JP3303139B2 - Rds情報を用いてラジオ受信機を同調する方法 - Google Patents

Rds情報を用いてラジオ受信機を同調する方法

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JP3303139B2
JP3303139B2 JP50595292A JP50595292A JP3303139B2 JP 3303139 B2 JP3303139 B2 JP 3303139B2 JP 50595292 A JP50595292 A JP 50595292A JP 50595292 A JP50595292 A JP 50595292A JP 3303139 B2 JP3303139 B2 JP 3303139B2
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ベツカー アウトラデイオベルク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J1/00Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general
    • H03J1/0008Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor
    • H03J1/0058Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor provided with channel identification means
    • H03J1/0066Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor provided with channel identification means with means for analysing the received signal strength

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はRDS情報を利用し、好ましくは単一の受信部
を用いてマイクロコンピユータ制御によるラジオ受信機
を、同一の番組を送信する複数の発信局のうちの受信特
性条件を最適に充たす1局に同調させる方法に関する。
本発明による方法は特に移動ラジオ受信機、特にカーラ
ジオに対する使用を企図している。
(背景技術) RDS情報を利用することにより、単一の受信部を有す
るラジオ受信機の受信特性の条件を最適にするように同
一の番組を送信する複数の発信局のうちの1局に自動的
に同調させることが可能になつた。またRDS情報を用い
ることにより、2個の受信部を有するラジオ受信機が容
易に得られ、一方の受信部はRDS情報で伝達される代替
発信局周波数のチエツクに連続的に関与させ得る。
RDS情報流に含まれる代替発信局の周波数から最良の
受信特性を実際に呈する周波数を選択可能にするため、
各代替発信局周波数をチエツクする必要がある。最大40
の代替発信局周波数が各々の場合で設定される発信局に
対し識別することになるので、全ての周波数のチエツク
には相当長時間が必要になる。発信局からの受信特性は
電界強度および受信の際のノイズ発生(マルチパス受
信、隣接チヤンネルおよびコチヤンネルノイズ)を示す
他の信号に基づいて比較的迅速に測定できるが、チエツ
クのために設定される発信局の一致コードの決定には最
大1秒の時間がかかる。一方受信部がランダムに重なる
ため不明確さを生じ、一致コードのチエツクが必要にな
る。特殊な受信特性に伴い発信局が瞬間的に同調される
場合、および異なるRDS情報流内に含まれる所定の周波
数で番組が受信され得、このとき発信局の代替周波数が
情報流に含まれる。
受信特性およびRDS情報流に示される全ての代替周波
数の一致コードのチエツクに相当の時間が必要になるの
で、特に移動ラジオ受信機では同調された発信局からの
受信特性が瞬間的に劣化し、代替発信局のチエツクの際
に得られる情報は代替周波数の同調が必要となる時点で
通用する情報ではなくなる問題がある。この問題は単一
の受信部を有するラジオ受信機では極めて短時間で切り
替えが妨害されることなく代替周波数に同調させる必要
があるので特に重大になる。一致コードのチエツクはラ
ジオ受信機が十分な受信特性に必要な少なくとも数百ミ
リ秒の時間の間代替周波数に同調され維持されるときの
みに可能である。
(発明の開示) 本発明によれば、単一受信部ないしは2個の受信部を
持つラジオ受信機の双方に適用でき、特に単一受信部の
みを有した移動ラジオ受信機に採用することが望まし
い、RDS情報を利用してマイクロコンピユータ制御のラ
ジオ受信機を同調させる方法が提供される。本発明はRD
S情報流に含まれる代替周波数への同調の際受信特性条
件を実際に最適に満足する代替周波数の選択は確立され
た受信特性評価情報および一致コードが動的に処理され
る場合相当に改良し得るという概念を基礎としている。
RDS情報流から得られた情報は先ず代替発信局の表に記
憶される。表に保持された同調周波数で発信局への同調
が生じると直ちに、受信特性評価情報がこの周波数に関
連付けて記憶される。表の代替周波数の一つに同調する
際、各々の場所で記憶された受信特性評価情報からの優
先順位が考慮される。一方この優先順位は常に保持され
ている。各代替周波数に対し、その時点の特性情報は情
報がどの程度新しいかを反映する代替発信局の表にこの
代替周波数、特に受信特性評価情報および一致コードに
関連付けて記憶される。代替発信局の表内の優先順位の
決定にも現在の特性情報が識別される。例えば多様な受
信特性およびこれに対応する一致コードを示す表に記憶
される所定の時点で測定された代替周波数は測定が依然
現在的である、即ち数秒以前に行われるとき、不良受信
特性が測定された代替周波数以下の数分内で優先順位が
決定され得る。
表に記憶された代替周波数の中から選択される際、一
致コードは特に重要である。また所望しない番組を送信
する発信局への切り替えは避ける必要がある。一方特に
各代替周波数の一致コードを得るには多くの時間が必要
になる。従つて本発明の特定の実施例によれば、少なく
とも2つのグループに分けた代替発信局の表内で選択さ
れ、第1のグループには一致コードがチエツク時に好適
であると判別される優先順位の高い代替周波数が含まれ
る。ここで受信特性評価情報が良好な受信特性を示す場
合でも一致コードが未知のもの、あるいは誤つた一致コ
ードが確認された全ての代替周波数は優先順位が低く設
定される。代替周波数を代替発信局の表のグループに割
り当てる際にも、その時の特性情報が優先的に識別され
る。従つて最高の優先順位のものが正しいと識別された
一致コードにみではなく、通用する情報にも左右され
る。またこれに相応する一致コードが識別されるので、
例えば10分間経過すると、この情報は不要とみなされ、
関連する代替周波数は第1のグループから除去され、低
位のグループに分類される。
特に単一の受信部を有するラジオ受信機の切り替え数
を最小にするため、代替発信局の表からの代替周波数の
チエツクはこのとき同調される発信局が所定の最小受信
特性を有する場合第1のグループに限定される。次に別
のグループに属する代替周波数の一つにより良好な受信
特性およびこれに相応する一致コードを示すことは相対
的に困難になる。
第1のグループに含まれる代替周波数では一致コード
の信頼性が極めて高い。本発明の別の実施例によれば、
第1のグループにおける代替周波数の一つへの切り替え
を行うときに一致コードのチエツクを不要にし得る。一
致コードのチエツクを無視し得るとき、受信特性の測定
を極めて迅速に行うことができ、外乱(ノイズ)として
殆ど聞こえないので、第1のグループに含まれる代替周
波数を極めて高い頻度でチエツク可能である。
一致コードに関連して確実な情報が得られない代替周
波数に同調するとき、望まない番組を確実に聴取不可能
にするには消音が必要である。本発明の特定の実施態様
によれば、確実な一致コードを得る代替周波数の1への
切り替えを行うとき、一致コードがチエツクされる間消
音は行われない。これにより消音により可聴受信の妨害
が防止される。第1のグループの代替周波数は一致コー
ドを介し確実で依然として通用する情報に関連し入手し
得る代替周波数のみを示しているので、第1のグループ
の代替周波数への切り替えが行われる毎に一致コードを
チエツクするときに消音動作が行われる。
同調された受信周波数から代替周波数の一つへの切り
替え毎に、僅かながら可聴受信が中断される。従つて可
能であれば代替周波数への切り替えをできる限り少ない
回数のみ行う必要がある。一方通用中の発信局周波数の
受信特性は依然として許容しうるので、通用中の周波数
より大幅に良好な受信周波数となる代替周波数をチエツ
クすることを確実にする必要がある。従つて本発明の別
の実施例によれば、以下の方法で形成されるしきい値以
下となるときに測定された受信特性評価情報の関数とし
て代替周波数を比較することにより、最良の受信特性か
どうか現在同調している発信局周波数がチエツクされ
る。しきい値は a) 設定値をこの現行の発信局周波数にするとき測定
された受信特性評価情報を所定の時間平均化する、 b) 得られた平均値を所定量低減する、 c) この低減した平均値から経過時間と共に実質的に
上昇され数分間低減されない平均値に再び到達可能にす
る ことにより形成される。
最適の受信特性に起因する特定の発信局周波数への各
設定は一時的なものにし得よう。しきい値は最初受信特
性評価情報の測定された平均値より所定量だけ低く設定
される。このような他の代替周波数の新たなチエツクは
ある発信局周波数への設定の直後になる。一方しきい値
は時間と共に連続的に増加する。常時測定した受信特性
評価情報がしきい値と比較される。受信特性は同一に維
持されるか、良好あるいは不良状態になる。しきい値以
下になると他の代替周波数への切り替えになる。一方こ
の切り替えは別の基準が満足されるまで、即ち受信特性
が瞬間的に干渉される(ノイズ)と実行され得ない。マ
ルチパス受信のため受信特性が短時間悪化するため、特
にノイズの付与が好適である。これに関連する受信ノイ
ズは代替周波数への切り替えに利用可能である。
切り替えを行う代替周波数の一致コードが既知であ
り、依然として適用するとき、一致コードがチエツクさ
れている間消音が生じず、従つてこれに関連する代替周
波数の受信特性が十分であるとき、受信時のノイズも可
聴受信時の切り替えも問題にならない。
時間と共にしきい値を迅速に増加させることは、しき
い値を迅速に増加させる程現在同調される発信局の受信
特性が良好となるので、特に有用である。このように比
較的良好な受信特性の発信局によつて、一層良好な受信
特性となる長期間に亙る代替周波数への同調が阻止され
るようなことが避けられる。
従つて代替周波数の最適条件へ切り替えがなされ、次
の代替周波数がチエツクされた後、更に夫々のチエツク
後新たな優先順位の代替周波数が確認され、これらの代
替周波数は新たな優先順位に応じて代替発信局の表内に
分類される。次いで通常表内の一つの代替周波数、即ち
表内の優先順位の最も高い代替周波数をチエツクするこ
とにより、この環境での最適の受信特性となる。一致コ
ードが既知で正しく且つ依然として通用する代替周波数
の第1のグループとは別に、更に2個のグループを形成
することが好ましい。即ち第2のグループには一致コー
ドが未知であるか、適用でないかあるいは適正と識別さ
れ、その時点の特性情報には不要と考えられる代替周波
数が含まれ、第3のグループには一致コードが適正でな
いものとして識別され、そのときの特性情報が不要と考
えられない第替周波数が含まれることになる。
本発明の他の利点と特徴とを添付図面に沿つて以下に
説明する。
(図面の簡単な説明) 第1図は本発明による方法を実施するラジオ受信機の
ブロツク図、第2図は本発明による方法に使用される第
1の表、第3図は本発明による方法に使用される第2の
表、第4a図〜第4d図は代替発信局への切り替え基準を説
明する図、第5a図〜第5d図は代替周波数をチエツクする
ためのフローチヤートである。
(発明を実施するための最良の形態) 通常の構成のラジオ受信機には、第1図に示すように
アンテナ信号を入力するチユーナ10と中間周波数部12と
中間周波数部12の出力部からのMPX信号を入力するステ
レオデコーダ14とスピーカ20、22を駆動する増幅段16、
18とが包有される。一方ノイズ検出器24の入力部には、
MPX信号の外に電界強度信号FSと受信したマルチパス受
信ノイズの存在を示す信号MPとが入力される。
ラジオ受信機を制御するため、マイクロプロセツサ26
が具備される。このマイクロプロセツサ26にノイズ検出
器24の出力信号ST及び電界強度信号FSが入力される。マ
イクロプロセツサ26はチユーナ10の同調信号ASTを出力
する。ROM28およびPROM30はマイクロプロセツサ26と共
にマイクロコンピユータを形成する。このマイクロコン
ピユータには更に表示装置32およびオペレータ用のキー
パツド34が接続される。
本発明の構成を更に詳述するに、いまラジオ受信機が
スイツチオンされ、一方代替周波数に関する情報はまだ
存在していないものとする。ここで例えばキーパツド34
上の放送局キーを押してチユーナ10が所望の番組に設定
されると、直ちに57kHzの副搬送波を介しRDS情報が番組
に加えられ、連続するバイナリ情報流として受信され
る。殊にこの情報流にはそのとき設定された受信周波数
に対する代替周波数(AF)とそのとき設定された発信局
の一致コード(PI)とが含まれる。そのとき設定された
発信局の一致コードすなわちPIコードは一般にこれに相
応する受信周波数の最初の設定後数百ミリ秒で得られ
る。本発明によれば、情報流を介して受信された代替周
波数が第2図に示す第1の表のように記憶される。更に
各受信周波数に対するPIコードは長時間記憶され得るこ
とが望まれる。且つまたこの第1の表において所定の初
期値を有するPIコードが得られ、次にほぼ10分の時間内
に零まで連続的に減少されて、作動されたカウンタによ
り、各代替周波数が指定される。従つて各代替周波数の
カウント値はその時点の一致コード情報がどのように対
応する代替周波数に関連するかの目安になる。加えて第
2図に示す第1の表にはPIコードのレス有意ビツト(LS
B)と別にモア有意ビツト(MSB)が記憶される。
第2図に示す第1の表では、RDS情報流により示され
るすべての代替周波数が受信に関わる制限なしに、その
ときの設定受信周波数に応じて記憶される。この表はマ
イクロコンピユータのROM28内に読み込まれる。現在入
手され得るマイクロコンピユータとは別に、必須の代替
周波数より多くの代替周波数を保有可能な比較的大きな
RAMを有するマイクロコンピユータも必要に応じて採用
可能である。ラジオ受信機が付勢された直後、先ずその
とき設定されている発信局のPIコードおよび付勢後に点
検された他の幾つかの発信局のみが使用される。表に示
された他の代替周波数に属するPIコードは十分に長い期
間中これら周波数に同調してPIコードが受信されると直
ちに記憶される。
第2図に示す第1の表の他に、第3図に示す如き別の
表をROM28に形成し得る。別の発信局の表としてのこの
第3図の表には、第2図に示す第1の表に記憶された各
代替周波数に加え、特性の評価に関する情報とフラグと
カウンタとの項目が付加されている。
受信特性評価の情報は電界強度信号FSとノイズの程度
を示す信号STとの間の差として作成される。この受信特
性評価情報を記憶するため、バイトが使用される。この
結果FFHと00Hとの間の値を記憶し得ることになる。ノイ
ズ検出器24(第1図参照)で執られる質評価は電界強
度、コチヤンネル、隣接チヤンネルおよびマルチパス受
信に因る各々のノイズの目安をアナログ信号で示す。更
に主な結果としてのマルチパス受信ノイズの、但しコチ
ヤンネルおよび隣接チヤンネルノイズをも含む目安とし
て生じる信号MPが得られる。この信号はほゞ電界強度に
左右されない。周波数の可聴質を評価可能にするため、
質信号はマルチパス信号ノイズ信号によつて低減され
る。この結果は第3図に示す第2の表内の受信特性評価
情報として記憶される。
フラグは8ビツトからなり、各ビツトは以下のように
指定されている。
a) 最初のビツトはPIコードをチエツクする際消音す
る必要のあるときにセツトされる。
b) 2番目のビツトはPIコードがチエツクされ正しい
ことが判明するとセツトされる。
c) 3番目のビツトはPIコードが正しくないことが認
識され、PIコードに関する情報が得られないときにセツ
トされる。
d) 4番目のビツトは周波数が代替周波数の場合セツ
トされる。
e) 5番目のビツトは周波数が既にチエツクされたと
きにセツトされる。
残りの3個のビツトは使用されず、他の目的に利用さ
れる。
ラジオ受信機の動作中に同調周波数が変更された場
合、そのときの同調周波数と別の周波数が表に残るが、
フラグの4番目のビツト(代替周波数)はセツトされな
い。
従つて、情報(PIコードが正しいか否かの)は一連の
発信局の外の同調周波数として保持され得る。代替周波
数の1に変更される度に、その時点の同調周波数と代替
周波数が表に記憶されていない限り、別の発信局の表に
入力される。周波数の入力毎に、その時点のPIコードが
第2図の第1の表に保持されたこの周波数のPIコードと
比較される。両方のPIコードが同じで対応する第1の表
(第2図)のカウンタが完全に減少されないときは、2
番目のビツト(PIコードが正しい)がセツトされる。
一方カウンタが既に零まで減少されているとき、ある
いはPIコードが第1の表の相応する周波数に対し未だ入
力されてないときは、フラグの2個のビツトのいずれも
がセツトされない。この周波数に関して、PIコードに対
する安全情報は得られない。
カウント値に関係なく比較するコードが一致した場
合、第1のビツトがセツトされ、PIコードがチエツクさ
れている間消音は実行されず、次のこの周波数に切り替
えられる。
各々の周波数入力に対し、2〜3秒毎に減少されるカ
ウンタが別の発信局の表に与えられる。別の発信局の表
の取り扱いを最適且するため、距離に関する信号が移動
ラジオ受信機(カーラジオ)に対し使用され、これによ
りカウンタが減少され得る。
既に得られているPIコードに関する情報なしに、その
時点で最適の周波数として確立されると、チユーナがこ
の周波数にセツトされた後PIコードがチエツクされる。
所定の期間内で正しいPIコードを受信する必要があり、
受信されないときは3番目のビツト(PIコードが正しく
ない)がこの周波数の属するフラグにセツトされ、この
システムが再び第1の同調周波数に切り替えられる。
受信条件が良好でないとき正しいPIコードを持たない
周波数が確立することを避けるため、未知のPIコードを
有した周波数がセツトされ、このPIコードに関しチエツ
クできる特性を持つような最小しきい値が使用される。
約1秒以内に設定周波数に対しPIコードが受信され
ず、この周波数に属するカウンタが別の発信局の表内で
既に零まで減少されているときは、この値がFFHにセツ
トされる反面、フラグの3番目のビツト(PIコードは正
しくない)がセツトされず、システムは再び最初の同調
周波数に切り替えられる。
この周波数が反復同調動作を経てその時の最適の周波
数として評価されると、これに属するカウンタが以前に
零より大きな値を有していた場合、この特性は第1のし
きい値より大きな第2のしきい値を越える必要がある。
従つてこの周波数がセツトされチエツクされる。ここで
正しいPIコードが約1秒以内に受信されないときは、フ
ラグの3番目のビツト(PIコードは正しくない)がセツ
トされ、システムは再び最初の同調信号に切り替えられ
る。
一方。上述の動作時に早期に正しいPIコードを有した
代替周波数が受信されることになる。即ち代替周波数が
受信状態の悪いときに得られ、この悪い受信状態下で正
しいPIコードを有した周波数が正しくないものとして誤
つて判断されることが防止され得ることになる。
正しいPIコードを有した同調周波数が存在し、切り替
えを行う前に、カウンタ動作に代えて、マルチパス受信
ノイズの存在を示す値が入力され得る。このときチエツ
クされる周波数の質が確立されると、チエツクに必要な
数ミリ秒以内にマルチパス受信ノイズに関する判別がで
きるので、この値は測定された質から減算される。一
方、マルチパス受信ノイズを示すこの値は設定される周
波数に対し不要となるので、2〜3秒毎に減少される。
一度関連する全て代替周波数のチエツクが完了する
と、別の発信局の表が再び分類される。例えば再分類で
3つのグループが形成され得る。第1のグループは優先
順位が最も高いもので、対応するカウンタが零まで減少
されていない限りフラグの2番目のビツト(PIコードが
正しい)がセツトされる全ての代替周波数を示す。第2
のグループは第1と第3の優先順位の間にあり、フラグ
の2番目あるいは3番目のビツトがセツトされるか否
か、即ちPIコードが未知であるか、あるいは適正でない
と判別される全ての代替周波数を示す。ここで第2のグ
ループの分類はこれに相応するカウンタが既に零まで減
少されたときにのみ存在することいなることが理解され
よう。
第3のグループはフラグの3番目のビツトがセツトさ
れる、即ちPIコードが正しくないと判別され、これに相
応するカウンタが零まで減少された代替周波数を示すこ
とになる。従つて一致コードは依然としてその時点のも
のとして分類できる。
各グループ内における優先順位は特性を評価する情報
の値により決定され、良好な受信結果になる可能性の最
も高い代替周波数が先ずチエツクされる。
本発明の方法により代替周波数の表を動的に処理する
方法を上述したが、次にその基準としてシステムを代替
周波数の一つに同調するか否かを決定する方法について
第4a図〜第4d図に沿い説明する。
第4a図〜第4d図において、縦軸にはその時設定されて
いる発信局の受信特性評価情報のQ値、横軸には時間t
をとつてある。Q値は時間と共に変化し、その平均値は
多少一定(第4a図参照)、減少(第4b図参照)、あるい
は増加(第4c図参照)することになる。時間toからt1の
所定期間中、Q値の平均値は一定である。この平均値か
ら所定量低減され、時間t1では受信特性評価情報の値と
比較するためのしきい値になる。このしきい値は第4a図
〜第4d図の直線Sによつて示されるように、時間t1から
連続的に増加される。第4a図および第4d図に示される直
線Sの傾斜は受信特性評価情報の絶対値に応じて異な
る。即ち、受信特性が良好である場合、しきい値は受信
特性が悪い場合より迅速に増加する。また第4a図〜第4d
図では、特に時間軸の目盛りが実際のものではなく、直
線Sの傾斜が正しく示されていないことは理解されよ
う。
代替周波数の一つへの切り替えは時間t2での受信特性
評価情報のQ値がしきい値S以下になるまでできない。
第4a図に示す状態では、これはしきい値SがQ値を越え
たとき、あるいは第4b図に示す状態ではQ値がしきい値
Sより低いときに生じる。第4c図に示す状態ではQ値お
よびしきい値Sの双方共に増加傾向にあり、従つてQ値
がしきい値S以下になる状態は時間t2になるまで存在し
ない。一方時間t2では、代替周波数への切り替えが未だ
行われない。システムは先ず別の動作の開始を待つ、即
ち特定のノイズ受信を待つ。第4a図、第4b図および第4c
図には、マルチパス受信の発生を示すMP信号(第1図参
照)も併示されている。このノイズ発生は極めて短時間
であるが、特に煩雑ではない。従つて別の発信局の表で
最高の優先順位の代替周波数への切り替えが時間t2以降
でノイズが最初に発生する時点になる。
この動作特性は第4a図、第4b図および第4c図において
は時間t3で行われる。
次いで第5a図および第5b図を参照して、代替周波数の
一つに同調する方法について詳述する。
工程100でしきい値Sより低いときは、そのとき設定
されている受信周波数が工程102でバツフアされる。次
に工程104で、別の発信局の表から優先順位最高の代替
周波数が取り出される。工程106では、作動開始即ちノ
イズ受信を待つ。ノイズ受信が発生すると直ちに工程10
8で消音が行われ、新たな同調周波数に同調する期間が
埋められる。以前に設定された同調周波数に対するリセ
ツト動作を促進させるため、チユーナの以前の同調周波
数へのリセツト準備が工程112で行われる。
次に工程114でチエツクが行われ搬送波が新たな設定
された周波数で受信されるか否かがチエツクされる。搬
送波が受信されない場合、工程124に以前に設定された
周波数が再びチユーナに加えられ、工程126で消音がキ
ヤンセルされる。一方、工程114で搬送波が検出されれ
ば、工程116で消音がキヤンセルされる。次いで工程118
で新たな発信局の受信特性が測定される。工程120でチ
エツクが行われ、新たな設定された代替周波数が以前に
設定した周波数より受信特性が良好か否かがチエツクさ
れる。受信特性が以前より良好であると、この設定が確
認される。以前より良好でないときは、工程122で消音
が行われ、既に工程124、126に関し上述したように以前
に設定した周波数に同調される。工程128で関連する代
替周波数全部がチエツクされていないと判別されると、
工程104へ移行され、一方工程120で受信特性が良好にな
つたときは、代替発信局の表(第3図参照)が工程130
で再分類されてこの動作が完了されることになる。
フロントページの続き (72)発明者 トリンクス ボルフガング ドイツ連邦共和国 カールスルーエ 1 ヴイ―7500,リントハイマー ハウプ トシユトラツセ 129 審査官 和田 志郎 (56)参考文献 特開 平3−277022(JP,A) 特開 平3−126326(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 7/18 H03J 5/00 H04B 1/16

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】RDS情報を利用し、好ましくは単一の受信
    部を用いてマイクロコンピユータ制御によるラジオ受信
    機を同一の番組を放送する複数の発信局のうち受信特性
    要求を最適に充たす1局に同調させる方法において、 a)複数の発信局の夫々に設定された複数の代替周波数
    に関してRDS情報流から得られた情報を代替発信局の表
    に分類してRAMに記憶する工程と、b)記憶された周波
    数の発信局に受信機が同調すると受信特性評価情報をこ
    の周波数に関連して記憶する工程と、c)代替周波数の
    一つに同調したとき記憶されたこの周波数に対応する受
    信特性評価情報からの優先順位を代替周波数の夫々につ
    いて識別する工程とを包有し、 代替発信局の表において優先順位を決定するため受信特
    性評価情報に加えて、優先順位の決定に要する時間に応
    じてその時の受信状態情報を決定し、評価することを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】優先順位により少なくとも2つのグループ
    に分けた代替発信局の表に沿って選定を行い、各代替周
    波数に与えた一致コードが適正であることをチエツクに
    より確認しかつ優先順位の高い代替周波数を第1のグル
    ープに含ませる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】代替周波数を代替発信局の表のグループに
    割り当てる際その時点での状態情報を識別する請求項2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】代替発信局の表の代替周波数の一致コード
    のチエツクを、そのときに同調している発信局が所定の
    最小受信特性状態であるときは第1のグループに限定す
    る請求項2あるいは3記載の方法。
  5. 【請求項5】第1のグループ内の代替周波数への切り替
    えを一致コードの受信とは独立して行う請求項4記載の
    方法。
  6. 【請求項6】第1のグループに属さない代替周波数への
    切り替えの際この代替周波数の一致コードが前回のチエ
    ツクで適正と判別されたものであれば一致コードのチエ
    ツク中消音しない請求の範囲第3項〜第5項のいずれか
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】同調している代替発信局の周波数の他局の
    代替周波数との比較による最適の受信特性の周波数であ
    るかどうかのチエツクを、a)その時点の発信局周波数
    との同調には測定された受信特性評価情報を所定の時間
    に亙り平均化し、b)得られた平均値を所定量減少さ
    せ、c)減少された平均値から時間経過と共に実質的に
    上昇させ数分後には減少前の平均値に再び到達し得るよ
    うに作成されるしきい値以下となつた現行の受信特性評
    価情報により行う請求項1〜6のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】時間経過と共に減少された平均値の上昇を
    同調している発信局の受信特性が良好である程迅速に行
    う請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】同調している代替周波数のチエツクは受信
    特性の瞬間的干渉を検出するまで行わないようにしてな
    る請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】各代替周波数をチエツクした後代替周波
    数の新たな優先順位を確認し、各代替周波数を新たな優
    先順位に従つて代替発信局の表において再分類する請求
    項7〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】第1のグループに加えて代替発信局の第
    2および第3のグループを形成し、a)第2のグループ
    を第3のグループより優先順位を高くして一致コードが
    未知であるか、適正ではないか、あるいは適正ではある
    が、その時点での受信特性評価情報よりみて不要と考え
    られる代替周波数を含み、b)第3のグループは一致コ
    ードが適正ではないか、あるいは適正ではあるがそのと
    きの受信特性評価情報よりみて不要とは見られない代替
    周波数を含む請求項3〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】複数の発信局の夫々に設定された代替周
    波数についてRDS情報流から得られる情報をRAMの代替発
    信局の表に分類し記憶させてRDS情報を利用し、望まし
    くは単一の受信部を用いてマイクロコンピユータ制御に
    よるラジオ受信機を同一の番組を放送する複数の発信局
    のうちの受信特性条件を最適に充たす1局に同調させる
    方法において、代替発信局の表で各代替周波数に与えた
    一致コードがチエツクにより適正と確認された代替周波
    数を全てフラグ付けし、このフラグ付けした代替周波数
    の一つへの切り替えを行うときは一致コードのチエツク
    中にラジオ受信機の消音を行わないことを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】受信特性評価情報が電界強度表示信号と
    ノイズの測定値を示す信号との差で作成される請求項1
    〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】受信特性評価情報は所定の最小電界強度
    が検出されたときにのみ各代替周波数について引き出さ
    れる請求項13記載の方法。
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