレッド面にタイヤ周方向に連続して配置された
ブロックを有する場合、タイヤ転動の際、溝内の空気の
圧縮・開放に伴う空気振動や、路面との衝突時に生じる
インパクト音が周期的に生じることが原因とされてい
る。
イヤのトレッド面にタイヤ周方向に連続して配置された
ブロックを有する場合、タイヤ転動の際、溝内の空気の
圧縮・開放に伴う空気振動や、路面との衝突時に生じる
インパクト音が周期的に生じることが原因とされてい
る。
【０００４】本発明は、このような実状に鑑み案出なさ
れたもので、トレッド面に形成されたブロックの横溝に
面した横の側壁とトレッド面とを区切る稜線に、非平坦
部を設けることを基本として、パターンノイズを低減し
うる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
れたもので、トレッド面に形成されたブロックの横溝に
面した横の側壁とトレッド面とを区切る稜線に、非平坦
部を設けることを基本として、パターンノイズを低減し
うる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド面に
タイヤ周方向にのびる縦溝とこの縦溝に交わる向きにの
びる横溝とを設けて複数個のブロックを形成した空気入
りタイヤであって、前記ブロックの横溝に面した横の側
壁に、凹又は凸の多数個の非平坦部を設けるとともに、
この非平坦部は、ブロックの前記トレッド面と前記横の
側壁とを区切る稜線で半径方向外方部分が切除された稜
線非平坦部を含むことを特徴事項としている。
タイヤ周方向にのびる縦溝とこの縦溝に交わる向きにの
びる横溝とを設けて複数個のブロックを形成した空気入
りタイヤであって、前記ブロックの横溝に面した横の側
壁に、凹又は凸の多数個の非平坦部を設けるとともに、
この非平坦部は、ブロックの前記トレッド面と前記横の
側壁とを区切る稜線で半径方向外方部分が切除された稜
線非平坦部を含むことを特徴事項としている。
【０００６】発明者らの種々の実験の結果、図９に示す
如く、ブロックｅにおいて、トレッド面ａ（路面と接地
する面を指す。）と横の側壁ｂとを区切る稜線ｃが曲線
又は直線で連続した平坦をなしていると、図８に示すよ
うに、このブロックの稜線ｃの部分が路面と接地する際
に路面を強くたたき、大きなインパクト音を発生させる
ことが判明した。そこで、本発明では、このような稜線
の部分を非平坦とする稜線非平坦部を設けることによ
り、稜線部分が路面と接地する際の衝撃を、該非平坦部
によって促進される局部的な弾性変形等により吸収、緩
和してインパクト音の低減を図ることができる。また、
横の側壁にも、非平坦部が形成されていることにより、
トレッド面が摩耗しても順次稜線非平坦部を形成するこ
とが可能となり、タイヤ新品時のみならず長期に亘って
ノイズ性能を向上しうる。
如く、ブロックｅにおいて、トレッド面ａ（路面と接地
する面を指す。）と横の側壁ｂとを区切る稜線ｃが曲線
又は直線で連続した平坦をなしていると、図８に示すよ
うに、このブロックの稜線ｃの部分が路面と接地する際
に路面を強くたたき、大きなインパクト音を発生させる
ことが判明した。そこで、本発明では、このような稜線
の部分を非平坦とする稜線非平坦部を設けることによ
り、稜線部分が路面と接地する際の衝撃を、該非平坦部
によって促進される局部的な弾性変形等により吸収、緩
和してインパクト音の低減を図ることができる。また、
横の側壁にも、非平坦部が形成されていることにより、
トレッド面が摩耗しても順次稜線非平坦部を形成するこ
とが可能となり、タイヤ新品時のみならず長期に亘って
ノイズ性能を向上しうる。
【０００７】ここで、非平坦部は横の側壁から凹んだ凹
となるもの、またこれとは逆の突出する凸となるもの、
さらにはその両方を具えるもの、などのいずれで合って
も構わない。また、これらの非平坦部を「多数個」設け
るとは、一つの横の側壁に対して、少なくとも５個以上
形成されるのが好ましく、横の側壁にこれらの非平坦部
にて実質的密集配置することも好ましいものである。
となるもの、またこれとは逆の突出する凸となるもの、
さらにはその両方を具えるもの、などのいずれで合って
も構わない。また、これらの非平坦部を「多数個」設け
るとは、一つの横の側壁に対して、少なくとも５個以上
形成されるのが好ましく、横の側壁にこれらの非平坦部
にて実質的密集配置することも好ましいものである。
【０００８】このような稜線非平坦部を含む非平坦部
は、前記横の側壁を凹ませた略円形をなすディンプルと
することができる。またこのディンプルの前記横の側壁
表面からの凹み量ｄを０．５〜３mm、かつ最大直径Ｗを
８mm以下としてなる略円形をなすのが見映えも良く、か
つとりわけ操縦安定性などの低下といった不具合も防止
しうる点で好ましいものとなる。またこのディンプル
は、球面形状をなして凹むのが側壁の過度の剛性低下な
どを防止しうる点でも好ましい。
は、前記横の側壁を凹ませた略円形をなすディンプルと
することができる。またこのディンプルの前記横の側壁
表面からの凹み量ｄを０．５〜３mm、かつ最大直径Ｗを
８mm以下としてなる略円形をなすのが見映えも良く、か
つとりわけ操縦安定性などの低下といった不具合も防止
しうる点で好ましいものとなる。またこのディンプル
は、球面形状をなして凹むのが側壁の過度の剛性低下な
どを防止しうる点でも好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。図１には、本実施形態のトレッド
パターンを平面に展開した展開図を示す。図において、
トレッド面２に、タイヤ周方向にのびる本例では４本の
縦溝３と、この縦溝３に交わる向きにのびる多数の横溝
４とが設けられ、これにより複数個のブロック５が形成
されている。本例の縦溝３は、タイヤ周方向に連続して
かつ直線状に形成されたものが、また横溝４は、タイヤ
軸方向に沿って直線状でのびるものが夫々示されてい
る。
面に基づき説明する。図１には、本実施形態のトレッド
パターンを平面に展開した展開図を示す。図において、
トレッド面２に、タイヤ周方向にのびる本例では４本の
縦溝３と、この縦溝３に交わる向きにのびる多数の横溝
４とが設けられ、これにより複数個のブロック５が形成
されている。本例の縦溝３は、タイヤ周方向に連続して
かつ直線状に形成されたものが、また横溝４は、タイヤ
軸方向に沿って直線状でのびるものが夫々示されてい
る。
【００１０】また、前記ブロック５は、横溝４に面した
横の側壁６、６を具える。そして、この横の側壁６に
は、本実施形態では図１のＡ部拡大図である図２、及び
ブロックの斜視図である図３に示すように、この横の側
壁６を凹ませた凹の多数個の非平坦部７を設けたものを
示している。
横の側壁６、６を具える。そして、この横の側壁６に
は、本実施形態では図１のＡ部拡大図である図２、及び
ブロックの斜視図である図３に示すように、この横の側
壁６を凹ませた凹の多数個の非平坦部７を設けたものを
示している。
【００１１】本実施形態では、この非平坦部７は、横の
側壁６を凹ませかつ外縁が略円形をなすディンプルＤか
ら形成されたものを示している。このディンプルＤは、
特に限定されるものではないが、図４にその断面図を示
すように、横の側壁６の表面からの凹み量ｄを０．５〜
３mm、かつ最大直径Ｗを８mm以下、好ましくは２〜８mm
とし、その凹み形状を半球状とするのが良い。これによ
り、横の側壁６の見映えも良く、かつとりわけ操縦安定
性などの低下といった不具合も防止しうる点で好ましい
ものとなる。またこのような非平坦部７は、その凹みで
排水を蓄えることが可能となるため、実質的に横溝４の
溝容積を増大させ、ウエット性能を向上するのにも役立
つ。
側壁６を凹ませかつ外縁が略円形をなすディンプルＤか
ら形成されたものを示している。このディンプルＤは、
特に限定されるものではないが、図４にその断面図を示
すように、横の側壁６の表面からの凹み量ｄを０．５〜
３mm、かつ最大直径Ｗを８mm以下、好ましくは２〜８mm
とし、その凹み形状を半球状とするのが良い。これによ
り、横の側壁６の見映えも良く、かつとりわけ操縦安定
性などの低下といった不具合も防止しうる点で好ましい
ものとなる。またこのような非平坦部７は、その凹みで
排水を蓄えることが可能となるため、実質的に横溝４の
溝容積を増大させ、ウエット性能を向上するのにも役立
つ。
【００１２】なお非平坦部７の凹み量ｄが３mmを超える
と、ブロック５のタイヤ周方向の剛性を低下させ操縦安
定性が相対的に低下する傾向にあり、逆に前記凹み量ｄ
が０．５mmを下回ると、後述するパターンノイズの低減
効果が相対的に低下する傾向がある。
と、ブロック５のタイヤ周方向の剛性を低下させ操縦安
定性が相対的に低下する傾向にあり、逆に前記凹み量ｄ
が０．５mmを下回ると、後述するパターンノイズの低減
効果が相対的に低下する傾向がある。
【００１３】これらの非平坦部７は、一つの横の側壁６
に対して、５個以上、好ましくは１０個以上、さらに好
ましくは１５個以上形成されるのが好ましい。本実施形
態では、図３に示した如く、横の側壁６の巾方向及び高
さ方向に亘り、各ディンプルＤが交差しないように小隙
間を隔てて実質的に密集配置したものが例示されてい
る。なお、これらのディンプルＤは、金型による成形、
手彫りなど種々の方法で形成しうる。
に対して、５個以上、好ましくは１０個以上、さらに好
ましくは１５個以上形成されるのが好ましい。本実施形
態では、図３に示した如く、横の側壁６の巾方向及び高
さ方向に亘り、各ディンプルＤが交差しないように小隙
間を隔てて実質的に密集配置したものが例示されてい
る。なお、これらのディンプルＤは、金型による成形、
手彫りなど種々の方法で形成しうる。
【００１４】また、本例の非平坦部７は、図５に拡大し
て示す如く、ブロック５の前記トレッド面２と該横の側
壁６とを区切る稜線９で半径方向外方部分ｎが切除さ
れ、本例では半球をさらに半分とした稜線非平坦部１０
を含んでいる。このような稜線非平坦部１０を設けるこ
とにより、稜線９は本例では直線部９Ａと円弧部９Ｂと
を含んだ非平坦なものとなり、路面と接地する際の衝撃
を、該稜線非平坦部１０によって促進される局部的な弾
性変形等により吸収、緩和しうる結果、走行中のインパ
クト音を低減することができ、ひいてはパターンノイズ
を減少させうる。また非平坦部７は、例えば横溝を通過
する空気がこの非平坦部７によって攪乱され、共鳴音の
抑制などによりノイズ性能のさらなる向上に役立つ。
て示す如く、ブロック５の前記トレッド面２と該横の側
壁６とを区切る稜線９で半径方向外方部分ｎが切除さ
れ、本例では半球をさらに半分とした稜線非平坦部１０
を含んでいる。このような稜線非平坦部１０を設けるこ
とにより、稜線９は本例では直線部９Ａと円弧部９Ｂと
を含んだ非平坦なものとなり、路面と接地する際の衝撃
を、該稜線非平坦部１０によって促進される局部的な弾
性変形等により吸収、緩和しうる結果、走行中のインパ
クト音を低減することができ、ひいてはパターンノイズ
を減少させうる。また非平坦部７は、例えば横溝を通過
する空気がこの非平坦部７によって攪乱され、共鳴音の
抑制などによりノイズ性能のさらなる向上に役立つ。
【００１５】また本例のように非平坦部７が横の側壁６
に多数個設けられていることにより、トレッド面２が摩
耗しても、非平坦部７を新たな稜線非平坦部１０とする
ことが可能となり、タイヤ新品時のみならず長期に亘っ
てノイズ性能を向上しうる。
に多数個設けられていることにより、トレッド面２が摩
耗しても、非平坦部７を新たな稜線非平坦部１０とする
ことが可能となり、タイヤ新品時のみならず長期に亘っ
てノイズ性能を向上しうる。
【００１６】なお、前記ディンプルＤの配置について
は、規則的としても良いし、また不規則なものとしても
構わない。さらに、このような非平坦部７は、本実施形
態ではブロックのタイヤ周方向の両側の横の側壁６、６
に設けられたものが例示しているが、タイヤ回転方向の
先着側又は後着側のいずれかの横の側壁６に設けること
もできる。また、稜線非平坦部１０を含む非平坦部７
は、図６に示す如く、横の側壁６から凸となるものでも
良い。この場合、横の側壁６からの非平坦部７の突出量
や最大直径などは、前述のディンプルの凹み量、最大直
径についての既定値がそのまま適用可能である。
は、規則的としても良いし、また不規則なものとしても
構わない。さらに、このような非平坦部７は、本実施形
態ではブロックのタイヤ周方向の両側の横の側壁６、６
に設けられたものが例示しているが、タイヤ回転方向の
先着側又は後着側のいずれかの横の側壁６に設けること
もできる。また、稜線非平坦部１０を含む非平坦部７
は、図６に示す如く、横の側壁６から凸となるものでも
良い。この場合、横の側壁６からの非平坦部７の突出量
や最大直径などは、前述のディンプルの凹み量、最大直
径についての既定値がそのまま適用可能である。
【００１７】また非平坦部７は、外縁が矩形、さらには
他の多角形状をなしても良く、さらには図７に示す如
く、横の側壁６をトレッド面２から横溝４の溝底側への
びる小溝により形成することもできる。このとき、非平
坦部７は、半円柱状に限定されない。さらに縦溝３、横
溝４などは、上記の形状等に限定されるものではなく、
例えば波状或いはジグザグ状に屈曲するものなど図示以
外の種々の形状で構成しうる。またトレッド面２には、
リブを含んでも良く、またラグ溝などを具えるものであ
っても良い。
他の多角形状をなしても良く、さらには図７に示す如
く、横の側壁６をトレッド面２から横溝４の溝底側への
びる小溝により形成することもできる。このとき、非平
坦部７は、半円柱状に限定されない。さらに縦溝３、横
溝４などは、上記の形状等に限定されるものではなく、
例えば波状或いはジグザグ状に屈曲するものなど図示以
外の種々の形状で構成しうる。またトレッド面２には、
リブを含んでも良く、またラグ溝などを具えるものであ
っても良い。
【００１８】
【実施例】タイヤサイズが２０５／６０Ｒ１５であり、
かつ図１のトレッドパターンを有するタイヤを凹部の形
状等を変えて各種試作し、ノイズ性能、ドライ操縦安定
性能についてテストを行った。なお縦溝の溝巾を１０．
０mm、溝深さを８．３mm、横溝の溝巾を８．０mm、溝深
さを６．０mmとした。またディンプルの凹み量ｄは、
０．５mmとし、最大直径を２．０mmとして各横の側壁に
２４個配置した。テストの方法は次の通りである。
かつ図１のトレッドパターンを有するタイヤを凹部の形
状等を変えて各種試作し、ノイズ性能、ドライ操縦安定
性能についてテストを行った。なお縦溝の溝巾を１０．
０mm、溝深さを８．３mm、横溝の溝巾を８．０mm、溝深
さを６．０mmとした。またディンプルの凹み量ｄは、
０．５mmとし、最大直径を２．０mmとして各横の側壁に
２４個配置した。テストの方法は次の通りである。
【００１９】＜ノイズ性能＞排気量２０００ｃｃの国産
ＦＲ乗用車に試験タイヤを４輪装着し（リムサイズ６Ｊ
×１５、内圧２．２kgｆ／cm2 ）、運転者１名乗車にて
直線状のテストコース（乾燥アスファルト路面）を４
０、６０、８０及び１００km/Hの通過速度で走行させた
時の車内騒音を、運転席左耳もと、及び後席中央の耳高
さ位置に設けたマイクロホンを用いて測定し、これらの
値を平均した。
ＦＲ乗用車に試験タイヤを４輪装着し（リムサイズ６Ｊ
×１５、内圧２．２kgｆ／cm2 ）、運転者１名乗車にて
直線状のテストコース（乾燥アスファルト路面）を４
０、６０、８０及び１００km/Hの通過速度で走行させた
時の車内騒音を、運転席左耳もと、及び後席中央の耳高
さ位置に設けたマイクロホンを用いて測定し、これらの
値を平均した。
【００２０】＜ドライ操縦安定性能＞上記テスト車両を
用い、タイヤテストコースの乾燥アスファルト路面上に
てテスト走行を行い、直進性、旋回性能、制動性能など
総合的に評価し、ドライバーの官能により１０点法にて
評価を行った。数値が大きい程良好である。テストの結
果を表１に示す。
用い、タイヤテストコースの乾燥アスファルト路面上に
てテスト走行を行い、直進性、旋回性能、制動性能など
総合的に評価し、ドライバーの官能により１０点法にて
評価を行った。数値が大きい程良好である。テストの結
果を表１に示す。
【００２１】
【表１】
【００２２】実施例のタイヤは、操縦安定性能を維持し
つつ車内騒音性能を大幅に低下させうることが確認でき
る。
つつ車内騒音性能を大幅に低下させうることが確認でき
る。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
タイヤは、トレッド面とブロックの横の側壁とを区切る
稜線で半径方向外方部分が切除された稜線非平坦部を含
んでいるため、路面と接地する際の稜線部分の衝撃を、
該稜線非平坦部によって促進される局部的な弾性変形等
により吸収、緩和しうる結果、インパクト音を低減する
ことができ、ひいてはパターンノイズを減少させうる。
また、請求項２記載の発明では、加えて、操縦安定性能
低下などを確実に防止できる。
タイヤは、トレッド面とブロックの横の側壁とを区切る
稜線で半径方向外方部分が切除された稜線非平坦部を含
んでいるため、路面と接地する際の稜線部分の衝撃を、
該稜線非平坦部によって促進される局部的な弾性変形等
により吸収、緩和しうる結果、インパクト音を低減する
ことができ、ひいてはパターンノイズを減少させうる。
また、請求項２記載の発明では、加えて、操縦安定性能
低下などを確実に防止できる。
【図１】本発明の一実施形態を示すトレッドパターンの
展開図である。
展開図である。
【図２】そのＡ部拡大図である。
【図３】そのブロックの拡大斜視図である。
【図４】ディンプルの断面図である。
【図５】その稜線非平坦部の拡大図である。
【図６】他の実施形態を示すブロックの拡大斜視図であ
る。
る。
【図７】他の実施形態を示すブロックの拡大斜視図であ
る。
る。
【図８】回転中のタイヤの部分側面図である。
【図９】従来のブロックの拡大斜視図である。
２ トレッド面 ３ 縦溝 ４ 横溝 ５ ブロック ６ 横の側壁 ７ 非平坦部 ９ 稜線 １０ 稜線非平坦部
Claims (2)
- 【請求項１】トレッド面にタイヤ周方向にのびる縦溝と
この縦溝に交わる向きにのびる横溝とを設けて複数個の
ブロックを形成した空気入りタイヤであって、 前記ブロックの横溝に面した横の側壁に、凹又は凸の多
数個の非平坦部を設けるとともに、 この非平坦部は、ブロックの前記トレッド面と前記横の
側壁とを区切る稜線で半径方向外方部分が切除された稜
線非平坦部を含むことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項２】前記非平坦部は、略円形をなすディンプル
からなり、かつ前記横の側壁表面からの凹み量ｄを０．
５〜３mm、かつ最大直径Ｗを８mm以下としてなる請求項
１記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11118588A JP2000309207A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 空気入りタイヤ |
| EP00303409A EP1048488A3 (en) | 1999-04-26 | 2000-04-20 | Vehicle tyre |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11118588A JP2000309207A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000309207A true JP2000309207A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14740311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11118588A Pending JP2000309207A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 空気入りタイヤ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1048488A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000309207A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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