JPH09136515A - 氷雪路用空気入りタイヤ - Google Patents
氷雪路用空気入りタイヤInfo
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- JPH09136515A JPH09136515A JP7298662A JP29866295A JPH09136515A JP H09136515 A JPH09136515 A JP H09136515A JP 7298662 A JP7298662 A JP 7298662A JP 29866295 A JP29866295 A JP 29866295A JP H09136515 A JPH09136515 A JP H09136515A
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- JP
- Japan
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- groove
- snow
- ice
- performance
- pneumatic tire
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
- B60C2011/133—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising recesses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
- B60C2011/1338—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising protrusions
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 雪詰まりの発生を防止し、高い氷上性能と雪
上性能を両立させることができる氷雪路用空気入りタイ
ヤを提供することにある。 【解決手段】 トレッド面1に複数の溝部2,3を設け
ると共に、その溝部2,3の溝面積比率を35%以下に
した氷雪路用空気入りタイヤにおいて、溝部3の溝壁3
aにトレッド面1における形状がジグザグ状となる切欠
き部7を形成し、その切欠き部7の溝壁3aからの奥行
きを溝部3の溝底側程小さくすると共に溝底3bで略0
となるようにしたことを特徴とする。
上性能を両立させることができる氷雪路用空気入りタイ
ヤを提供することにある。 【解決手段】 トレッド面1に複数の溝部2,3を設け
ると共に、その溝部2,3の溝面積比率を35%以下に
した氷雪路用空気入りタイヤにおいて、溝部3の溝壁3
aにトレッド面1における形状がジグザグ状となる切欠
き部7を形成し、その切欠き部7の溝壁3aからの奥行
きを溝部3の溝底側程小さくすると共に溝底3bで略0
となるようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷雪路に用いられ
る空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、氷上性能と雪
上性能を両立させるようにした氷雪路用空気入りタイヤ
に関する。
る空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、氷上性能と雪
上性能を両立させるようにした氷雪路用空気入りタイヤ
に関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地では、路面の凍結により、路上が
鏡のように凍り付いて極めて滑りやすい状態となる、所
謂ミラーバーン現象が発生する。そのため、氷雪路に用
いられる空気入りタイヤでは、より高い氷上性能が求め
られている。従来、その対策として、トレッド面の接地
面積を大きくし(溝面積比率を35%以下)、その広く
した接地面による高い粘着摩擦力により、より高い氷上
性能を得るようにしている。しかし、このように接地面
積を大きくすると、逆に溝面積が減少するため、ブロッ
ク等のエッジ量の低減により、雪上性能の低下を招く。
鏡のように凍り付いて極めて滑りやすい状態となる、所
謂ミラーバーン現象が発生する。そのため、氷雪路に用
いられる空気入りタイヤでは、より高い氷上性能が求め
られている。従来、その対策として、トレッド面の接地
面積を大きくし(溝面積比率を35%以下)、その広く
した接地面による高い粘着摩擦力により、より高い氷上
性能を得るようにしている。しかし、このように接地面
積を大きくすると、逆に溝面積が減少するため、ブロッ
ク等のエッジ量の低減により、雪上性能の低下を招く。
【0003】そこで、上記の高い氷上性能を維持しなが
ら、雪上性能を改善するため、図4に示すように、溝部
10の溝壁10aに溝底10bまで溝壁面からの奥行き
を一定にしたジグザグ状となる切欠き部11を設ける提
案がある。このようなジグザグ状となる切欠き部11を
配置することにより、溝部10に面するトレッド面12
のエッジ量を増やし、雪上性能を高めるようにしてい
る。
ら、雪上性能を改善するため、図4に示すように、溝部
10の溝壁10aに溝底10bまで溝壁面からの奥行き
を一定にしたジグザグ状となる切欠き部11を設ける提
案がある。このようなジグザグ状となる切欠き部11を
配置することにより、溝部10に面するトレッド面12
のエッジ量を増やし、雪上性能を高めるようにしてい
る。
【0004】しかし、上記のような切欠き部11を設け
ると、切欠き部11を形成した溝部10に雪が入り込み
易くなるため、特に、日本海側の豪雪地帯のように湿っ
た雪が降る地方では、その湿った雪が一旦入り込むと、
その排出がされ難く、雪詰まりが発生するという問題が
あった。
ると、切欠き部11を形成した溝部10に雪が入り込み
易くなるため、特に、日本海側の豪雪地帯のように湿っ
た雪が降る地方では、その湿った雪が一旦入り込むと、
その排出がされ難く、雪詰まりが発生するという問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、雪詰
まりの発生を防止し、高い氷上性能と雪上性能を両立さ
せることができる氷雪路用空気入りタイヤを提供するこ
とにある。
まりの発生を防止し、高い氷上性能と雪上性能を両立さ
せることができる氷雪路用空気入りタイヤを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、トレッド面に複数の溝部を設けると共に、その溝
部の溝面積比率を35%以下にした氷雪路用空気入りタ
イヤにおいて、前記溝部の溝壁にトレッド面における形
状がジグザグ状となる切欠き部を形成し、該切欠き部の
前記溝壁からの奥行きを前記溝部の溝底側程小さくする
と共に溝底で略0となるようにしたことを特徴とする。
明は、トレッド面に複数の溝部を設けると共に、その溝
部の溝面積比率を35%以下にした氷雪路用空気入りタ
イヤにおいて、前記溝部の溝壁にトレッド面における形
状がジグザグ状となる切欠き部を形成し、該切欠き部の
前記溝壁からの奥行きを前記溝部の溝底側程小さくする
と共に溝底で略0となるようにしたことを特徴とする。
【0007】このように溝部の溝壁にトレッド面におけ
る形状がジグザグ状となる切欠き部を設けることによ
り、溝部に面するトレット面のエッジ量を増大して雪上
性能の改善を図る一方、その切欠き部の奥行きを溝底側
程小さく溝底で略0とし、外側に向けて拡開するように
したので、湿った雪が入り込んでも、外側への雪の排出
を容易にし、雪詰まりの発生を防ぐことができる。その
ため、溝面積比率を35%以下にして氷上性能を高めた
氷雪路用空気入りタイヤにおいて、高い氷上性能と雪上
性能との両立が可能となる。
る形状がジグザグ状となる切欠き部を設けることによ
り、溝部に面するトレット面のエッジ量を増大して雪上
性能の改善を図る一方、その切欠き部の奥行きを溝底側
程小さく溝底で略0とし、外側に向けて拡開するように
したので、湿った雪が入り込んでも、外側への雪の排出
を容易にし、雪詰まりの発生を防ぐことができる。その
ため、溝面積比率を35%以下にして氷上性能を高めた
氷雪路用空気入りタイヤにおいて、高い氷上性能と雪上
性能との両立が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を示
す。トレッド面1には、タイヤ周方向Tに沿って延びる
屈曲状の複数の周方向溝(溝部)2が設けられると共
に、タイヤ幅方向に延びる屈曲部を有する横溝(溝部)
3がタイヤ周方向に沿って所定のピッチで配置されてい
る。
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を示
す。トレッド面1には、タイヤ周方向Tに沿って延びる
屈曲状の複数の周方向溝(溝部)2が設けられると共
に、タイヤ幅方向に延びる屈曲部を有する横溝(溝部)
3がタイヤ周方向に沿って所定のピッチで配置されてい
る。
【0009】タイヤセンターラインCLの両側となる周
方向溝2A(他の周方向溝よりも溝幅が広い)間では、
横溝3の一方のみが両周方向溝2Aに交互に連通するよ
うに形成され、リブからなる陸部4が区画形成されてい
る。両周方向溝2Aよりタイヤ接地端E側には、横溝3
と周方向溝2とにより多数のブロックからなる陸部5が
区画形成されている。
方向溝2A(他の周方向溝よりも溝幅が広い)間では、
横溝3の一方のみが両周方向溝2Aに交互に連通するよ
うに形成され、リブからなる陸部4が区画形成されてい
る。両周方向溝2Aよりタイヤ接地端E側には、横溝3
と周方向溝2とにより多数のブロックからなる陸部5が
区画形成されている。
【0010】周方向溝2と横溝3とからなる溝部の溝面
積比率は、トレッド面の全面積の35%以下と低比率に
してあり、接地する陸部の面積を広くすることで、氷上
での高い粘着摩擦力を確保し、高い氷上性能を得るよう
にしている。各陸部4,5には、タイヤ幅方向にストレ
ート状に延在する複数の切込み状のサイプ6が設けれ、
氷雪路用のタイヤに用いられる構成にしてある。各サイ
プ6は、少なくとも一方が周方向溝2に連通しないよう
になっている。
積比率は、トレッド面の全面積の35%以下と低比率に
してあり、接地する陸部の面積を広くすることで、氷上
での高い粘着摩擦力を確保し、高い氷上性能を得るよう
にしている。各陸部4,5には、タイヤ幅方向にストレ
ート状に延在する複数の切込み状のサイプ6が設けれ、
氷雪路用のタイヤに用いられる構成にしてある。各サイ
プ6は、少なくとも一方が周方向溝2に連通しないよう
になっている。
【0011】本発明では、上記のように構成の氷雪路用
空気入りタイヤにおいて、横溝3の両溝壁3aに、トレ
ッド面1における形状がジグザグ状となる切欠き部7が
それぞれ設けられている。図2,3にその詳細を示すよ
うに、この切欠き部7の溝壁面からの奥行きは横溝2の
溝底3b側程小さく、溝底3bでは略0になっており、
逆三角錐形状になっている。
空気入りタイヤにおいて、横溝3の両溝壁3aに、トレ
ッド面1における形状がジグザグ状となる切欠き部7が
それぞれ設けられている。図2,3にその詳細を示すよ
うに、この切欠き部7の溝壁面からの奥行きは横溝2の
溝底3b側程小さく、溝底3bでは略0になっており、
逆三角錐形状になっている。
【0012】このように横溝3にトレッド面1における
形状がジグザグ状となる切欠き部7を形成するため、陸
部におけるエッジ量を増やし、雪上性能を高める一方、
その切欠き部7を溝底側に向かうにつれて奥行きを小さ
くした逆三角錐状にするため、湿った雪が切欠き部7を
設けた横溝3に入り込んでも、切欠き部7がトレッド面
側に向けて拡開しているため、外側への雪の排出を容易
にすることができ、それによって、雪詰まりの発生を防
止することができる。その結果、溝面積比率を35%以
下にして氷上性能を高めた氷雪路用空気入りタイヤにお
いて、高い氷上性能と雪上性能を両立させることができ
る。
形状がジグザグ状となる切欠き部7を形成するため、陸
部におけるエッジ量を増やし、雪上性能を高める一方、
その切欠き部7を溝底側に向かうにつれて奥行きを小さ
くした逆三角錐状にするため、湿った雪が切欠き部7を
設けた横溝3に入り込んでも、切欠き部7がトレッド面
側に向けて拡開しているため、外側への雪の排出を容易
にすることができ、それによって、雪詰まりの発生を防
止することができる。その結果、溝面積比率を35%以
下にして氷上性能を高めた氷雪路用空気入りタイヤにお
いて、高い氷上性能と雪上性能を両立させることができ
る。
【0013】上記切欠き部7のトレッド面1における幅
aとしては、a≧3mmするのが好ましい。幅aが3mm未
満であると、詰まった雪の排出効果が低下する。幅aの
上限値としては、幅aが広すぎるとジグザグが少なくな
り、エッジ効果が少なくなって雪上性能が低下するた
め、好ましくは10mmにするのがよい。また、切欠き部
7のトレッド面1における奥行きbを上記幅aとの関係
で、b≦aにするのがよい。奥行きbが幅aよりも大き
くなると、横溝3に開口する幅に対して、切欠き部7の
奥行きが深くなり、ジグザグのなす角が小さくなり過ぎ
るため、雪を効果的に排出することが難しくなる。奥行
きbの下限値としては、奥行きbがあまり小さいと排出
する雪の量が少なくなり、雪上性能の低下を招くため、
好ましくは2mmにすることができる。
aとしては、a≧3mmするのが好ましい。幅aが3mm未
満であると、詰まった雪の排出効果が低下する。幅aの
上限値としては、幅aが広すぎるとジグザグが少なくな
り、エッジ効果が少なくなって雪上性能が低下するた
め、好ましくは10mmにするのがよい。また、切欠き部
7のトレッド面1における奥行きbを上記幅aとの関係
で、b≦aにするのがよい。奥行きbが幅aよりも大き
くなると、横溝3に開口する幅に対して、切欠き部7の
奥行きが深くなり、ジグザグのなす角が小さくなり過ぎ
るため、雪を効果的に排出することが難しくなる。奥行
きbの下限値としては、奥行きbがあまり小さいと排出
する雪の量が少なくなり、雪上性能の低下を招くため、
好ましくは2mmにすることができる。
【0014】本発明は、図1では、切欠き部7を内側の
周方向溝2A間、及び外側の周方向溝2よりタイヤ接地
端E側の横溝3に設けるようにしているが、全ての横溝
3に設けることもできる。また、上記実施形態では、切
欠き部7が横溝3にのみ設けられているが、必要に応じ
て、周方向溝2のみに、或いは、周方向溝2及び横溝3
の両者にも配置することができる。
周方向溝2A間、及び外側の周方向溝2よりタイヤ接地
端E側の横溝3に設けるようにしているが、全ての横溝
3に設けることもできる。また、上記実施形態では、切
欠き部7が横溝3にのみ設けられているが、必要に応じ
て、周方向溝2のみに、或いは、周方向溝2及び横溝3
の両者にも配置することができる。
【0015】上述した実施形態では、トレッド面1にリ
ブとブロックが混在するトレッドパターンについて説明
したが、リブのみ、或いはブロックのみからなるトレッ
ドパターンにも本発明を好適に用いることができるのは
言うまでもない。
ブとブロックが混在するトレッドパターンについて説明
したが、リブのみ、或いはブロックのみからなるトレッ
ドパターンにも本発明を好適に用いることができるのは
言うまでもない。
【0016】
【実施例】タイヤサイズを185/65R14で共通に
し、図1に示すトレッドパターンに図2の切欠き部を設
けた本発明タイヤと、図4の切欠き部を設けた従来タイ
ヤとをそれぞれ製作した。各試験タイヤ共に、切欠き部
の幅aと奥行きbはそれぞれ3mm、溝面積比率は32%
である。
し、図1に示すトレッドパターンに図2の切欠き部を設
けた本発明タイヤと、図4の切欠き部を設けた従来タイ
ヤとをそれぞれ製作した。各試験タイヤ共に、切欠き部
の幅aと奥行きbはそれぞれ3mm、溝面積比率は32%
である。
【0017】これら各試験タイヤをリムサイズ14×5
1/2 JJのリムに装着し、空気圧を200kPa にして、
1800ccの車両に取付け、下記に示す測定条件によ
り、雪上性能と氷上性能の評価試験を行ったところ、表
1に示す結果を得た。 雪上性能 湿った雪路テストコースにおいて、テストドライバーに
よるフィーリングテストで雪上性能を評価し、その結果
を従来タイヤを100とする指数値で示した。その値が
大きい程雪上性能が優れている。 氷上性能 ミラーバーン状の氷路テストコースにおいて、テストド
ライバーによるフィーリングテストで氷上性能を評価
し、その結果を従来タイヤを100とする指数値で示し
た。その値が大きい程氷上性能が優れている。
1/2 JJのリムに装着し、空気圧を200kPa にして、
1800ccの車両に取付け、下記に示す測定条件によ
り、雪上性能と氷上性能の評価試験を行ったところ、表
1に示す結果を得た。 雪上性能 湿った雪路テストコースにおいて、テストドライバーに
よるフィーリングテストで雪上性能を評価し、その結果
を従来タイヤを100とする指数値で示した。その値が
大きい程雪上性能が優れている。 氷上性能 ミラーバーン状の氷路テストコースにおいて、テストド
ライバーによるフィーリングテストで氷上性能を評価
し、その結果を従来タイヤを100とする指数値で示し
た。その値が大きい程氷上性能が優れている。
【0018】
【表1】 表1から明らかなように、本発明タイヤは、氷上性能を
高めた従来タイヤと同等の優れた氷上性能を維持しなが
ら、雪上性能の改善を図ることができ、氷上性能と雪上
性能を両立させることができるのが判る。
高めた従来タイヤと同等の優れた氷上性能を維持しなが
ら、雪上性能の改善を図ることができ、氷上性能と雪上
性能を両立させることができるのが判る。
【0019】また、タイヤサイズを上記と同様にし、図
1に示すトレッドパターンに図2の切欠き部を設けた本
発明タイヤにおいて、切欠き部の幅aと奥行きbをそれ
ぞれ表2に示すように変えた試験タイヤ1〜4をそれぞ
れ製作した。これら各試験タイヤを上記と同様の条件
で、雪上性能の評価試験を行ったところ、表2に示す結
果を得た。
1に示すトレッドパターンに図2の切欠き部を設けた本
発明タイヤにおいて、切欠き部の幅aと奥行きbをそれ
ぞれ表2に示すように変えた試験タイヤ1〜4をそれぞ
れ製作した。これら各試験タイヤを上記と同様の条件
で、雪上性能の評価試験を行ったところ、表2に示す結
果を得た。
【0020】
【表2】 表2から、切欠き部のトレッド面における幅aを3mm以
上、その奥行きbを幅a以下にすることにより、雪上性
能を一層高めることができるのが判る。
上、その奥行きbを幅a以下にすることにより、雪上性
能を一層高めることができるのが判る。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明は、トレッド面に複
数の溝部を設けると共に、その溝部の溝面積比率を35
%以下にした氷雪路用空気入りタイヤにおいて、前記溝
部の溝壁にトレッド面における形状がジグザグ状となる
切欠き部を形成し、該切欠き部の溝壁面からの奥行きを
前記溝部の溝底側程小さくすると共に溝底で略0となる
ようにしたので、切欠き部を設けたことによる雪詰まり
の発生を防止し、高い氷上性能と雪上性能とを両立させ
ることができる。
数の溝部を設けると共に、その溝部の溝面積比率を35
%以下にした氷雪路用空気入りタイヤにおいて、前記溝
部の溝壁にトレッド面における形状がジグザグ状となる
切欠き部を形成し、該切欠き部の溝壁面からの奥行きを
前記溝部の溝底側程小さくすると共に溝底で略0となる
ようにしたので、切欠き部を設けたことによる雪詰まり
の発生を防止し、高い氷上性能と雪上性能とを両立させ
ることができる。
【図1】本発明の氷雪路用空気入りタイヤのトレッド面
の一例を示す要部展開図である。
の一例を示す要部展開図である。
【図2】ジグザグ状に配置した切欠き部の拡大斜視図で
ある。
ある。
【図3】ジグザグ状に配置した切欠き部のトレッド面に
おける形状を示す説明図である。
おける形状を示す説明図である。
【図4】従来のジグザグ状に配置した切欠き部の拡大斜
視図である。
視図である。
1 トレッド面 2 周方向溝(溝
部) 3 横溝(溝部) 3a 溝壁 3b 溝底 4 陸部(リブ) 5 陸部(ブロック) 6 サイプ 7 切欠き部 T タイヤ周方向
部) 3 横溝(溝部) 3a 溝壁 3b 溝底 4 陸部(リブ) 5 陸部(ブロック) 6 サイプ 7 切欠き部 T タイヤ周方向
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド面に複数の溝部を設けると共
に、その溝部の溝面積比率を35%以下にした氷雪路用
空気入りタイヤにおいて、 前記溝部の溝壁にトレッド面における形状がジグザグ状
となる切欠き部を形成し、該切欠き部の溝壁面からの奥
行きを前記溝部の溝底側程小さくすると共に溝底で略0
となるようにした氷雪路用空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記切欠き部のトレッド面における幅a
をa≧3mm、前記切欠き部のトレッド面における奥行き
bを該幅aとの関係でb≦aにした請求項1記載の氷雪
路用空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記溝部がタイヤ幅方向に延在する横溝
である請求項1または2記載の氷雪路用空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項4】 前記溝部がタイヤ周方向に延在する周方
向溝である請求項1乃至3記載の氷雪路用空気入りタイ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298662A JPH09136515A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 氷雪路用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298662A JPH09136515A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 氷雪路用空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09136515A true JPH09136515A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17862647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298662A Pending JPH09136515A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 氷雪路用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09136515A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000280713A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP1048488A2 (en) * | 1999-04-26 | 2000-11-02 | Sumitomo Rubber Industries Limited | Vehicle tyre |
WO2002043972A1 (en) * | 2000-11-28 | 2002-06-06 | Cooper Tire & Rubber Company | Serrated groove sides in a tire |
US6601280B1 (en) * | 2000-08-30 | 2003-08-05 | Bridgestone/Firestone Research | Method of converting a mold |
JP2004122983A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2007283943A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
US7543617B2 (en) * | 2004-08-31 | 2009-06-09 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire having narrow grooves in side surface of longitudinal main groove |
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US20140174617A1 (en) * | 2011-07-27 | 2014-06-26 | Bridgestone Corporation | Tire |
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EP3970996A1 (en) | 2020-09-17 | 2022-03-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire |
EP4269133A1 (en) | 2022-04-25 | 2023-11-01 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP7298662A patent/JPH09136515A/ja active Pending
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