JP5606774B2 - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像表示装置及び映像表示方法に関し、特に、欠落のある外部映像に対して表示の不具合を改善して表示する映像表示装置及び映像表示方法に関する。
近年、目的地までの経路案内をするナビゲーション装置の普及に伴い、車両にはディスプレイ装置が搭載されるようになってきている。また、地上デジタル放送などのテレビ放送を受信して映像をディスプレイ装置に表示することも行われるようになってきている。
また、自車両のドアミラーやナンバープレート近傍にカメラを設置し、これら複数台のカメラにより自車両周囲の画像を撮影し、この画像を車室内に設置したディスプレイ装置に表示する技術が実用化されている。
このような映像信号には、NTSCやハイビジョンなど、種々のフォーマットが存在する。また、一般に、ディスプレイ装置は、映像信号のアスペクト比に対応して画素の配置が決定される。例えば、NTSC方式の映像信号は、4:3のアスペクト比に対応し、この映像信号を表示する表示装置はこのアスペクト比に適合するように画素の配置が決められている。ところが、カメラによってはワイド映像で撮影され、ワイド映像は16:9のアスペクト比に対応している。この映像を4:3のアスペクト比に適合したディスプレイ装置に表示すると、歪んだ映像が表示されてしまうことになる。
このような種々の映像信号を車両に搭載されたディスプレイ装置に表示する場合に、ディスプレイ装置の画素数に合わせて信号フォーマットを変換する処理が行われている。
これに関連する技術として、特許文献1には、画面表示装置から取得したデータに基づいて、画面出力装置が表示タイミングを算出し、この算出した表示タイミングで画面表示装置に映像信号を出力し、画面表示装置の種類に関係なく適正な表示位置の表示画像を得ることが記載されている。
特開2000−047648号公報
上述したように、外部映像をディスプレイ装置に表示するとき、ディスプレイ装置の有効表示範囲に応じて入力画像が正常に表示されたり、歪んで表示されたりしている。
映像信号のうち表示の対象とする幅が短い場合には、ディスプレイ装置に表示されるNTSC映像は横に広げられ間延びされたように表示されるが、表示の対象とする幅が有効な映像信号の幅に近いほど、映像信号は忠実に表示されるようになっている。
外部映像として入力するカメラなどで撮影された映像自体に映像信号の欠落が存在している場合、表示幅が短く、欠落部分が表示範囲に入っていない場合には間延びするなどの現象はあるものの、映像信号の欠落による誤表示(ノイズ映像)が表示されることはない。
しかし、表示幅が広く映像信号を忠実に表示する場合には、映像信号の欠落によるノイズ映像が表示されてしまうことになる。
このような現象に対して、ノイズ表示される部分を黒帯などでオーバーレイ描画することにより見かけ上ノイズ映像が表示されないようにすることができるが、黒帯が表示されることによってユーザに違和感を与えかねない。また、映像信号の欠落がない場合にも黒帯が表示されてしまい、外部映像を有効に表示することができない。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みなされたものであり、外部映像信号に欠落がある場合であっても、ノイズ映像を表示することなく欠落の度合いに応じて外部映像信号を調整し、表示画面全体を有効に使用して外部映像を表示することが可能な映像表示装置及び映像表示方法を提供することを目的とする。
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明の一形態によれば、表示手段と、映像信号を入力する映像入力手段と、前記映像信号の水平走査線における映像信号期間の画素の欠落部分を補間するスケーリング手段と、前記表示手段、映像入力手段、及びスケーリング手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記映像信号の水平走査線のフロントポーチの直前の画素の輝度値が所定値のとき、欠落があると判定し、前記映像信号の水平走査線のフロントポーチの直前から連続して存在する輝度値が所定値の画素の画素数を検出し、当該画素数を欠落の大きさとし、前記欠落の大きさに応じて前記スケーリング手段に画像の伸長処理による調整を行わせて、前記表示手段に調整された前記映像信号を出力させる映像表示装置であって、前記画像の伸長処理は、前記映像信号が欠落した画素の領域に隣接する、前記欠落の大きさ中の画素の数と同じ数の画素に対して、隣り合う画素の表示間隔を2倍にさせることを含むことを特徴とする映像表示装置が提供される。
この形態に係る映像表示装置において、前記制御手段は、前記入力した映像信号の水平走査線のうち、所定の本数の水平走査線について映像信号が欠落しているとき、前記スケーリング手段に前記画像の伸長処理を行わせてもよく、前記制御手段は、前記欠落があると判定した後に前記所定の本数の水平走査線以外の水平走査線のフロントポーチ直前の画素の輝度値が前記所定値より大きいことを検出したとき、次のフレーム以降の映像信号に対して前記伸長処理を行わせないようにしてもよい。
また、前記制御手段は、前記スケーリング手段に、前記隣り合う画素の表示間隔を2倍にさせるとともに、前記隣り合う画素の輝度値の平均値を算出して前記輝度値の平均値を有する新たな画素を生成し、前記隣り合う画素の中間に表示させるようにしてもよい。
また、本発明の他の形態によれば、映像信号を入力するステップと、前記入力した映像信号の水平走査線のフロントポーチの直前の画素の輝度値が所定値のとき、欠落があると判定するステップと、前記フロントポーチの直前から連続して存在する輝度値が所定値の画素の画素数を検出するステップと、前記画素数を欠落の大きさとするステップと、前記欠落の大きさに応じて画像の伸長処理を行うステップと、前記伸長処理が行われた映像信号を出力するステップと、を有し、前記伸長処理を行うステップは、前記映像信号が欠落した画素の領域に隣接する、前記欠落の大きさ中の画素の数と同じ数の画素を抽出するステップと、前記抽出した画素に対して、隣り合う画素の表示間隔を2倍にするステップと、を含むことを特徴とする映像表示方法が提供される。
この形態に係る映像表示方法において、前記欠落があると判定するステップは、前記入力した映像信号の水平走査線のうち、所定の本数の水平走査線について映像信号が欠落しているとき、前記欠落があると判定するステップであるようにしてもよく、さらに、前記欠落があると判定した後に前記所定の本数の水平走査線以外の水平走査線のフロントポーチ直前の画素の輝度値が所定値より大きいことを検出したとき、次のフレーム以降の映像信号に対して前記伸長処理を行わせないステップを有するようにしてもよい。
また、この形態に係る映像表示方法において、前記伸長処理を行うステップは、前記抽出した画素に対して、隣り合う画素の表示間隔を2倍にするステップとともに、前記隣り合う画素の輝度値の平均値を算出して前記輝度値の平均値を有する新たな画素を生成するステップと、前記新たな画素を前記隣り合う画素の中間に表示するステップと、を有するようにしてもよい。
本発明では、映像信号が水平ブランキング期間の前で欠落していると判定されたとき、欠落の大きさに応じて映像信号の伸長処理を行い、欠落部分を補間するようにしている。これにより、映像信号の欠落に起因するノイズ映像の表示を抑制することができ、ユーザに表示の不具合による違和感を与えることを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。 NTSCコンポジットビデオ信号の波形の一例を示す図である。 外部映像最適表示処理の一例を示すフローチャートである。 外部映像欠落検出処理の一例を示すフローチャートである。 欠落画素数検出処理の一例を示すフローチャートである。 外部映像欠落検出処理を説明する水平走査線の図である。 欠落部分を補間する水平スケーリング処理を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る映像表示装置100の構成を概略的に示したものである。
本実施形態に係る映像表示装置100は、図1に示すように、映像信号入力部13と、ビデオスケーラ14と、表示部(LCD)15と、制御部16と、映像信号欠陥検出部16aと、記憶部18とで基本構成されている。
映像信号入力部13は、TV受信装置11からの映像信号や、車載カメラ12で撮影された外部映像信号を入力する。映像信号入力部11には、アナログコンポーネント信号形式の画像信号が入力され、A/Dコンバータによってデジタル信号に変換して出力する。また、映像信号入力部11に車載カメラ12で撮影された外部映像信号が入力されたときは、制御部16の映像信号欠陥検出部16aにも信号が伝送される。
車載カメラ12は、例えば車両の前方、後方、左方及び右方の画像を取得するためのものであり、車両外部の適当な箇所に設置されている。車載カメラ12は、光学撮像系を内蔵しており、この光学撮像系には、特に図示はしないが当業者には周知の一般的な光学部材、例えば、外部からの光を透過させるレンズ、このレンズを通して入射された光から映像(電気信号)を検出するための撮像素子(例えば、CCDイメージセンサ)等が含まれている。CCDイメージセンサから出力されるアナログ電気信号をデジタル信号に変換した後、自動焦点や自動露光などの画像処理が行われ、画像処理された画像データはアナログ画像信号(NTSC信号)に変換して出力される。
ビデオスケーラ14は、記憶部18から読み出されたタイミング情報を用いて、画像信号に対し所定の信号処理を施す。この処理には、画像データの取り込み、スケーリング処理、画質補正(ガンマ補正やコントラスト補正など)等が含まれる。
また、本実施形態に関連する処理として、車載カメラ12によって撮影された外部映像に対して、制御部16からの指示により、欠落部分の補間処理(水平方向のスケーリングの信号処理)を行う。具体的には、画像の水平方向がQ個の画素をR個の画素に変換する信号処理を行う。欠落している画素を補間するように水平拡大(Q<R)を行って、変換された信号を出力する。ビデオスケーラ14から出力された画像データはアナログ画像データに変換されて、表示部15に入力される。
表示部15は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)等からなり、運転席から表示画面を見ることができるように車室内のインストゥルメントパネルのほぼ中間位置に設置されている。この表示部15の表示画面には、ビデオスケーラ14から伝送された信号に基づいて、TV受信装置11から入力した映像や、車載カメラ12で撮影された映像が表示される。特に、本発明に関連する映像として、車載カメラ12によって撮影された映像の映像信号に欠落があった場合に、その欠落の度合いに応じて修正された映像が表示部15の画面を最大限に利用して表示される。
記憶部18は、その記憶媒体として、例えばHDDを使用している。この記憶部18には、制御部16からの制御に基づき、車載カメラ12で継続的に撮影して得られた車両周辺の画像のA/D変換後のデータが1画面分(1フレーム)毎に逐次格納されるようになっている。また、後述する水平走査線の画素の欠落の有無を判定するために、水平走査線を1ライン毎に記憶するラインメモリとして機能する。
また、記憶部18には、映像信号に関するタイミング等の情報が予め格納されている。タイミング情報には、例えば、画像の解像度、水平周波数(水平同期周波数)、垂直周波数(垂直同期周波数)、ドットクロック(画像信号のクロックを表す情報)、水平総ドット(画像)数、水平表示期間、水平フロントポーチ、水平同期期間、水平バックポーチ等の情報が含まれている。
制御部16は、例えば、マイクロコンピュータ等により構成され、車載カメラ12で撮影された映像を取得して記憶部18に格納し、映像信号の欠落部分をビデオスケーラ14に補間させて表示部15に映像を表示する機能を有している。
映像信号欠陥検出部16aでは、入力された外部映像信号について、映像信号期間のうち、信号が出力されていない部分があるか否かを検出する。
このように構成された映像表示装置100において、表示部15に表示される映像がカメラで撮影された外部映像に切り替わるとき、入力される映像信号に欠落部分があるか否かを検出し、欠落部分があるときにはその部分の画素を補間し、表示部15の画面全体に映像が表示されるように調整を行う。
以下に、本実施形態にかかる映像表示装置100において行う、外部映像信号の欠落部分検出、及び欠落部分の調整処理について説明する。
図2は、NTSCコンポジットビデオ信号(NTSC信号)の波形の一例を示した図である。周知の通り、NTSC方式においては、1画面が525本の水平走査線によって表現され、525本の水平走査線に対応した映像信号に、水平同期信号、及び垂直同期信号を付加することにより、1フレーム(画面)分の映像信号が構成される。
図2に示すNTSC信号波形は、ブランキング期間BLと映像信号期間PSとで構成され、ブランキング期間BLは水平同期信号と色相の基準となるカラーバースト信号BUが付加されている。
映像信号期間PSは色信号を示しており、この色信号波形の振幅は輝度を示している。
また、ブランキング期間BLはフロントポーチと水平同期期間とバックポーチの各期間からなっており、それぞれの期間は予め規定された値となっている。フロントポーチは、輝度を表す期間(映像信号期間)の終わりから水平同期期間の始まりまでの期間であり、バックポーチは、水平同期期間の終わりから輝度を表す期間の始まりまでの期間に相当する。
輝度信号のレベルは、白100%である白レベルと、黒100%である黒レベルとの間の振幅値をとるようになっている。日本のNTSC信号の規格では、白レベルが100IRE(Institute of Radio Engineers)であり、黒レベルが0IREである。
車載カメラ12で撮影された外部映像信号によっては、映像信号期間の全域にわたって映像信号データが記録されているとは限らず、映像信号期間よりも短い期間のデータしか供給しない場合がある。例えば、図2に示すようにブランキング期間BLの直前に画素が欠落することがある。
このような欠落部分が存在すると、その映像を表示部15の画面に表示したとき、映像信号の欠落による映像の不具合(ノイズ映像)が表示されてしまうことになる。
そこで、本実施形態では、上記のような欠落部分を検出したとき、その欠落部分の映像信号(画素)を補間して、欠落部分が無いように調整し、表示部15の全域に映像信号を出力するようにしている。これにより、映像信号の欠落に起因するノイズ映像の表示を抑制することができ、ユーザに表示の不具合による違和感を与えることを防止することが可能となる。
次に、本実施形態に係る映像表示装置100において制御部16が行う外部映像最適表示処理について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図3の最初のステップS11では、映像信号をミュートオンにする。この映像信号は、画像補正の対象とするカメラ映像以外に視聴していたTV受信装置11等からの映像信号を一時ミュートするための処理である。
次のステップS12において、外部映像信号に切り替える。対象とするカメラ映像信号が出力されるように入力信号切り替えスイッチ(不図示)を切り替える。
次のステップS13において、外部映像信号を入力する。対象とする車載カメラ12からの映像信号を、映像入力部13を介して入力する。入力された映像信号は、1フレーム毎に記憶部18に格納される。また、入力された映像信号は、制御部16の映像信号欠陥検出部16aに送出される。
次のステップS14において、外部映像信号の欠落検出解析を行う。ここで、図4を参照しながら、映像信号欠落検出処理について説明する。
図4のステップS21では、初期設定として、検査対象とする外部映像信号の水平走査線数をKとし、水平走査線のカウンタCに1を設定する。また、欠落があったか否かを示すフラグとして欠落判定フラグを用意する。
次のステップS22において、水平走査線Hcを記憶部18から抽出する。
次のステップS23において、水平走査線Hcの水平ブランキング期間の前の映像信号の信号レベルを検出する。水平ブランキング期間(フロントポーチ+水平同期+バックポーチ)は既知であるものとし、抽出した水平走査線Hcの水平ブランキング期間直前の画素の値を検出する。なお、NTSC方式の場合、フロントポーチは1.5[μs]、水平同期期間は4.7[μs]、バックポーチは4.7[μs]である。
次のステップS24において、水平走査線Hcの映像信号レベルが所定値より大か否かを検出する。所定値より大であればステップS26に移行し、所定値より大でなければステップS25に移行する。なお、日本の黒レベルは0IREであるため、所定値は0[V]とする。
次のステップS25において、欠落判定フラグに0をセットする。ステップS23で検出された映像信号レベルが0[V]であるため、映像信号として黒が出力されているか、又は映像信号が出力されずに欠落している可能性がある。よって、欠落判定フラグに欠落があることを示す0をセットする。この場合は、次のステップS27において、何画素分の映像信号が入力されていないかを検出する。
ここで、図5を参照しながら、欠落画素数の検出について説明する。
まず、図5のステップS31において、初期設定を行う。この初期設定では、欠落画素数をLとし、L=0とする。また、映像信号の1水平走査線の画素Pの数をTとする。また、欠陥画素数Lは、記憶部18に記録されるものとする。
次のステップS32において、L=1とする。本欠落画素数検出処理は、図4のステップS24においてPTの画素の信号レベルが0であると判定されたときに行われるため、欠落画素数としてカウントする。
次のステップS33において、信号レベルを検出する画素を隣の画素に移動させるため、T=T−1とする。
次のステップS34において、PTの信号レベルを検出し、信号レベルが所定値(0[V])であるか否かを判定する。信号レベルが0[V]のときは、ステップS35に移行して欠落画素数Lを1カウントアップし、信号レベルが0[V]でないときは、本サブルーチンを終了する。
このサブルーチンによって、欠落画素数Lが記憶部18に記録される。
図4に戻り、ステップS28において、ステップS27のサブルーチンで検出された欠落画素数を更新する。すなわち、検査対象の複数の水平走査線について欠落画素があったとき、各走査線において欠落画素数が一致していない場合は、検出された欠落画素数Lのうちの最小の数を欠落画素数とする。
次のステップS29において、水平走査線カウンタCが検査数Kを超えたか否かを判定する。所定の検査数Kを超えていれば本サブルーチンは終了し、所定の検査数Kを超えていなければ、ステップS28において水平走査線カウンタCに1加算してステップS22に戻り、次の水平走査線に対して検査処理を継続する。
図6は、水平走査線の検査数Kが5の場合の水平走査線の欠落判定処理の一例を示している。図6(a)は、水平走査線の映像信号期間のすべての画素に欠落がない状態を示している。これに対し、図6(b)は、欠落がある場合を示している。図6(b)の黒丸で示した画像が信号レベル0[V]であるとする。この場合、第1の水平走査線H1から第5の水平走査線H5について検査を行っている。第1及び第2の水平走査線(H1,H2)については、欠落画素数が4と検出され、第3〜第5(H3〜H5)の水平走査線については、欠落画素数が3と検出されている。よって、この外部映像には欠落があり、その欠落画素数は3であると判定される。
一方、ステップS24において映像信号の信号レベルが所定値より大であると判定されたときは、映像信号に欠落部分がないと判定され、ステップS26において欠落判定フラグに1をセットして、本サブルーチンは終了する。
図3に戻り、ステップS15において、映像信号に欠落があるか否かを判定する。ステップS14の映像信号欠落検出処理において行った映像信号の解析によって設定された欠落判定フラグの値が1のときは映像信号に欠落が無いと判定し、欠落判定フラグの値が0のときは映像信号に欠落があると判定する。欠落があるときはステップS16に移行し、欠落がないときはステップS17に移行する。
次のステップS16において、映像信号の欠落の大きさに応じた伸長処理を行う。ステップS14で検出された欠落画素数Lを記憶部18から取得し、ビデオスケーラ14において欠落画素数(L)分の画素を補間する映像信号の伸長処理を行う。
ここで、図7を参照しながら、映像信号の伸長処理について説明する。この伸長処理は、外部映像信号に欠落が検出された後、入力される外部映像信号に対して行われる。伸長処理は、欠落部分がなくなるように、すなわち、表示部15の表示画面の全体に映像が表示されるように行う。
図7は、欠落部分の補間処理の一例を示した図である。図7(a)〜(d)の各ラインは水平走査線Hを示し、画素(輝点)Pnを丸で示している。水平走査線の映像信号期間の全範囲のうち、フロントポーチ側の一部を示している。また、一ラインの画素数をTとする。
図7(a)は、映像信号期間の全範囲に渡って映像信号が存在する場合を示している。図7(b)は、映像信号期間の全画素数Tのうち、L画素分の映像信号が出力されていない場合を示している。すなわち、画素PT-(L-1)から画素PTまでの画素が黒レベルとなっている場合である。図7(b)ではL=4の場合を示している。
この図7(b)のような映像信号の欠落が制御部16の映像信号欠陥検出部16aにおいて検出されたとき、制御部16はビデオスケーラ14に対して、欠落部分に映像信号を補間するスケーリング処理(伸長処理)を行わせる。図7(c),(d)は、スケーリング処理の一例を示した図である。
図7(c)のスケーリング処理では、欠落部分の画素数に対応する直前の画素データを使用して映像信号を伸長するようにしている。すなわち、画素PT-(2L-1)から画素PT-Lの画素を用い、これらの画素の表示間隔を2倍にして、映像信号期間の全範囲に信号が存在するようにしている。
図7(d)のスケーリング処理でも、欠落部分の画素数に対応する直前の画素(画素PT-(2L-1)から画素PT-L)を使用して映像信号を伸長している。図7(d)のスケーリング処理では、これらの画素(画素PT-(2L-1)から画素PT-L)の表示間隔を2倍にするとともに、隣接する画素の輝度値の平均値の画素データ(Pα、Pβ、Pγ、Pδ)を生成して、該隣接する画素の間に配置するようにする。
また、欠落画素数をL1、欠落の内画素数をMとし、nを1からL1としたとき、n×(M/L1)番目の画素毎に、その画素を2度表示して、全体の画素数を調整するようにしてもよい。
図3に戻り、ステップS17において、映像信号のミュートをオフし、ステップS18において、外部映像を表示して本処理は終了する。
なお、上記した外部映像最適表示処理では、図4のフローチャートを用いて説明したように、予め定めた本数の水平走査線について映像信号の欠落があるか否かを判定している。そのため、検査した水平走査線以外の水平走査線上では映像信号に欠落が検出されない可能性もある。このような状況に対応するため、映像信号の欠落有無の検査は、欠落があると判定された後も継続して行い、欠落がないと判定されたときには、次のフレームからは外部映像信号の伸長処理を行わないようにする。
以上説明したように、本実施形態における画像表示装置及び画像表示方法では、映像信号が水平ブランキング期間の前で欠落していると判定されたとき、欠落の大きさに応じて映像信号の伸長処理を行い、欠落部分を補間するようにしている。これにより、映像信号の欠落に起因するノイズ映像の表示を抑制することができ、ユーザに表示の不具合による違和感を与えることを防止することが可能となる。
12…車載カメラ、
13…映像信号入力部、
14…ビデオスケーラ、
15…表示部、
16…制御部、
16a…映像信号欠陥検出部、
18…記憶部、
100…映像表示装置。

Claims (8)

  1. 表示手段と、
    映像信号を入力する映像入力手段と、
    前記映像信号の水平走査線における映像信号期間の画素の欠落部分を補間するスケーリング手段と、
    前記表示手段、映像入力手段、及びスケーリング手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記映像信号の水平走査線のフロントポーチの直前の画素の輝度値が所定値のとき、欠落があると判定し、前記映像信号の水平走査線のフロントポーチの直前から連続して存在する輝度値が所定値の画素の画素数を検出し、当該画素数を欠落の大きさとし、前記欠落の大きさに応じて前記スケーリング手段に画像の伸長処理による調整を行わせて、前記表示手段に調整された前記映像信号を出力させる映像表示装置であって、
    前記画像の伸長処理は、前記映像信号が欠落した画素の領域に隣接する、前記欠落の大きさ中の画素の数と同じ数の画素に対して、隣り合う画素の表示間隔を2倍にさせることを含むことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記入力した映像信号の水平走査線のうち、所定の本数の水平走査線について映像信号が欠落しているとき、前記スケーリング手段に画像の伸長処理を行わせることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記欠落があると判定した後に前記所定の本数の水平走査線以外の水平走査線のフロントポーチ直前の画素の輝度値が前記所定値より大きいことを検出したとき、次のフレーム以降の映像信号に対して前記伸長処理を行わせないことを特徴とする請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記スケーリング手段に、前記隣り合う画素の表示間隔を2倍にさせるとともに、前記隣り合う画素の輝度値の平均値を算出して前記輝度値の平均値を有する新たな画素を生成し、前記隣り合う画素の中間に表示させることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 映像信号を入力するステップと、
    前記入力した映像信号の水平走査線のフロントポーチの直前の画素の輝度値が所定値のとき、欠落があると判定するステップと、
    前記フロントポーチの直前から連続して存在する輝度値が所定値の画素の画素数を検出するステップと、
    前記画素数を欠落の大きさとするステップと、
    前記欠落の大きさに応じて画像の伸長処理を行うステップと、
    前記伸長処理が行われた映像信号を出力するステップと、
    を有し、前記伸長処理を行うステップは、
    前記映像信号が欠落した画素の領域に隣接する、前記欠落の大きさ中の画素の数と同じ数の画素を抽出するステップと、
    前記抽出した画素に対して、隣り合う画素の表示間隔を2倍にするステップと、
    を含むことを特徴とする映像表示方法。
  6. 前記欠落があると判定するステップは、
    前記入力した映像信号の水平走査線のうち、所定の本数の水平走査線について映像信号が欠落しているとき、前記欠落があると判定するステップであることを特徴とする請求項5に記載の映像表示方法。
  7. さらに、前記欠落があると判定した後に前記所定の本数の水平走査線以外の水平走査線のフロントポーチ直前の画素の輝度値が所定値より大きいことを検出したとき、次のフレーム以降の映像信号に対して前記伸長処理を行わせないステップを有することを特徴とする請求項6に記載の映像表示方法。
  8. 前記伸長処理を行うステップは、
    前記抽出した画素に対して、隣り合う画素の表示間隔を2倍にするステップとともに、
    前記隣り合う画素の輝度値の平均値を算出して前記輝度値の平均値を有する新たな画素を生成するステップと、
    前記新たな画素を前記隣り合う画素の中間に表示するステップと、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の映像表示方法。
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