JP2001275415A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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JP2001275415A
JP2001275415A JP2000098657A JP2000098657A JP2001275415A JP 2001275415 A JP2001275415 A JP 2001275415A JP 2000098657 A JP2000098657 A JP 2000098657A JP 2000098657 A JP2000098657 A JP 2000098657A JP 2001275415 A JP2001275415 A JP 2001275415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降操作構造の簡素化並びに製造コストの削
減を図りながらも、作業装置を任意の高さ位置まで手動
昇降させる手動昇降操作と、所定の上限位置まで自動上
昇させる自動上昇操作と、所定の作業高さ位置まで自動
させる自動下降操作とを行えるようにするとともに、操
作性の向上を図れるようにする。 【解決手段】 走行機体1の後部に作業装置4を昇降自
在に連結し、中立復帰型の操作具31を一方の第1操作
位置U1に操作すると、その操作位置U1に操作具31
が維持されている間は作業装置4が上昇し、操作具31
を一方の第2操作位置U2に操作すると作業装置4が所
定の上限位置まで自動上昇し、操作具31を他方の第1
操作位置D1に操作すると、その操作位置D1に操作具
31が維持されている間は作業装置4が下降し、操作具
31を他方の第2操作位置D2に操作すると作業装置4
が所定の作業高さ位置まで自動下降するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の後部
に、油圧シリンダの作動で昇降揺動するリンク機構を介
して作業装置を昇降自在に連結した水田作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような水田作業機において
は、例えば、特開平11−187716号公報で開示さ
れているように、作業装置を任意の高さ位置まで手動昇
降させる手動昇降操作用の操作具である昇降レバーと、
作業装置を所定の上限位置まで自動上昇させる又は所定
の作業高さ位置まで自動下降させる自動昇降操作用の操
作具である強制昇降レバーとが装備され、強制昇降レバ
ーは、昇降レバーを自動位置に操作した場合にのみ機能
するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、手動昇降操作用と自動昇降操作用の
それぞれ専用の操作具を装備することから、昇降操作構
造が複雑化するとともに製造コストが嵩む不都合を招く
ようになっていた。
【0004】又、強制昇降レバーを機能させるためには
先に昇降レバーを自動位置まで操作する必要があること
から、操作性の面で改善の余地があった。
【0005】本発明の目的は、昇降操作構造の簡素化並
びに製造コストの削減を図りながらも、作業装置を任意
の高さ位置まで手動昇降させる手動昇降操作と、所定の
上限位置まで自動上昇させる自動上昇操作と、所定の作
業高さ位置まで自動させる自動下降操作とを行えるよう
にするとともに、操作性の向上を図れるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走
行機体の後部に、油圧シリンダの作動で昇降揺動するリ
ンク機構を介して作業装置を昇降自在に連結した水田作
業機において、前記走行機体の搭乗運転部に中立復帰型
の操作具を装備し、該操作具を一方の第1操作位置に操
作すると、その操作位置に前記操作具が維持されている
間は前記作業装置が上昇し、前記操作具を一方の第2操
作位置に操作すると前記作業装置が所定の上限位置まで
自動上昇し、前記操作具を他方の第1操作位置に操作す
ると、その操作位置に前記操作具が維持されている間は
前記作業装置が下降し、前記操作具を他方の第2操作位
置に操作すると前記作業装置が所定の作業高さ位置まで
自動下降するように構成した。
【0007】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、操作具を一方の第1操作位置に操作することで作業
装置を任意の高さ位置まで手動上昇させることができ、
操作具を一方の第2操作位置に操作することで作業装置
を所定の上限位置まで自動上昇させることができ、操作
具を他方の第1操作位置に操作することで作業装置を任
意の高さ位置まで手動下降させることができ、操作具を
他方の第2操作位置に操作することで作業装置を所定の
作業高さ位置まで自動下降させることができるようにな
る。
【0008】つまり、単一の操作具を装備し、その操作
具を昇降駆動系に連係させるだけの簡単な構造でありな
がら、作業装置を任意の高さ位置まで手動昇降させる手
動昇降操作と、所定の上限位置まで自動上昇させる自動
上昇操作と、所定の作業高さ位置まで自動下降させる自
動下降操作とを行えるようになる。
【0009】又、それらの操作を単一の操作具で行える
ことから、手動昇降操作用の操作具と自動昇降操作用の
操作具とを装備した前述の従来技術のように、自動昇降
操作用の操作具を機能させるために手動昇降操作用の操
作具を操作する、といった煩わしい操作を行う必要がな
い。
【0010】〔効果〕従って、昇降操作構造の簡素化並
びに製造コストの削減を図りながらも、前述した手動昇
降操作と自動上昇操作と自動下降操作とを行える上に、
操作性の面で有利にすることができるようになった。
【0011】〔構成〕上記目的を達成するため、本発明
のうちの請求項2記載の発明では、走行機体の後部に、
油圧シリンダの作動で昇降揺動するリンク機構を介して
作業装置を昇降自在に連結した水田作業機において、前
記走行機体の搭乗運転部に中立復帰型の操作具を装備
し、該操作具を一方の第1操作位置に操作すると前記作
業装置が所定の上限位置まで自動上昇し、前記操作具を
一方の第2操作位置に操作すると、その操作位置に前記
操作具が維持されている間は前記作業装置が上昇し、前
記操作具を他方の第1操作位置に操作すると前記作業装
置が所定の作業高さ位置まで自動下降し、前記操作具を
他方の第2操作位置に操作すると、その操作位置に前記
操作具が維持されている間は前記作業装置が下降するよ
うに構成した。
【0012】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、操作具を一方の第1操作位置に操作することで作業
装置を所定の上限位置まで自動上昇させることができ、
操作具を一方の第2操作位置に操作することで作業装置
を任意の高さ位置まで手動上昇させることができ、操作
具を他方の第1操作位置に操作することで作業装置を所
定の作業高さ位置まで自動下降させることができ、操作
具を他方の第2操作位置に操作することで作業装置を任
意の高さ位置まで手動下降させることができるようにな
る。
【0013】つまり、この構成においても、単一の操作
具を装備し、その操作具を昇降駆動系に連係させるだけ
の簡単な構造でありながら、作業装置を任意の高さ位置
まで手動昇降させる手動昇降操作と、所定の上限位置ま
で自動上昇させる自動上昇操作と、所定の作業高さ位置
まで自動下降させる自動下降操作とを行えるようにな
る。
【0014】又、それらの操作を単一の操作具で行える
ことから、手動昇降操作用の操作具と自動昇降操作用の
操作具とを装備した前述の従来技術のように、自動昇降
操作用の操作具を機能させるために手動昇降操作用の操
作具を操作する、といった煩わしい操作を行う必要がな
い。
【0015】〔効果〕従って、この構成においても、昇
降操作構造の簡素化並びに製造コストの削減を図りなが
らも、前述した手動昇降操作と自動上昇操作と自動下降
操作とを行える上に、操作性の面で有利にすることがで
きるようになった。
【0016】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記操作具
を前記他方の第2操作位置に操作した次にその操作位置
への2回目の操作が行われると、前記作業装置が作動状
態に切り換わるように構成した。
【0017】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、操作具を他方の第2操作位置に操作して作業装置を
所定の作業高さ位置まで自動下降させた後の次の操作し
て、その他方の第2操作位置に操作具を再び操作するこ
とで、作業装置を作業状態に切り換えることができるよ
うになる。
【0018】つまり、作業装置の作業状態への切り換え
操作をも単一の操作具で行えることから、操作性の面で
更に有利にすることができるようになる。
【0019】又、操作具を他方の第2操作位置に操作し
て作業装置を所定の作業高さ位置まで自動下降させた後
の次の操作しては通常行われない、その他方の第2操作
位置への操作具の操作を作業装置の作業状態への切り換
え用として有効利用していることから、作業装置を作業
状態に切り換えるための専用の操作位置を設ける場合に
比較して、操作構造の簡素化や製造コストの削減を図れ
るようになる。
【0020】〔効果〕従って、操作構造の簡素化、製造
コストの削減、及び操作性の向上を、より効果的に図れ
るようになった。
【0021】〔構成〕本発明のうちの請求項4記載の発
明では、上記請求項2記載の発明において、前記操作具
を前記他方の第1操作位置に操作した次にその操作位置
への2回目の操作が行われると、前記作業装置が作動状
態に切り換わるように構成した。
【0022】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、操作具を他方の第1操作位置に操作して作業装置を
所定の作業高さ位置まで自動下降させた後の次の操作し
て、その他方の第1操作位置に操作具を再び操作するこ
とで、作業装置を作業状態に切り換えることができるよ
うになる。
【0023】つまり、作業装置の作業状態への切り換え
操作をも単一の操作具で行えることから、操作性の面で
更に有利にすることができるようになる。
【0024】又、操作具を他方の第1操作位置に操作し
て作業装置を所定の作業高さ位置まで自動下降させた後
の次の操作しては通常行われない、その他方の第1操作
位置への操作具の操作を作業装置の作業状態への切り換
え用として有効利用していることから、作業装置を作業
状態に切り換えるための専用の操作位置を設ける場合に
比較して、操作構造の簡素化や製造コストの削減を図れ
るようになる。
【0025】〔効果〕従って、操作構造の簡素化、製造
コストの削減、及び操作性の向上を、より効果的に図れ
るようになった。
【0026】〔構成〕上記目的を達成するため、本発明
のうちの請求項5記載の発明では、走行機体の後部に、
油圧シリンダの作動で昇降揺動するリンク機構を介して
作業装置を昇降自在に連結した水田作業機において、前
記走行機体の搭乗運転部に中立復帰型の操作具を装備
し、該操作具を一方の操作位置に操作すると前記作業装
置が所定の上限位置まで自動上昇し、前記操作具を他方
の第1操作位置に操作すると前記作業装置が所定の作業
高さ位置まで自動下降し、前記操作具を他方の第2操作
位置に操作すると前記作業装置が作動状態に切り換わる
ように構成した。
【0027】〔作用〕上記請求項5記載の発明による
と、操作具を一方の操作位置に操作することで作業装置
を所定の上限位置まで自動上昇させることができ、操作
具を他方の第1操作位置に操作することで作業装置を所
定の作業高さ位置まで自動下降させることができ、操作
具を他方の第2操作位置に操作することで作業装置を作
動状態に切り換えることができるようになる。
【0028】つまり、単一の操作具を装備するだけの簡
単な構造でありながら、作業装置を所定の上限位置まで
自動上昇させる自動上昇操作と、所定の作業高さ位置ま
で自動下降させる自動下降操作と、作業装置の作業状態
への切り換え操作とを行えるようになる。
【0029】又、それらの操作を単一の操作具で行える
ことから、手動昇降操作用の操作具と自動昇降操作用の
操作具とを装備した前述の従来技術のように、自動昇降
操作用の操作具を機能させるために手動昇降操作用の操
作具を操作する、といった煩わしい操作を行う必要がな
い。
【0030】〔効果〕従って、昇降操作構造の簡素化並
びに製造コストの削減を図りながらも、前述した自動上
昇操作と自動下降操作と作業装置の作業状態への切り換
え操作とを行える上に、操作性の面で有利にすることが
できるようになった。
【0031】
【発明の実施の形態】図1には水田作業機の一例である
乗用型田植機の全体側面が示されており、この乗用型田
植機は、乗用型の走行機体1の後部に、油圧シリンダ2
の作動で昇降揺動するリンク機構3を介して作業装置の
一例である苗植付装置4を連結し、かつ、施肥装置5を
搭載することによってミッドマウント施肥仕様に構成さ
れている。
【0032】走行機体1は、エンジン6からの動力を、
伝動軸7、静油圧式無段変速装置8、及びギヤ式伝動装
置9、などを介して、左右の前輪10及び後輪11に走
行用動力として伝達する四輪駆動形式に構成され、その
中央部には、左右の前輪10を操向操作するステアリン
グホイール12や運転座席13などを備えた搭乗運転部
14が形成されている。
【0033】苗植付装置4は、機体の走行に伴って整地
フロート15が苗植え付け箇所を前もって整地する一方
で、ギヤ式伝動装置9からの作業用動力がフィードケー
ス16に伝達され、そのフィードケース16からの分配
動力で、苗載台17が左右方向に一定ストロークで往復
駆動されるとともに、複数のロータリ式の植付機構18
が、苗載台17の下端から苗を所定量ずつ取り出して圃
場に植え付ける植え付け作動を行うように構成されてい
る。
【0034】施肥装置5は、機体の走行に伴って整地フ
ロート15に装備された作溝器19が施肥溝を形成する
一方で、ギヤ式伝動装置9からの作業用動力で複数の繰
出機構20が肥料ホッパ21内の肥料を所定量ずつ繰り
出し、電動ファン22の作動で各繰出機構20にて繰り
出された肥料を案内ホース23を介して対応する作溝器
19に向けて圧送することで、圃場における植え付け苗
の横側方箇所に肥料を埋没させるように構成されてい
る。
【0035】図1及び図2に示すように、苗植付装置4
において、各整地フロート15は、左右向きのフロート
支点軸24から後下方に向けて延設された複数の支持ア
ーム25のうちの対応するものに横向きの軸芯P1周り
に上下揺動可能に支持されている。
【0036】又、走行機体1には、左右一対の線引きマ
ーカ26が、その先端が圃場に突入して次回の走行基準
線を形成する作用姿勢と、その先端が圃場から離間して
走行機体1に近接する格納姿勢とに、前後向きの軸芯P
2周りに姿勢切り換え可能に装備されている。
【0037】左右の線引きマーカ26は、苗植付装置4
の所定の上限位置への上昇に連動してそれぞれに連係さ
れた操作ワイヤ27が引き込み操作されることで、バネ
28の付勢に抗して格納姿勢に切り換えられ、格納姿勢
においては、対応する操作ワイヤ27に連係された左右
の保持機構29の作用で、苗植付装置4の下降操作にか
かわらず格納姿勢で保持されるようになっている。又、
各保持機構29に対応する電磁シリンダ30の作動で各
保持機構29による格納姿勢での保持が選択的に解除さ
れることによって作用姿勢への姿勢切り換えが許容さ
れ、その解除状態で苗植付装置4を所定の作業高さ位置
である植え付け位置まで下降させる下降操作が行われ
る、もしくは、苗植付装置4を植え付け位置まで下降さ
せる際にその解除状態が選択的に現出されることによっ
て、選択解除された側の線引きマーカ26がバネ28の
付勢で作用姿勢に切り換えられるようになっている。
【0038】苗植付装置4の昇降は、ステアリングホイ
ール12の右下方に配備された中立復帰型の操作具の一
例である十字揺動式の操作レバー31の操作に基づい
て、走行機体1に搭載されたマイクロプロセッサなどか
らなる制御装置32が、油圧シリンダ2に対する作動油
の流動状態を切り換える電磁切換弁33の作動を制御す
ることで行えるようになっている。
【0039】図2に示すように、操作レバー31は、そ
の上方の第1操作位置U1への操作が第1スイッチS1
によって検出され、その上方の第2操作位置U2への操
作が第2スイッチS2によって検出され、その下方の第
1操作位置D1への操作が第3スイッチS3によって検
出され、その下方の第2操作位置D2への操作が第4ス
イッチS4によって検出され、その前方の操作位置Fへ
の操作が第5スイッチS5によって検出され、その後方
の操作位置Rへの操作が第6スイッチS6によって検出
され、各スイッチS1〜S6は、それぞれの検出情報を
制御装置32に出力するようになっている。
【0040】又、制御装置32には、左右中央に位置す
る整地フロート(以下センサフロートと略称する)15
に、その軸芯P1周りでの上下揺動角を検出するように
装備された回転式のポテンショメータからなるフロート
センサ34や、苗植付装置4の所定の上限位置への到達
を検出する上限スイッチSuなどからの検出情報も入力
され、制御装置32は、それらの検出情報に基づいて、
各保持機構29に対する電磁シリンダ30や、苗植付装
置4及び施肥装置5への伝動を断続可能な植付クラッチ
35を切り換え操作するクラッチモータ36などの作動
をも制御するように構成されている。
【0041】図3に基づいて制御装置32の制御作動に
ついて説明すると、制御装置32は、操作レバー31の
上方の第1操作位置U1への操作が第1スイッチS1に
て検出されると、電磁切換弁33を油圧シリンダ2に作
動油を供給する供給状態に切り換えて油圧シリンダ2を
短縮させることで苗植付装置4を上昇させ、その操作位
置U1に操作レバー31が維持されて第1スイッチS1
による検出が継続されている間は、電磁切換弁33を供
給状態に維持することで苗植付装置4の上昇を継続さ
せ、その操作が解除されて第1スイッチS1にて操作レ
バー31が検出されなくなると、電磁切換弁33を油圧
シリンダ2に対する作動油の流動を停止させる停止状態
に切り換えて油圧シリンダ2を停止させることで苗植付
装置4を任意の上昇位置に停止させるようになってい
る。
【0042】又、操作レバー31の上方の第2操作位置
U2への操作が第2スイッチS2にて検出されると、電
磁切換弁33を供給状態に切り換えて油圧シリンダ2を
短縮させることで苗植付装置4を上昇させ、その操作が
解除されて第2スイッチS2にて操作レバー31が検出
されなくなっても、電磁切換弁33を供給状態に維持す
ることで苗植付装置4の上昇を継続させ、上限スイッチ
Suにて苗植付装置4の所定の上限位置への到達が検出
されると、電磁切換弁33を停止状態に切り換えて油圧
シリンダ2を停止させることで苗植付装置4を上限位置
に停止させるようになっている。
【0043】逆に、操作レバー31の下方の第1操作位
置D1への操作が第3スイッチS3にて検出されると、
電磁切換弁33を油圧シリンダ2から作動油を排出させ
る排出状態に切り換えて油圧シリンダ2を伸長させるこ
とで苗植付装置4を下降させ、その操作位置D1に操作
レバー31が維持されて第3スイッチS3による検出が
継続されている間は、電磁切換弁33を排出状態に維持
することで苗植付装置4の下降を継続させ、その操作が
解除されて第3スイッチS3にて操作レバー31が検出
されなくなると、電磁切換弁33を停止状態に切り換え
て油圧シリンダ2を停止させることで苗植付装置4を任
意の下降位置に停止させるようになっている。
【0044】又、操作レバー31の下方の第2操作位置
D2への操作が第4スイッチS4にて検出されると、電
磁切換弁33を排出状態に切り換えて油圧シリンダ2を
伸長させることで苗植付装置4を下降させ、その操作が
解除されて第3スイッチS3にて操作レバー31が検出
されなくなっても、電磁切換弁33を排出状態に維持す
ることで苗植付装置4の下降を継続させ、フロートセン
サ34にてセンサフロート15が基準姿勢に復帰する苗
植付装置4の植え付け位置への到達が検出されると、電
磁切換弁33を停止状態に切り換えて油圧シリンダ2を
停止させることで苗植付装置4を植え付け位置に停止さ
せるようになっている。尚、この状態において、機体の
走行に伴ってセンサフロート15が上下揺動して基準姿
勢から外れると、そのときのフロートセンサ34からの
検出情報に基づいて電磁切換弁33の作動を制御するこ
とで、センサフロート15が基準姿勢に復帰するように
苗植付装置4を昇降させるようになっており、これによ
って、圃場泥面の起伏の変化にかかわらず苗植付装置4
を植え付け位置に維持できるようになっている。
【0045】そして、その次の検出として、第1スイッ
チS1、第2スイッチS2、第3スイッチS3による操
作レバー31の検出ではなく、苗植付装置4を植え付け
位置まで下降させるための操作レバー31の下方の第2
操作位置D2への操作が第4スイッチS4にて再び検出
されると、クラッチモータ36を作動させて植付クラッ
チ35を伝動切り状態から伝動入り状態に切り換えて、
苗植付装置4による苗の植え付けと施肥装置5による施
肥とを開始させて作業状態を現出するようになってい
る。尚、この作業状態においても、制御装置32は、フ
ロートセンサ34からの検出情報に基づく苗植付装置4
の昇降制御を行うことから、圃場泥面の起伏の変化にか
かわらず苗植付装置4を植え付け位置に維持することが
でき、もって、予め設定された植え付け深さでの苗の植
え付けを安定して行えるようになっている。
【0046】又、この作業状態において、操作レバー3
1の上方の第1操作位置U1又は第2操作位置U2への
操作が第1スイッチS1又は第2スイッチS2にて検出
されると、それぞれの検出に基づいた苗植付装置4の上
昇操作状態を現出するとともに、クラッチモータ36を
作動させて植付クラッチ35を伝動入り状態から伝動切
り状態に切り換えて、苗植付装置4による苗の植え付け
と施肥装置5による施肥とを停止させる非作業状態を現
出するようになっている。
【0047】一方、操作レバー31の前方の操作位置F
への操作が第5スイッチS5にて検出されると、左側の
線引きマーカ26を格納姿勢で保持する保持機構29に
対する電磁シリンダ30を作動させて、左側の線引きマ
ーカ26の作用姿勢への切り換えを許容するようにな
り、苗植付装置4が植え付け位置に下降している、又
は、植え付け位置に下降すると、左側の線引きマーカ2
6が作用姿勢に切り換わるようになっている。
【0048】逆に、操作レバー31の後方の操作位置R
への操作が第6スイッチS6にて検出されると、右側の
線引きマーカ26を格納姿勢で保持する保持機構29に
対する電磁シリンダ30を作動させて、右側の線引きマ
ーカ26の作用姿勢への切り換えを許容するようにな
り、苗植付装置4が植え付け位置に下降している、又
は、植え付け位置に下降すると、右側の線引きマーカ2
6が作用姿勢に切り換わるようになっている。
【0049】つまり、単一の操作レバー31を装備する
ものでありながら、その操作レバー31を上方の第1操
作位置U1に操作することで、その操作の継続時間に応
じた任意の高さ位置まで苗植付装置4を手動上昇させる
手動上昇操作を行うことができ、逆に、操作レバー31
を下方の第1操作位置D1に操作することで、その操作
の継続時間に応じた任意の高さ位置まで苗植付装置4を
手動下降させる手動下降操作を行うことができ、又、操
作レバー31を上方の第2操作位置U2に操作すること
で、その操作の解除にかかわらず所定の上限位置まで苗
植付装置4を自動上昇させる自動上昇操作を行うことが
でき、逆に、操作レバー31を下方の第2操作位置D2
に操作することで、その操作の解除にかかわらず植え付
け位置まで苗植付装置4を自動下降させる自動下降操作
を行うことができ、その次に再び操作レバー31を下方
の第2操作位置D2に操作することで、苗植付装置4及
び施肥装置5を作動状態に切り換えることができ、その
後の上方の第1操作位置U1又は第2操作位置U2への
操作レバー31の操作で苗植付装置4を上昇させること
で、苗植付装置4及び施肥装置5を非作動状態に切り換
えることができ、更に、操作レバー31を前方の操作位
置Fに操作することで、左側の線引きマーカ26の作用
姿勢への切り換えを可能にすることができ、逆に、操作
レバー31を後方の操作位置Rに操作することで、右側
の線引きマーカ26の作用姿勢への切り換えを可能にす
ることができるようになっている。
【0050】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 図4に示すように、操作レバー31を上方の第2操
作位置U2に操作することで、その操作の継続時間に応
じた任意の高さ位置まで苗植付装置4を手動上昇させる
手動上昇操作を行うことができ、逆に、操作レバー31
を下方の第2操作位置D2に操作することで、その操作
の継続時間に応じた任意の高さ位置まで苗植付装置4を
手動下降させる手動下降操作を行うことができ、又、操
作レバー31を上方の第1操作位置U1に操作すること
で、その操作の解除にかかわらず所定の上限位置まで苗
植付装置4を自動上昇させる自動上昇操作を行うことが
でき、逆に、操作レバー31を下方の第1操作位置D1
に操作することで、その操作の解除にかかわらず植え付
け位置まで苗植付装置4を自動下降させる自動下降操作
を行うことができ、その次に再び操作レバー31を下方
の第1操作位置D1に操作することで、苗植付装置4及
び施肥装置5を作動状態に切り換えることができ、その
後の上方の第1操作位置U1又は第2操作位置U2への
操作レバー31の操作で苗植付装置4を上昇させること
で、苗植付装置4及び施肥装置5を非作動状態に切り換
えることができ、更に、操作レバー31を前方の操作位
置Fに操作することで、左側の線引きマーカ26の作用
姿勢への切り換えを可能にすることができ、逆に、操作
レバー31を後方の操作位置Rに操作することで、右側
の線引きマーカ26の作用姿勢への切り換えを可能にす
ることができるように構成してもよい。 図5及び図6に示すように、操作レバー31を上方
の操作位置Uに操作することで、その操作の解除にかか
わらず所定の上限位置まで苗植付装置4を自動上昇させ
る自動上昇操作を行うことができ、逆に、操作レバー3
1を下方の第1操作位置D1に操作することで、その操
作の解除にかかわらず植え付け位置まで苗植付装置4を
自動下降させる自動下降操作を行うことができ、操作レ
バー31を下方の第2操作位置D2に操作することで、
苗植付装置4及び施肥装置5を作動状態に切り換えるこ
とができ、その後の上方の操作位置Uへの操作レバー3
1の操作で苗植付装置4を上昇させることで、苗植付装
置4及び施肥装置5を非作動状態に切り換えることがで
き、更に、操作レバー31を前方の操作位置Fに操作す
ることで、左側の線引きマーカ26の作用姿勢への切り
換えを可能にすることができ、逆に、操作レバー31を
後方の操作位置Rに操作することで、右側の線引きマー
カ26の作用姿勢への切り換えを可能にすることができ
るように構成してもよい。 操作具31の前後の各操作位置F,Rへの操作で苗
植付装置4及び施肥装置5を作動状態に切り換えるよう
に構成してもよい。 操作具31の配設位置としては種々の変更が可能で
あり、例えば運転座席13の横側方に配設するようにし
てもよい。 水田作業機としては直播機や除草機などであっても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】制御構成を示すブロック図
【図3】操作位置と作動状態の関係を示す図
【図4】第1別実施形態での操作位置と作動状態の関係
を示す図
【図5】第2別実施形態での制御構成を示すブロック図
【図6】第2別実施形態での操作位置と作動状態の関係
を示す図
【符号の説明】
1 走行機体 2 油圧シリンダ 3 リンク機構 4 作業装置 14 搭乗運転部 31 操作具 D1 他方の第1操作位置 D2 他方の第2操作位置 U 一方の操作位置 U1 一方の第1操作位置 U2 一方の第2操作位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部に、油圧シリンダの作動
    で昇降揺動するリンク機構を介して作業装置を昇降自在
    に連結した水田作業機であって、 前記走行機体の搭乗運転部に中立復帰型の操作具を装備
    し、該操作具を一方の第1操作位置に操作すると、その
    操作位置に前記操作具が維持されている間は前記作業装
    置が上昇し、前記操作具を一方の第2操作位置に操作す
    ると前記作業装置が所定の上限位置まで自動上昇し、前
    記操作具を他方の第1操作位置に操作すると、その操作
    位置に前記操作具が維持されている間は前記作業装置が
    下降し、前記操作具を他方の第2操作位置に操作すると
    前記作業装置が所定の作業高さ位置まで自動下降するよ
    うに構成してある水田作業機。
  2. 【請求項2】 走行機体の後部に、油圧シリンダの作動
    で昇降揺動するリンク機構を介して作業装置を昇降自在
    に連結した水田作業機であって、 前記走行機体の搭乗運転部に中立復帰型の操作具を装備
    し、該操作具を一方の第1操作位置に操作すると前記作
    業装置が所定の上限位置まで自動上昇し、前記操作具を
    一方の第2操作位置に操作すると、その操作位置に前記
    操作具が維持されている間は前記作業装置が上昇し、前
    記操作具を他方の第1操作位置に操作すると前記作業装
    置が所定の作業高さ位置まで自動下降し、前記操作具を
    他方の第2操作位置に操作すると、その操作位置に前記
    操作具が維持されている間は前記作業装置が下降するよ
    うに構成してある水田作業機。
  3. 【請求項3】 前記操作具を前記他方の第2操作位置に
    操作した次にその操作位置への2回目の操作が行われる
    と、前記作業装置が作動状態に切り換わるように構成し
    てある請求項1記載の水田作業機。
  4. 【請求項4】 前記操作具を前記他方の第1操作位置に
    操作した次にその操作位置への2回目の操作が行われる
    と、前記作業装置が作動状態に切り換わるように構成し
    てある請求項2記載の水田作業機。
  5. 【請求項5】 走行機体の後部に、油圧シリンダの作動
    で昇降揺動するリンク機構を介して作業装置を昇降自在
    に連結した水田作業機であって、 前記走行機体の搭乗運転部に中立復帰型の操作具を装備
    し、該操作具を一方の操作位置に操作すると前記作業装
    置が所定の上限位置まで自動上昇し、前記操作具を他方
    の第1操作位置に操作すると前記作業装置が所定の作業
    高さ位置まで自動下降し、前記操作具を他方の第2操作
    位置に操作すると前記作業装置が作動状態に切り換わる
    ように構成してある水田作業機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100460649B1 (ko) * 2002-08-12 2004-12-09 가부시끼 가이샤 구보다 무논 작업기
JP2010225180A (ja) * 2010-06-30 2010-10-07 Iseki & Co Ltd 作業車両
JP2010252638A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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