JP4899367B2 - 俯瞰画像表示システム及び俯瞰画像の表示方法 - Google Patents

俯瞰画像表示システム及び俯瞰画像の表示方法 Download PDF

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本発明は、複数の車載カメラで撮影された撮影画像を用いて車両周囲の領域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成して表示装置に表示する俯瞰画像表示システム及び俯瞰画像の表示方法に関する。
従来、車両の死角となる領域の画像を地面に対して垂直に見下ろした俯瞰画像に変換して表示する俯瞰画像表示システムが知られており、車両の駐車時や狭い道路の通行時などにおいて運転者の視界を補助する目的で利用されている。また、近年では、車両前方、後方、左右両側方の全ての領域の画像を繋ぎ合わせて1つの連続した俯瞰表示画像として表示することで、車両周囲全域の様子を一目で把握できるようにした俯瞰画像表示システムが提案されており、実用化に向けての研究開発が盛んに進められている。
この俯瞰画像表示システムでは、車両の前方、後方、左右両側方にそれぞれ設置された4台のカメラを用いて車両周囲の領域を各々撮影し、これら4台のカメラで撮影された各撮影画像を視点変換処理により俯瞰画像に変換すると共に繋ぎ合わせることで、1つの連続した俯瞰表示画像として、車室内の表示装置に表示させるようにしている。この際、隣り合うカメラが撮影する被撮影領域は、その端部において互いに重複しており、この重複した部分の俯瞰画像の作成に使用する撮影画像を予め決められた基準に従って選択することで、所定の位置を繋ぎ目とする連続した俯瞰表示画像が作成されることになる。
ところで、以上のような俯瞰画像表示システムでは、互いに異なる位置に設置された複数のカメラの撮影画像を俯瞰画像に変換して繋ぎ合わせ、1つの連続した俯瞰表示画像を作成するようにしているので、作成された俯瞰表示画像の繋ぎ目位置では画像に不連続性が生じることが避けられず、この俯瞰表示画像の繋ぎ目位置に障害物が存在する場合には、この障害物を認識しにくくなる。特に、車両周囲の状況を監視する目的で利用されるこの種の俯瞰画像表示システムでは、車両が前進しているのか後退しているのか、右折しようとしているのか左折しようとしているのかといった車両の挙動に応じて、障害物の有無を確実に確認しておきたい領域が異なるが、このような障害物の有無を確実に確認しておきたい領域に俯瞰画像の繋ぎ目位置が設定されていると、車両周囲の状況を監視するといった本来の役割を十分に果たせなくなるといった問題が生じる。
このような問題への対応策として、例えば特許文献1には、隣り合うカメラの被撮影領域が互いに重複する部分において、一方のカメラで撮影した撮影画像の画素と他方のカメラで撮影した撮影画像の画素とを一定の規則に従って交互に配置して俯瞰画像を作成することで、一連の俯瞰表示画像に明確な繋ぎ目を生じさせないようにして、障害物の存在を認識し易くするという技術が開示されている。
特開2002−354468号公報
しかしながら、上述した特許文献1にて開示される技術では、2つのカメラで撮影した撮影画像の画素を交互に配置して被撮影領域が重複する部分の俯瞰画像を作成しているので、この部分に存在する障害物が俯瞰画像の中では2重の像として現れることになる。このため、障害物の存在自体は認識できても、当該障害物がポールなどの静止した構造物であるのか、或いは人体などの動く可能性のある物体であるのかといった判定を瞬時に行うことが困難となり、運転者が回避操作の判断に迷う要因となるといった問題が懸念される。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、車両周囲の領域の中で特に運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示して、運転者の運転操作を適切に支援することができる俯瞰画像表示システム及び俯瞰画像の表示方法を提供することを目的としている。
発明は、前記目的を達成するために、一部が重複する車両周囲の複数の被撮影領域の画像を複数の車載カメラで各々撮影し、これら複数の車載カメラにより撮影された複数の撮影画像をそれぞれ俯瞰画像に変換し、被撮影領域の重複する部分においてこれら俯瞰画像を合成して、1つの連続した俯瞰表示画像として表示装置に表示するにあたり、俯瞰表示画像の合成部分における合成の割合を任意に設定できるようにした。
そして、被撮影領域の重複する部分において、2つの俯瞰画像を構成する各画素を所定の割合で交互に配置して1つの俯瞰画像として合成する際に、車両の挙動を表す車両情報が車両の前進、且つ所定角度以上の操舵角を示している場合には、車両前方の操舵角方向の重複部分において、前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の操舵角方向の重複部分において、操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両情報が車両の後退、且つ所定角度以上の操舵角を示している場合には、車両前方の操舵角方向と逆側の重複部分において、操舵方向と逆側の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の操舵角方向の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定する。
発明によれば、車両の挙動に応じて俯瞰表示画像の合成部分の合成の割合を最適な値に設定できるので、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示して、運転者の運転操作を適切に支援することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、ここでは、車両前方、後方、左右両側方の各領域を4つの車載カメラでそれぞれ撮影し、これら4つの車載カメラで撮影された撮影画像を用いて車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成して表示する俯瞰画像表示システムに本発明を適用した例について説明するが、本発明は、ここで挙げる例に限らず、複数のカメラで撮影した画像から1つの俯瞰画像を作成して表示する各種の俯瞰画像表示システムに対して広く適用可能である。
(第1の参考形態)
まず、本発明の第1の参考形態について説明する。本参考形態の俯瞰画像表示システムは、4つの車載カメラで撮影された撮影画像を俯瞰画像に変換すると共に繋ぎ合わせることで、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成して表示するにあたり、車両の挙動に応じて俯瞰表示画像の繋ぎ目位置を最適な位置に設定して、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示できるようにしたものである。
参考形態の俯瞰画像表示システムの概略構成を図1に示す。この俯瞰画像表示システムは、図1に示すように、前方カメラ11、後方カメラ12、右側方カメラ13、左側方カメラ14の4つの車載カメラと、車両の挙動を表す車両情報を検出する手段としての舵角センサ21、車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサとが画像処理装置30にそれぞれ接続され、この画像処理装置30の出力側に、車室内に設置された液晶ディスプレイ等の表示装置40が接続された構成とされる。また、画像処理装置30には、表示装置40の表示画面を切り替えるための画面切替スイッチ41も接続されている。
前方カメラ11は、図2に示すように、車両前方の例えばフロントバンパーなどに設置され、車両前方の所定の被撮影領域A1の画像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。また、後方カメラ12は、車両後方の例えばリアバンパーなどに設置され、車両後方の所定の被撮影領域A2の画像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。また、右側方カメラ13は、車両右側のサイドミラーなどに設置され、車両右側方の所定の被撮影領域A3の画像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。さらに、左側方カメラ14は、車両左側のサイドミラーなどに設置され、車両左側方の所定の被撮影領域A4の画像を地面に対して斜めに見下ろす方向で撮影する。
これら4つの車載カメラ11,12,13,14が撮影する領域A1,A2,A3,A4は、それぞれ端部において、隣り合う他の車載カメラが撮影する領域と互いに重複している。すなわち、前方カメラ11が撮影する領域A1と右側方カメラ13が撮影する領域A3とは車両右前方のオーバーラップエリアOA1において重複し、前方カメラ11が撮影する領域A1と左側方カメラ14が撮影する領域A4とは車両左前方のオーバーラップエリアOA2において重複する。また、後方カメラ12が撮影する領域A2と右側方カメラ13が撮影する領域A3とは車両右後方のオーバーラップエリアOA3において重複し、後方カメラ12が撮影する領域A2と左側方カメラ14が撮影する領域A4とは車両左後方のオーバーラップエリアOA4において重複する。言い換えると、オーバーラップエリアOA1の画像は前方カメラ11と右側方カメラ13の何れでも撮影可能であり、オーバーラップエリアOA2の画像は前方カメラ11と左側方カメラ14の何れでも撮影可能である。また、オーバーラップエリアOA3の画像は後方カメラ12と右側方カメラ13の何れでも撮影可能であり、オーバーラップエリアOA4の画像は後方カメラ12と左側方カメラ14の何れでも撮影可能である。
参考形態の俯瞰画像表示システムでは、以上の4つの車載カメラ11,12,13,14で撮影した被撮影領域A1,A2,A3,A4の画像をそれぞれ画像処理装置30に取り込み、画像処理装置30においてこれらの撮影画像を俯瞰画像に変換して繋ぎ合わせ、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成するようにしている。このとき、画像処理装置30では、詳細を後述する繋ぎ目位置設定ロジックに従って、各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4の俯瞰画像として、どちらの車載カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像を用いるかを画素単位で選択することで、各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4内の所定の位置にそれぞれ繋ぎ目を有する一連の俯瞰表示画像が作成されることになる。そして、特に本参考形態の俯瞰画像表示システムでは、車両の挙動に合わせて繋ぎ目位置設定ロジックを切り替えることで、俯瞰表示画像の繋ぎ目位置を任意に設定できるようにして、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示するようにしている。
舵角センサ21は、車両の操舵角度を検出するものである。また、車速センサ22は、車両の走行速度を検出するものである。また、シフト位置センサ23は、車両のシフトレバーの位置を検出するものである。本参考形態の俯瞰画像表示システムでは、これら舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値が画像処理装置30に取り込まれ、画像処理装置30において、これらセンサ検出値から車両の挙動が判断される。すなわち、画像処理装置30においては、舵角センサ21の検出値に基づいて車両の操舵量及び操舵方向を判断することができ、また、車速センサ22の検出値に基づいて車両の走行速度を判断することができ、また、シフト位置センサ23の検出値に基づいて車両が前進しているのか後退しているのかを判断することができる。
画像処理装置30は、図3に示すように、4つの車載カメラ11,12,13,14にそれぞれ対応させて、A/D変換部31a,31b,31c,31dと、デコード部32a,32b,32c,32dと、フレームメモリ33a,33b,33c,33dとを有している。また、画像処理装置30は、4つの車載カメラ11,12,13,14で撮影された撮影画像を用いて俯瞰表示画像を作成する変換処理部34と、この変換処理部34での変換に用いる変換テーブルが格納されたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の記憶部35と、出力用フレームメモリ36と、エンコード部37と、D/A変換部38とを有している。
この画像処理装置30では、前方カメラ11により被撮影領域A1の画像が撮影されて当該前方カメラ11からコンポジット信号が入力されると、このコンポジット信号がA/D変換部31aにてA/D変換され、デコード部32aでRGB信号にデコードされて、前方カメラ11の撮影画像のフレームを構成するデータとしてフレームメモリ33aに蓄積される。同様に、後方カメラ12により被撮影領域A2の画像が撮影されて当該後方カメラ12からコンポジット信号が入力されると、このコンポジット信号がA/D変換部31bにてA/D変換され、デコード部32bでRGB信号にデコードされて、後方カメラ12の撮影画像のフレームを構成するデータとしてフレームメモリ33bに蓄積される。
また、右側方カメラ13により被撮影領域A3の画像が撮影されて当該右側方カメラ13からコンポジット信号が入力されると、このコンポジット信号がA/D変換部31cにてA/D変換され、デコード部32cでRGB信号にデコードされて、右側方カメラ13の撮影画像のフレームを構成するデータとしてフレームメモリ33cに蓄積される。また、左側方カメラ14により被撮影領域A4の画像が撮影されて当該左側方カメラ14からコンポジット信号が入力されると、このコンポジット信号がA/D変換部31dにてA/D変換され、デコード部32dでRGB信号にデコードされて、左側方カメラ14の撮影画像のフレームを構成するデータとしてフレームメモリ33dに蓄積される。
そして、画像処理装置30では、これら4つの車載カメラ11,12,13,14の撮影画像のデータがフレームメモリ33a,33b,33c,33dにそれぞれ蓄積されると、変換処理部34が、記憶部35に格納されている変換テーブル51,52,53,54に基づき各車載カメラ11,12,13,14の撮影画像を俯瞰画像に変換し、そのときの車両挙動に応じて選択された繋ぎ目位置設定ロジックに従ってこれらの俯瞰画像を繋ぎ合わせ、1つの連続した俯瞰表示画像を作成して当該俯瞰表示画像のデータを出力用フレームメモリ36に格納する。そして、この出力用フレームメモリ36に格納された俯瞰表示画像のデータ(RGB信号)がエンコード部37でコンポジット信号にエンコードされ、D/A変換部38にてD/A変換されて表示装置40に出力される。これにより、例えば図4に示すように、車両周囲全域を地面に対して垂直な方向で見下ろした様子を表す俯瞰表示画像が、表示装置40に表示されることになる。なお、この図4に例示する俯瞰表示画像は、車両が停止中または直線的に走行している場合に表示される基本となる俯瞰表示画像である。
参考形態の俯瞰画像表示システムにおいて、画像処理装置30の変換処理部34で行われる変換処理は、ポイント・トゥ・ポイント法と呼ばれるものである。このポイント・トゥ・ポイント法は、変換後の画像を構成する各画素のアドレスと変換前の画像を構成する各画素のアドレスとの対応関係を記載した変換テーブルを用い、変換前の画像を構成する各画素の配置を変換テーブルに従って変換することで、変換前の画像とは視点の異なる画像を作成するものである。本参考形態の俯瞰表示システムにおいては、前方カメラ11で撮影された車両前方の領域A1の撮影画像を俯瞰画像に視点変換するためのテーブルとして記憶部35に格納された変換テーブル51が用いられ、後方カメラ12で撮影された車両後方の領域A2の撮影画像を俯瞰画像に視点変換するためのテーブルとして記憶部35に格納された変換テーブル52が用いられ、右側方カメラ13で撮影された車両右側方の領域A3の撮影画像を俯瞰画像に視点変換するためのテーブルとして記憶部35に格納された変換テーブル53が用いられ、左側方カメラ14で撮影された車両左側方の領域A4の撮影画像を俯瞰画像に視点変換するためのテーブルとして記憶部35に格納された変換テーブル54が用いられる。
また、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおいて、画像処理装置30の変換処理部34は、上述したように、変換テーブル51,52,53,54で変換した領域A1,A2,A3,A4の俯瞰画像を、繋ぎ目位置設定ロジックに従って繋ぎ合わせて一連の俯瞰表示画像を作成するが、この俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジックとして、複数のロジックを内蔵している。そして、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から判断されるそのときの車両の挙動に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる繋ぎ目位置設定ロジックを選択することによって、車両挙動に合わせて最適な位置に繋ぎ目位置が設定された俯瞰表示画像を作成するようにしている。
具体的には、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が停止中または直線的に走行していると判断した場合には、図4に示した基本となる俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジック(以下、ロジックAという。)を選択する。このロジックAは、各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4の全てにおいて、それぞれ2つの車載カメラの撮影画像を用いるようにして、図4に示した基本となる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が前進し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で右方向に転舵していると判断した場合には、図5に示すような俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジック(以下、ロジックBという。)を選択する。このロジックBは、車両右前方のオーバーラップエリアOA1においては前方カメラ11の撮影画像のみを用い、車両右後方のオーバーラップエリアOA3においては右側方カメラ13の撮影画像のみを用いるようにして、図5に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両前方から右前方に亘る領域と、車両右側方から右後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が前進し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で左方向に転舵していると判断した場合には、図6に示すような俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジック(以下、ロジックCという。)を選択する。このロジックCは、車両左前方のオーバーラップエリアOA2においては前方カメラ11の撮影画像のみを用い、車両左後方のオーバーラップエリアOA4においては左側方カメラ14の撮影画像のみを用いるようにして、図6に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両前方から左側方に亘る領域と、車両左側方から左後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が後退し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で右方向に転舵していると判断した場合には、図7に示すような俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジック(以下、ロジックDという。)を選択する。このロジックDは、車両左前方のオーバーラップエリアOA2においては左側方カメラ14の撮影画像のみを用い、車両右後方のオーバーラップエリアOA3においては後方カメラ12の撮影画像のみを用いるようにして、図7に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両左側方から左前方に亘る領域と、車両後方から右後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が後退し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で左方向に転舵していると判断した場合には、図8に示すような俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジック(以下、ロジックEという。)を選択する。このロジックEは、車両右前方のオーバーラップエリアOA1においては右側方カメラ13の撮影画像のみを用い、車両左後方のオーバーラップエリアOA4においては後方カメラ12の撮影画像のみを用いるようにして、図8に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両右側方から右前方に亘る領域と、車両後方から左後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が所定の走行速度以上の高速でまっすぐ前方に前進していると判断した場合には、図9に示すような俯瞰表示画像を作成するための繋ぎ目位置設定ロジック(以下、ロジックFという。)を選択する。このロジックFは、車両右前方のオーバーラップエリアOA1と車両右後方のオーバーラップエリアOA3とで右側方カメラ13の撮影画像のみを用い、車両左前方のオーバーラップエリアOA2と車両左後方のオーバーラップエリアOA4とで左側方カメラ14の撮影画像のみを用いるようにして、図9に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両右側方から右前方及び右後方に亘る領域と、車両左側方から左前方及び左後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成するロジックである。
以上のように、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおいては、画像処理装置30の変換処理部34が、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から判断される車両の挙動に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックA〜Fの何れかを選択し、俯瞰表示画像の繋ぎ目位置を車両挙動に合わせて最適な位置に設定するようにしているので、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示装置40に表示することができる。
ここで、以上のような本参考形態の俯瞰画像表示システムにおける一連の処理の流れについて、図10のフローチャートに沿って説明する。この図10の処理フローは、車両のイグニッションスイッチがオンとされて当該俯瞰画像表示システムが起動された後、画面切替スイッチ41の操作により、俯瞰表示画像を表示する旨の指示が与えられることにより開始される。
参考形態の俯瞰画像表示システムでは、図10の処理フローが開始されると、まず、ステップS1において、前方カメラ11、後方カメラ12、右側方カメラ13、左側方カメラ14の4つの車載カメラが、車両周囲の被撮影領域A1,A2,A3,A4の画像をそれぞれ撮影する。そして、各車載カメラ11,12,13,14から撮影画像のコンポジット信号が画像処理装置30に入力されると、画像処理装置30が、ステップS2において、これら各車載カメラ11,12,13,14からのコンポジット信号をA/D変換部31a,31b,31c,31dにてそれぞれA/D変換した後、デコード部32a,32b,32c,32dでRGB信号にデコードし、各撮影画像のフレームを構成するデータとしてフレームメモリ33a,33b,33c,33dにそれぞれ蓄積する。
次に、ステップS3において、画像処理装置30の変換処理部34が、舵角センサ21、車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値を読み込む。そして、画像処理装置30の変換処理部34は、これら各センサ検出値に基づいて車両の挙動を判断し、車両挙動に応じて俯瞰表示画像の作成に用いる繋ぎ目位置設定ロジックを選択する。
すなわち、画像処理装置30の変換処理部34は、まず、ステップS4において、車両が停止しているのか走行しているのかを判定し、走行していると判断した場合にはステップS5に進み、停止していると判断した場合にはステップS11へと処理を移行する。
次に、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS5において、車両が前進しているのか後退しているのかを判定し、前進していると判断した場合にはステップS6に進み、後退していると判断した場合にはステップS9へと処理を移行する。
次に、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS6において、車両が所定の走行速度以上の高速でまっすぐ前方に前進している状況であるか否かを判定し、このような状況ではないと判断した場合にはステップS7に進み、このような状況であると判断した場合にはステップS16へと処理を移行する。
次に、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS7において、車両が前進し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で左方向に転舵している状況であるか否かを判定し、このような状況ではないと判断した場合にはステップS8に進み、このような状況であると判断した場合にはステップS13へと処理を移行する。
次に、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS8において、車両が前進し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で右方向に転舵している状況であるか否かを判定し、このような状況ではないと判断した場合にはステップS11へと処理を移行し、このような状況であると判断した場合にはステップS12へと処理を移行する。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS5で車両が後退していると判断されてステップS9に処理を移行した場合、このステップS9において、車両が後退し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で左方向に転舵している状況であるか否かを判定し、このような状況ではないと判断した場合にはステップS10に進み、このような状況であると判断した場合にはステップS15へと処理を移行する。
次に、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS10において、車両が後退し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で右方向に転舵している状況であるか否かを判定し、このような状況ではないと判断した場合にはステップS11へと処理を移行し、このような状況であると判断した場合にはステップS14へと処理を移行する。
そして、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS11に処理を移行した場合には、このステップS11において、繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックAを選択し、このロジックAを用いて図4に示したような基本となる俯瞰表示画像を作成する。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS12に処理を移行した場合には、このステップS12において、繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックBを選択し、このロジックBを用いて、図5に示したような俯瞰表示画像、すなわち車両前方から右前方に亘る領域と、車両右側方から右後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成する。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS13に処理を移行した場合には、このステップS13において、繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックCを選択し、このロジックCを用いて、図6に示したような俯瞰表示画像、すなわち車両前方から左側方に亘る領域と、車両左側方から左後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成する。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS14に処理を移行した場合には、このステップS14において、繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックDを選択し、このロジックDを用いて、図7に示したような俯瞰表示画像、すなわち車両左側方から左前方に亘る領域と、車両後方から右後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成する。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS15に処理を移行した場合には、このステップS15において、繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックEを選択し、このロジックEを用いて、図8に示したような俯瞰表示画像、すなわち車両右側方から右前方に亘る領域と、車両後方から左後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成する。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、ステップS16に処理を移行した場合には、このステップS16において、繋ぎ目位置設定ロジックとして上述したロジックFを選択し、このロジックFを用いて、図9に示したような俯瞰表示画像、すなわち車両右側方から右前方及び右後方に亘る領域と、車両左側方から左前方及び左後方に亘る領域とに繋ぎ目が生じない俯瞰表示画像を作成する。
以上のステップS11乃至ステップS16の何れかにおいて画像処理装置30の変換処理部34が俯瞰表示画像を作成すると、この変換処理部34が作成した俯瞰表示画像のデータは、出力用フレームメモリ36に格納される。そして、俯瞰表示画像のデータが出力用フレームメモリ36に格納されると、画像処理装置30が、ステップS17において、この出力用フレームメモリ36に格納された俯瞰表示画像のデータ(RGB信号)をエンコード部37でコンポジット信号にエンコードし、D/A変換部38にてD/A変換して表示装置40へと出力する。
画像処理装置30から表示装置40へと俯瞰表示画像のデータが出力されると、表示装置40が、ステップS18において、画像処理装置30からのデータに基づいて表示処理を行い、車両周囲全域を地面に対して垂直な方向で見下ろした様子を表す俯瞰表示画像を、図4乃至図9で示した何れかの表示形態で表示する。
参考形態の俯瞰画像表示システムでは、画面切替スイッチ41の操作により俯瞰表示画像を表示する旨の指示が与えられている間、以上の一連の処理を所定周期で繰り返し行う。これにより、表示装置40には、車両の挙動に応じて最適な位置に繋ぎ目位置が設定された適切な俯瞰表示画像が常に表示されることになる。
以上、具体的な例を挙げて詳細に説明したように、本参考形態の俯瞰画像表示システムでは、画像処理装置30が、4つの車載カメラ11,12,13,14で撮影した撮影画像を俯瞰画像に変換して繋ぎ合わせ、1つの連続した俯瞰表示画像を作成するにあたり、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値を読み込んでこれらセンサ検出値から判断される車両の挙動に応じて、最適な位置に繋ぎ目位置が設定された俯瞰表示画像を作成するようにしている。したがって、この俯瞰画像表示システムによれば、車両の挙動に合わせて運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示して、運転者の運転操作を適切に支援することができる。
(第2の参考形態)
次に、本発明の第2の参考形態について説明する。本参考形態の俯瞰画像表示システムは、4つの車載カメラで撮影された撮影画像を俯瞰画像に変換すると共に繋ぎ合わせることで、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成して表示するにあたり、車両の乗員の操作入力に応じて俯瞰表示画像の繋ぎ目位置を最適な位置に設定して、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示できるようにしたものである。なお、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおけるその他の部分は上述した第1の参考形態の俯瞰画像表示システムと同様であるので、以下、第1の参考形態と同様の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本参考形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
参考形態の俯瞰画像表示システムの概略構成を図11に示す。本参考形態の俯瞰画像表示システムは、図11に示すように、上述した第1の参考形態における車両情報を検出する手段としての各種センサ(舵角センサ21、車速センサ22、シフト位置センサ23)に代えて、車両の乗員による操作入力を受け付けるための入力装置60が、画像処理装置30に接続されている。この入力装置60としては、例えば表示装置40と一体に設けられたタッチパネルや、専用の操作ボタンなどを用いることができる。
参考形態の俯瞰画像表示システムにおいては、上述した第1の参考形態と同様に、画像処理装置30の変換処理部34が、前方カメラ11で撮影された車両前方領域A1の撮影画像を変換テーブル51を用いて変換した俯瞰画像と、後方カメラ11で撮影された車両後方領域A2の撮影画像を変換テーブル52を用いて変換した俯瞰画像と、右側方カメラ13で撮影された車両右側方領域A3の撮影画像を変換テーブル53を用いて変換した俯瞰画像と、左側方カメラ14で撮影された車両左側方領域A4の撮影画像を変換テーブル54を用いて変換した俯瞰画像とを繋ぎ合わせて、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成する。このとき、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおいては、画像処理装置30の変換処理部34が、入力装置60を用いた車両の乗員による操作入力に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる繋ぎ目位置設定ロジックとして、上述した第1の参考形態で説明したロジックA〜Fの何れかを選択するようにしている。したがって、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおいては、車両の乗員の操作入力に合わせて、図4乃至図9で示した何れかの表示形態の俯瞰表示画像が表示装置40に表示されることになる。
以上のように、本参考形態の俯瞰画像表示システムでは、画像処理装置30が、4つの車載カメラ11,12,13,14で撮影した撮影画像を俯瞰画像に変換して繋ぎ合わせ、1つの連続した俯瞰表示画像を作成するにあたり、入力装置60を用いた車両の乗員の操作入力に応じて、最適な位置に繋ぎ目位置が設定された俯瞰表示画像を作成するようにしている。したがって、この俯瞰画像表示システムによれば、運転者が確実に確認しておきたいと考えている領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示して、運転者の運転操作を適切に支援することができる。
(第の実施形態)
次に、本発明の第の実施形態について説明する。本実施形態の俯瞰画像表示システムは、4つの車載カメラで撮影された撮影画像を俯瞰画像に変換し、隣り合う車載カメラの被撮影領域が重複する各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4においては隣り合う車載カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像を合成して、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成して表示するにあたり、車両の挙動に応じて俯瞰表示画像の合成部分における合成の割合を最適な値に設定して、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示できるようにしたものである。なお、本実施形態の俯瞰画像表示システムにおけるその他の部分は上述した第1の参考形態の俯瞰画像表示システムと同様であるので、以下、第1の参考形態と同様の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
本実施形態の俯瞰画像表示システムの構成は、上述した第1の参考形態の俯瞰画像表示システムと同様である(図1参照。)。ただし、本実施形態の俯瞰画像表示システムでは、画像処理装置30の変換処理部34が俯瞰表示画像を作成する際に、車両右前方のオーバーラップエリアOA1においては、前方カメラ11で撮影した撮影画像を変換テーブル51で変換した俯瞰画像と右側方カメラ13で撮影した撮影画像を変換テーブル53で変換した俯瞰画像とを合成し、また、車両左前方のオーバーラップエリアOA2においては、前方カメラ11で撮影した撮影画像を変換テーブル51で変換した俯瞰画像と左側方カメラ14で撮影した撮影画像を変換テーブル54で変換した俯瞰画像とを合成し、また、車両右後方のオーバーラップエリアOA3においては、後方カメラ12で撮影した撮影画像を変換テーブル52で変換した俯瞰画像と右側方カメラ13で撮影した撮影画像を変換テーブル53で変換した俯瞰画像とを合成し、また、車両左後方のオーバーラップエリアOA4においては、後方カメラ12で撮影した撮影画像を変換テーブル52で変換した俯瞰画像と左側方カメラ14で撮影した撮影画像を変換テーブル54で変換した俯瞰画像とを合成して、車両周囲全域を表す一連の俯瞰表示画像を作成するようにしている。なお、ここで俯瞰画像の合成とは、2つの俯瞰画像を構成する各画素を所定の割合で交互に配置して1つの俯瞰画像とすることを意味する。
そして、特に、本実施形態の俯瞰画像表示システムでは、画像処理装置30の変換処理部34が、各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4における俯瞰画像の合成の割合を画像合成ロジックに従って決定して俯瞰表示画像を作成するようにしており、この画像合成ロジックとして複数のロジックを内蔵し、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から判断されるそのときの車両の挙動に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる画像合成ロジックを選択することによって、車両挙動に合わせて最適な俯瞰表示画像を作成するようにしている。
具体的には、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が停止中または直線的に走行していると判断した場合には、図12に示した基本となる俯瞰表示画像を作成するための画像合成ロジック(以下、ロジックGという。)を選択する。このロジックGは、各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4の全てにおいて、合成の割合が均等となるように画像を合成し、図12に示した基本となる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が前進し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で右方向に転舵していると判断した場合には、図13に示すような俯瞰表示画像を作成するための画像合成ロジック(以下、ロジックHという。)を選択する。このロジックHは、車両右前方のオーバーラップエリアOA1においては、前方カメラ11の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が右側方カメラ13の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにし、また、車両右後方のオーバーラップエリアOA3においては、右側方カメラ13の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が後方カメラ12の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにして、図13に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両前方から右前方に亘る領域と、車両右側方から右後方に亘る領域とで画像の連続性が高くなる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が前進し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で左方向に転舵していると判断した場合には、図14に示すような俯瞰表示画像を作成するための画像合成ロジック(以下、ロジックIという。)を選択する。このロジックIは、車両左前方のオーバーラップエリアOA2においては、前方カメラ11の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が左側方カメラ14の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにし、また、車両左後方のオーバーラップエリアOA4においては、左側方カメラ14の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が後方カメラ12の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにして、図14に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両前方から左側方に亘る領域と、車両左側方から左後方に亘る領域とで画像の連続性が高くなる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が後退し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で右方向に転舵していると判断した場合には、図15に示すような俯瞰表示画像を作成するための画像合成ロジック(以下、ロジックJという。)を選択する。このロジックJは、車両左前方のオーバーラップエリアOA2においては、左側方カメラ14の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が前方カメラ11の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにし、また、車両右後方のオーバーラップエリアOA3においては、後方カメラ12の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が右側方カメラ13の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにして、図15に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両左側方から左前方に亘る領域と、車両後方から右後方に亘る領域とで画像の連続性が高くなる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が後退し、且つ回転角度が所定の角度θ以上となる操舵角度で左方向に転舵していると判断した場合には、図16に示すような俯瞰表示画像を作成するための画像合成ロジック(以下、ロジックKという。)を選択する。このロジックKは、車両右前方のオーバーラップエリアOA1においては、右側方カメラ13の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が前方カメラ11の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにし、また、車両左後方のオーバーラップエリアOA4においては、後方カメラ12の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が左側方カメラ14の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにして、図16に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両右側方から右前方に亘る領域と、車両後方から左後方に亘る領域とで画像の連続性が高くなる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
また、画像処理装置30の変換処理部34は、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から、車両が所定の走行速度以上の高速でまっすぐ前方に前進していると判断した場合には、図17に示すような俯瞰表示画像を作成するための画像合成ロジック(以下、ロジックLという。)を選択する。このロジックLは、車両右前方のオーバーラップエリアOA1と車両右後方のオーバーラップエリアOA3とで、右側方カメラ13の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が前方カメラ11の撮影画像や後方カメラ12の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにし、また、車両左前方のオーバーラップエリアOA2と車両左後方のオーバーラップエリアOA4とで、左側方カメラ14の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合が前方カメラ11の撮影画像や後方カメラ12の撮影画像を変換した俯瞰画像の画素の割合よりも大きく(例えば、80%と20%の割合)なるようにして、図17に示すような俯瞰表示画像、すなわち車両右側方から右前方及び右後方に亘る領域と、車両左側方から左前方及び左後方に亘る領域とで画像の連続性が高くなる俯瞰表示画像を作成するロジックである。
以上のように、本実施形態の俯瞰画像表示システムにおいては、画像処理装置30の変換処理部34が、舵角センサ21や車速センサ22、シフト位置センサ23の各センサ検出値から判断される車両の挙動に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる画像合成ロジックとして上述したロジックG〜Lの何れかを選択し、合成部分における合成の割合を最適な値に設定した俯瞰表示画像を作成するようにしている。したがって、この俯瞰画像表示システムによれば、車両の挙動に合わせて運転者が確実に確認しておきたい領域で画像の連続性が高い俯瞰表示画像を表示して、運転者の運転操作を適切に支援することができる。
(第3の参考形態)
次に、本発明の第3の参考形態について説明する。本参考形態の俯瞰画像表示システムは、4つの車載カメラで撮影された撮影画像を俯瞰画像に変換し、隣り合う車載カメラの被撮影領域が重複する各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4においては隣り合う車載カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像を合成して、車両周囲全域を表す1つの連続した俯瞰表示画像を作成して表示するにあたり、車両の乗員の操作入力に応じて俯瞰表示画像の合成部分における合成の割合を最適な値に設定して、運転者が確実に確認しておきたい領域で画像に不連続性が生じることのない俯瞰表示画像を表示できるようにしたものである。なお、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおけるその他の部分は上述した第の実施形態の俯瞰画像表示システムと同様であるので、以下、第の実施形態と同様の部分については同一の符号を付して重複した説明を省略し、本参考形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
参考形態の俯瞰画像表示システムの構成は、上述した第2の参考形態の俯瞰画像表示システムと同様であり(図11参照。)、上述した第の実施形態における各種センサ(舵角センサ21、車速センサ22、シフト位置センサ23)に代えて、車両の乗員による操作入力を受け付けるための入力装置60が、画像処理装置30に接続されている。
また、本参考形態の俯瞰画像表示システムでは、上述した第の実施形態の俯瞰画像表示システムと同様に、画像処理装置30の変換処理部34が俯瞰表示画像を作成する際に、車両右前方のオーバーラップエリアOA1においては、前方カメラ11で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像と右側方カメラ13で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像とを合成し、また、車両左前方のオーバーラップエリアOA2においては、前方カメラ11で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像と左側方カメラ14で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像とを合成し、また、車両右後方のオーバーラップエリアOA3においては、後方カメラ12で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像と右側方カメラ13で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像とを合成し、また、車両左後方のオーバーラップエリアOA4においては、後方カメラ12で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像と左側方カメラ14で撮影した撮影画像を変換した俯瞰画像とを合成して、車両周囲全域を表す一連の俯瞰表示画像を作成するようにしている。
そして、特に、本参考形態の俯瞰画像表示システムでは、画像処理装置30の変換処理部34が、各オーバーラップエリアOA1,OA2,OA3,OA4における俯瞰画像の合成の割合を画像合成ロジックに従って決定して俯瞰表示画像を作成するようにしており、この画像合成ロジックとして、上述した第の実施形態で説明したロジックG〜Lの複数のロジックを内蔵している。そして、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおいては、画像処理装置30の変換処理部34が、入力装置60を用いた車両の乗員による操作入力に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる繋ぎ目位置設定ロジックとして、上述したロジックA〜Fの何れかを選択するようにしている。したがって、本参考形態の俯瞰画像表示システムにおいては、車両の乗員の操作入力に合わせて、図12乃至図17で示した何れかの表示形態の俯瞰表示画像が表示装置40に表示されることになる。
以上のように、本実施形態の俯瞰画像表示システムにおいては、画像処理装置30の変換処理部34が、入力装置60を用いた車両の乗員の操作入力に応じて、俯瞰表示画像の作成に用いる画像合成ロジックとして上述したロジックG〜Lの何れかを選択し、合成部分における合成の割合を最適な値に設定した俯瞰表示画像を作成するようにしている。したがって、この俯瞰画像表示システムによれば、運転者が確実に確認しておきたいと考えている領域で画像の連続性が高い俯瞰表示画像を表示して、運転者の運転操作を適切に支援することができる。
なお、以上説明した第1の実施形態の俯瞰画像表示システムは、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態の説明で開示した内容に限定されるものではなく、これらの開示から容易に導き得る様々な代替技術も含まれることは勿論である。
第1の参考形態としての俯瞰画像表示システムの概略構成を示すブロック図である。 4つの車載カメラの取り付け位置と、各車載カメラの被撮影領域とを説明する図である。 画像処理装置の詳細な構成を示すブロック図である。 表示装置に表示される俯瞰表示画像の一表示形態を示す図である。 表示装置に表示される俯瞰表示画像の他の表示形態を示す図である。 表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 第1の参考形態の俯瞰画像表示システムにおける一連の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の参考形態としての俯瞰画像表示システムの概略構成を示すブロック図である。 の実施形態の俯瞰画像表示システムにおいて、表示装置に表示される俯瞰表示画像の一表示形態を示す図である。 の実施形態の俯瞰画像表示システムにおいて、表示装置に表示される俯瞰表示画像の他の表示形態を示す図である。 の実施形態の俯瞰画像表示システムにおいて、表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 の実施形態の俯瞰画像表示システムにおいて、表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 の実施形態の俯瞰画像表示システムにおいて、表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。 の実施形態の俯瞰画像表示システムにおいて、表示装置に表示される俯瞰表示画像の更に他の表示形態を示す図である。
符号の説明
11 前方カメラ
12 後方カメラ
13 右側方カメラ
14 左側方カメラ
21 舵角センサ
22 車速センサ
23 シフト位置センサ
30 画像処理装置
34 変換処理部
35 記憶部

Claims (8)

  1. 一部が重複する車両周囲の複数の被撮影領域の画像を各々撮影する複数の車載カメラと、
    前記複数の車載カメラにより撮影された撮影画像をそれぞれ俯瞰画像に変換し、前記被撮影領域の重複する部分においてこれら俯瞰画像を合成して、1つの連続した俯瞰表示画像を作成する画像処理装置と、
    前記画像処理装置により作成された俯瞰表示画像を表示する表示装置とを備えた俯瞰画像表示システムであって
    前記画像処理装置は、前記被撮影領域の重複する部分において、2つの俯瞰画像を構成する各画素を所定の割合で交互に配置して1つの俯瞰画像として合成するものであり、前記俯瞰表示画像の合成部分における前記割合を任意に設定する合成割合設定手段と、
    車両の挙動を表す車両情報を検出する車両情報検出手段と、を有し、
    前記合成割合設定手段は、
    前記車両情報検出手段により検出された車両情報が前進、且つ所定角度以上の操舵角を示している場合には、車両前方の操舵角方向の重複部分において、前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の操舵角方向の重複部分において、操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、
    前記車両情報検出手段により検出された車両情報が後退、且つ所定角度以上の操舵角を示している場合には、車両前方の操舵角方向と逆側の重複部分において、操舵方向と逆側の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の操舵角方向の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定することを特徴とする俯瞰画像表示システム。
  2. 前記車両情報検出手段により検出された車両情報が前進、且つ所定角度以上の右方向操舵角を示している場合には、車両前方の右方向の重複部分において、前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を右側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の右方向の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を右側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より小さくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の俯瞰画像表示システム。
  3. 前記車両情報検出手段により検出された車両情報が前進、且つ所定角度以上の左方向操舵角を示している場合には、車両前方の左方向の重複部分において、前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を左側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の左方向の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を左側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より小さくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の俯瞰画像表示システム。
  4. 前記車両情報検出手段により検出された車両情報が後退、且つ所定角度以上の右方向操舵角を示している場合には、車両左前方の重複部分において、左側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両右後方の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を右側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の俯瞰画像表示システム。
  5. 前記車両情報検出手段により検出された車両情報が後退、且つ所定角度以上の左方向操舵角を示している場合には、車両右前方の重複部分において、右側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両左後方の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を左側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の俯瞰画像表示システム。
  6. 前記車両情報検出手段により検出された車両情報が停止または直進を示している場合には、前記重複領域の全てにおいて前記割合が等しくなるように設定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の俯瞰画像表示システム。
  7. 前記車両情報検出手段により検出された車両情報が所定速度以上の前進を示している場合には、車両右前方及び車両右後方の前記重複領域において、右側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を車両前方カメラまたは車両後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合よりも大きくなるように設定し、また、車両左前方及び車両左後方の前記重複領域において、左側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を車両前方カメラまたは車両後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合よりも大きくなるように設定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の俯瞰画像表示システム。
  8. 一部が重複する車両周囲の複数の被撮影領域の画像を複数の車載カメラで各々撮影し、これら複数の車載カメラにより撮影された撮影画像をそれぞれ俯瞰画像に変換し、前記被撮影領域の重複する部分においてこれら俯瞰画像を合成して、1つの連続した俯瞰表示画像として表示装置に表示する俯瞰画像の表示方法であって、
    前記被撮影領域の重複する部分において、2つの俯瞰画像を構成する各画素を所定の割合で交互に配置して1つの俯瞰画像として合成する際に、車両の挙動を表す車両情報が車両の前進、且つ所定角度以上の操舵角を示している場合には、車両前方の操舵角方向の重複部分において、前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の操舵角方向の重複部分において、操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、
    前記車両情報が車両の後退、且つ所定角度以上の操舵角を示している場合には、車両前方の操舵角方向と逆側の重複部分において、操舵方向と逆側の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を前方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定し、車両後方の操舵角方向の重複部分において、後方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合を操舵方向の側方カメラの撮影画像を変換した俯瞰画像の割合より大きくなるように設定することを特徴とする俯瞰画像の表示方法。
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