JP3308012B2 - 苗植付装置の警報装置 - Google Patents

苗植付装置の警報装置

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JP3308012B2 JP00219293A JP219293A JP3308012B2 JP 3308012 B2 JP3308012 B2 JP 3308012B2 JP 00219293 A JP00219293 A JP 00219293A JP 219293 A JP219293 A JP 219293A JP 3308012 B2 JP3308012 B2 JP 3308012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付装置の複数の作
業機構が植付作業可能状態にセットされていないことを
検出する複数の検出手段を備え、いずれかの検出手段が
検出状態にあれば警報音を発する警報手段を備えてある
苗植付装置の警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記苗植付装置の警報装置において、従
来では、前記検出手段として例えば苗のせ台における苗
残量センサ、線引きマーカの出し忘れ検出センサ、施肥
装置における肥料貯留ホッパー内の貯留肥料が肥料切れ
検出センサ、肥料流下経路内の肥料詰まり検出センサ等
があり、これらのいずれかの検出センサが異常を検出す
ると直ちに警報音を発するよう構成されるとともに、施
肥作業を必要としない作業を行う場合に、上記肥料切れ
検出センサあるいは肥料詰まり検出センサが常に検出作
動状態となって作業可能状態であるにもかかわらず警報
音が発せられることとなるから、このような場合には、
警報作動を停止させる専用の切換えスイッチを警報停止
位置に切り換えておくようにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構造
においては、警報停止スイッチを切り位置に設定してお
くと、全ての警報作動が停止されることとなり、例えば
苗のせ台上の載置苗が残り少なくなったような場合であ
っても、苗残量センサの検出作動にかかわらず、警報音
が出ないことになり、操縦者が誤って載置苗が無くなっ
た状態で一部の条だけが未植付け状態となる等、この種
の作業においては致命的な不具合が発生するおそれがあ
り、改善の余地があった。本発明は上記不具合点を解消
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、
植付装置を昇降操作する昇降操作レバーを備え、前記苗
植付装置の動力を入り切り操作する植付クラッチを前記
昇降操作レバーの植付位置への操作に伴って入り操作さ
れるよう構成するとともに、苗植付装置の複数の作業機
構が植付作業可能状態にセットされていないことを検出
する複数の検出手段を備え、いずれかの検出手段が検出
状態にあれば警報音を発する警報手段を備えてある苗植
付装置の警報装置において、人為操作に基づいて前記警
報手段の警報作動を停止する状態と警報作動状態とに
切り換え自在な警報停止スイッチを備えるとともに、
前記複数の検出手段のうち、苗のせ台上の載置苗が残り
少なくなったことを検出する苗切れ状態検出手段が検出
作動し、かつ、前記昇降操作レバーが植付位置に操作さ
れた状態である場合には、前記警報停止スイッチの警報
停止状態への切り換え操作にかかわらず、警報手段によ
る警報作動を許容する停止作動抑制手段を備えてある点
にある。
【0005】
【作用】苗植付装置の全ての作業機構を使用しないで作
業を行う特殊な作業形態を採るような場合に、正常な作
業が行われているにもかかわらず使用されない作業機構
に対応する検出手段が異常を検出して警報手段が作動し
警報音が発せられるのを防止するために、警報停止スイ
ッチを停止状態に切り換え操作しておいても、植付けク
ラッチが入り状態であり、かつ、苗のせ台上の載置苗の
残量が残り少なくなった場合には、苗切れ状態検出手段
の検出作動に伴って、常に警報音が発せられることにな
る。また、苗切れ状態検出手段が検出作動する状態であ
っても、昇降操作レバーが植付位置に操作された植付ク
ラッチ入り状態でなければ警報が作動しないため、苗植
付装置が非駆動状態の場合、つまり、植付け作業を行わ
ない場合には警報停止スイッチを操作することなく警報
を作動させないようにできる。
【0006】
【発明の効果】従って、警報停止スイッチにより作業形
態の変更に伴って不必要な警報音が発生しない状態に設
定できるものでありながら、植付クラッチが入り状態
で、且つ植付け用載置苗が少なくなった場合には警報音
が発せられるから、操縦者が目視確認しないで植付け作
業を続行し、一部の植付け条だけが未植付け状態となる
等の弊害を未然に防止できるものとなった。また、警報
停止スイッチの警報作動を停止する状態での警報作動の
許容を、昇降操作レバーの植付位置に操作されている場
合に限ることによって、植付け作業以外での不必要な警
報を作動させないようにできた。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に乗用型田植機を示している。この田植機は、乗用型走
行機体の後部にリンク機構を介して苗植付装置1を昇降
自在に連結し、苗植付装置1の後方に施肥装置2を装着
して構成してある。前記苗植付装置1は、フレーム兼用
の植付伝動ケース3に対して一定ストロークで往復横移
動する苗のせ台4、苗のせ台4の下端部から一株づつ苗
を取り出して圃場に植付ける植付機構5、圃場面を整地
する整地フロート6等を備え、左右両横側には次回走行
指標を圃場面に描くための線引きマーカ7を、外方に突
出する作用姿勢と内方に引退する格納姿勢とに切り換え
自在に設けてある。この苗植付装置1は、油圧シリンダ
8により駆動昇降自在に支持され、この油圧シリンダ8
に対する油圧制御弁Vは機体操縦部に配備した昇降操作
レバー9により切り換え操作するよう構成してある。つ
まり、図1に示すように、この昇降操作レバー9の各操
作位置〔上昇、中立、下降、植付〕をポテンショメータ
PMにより検出するよう構成し、マイクロコンピュータ
を備えた制御装置10が電磁式油圧制御弁Vを切り換え
制御するよう構成してある。又、走行機体側からエンジ
ンの動力が入り切り操作自在な植付クラッチ11を介し
て苗植付装置1に動力が供給され、各条の植付機構5に
対する動力を各別に入り切り自在な各条クラッチ12を
介装して部分条植け作業が行えるよう構成してある。前
記植付クラッチ11は制御装置10により駆動制御され
る電動モータMにより電気的に入り切り操作され、この
電動モータMの植付制御は昇降操作レバー9の〔植付位
置〕への操作で駆動入り操作されるようにしてある。
【0008】前記施肥装置2は、上部の肥料ホッパー1
3内に貯留される肥料が、その下方に連設される繰り出
し機構14を介して所定量づつ繰り出され、繰り出され
た肥料が流下ホース15を介して圃場面に作溝器16に
よって形成された肥料供給溝内に落下供給するよう構成
してある。
【0009】そして、この苗植付装置1には、苗植付け
作業状態において、各作業機構が植付作業可能状態にセ
ットされていないことを検出する複数の検出手段を備
え、いずれかの検出手段が検出状態にあれば警報音を発
する警報手段を備えてある。つまり、苗のせ台4には載
置苗が残り少なくなったことを検出する苗切れ状態検出
センサ17を備え、肥料ホッパー13には貯留肥料が残
り少なくなったことを検出する肥料切れ検出センサ18
を備え、作溝器16には肥料流下経路が詰まったことを
検出する肥料詰まり検出センサ19を備えてある。又、
各条クラッチ12が全てクラッチ入り状態になっていな
いことを検出する各条クラッチセンサ20、いずれの線
引きマーカ7,7も作用姿勢に切り換わってしないこと
を検出するマーカ出し忘れ検出センサ21、植付クラッ
チ11が入り状態になっていないことを検出する植付ク
ラッチセンサ22等を夫々配備し、各センサの出力は制
御装置10に入力されるようにしてある。そして、前記
昇降操作レバー9が〔植付位置〕に操作された状態で、
いずれかのセンサが検出状態になっていれば、制御装置
10が警報手段としての圧電式の警報ブザーBZ1,B
Z2を作動させるよう制御する。
【0010】前記警報ブザーBZ1,BZ2及びその駆
動回路23,24は夫々2組設けられ、制御装置10の
メインスイッチの入り切り操作に基づいて、繰り返して
各ブザーBZ1,BZ2を交互に使い分けるようにして
ある。又、いずれかの駆動回路23,24に不具合が発
生しているときは、他方側の警報ブザーを駆動するよう
にして警報回路の信頼性の向上を図っている。
【0011】人為操作に基づいて、警報ブザーBZ1,
BZ2の警報作動を停止する状態と警報作動状態とに切
り換え自在な警報停止スイッチSWを備えてある。つま
り、施肥作業を行わないで苗の植付け作業のみを行うと
きは、肥料切れセンサ18が常に検出作動してしまい、
植付け作業には不具合が無いにもかかわらず、警報音が
発生するからそのような場合には、警報停止スイッチS
Wを切り換えて警報ブザーBZ1,BZ2の作動を停止
させるのである。
【0012】前記複数の検出センサのうち、苗のせ台4
上の載置苗が残り少なくなったことを検出する苗切れ状
態検出センサ17が検出作動した場合には、前記警報停
止スイッチSWの警報停止状態への切り換え操作にかか
わらず、警報作動を許容する停止作動抑制手段Aを備え
てある。この停止作動抑制手段Aは制御装置10に制御
プログラム形式で備えられている。つまり、制御装置1
0は、昇降操作レバー9が〔植付位置〕に操作されたと
き、苗切れ検出センサ17が検出作動すると、警報停止
スイッチSWの操作にかかわらず常に警報ブザーBZ
1,BZ2を作動させるよう制御するのである。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】田植機の全体側面図
【符号の説明】
1 苗植付装置 4 苗のせ台 18 苗切れ状態検出手段 A 停止作動抑制手段 BZ1,BZ2 警報手段 SW 警報停止スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗植付装置(1)を昇降操作する昇降操
    作レバー(9)を備え、前記苗植付装置(1)の動力を
    入り切り操作する植付クラッチ(11)を前記昇降操作
    レバー(9)の植付位置への操作に伴って入り操作され
    るよう構成するとともに、苗植付装置(1)の複数の作
    業機構が植付作業可能状態にセットされていないことを
    検出する複数の検出手段を備え、いずれかの検出手段が
    検出状態にあれば警報音を発する警報手段(BZ1),
    (BZ2)を備えてある苗植付装置の警報装置であっ
    て、 人為操作に基づいて前記警報手段(BZ1),(BZ
    2)の警報作動を停止する状態と警報作動状態とにのみ
    切り換え自在な警報停止スイッチ(SW)を備えるとと
    もに、 前記複数の検出手段のうち、苗のせ台(4)上の載置苗
    が残り少なくなったことを検出する苗切れ状態検出手段
    (17)が検出作動し、かつ、前記昇降操作レバー
    (9)が植付位置に操作された状態である場合には、
    記警報停止スイッチ(SW)の警報停止状態への切り換
    え操作にかかわらず、警報手段(BZ1),(BZ2)
    による警報作動を許容する停止作動抑制手段(A)を備
    えてある苗植付装置の警報装置。
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