JP3300337B2 - 画像処理装置および監視システム - Google Patents

画像処理装置および監視システム

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JP3300337B2 JP2001113976A JP2001113976A JP3300337B2 JP 3300337 B2 JP3300337 B2 JP 3300337B2 JP 2001113976 A JP2001113976 A JP 2001113976A JP 2001113976 A JP2001113976 A JP 2001113976A JP 3300337 B2 JP3300337 B2 JP 3300337B2
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浩史 石井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカメラによ
って撮像された画像を用いて合成画像を生成する画像処
理技術に関するものであり、特に、車両運転の際の安全
確認の補助などに利用される監視システムに有効な技術
に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載用のディスプレイ装置の普及
やカメラなどの映像機器の低価格化に伴い、カメラによ
って車両周辺を監視することによって安全運転を支援す
る装置が実用化され、普及しつつある。
【0003】このような車両周辺監視装置の従来例とし
ては、運転者からは死角となる車両の後方などの領域を
映すようにカメラを設置し、カメラ画像をディスプレイ
から監視させるというような装置がある。
【0004】例えば、特開昭58−110334号公報
では、車両の周囲に複数台のカメラを設置し、撮影され
た複数のカメラ画像を用いて自車を中心として上方から
見た画像を変形合成し、車内の表示装置に表示する、と
いった構成が開示されている。このような車両周辺監視
装置を用いると、運転席からは直接見ることができない
死角領域を表示画面上で確認することができるので、事
故を回避したり、運転操作を容易にしたりすることが可
能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者の実験などによる検討によって、従来の構成では、
次のような問題があることが分かった。
【0006】図22は車両が動いた場合の画像合成の例
を示す図である。インターレース走査のカメラを用いた
場合、車両が動くと、図22(a)のような1水平ライ
ン毎に櫛状にずれた入力画像になる。この入力画像をそ
のままインターレース走査のディスプレイで観察した場
合には特に違和感はない。ところが、この入力画像を用
いて、変形を伴う合成処理を行うと、図22(b)に示
すように、櫛状のずれも画像変形とともに変形され、画
素によって撮像タイミングと表示タイミングの関係がず
れてしまうので、観察した場合に違和感のある画像にな
ってしまう。すなわち、いわゆるインターレースノイズ
が、合成画像上により顕著に現れることになる。
【0007】一方、1フィールドの入力画像から1フィ
ールドの合成画像を生成する場合には、上述したような
不自然さはなくなる。ところが、フレームごとに合成す
る場合に比べて入力画像の解像度が低くなるため、図2
2(c)のように、2フィールド分の画像をフレーム画
像として観察した場合に、画像が静止していても、座標
値の量子化誤差によって櫛状のずれが生じる。このた
め、車両が静止しているときに、特に、入力画像が合成
画像上で拡大されている領域の画質が悪くなる。
【0008】すなわち、まず第1に、1フレーム(2フ
ィールド)の入力画像から1フレームの合成画像を生成
する場合は、車両が動いた場合や動きのある画像が映っ
ているときに不自然な合成画像となり、一方、1フィー
ルドの入力画像から1フィールドの合成画像を生成する
場合は、解像度が低い合成画像になる、という問題があ
る。
【0009】第2に、カメラ画像の変形処理を行う場
合、合成画像の構図によっては入力画像の縮小を伴う場
合があることから、合成画像に部分的に折り返し歪みが
発生してしまう、という問題がある。
【0010】また第3に、図23(a)に示すように、
各カメラごとにホワイトバランスなどが行われるため
に、合成画像上において、入力画像のつなぎ目で輝度や
色合いが一致しなかったり、図23(b)に示すよう
に、画像合成の方法によっては、計算誤差や被写体位置
の誤検出などに起因して画像のつなぎ目がずれるなどと
いった、入力画像のつなぎ目が不自然になる、という問
題がある。
【0011】このような問題に鑑み、本発明は、複数の
カメラ画像から合成画像を生成する画像処理装置とし
て、従来と比べてより自然な合成画像が生成可能になる
ようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、車両の周囲
を撮影する複数のカメラの撮像画像を入力とし、これら
のカメラ画像から合成画像を生成する画像処理装置とし
て、カメラ画像と合成画像との対応関係をそれぞれ表
し、かつ、空間的または時間的な解像度の関係が互いに
異なる複数の画像合成パラメタを生成可能に構成された
パラメタ生成部を備え、前記パラメタ生成部によって生
成された画像合成パラメタに従ってカメラ画像から合成
画像を生成するものであり、前記パラメタ生成部は、生
成する画像合成パラメタを、車両の動きを検出する車動
検出部の出力に応じて切り替えるものである。
【0013】請求項1の発明によると、合成画像の生成
に用いられる画像合成パラメタは、車両の動きに応じて
切り替えられるので、車両が動いている場合や動きのあ
る物体を撮像したときの合成画像の不自然さを低減でき
るとともに、車両が静止している場合の合成画像の解像
度の低下を防ぐことができる。
【0014】請求項2の発明は、前記請求項1の画像処
理装置におけるパラメタ生成部は、前記複数の画像合成
パラメタを記憶するパラメタ記憶部と、前記車動検出部
の出力に応じて、前記パラメタ記憶部が記憶する複数の
画像合成パラメタの中から少なくとも1つを選択するパ
ラメタ選択部とを備えたものとする。
【0015】請求項3の発明では、前記請求項1の画像
処理装置におけるカメラ画像はインターレース画像であ
り、前記複数の画像合成パラメタは、少なくとも、フレ
ームベースの画像合成パラメタと、フィールドベースの
画像合成パラメタとを含むものとする。
【0016】請求項4の発明では、前記請求項3の画像
処理装置におけるパラメタ生成部は、前記車動検出部に
よって検出された車両の動きが、相対的に速いときはフ
ィールドベースの画像合成パラメタを生成する一方、相
対的に遅いときはフレームベースの画像合成パラメタを
生成するものとする。
【0017】請求項5の発明では、前記請求項1の画像
処理装置における車動検出部は、カメラ画像から車両の
動きを検出するものとする。
【0018】請求項6の発明では、前記請求項1の画像
処理装置における複数のカメラは、入力された切替信号
に応じてその撮像パターンが切替可能に構成されてお
り、前記パラメタ生成部は、前記車動検出部の出力に応
じて、前記画像合成パラメタの生成とともに、前記各カ
メラに切替信号を送り各カメラの撮像パターンを切り替
えるものとする。
【0019】請求項7の発明では、前記請求項6の画像
処理装置におけるパラメタ生成部は、前記車動検出部の
出力に加えて、車両周辺の明るさを検出する車両状況検
出部の出力を加味して、画像合成パラメタの選択や各カ
メラの撮像パターンの切替を行うものとする。
【0020】請求項8の発明では、前記請求項1の画像
処理装置におけるパラメタ生成部は、前記車動検出部の
出力に加えて、車両乗員の操作または車両周辺の障害物
の有無などの車両状況を検出する車両状況検出部の出力
を加味して、画像合成パラメタの生成を行うものとす
る。
【0021】そして、請求項9の発明は、前記請求項1
に係る画像処理装置を画像処理部として備えた監視シス
テムである。
【0022】また、請求項10の発明が講じた解決手段
は、車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮像画像を入
力とし、これらのカメラ画像から合成画像を生成する画
像処理装置として、カメラ画像と合成画像との対応関係
を表す画像合成パラメタとこの画像合成パラメタに対応
するフィルタパラメタとの組を複数個記憶するパラメタ
記憶部と、車両の動きを検出する車動検出部の出力およ
び車両乗員の操作または車両周辺の障害物の有無などの
車両状況を検出する車両状況検出部の出力に応じて、前
記パラメタ記憶部が記憶する複数の画像合成パラメタお
よびフィルタパラメタの組の中から少なくとも1組を選
択するパラメタ選択部と、各カメラ画像に対し、前記パ
ラメタ選択部によって選択された組のフィルタパラメタ
に応じて周波数帯域制限フィルタ処理を行うフィルタ処
理部とを備え、前記パラメタ選択部によって選択された
組の画像合成パラメタに従って、前記フィルタ処理部に
よって処理されたカメラ画像から合成画像を生成するも
のである。
【0023】請求項10の発明によると、車両の動きや
車両の状況に応じて、フィルタパラメタが選択され、こ
の選択されたフィルタパラメタに応じて、各カメラ画像
に対して周波数帯域制限フィルタ処理が行われるので、
合成画像において、折り返し歪みを効果的に抑制するこ
とができる。
【0024】請求項11の発明では、前記請求項10の
画像処理装置におけるフィルタパラメタは、カメラ画像
の画素位置毎にフィルタ処理の設定データが記述された
ものとする。
【0025】そして、請求項12の発明は、請求項10
に係る画像処理装置を画像処理部として備えた監視シス
テムである。
【0026】また、請求項13の発明が講じた解決手段
は、車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮像画像を入
力とし、これらのカメラ画像から合成画像を生成する画
像処理装置として、各カメラ画像の輝度や色あいを補正
するための輝度補正パラメタを算出する輝度補正パラメ
タ算出部と、前記輝度補正パラメタ算出部によって算出
された輝度補正パラメタを用いて各カメラ画像の輝度や
色合いを補正する輝度補正部とを備え、カメラ画像と合
成画像との対応関係を表す画像合成パラメタに従って、
前記輝度補正部によって輝度補正された複数のカメラ画
像から合成画像を生成するものであり、前記画像合成パ
ラメタは、合成画像上において複数のカメラの撮影範囲
が重複する重複領域について対応するカメラ画像の画素
座標を示す重複領域データを有し、前記輝度補正パラメ
タ算出部は、前記重複領域データを入力とし、この重複
領域データが示す前記重複領域に対応する各カメラ画像
の画素の輝度や色合いのデータを用いて、輝度補正パラ
メタを算出し、かつ、前記重複領域が複数個存在する場
合に、輝度補正パラメタ算出の際に考慮する重複領域の
優先順位を車両の動きを検出する車動検出部の出力に応
じて設定するものである。
【0027】請求項13の発明によると、合成画像上の
重複領域に対応するカメラ画像の輝度や色合いの情報を
用いて、輝度補正パラメタが算出され、この輝度補正パ
ラメタを用いて輝度補正が行われるので、合成画像上で
のつなぎ目の不自然さを低減することができる。
【0028】請求項14の発明では、前記請求項13の
画像処理装置における輝度補正部は、各カメラに内蔵さ
れているものとする。
【0029】また、請求項15の発明が講じた解決手段
は、車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮像画像を入
力とし、これらのカメラ画像から合成画像を生成する画
像処理装置として、合成画像上で複数のカメラの撮影範
囲が重複する重複領域において、この複数のカメラの画
像の中から、合成画像の生成に用いるカメラ画像を、車
両の動きを検出する車動検出部の出力または車両乗員の
操作若しくは車両周辺の障害物の有無などの車両状況を
検出する車両状況検出部の出力に応じて選択するもので
ある。
【0030】また、請求項16の発明が講じた解決手段
は、車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮像画像を入
力とし、これらのカメラ画像から合成画像を生成する画
像処理装置として、合成画像上で複数のカメラの撮影範
囲が重複する重複領域において、この複数のカメラの画
像に対する重み付けを、車両の動きを検出する車動検出
部の出力または車両乗員の操作若しくは車両周辺の障害
物の有無などの車両状況を検出する車両状況検出部の出
力に応じて設定するものである。
【0031】そして、請求項17の発明は、前記請求項
16の画像処理装置は、合成画像の画素とカメラ画像の
画素とを対応付ける画像合成パラメタと、重み参照番号
と重み情報の組み合わせとの対応関係を表すテーブルと
を備え、前記重複領域に係る画像合成パラメタは、前記
テーブルに示された重み参照番号の値のいずれかを保持
するものとする。
【0032】そして、請求項18の発明は、前記請求項
15に係る画像処理装置を画像処理部として備えた監視
システムである。
【0033】また、請求項19の発明は、前記請求項1
6に係る画像処理装置を画像処理部として備えた監視シ
ステムである。
【0034】また、請求項20の発明が講じた解決手段
は、車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮像画像を入
力とし、これらのカメラ画像から合成画像を生成する画
像処理装置として、合成画像の画素とカメラ画像の画素
とを対応付ける画像合成パラメタを備え、前記画像合成
パラメタは、合成画像上で複数のカメラの撮影範囲が重
複する重複領域におけるこの複数のカメラの画像に対す
る重み付けが、ディザ法によって、表されているもので
ある。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0036】(第1の実施形態) 図1は本発明の第1の実施形態に係る車両周辺監視シス
テムの構成を示す図である。図1において、101は画
像を取り込むカメラ、102はアナログ画像信号をデジ
タル化するA/D変換器、103はデジタル化された入
力画像を一時的に保持するフレームメモリである。フレ
ームメモリ103は、カメラ101から出力される画像
を常時連続して記憶し続けるとともに直前の1フレーム
分の画像データは一時的に記憶している,いわゆるダブ
ルバッファ構成のフレームメモリである。すなわち、フ
レームメモリ103は、画像合成部104からの読み出
し要求に応じて、直前の1フレーム分の画像の任意の画
素データの読み出しが可能なように構成されている。
【0037】107は車両の動きを検出する車動検出
部、109はカメラ画像と合成画像との対応関係を表す
画像合成パラメタを予め複数記憶するパラメタ記憶部、
108は車動検出部107によって検出された車両の動
きに応じて、パラメタ記憶部109に記憶された複数の
画像合成パラメタの中からいずれか1つを選択して出力
するパラメタ選択部である。104はパラメタ選択部1
08によって選択された画像合成パラメタに応じて、フ
レームメモリ103から画像を順次読み出して画像合成
を行い、合成画像として出力する画像合成部、105は
読み出された合成画像をアナログ信号に変換するD/A
変換器、106はアナログ信号に変換された合成画像を
表示する表示部としてのディスプレイである。
【0038】A/D変換器102、フレームメモリ10
3、画像合成部104、D/A変換器105、パラメタ
選択部108およびパラメタ記憶部109によって、画
像処理装置または画像処理部が構成されている。また、
パラメタ選択部108およびパラメタ記憶部109によ
って、パラメタ生成部が構成されている。
【0039】ここでは、カメラ101およびディスプレ
イ106によって扱われる画像は、一般的なインターレ
ース走査の画像であるものとする。また、車動検出部1
07は、車両の車軸やシフトレバーなどに設置したセン
サの信号から、車輪の回転速度や進行方向などを車両の
動きとして検出するものとする。
【0040】なお、車両状況検出部200とその利用方
法については、後述する。
【0041】図1のように構成された車両周辺監視装置
について、以下、その動作を説明する。
【0042】図2は画像合成パラメタを用いた画像合成
を説明するための図である。同図中、(a)はカメラ画
像の例であり、図15のように設置されたカメラ1の1
フレーム分の画像を示したものである。図2(b)は4
枚のカメラ画像を変形合成して得られた1フレーム分の
合成画像の例である。
【0043】図2(c)は画像合成パラメタの例であ
る。画像合成パラメタの各座標は、合成画像の画素座標
と1対1に対応している。そして、各座標のパラメタと
して、その座標に対応する合成画像画素を生成するため
のカメラ画像のカメラ番号および画素座標を示す2次元
配列が、表現されている。図2(c)の例では、画像合
成パラメタの座標(xo,yo)に『カメラ番号=1、
座標(xi,yi)』という情報が格納されている。こ
れは、合成画像の座標(xo,yo)の画素は、カメラ
1の画像の座標(xi,yi)の画素によって生成され
る、ということを示している。図2(c)のような構造
の合成画像パラメタを用いることによって、複数のカメ
ラ画像と合成画像との画素の対応関係を記述することが
できる。
【0044】本実施形態では、パラメタ記憶部109
は、カメラ画像および合成画像のうちの少なくともいず
れか一方の空間解像度または時間解像度が互いに異なる
複数の画像合成パラメタを、記憶しているものとする。
【0045】特にここでは、空間解像度または時間解像
度が互いに異なる複数の画像合成パラメタとして、パラ
メタ記憶部109に、合成画像の構図は同一の、フレー
ムベースの画像合成パラメタとフィールドベースの画像
合成パラメタとが、準備されているものとする。フレー
ムベースの画像合成パラメタとは、1フレームのカメラ
画像と1フレームの合成画像とを対応させる画像合成パ
ラメタのことをいい、フィールドベースの画像合成パラ
メタとは、カメラ画像の第1フィールドは合成画像の一
方のフィールドに対応させ、カメラ画像の第2フィール
ドは合成画像の他方のフィールドに対応させる画像合成
パラメタのことをいう。カメラ画像と合成画像とのフィ
ールド単位の対応関係は、合成画像とカメラ画像のY座
標同士がそれぞれ奇数は奇数に、偶数は偶数に対応する
ように制約を加えることによって、容易に記述すること
ができる。
【0046】図3は本実施形態に係るパラメタ選択部1
08の動作の一例を示す図である。図3に示すように、
パラメタ選択部108は、車動検出部107によって検
出された車両の速度に応じて、予め決められた基準に従
って、車両の動きが相対的に遅いとき例えば車速が10
km/h未満のときは、フレームベースの画像合成パラ
メタを選択する一方、車両の動きが相対的に速いとき例
えば車速が10km/h以上のときは、フィールドベー
スの画像合成パラメタを選択する。画像合成部104
は、パラメタ選択部108によって選択された画像合成
パラメタのカメラ番号および座標値に応じて、フレーム
メモリ103からカメラ画像の画素データを読み出し、
合成画像を生成する。生成された合成画像は、D/A変
換器105によってアナログ信号に変換され、ディスプ
レイ106に表示される。
【0047】このような動作によって、車両の速度が高
く、カメラ画像中の動きが大きい場合は、フィールドご
とに画像が合成されるため、櫛状のずれの無い自然な合
成画像が生成される一方、車両の速度が低い場合は、フ
レームごとに画像が合成されるため、解像度が高いきれ
いな合成画像が生成される。すなわち、車両の動きに応
じた画像合成を行うことによって、車両が動いている場
合の合成画像の不自然さを低減するとともに、車両がほ
ぼ静止している場合の合成画像の解像度の低下を防ぐこ
とができる。
【0048】なお、上記の実施形態では、車動検出部1
07は車軸やシフトレバーなどに設置したセンサの信号
から車輪の回転速度や進行方向などの車両の動きを検出
するものとしたが、その代わりに、カメラ画像から車の
動きを検出する構成としてもよい。
【0049】この場合、車動検出部107は、カメラ1
01によって撮像された画像をフレームメモリ103か
ら連続して読み出し、時間的に連続した複数フレームま
たは複数フィールド分の画像から、画像中の動きベクト
ルを算出する。そして、算出した動きベクトルと、予め
計測しておいたカメラ101の設置位置や向き、および
焦点距離などのカメラパラメタとを基にして、画像中の
路面部分の動きの方向や速度を求め、これを車両の速度
として出力する。
【0050】このように、カメラ画像から車両の動きを
検出する車動検出部107を設けることによって、車軸
やシフトレバーに設置したセンサの信号など,画像以外
の入力が不要になるので、簡潔な構成のシステムを実現
することができる。
【0051】また、カメラ101が、入力された切替信
号に応じて、その撮像パターンが切替可能に構成されて
いる場合には、パラメタ選択部108は、車動検出部1
07によって検出された車両の動きに応じて、上述した
ような画像合成パラメタの選択とともに、各カメラ10
1の撮像パターンを切り替えるようにしてもよい。
【0052】図4はこのような場合のパラメタ選択部1
08の動作の一例を示す図である。ここでは、各カメラ
101は、切替信号に応じて、インターレース撮像(1
/60秒ごとに1フィールド)またはノンインターレー
ス撮像(1/30秒ごとに1フレーム)の切り替えと、
シャッタースピード(露光時間が1/30秒、1/60
秒、1/120秒)の切り替えが可能であるものとす
る。
【0053】図4に示すように、パラメタ選択部108
は、車動検出部107によって検出された車両の速度に
応じて、予め決められた基準に従って、画像合成パラメ
タを選択するとともに、各カメラ101の撮像パターン
を切り替える。具体的には、車速が10km/h未満の
ときはフレームベースの画像合成パラメタを選択する一
方、車速が10km/h以上のときはフィールドベース
の画像合成パラメタを選択する。これとともに、カメラ
101の撮像パターンを、車速が10km/h未満のと
きはノンインターレース撮像かつ露光時間1/30秒と
し、車速が10km/h以上30km/h未満のときは
インターレース撮像かつ露光時間1/60秒とし、車速
が30km/h以上のときはインターレース撮像かつ露
光時間1/120秒とする。
【0054】このような動作によって、合成画像は、車
両の速度が10km/h未満のときは、ノンインターレ
ース撮像されかつフレームベースで画像合成されるた
め、解像度が高くなる一方、車両の速度が10km/h
以上のときは、インターレース撮像されかつフィールド
ベースで画像合成されるため、解像度は低くなるが、動
きが自然な画像になる。さらに、車両の速度に応じて露
光時間を切り替えることによって、合成画像は、動きに
よるぼけ量が少ない自然な画像になる。すなわち、車両
の動きに応じて、画像合成パラメタの選択と撮像パター
ンの切り替えとを行うことによって、車両の動きに応じ
た最適な画質の合成画像を生成することができる。
【0055】また、図1の構成は、車両の状況を検出す
る車両状況検出部200を備えている。この車両状況検
出部200の出力を用いて、画像合成パラメタの選択や
各カメラの撮像パターンの切替を実行することによっ
て、合成画像の画質をさらに向上させることができる。
ここでは、車両状況検出部200は、車両に設置された
光学センサなどによって構成されており、車両周辺の明
るさを検出する手段210と、運転者のスイッチ操作を
検出する手段220と、車両周辺の障害物を検出する手
段230とを備えている。
【0056】図5は明るさ検出手段210の出力を利用
したパラメタ選択部108の動作の一例を示す図であ
る。ここで一般的に、1フレームを撮像するときの露光
時間は、インターレース撮像ではノンインターレース撮
像の半分になる。また、露光時間が長いときは、動きの
ある画像はぼける反面明るい画像を得ることができる一
方、露光時間が短いときは、動きのある画像のぼけは少
なくなる反面画像は暗くなる、という性質がある。そこ
で、パラメタ選択部108は、図5に示すように、車動
検出部107によって検出された車両の速度に加え、明
るさ検出手段210によって検出された車両周辺の明る
さに応じて、画像合成パラメタの選択と各カメラ101
の撮像パターンの切替とを行う。これにより、車両周辺
の明るさと車両の速度に応じた最適な画質の合成画像を
生成することができる。
【0057】図6はスイッチ検出手段220および障害
物検出手段230の出力を利用したパラメタ選択部10
8の動作の一例を示す図である。ここでは、図7
(a),(b)に示すような2種類の構図についてそれ
ぞれ、フレームベースとフィールドベースの画像合成パ
ラメタが、パラメタ記憶部109に準備されているもの
とする。そして、運転者は画像合成の構図について「構
図A」「構図B」「自動」の3種類のうちいずれかをス
イッチ操作によって選択できるものとする。スイッチ検
出手段220は運転者のスイッチ操作を検出する。ま
た、障害物検出手段230は、車両に設置された超音波
による障害物センサによって障害物までの距離を計測
し、出力する。
【0058】パラメタ選択部108は、図6に示すよう
に、検出された車両の状況、すなわち運転者の選択およ
び障害物までの距離と、車動検出部107によって検出
された車両の速度とに応じて、画像合成パラメタの選択
を行う。
【0059】ここで、図7(a)の構図Aでは、自車の
周辺が遠くまで映っているのに対して、図7(b)の構
図Bでは、自車の周辺の近くがより大きく映されてい
る。このため、車両の速度が同じ場合には、構図Aの合
成画像よりも構図Bの合成画像の方が、発生する櫛状の
ずれが大きくなる。そこで、図6に示すように、合成画
像パラメタをフレームベースからフィールドベースに切
り替える速度を、車両の動きや車両の状況に応じて変え
ることによって、より最適な画質の合成画像を生成する
ことが可能になる。
【0060】なお、運転者の操作として、シフトレバー
やウィンカーなどの操作を車両状況検出部200によっ
て検出するようにしてもかまわない。
【0061】また、本実施形態では、フィールドベース
とフレームベースの画像合成パラメタを例にとって説明
したが、空間的または時間的な解像度の関係が互いに異
なる他の種類の画像合成パラメタを用いてもかまわな
い。例えば、1フレームのカメラ画像が異なる撮像時間
で撮影された複数の画像によって構成されるような場合
には、空間的または時間的な解像度の組み合わせが異な
る複数の画像合成パラメタを用いることによって、本実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0062】また、本実施形態において、図3〜図6ま
たは図10に示したパラメタ選択の規則は、あくまでも
一例に過ぎず、これら以外の規則に従って、車両の動き
や車両の状況に応じてパラメタ選択を行ってもかまわな
いことはいうまでもない。
【0063】また、本実施形態では、フィールドベース
とフレームベースの画像合成パラメタをそれぞれ準備し
ておくものとしたが、フレームベースの画像合成パラメ
タのみを準備しておいても、本実施形態と同様の動作は
実現可能である。すなわち、フィールドベースの画像合
成パラメタは、フレームベースの画像合成パラメタのY
座標値Y0のフィールドに応じてカメラ画像のY座標値
Yiを奇数または偶数に丸めることによって、生成する
ことが可能である。このため、パラメタ記憶部109に
はフレームベースの画像合成パラメタのみを記憶してお
き、パラメタ選択部108は、フレームベースの画像合
成パラメタが必要なときはパラメタ記憶部109からそ
のまま読み出し、フィールドベースの画像合成パラメタ
が必要なときはパラメタ記憶部109に記憶されたフレ
ームベースの画像合成パラメタを上述した方法によって
変換するようにすればよい。
【0064】(第2の実施形態) 図8は本発明の第2の実施形態に係る車両周辺監視シス
テムの構成を示す図である。図1の構成と異なるのは、
A/D変換器102とフレームメモリ103との間に、
各カメラ画像に対してフィルタ処理を行うフィルタ処理
部310を設けた点である。そしてパラメタ記憶部33
0は、カメラ画像と合成画像との対応関係を表す画像合
成パラメタとこの画像合成パラメタに対応するフィルタ
パラメタとの組を複数個記憶しており、パラメタ選択部
320は、車動検出部107によって検出された車両の
動きと車両状況検出部200によって検出された車両状
況とに応じて、パラメタ記憶部330から画像合成パラ
メタとフィルタパラメタの組を選択する。フィルタ処理
部310はパラメタ選択部320によって選択された組
のフィルタパラメタに応じて、各カメラ画像に対し、周
波数帯域制限フィルタ処理を行う。
【0065】図9はフィルタパラメタの一例を示す図で
ある。図9に示すフィルタパラメタは、各カメラに対し
てそれぞれ、カットオフ周波数を指定している。フィル
タ処理部310は、A/D変換器102から出力される
デジタル化された画像データに対して、フィルタパラメ
タが指定するカットオフ周波数の低域通過型のフィルタ
処理を行う。
【0066】ここでは、画素クロックfsに対してカッ
トオフ周波数を与えるものとし、画像データ入力をその
まま出力するときは「1/2fs」と、カットオフ周波
数1/4fsのフィルタをかけるときは「1/4fs」
と指定する。カットオフ周波数は、画像合成パラメタに
従った画像合成の際に、そのカメラ画像が最も縮小され
る部分の縮小率に応じて、サンプリング定理によって予
め算出しておく。例えば、カメラ1の画像が画像合成の
際に最も縮小される部分の縮小率が長さ比で1/2であ
るとき、カメラ1のカットオフ周波数は1/4fsとす
る。
【0067】カメラ画像の縮小率は、画像合成パラメタ
に含まれるカメラ画像の座標値を用いて求めることがで
きる。例えば、画像合成パラメタの座標(x0,y0)
における要素が『カメラ番号=1、座標(x1,y
1)』であり、画像合成パラメタの座標(x0+1,y
0)における要素が『カメラ番号=1、座標(x2,y
2)』であったとする。このとき、座標(x1,y1)
と(x2,y2)との距離をDとすると、カメラ番号1
のカメラ画像において、座標(x1,y1)または(x
2,y2)の近辺は、合成画像上で1/Dに縮小されて
いるといえる。このようにして、各カメラ画像のある画
素周辺における縮小率を求めることができる。そして、
各カメラ画像の縮小率の最小値が、最も縮小される部分
の縮小率といえる。
【0068】パラメタ選択部320は、車動検出部10
7によって検出された車両の速度や車両状況検出部20
0によって検出された車両の状況に応じて、例えば図1
0に示すように、画像合成パラメタおよびフィルタパラ
メタを選択する。他の動作は第1の実施形態と同様であ
る。
【0069】ここで、課題の項で述べたように、画像の
縮小を伴う変形では、縮小率に応じた高域の周波数成分
の除去を行わないと、折り返し歪みが発生する。本実施
形態では、フィルタパラメタに応じた低域通過フィルタ
処理によって、折り返し歪みを除去できる上に、図7の
ように合成画像の構図を切り替える場合、フィルタパラ
メタも併せて切り替えることによって、合成画像の構図
に適したフィルタ処理が可能になる。したがって、車両
の状況と車両の速度に応じた,折り返し歪みの少ない最
適な画質の合成画像を生成することができる。
【0070】図11はフィルタパラメタの他の構成の例
を示す図である。図11(b)に示すフィルタパラメタ
は、1フレーム分のカメラ画像の各画素座標に1対1に
対応した要素を有しており、各要素は、各カメラ画像に
対するフィルタ処理のカットオフ周波数を記述してい
る。すなわち、このフィルタパラメタは、カメラ画像の
画素位置毎に、フィルタ処理の設定データが記述された
ものである。
【0071】パラメタ選択部320は、車動検出部10
7によって検出された車両の速度や車両状況検出部20
0によって検出された車両の状況に応じて、画像合成パ
ラメタおよびフィルタパラメタを選択し、順次走査しな
がらそのデータを出力する。フィルタ処理部310は、
パラメタ選択部320から出力されたフィルタパラメタ
のカットオフ周波数の情報から、A/D変換器102か
ら出力されるデジタル化された画像データに対して、フ
ィルタパラメタに応じた低域通過型のフィルタ処理を行
う。
【0072】ここで、図9に示すようなフィルタパラメ
タを用いる場合、1個のカメラ画像に対し1種類のカッ
トオフ周波数しか与えることができない。これは、カメ
ラ画像上の位置によって縮小率が異なるような画像合成
を行う場合には、あまり好ましくない。そこで、図11
(b)に示すようなフィルタパラメタを用いることによ
って、カメラ画像上の位置によってカットオフ周波数を
変えることができるため、入力画像の縮小されない部分
がぼけるのを防ぐことができる。
【0073】なお、図11(b)のフィルタパラメタ
は、1フレーム分のカメラ画像の各画素座標に1対1に
対応したフィルタ処理の設定データを保持する構成とな
っている。一般的に、近傍画素のフィルタパラメタはよ
く似た値になることが多いので、例えば(8×8)画素
の矩形領域毎にフィルタ処理の設定データを保持する
等、近傍の複数画素について共通の設定データを保持す
るようにしてもかまわない。これにより、縮小されない
部分の画像がぼけるのを防ぐことができる上に、フィル
タ処理の設定データを画素毎に保持する場合に比べて、
フィルタパラメタのデータ量を少なくすることができる
という効果が得られる。
【0074】また、第1の実施形態と第2の実施形態と
を組み合わせて実行することによって、より顕著な効果
を得ることができる。すなわち、第1の実施形態に係る
技術的特徴によって、インターレースノイズを除去する
ことができ、これとともに、第2の実施形態に係る技術
的特徴によって、折り返し歪みを除去することができる
ので、車両が高速走行する場合であっても、画質の良い
合成画像を生成することができる。
【0075】(第3の実施形態) 図12は本発明の第3の実施形態に係る車両周辺監視シ
ステムの構成を示す図である。図1の構成と異なるの
は、フレームメモリ103と画像合成部104との間
に、各カメラ画像の輝度や色合いを補正する輝度補正部
410を設けた点である。また、輝度補正部410が用
いる輝度補正パラメタを算出する輝度補正パラメタ算出
部420も、設けられている。
【0076】図13は複数のカメラ画像から合成画像を
生成するための画像合成パラメタの例を示す図である。
同図中、(a),(b)は車両の後方に設置された2台
のカメラで撮像された画像の例であり、この例では、車
両の真後ろの領域はカメラ1とカメラ2の両方によって
重複して撮影されている。図13(c)は合成画像の
例、図13(d)は画像合成パラメタの例である。
【0077】図13(d)の例では、画像合成パラメタ
の座標(xo,yo)の要素は、カメラ1の画像の(X
i1,Yi1)の画素と、カメラ2の画像の(Xi2,
Yi2)の画素を、重み0.7:0.3で重み付けして
合成すればよいことを示している。画像合成部104
は、このような画像合成パラメタに従って、各カメラ画
像を重み付けして加算し、順次合成画像として出力す
る。これにより、合成画像の画素を1個のカメラ画像の
単一画素から生成する場合に比べて、カメラ画像の輝度
や色合いの違いによるつなぎ目が目立たない、滑らかな
合成画像を生成することができる。
【0078】さらに、本実施形態では、合成画像におけ
る重複領域の情報を用いて、輝度補正パラメタの算出を
行う。
【0079】すなわち、パラメタ記憶部109が記憶す
る画像合成パラメタは、合成画像上の重複領域につい
て、対応するカメラ画像の画素座標を示す重複領域デー
タを有しており、輝度補正パラメタ算出部420は、画
像合成パラメタが有する重複領域データを入力とし、こ
の重複領域データが示す重複領域に対応する各カメラ画
像の画素の,輝度や色合いのデータを用いて、輝度補正
パラメタを算出する。
【0080】図14は重複領域を有する合成画像とその
画像合成パラメタの例を示す図である。図14(a)に
示す合成画像において、斜線部はそれぞれ、カメラ1の
撮影範囲とカメラ2の撮影範囲を表しており、車両後方
部分にカメラ1の撮影範囲とカメラ2の撮影範囲とが重
複した重複領域が形成されている。図14(b)の画像
合成パラメタには、重複領域に対応するカメラ画像の画
素座標を示す重複領域データの一部が示されている。す
なわち、重複領域の座標(xo,yo)に、カメラ1の
画像の座標(Xi1,Yi1)の画素と、カメラ2の画
像の(Xi2,Yi2)の画素とが対応することが、重
複領域データとして示されている。
【0081】ここで、重みの情報が「1:0」かそれ以
外の値であるかによって、非重複領域であるか重複領域
であるかを判別することができる。または、有効なカメ
ラ番号が2個以上指定されていれば重複領域であり、有
効なカメラ番号が1個以下しか指定されていなければ非
重複領域であると判別してもよい。
【0082】パラメタ選択部108は、車動検出部10
7によって検出された車両の速度や車両状況検出部20
0によって検出された車両の状況に応じて、予め決めら
れた基準に従って画像合成パラメタを選択し、インター
レース走査によって順次読み出し、画像合成部104に
出力する。パラメタ選択部108から出力された画像合
成パラメタが有する重複領域データは、輝度補正パラメ
タ算出部420にも出力される。
【0083】輝度補正パラメタ算出部420は、パラメ
タ選択部108から出力される重複領域データと、画像
合成部104がフレームメモリ103から読み出した画
素値から、重複領域における各カメラ画像の輝度や色あ
いの分布を求め、これらの分布が重複領域においてほぼ
一致するような輝度補正パラメタを算出する。
【0084】輝度補正部410は、画像合成部104が
フレームメモリ103から読み出した画素値に対し、輝
度補正パラメタ算出部420によって算出された輝度補
正パラメタに従って輝度補正を行い、画像合成部104
に出力する。画像合成部104は、パラメタ選択部10
8から出力された画像合成パラメタに従って、輝度補正
部410によって輝度補正されたカメラ画像から、合成
画像を生成する。
【0085】輝度補正パラメタの算出の手順について、
具体例を挙げて説明する。
【0086】例えば、輝度補正パラメタ算出部420
は、重複領域における各カメラ画像の輝度の平均と分散
が一致するような、ゲイン係数およびオフセット係数を
輝度補正パラメタとして出力するものとする。そして、
輝度補正部410は各カメラ画像の画素値に対し、輝度
補正パラメタであるゲイン係数およびオフセット係数を
用いた1次式によって補正をかけるものとする。
【0087】ここで、重複領域が複数個存在するものと
する。例えば4種類の重複領域すなわち、カメラ1とカ
メラ2の第1の重複領域、カメラ1とカメラ3の第2の
重複領域、カメラ2とカメラ4の第3の重複領域、およ
びカメラ3とカメラ4の第4の重複領域が存在するもの
とする。
【0088】輝度補正パラメタ算出部420は、まず、
第1の重複領域に着目し、画像合成部104がフレーム
メモリ103から読み出したカメラ1とカメラ2の画像
をそれぞれ1フレーム分累積し、第1の重複領域におけ
るカメラ1とカメラ2の画像の輝度の平均と分散をそれ
ぞれ求める。同様に、他の第2〜第4の重複領域につい
ても、その重複領域に対応するカメラ画像の輝度の平均
と分散を求める。
【0089】次に、第1の重複領域のカメラ1とカメラ
2の画像の輝度の平均と分散が一致するように、輝度補
正パラメタとしてゲインとオフセットを求める。例え
ば、第1の重複領域において、カメラ1の画像の輝度の
平均が100、分散が10であり、カメラ2の画像の輝
度の平均が121、分散が11であったとすると、カメ
ラ1の画像に対するゲインを1、オフセットを0とし、
カメラ2の画像に対するゲインを10/11、オフセッ
トを−10とすると、カメラ1とカメラ2の画像の輝度
の平均と分散が一致する。
【0090】次に、第1の重複領域から求めた輝度補正
パラメタを用いて、第2の重複領域におけるカメラ1の
画像の輝度の平均と分散を修正する。ただし上記の例で
は、カメラ1の画像に対するゲインは1、オフセットは
0であるので、カメラ1の画像の輝度の平均と分散を修
正する必要はない。そして、第2の重複領域においてカ
メラ1とカメラ3の画像の輝度の平均と分散が一致する
ように、カメラ3の画像に対する輝度補正パラメタを求
める。同様に、第1の重複領域から求めた輝度補正パラ
メタを用いて、第3の重複領域におけるカメラ2の画像
の輝度の平均と分散を修正する。そして、第3の重複領
域においてカメラ2とカメラ4の画像の輝度の平均と分
散が一致するように、カメラ4の画像に対する輝度補正
パラメタを求める。
【0091】ただし、このような算出手順では、第4の
重複領域においては必ずしも適切に輝度補正はなされな
い可能性がある。したがって、上述した以外の算出手順
として、例えば、各重複領域から輝度補正パラメタを一
旦算出し、複数の重複領域に対応するカメラ画像につい
ては、一旦算出した輝度補正パラメタの平均値を最終的
な輝度補正パラメタとして求めてもよい。この場合、各
重複領域において輝度や色合いは完全には一致しない
が、合成画像全体としては、輝度や色合いが大きくずれ
た重複領域がなくなることが期待できる。
【0092】また、重複領域が複数個存在する場合に
は、輝度補正パラメタ算出の際に考慮する重複領域の優
先順位を、車動検出部107によって検出された車両の
動きに応じて設定してもかまわない。
【0093】例えば、車両が後退している場合は、合成
画像上で車両後方に位置する重複領域を優先的に考慮す
ればよい。一方、車両が前進している場合は、合成画像
上で車両前方に位置する重複領域を優先的に考慮すれば
よい。一般的に、運転者は、車両が後退している場合は
車両の後方に注目する傾向にあり、車両が前進している
場合は車両の前方に注目する傾向にある。したがって、
一部の重複領域の輝度や色合いは一致しなくても、運転
者が注目しやすい位置にある重複領域では輝度や色合い
は一致しているので、運転者からみてより自然な合成画
像になる。
【0094】以上のように、本実施形態によると、重複
領域に対応する各カメラ画像の画素の輝度や色合いのデ
ータを用いて、輝度補正パラメタを算出し、輝度補正を
行うので、カメラ画像の輝度や色合いの相違に起因する
つなぎ目が目立たない、滑らかな合成画像を得ることが
できる。
【0095】なお、図12の構成では、輝度補正部41
0を設けているが、カメラ101が、輝度補正部410
に相当する機能を内蔵している場合には、その機能を利
用することによって、輝度補正部410を省くことがで
き、システムの構成を簡略化することができる。
【0096】なお、輝度補正の手法は、本実施形態に示
したものに限られるものではなく、重複領域の輝度や色
合いが近くなるような処理であれば、他の手法を用いて
も、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0097】なお、本実施形態では、重複領域を判別す
るために、画像合成パラメタ中の重みの情報を用いるも
のとしたが、重み情報の代わりに、重複領域であるか否
かを示す専用の情報を画像合成パラメタ中に設けるよう
にしてもかまわないことはいうまでもない。
【0098】(第4の実施形態) 本発明の第4の実施形態は、合成画像上で複数のカメラ
の撮影範囲が重複する重複領域において、画像合成に用
いるカメラ画像の選択や、各カメラ画像の重み付けの設
定を、適宜切り替えるものである。
【0099】本実施形態に係る車両周辺監視システムの
構成は、図1に示す構成と同様である。ただし、パラメ
タ記憶部109が、構図は同一であるが、重複領域にお
いて画像合成に用いるカメラ画像の選択が互いに異なる
複数の画像合成パラメタを有している点が異なる。
【0100】図15は本実施形態におけるカメラおよび
障害物検出手段230としての障害物センサの設置位置
を示す図である。図15に示すように、カメラ1および
カメラ2は車両後方のピラーに設置されており、カメラ
1は車両左後方を撮影し、カメラ2は車両右後方を撮影
している。カメラ1とカメラ2の撮影範囲は、車両後方
において重複している。また、車両後方に2個の障害物
センサが設置されており、この障害物センサによって、
車両後方の障害物を検出することができる。
【0101】図16は合成画像とこの合成画像を生成す
るための画像合成パラメタの例を示す図である。同図
中、(a)は合成画像、(b),(c)は(a)の合成
画像を生成するための2種類の画像合成パラメタであ
る。画像合成パラメタA(b)と画像合成パラメタB
(c)はいずれも同一の構図の合成画像(a)を生成す
るための画像合成パラメタであるが、車両後方部分の重
複領域において、画像合成のために用いるカメラ画像が
異なっている。重複領域において、画像合成パラメタA
はカメラ1の画像を用いており、画像合成パラメタBは
カメラ2の画像を用いている。
【0102】本実施形態に係る車両走行監視システムの
動作を説明する。
【0103】障害物検出手段230は、車両後方の左右
いずれかに障害物がある場合、その検出位置をパラメタ
選択部108に出力する。パラメタ選択部108は、検
出された障害物の位置やユーザーのスイッチ操作に応じ
て画像合成パラメタを選択して出力する。
【0104】例えば、車両の左後方に障害物がある場合
は画像合成パラメタAを、車両の右後方に障害物がある
場合は画像合成パラメタBを選択して出力する。画像合
成部104は、選択された画像合成パラメタに従って、
フレームメモリ103からカメラ画像を読み出し、合成
画像を生成する。
【0105】このような動作によって、例えば図17
(a)に示すように、車両の左後方に障害物例えば他の
車両がある場合、画像合成パラメタAを選択することに
よって、図17(b)に示すように、合成画像上でカメ
ラ画像のつなぎ目が目立たなくなる。もし、このときに
画像合成パラメタBを選択すると、図17(c)に示す
ように、合成画像上でのカメラ画像のつなぎ目が他の車
両の画像にかかり、これによって、つなぎ目が不自然に
なってしまう。すなわち、障害物の位置に応じて画像合
成パラメタを選択して画像合成を行うことによって、合
成画像上でつなぎ目の位置を目立たないところに変える
ことができるので、見た目が自然な合成画像を生成する
ことができる。
【0106】また、パラメタ選択部108は、車両状況
検出部200の出力の代わりに、車動検出部107によ
って検出された車両の動きに応じて、画像合成パラメタ
を切り替えてもよい。これにより、重複領域において画
像合成に用いるカメラ画像を、車両の進む向きや速度に
応じて、切り替えることができる。これにより、例え
ば、撮影範囲が車両の進行方向により近いカメラの画像
を選択することによって、運転者が注視しやすい領域付
近でのつなぎ目を少なくすることができるので、運転の
しやすい合成画像の表示が可能になる。もちろん、車両
状況検出部200の出力と車動検出部107の出力とを
併せて用いてもかまわない。
【0107】図18は本実施形態に係る画像合成パラメ
タの他の例を示す図である。図18の画像合成パラメタ
は、合成画像上の重複領域について、各カメラ画像に対
する重み付けの情報を複数個有している。例えば図18
において、画像合成パラメタの座標(x0,y0)は、
カメラ1の画像の(Xi1,Yi1)の画素とカメラ2
の画像の(Xi2,Yi2)の画素とが重複した領域で
あり、合成時の重み付けについて、重み情報A(0.
7:0.3)と重み情報B(0.2:0.8)との2組
が準備されている。
【0108】この場合、パラメタ選択部108は、車両
状況検出部200の出力に応じて、画像合成パラメタが
有する複数の重み付け情報のいずれかを選択する。例え
ば、車両の左後方に障害物があるときは、重み情報A
を、車両の右後方に障害物があるときは、重み情報Bを
選択する。
【0109】このように重み情報を選択して画像合成を
行うことによって、図17に示す場合と同様に、障害物
の位置に応じて、合成画像上のカメラ画像のつなぎ目の
不自然さを低減することができ、つなぎ目がより滑らか
な合成画像を生成することができる。
【0110】図19は本実施形態に係る画像合成パラメ
タの他の例を示す図である。図19の画像合成パラメタ
は、図18の画像合成パラメタと等価であり、異なる点
は、各画素毎にそれぞれ重み情報を持つ代わりに、重み
情報の組み合わせを示す1つの重み参照番号を有する点
である。
【0111】図19の例では、画像合成パラメタの座標
(x0,y0)の重み参照番号は「3」である。そして
別のテーブルから、重み参照番号「3」は、各画素の合
成時の重み付けが、0.7:0.3である(重み情報
A)か、0.2:0.8である(重み情報B)ことを示
している。
【0112】ここで、図18の画像合成パラメタは、重
みに関して各座標毎に4つの値を保持する必要があるの
に対して、図19の画像合成パラメタは、1個の重み参
照情報の値を保持するだけですむ。このため、画像合成
パラメタの画素数が多く、重み情報の組み合わせの数が
少ないほど、図19の画像合成パラメタの方が、データ
量がより少なくなるといえる。
【0113】このように、合成画像パラメタの各座標毎
に複数の重み情報を保持する代わりに、複数の重み情報
の組み合わせを表す重み参照番号を保持することによっ
て、画像合成パラメタのデータ量を少なくすることがで
きる。
【0114】図20は本実施形態に係る画像合成パラメ
タの他の例を示す図である。図20の画像合成パラメタ
は、図18の画像合成パラメタを基に、ディザ法を用い
て生成されたものである。
【0115】図20(a)の画像合成パラメタAは、図
18の画像合成パラメタの各画素に対応するカメラ番号
と重み情報Aを基に、着目画素の近傍における各カメラ
画像の画素数の比率が重みと近くなるよう、着目画素の
いずれか一方のカメラ画像を選択する、いわゆるディザ
法によって生成されたものである。同様に、図20
(b)の画像合成パラメタBは、図18の画像合成パラ
メタの各画素に対応するカメラ番号と重み情報Bを基に
して生成されたものである。
【0116】例えば図18の画像合成パラメタの重み情
報Aでは、座標(x0,y0)において、カメラ1が
0.7、カメラ2が0.3の重みであることを示してい
る。図20(a)の画像合成パラメタAでは、座標(x
0,y0)の近傍画素のカメラ1の画素数とカメラ2の
画素数の比率が0.7:0.3に近くなるように、カメ
ラ番号が選択されている。図20(a)の例では、座標
(x0,y0)ではカメラ1が選択されているが、周辺
の画素におけるカメラ1とカメラ2の画素比率がほぼ
0.7:0.3になっている。
【0117】上記のディザ法は、「テレビション画像情
報工学ハンドブック」(映像情報メディア学会編/オー
ム社)等に開示されており、広く一般に知られた方法で
あるため、カメラ画像の選択方法についての詳細な説明
は、ここでは省略する。
【0118】パラメタ選択部108は、車両状況検出部
200の出力に応じて、画像合成パラメタAまたは画像
合成パラメタBのいずれかを選択する。
【0119】このようにディザ処理された複数の画像合
成パラメタを選択して画像合成することによって、図1
8の画像合成パラメタを用いた場合と同様に、障害物の
位置に応じて、画像合成上のつなぎ目の不自然さを低減
することができ、つなぎ目の滑らかな合成画像を生成す
ることができる。
【0120】また、図20(a)の画像合成パラメタA
と図20(b)の画像合成パラメタBとを合わせたデー
タ量は、図18の画像合成パラメタのデータ量に対し
て、重みの情報分だけデータ量が少ないといえる。
【0121】さらに、図20(a)の画像合成パラメタ
Aまたは図20(b)の画像合成パラメタBを用いて画
像合成を行う場合、図18の重み付き画像合成パラメタ
を用いて画像合成を行う場合に対して、画像合成部10
4がフレームメモリ103から読み出す画素数、および
画像合成部104での重み付け加算分の演算量が少ない
といえる。
【0122】このように画像合成パラメタとして、ディ
ザ法によって生成された画像合成パラメタを用いること
によって、重み情報を用いた画像合成パラメタを用いる
場合に比べて、画像合成パラメタのデータ量が少なくな
る上に、画像合成の処理量が少なくなるという効果があ
る。
【0123】なお、上述した各実施形態では、ディスプ
レイ106はインターレース走査の画像を表示するもの
とし、パラメタ選択部108,320はインターレース
走査によって画像合成パラメタを読み出すものとした
が、いずれもノンインターレース走査を用いても、各実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0124】また、上述した各実施形態では、画像合成
パラメタは、カメラ画像と合成画像との座標の対応関係
を示すテーブル状のデータであるものとしたが、カメラ
画像と合成画像との対応関係を示すものであれば、他の
形式、例えば変数を含む数式やプログラムによって記述
したものであってもかまわない。この場合、画像合成部
は、変数を含む数式やプログラムによって記述された画
像合成パラメタを用いて、座標の対応を求める構成とす
ればよい。なお、このような変数を含む数式やプログラ
ムによって記述された画像合成パラメタを導出する方法
は、特願平10−217261などに開示されている。
【0125】なお、上述した各実施形態では、画像合成
パラメタは、1フレーム分の合成画像の画素座標と1対
1に対応した要素を含み、合成画像とサイズが同一であ
るものとしたが、画像合成パラメタのサイズは合成画像
と同一である必要は必ずしもない。例えば、合成画像よ
りもサイズが大きい画像合成パラメタを準備しておき、
ここの画像合成パラメタから、合成画像と同じサイズの
範囲を切り出して、画像合成を行うようにしてもかまわ
ない。
【0126】なお、以上の説明では、本発明に係る監視
システムや画像処理装置は、車両に適用するものとした
が、車両以外の移動体、例えば飛行機や船舶などであっ
ても、同様に適用することができる。また、移動体以外
の監視対象、例えば店舗、住居、ショールームなどにカ
メラを設置してもよい。
【0127】また、複数のカメラの設置位置や台数は、
ここで示したものに限られるものではない。
【0128】また、本発明に係る画像処理装置の機能
は、その全部または一部を、専用のハードウェアを用い
て実現してもかまわないし、ソフトウェアによって実現
してもかまわない。また、本発明に係る画像処理装置の
機能の全部または一部をコンピュータに実行させるため
のプログラムを格納した記録媒体や伝送媒体を、利用す
ることも可能である。例えば、図21に示すようなコン
ピュータを用いた構成において、画像合成部やパラメタ
選択部などの各処理手段を、CPU510によって実行
されるソフトウェアによって実現し、ROM520また
はRAM530に格納しておいてもかまわない。
【0129】
【発明の効果】以上のように本発明によると、合成画像
について、車両が動いている場合の不自然さを低減でき
るとともに、車両が静止している場合の解像度の低下を
防ぐことができる。また、合成画像上で、折り返し歪み
を効果的に抑制することができる。さらに、合成画像上
で、カメラ画像のつなぎ目の不自然さを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車両周辺監視シ
ステムの構成図である。
【図2】画像合成パラメタを用いた画像合成を説明する
ための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る画像合成パラメ
タの選択の一例である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る,画像合成パラ
メタと撮像パターンの選択の一例である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る,明るさ検出手
段の出力を利用した画像合成パラメタと撮像パターンの
選択の一例である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る,スイッチ検出
手段および障害物検出手段の出力を利用した画像合成パ
ラメタの選択の一例である。
【図7】合成画像の構図の例である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る車両周辺監視シ
ステムの構成図である。
【図9】フィルタパラメタの一例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る画像合成パラ
メタおよびフィルタパラメタの選択の一例である。
【図11】フィルタパラメタの一例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る車両周辺監視
システムの構成図である。
【図13】複数のカメラ画像から合成画像を生成するた
めの画像合成パラメタの例を示す図である。
【図14】重複領域を有する合成画像とその画像合成パ
ラメタの例を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施形態におけるカメラおよ
び障害物センサの設置位置を示す図である。
【図16】合成画像とこの合成画像を生成するための画
像合成パラメタの例を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施形態に係る画像合成パラ
メタの選択の例を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施形態に係る画像合成パラ
メタの他の例を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施形態に係る画像合成パラ
メタの他の例を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施形態に係る画像合成パラ
メタの他の例を示す図である。
【図21】本発明を実現するための構成の他の例を示す
図である。
【図22】従来の課題を説明するための図である。
【図23】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
101 カメラ 106 ディスプレイ(表示部) 107 車動検出部 108 パラメタ選択部 109 パラメタ記憶部 200 車両状況検出部 310 フィルタ処理部 320 パラメタ選択部 330 パラメタ記憶部 410 輝度補正部 420 輝度補正パラメタ算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08G 1/16 G08G 1/16 C (72)発明者 岡本 修作 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−48198(JP,A) 特開 平3−99952(JP,A) 特開2000−92306(JP,A) 特公 平5−10869(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 B60R 1/00 B60R 21/00 G06T 1/00 G08G 1/16

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の周囲を撮影する複数のカメラの撮
    像画像を入力とし、これらのカメラ画像から合成画像を
    生成する画像処理装置であって、 カメラ画像と合成画像との対応関係をそれぞれ表し、か
    つ、空間的または時間的な解像度の関係が互いに異なる
    複数の画像合成パラメタを生成可能に構成されたパラメ
    タ生成部を備え、 前記パラメタ生成部によって生成された画像合成パラメ
    タに従って、カメラ画像から合成画像を生成するもので
    あり、 前記パラメタ生成部は、生成する画像合成パラメタを、
    車両の動きを検出する車動検出部の出力に応じて、切り
    替える ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記パラメタ生成部は、 前記複数の画像合成パラメタを記憶するパラメタ記憶部
    と、 前記車動検出部の出力に応じて、前記パラメタ記憶部が
    記憶する複数の画像合成パラメタの中から、少なくとも
    1つを選択するパラメタ選択部とを備えたものである ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記カメラ画像は、インターレース画像であり、 前記複数の画像合成パラメタは、少なくとも、フレーム
    ベースの画像合成パラメタと、フィールドベースの画像
    合成パラメタとを含む ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、 前記パラメタ生成部は、 前記車動検出部によって検出された車両の動きが、相対
    的に速いときは、フィールドベースの画像合成パラメタ
    を生成する一方、相対的に遅いときは、フレームベース
    の画像合成パラメタを生成するものである ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記車動検出部は、カメラ画像から、車両の動きを検出
    するものである ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記複数のカメラは、入力された切替信号に応じて、そ
    の撮像パターンが切替可能に構成されており、 前記パラメタ生成部は、 前記車動検出部の出力に応じて、前記画像合成パラメタ
    の生成とともに、前記各カメラに切替信号を送り、各カ
    メラの撮像パターンを切り替える ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、 前記パラメタ生成部は、 前記車動検出部の出力に加えて、車両周辺の明るさを検
    出する車両状況検出部の出力を加味して、画像合成パラ
    メタの選択や、各カメラの撮像パターンの切替を行う ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記パラメタ生成部は、 前記車動検出部の出力に加えて、車両乗員の操作または
    車両周辺の障害物の有無などの車両状況を検出する車両
    状況検出部の出力を加味して、画像合成パラメタの生成
    を行う ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 車両の周囲を撮影する複数のカメラと、 前記複数のカメラの撮像画像を入力とし、これらのカメ
    ラ画像から合成画像を生成する画像処理部と、 前記画像処理部によって生成された合成画像を表示する
    表示部とを備え、前記画像処理部は、 カメラ画像と合成画像との対応関係をそれぞれ表し、か
    つ、空間的または時間的な解像度の関係が互いに異なる
    複数の画像合成パラメタを生成可能に構成されたパラメ
    タ生成部を備え、 前記パラメタ生成部によって生成された画像合成パラメ
    タに従って、カメラ画像から合成画像を生成するもので
    あり、 前記パラメタ生成部は、生成する画像合成パラメタを、
    車両の動きを検出する車動検出部の出力に応じて、切り
    替える ことを特徴とする監視システム。
  10. 【請求項10】 車両の周囲を撮影する複数のカメラの
    撮像画像を入力とし、これらのカメラ画像から合成画像
    を生成する画像処理装置であって、 カメラ画像と合成画像との対応関係を表す画像合成パラ
    メタと、この画像合成パラメタに対応するフィルタパラ
    メタとの組を、複数個、記憶するパラメタ記憶部と、 車両の動きを検出する車動検出部の出力、および、車両
    乗員の操作または車両周辺の障害物の有無などの車両状
    況を検出する車両状況検出部の出力に応じて、前記パラ
    メタ記憶部が記憶する複数の画像合成パラメタおよびフ
    ィルタパラメタの組の中から、少なくとも1組を選択す
    るパラメタ選択部と、 各カメラ画像に対し、前記パラメタ選択部によって選択
    された組のフィルタパラメタに応じて、周波数帯域制限
    フィルタ処理を行うフィルタ処理部とを備え、 前記パラメタ選択部によって選択された組の画像合成パ
    ラメタに従って、前記フィルタ処理部によって処理され
    たカメラ画像から、合成画像を生成する ことを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像処理装置におい
    て、 前記フィルタパラメタは、カメラ画像の画素位置毎に、
    フィルタ処理の設定データが記述されたものである ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 車両の周囲を撮影する複数のカメラ
    と、 前記複数のカメラの撮像画像を入力とし、これらのカメ
    ラ画像から合成画像を生成する画像処理部と、 前記画像処理部によって生成された合成画像を表示する
    表示部とを備え、 前記画像処理部は、 カメラ画像と合成画像との対応関係を表す画像合成パラ
    メタと、この画像合成パラメタに対応するフィルタパラ
    メタとの組を、複数個、記憶するパラメタ記憶部と、 車両の動きを検出する車動検出部の出力、および、車両
    乗員の操作または車両周辺の障害物の有無などの車両状
    況を検出する車両状況検出部の出力に応じて、前記パラ
    メタ記憶部が記憶する複数の画像合成パラメタおよびフ
    ィルタパラメタの組の中から、少なくとも1組を選択す
    るパラメタ選択部と、 各カメラ画像に対し、前記パラメタ選択部によって選択
    された組のフィルタパラメタに応じて、周波数帯域制限
    フィルタ処理を行うフィルタ処理部とを備え、 前記パラメタ選択部によって選択された組の画像合成パ
    ラメタに従って、前記フィルタ処理部によって処理され
    たカメラ画像から、合成画像を生成するものである ことを特徴とする監視システム。
  13. 【請求項13】 車両の周囲を撮影する複数のカメラの
    撮像画像を入力とし、これらのカメラ画像から合成画像
    を生成する画像処理装置であって、 各カメラ画像の輝度や色あいを補正するための輝度補正
    パラメタを算出する輝度補正パラメタ算出部と、 前記輝度補正パラメタ算出部によって算出された輝度補
    正パラメタを用いて、各カメラ画像の輝度や色合いを補
    正する輝度補正部とを備え、 カメラ画像と合成画像との対応関係を表す画像合成パラ
    メタに従って、前記輝度補正部によって輝度補正された
    複数のカメラ画像から、合成画像を生成するものであ
    り、 前記画像合成パラメタは、合成画像上において複数のカ
    メラの撮影範囲が重複する重複領域について、対応する
    カメラ画像の画素座標を示す重複領域データを有し、 前記輝度補正パラメタ算出部は、 前記重複領域データを入力とし、この重複領域データが
    示す前記重複領域に対応する各カメラ画像の画素の,輝
    度や色合いのデータを用いて、輝度補正パラメタを算出
    し、かつ、 前記重複領域が複数個存在する場合に、輝度補正パラメ
    タ算出の際に考慮する重複領域の優先順位を、車両の動
    きを検出する車動検出部の出力に応じて設定するもので
    ある ことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像処理装置におい
    て、 前記輝度補正部は、各カメラに内蔵されている ことを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 車両の周囲を撮影する複数のカメラの
    撮像画像を入力とし、これらのカメラ画像から合成画像
    を生成する画像処理装置であって、 合成画像上で複数のカメラの撮影範囲が重複する重複領
    域において、この複数のカメラの画像の中から、合成画
    像の生成に用いるカメラ画像を、車両の動きを検出する
    車動検出部の出力、または、車両乗員の操作若しくは車
    両周辺の障害物の有無などの車両状況を検出する車両状
    況検出部の出力に応じて、選択する ことを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 車両の周囲を撮影する複数のカメラの
    撮像画像を入力とし、これらのカメラ画像から合成画像
    を生成する画像処理装置であって、 合成画像上で複数のカメラの撮影範囲が重複する重複領
    域において、この複数のカメラの画像に対する重み付け
    を、車両の動きを検出する車動検出部の出力、または、
    車両乗員の操作若しくは車両周辺の障害物の有無などの
    車両状況を検出する車両状況検出部の出力に応じて、設
    定する ことを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、 合成画像の画素とカメラ画像の画素とを対応付ける画像
    合成パラメタと、 重み参照番号と重み情報の組み合わせとの対応関係を表
    すテーブルとを備え、 前記重複領域に係る画像合成パラメタは、 前記テーブルに示された重み参照番号の値のいずれかを
    保持するものである ことを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】 車両の周囲を撮影する複数のカメラ
    と、 前記複数のカメラの撮像画像を入力とし、これらのカメ
    ラ画像から合成画像を生成する画像処理部と、 前記画像処理部によって生成された合成画像を表示する
    表示部とを備え、 前記画像処理部は、 合成画像上で複数のカメラの撮影範囲が重複する重複領
    域において、この複数のカメラの画像の中から、合成画
    像の生成に用いるカメラ画像を、車両の動きを検出する
    車動検出部の出力、または、車両乗員の操作若しくは車
    両周辺の障害物の有無などの車両状況を検出する車両状
    況検出部の出力に応じて、選択するものである ことを特徴とする監視システム。
  19. 【請求項19】 車両の周囲を撮影する複数のカメラ
    と、 前記複数のカメラの撮像画像を入力とし、これらのカメ
    ラ画像から合成画像を生成する画像処理部と、 前記画像処理部によって生成された合成画像を表示する
    表示部とを備え、 前記画像処理部は、 合成画像上で複数のカメラの撮影範囲が重複する重複領
    域において、この複数のカメラの画像に対する重み付け
    を、車両の動きを検出する車動検出部の出力、または、
    車両乗員の操作若しくは車両周辺の障害物の有無などの
    車両状況を検出する車両状況検出部の出力に応じて、設
    定するものである ことを特徴とする監視システム。
  20. 【請求項20】 車両の周囲を撮影する複数のカメラの
    撮像画像を入力とし、これらのカメラ画像から合成画像
    を生成する画像処理装置であって、 合成画像の画素とカメラ画像の画素とを対応付ける画像
    合成パラメタを備え、前記画像合成パラメタは、 合成画像上で複数のカメラの撮影範囲が重複する重複領
    域における,この複数のカメラの画像に対する重み付け
    が、ディザ法によって、表されているものである ことを特徴とする画像処理装置。
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