JP3307073B2 - 表皮一体発泡成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

表皮一体発泡成形品の製造方法及び製造装置

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JP3307073B2
JP3307073B2 JP08501894A JP8501894A JP3307073B2 JP 3307073 B2 JP3307073 B2 JP 3307073B2 JP 08501894 A JP08501894 A JP 08501894A JP 8501894 A JP8501894 A JP 8501894A JP 3307073 B2 JP3307073 B2 JP 3307073B2
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保 永谷
哲也 木所
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/58Moulds
    • B29C44/581Closure devices for pour holes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3005Body finishings
    • B29L2031/3023Head-rests

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型内にセットした
所定の袋形状を有する表皮材内に発泡原料を注入して、
その表皮材内で発泡を行う表皮一体発泡成形品の製造方
法及びこの方法の実施に直接使用する製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】表皮一体発泡成形品の製造方法は、例え
ば特開昭63−102914号公報に示されていて、同
公報の製造方法においては、所定の袋形状を有する表皮
材の一部(切り開かれた部分)を外方へ開け拡げて成形
型の一部(下型と中型)により挟むことにより表皮材に
発泡原料を注入可能な矩形の開口部が形成されており、
この開口部は発泡原料が注入された後に成形型の上型に
よって閉じられて発泡が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記した
従来の製造方法においては、成形品を成形型から外した
直後には表皮材の開口部に発泡体の表面が大きく露出し
た状態となり、かかる露出部を成形型により挟んだ表皮
材の一部にて覆うことはできても、露出した発泡体とこ
れを覆う表皮材の一部は非接着の分離した構成であるた
め、両者を後処理工程にて接着剤等で接着させなければ
一体感が得られず外観を損ねる、両者を接着剤等で接着
させる場合には作業コストがアップすることは勿論のこ
と接着部位が外観を損ねるばかりか剥がれるおそれがあ
る、等の問題がある。本発明は、上記した問題に対処す
べくなされたものであり、その主たる目的は表皮一体発
泡成形品の外観を損ねることのない表皮一体発泡成形品
の製造方法及びこの方法の実施に直接使用する製造装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による表皮一体発
泡成形品の製造方法は、成形型内にセットした所定の袋
形状を有する表皮材内に発泡原料を注入して、その表皮
材内で発泡を行う表皮一体発泡成形品の製造方法におい
て、表皮材に予めスリット状の開口を設けるとともに同
スリット状開口に沿って一対の舌片部を設けて、成形型
内への表皮材のセット時に一方の舌片部を成形型の直線
状壁面に沿って係止するとともに他方の舌片部を両舌片
部間に挿通配置した開口プレートに沿って係止し、他方
の舌片部と開口プレートを一方の舌片部から引き離した
状態で発泡原料を注入した後に、他方の舌片部と開口プ
レートを一方の舌片部に押しつけて開口を閉じて発泡を
行うことを特徴とする。
【0005】また、本発明による表皮一体発泡成形品の
製造装置は、少なくとも左右または前後に二分割可能に
構成され所定の袋形状を有しスリット状の開口を設ける
とともに同スリット状開口に沿って一対の舌片部を設け
てなる表皮材を前記スリット状開口を上方として内部に
セット可能で上方に前記両舌片部が通過可能な開口を有
する成形型と、この成形型の一方の上部に一体的に形成
されて前記表皮材の一方の舌片部が沿って設けられる直
線状壁面と、この直線状壁面に設けられて前記表皮材の
一方の舌片部を係止する第1係止手段と、前記表皮材の
スリット状開口内に上下方向にて進退可能に設けられて
前記表皮材の他方の舌片部が沿って設けられる開口プレ
ートと、この開口プレートに設けられて前記表皮材の他
方の舌片部を係止する第2係止手段と、前記開口プレー
トを前記直線状壁面から離すように湾曲変形させる駆動
手段と、前記開口プレートの湾曲変形によって形成され
る前記表皮材の開口部に上下方向にて進退可能に設けら
れて前記表皮材内に発泡原料を注入可能な原料注入ノズ
ルと、前記成形型の他方の上部に前記直線状壁面に向け
て進退可能に配設されて前記開口プレートと前記表皮材
の他方の舌片部を一方の舌片部に向けて押圧可能な押圧
手段とを備えている。
【0006】また、本発明による表皮一体発泡成形品の
製造装置は、少なくとも左右または前後に二分割可能に
構成され所定の袋形状を有しスリット状の開口を設ける
とともに同スリット状開口に沿って一対の舌片部を設け
てなる表皮材を前記スリット状開口を上方として内部に
セット可能で上方に前記両舌片部が通過可能な開口を有
する成形型と、この成形型の一方の上部に一体的に形成
されて前記表皮材の一方の舌片部が沿って設けられる直
線状壁面と、この直線状壁面に設けられて前記表皮材の
一方の舌片部を係止する第1係止手段と、前記直線状壁
面に対向配置されて前記直線状壁面に対して進退可能で
前記表皮材の他方の舌片部が沿って設けられる開口プレ
ートと、この開口プレートに設けられて前記表皮材の他
方の舌片部を係止する第2係止手段と、前記開口プレー
トを前記直線状壁面から退避させる退避手段と、前記開
口プレートの退避動作によって形成される前記表皮材の
開口部に上下方向にて進退可能に設けられて前記表皮材
内に発泡原料を注入可能な原料注入ノズルと、前記成形
型の他方の上部に前記直線状壁面に向けて進退可能に配
設されて前記開口プレートと前記表皮材の他方の舌片部
を一方の舌片部に向けて押圧可能な押圧手段とを備えて
いる。前記第2係止手段は前記押圧手段に設けられてい
てもよく、また前記開口プレートが弾性部材で形成され
て退避動作時に前記スリット状開口に沿って湾曲変形可
能であってもよい。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明による表皮一体発泡成形品
の製造方法においては、所定の袋形状を有する表皮材に
予めスリット状の開口を設けるとともに同スリット状開
口に沿って一対の舌片部を設けて、成形型内への表皮材
のセット時に一方の舌片部を成形型の直線状壁面に沿っ
て係止するとともに他方の舌片部を両舌片部間に挿通配
置した開口プレートに沿って係止し、他方の舌片部と開
口プレートを一方の舌片部から引き離した状態で発泡原
料を注入した後に、他方の舌片部と開口プレートを一方
の舌片部に押しつけて開口を閉じて発泡を行うようにし
たため、成形型を開らくとともに開口プレートを外して
成形品を成形型から外した状態では、開口プレートによ
って発泡体に形成される細い溝が表皮材の両舌片部間に
存在するだけで発泡体の表面は全て表皮材の内側面に接
着していて露出していない。したがって、その後に表皮
材の両舌片部を発泡体に形成された細い溝内に折り込ん
で納めれば、発泡体の表面が全て表皮材の内側面に接着
していて一体感があり、かつ表皮材の両舌片部を折り込
むことにより形成される筋が一本有るだけの外観のすっ
きりした表皮一体発泡成形品が完成する。
【0008】また、本発明による表皮一体発泡成形品の
製造装置においては、成形型の分割開閉動作と、表皮体
における各舌片部の第1及び第2係止手段による係止・
解除作業と、開口プレートの進退動作と、原料注入ノズ
ルの進退動作及び発泡原料の注入と、押圧手段の進退動
作が適宜順序で行われるようにすることにより、上記し
た製造方法で成形品を成形型から外すまでの工程を短時
間に効率よく行うことができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は成形型10の固定型11に所定の袋形
状を有するヘッドレスト表皮材Aと門形のヘッドレスト
ステーBをセットした状態を示していて、ヘッドレスト
表皮材Aには図8にて示したようにヘッドレストステー
Bの脚部b1,b2が貫通する一対の挿通孔a1,a2
が設けられるとともにスリット状の開口a3(図1では
ヘッドレスト表皮材Aがたるんでいてスリット状として
表れていない)が設けられており、このスリット状開口
a3に沿って一対の舌片部a4,a5が設けられてい
る。なお、一方の舌片部a4には図8にて示したように
中央と左右に係止孔(スリット孔で実施することも可能
である)が設けられ、また他方の舌片部a5には一方の
舌片部a4に設けた係止孔の各中間部位に対応して一対
の係止孔(スリット孔で実施することも可能である)が
設けられている。
【0010】固定型11は、図1及び図10にて示した
ように、所定形状の成形凹所11aが形成されるととも
に、上部に直線状壁面11bと一対の切欠11c,11
dが形成されている。直線状壁面11bは、立壁11b
1と傾斜壁11b2によって構成されていて、傾斜壁1
1b2には図11に示したようにヘッドレスト表皮材A
における一方の舌片部a4をその中央と左右の係止孔に
て係止する茸形状の係止ピン12,13,14が突設さ
れており、一方の舌片部a4が所定の位置に位置決固定
されて直線状壁面11bに沿って設けられるようになっ
ている。一対の切欠11c,11dは、ヘッドレスト表
皮材AとヘッドレストステーBを固定型11に着脱する
ときにヘッドレストステーBの脚部b1,b2が通るも
のであり、着脱方向(図1の左右方向)に設けられてい
る。なお、図1の状態ではヘッドレストステーBが両脚
部b1,b2の上部にてクランプ装置(図示省略)によ
ってクランプ保持されるようになっている。
【0011】図2は図1の状態から下降してきた開口プ
レート20にヘッドレスト表皮材Aの舌片部a5をセッ
トした状態を示していて、開口プレート20は、図11
及び図12にて示したように、弾力性があって発泡ウレ
タンが接着しない素材によって上部が下部に比して幅広
となるように形成されていて、上部両端にて各シリンダ
21,22によって進退駆動される一対のクランプ2
3,24によって平板状に挟持された状態にて昇降装置
(図示省略)により固定型11に対して上下動されるよ
うに構成されており、図2の下動状態では下部がスリッ
ト状開口a3内に所定量侵入して全体が一対の舌片部a
4,a5に沿うようになっている。また、開口プレート
20には、ヘッドレスト表皮材Aにおける他方の舌片部
a5を左右の係止孔にて係止する茸形状の係止ピン2
5,26が突設されており、他方の舌片部a5が所定の
位置に位置決固定されて常に開口プレート20の形状に
沿って設けられるようになっている。
【0012】図3は図2の状態から成形型10の可動型
15を型開閉装置(図示省略)によって移動させて固定
型11に合わせた状態を示していて、可動型15には所
定形状の成形凹所15aが形成されるとともに、図11
に示したように上部に前記両舌片部a4,a5が通過可
能な矩形の開口15bが形成されている。また、可動型
15の上には、開口15bの幅(図11の上下方向長
さ)より長い押圧プレート30が固定型11の直線状壁
面11bに向けて進退可能に配設されている。押圧プレ
ート30は、一対のシリンダ31,32によって進退駆
動されるように構成されていて、先端部には固定型11
の直線状壁面11bにおける立壁11b1に対応する立
壁30aと開口プレート20に設けた係止ピン25,2
6との干渉を防ぐために設けた傾斜壁30bが形成され
ている。
【0013】図4は図3の状態から両クランプ23,2
4をシリンダ21,22により近接させて開口プレート
20を湾曲変形させた状態を示していて、図11,図1
2にて示したように開口プレート20の湾曲方向を固定
型11の直線状壁面11bから離す方向とするように各
クランプ23,24の一側に傾斜面23a,24aが形
成されている。図4の状態では、開口プレート20の湾
曲変形によってヘッドレスト表皮材Aにおける他方の舌
片部a5が湾曲変形されて、スリット状開口a3が発泡
ウレタンの原料を注入するための原料注入ノズル40
(図5,図11参照)を挿通可能な三日月形状とされ
る。
【0014】図5は図4の状態から下降してきた原料注
入ノズル40を通して発泡ウレタンの原料が注入されて
いる状態を示していて、原料注入ノズル40は昇降装置
(図示省略)により上下動されるように構成されてい
て、図5に示した下動位置にて規定量の発泡ウレタン原
料がヘッドレスト表皮材A内に噴射注入されるようにな
っている。なお、図5ではクランプ23が図面上で原料
注入ノズル40と重なってみにくくなるため図示省略し
てある。
【0015】図6は図5の状態から原料注入ノズル40
が上方へ退避されるとともに両クランプ23,24が両
シリンダ21,22によって退避されて開口プレート2
0が平板状とされた後に両シリンダ31,32によって
押圧プレート30が押動されて保持されている状態を示
していて、この状態ではヘッドレスト表皮材Aのスリッ
ト状開口a3に開口プレート20が介在した状態にて押
圧プレート30と固定型11の立壁11b1により両舌
片部a4,a5と開口プレート20が挟持されてヘッド
レスト表皮材Aの開口が閉じられており、かかる状態に
てヘッドレスト表皮材A内では発泡が行われるようにな
っている。このため、発泡ウレタンCがヘッドレスト表
皮材Aの開口から漏れ出すことはない。
【0016】図7は図6の状態から押圧プレート30が
両シリンダ31,32によって退避されるとともに可動
型15が移動されて二分割の成形型10が開放され、ま
たヘッドレスト表皮材Aの舌片部a5を開口プレート2
0の係止ピン25,26から外した状態で開口プレート
20が上方へ退避した状態を示していて、この状態では
ヘッドレスト表皮材Aのスリット状開口a3に対応して
表皮材A内に侵入した開口プレート20によって所定深
さの細い溝Sが発泡ウレタンCに形成される。
【0017】図8は図7の状態からヘッドレスト表皮材
Aの舌片部a4を固定型11の係止ピン12,13,1
4から外すとともにヘッドレストステーBのクランプ装
置によるクランプを解いて固定型11から表皮一体発泡
成形品を外した状態を示していて、この状態の両舌片部
a4,a5を指でスリット状開口a3を通して細い溝S
内に折り込んで納めることにより図9にて示したように
完成品が製作される。
【0018】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、図1〜図12に示した製造装置を用いて、
図1〜図9の各工程を経て表皮一体発泡成形品が製造さ
れるようになっており、図7及び図8の状態では、開口
プレート20によって発泡ウレタンCに形成される細い
溝Sが表皮材Aの両舌片部a4,a5間に存在するだけ
で発泡ウレタンCの表面は全て表皮材Aの内側面に接着
していて露出していない。したがって、その後に表皮材
Aの両舌片部a4,a5を発泡ウレタンCに形成された
細い溝S内に折り込んで納めれば、図9にて示したよう
に発泡ウレタンCの表面が全て表皮材Aの内側面に接着
していて一体感があり、かつ表皮材Aの両舌片部a4,
a5を折り込むことにより形成される筋が一本有るだけ
の外観のすっきりした表皮一体発泡成形品が完成する。
【0019】上記実施例においては、図4及び図11に
て示したように、両クランプ23,24をシリンダ2
1,22により近接させて開口プレート20を湾曲変形
させるようにしたが、図13にて示したように、開口プ
レート20をその中間部にて単一のシリンダ29により
図示左右方向にて押動・退避可能として、開口プレート
20をシリンダ29にて引っ張って退避させることによ
り、開口プレート20を湾曲変形させてヘッドレスト表
皮材Aにおける他方の舌片部a5を湾曲変形させ、スリ
ット状開口a3が上記実施例と同様に三日月形状とされ
るようにして実施することも可能である。
【0020】また、図13の実施例においては、開口プ
レート20がシリンダ29によって押動・退避されるよ
うに構成したが、図14にて示したように、開口プレー
ト20が圧縮コイルスプリング28によって退避され押
圧プレート30を駆動するシリンダ31,32によって
押圧プレート30と同時に押動されるように構成して実
施することも可能である。また、上記実施例において
は、開口プレート20に係止ピン25,26を設けて実
施したが、図14にて示したように、押圧プレート30
に同様の機能を有する係止ピン35,36を設けて実施
することも可能であり、図14に示した実施例において
は、固定型11に設けた係止ピン12,13,14と上
記した係止ピン35,36が共に立壁に設けられている
ため、開口プレート20に各係止ピンとの干渉を防止す
るための干渉防止孔(図示省略)を設ける必要がある。
【0021】また、上記各実施例においては、表皮材の
各舌片部を係止する係止手段として茸形状の係止ピンを
採用したが、かかる係止手段としては種々なものが採用
可能であり、例えば表皮材がファブリックである場合に
はマジックファスナーを採用することも可能であって、
この場合には表皮材に係止孔やスリット等の加工を必要
としない。また、上記各実施例においては、成形型とし
て二分割可能な成形型10を採用したが、三個以上に分
割可能な成形型を採用して本発明を実施することも可能
である。また、上記各実施例においては、表皮一体発泡
成形品がヘッドレストである場合について説明したが、
本発明は他の表皮一体発泡成形品にも同様に実施できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成形型の固定型にヘッドレスト表皮材とヘッ
ドレストステーをセットした状態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】 図1の状態から下降してきた開口プレートに
ヘッドレスト表皮材の他方の舌片部をセットした状態を
示す縦断側面図である。
【図3】 図2の状態から成形型の可動型を型開閉装置
によって移動させて固定型に合わせた状態を示す縦断側
面図である。
【図4】 図3の状態から開口プレートを湾曲変形させ
た状態を示す縦断側面図である。
【図5】 図4の状態から下降してきた原料注入ノズル
を通して発泡ウレタンの原料が注入されている状態を示
す縦断側面図である。
【図6】 図5の状態から原料注入ノズルが上方へ退避
されるとともに開口プレートが平板状とされた後に押圧
プレートが押動されて保持されている状態を示す縦断側
面図である。
【図7】 図6の状態から押圧プレートを退避させると
ともに可動型を移動させて成形型を開放し、またヘッド
レスト表皮材の他方の舌片部を開口プレートの係止ピン
から外した状態で開口プレートを上方へ退避させた状態
を示す縦断側面図である。
【図8】 図7の状態からヘッドレスト表皮材の他方の
舌片部を固定型の係止ピンから外すとともにヘッドレス
トステーのクランプ装置によるクランプを解いて固定型
から表皮一体発泡成形品を外した状態を示す斜視図であ
る。
【図9】 図8の状態から両舌片部を指でスリット状開
口を通して発泡ウレタンの細い溝内に折り込んで納めて
完成したヘッドレストの斜視図である。
【図10】 図1〜図7に示した固定型の部分平面図で
ある。
【図11】 図5に示した状態の平面図である。
【図12】 図11に示した開口プレートとクランプと
シリンダの関係を示す部分斜視図である。
【図13】 本発明の変形例を示す図5に相当する縦断
側面図である。
【図14】 本発明の他の実施例を示す図4に相当する
縦断側面図である。
【符号の説明】
10…成形型、11…固定型、11b…直線状壁面、1
2,13,14…係止ピン(第1係止手段)、15…可
動型、15b…開口、20…開口プレート、21,22
…シリンダ(駆動手段)、25,26…係止ピン(第2
係止手段)、28…圧縮コイルスプリング(退避手
段)、29…シリンダ(退避手段)、30…押圧プレー
ト、31,32…シリンダ、40…原料注入ノズル、A
…表皮材、a3…スリット状開口、a4,a5…舌片
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鯉江 和成 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラ コ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−188214(JP,A) 特開 平5−278048(JP,A) 実開 昭63−60611(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/00 - 39/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型内にセットした所定の袋形状を有
    する表皮材内に発泡原料を注入して、その表皮材内で発
    泡を行う表皮一体発泡成形品の製造方法において、表皮
    材に予めスリット状の開口を設けるとともに同スリット
    状開口に沿って一対の舌片部を設けて、成形型内への表
    皮材のセット時に一方の舌片部を成形型の直線状壁面に
    沿って係止するとともに他方の舌片部を両舌片部間に挿
    通配置した開口プレートに沿って係止し、他方の舌片部
    と開口プレートを一方の舌片部から引き離した状態で発
    泡原料を注入した後に、他方の舌片部と開口プレートを
    一方の舌片部に押しつけて開口を閉じて発泡を行うこと
    を特徴とする表皮一体発泡成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも左右または前後に二分割可能
    に構成され所定の袋形状を有しスリット状の開口を設け
    るとともに同スリット状開口に沿って一対の舌片部を設
    けてなる表皮材を前記スリット状開口を上方として内部
    にセット可能で上方に前記両舌片部が通過可能な開口を
    有する成形型と、この成形型の一方の上部に一体的に形
    成されて前記表皮材の一方の舌片部が沿って設けられる
    直線状壁面と、この直線状壁面に設けられて前記表皮材
    の一方の舌片部を係止する第1係止手段と、前記表皮材
    のスリット状開口内に上下方向にて進退可能に設けられ
    て前記表皮材の他方の舌片部が沿って設けられる開口プ
    レートと、この開口プレートに設けられて前記表皮材の
    他方の舌片部を係止する第2係止手段と、前記開口プレ
    ートを前記直線状壁面から離すように湾曲変形させる駆
    動手段と、前記開口プレートの湾曲変形によって形成さ
    れる前記表皮材の開口部に上下方向にて進退可能に設け
    られて前記表皮材内に発泡原料を注入可能な原料注入ノ
    ズルと、前記成形型の他方の上部に前記直線状壁面に向
    けて進退可能に配設されて前記開口プレートと前記表皮
    材の他方の舌片部を一方の舌片部に向けて押圧可能な押
    圧手段とを備えた表皮一体発泡成形品の製造装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも左右または前後に二分割可能
    に構成され所定の袋形状を有しスリット状の開口を設け
    るとともに同スリット状開口に沿って一対の舌片部を設
    けてなる表皮材を前記スリット状開口を上方として内部
    にセット可能で上方に前記両舌片部が通過可能な開口を
    有する成形型と、この成形型の一方の上部に一体的に形
    成されて前記表皮材の一方の舌片部が沿って設けられる
    直線状壁面と、この直線状壁面に設けられて前記表皮材
    の一方の舌片部を係止する第1係止手段と、前記直線状
    壁面に対向配置されて前記直線状壁面に対して進退可能
    で前記表皮材の他方の舌片部が沿って設けられる開口プ
    レートと、この開口プレートに設けられて前記表皮材の
    他方の舌片部を係止する第2係止手段と、前記開口プレ
    ートを前記直線状壁面から退避させる退避手段と、前記
    開口プレートの退避動作によって形成される前記表皮材
    の開口部に上下方向にて進退可能に設けられて前記表皮
    材内に発泡原料を注入可能な原料注入ノズルと、前記成
    形型の他方の上部に前記直線状壁面に向けて進退可能に
    配設されて前記開口プレートと前記表皮材の他方の舌片
    部を一方の舌片部に向けて押圧可能な押圧手段とを備え
    た表皮一体発泡成形品の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第2係止手段が前記押圧手段に設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載の表皮一体
    発泡成形品の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記開口プレートが弾性部材で形成され
    て退避動作時に前記スリット状開口に沿って湾曲変形可
    能であることを特徴とする請求項3に記載の表皮一体発
    泡成形品の製造装置。
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