JP4796246B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石噛み防止効果を高く確保しつつ、操縦安定性およびノイズ性能の悪化を抑制した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤでは、ウエットグリップ性、耐摩耗性及び操縦安定性等の観点から、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる複数の縦主溝を設けたリブパターンを採用する場合が多い。
【0003】
しかしながら、この種のタイヤにあっては、砂利などの散在する駐車場等への乗り入れや悪路等での走行に際し、前記縦主溝に石噛みが生じやすい。特に、タイヤ赤道上に配される縦主溝は、接地圧が高いためその傾向は強く、又リブパターンではパターン剛性が大であるため、噛み込んだ石への束縛が強く放出されにくなる。
【0004】
従来、この縦主溝への石噛みを防止するために、例えば溝壁面を、傾斜角度が異なる2つの平面(傾斜面部)で形成した2段テーパ溝とすることが知られている。しかしながら、このような2段テーパ溝は、一方では、接地面積の減少、および溝容積の増大を招くため、ドライ路面での操縦安定性やノイズ性能の悪化をもたらしていた。
【0005】
そこで本発明は、接地面積の減少および溝容積の増大を最小限に抑え、石噛み防止効果を高く発揮しつつ、操縦安定性およびノイズ性能の悪化を抑制した空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部に、タイヤ赤道上を周方向にのびる中央の縦主溝と、その両側で周方向にのびる側の縦主溝とを具えた空気入りタイヤであって、
前記中央の縦主溝は、溝長さ方向と直角な向きの溝断面において、溝壁面が溝底からトレッド面側に向かって溝巾が増加する向きに傾斜してのびる第1の傾斜面部と、この第1の傾斜面部の上端からトレッド面まで前記第1の傾斜面部よりも緩傾斜でのびる第2の傾斜面部とからなるとともに、
前記第1の傾斜面部と、その上端から第1の傾斜面部をトレッド面まで延長させた延長面部とがなす仮想壁面からなる仮想溝のトレッド面上での溝巾WAと、前記中央の縦主溝のトレッド面上での溝巾Wとの差W−WAは、前記溝巾WAの20〜40%、
かつ前記第2の傾斜面部とトレッド面との交点を通るトレッド面の法線に対する前記第2の傾斜面部の角度βは、40〜50度、
しかも前記仮想溝の断面積SAと、前記中央の縦主溝の断面積Sとの差S−SAは、前記断面積SAの10%以下であり、
前記側の縦主溝は、タイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1の傾斜溝部と他方側に傾斜する第2の傾斜溝部とが交互に繰り返すジグザグ溝であって、
前記第1の傾斜溝部は、その溝長さ方向と直角な向きの溝断面において、溝壁面が溝底からトレッド面側に向かって溝巾が増加する向きに傾斜してのびる第1の傾斜面部と、この第1の傾斜面部の上端からトレッド面まで前記第1の傾斜面部よりも緩傾斜でのびる第2の傾斜面部とからなるとともに、
前記第2の傾斜溝部は、溝断面において、溝壁面が溝底からトレッド面まで溝巾が増加する向きに同一角度で傾斜してのびる第1の傾斜面部からなることを特徴としている。
【0007】
又請求項2の発明では、前記トレッド部は、前記中央の縦主溝と側の縦主溝との間に周方向にのびる縦細溝と、前記中央の縦主溝から前記縦細溝を横切ってのびかつ前記側の縦主溝とは交わることなく途切れる横主溝と、前記中央の縦主溝から前記縦細溝に向かってのびかつこの縦細溝とは交わることなく途切れる横サイピングとを具えることを特徴としている。
【0008】
又請求項3の発明では、前記仮想溝の断面積SAと、前記中央の縦主溝の断面積Sとの差S−SAは、前記断面積SAの4.6%以下であることを特徴としている。又請求項4の発明では、前記トレッド部は、前記中央の縦主溝と前記側の縦主溝との間の内の周方向リブと、側の縦主溝より外側の外の周方向リブとに区分されたリブパターンであることを特徴としている。
【0009】
なお本明細書では、トレッド面上での溝巾が4.0mm以上の巾広溝を「主溝」と呼び、溝巾4.0mm未満の巾狭溝を「細溝」、又接地時に溝巾が実質的に閉じるものを「サイピング」と定義している。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明の空気入りタイヤがライトトラック用タイヤである場合のトレッドパターンを展開して示す平面図、図2は、その右側半分を拡大して示す平面図である。
【0011】
図1、2において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、タイヤ赤道C上を周方向にのびる中央の縦主溝3と、その両側で周方向にのびる側の縦主溝4とを設けている。これによって、前記トレッド部2が、縦主溝3、4の間の内の周方向リブR1と、側の縦主溝4より外側の外の周方向リブR2とに区分されたリブパターンを形成している。
【0012】
なお本例では、前記中央の縦主溝3が、周方向に一直線状にのびるストレート溝からなり、又側の縦主溝4が、タイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1の傾斜溝部4aと他方側に傾斜する第2の傾斜溝部4bとが交互に繰り返すジグザグ溝からなる場合を例示している。これは、タイヤ赤道側では、直進性、ウエットグリップ性、および耐偏摩耗性の観点からストレート溝が好ましく、又トレッド端側では、旋回性のためにジグザグ溝が好ましいからである。
【0013】
そして本発明では、このようなリブパターンのタイヤで問題となる石噛み、特に接地圧が高く中央の縦主溝3で顕著となる石噛みを防止するため、この中央の縦主溝3を、以下の如き2段テーパ溝として形成している。
【0014】
詳しくは、図3に、前記中央の縦主溝3の溝長さ方向と直角な向きの溝断面を示すように、縦主溝3の溝壁面10は、溝底からトレッド面側に向かって溝巾が増加する向きに傾斜してのびる第1の傾斜面部10Lと、この第1の傾斜面部10Lの上端Leからトレッド面まで前記第1の傾斜面部10Lよりも緩傾斜でのびる第2の傾斜面部10Uとから形成されている。
【0015】
そしてこの時、以下の▲1▼〜▲3▼の要件を満たすことが、石噛み防止効果を高く発揮しつつ、接地面積の減少および溝容積の増大を最小限に抑え、操縦安定性およびノイズ性能の悪化を抑制する上で不可欠となる。
【0016】
即ち、
▲1▼ 前記第1の傾斜面部10Lと、その上端Leから第1の傾斜面部10Lをトレッド面まで延長させた延長面部11とがなす仮想壁面12からなる仮想溝13を想定したとき、この仮想溝13のトレッド面上での溝巾WAと、前記中央の縦主溝3のトレッド面上での溝巾Wとの差W−WAが、前記溝巾WAの20〜40%の範囲であること;
▲2▼ 前記第2の傾斜面部10Uとトレッド面との交点を通るトレッド面の法線にN対して、前記第2の傾斜面部10Uの角度βが、40〜50度の範囲であること;
▲3▼ 前記仮想溝13の溝断面積SA(斜線模様で示す)と、前記中央の縦主溝の溝断面積S(ドット模様で示す)との差S−SAが、前記溝断面積SAの10%以下であること;が重要である。
【0017】
もし、前記差W−WAが溝巾WAの20%未満であれば、第2の傾斜面部10Uが過小となって、石噛み防止効果が充分に発揮されなくなる。逆に40%を越えると、接地面積が大きく減少して接地性を損ねるなど、ドライ路面での操縦安定性の低下を招き、かつ溝容積が増加して気柱共鳴が起こりやすくなるなどロードノイズ性能を悪化させる。
【0018】
又同様に、前記差S−SAが溝断面積SAの10%より大であれば溝容積の増加が過大となってロードノイズ性能を悪化させる。
【0019】
又本発明者の研究の結果、石噛み防止効果は、前記角度βが40〜50度の範囲の時に最大限に発揮されることが判明し、従って、前記角度βをこの範囲に規制することにより、前記差W−WAが溝巾WAの20〜40%の範囲の時、および前記差S−SAが溝断面積SAの10%以下の時にも、石噛み防止効果を高く確保することができ、操縦安定性やロードノイズ性能との両立を図ることが可能となる。
【0020】
なお前記第1の傾斜面部10Lの法線Nに対する角度αは、石噛み防止効果の観点から、前記角度βとできるだけ角度差があることが好ましく、本例では5度若しくはそれ以下に設定している。
【0021】
次に、本例では、この中央の縦主溝3での石噛みをさらに防止するために、前記内の周方向リブR1の剛性を、中央の縦主溝3側で適度に減じ、その溝壁に柔軟性を付与している。
【0022】
詳しくは、図2に示すように、前記内の周方向リブR1に、前記中央の縦主溝3と側の縦主溝4との間で周方向にのびる縦細溝20を設けるとともに、前記中央の縦主溝3には、一端がこの中央の縦主溝3に連なりかつ他端が内の周方向リブR1内で途切れる横主溝21と横サイピング22とを、それぞれ枝状に張り出している。
【0023】
なお横主溝21は、前記中央の縦主溝3から縦細溝20を横切ってのび、かつ前記側の縦主溝4とは交わることなく途切れている。又横サイピング22は、前記中央の縦主溝3から縦細溝20に向かってのび、かつ該縦細溝20とは交わることなく途切れている。なお、前記横主溝21と横サイピング22は、タイヤ軸方向に対して30度以下の角度をなし、本例では互いに平行かつ周方向に交互に配列している。
【0024】
このような構成により、前記内の周方向リブR1は、前記縦細溝20によって内外のリブ部R1i、R1oに区分されるとともに、内のリブ部R1iは、前記中央の縦主溝3からのびる横主溝21と横サイピング22とによって、その剛性が緩和される。その結果、前記中央の縦主溝3の溝壁に適度な柔軟性が付与され、より優れた石噛み防止効果が発揮される。特に横主溝21は、噛み込んだ石を、中央の縦主溝3との交わり部で放出し易くするため好ましく採用しうる。
【0025】
一方、外のリブ部R1oは、途切れることなく周方向に連続するため高い剛性が維持され、操縦安定性の確保が図られている。
【0026】
また前記横主溝21は、本例では、その溝巾を一端から他端に向かって漸減させるなどその開口面積を低く抑えている。従って、前記縦細溝20および横サイピング22とともに接地面積の減少を最低限にとどめることができる。またこの横主溝21は、図4に溝長さ方向の溝断面を示すように、溝深さhが一端から縦細溝20近傍の最大深さ位置Qまで増加した後、他端に減少している。従って、横主溝21において、縦主溝3から縦細溝20までの溝容積の変化が抑制され、排水性が高められるとともに、断面形状自体は変化するためノイズの発生が抑えられる。
【0027】
なお本例では、前記内の周方向リブR1に、前記縦細溝20から中央の縦主溝3に向かってのびる横サイピング23、および側の縦主溝4から前記縦細溝20に向かってのびる横サイピング24をそれぞれ形成し、パターン剛性の最適化を図っている。この横サイピング23、24も他端は周方向リブR1内で終端している。
【0028】
次に、前記ジグザグ状をなす側の縦主溝4では、接地圧が相対的に低く、石噛みの発生頻度は比較的少ない。従って、前記第1の傾斜溝部4aは、前記中央の縦主溝3と同様の2段テーパ状とするとともに、前記第2の傾斜溝部4bは、1段テーパ状としている。
【0029】
即ち、前記第1の傾斜溝部4aでは、図5(A)にその溝断面を示すように、溝壁面30が、溝底からトレッド面側に向かって溝巾が増加する向きに傾斜してのびる第1の傾斜面部30Lと、この第1の傾斜面部30Lの上端Leからトレッド面まで前記第1の傾斜面部30Lよりも緩傾斜でのびる第2の傾斜面部30Uとから形成されている。
【0030】
この時、前記中央の縦主溝3と同様、以下の▲4▼〜▲6▼の要件を満たすことが、前記▲1▼〜▲3▼と同じ理由で好ましい。
【0031】
▲4▼ 前記第1の傾斜面部30Lと、その上端Leから第1の傾斜面部30Lをトレッド面まで延長させた延長面部31とがなす仮想壁面32からなる仮想溝33を想定したとき、この仮想溝33のトレッド面上での溝巾WBと、前記第1の傾斜溝部4aのトレッド面上での溝巾W1との差W1−WBが、前記溝巾WBの20〜40%の範囲である;
▲5▼ 前記第2の傾斜面部30Uとトレッド面との交点を通るトレッド面の法線にN対して、前記第2の傾斜面部30Uの角度β1が、40〜50度の範囲である;
▲6▼ 前記仮想溝33の溝断面積SB1(斜線模様で示す)と、前記第1の傾斜溝部4aの溝断面積S1(ドット模様で示す)との差S1−SB1が、前記溝断面積SB1の10%以下である;
【0032】
又前記第2の傾斜溝部4bでは、図5(B)にその溝断面を示すように、溝壁面30が、溝底からトレッド面まで溝巾が増加する向きに同一角度で傾斜してのびる第1の傾斜面部30Lのみで形成されている。
【0033】
又本例では、前記外の周方向リブR2には、前記側の縦主溝4とトレッド縁TEとの間で周方向にのびる縦細溝40と、側の縦主溝4からのびかつ前記縦細溝40に交わって途切れる横主溝41とを設けている。又この外の周方向リブR2には、さらに前記縦細溝40からタイヤ軸方向の一方、他方にのびる横サイピング42A、42B、およびトレッド縁TEから縦細溝40に向かってのびる横サイピング42Cを含むサイピング42が形成されている。
【0034】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0035】
【実施例】
図1のトレッドパターンを有するタイヤサイズが185R14のライトトラック用タイヤを表1の仕様で試作し、各試供タイヤの耐石噛み性能、操縦安定性、ノイズ性能をテストするとともに、その結果を表1に示す。
【0036】
(1)耐石噛み性能
試供タイヤをリム(5.5×14)、内圧(前輪260kPa、後輪450kPa)で、車両(1BOX商用車)の全輪に装着するとともに、砂利路が2/3、舗装路が1/3の比率で存在する走行路を、5000km走行させ、かつその間1000km走行毎に石噛数をチェックし、全石噛個数で比較した。
【0037】
(2)操縦安定性
前記車両を、タイヤテストコース(ドライアスファルト路面)にて、走行させ、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【0038】
(3)ノイズ性能
前記車両を用い、スムース路面を速度50km/hにて走行させ、運転席にてオーバーオールの騒音レベルdB(A)を測定し、比較例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど騒音レベルが小さく良好である。
【0039】
【表1】
Figure 0004796246
【0040】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成しているため、接地面積の減少や溝容積の増大を最小限に抑え、石噛み防止効果を高く発揮しつつ、操縦安定性およびノイズ性能の悪化を抑制しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一実施例のトレッドパターンを展開して示す平面図である。
【図2】その右半分を拡大して示す平面図である。
【図3】中央の縦主溝の溝長さ方向と直角な向きの溝断面図である。
【図4】横主溝の溝長さ方向の溝断面である。
【図5】(A)、(B)は、側の縦主溝の溝長さ方向と直角な向きの溝断面である。
【符号の説明】
2 トレッド部
3 中央の縦主溝
4 側の縦主溝
4a 第1の傾斜溝部
4b 第2の傾斜溝部
10 溝壁面
10L 第1の傾斜面部
10U 第2の傾斜面部
11 延長面部
12 仮想壁面
13 仮想溝
20 縦細溝
21 横主溝
30 溝壁面
30L 第1の傾斜面部
30U 第2の傾斜面部

Claims (4)

  1. トレッド部に、タイヤ赤道上を周方向にのびる中央の縦主溝と、その両側で周方向にのびる側の縦主溝とを具えた空気入りタイヤであって、
    前記中央の縦主溝は、溝長さ方向と直角な向きの溝断面において、溝壁面が溝底からトレッド面側に向かって溝巾が増加する向きに傾斜してのびる第1の傾斜面部と、この第1の傾斜面部の上端からトレッド面まで前記第1の傾斜面部よりも緩傾斜でのびる第2の傾斜面部とからなるとともに、
    前記第1の傾斜面部と、その上端から第1の傾斜面部をトレッド面まで延長させた延長面部とがなす仮想壁面からなる仮想溝のトレッド面上での溝巾WAと、前記中央の縦主溝のトレッド面上での溝巾Wとの差W−WAは、前記溝巾WAの20〜40%、
    かつ前記第2の傾斜面部とトレッド面との交点を通るトレッド面の法線に対する前記第2の傾斜面部の角度βは、40〜50度、
    しかも前記仮想溝の断面積SAと、前記中央の縦主溝の断面積Sとの差S−SAは、前記断面積SAの10%以下であり、
    前記側の縦主溝は、タイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1の傾斜溝部と他方側に傾斜する第2の傾斜溝部とが交互に繰り返すジグザグ溝であって、
    前記第1の傾斜溝部は、その溝長さ方向と直角な向きの溝断面において、溝壁面が溝底からトレッド面側に向かって溝巾が増加する向きに傾斜してのびる第1の傾斜面部と、この第1の傾斜面部の上端からトレッド面まで前記第1の傾斜面部よりも緩傾斜でのびる第2の傾斜面部とからなるとともに、
    前記第2の傾斜溝部は、溝断面において、溝壁面が溝底からトレッド面まで溝巾が増加する向きに同一角度で傾斜してのびる第1の傾斜面部からなることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッド部は、前記中央の縦主溝と側の縦主溝との間に周方向にのびる縦細溝と、前記中央の縦主溝から前記縦細溝を横切ってのびかつ前記側の縦主溝とは交わることなく途切れる横主溝と、前記中央の縦主溝から前記縦細溝に向かってのびかつこの縦細溝とは交わることなく途切れる横サイピングとを具えることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記仮想溝の断面積SAと、前記中央の縦主溝の断面積Sとの差S−SAは、前記断面積SAの4.6%以下である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記トレッド部は、前記中央の縦主溝と前記側の縦主溝との間の内の周方向リブと、側の縦主溝より外側の外の周方向リブとに区分されたリブパターンである請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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