JPH11266391A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11266391A
JPH11266391A JP10067468A JP6746898A JPH11266391A JP H11266391 A JPH11266391 A JP H11266391A JP 10067468 A JP10067468 A JP 10067468A JP 6746898 A JP6746898 A JP 6746898A JP H11266391 A JPH11266391 A JP H11266391A
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image
imaging
shake
unit
pixel
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JP10067468A
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Hiroto Okawara
裕人 大川原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振オフ時の解像度を改善する。 【解決手段】 防振オフ時には、全撮像面内で、基準と
なる切出し範囲56を1画素単位の位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
より具体的には、手振れ補正機能を備えた、ビデオ・カ
メラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオ・カメラには、手ぶれ防止
が搭載された防振機能付きカメラが一般的となってい
る。手ぶれ防止機能の方式としては、光学式補正と電子
式補正とがある。
【0003】光学式手ぶれ補正では、撮像素子に入射さ
れる撮影光の光路途中に、光軸変位が可能なプリズムや
レンズ部材を配置し、手ぶれに応じ光軸を偏向すること
で、手ぶれによる画像の動きを相殺する。手ぶれ検出手
段としては、振動ジャイロ等の角速度センサで、直接、
カメラに加わる揺れ成分を検出し、この出力を積分する
ことでカメラの角変位を検出するのが一般的となってい
る。
【0004】一方、電子式手ぶれ補正は、フィールド間
での映像信号の変化からカメラの動き量を算出する動き
ベクトル検出方式と併用される場合が多く、動きベクト
ル検出用フィールド・メモリに記憶される画像から、そ
の画像の動きが除去されるように一部を抽出する方法を
採用する。電子式手ぶれ補正の別の方式として、ぶれ検
出には角速度センサを用い、撮像素子から出力される画
像から、その画像の動きを相殺するような一部を切り出
して出力する方式も提案されている。
【0005】電子式の場合、映像信号に対する電子的処
理によるので、その補正周期はフィールド周期となる。
従って、露光時間中の手ぶれを除去することが出来ない
反面、光学方式よりも小型軽量に出来るというメリット
がある。また、撮像素子に高密度の大型タイプのものを
用いることで、撮像信号から切り出される画像の解像度
を上げ、光学式に比べ不利であった画質劣化も改良され
つつある。
【0006】電子式手ぶれ補正では、撮像素子またはメ
モリから出力画像を切り出すが、近年、撮影レンズの高
倍率化が進むにつれて、切り出し位置の変更をより細か
くする必要が生じてきている。例えば、隣接した画素間
又はライン間で映像信号を所定比率で加算出力すること
により、位置変更の単位を1画素未満とすることを可能
とする方法が提案されている。加算の比率により分解能
が決定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】画素補間により分解能
を上げる従来の手ぶれ補正技術では、画素加算により映
像信号の高域成分が落ちてしまう。特に、大型のCCD
撮像素子を用い、全撮像画面の一部のみを抽出する方式
で、抽出画面と全撮像画面の中心位置が互いに一致する
ように抽出画面の基準位置の座標を決定すると、基準位
置の切り出しで画素補間状態になることがある。防振機
能をオフにした場合又は手ぶれが無い状態では、抽出画
面は基準位置から切り出されるが、この時、抽出画面の
画像は、画素補間されて解像度の劣化した、エッジ成分
が小さいぼやけた画像となる。
【0008】例えば、NTSC方式のビデオ・カメラに
PAL方式のCCD撮像素子を用いた場合を、図10を
参照して説明する。図10(a)で、110は、PAL
用撮像素子の有効撮像面であり、水平752画素、垂直
582ラインからなる。112,114は、NTSC方
式ビデオ信号のための切出し範囲であり、水平627画
素、垂直485ラインからなる(アスペクト比3:
4)。切出し範囲112,114の画像が、図10
(b)に示すようにモニタなどに表示される。
【0009】切出し範囲112,114は、有効撮像面
110内で、横に125画素、縦に97ラインだけ移動
可能である。切出し範囲112,114の左上隅の座標
(V0,H0)を基準座標とすると、(0,0)のとき
は、有効撮像面110の左上に寄った位置の切出し範囲
112から出力画像を抽出し、(97,125)のとき
には、有効撮像面110の右下に寄った位置の切出し範
囲114から出力画像を抽出する。
【0010】防振機能がオフの時(又は手ぶれが無い状
態)では、一般に、有効撮像面の中央から出力画像が切
り出されるのが普通である。というのは、防振オフから
オンへ切り換わった瞬間の、切出し位置の変化を可能な
限り少なくすると共に、ブレ補正を水平方向及び垂直方
向に均等に確保できるようにするためである。従って、
防振オフ時には、切出し範囲は、(48.5,62.
5)〜(533.5,689.5)となる。従って、実
際に切り出される画像は、画素保補間及びライン補間さ
れたものとなり、解像度が低下してしまう。
【0011】また、従来例では、画素補間及びライン補
間は、切り出される抽出画像位置に応じてオン/オフさ
れ、その切り替わりで解像度が変化してしまう。補間の
オン/オフの頻度よっては、解像度の変化が目立ってし
まい、違和感のある映像になってしまう。
【0012】本発明は、このような問題点を解決した撮
像装置を提示することを目的とする。
【0013】即ち、本発明は、十分な切り出し位置精度
を確保しつつ、手ぶれ補正機能の高品位化を図った撮像
装置を提示することを目的とする。
【0014】本発明はまた、画素補間による撮影画像の
解像度劣化及び変化の影響を抑制した撮像装置を提示す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、撮影光学系と、当該撮影光学系による光学像を電気
信号に変換する撮像手段により構成される撮像手段と、
当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一部を抽出
する抽出手段と、当該抽出手段により抽出される画像の
位置を当該撮像手段の1画素以下の精度で変更可能な変
更手段と、当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検
出手段と、当該振れ検出手段により検出された振れを補
正すべく当該変更手段を制御する制御手段とを有する撮
像装置であって、当該全撮像画像の中心位置とは異なる
位置が前記抽出画像の中心位置となるように当該変更手
段による位置変更の原点を設定することを特徴とする。
【0016】これにより、位置変更の原点位置を1画素
単位の位置に設定できるので、基準となる原点位置での
解像度劣化を防止できる。
【0017】上記発明はまた、当該撮像手段における、
当該全撮像画像と当該抽出画像の差分画素数が垂直方向
及び水平方向の何れかで小数部を含む場合に、当該全撮
像画像の中心位置とは異なる位置が当該抽出画像の中心
位置となるように当該位置変更の原点を設定することを
特徴とする。これにより、電子ズーム時など、抽出画像
の大きさが変化するような場合であっても、原点位置で
の解像度劣化を防止できる。
【0018】本発明に係る撮像装置は、撮影光学系と、
当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する撮像
手段と、当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一
部を抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出され
る画像の位置を当該撮像手段の1画素以下の精度で変更
可能な変更手段と、当該変更手段の位置精度を1画素単
位とする第1のモードと及び1画素単位以下とする第2
のモードを選択する選択手段と、当該撮像手段に加わる
振れを検出する振れ検出手段と、当該振れ検出手段によ
り検出された振れを補正すべく当該変更手段を制御する
制御手段と、当該制御手段を作動/停止させるスイッチ
手段とを有する撮像装置であって、当該スイッチ手段が
当該補正手段を停止させる状態にある場合に、当該選択
手段が当該第1のモードを選択することを特徴とする。
【0019】これにより、防振作動時には振れ補正制御
の円滑さを優先し、防振機能停止には、解像度劣化を防
止することが可能となり、使い易い撮像装置を提供でき
る。
【0020】本発明に係る撮像装置はまた、撮影光学系
と、当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する
撮像手段と、当該撮像手段により撮像された全撮像画像
の一部を抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出
される画像の位置を当該撮像手段の1画素以下の精度で
変更可能な変更手段と、当該変更手段の位置精度を1画
素単位とする第1のモード及び1画素単位以下とする第
2のモードを選択する選択手段と、当該撮像手段に加わ
る振れを検出する振れ検出手段と、当該振れ検出手段に
より検出された振れを補正すべく当該変更手段を制御す
る制御手段とを有する撮像装置であって、当該選択手段
による当該第1のモードと当該第2のモードの動作切換
えに所定の時定数を設けたことを特徴とする。
【0021】これにより、第1/第2のモードの切り替
わりによる解像度変化を目立たなくすることが可能とな
る。
【0022】本発明ではまた、当該時定数は、当該振れ
検出手段により検出された振れが所定レベル以下になる
まで待機する時間に相当することを特徴とする。これに
より、第1から第2のモードへの切り替わりを目立たな
くすることが可能となる。
【0023】本発明ではまた、当該時定数は、当該抽出
画像位置を当該全撮像画像中心付近へ戻すセンタリング
動作に要する時間に相当することを特徴とする。これに
より、第2から第1のモードへの切り替わりを目立たな
くすることが可能となる。
【0024】本発明に係る撮像装置はまた、撮影光学系
と、当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する
撮像手段と、当該撮像手段により撮像された全撮像画像
の一部を抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出
される画像の位置を当該撮像素子の1画素以下の精度で
変更可能な変更手段と、当該変更手段の位置精度を1画
素単位とする第1のモード及び1画素単位以下とする第
2のモードを選択する選択手段と、当該撮像手段に加わ
る振れを検出する振れ検出手段と、当該振れ検出手段に
より検出された振れを補正すべく当該変更手段を制御す
る制御手段とを有する撮像装置であって、当該検出手段
により検出される振れが静止状態と判断できる場合に、
当該選択手段は当該第1のモードを選択することを特徴
とする。
【0025】これにより、カメラの静止状態で解像度の
高い撮影画を提供できる。
【0026】本発明では、当該選択手段による当該第1
のモードの選択は、振れ状態の判別後、当該補正手段の
補正量算出に用いる補正ゲインを所定時間かけて零にす
ることで行なわれることを特徴とする。これにより、静
止状態が安定に継続しているかどうかを判断出来ると共
に、非静止状態への復帰が容易で、且つ、第1のモード
への切換え時の解像度変化を目立たなくすることが可能
となる。
【0027】本発明に係る撮像装置はまた、撮影光学系
と、当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する
撮像手段と、当該撮像手段により撮像された全撮像画像
の一部を抽出する抽出手段と、当該抽出手段により抽出
される画像の位置を当該撮像素子の1画素以下の精度で
変更可能な変更手段と、当該変更手段の位置精度を1画
素単位とする第1のモード及び1画素単位以下とする第
2のモードとを選択する選択手段と、当該撮像手段に加
わる振れを検出する振れ検出手段と、当該振れ検出手段
により検出される振れを補正すべく当該変更手段を制御
する制御手段と、当該撮像手段により撮像された撮像信
号を補正する撮像信号補正手段とを有する撮像装置であ
って、当該選択手段により当該第1のモードが選択され
た場合と当該第2のモードが選択された場合とで、当該
撮像信号補正手段による補正度合いを変更することを特
徴とする。
【0028】これにより、解像度変化による見え方の変
化を除去できる。
【0029】本発明では、当該撮像信号補正手段はアパ
ーチャ手段であることを特徴とする。これにより、防振
制御時の解像度変化に応じ、アパーチャ設定を変化させ
ることで、簡単な構成で解像度ムラを目立たなくするこ
とが可能となる。
【0030】上記各発明において、当該振れ検出手段
は、例えば、振動型角速度センサ及び加速度センサの何
れかからなることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例を詳細に説明する。
【0032】図1は、ビデオ・カメラに電子防振機能を
搭載した本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示
す。10は撮影レンズ、12は撮影レンズ10による光
学像を電気信号に変換するCCD式撮像素子である。撮
像素子12の出力信号は増幅器14により増幅され、カ
メラ信号処理回路16に入力される。カメラ信号処理回
路16はアンプ14からの画像信号に利得調整、色バラ
ンス調整及びγ補正などの周知のカメラ信号処理を施
し、標準形式の映像信号を形成して出力する。
【0033】18aはピッチ方向の角速度センサ、18
bはヨー方向の角速度センサ、20a,20bは角速度
センサ18a,18bの出力を増幅するアンプ、22は
アンプ20a,20bの出力(即ち、ピッチ方向の角速
度及びヨー方向の角速度)からカメラ本体の手振れとそ
の角度を検出し、手振れを相殺する防振制御回路であ
る。防振制御回路22は具体的にはマイクロコンピュー
タからなり、アンプ20a,20bの出力をディジタル
信号に変換するA/D変換器を内蔵する。24は防振オ
ン/オフを防振制御回路22にユーザが指示する防振オ
ン/オフ・スイッチ、26は防振制御回路22からの指
令に従い撮像素子12を駆動して、所望のライン部分を
読み出させるCCD駆動回路、28は、ライン方向で出
力画像部分を選択するためのライン・メモリ、30は防
振制御回路22からの指令に従いライン・メモリ28を
制御するメモリ制御回路である。
【0034】防振制御回路22は、検出された角速度
(アンプ20a,20bの出力)を積分して角変位を算
出し、得られた角変位、即ち、カメラの振れ角θと撮影
レンズ10の焦点距離fから、撮像素子12上の振れに
よる画素移動分(ほぼ、f×tanθに相当する。)を
算出し、この画素移動を相殺するように、撮像素子の撮
像面又はメモリの該当領域から画像信号を読み出す。
【0035】先に説明したように、電子的防振制御で
は、抽出される画像領域は、例えば図10の切出し範囲
112,114となる。具体的には、撮像面110の画
像全体をフィールド・メモリに記憶し、領域112,1
14の画像のみを読み出しながら、表示サイズになるよ
うに水平及び垂直方向で補間する方法と、切出し範囲1
12,114が予め標準映像信号に必要な走査線数と水
平画素数を満足するように、高密度で高画素タイプの大
型撮像素子を用いる方法がある。
【0036】本実施例では、撮像素子12に汎用のPA
L用CCD撮像素子を使用し、出力映像信号はNTSC
方式に準拠するものとする。PAL用CCD撮像素子
は、垂直方向の画素密度が高いので、垂直走査方向につ
いては、CCD駆動回路26により、NTSC規格に対
して余分になるライン数の範囲内で高速掃き出しすべき
ライン数を角変位に応じて変化させれば、垂直方向の切
り出し位置を変化させることができる。また、水平走査
方向については、ライン・メモリ28とメモリ制御回路
30により、縦横比分だけ拡大処理を行ないつつ、ライ
ン・メモリ28ヘの書き込み開始画素位置と読み出し開
始画素位置との関係を変化させることで、水平方向の画
面位置を変更できる。
【0037】図1に示す実施例では、防振制御回路22
は、垂直方向についてはCCD駆動回路26に高速掃き
出し制御を行わせることで、所望の走査線部分を撮像素
子12から読み出し、水平走査方向については、カメラ
信号処理回路16で処理されたライン画像をライン・メ
モリ28に書き込み、メモリ制御回路30によりライン
メモリ28のライン画像の読み出位置を、振れ補正の画
素移動量に応じて変更しつつ、縦横比に見合うだけ拡大
処理(メモリ読み出しレートを変更し、間引いて読み出
すことで拡大できる。)を行う。ライン・メモリ28か
ら読み出された信号は、カメラ信号処理回路16で色処
理等を施され、標準形式の映像信号に変換されて出力さ
れる。なお、ライン・メモリ28及びメモリ制御回路3
0は、切出し範囲(例えば、図10の切出し範囲11
2,114)を1画素単位以下で変更又は移動できる。
【0038】メモリ制御回路30で行なわれる画素補間
及びライン補間を、図2を参照して詳しく説明する。本
実施例では、便宜上、画素補間及びライン補間の補間制
御を「画素ずらし」と呼び、補間しない場合を「画素ず
らしオフ」と呼ぶことにする。
【0039】先に説明したように、メモリ制御回路10
6は、ライン・メモリ28への画像信号の書込みタイミ
ングと読出しタイミングの相対関係を変化させることに
より、水平方向の抽出位置を変更する。ライン・メモリ
28から抽出された画像は、メモリ制御回路30に供給
される。
【0040】メモリ制御回路30内では、ライン・メモ
リ28からの画像データは、係数Vkの乗算器32と1
H遅延回路34に印加され、1H遅延回路34の出力は
係数(1−Vk)の乗算器36に印加される。加算器3
8は乗算器32,36の出力を加算する。即ち、加算器
38の出力は、隣接するライン間の画像データを係数V
kの重みで加重平均したものになっており、乗算器3
2,36、1H遅延回路34及び加算器38は、係数V
kに応じた量だけラインを垂直方向に移動するライン移
動回路を構成する。Vkは0以上、1以下の値を取るこ
とができ、Vk=1の場合、加算器38は、現在のライ
ンの画像データをそのまま出力する。これは、ライン補
間が行なわれない画素ずらしオフの状態である。乗算器
32,36、1H遅延回路34及び加算器38により、
垂直方向で1画素以下の切出し範囲の変更が可能にな
る。
【0041】加算器38の出力は、係数Hkの乗算器4
0と1クロック遅延回路42に印加され、1クロック遅
延回路42の出力は、係数(1−Hk)の乗算器44に
印加される。加算器46は乗算器40,44の出力を加
算する。これらは、水平方向の画素補間回路を構成す
る。加算器46の出力は、水平方向に隣接する画素値を
係数Hkで加重平均したものになっている。Hkは0以
上、1以下であり、Hk=1のとき、水平方向の画素ず
らしはオフとなる。
【0042】加算比率であるVk,Hkは、防振制御回
路22により決定される。振れ補正する切り出し位置が
1画素単位以下の場合(振れ補正量が小数部を具備する
場合)に、Vk及びHkともに、0より大きく、1より
小さな値をとり、画素ずらし」がオンとなる。
【0043】本実施例の目的の1つは、防振オン時の位
置分解能を確保しながら、画素ずらしに因る画質劣化を
防止することである。特に、防振オフ時や手振れが無い
状態で抽出される切り出し基準位置が画素ずらしオン状
態となるのは、防振機能が働いていない状況であるにも
関わらず画質劣化が生ずるので、好ましくない。これを
防ぐため、本実施例では、以下のようにして、切り出し
基準位置が画素ずらしオフ状態となる位置になるように
した。
【0044】図3は、図10(a)を参照して説明した
のと同様の、切出し範囲の基準座標の移動可能範囲を示
す。図4は、撮像素子12の有効撮像面に対するNTS
C方式ビデオ信号のための切出し範囲を示す。図3及び
図4で、50は、防振オフ時の従来例における切出し範
囲54の基準座標であり、52は、本実施例における切
出し範囲56の基準座標である。従来例では、防振オフ
時の切り出し範囲54の基準座標は、図3に示すように
切出し範囲の移動可能範囲の中心に当たる(48.5,
62.5)であるが、本実施例では、防振オフ時の切り
出し範囲56の基準座標は図3に示すように(48,6
2)とする。これにより、従来例での防振オフ時の切出
し範囲54が、垂直方向で48.5〜533.5ライ
ン、水平方向で62.5〜689.5画素というように
小数部を含んでおり、その結果、画素ずらしオンになっ
て解像度劣化が生じていたのに対し、本実施例での防振
オフ時の切出し範囲56は、垂直方向で48〜533ラ
イン、水平方向で62〜689画素というように小数部
を含まず、その結果、画素ずらしオフになり解像度劣化
が生じない。
【0045】なお、切出し範囲の中心を有効撮像面の中
心からずらす必要があるのは、本実施例のように、有効
撮像面のライン数又は水平画素数が奇数である場合であ
る。電子ズーム等により画像を拡大する場合には、抽出
すべき画像(切出し範囲内の画像)の画素数を少なく
し、その抽出画像を本来の画像サイズとなるように水平
及び垂直補間すればよい。例えば2倍の拡大の場合に
は、切出し範囲は、水平242.5画素、垂直313.
5ラインとなるが、この場合にも、本実施例を適用でき
る。防振オフ時の切出し範囲の基準位置を、切り出し範
囲の基準座標の移動可能範囲は、垂直方向で、0〜33
9.5、水平方向で0〜438.5となる。防振オフ時
の基準位置座標(V0、H0)を(169,219)と
すれば、抽出画像の切り出し範囲は垂直方向で169〜
411.5ライン、水平方向で219〜532.5画素
となり、切出し範囲の中心座標は(290.75,37
5.25)となり、有効撮像面の中心とは一致しない。
【0046】次に、図5及び図6を参照して、防振制御
回路22による防振制御動作を詳細に説明する。防振制
御回路22は、主として次の制御を行っている。第1
に、防振動作の作動/停止に応じて、画素ずらしのオン
/オフを切り換える。第2に画素ずらしのオン/オフの
切換えに時定数を設ける。第3に画素ずらしオンから画
素ずらしオフへの時定数を、切り出し画像位置を全撮像
画像の中心付近へ戻すセンタリング動作が完了するまで
の時間に相当する長さにする。第4に、画素ずらしオフ
から画素ずらしオンへの時定数を、カメラの操作が安定
するまでに要する時間に相当する長さにする。
【0047】図5は、角速度センサ18a,18bで検
出した角速度信号を積分することで、角変位を算出する
処理のフローチャートを示す。この処理は、一定周期の
割込み処理になっており、本実施例では、フィールド周
波数の10倍、つまり、NTSC方式の場合600Hz
の周波数で実行される。この周波数は、角速度信号のサ
ンプリング周波数、即ち、角変位の算出周波数に相当す
る。この処理のための割り込み信号は、周知の方法で生
成できるが、例えば、クロック信号をアップ又はダウン
カウントし、1/600秒相当分を計数したら、割り込
み信号を発生させる。防振制御回路22は、角速度信号
を内蔵するA/D変換器によりディジタル信号に変換し
て取り込むが、本実施例では、理解を容易にするため、
A/D変換器はスキャンモードで動作しており、常時、
入力信号をディジタル信号に変換しているものとする。
【0048】先ず、A/D変換でサンプリングした角速
度信号からDC成分を除去し(S1)、角速度信号のA
C成分を帯域制限する(S2)。この帯域制限は、実際
には、DC成分を除去するのと同様のハイパスフィルタ
処理であり、そのカットオフ周波数が、S1では固定値
なのに対して、S2では可変になってる点が異なる。こ
のカットオフ周波数を低域から高域まで変化させること
により、所望の帯域成分を抽出する。カットオフ周波数
をどのように制御するかは、図6を参照して、後述す
る。
【0049】帯域制限された角速度信号を積分して、角
変位を算出する(S3)。算出された角変位が、カメラ
本体に加わる振れ角に相当する。振れ角計算回数の変数
mをインクリメントし(S4)、mが10に等しければ
(S5)、mに0を代入して(S6)、割り込み処理を
終了し、mが10に等しくなければ(S5)、そのまま
終了する。即ち、1フィールド期間に10回の割り込み
があれば、mを0で初期化する。
【0050】図6に示す処理は、1フィールドに1回、
実行される。具体的には、具体的には、m=0のとき、
即ち、現フィールドの最後に実行される。
【0051】mが0になるのを待機する(S11)。現
フィールドで図5に示す割込処理が10回、実行される
と、mが初期化される(S6)。m=0になると(S1
1)、防振オン/オフ・スイッチ24の状態を判別し
(S12)、オンなら(S12)、防振機能が作動状態
か否かを示す防振オン・フラグがセットされているかど
うかを調べる(S13)。
【0052】防振フラグがセットされていない場合(S
13)、前フィールドから防振オフ状態にあるので、振
れ角が所定値αより小さいか否かを調べ(S14)、α
より小さい場合(S14)、防振オン・フラグに1をセ
ットし(S15)、帯域制限(S2)のカットオフ周波
数が最小設定になっているのかを調べる(S16)。防
振オン・フラグがセットされている場合(即ち、防振オ
ン・フラグが1の場合)(S13)、帯域制限(S2)
のカットオフ周波数が最小設定になっているのかを調べ
る(S16)。
【0053】帯域制限のカットオフ周波数が最小でなけ
れば(S16)、カットオフ周波数を1段下げる(S1
7)。カットオフ周波数の変更により、手振れ成分(主
として3Hzから8Hz)の角速度信号が制限されるの
で、振動抑制効果が変化する。カットオフ周波数が低い
ほど防振効果が高く、カットオフ周波数が高いほど、防
振効果が低くなる。防振効果を徐々に高めたいような場
合に、S17を通過させる。カットオフ周波数の下げ幅
は、カットオフ周波数の変化で切り出し画面が不自然に
動かない程度に設定するのが望ましいことは勿論であ
る。例えば、カットオフ周波数を下げる場合、図6の処
理を繰り返しながら、数秒かけてカットオフ周波数を最
小値に至らせるようにする。
【0054】また、防振オン/オフ・スイッチ24がオ
フの場合(S12)、または、振れ角がα以上の場合
(S14)、防振オン・フラグがセットされているか否
かを調べ(S21)、セットされている場合には(S2
1)、帯域制限(S2)のカットオフ周波数が最大にな
っているか否かを調べる(S22)。カットオフ周波数
が最大になっていなければ(S22)、カットオフ周波
数を1段上げる(S23)。先に説明したように、帯域
制限のカットオフ周波数を変更すると、手振れ成分(主
として3Hzから8Hz)の角速度信号が制限されるの
で、防振機能の抑制効果が変化する。
【0055】S23でカットオフ周波数を上げるのは、
以下の理由による。即ち、例えば、防振オンから防振オ
フに瞬時に切り換えると、切換え前後の画像切出し位置
が大きく移動するので、画面の繋がりが不自然になって
しまう。また、画素ずらしがオンからオフに切り換わる
ことにより画像の解像感が変化するので、極力、その他
の変化要因(例えば、画面位置変化)が同時に発生し
て、画面変化が目立つことを防止する必要がある。その
ために、本実施例では、防振オンから防振オフへの切り
換えの際には、防振効果を徐々に減少させながら切り出
し位置を徐々に中央位置へ戻す(センタリング)ように
して、防振オンから防振オフへの切換えの際の画像の変
化を目立たせ無くする。S23でのカットオフ周波数の
上げ幅は、S17の場合と同様に、カットオフ周波数の
変化で切り出し画面が不自然に動かない様に、数秒かけ
てカットオフ周波数が最大値になるように設定にするの
が望ましい。
【0056】以上のカットオフ周波数の変更制御の後、
切り出し範囲の目標位置座標(V0,H0)を算出する
(S18)。ここで目標位置座標は、下記式で与えられ
る。即ち、 V0=垂直の原点位置±ピッチ方向の振れ角を補正する移動画素数 =垂直の原点位置±(−1)×焦点距離×tan(ピッチ振れ角)/垂直 ユニットセルサイズ H0=垂直の原点位置±ヨー方向の振れ角を補正する移動画素数 =垂直の原点位置±(−1)×焦点距離×tan(ヨー振れ角)/水平ユ ニットセルサイズ である。これらの式により、振れ補正に必要な移動画素
数が得られる。
【0057】この画素数で表わされる目標位置座標デー
タの小数部から、画素ずらしの係数Vk,Hkが算出さ
れる(S19)。係数Vk,Hkは0から1まで設定可
能であり、目標位置座標データの小数部が零の時、係数
Vk,Hkが1となるように設定される。具体的には、
1から小数部の値を減算して得られた値を係数Vk,H
kに代入する。
【0058】算出された目標位置座標(V0,H0)を
切り出し範囲の基準座標として、CCD駆動回路26及
びメモリ制御回路30に所定の指令を出力し、算出され
たVk,Hkはメモリ制御回路30に供給される(S2
0)。CCD駆動回路26及びメモリ制御回路30は、
次のフィールドで命令通りの切出しを実行するように動
作する。この後、次のフィールドに備えてS11に戻
り、10回の積分処理が実行されるのを待機する。
【0059】また、防振オン・フラグがセットされてい
ない場合(S21)、又は、防振オン・フラグがセット
されていなくても帯域制限のカットオフ周波数が最大に
なっている場合(S22)、防振動作を停止する。即
ち、防振オン・フラグをクリアし(S24)、係数V
k,Hkを共に1にし(S25)、中央位置からの切出
しを指令して(S26)、S11に戻る。
【0060】S25で係数Vk,Hkを共に1にするこ
とにより、画素ずらしをオフにできる。S25を設けれ
ば、目標位置算出の原点が画素ずらしオフとなる1画素
単位の位置である必要性はない。しかし、振れがなくな
った場合、又はカットオフ周波数を上げるセンタリング
動作において、原点を1画素単位にしている方が、S1
8,S19の結果でも小数部が零となり、画素ずらしを
オフに維持できるので、画質劣化の頻度を減らすことが
できる。
【0061】次に、防振動作をオフからオンにするシー
ケンスを説明する。防振オフから防振オンに移行すると
きに画素ずらしもオフからオンに切り換わることは、上
述のフローで説明した。また、画素ずらしのオフからオ
ンへの切換えにより撮像画の解像感が低下するが、その
見栄えの変化を極力、抑えるためには、切り出し位置の
変化など他の変化要因が無い状況で画素ずらしをオフか
らオンに切り換えるのが望ましいことは、画素ずらしを
オンからオフにする場合と同様である。この観点で、S
14の判断を挿入した。
【0062】例えば、防振オン・フラグがクリアされて
いる場合に、現フィールドで初めて防振オン/オフ・ス
イッチ24がオンにされたとき、実際に防振機能を作動
させていいかどうかを判断する必要があり、そこで、振
れ角が所定値似以下か否かを判別するステップS14を
設けた。防振機能停止状態では、画素ずらしはオフであ
り、画像は、撮像素子12の全撮像エリアの中央付近の
切出し範囲56(図4)から切り出される。振れ角が所
定値α以上の場合にすぐに防振機能を作動させて切り出
し位置の変更を許可すると、画素ずらしがオンとなって
解像感が低下すると共に、切り出される画像の位置が変
化する場合があるので、防振オフからオンへの切換えで
画面の繋がりが不自然になってしまうことがある。
【0063】この現象を防止するため、本実施例では、
振れ角がαより小となるような、防振オン動作をしても
画面の繋がりが自然に見える様な状態となるまで、防振
オン動作の設定を待機するようにしている。従って、振
れ角がαより小さいなら(S14)、即座に、防振オン
・フラグをセットするが(S15)、振れ角がα以上な
ら(S14)、S21,S24〜26、S11〜14と
移行して、振れ角がαより小さくなるまで待機する。
【0064】以上、説明してきたように、本実施例で
は、切り出し位置座標の原点を、予め1画素単位の切り
出し位置に設定することにより、防振動作停止時に画素
ずらしをオフにできるので、必要以上の画質劣化を防止
できる。特に、電子ズームの採用時には、電子ズーム倍
率による移動画素の余裕に応じた原点位置も設定可能で
あり、電子ズーム時にも同様な効果を得ることが可能と
なる。防振動作の作動/停止の変化に応じて、画素ずら
しのオン/オフを切り換えることにより、基準位置の原
点合わせを行わなくとも、必要以外の画質劣化を防止で
きる。
【0065】画素ずらしのオンからオフへの切換え及び
オフからオンへの切換えに時定数又は経過時間を設ける
ことにより、画素ずらしの設定の切換えによる解像感の
変化を目立たなくさせることができる。特に、画素ずら
しをオンからオフに切り換えるのに、切り出し画像位置
を全撮像エリアの中心付近へ戻すセンタリング動作が完
了するまでの時間に相当する長さの時定数を設定する
か、センタリング動作の完了を待つことで、切り出し位
置の変化による不自然な画面の繋ぎを防止できると共
に、画素ずらしによる解像感の変化を目立たせ無くする
ことができる。画素ずらしをオフからオンに切り換えの
に、カメラの操作が安定するまでに要する時間に相当さ
せる長さの時定数を設定するか、カメラの操作が安定す
るのを待つことで、切り出し位置の変化と解像感の変化
が同時に発生して不自然な画面の繋ぎとなるのを防止で
きる。
【0066】本実施例では、PAL用CCD撮像素子と
ライン・メモリを使っているが、フィールド・メモリ上
で画像の抽出位置を制御することでも、同様の作用効果
を実現できる。拡大制御しなくとも済む大型又は超高画
素タイプのCCD撮像素子を使ってもよい。本実施例で
は、振れ検出手段として角速度センサを用いたが、加速
度センサでも良く、その場合は、防振制御回路22の内
部又は外部で更に1回積分処理を行えば良い。振れ角変
位量の算出はソフトウエア処理でも、ハードウエア処理
でもよいことは明らかである。
【0067】図5及び図6に示すフローチャートでは、
カットオフ周波数制御によるセンタリング動作で、カッ
トオフ周波数が最大になっても、実際の切り出し目標位
置が原点からずれた位置になる場合がある。そのような
場合に、瞬時に画素ずらしをオフし、且つ、目標位置を
原点に一致させると、画面の変化が顕著に現われてしま
うことがある。図6を変更した図7に示すフローチャー
トでは、そのような弊害を防止している。即ち、図7
は、図5に示す処理に対応して1フィールドに1回、実
行される処理であり、図5に示す処理が10回、実行さ
れると、次の1回目が実行されるまでの間、即ち、現フ
ィールドの最後に実行される。
【0068】図7を参照して、手振れ等によるカメラ振
れが無いようなカメラの安定状態時に、画質を優先する
ために画素ずらしをオフにする処理を説明する。このフ
ローチャートでは特に、画素ずらしをオンからオフに切
り換えるときの時定数を工夫することにより、切り出し
位置の変化による不自然な画面の繋ぎを防止すると共
に、画素ずらしによる解像感の変化を目立たなくするこ
とに成功している。
【0069】mが0になるまで待機する(S31)。現
フィールドで図5に示す割込み処理が10回実行され、
mが初期化されると(S6)、焦点距離ゲインを算出す
る(S32)。
【0070】 焦点距離ゲイン=焦点距離×tan(振れ角) 但し、振れ角は、S3で算出されるピッチ方向の振れ角
及びヨー方向の振れ角である。
【0071】振れが静止しているか否か、即ち、検出さ
れた振れが所定レベル以下か否かが判別され(S3
3)、振れ状態の場合(S33)、現在の帯域制限のカ
ットオフ周波数が最小になっているか否かを判別し(S
34)、最小でなければ、1段階、カットオフ周波数を
下げる(SS35)。カットオフ周波数の変更により、
手振れ成分(主として、3Hz乃至8Hz)の角速度信
号が制限されるので、振動抑制効果が変化する。つま
り、カットオフ周波数が低いほど防振効果が高く、カッ
トオフ周波数が高いほど防振効果が低くなる。
【0072】S35を通るのは、防振効果を徐々に高め
ていきたい場合である。カットオフ周波数の下げ幅は、
カットオフ周波数の変化により切り出し画面が不自然に
動かないような程度に設定するのが望ましい。例えば、
数秒かけながら最小カットオフ周波数に至る程度にす
る。
【0073】カウンタ変数nに、画素ずらしをオフモー
ドとするための待ち時間として、NTSC方式のカメラ
の場合を想定して180(=3×60Vsync=3
秒)を代入する(S36)。焦点距離ゲインから、下記
式に従い切り出し位置の目標位置座標(V0,H0)を
算出する(S37)。即ち、 V0=垂直の原点位置±ピッチ方向の振れ角を補正する移動画素数 =垂直の原点位置±(−1)×ピッチ方向の焦点距離ゲイン/垂直ユニッ トセルサイズ H0=垂直の原点位置±ヨー方向の振れ角を補正する移動画素数 =垂直の原点位置±(−1)×ヨー方向の焦点距離ゲイン/水平ユニット セルサイズ これらの式から、振れ補正のために移動させるべき画素
数が得られる。
【0074】得られたV0,H0の小数部から画素ずら
しの係数Vk,Hkを算出する(S38)。係数Vk,
Hkは、0から1の範囲で設定可能である。小数部がゼ
ロの時、係数Vk,Hkには1が設定される。算出され
た目標位置座標(V0,H0)を切り出し位置として、
CCD駆動回路26及びメモリ制御回路30に指令する
(S39)。係数Vk,Hkはメモリ制御回路30に供
給され、次のフィールドから有効になる。S39の後、
S31に戻り、以上の処理を繰り返す。
【0075】カメラが実質的に静止状態にあると判断さ
れた場合(S33)、現在の帯域制限のカットオフ周波
数が最大か否かを調べ(S40)、最大でなければ(S
40)、カットオフ周波数を1段、上げて、低域の振れ
周波数信号をカットし、手振れとなる周波数成分を除去
する。その後、S36〜S39を実行し、切り出し位置
を変更する。
【0076】カメラが実質的に静止している場合にも、
カットオフ周波数の変更により、手振れ成分(主として
3Hz乃至8Hz)の角速度信号が制限されるので、防
振機能の振動抑制効果が変化する。カットオフ周波数を
上げるのは、カメラが安定状態にあるときには画面の移
動が認識されやすいので、角速度センサの誤信号等によ
る誤補正で画面が不用意に移動するのを防止するためで
ある。つまり、カットオフ周波数を徐々に上げること
で、防振効果を徐々に低減させながら、切り出し位置を
徐々に中央位置へ戻す(センタリング)ことで、誤補正
を防止している。カットオフ周波数の上げ幅は例えば、
S35の場合と同様に、カットオフ周波数の変化で切り
出し画面が不自然に動かないように数秒かけてカットオ
フ周波数が最大値になるように設定される。
【0077】カットオフ周波数が最大になっている場合
(S40)、静止状態が安定して継続しているので、画
素ずらしをオフにする。即ち、nが0でなければ(S4
2)、nをデクリメントし(S43)、新たなnの大き
さに応じた比率で、焦点距離ゲインを小さくする(S4
4)。焦点距離ゲイン×(n/180)を新たな焦点距
離ゲインとする。この焦点距離ゲインを使用して、切出
し座標と係数Vk,Hkを決定する(S37〜S3
9)。
【0078】静止状態が安定して継続中には、3秒後に
は、S42でn=0になり、この時、焦点距離ゲインは
ゼロになる(S44)。目標位置座標(V0,H0)は
原点座標となる(S37)。原点は、先に説明したよう
に、1画素単位の位置で設定されているので、その小数
部はゼロとなり、Vk,Hkは共に1になる(S3
8)。即ち、画素ずらしがオフ状態となり、画質劣化の
ない画像が出力される。
【0079】図7に示す処理では、振れが無い安定した
静止状態においては、防振機能を作動させる必要が無い
ので、画素ずらしをオフとすることで不必要な画質劣化
を防止する。特に、画素ずらしをオンからオフにすると
きに、所定時間かけながら徐々に焦点距離ゲインをゼロ
にして、切り出し目標が原点となるように制御すること
で、切り出し位置の変化による不自然な画面の繋ぎを防
止できると共に、画素ずらしによる解像度の変化を目立
たせ無くすることができる。
【0080】図6及び図7に示す処理では、防振動作の
必要性がない場合について、画素ずらしによる画質劣化
を防止したが、通常の防振制御状態においても、切り出
し精度を保持したまま、画質劣化を目立たなくすること
ができる。図8は、その実施例の概略構成ブロック図を
示す。この実施例では、画素ずらしのオン/オフに応じ
て、映像信号のエッジ成分減少による解像度低下を、ア
パーチャ強度を変更することで目立たせ無くする。
【0081】図8に示す実施例では、カメラ信号処理回
路16aと防振制御回路22aが、図1に示す実施例と
は異なり、その他の同じ機能の構成要素には同じ符号を
付してある。
【0082】Y/C分離回路60は、アンプ14の出力
信号を輝度信号と色信号に分離し、分離視した色信号を
色信号処理回路62に、分離した輝度信号を輪郭強調処
理回路64と加算器66に印加する。輪郭強調処理回路
64では、入力した輝度信号は、水平方向でエッジ成分
を抽出する水平成分HPF70と垂直方向でエッジ成分
を抽出する垂直成分HPF72に印加される。HPF7
0,72による抽出されたエッジ成分は加算器74によ
り加算され、乗算器76に印加される。乗算器76に
は、防振制御回路22aからのゲインも印加されてお
り、乗算器76は加算器74の出力に防振制御回路22
aからのゲインを乗算して加算器66に供給する。これ
により、HPF70,72で抽出されたエッジ成分が、
防振制御回路22aにより決定されるゲインだけ強度調
整される。加算器66は、輪郭強調前の輝度信号に、乗
算器76の出力(エッジ成分)を加算する。
【0083】混合回路68は、色信号処理回路62によ
り処理された色信号に加算器66の出力(輪郭強調され
た輝度信号)を混合して、出力する。混合回路68の出
力がカメラ信号処理回路16aの出力となる。
【0084】防振制御回路22aから乗算器76に印加
されるゲインは、以下のようにして決定される。図9
は、乗算器76に印加されるゲインを決定する処理のフ
ローチャートを示す。画素ずらしがオンの場合には(S
51)、アパーチャ・ゲインを上げてエッジ部分を増幅
させ(S52)、画素ずらしがオフの場合には(S5
1)、アパーチャ・ゲインを下げる(S53)。なお、
画素ずらしがオンかオフかは、図6のS19又は図7の
S38で、切り出し目標位置の小数部が零であるかどう
かにより決定されているものとする。
【0085】図8に示す実施例では、画素ずらしの動作
モードに応じて輪郭強調の強度を変更できるので、防振
機能作動時の切り出し位置が1画素単位位置となる画素
ずらしオフ状態でも、1画素単位以下となる画素ずらし
オン状態でも、解像度劣化や解像度変化を撮影者に感じ
させないようにできる。また、十分な切り出し位置分解
能を確保した防振動作が行え、円滑な防振制御ができ
る。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、切り出し位置座標の原点を1画素
単位の位置に設定するので、防振動作停止時に画素ずら
しオフとなり、また、手振れがない場合にも画素ずらし
がオフとなるので、必要以上の画質劣化を防止できる。
【0087】特に電子ズーム倍率による移動画素の余裕
に応じた原点位置も設定可能であり、電子ズーム時にも
同様の効果を得ることができる。
【0088】防振動作の作動/停止の変化に応じて、画
素ずらしのオン/オフを切り換える処理を設けることに
より、切出し位置を原点に合わせなくても、不要な画質
劣化を防止できると共に、防振作動時にはぶれ補正制御
の円滑さを優先し、防振機能停止には解像度劣化を防止
することが可能となり、使い易い撮像装置を提供でき
る。
【0089】画素ずらしのオン/オフの切換えに時定数
を設けることにより、画素ずらしのオン/オフの相互の
切換え時に解像感の変化を目立たなくなる。画素ずらし
をオンからオフに切り換えるときの時定数を、切り出し
画像位置を全撮像画像の中心付近へ戻すセンタリング動
作が完了するまでの時間に相当させることにより、切り
出し位置変化による不自然な画面の繋ぎを防止できると
共に、画素ずらしによる解像感の変化が気付かれないよ
うにできる。画素ずらしをオフからオンに切り換えると
きの時定数を、カメラの操作が安定するまでに要する時
間に相当させることにより、切り出し位置変化と解像感
変化が同時に発生して不自然な画面の繋ぎとなるのを防
止できる。
【0090】また、カメラ振れが無い安定した静止状態
か否かを判断し、防振機能を作動させる必要が無い静止
状態では、画素ずらしをオフにすることで、不必要な画
質劣化を防止できる。
【0091】画素ずらしをオンからオフに切り換える際
の時定数を、切り出し画像位置を全撮像画像の中心付近
へ戻すセンタリング動作を完了するまでの時間に相当さ
せることにより、切り出し位置変化による不自然な画面
の繋ぎを防止できると共に、画素ずらしによる解像感の
変化を気付かなくさせることができる。
【0092】画素ずらしの動作モードに応じ輪郭強調の
強度を変更する手段を設けることにより、防振機能作動
時の切り出し位置が1画素単位位置となる画素ずらしオ
フ状態でも、1画素単位未満となる画素ずらしオン状態
でも、解像度劣化及び解像度変化を撮影者に感じさせ
ず、十分な切り出し位置分解能を確保した防振動作が行
え円滑な防振制御ができる撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 メモリ正誤回路30内の画素補間及びライン
補間回路の概略構成ブロック図である。
【図3】 切出し範囲112の基準座標の移動可能範囲
を示す図である。
【図4】 撮像素子12の有効撮像面に対するNTSC
方式ビデオ信号のための切出し範囲である。
【図5】 角速度センサ18a,18bで検出した角速
度信号から角変位を算出する処理のフローチャートであ
る。
【図6】 1フィールドに1回、実行される切出し範囲
決定のフローチャートである。
【図7】 切出し範囲決定の別のフローチャートであ
る。
【図8】 本発明の変更実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図9】 図8に示す実施例でアパーチャゲインを決定
する処理のフローチャートである。
【図10】 NTSC方式のビデオ・カメラにPAL方
式のCCD撮像素子を用いた場合を切出し範囲の説明図
である。
【符号の説明】
10:撮影レンズ 12:CCD式撮像素子 14:増幅器 16:カメラ信号処理回路 16a:カメラ信号処理回路 18a:ピッチ方向の角速度センサ 18b:ヨー方向の角速度センサ 20a,20b:アンプ 22:防振制御回路 22a:防振制御回路 24:防振オン/オフ・スイッチ 26:CCD駆動回路 28:ライン・メモリ 30:メモリ制御回路 32:乗算器 34:1H遅延回路 36:乗算器36 38:加算器 40:乗算器 42:1クロック遅延回路 44:乗算器 46:加算器 50:防振オフ時の従来例における切出し範囲54の基
準座標 52:本実施例における切出し範囲56の基準座標 54:防振オフ時の従来例における切出し範囲 56:本実施例における切出し範囲 60:Y/C分離回路 62:色信号処理回路 64:輪郭強調処理回路 66:加算器 68:混合回路 70:水平成分HPF 72:垂直成分HPF 74:加算器 76:乗算器 110:PAL用撮像素子の有効撮像面 112,114: NTSC方式ビデオ信号のための切
出し範囲

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と、 当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する撮像
    手段により構成される撮像手段と、 当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一部を抽出
    する抽出手段と、 当該抽出手段により抽出される画像の位置を当該撮像手
    段の1画素以下の精度で変更可能な変更手段と、 当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、 当該振れ検出手段により検出された振れを補正すべく当
    該変更手段を制御する制御手段とを有する撮像装置であ
    って、当該全撮像画像の中心位置とは異なる位置が前記
    抽出画像の中心位置となるように当該変更手段による位
    置変更の原点を設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 当該撮像手段における、当該全撮像画像
    と当該抽出画像の差分画素数が垂直方向及び水平方向の
    何れかで小数部を含む場合に、当該全撮像画像の中心位
    置とは異なる位置が当該抽出画像の中心位置となるよう
    に当該位置変更の原点を設定することを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮影光学系と、 当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する撮像
    手段と、 当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一部を抽出
    する抽出手段と、 当該抽出手段により抽出される画像の位置を当該撮像手
    段の1画素以下の精度で変更可能な変更手段と、 当該変更手段の位置精度を1画素単位とする第1のモー
    ドと及び1画素単位以下とする第2のモードを選択する
    選択手段と、 当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、 当該振れ検出手段により検出された振れを補正すべく当
    該変更手段を制御する制御手段と、 当該制御手段を作動/停止させるスイッチ手段 とを有する撮像装置であって、当該スイッチ手段が当該
    補正手段を停止させる状態にある場合に、当該選択手段
    が当該第1のモードを選択することを特徴とする撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 撮影光学系と、 当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する撮像
    手段と、 当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一部を抽出
    する抽出手段と、 当該抽出手段により抽出される画像の位置を当該撮像手
    段の1画素以下の精度で変更可能な変更手段と、 当該変更手段の位置精度を1画素単位とする第1のモー
    ド及び1画素単位以下とする第2のモードを選択する選
    択手段と、 当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、 当該振れ検出手段により検出された振れを補正すべく当
    該変更手段を制御する制御手段とを有する撮像装置であ
    って、当該選択手段による当該第1のモードと当該第2
    のモードの動作切換えに所定の時定数を設けたことを特
    徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 当該時定数は、当該振れ検出手段により
    検出された振れが所定レベル以下になるまで待機する時
    間に相当することを特徴とした請求項4に記載の撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 当該時定数は、当該抽出画像位置を当該
    全撮像画像中心付近へ戻すセンタリング動作に要する時
    間に相当することを特徴とする請求項4に記載の撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 撮影光学系と、 当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する撮像
    手段と、 当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一部を抽出
    する抽出手段と、 当該抽出手段により抽出される画像の位置を当該撮像素
    子の1画素以下の精度で変更可能な変更手段と、 当該変更手段の位置精度を1画素単位とする第1のモー
    ド及び1画素単位以下とする第2のモードを選択する選
    択手段と、 当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、 当該振れ検出手段により検出された振れを補正すべく当
    該変更手段を制御する制御手段とを有する撮像装置であ
    って、当該検出手段により検出される振れが静止状態と
    判断できる場合に、当該選択手段は当該第1のモードを
    選択することを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 当該選択手段による当該第1のモードの
    選択は、振れ状態の判別後、当該補正手段の補正量算出
    に用いる補正ゲインを所定時間かけて零にすることで行
    なわれることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 撮影光学系と、 当該撮影光学系による光学像を電気信号に変換する撮像
    手段と、 当該撮像手段により撮像された全撮像画像の一部を抽出
    する抽出手段と、 当該抽出手段により抽出される画像の位置を当該撮像素
    子の1画素以下の精度で変更可能な変更手段と、 当該変更手段の位置精度を1画素単位とする第1のモー
    ド及び1画素単位以下とする第2のモードとを選択する
    選択手段と、 当該撮像手段に加わる振れを検出する振れ検出手段と、 当該振れ検出手段により検出される振れを補正すべく当
    該変更手段を制御する制御手段と、 当該撮像手段により撮像された撮像信号を補正する撮像
    信号補正手段とを有する撮像装置であって、当該選択手
    段により当該第1のモードが選択された場合と当該第2
    のモードが選択された場合とで、当該撮像信号補正手段
    による補正度合いを変更することを特徴とする撮像装
    置。
  10. 【請求項10】 当該撮像信号補正手段はアパーチャ手
    段であることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 当該振れ検出手段は、振動型角速度セ
    ンサ及び加速度センサの何れかからなることを特徴とす
    る請求項1、3、4、7又は9に記載の撮像装置。
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