JP3293310B2 - 金属の選別回収方法とその装置 - Google Patents

金属の選別回収方法とその装置

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JP3293310B2
JP3293310B2 JP04826894A JP4826894A JP3293310B2 JP 3293310 B2 JP3293310 B2 JP 3293310B2 JP 04826894 A JP04826894 A JP 04826894A JP 4826894 A JP4826894 A JP 4826894A JP 3293310 B2 JP3293310 B2 JP 3293310B2
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政克 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属の選別回収方法とそ
の装置に係り、特に廃家電品等の廃棄物から鉄及び銅・
アルミニウム等非鉄金属の有価物を選別回収するのに好
適な金属の選別回収方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属やプラスチック等非金属の混在した
廃棄物から、鉄、銅・アルミニウムといった比較的高価
な有価金属の選別回収処理はかなり古くから行われてお
り、形状が小さく比較的均一な物については選別機で効
率良く回収されている。
【0003】尚、一般的な選別機を示すと、鉄には磁気
選別機が用いられており、銅・アルミニウムには渦電流
選別機が用いられている。また、風力選別機や振動式選
別機及び重液を使った比重選別機も一般的に使われてい
る。
【0004】しかし、非鉄金属に関しては、渦電流選別
機では銅とアルミニウムの選別は困難であり、風力選別
機や振動式選別機は小形状の均一な破砕片に対しては分
離効率が良いが、形状の大きい破砕片については選別困
難である。
【0005】従って比較的大きな形状の破砕片に対する
選別は人手による手選別が行われている。例えば、特開
昭57−81878号公報に記載のシステムのように、
磁力選別機により鉄を除いた後、風力選別機により非金
属を除き、その後非磁性金属の選別回収方法とその装置
の選別は手選別で行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように現在の
廃棄物処理システムでは、最適な選別装置がないために
銅とアルミニウム等の有価非鉄金属の比較的形状の大き
い破砕片に対する選別処理は人手によって行われてい
る。
【0007】そこで本発明の目的は、騒音、汚れ、危険
といった劣悪な環境から作業者を開放することと、廃棄
物処理という性質から処理に係るランニングコストの低
減を図ることが不可欠なため、従来困難とされてきた銅
とアルミニウム等の有価非鉄金属の形状の大きな破砕片
を選別可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の金属の選別回収
方法とその装置は、破砕された廃棄物から非鉄金属を回
収する方法とその装置であって、以下の各特徴を有す
る。◆ (1)廃棄物を破砕機によって破砕して複数の破砕片と
する破砕工程と、これら破砕片から鉄系金属を磁気選別
機にて選別する磁気選別工程と、この磁気選別機にて選
別された以外の破砕片を非鉄金属片とその他の破砕片と
に渦電流選別機によって選別する渦電流選別工程と、こ
の渦電流選別工程によって選別された非鉄金属を選別す
る非鉄金属選別工程とを含む金属の選別回収方法におい
て、前記破砕工程と磁気選別工程との間に銅線除去装置
による銅線除去工程を設け、この銅線除去装置は、網目
状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、このメッシ
ュベルトに振動を与える加振機と、このメッシュベルト
の搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収ガイド
を備えた装置である金属の選別回収方法。◆ (2)廃棄物から金属塊を分別する工程と、この金属塊
が除去された廃棄物を第1の破砕機にて破砕して複数の
破砕片とする破砕工程と、前記金属塊を第2の破砕機に
て破砕して複数の破砕片とする金属塊破砕工程と、前記
破砕工程及び前記金属塊破砕工程からの破砕片から鉄系
金属を磁気選別機にて選別する磁気選別工程と、この磁
気選別機にて選別された以外の破砕片を非鉄金属片とそ
の他の破砕片とに渦電流選別機によって選別する渦電流
選別工程と、この渦電流選別工程によって選別された非
鉄金属を選別する非鉄金属選別工程金属の選別回収方法
において、前記破砕工程及び前記金属塊破砕工程の後段
であって前記磁気選別工程の前段に銅線除去装置による
銅線除去工程を設け、この銅線除去装置は、網目状のメ
ッシュベルトを用いた搬送ベルトと、このメッシュベル
トに振動を与える加振機と、このメッシュベルトの搬送
部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収ガイドを備え
た装置である金属の選別回収方法。◆ (3)廃棄物から金属塊を分別する工程と、この金属塊
が除去された廃棄物を第1の破砕機にて破砕して複数の
破砕片とする破砕工程と、前記金属塊を第2の破砕機に
て破砕して複数の破砕片とする金属塊破砕工程と、前記
破砕工程からの破砕片から発泡成形材を分離する軽量物
分別装置による軽量物分別工程と、この軽量物分別工程
により発泡成形材が除去された破砕片及び前記金属塊破
砕工程からの破砕片から鉄系金属を磁気選別機にて選別
する磁気選別工程と、この磁気選別機にて選別された以
外の破砕片を非鉄金属片とその他の破砕片とに渦電流選
別機によって選別する渦電流選別工程と、この渦電流選
別工程によって選別された非鉄金属を選別する非鉄金属
選別工程金属の選別回収方法において、前記金属塊破砕
工程及び前記軽量物分別工程の後段であって前記磁気選
別工程の前段に銅線除去装置による銅線除去工程を設
け、この銅線除去装置は、網目状のメッシュベルトを用
いた搬送ベルトと、このメッシュベルトに振動を与える
加振機と、このメッシュベルトの搬送部の下部に設けた
銅線塊以外の破砕片回収ガイドを備えた装置である金属
の選別回収方法。◆ (4)廃棄物を破砕して複数の破砕片とする破砕機と、
これら破砕片から鉄系金属を選別する磁気選別機と、こ
の磁気選別機にて選別された以外の破砕片を非鉄金属片
とその他の破砕片とに選別する渦電流選別機と、この渦
電流選別機によって選別された非鉄金属を選別する非鉄
金属選別装置とを備えた金属の選別回収装置において、
前記破砕機により破砕された破砕片が投入される網目状
のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、このメッシュ
ベルトに振動を与える加振機と、このメッシュベルトの
搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収ガイドを
有する銅線除去装置とを備え、この破砕片回収ガイドか
らの破砕片を前記磁気選別機に投入する金属の選別回収
装置。◆ (5)廃棄物から金属塊を分別する金属塊分別手段と、
この金属塊が除去された廃棄物を破砕して複数の破砕片
とする第1の破砕機と、前記金属塊を破砕して複数の破
砕片とする第2の破砕機と、前記第1の破砕機及び前記
第2の破砕機によって破砕された破砕片から鉄系金属を
選別する磁気選別機と、この磁気選別機にて選別された
以外の破砕片を非鉄金属片とその他の破砕片とに選別す
る渦電流選別機と、この渦電流選別機によって選別され
た非鉄金属を選別する非鉄金属選別装置とを備えた金属
の選別回収装置において、前記第1の破砕機及び前記第
2の破砕機によって破砕された破砕片が投入される網目
状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、このメッシ
ュベルトに振動を与える加振機と、このメッシュベルト
の搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収ガイド
を有する銅線除去装置とを備え、この破砕片回収ガイド
からの破砕片を前記磁気選別機に投入する金属の選別回
収装置。◆ (6)廃棄物から金属塊を分別する金属塊分別手段と、
この金属塊が除去された廃棄物を破砕して複数の破砕片
とする第1の破砕機と、前記金属塊を破砕して複数の破
砕片とする第2の破砕機と、前記第1の破砕機によって
破砕された破砕片から発泡成形材を分離する軽量物分別
装置と、この軽量物分別装置により発泡成形材が除去さ
れた破砕片及び前記第2の破砕機によって破砕された破
砕片から鉄系金属を選別する磁気選別機と、この磁気選
別機にて選別された以外の破砕片を非鉄金属片とその他
の破砕片とに選別する渦電流選別機と、この渦電流選別
機によって選別された非鉄金属を選別する非鉄金属選別
装置とを備えた金属の選別回収装置において、前記第2
の破砕機によって破砕された破砕片及び前記軽量物分別
装置によって発泡成形材が除去された破砕片が投入され
る網目状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、この
メッシュベルトに振動を与える加振機と、このメッシュ
ベルトの搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収
ガイドを有する銅線除去装置とを備え、この破砕片回収
ガイドからの破砕片を前記磁気選別機に投入する金属の
選別回収装置。
【0009】
【作用】破砕された破砕片から銅線塊を分別するので、
絡み合いがなくなる。
【0010】
【実施例】詳細な実施例を説明する前に、本発明に係る
実施例における選別処理の流れを説明する。金属の選別
回収装置は、廃棄物を貯蔵するストックヤードと、スト
ックヤードから廃棄物を前処理装置に供給する供給装置
とを備えている。鉄,銅,アルミニウム等の金属に加え
てプラスチック類も多く使われた代表的大形廃棄物であ
る廃家電品は、収集車等により収集されてストックヤー
ドに貯蔵される。
【0011】ストックヤードに貯蔵された廃家電品は供
給装置により前処理装置に送られる。前処理装置は廃棄
物から冷媒を回収する冷媒回収手段と、金属塊分別手段
と、硝子類を取はずす硝子類取り出し手段と、基板類を
取り外す基板類取り出し手段と、金属塊を分離する金属
塊分別手段とを備えている。そこで、前処理装置におい
て、冷蔵庫、エアコンの場合には、まず冷媒回収手段に
より冷凍機内の冷媒を抜取り、次に金属塊分別手段で圧
縮機を取りはずす。
【0012】テレビの場合は硝子類取り出し手段により
ブラウン管を取りはずし、更に基板類取り出し手段によ
り基板類を取り出す。洗濯機等の廃家電品の場合には金
属塊分別手段でモータ等の金属塊を取りはずす。
【0013】ここで金属塊分別手段は圧縮機やモータ等
の大きめの金属の塊を取るもので、一般には剪断機など
で周囲の弱いところから切り取る方式で達成される。
【0014】次に、前記金属塊分別手段で分離された大
物金属を破砕する冷凍破砕装置と、大物金属を分離され
た廃棄物を破砕する破砕装置と、破砕された廃棄物から
発泡成形材とそれ以外の廃棄物とを分離する軽量物分別
装置とを備えているので、前処理が行なわれ大物金属を
分離された廃棄物は破砕装置により材質ごとに大まかに
分かれる程度に粗目に破砕され、軽量物分別装置に送ら
れる。
【0015】このとき、これらの前処理の行われた廃家
電品は破砕装置により一乃至二段の破砕機構で100m
m程度の大きさに破砕するとともに材料ごとに遊離され
る。次いで破砕装置により破砕され、材料ごとに遊離さ
れた廃棄物は軽量物分別装置により発泡ウレタン等の発
泡成形材を分離し、発泡成形材は軽い廃棄物として発泡
材回収装置に送られ、発泡成形材を分別された重い廃棄
物は金属分別装置に送られる。
【0016】一方、前処理装置で分別された圧縮機、モ
ータ等の金属塊は破砕装置によって破砕され、軽量物分
別装置から出た重い廃棄物と一緒になって金属分別装置
に送られる。また、破砕装置が冷却装置と衝撃破砕機か
らなるものでは、金属の低温脆性を利用して比較的小さ
な衝撃により破砕することができる。
【0017】廃棄物処理装置は、冷凍破砕装置で破砕さ
れた大物金属と軽量物分別装置で破砕された発泡成形材
以外の廃棄物とから鉄系の金属、非鉄系の金属を夫々分
別する金属分別装置を備えている。この金属分別装置で
は磁気選別機と渦電流選別機とを備えており、まず磁気
選別機で鉄系の金属を分別し、次に渦電流選別機で非鉄
系の金属を分離することができる。
【0018】また、金属選別装置は、渦電流選別機の後
に、色選別機と比重検出選別機と風力選別機及び振動式
選別機を備えているので、色選別機と比重検出選別機の
併用により10mm以上の比較的大きなアルミニウム及
び銅の破砕片を分離可能であり、風力選別機及び振動式
選別機により、10mm以下の銅とアルミニウムの小破
砕片についても分離が可能である。
【0019】このように様々な形状の金属及びプラスチ
ック類の非金属が混在する廃棄物から鉄、非鉄金属、特
に銅やアルミニウムの高純度で効率的な回収が可能とな
る。
【0020】以下、本発明の実施例を図面に従って説明
する。図1は、本実施例の金属の選別回収装置の全体構
成を示す図である。図1において、まずストックヤード
1にて廃棄物を概ね種類別に分けて貯蔵する。供給装置
2はストックヤード1から前処理装置3に廃棄物を供給
する装置である。3は前処理装置であり、本例において
は冷媒回収手段4(廃冷蔵庫、廃エアコン等の前処
理)、(大型)硝子類取り出し手段5(廃テレビ、廃ブ
ラウン管等の前処理)、基板類取り出し手段10(廃家
電品全般)、金属塊分別手段6(洗濯機、冷蔵庫の前処
理)からなる。
【0021】従って供給装置7からは各前処理機構5,
10,4,6に、廃家電品ごとに直接に、または複数の
前処理機構5,10,4,6を適宜経由するように前処
理装置3に供給される。
【0022】前処理装置3における金属塊分別手段6を
経た後、金属塊は冷凍破砕装置11に送られ、冷却装置
12で液体窒素等の冷媒に接触しつつ脆化されて破砕機
13にかけられる。一方、金属塊分別手段6にて金属塊
を分離された廃棄物は、一段乃至二段の破砕機からなる
破砕装置7にかけられ、次いで軽量物分別装置8にかけ
られて、冷蔵庫の断熱材などの軽量物がここで分離され
る。
【0023】破砕機13を経た破砕済金属塊と軽量物分
別後の破砕物とは共に金属選別装置9に投入され、金属
選別処理後にプラスチック分別装置62にかけられる。
尚、金属選別装置9は磁気選別機14、渦電流選別機1
5、色選別機16、比重検出選別機19、風力選別機1
7、振動式選別機18から構成される。
【0024】次に廃棄家電品を例に取ってその処理を説
明する。収集車によって収集された廃棄家電品はストッ
クヤード1に冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機他と概
ね4種類に分類されて貯蔵される。ストックヤード1に
貯蔵された廃棄家電品は供給装置2により種類別に取り
出され前処理装置3に送られる。前処理装置3では廃棄
家電品が冷蔵庫、エアコンの場合には冷媒回収手段4に
より冷凍機内の冷媒を抜取り回収する。次に金属塊分別
手段6で冷凍機から圧縮機を取りはずす。
【0025】廃棄家電品がテレビの場合には、硝子類取
り出し手段5によりブラウン管を取りはずし、基板類取
りだし手段10により基板類を取り出す。また、廃棄家
電品が洗濯機等で、冷蔵庫、エアコン、テレビ以外の廃
棄家電品の場合には金属塊分別装置6でモータ等の金属
塊を取りはずす。
【0026】これらの前処理が行われ上記の金属塊が除
去された廃棄家電品は破砕装置7へ送られ、破砕装置7
により1段乃至2段の破砕機構で50〜100mm程度
の大きさに破砕するとともに材料ごとに遊離される。特
に冷蔵庫の場合には断熱材(発泡成型材;ポリウレタ
ン)を薄い鉄板から遊離させる必要があり、このために
は多段の破砕機構が有利である。
【0027】破砕装置7により破砕され材料ごとに遊離
された廃棄物は軽量物分別装置8へ送られ、軽量物分別
装置8により発泡ウレタン等の発泡成形材を分離され
て、発泡成形材は軽い廃棄物として分離される。発泡成
形材を分別された重い廃棄物は金属分別装置9に送られ
る。
【0028】一方、前処理装置3の金属塊分別手段6に
よって分別された圧縮機、モータ等の金属塊は冷凍破砕
装置11に送られる。冷凍破砕装置11では先ず冷却装
置12で−100℃以下の低温に冷された後、破砕機1
3にかけられ、金属の低温脆性を利用して比較的小さな
衝撃により破砕され、軽量物分別装置8からでた重い廃
棄物と一緒になって金属分別装置9に送られる。
【0029】金属分別装置9ではまず、磁気選別機14
で鉄系の金属が分別され鉄系として回収される。次に、
渦電流選別機15で非鉄系の金属、特に銅、アルミニウ
ムの比較的大きな形状(中、大片)の破砕片(最大長さ
10mm乃至200mm)が分離され、その後、色選別
機(色検出器ともいう)16で表面の反射光を分光し、
色の成分の違いから銅またはアルミニウムを識別する。
【0030】すなわち色検出器16においては銅とアル
ミニウムとが概ね別けられる。本発明は銅とアルミニウ
ムを別けるにおいてはこの段階で終えても差し支えない
が、本例においては更に比重検出選別機19により比重
を検出して、再度、銅またはアルミニウムを識別し分別
する。比重検出選別機19においては銅とアルミニウム
とその他とに分離されることになる。
【0031】次に、渦電流選別機15でその他の側に回
収された破砕片(主として非金属)については、風力選
別機17により更に分離して、軽比重側に回収された破
砕片はプラスチック分別装置62へ送る。風力選別機1
7で重比重側に回収された破砕片(主として非鉄金属
で、最大長さ10mm未満)は銅、アルミニウムの比較
的小さな形状の破砕片であるため、更に振動式選別機1
8により銅とアルミニウム、その他に選別する。
【0032】色選別機16は、表面の汚れ、塗装、メッ
キ等、素材が表面に表われていない場合、反射光の分光
結果も誤差が大きくなり、判別不可能な場合がある。そ
こで、明確な判別が可能な銅、アルミニウムは選別し、
中間的な場合はその他とし、更に比重検出選別機19で
比重を求め、選別を行う。
【0033】本例では色検出と比重検出選別を併用した
ので高純度な非鉄金属選別が可能であり、各金属の回収
率が向上するという効果がある。
【0034】本発明の他の実施例を図2により説明す
る。本実施例は図1に示す実施例の金属選別装置9の色
選別機を省略して比重検出選別機19を用いた例を示
す。風力選別機17−1は図1の例の渦電流選別機15
に代え磁気選別機14で鉄の分離された残りの内、重比
重物と軽比重物とに別ける。後段の風力選別機17−2
は風力選別機17−1よりも風速を弱めており、更に風
力選別機17−3は風力選別機17−2よりも風力を弱
めている。風力選別機17−3は図1の振動式選別機1
8に代えたものである。
【0035】本例によれば色選別機を省略したので装置
が簡単になり、安価で選別が可能となる。特に本例は、
材質相互において比重差の近い材質がない場合に有効で
ある。更に渦電流選別機や振動式選別機を風力選別機に
代えたので、構成が簡単であり、しかも処理量を多くで
きるという効果がある。
【0036】本発明の参考例を図3に示す。本例は図1
の色選別機の代わりにX線式選別機20を用いた例であ
る。X線式選別機とは材質によってX線の透過具合が異
なる原理を用いるもので、本例によれば、材質表面の状
態の影響を受けにくいという効果がある。
【0037】次に、図4に冷凍破砕装置11によりモ−
タ、コンプレッサ等の金属塊を破砕した後に、銅線の絡
み合った銅線塊を取り除く銅線除去装置21を設けた例
を示す。図1の例と大きく異なるところは冷凍破砕装置
11の後段に銅線除去装置21を設けた点と、風力選別
機17の後段に篩選別機22を設けた点にある。銅線除
去装置21にて銅線塊を分離した後に軽量物分別装置8
経由の破砕物とともに磁気選別にかけることになり、篩
選別機22にて銅線を除去してからプラスチック分別装
置62に投入することになる。
【0038】一方、図5は軽量物分別装置8で軽量物を
除いた後、冷凍破砕装置11によりモ−タ、コンプレッ
サ等の金属塊を破砕した破砕片と一緒に金属選別装置9
で選別処理する前に銅線の絡み合った銅線塊を取り除く
銅線除去装置21を設けた例を示す。
【0039】以下、各金属選別機の構成について説明す
る。図6は磁力選別機14の構成例を示す。搬送ベルト
241により搬送される破砕片251のうち、鉄系金属
はマグネット381を内蔵した分離用ベルト371に吸
着され他の破砕片から分離される。
【0040】図中、A1は非磁性材の搬送方向、B1は
磁性材の搬送方向、100は搬送される磁性材、101
は搬送される非磁性材である。この磁力選別機によれば
磁性材を容易に分離可能であるという効果がある。
【0041】図7は渦電流式選別機15の構成例を示
す。ホッパ232から投入された破砕片252は搬送ベ
ルト242により搬送され、搬送ベルト242を巻きつ
けているドラム392に内蔵されたモ−タによって駆動
される磁極回転子402の回転により、電磁力を受ける
比較的大きな銅、アルミニウムの破砕片は回収口412
に回収される。
【0042】非金属は電磁力を受けないため、回収口4
22に回収される。尚、磁力選別機で回収されなかった
鉄系金属の小破片は磁極回転子402に吸着されている
ため、回収口432に回収される。図中、A2は電磁誘
導材回収方向、B2は非金属回収方向、C2は磁性材回
収方向である。この渦電流式選別機によれば容易に所定
寸法以上の非鉄金属を回収できるという効果がある。
【0043】図8は色選別機16の構成例を示す。ホッ
パ233から投入された破砕片253は搬送ベルト24
3により搬送され、搬送ベルト243から落下し、傾斜
したガイド板263の上を滑り落ちる。その際、検出位
置1073の通過時に、照明装置323からの光の反射
光がカラ−センサ333により検出される。
【0044】一案として、カラ−センサ333にはカラ
−フィルタ343が装着されており、0.38〜0.7
7μm以外の波長をカットして、R(レッド)、G(グ
リーン)、B(ブルー)の各成分の波長についての反射
光量を測定し、反射率を求めることとする。この例によ
れば、簡単な構造で高速、高精細な判別が可能である。
【0045】次に、図9(波長と反射率の関係図)示す
アルミニウムと銅の反射率の違いから、上記方法で測定
した反射率に対して、アルミニウムと銅のどちらに近い
か比較判定し、選別をする。尚、図9において、符号3
53はアルミニウムの波長に対する反射率を示し、符号
363は銅の波長に対する反射率を示す。
【0046】傾斜したガイド板263の検出位置107
3より下方には、複数の噴射口273が設けられてお
り、その裏側には各噴射口273に対応して空気源10
93から電磁弁283を介して空気配管293により接
続された複数のエア−ノズル1063が配置されてい
る。尚、符号1083はエアーノズルの配置位置であ
る。
【0047】上記のように、反射率の違いから比較判定
された結果に基づき、通過した破砕片の位置と大きさに
対し、該当するエア−ノズル1063の電磁弁283を
動作させる。手前の回収口303へ回収する場合は、噴
射口273からエア−を噴射させず、先方の回収口31
3へ回収する場合は、噴射口273からエア−を噴射さ
せるように電磁弁28を動作させる。
【0048】また、他の例として、光の反射光をカラ−
センサ333により検出した後、電気的に0.38〜
0.77μm以外の波長をカットし、R,G,B各成分
の波長についての反射光量を検出する方法で反射率を求
めても良い。その後の選別方法は同様である。この例に
よればフィルタを切り替えることなく、R,G,B3原
色の反射率を高速処理可能であるという効果がある。
【0049】尚、以上の例ではアルミニウムと銅の識別
を例にして示したが、他の非鉄金属、非鉄系合金につい
ても原理は同じようにして分別可能である。すなわち代
表的反射率を示せば、例えば銀では、赤色(R;波長
0.7μm)99%、緑色(G;波長0.53μm)9
8%、青色(B;波長0.46μm)97%である。
【0050】図10には上記色選別機16の回路構成を
示す。すなわちインターフェース473を中心にしてC
PU443、RAM453、ROM463、信号処理回
路483、幾つかのドライバ493がこれに接続され、
各ドライバ493にはノズル電磁弁283が、信号処理
回路483にはカラーセンサ33が接続されている。
【0051】カラーセンサ333で、反射光を検出し、
信号処理回路483で各成分別(波長0.64〜0.7
7μmの赤色、0.49〜0.55μmの緑色、0.4
3〜0.49μmの青色)の反射光の輝度レベルを求め
る。インターフェース473を介して取り込んだ各成分
の輝度レベルに対し、同様に入射光の各成分別輝度レベ
ルに対する反射光の輝度レベルの比率をCPU443に
より演算し、各成分別の反射率を求める。
【0052】次に、上記赤色、緑色、青色に対する測定
した反射率と、ROM463またはRAM453内の既
知の材質(例えば銅、またはアルミニウム)の各色に対
する反射率とをCPU443により比較判定することに
より、測定した破砕片の材質を決定する。次に判定が銅
であれば、ノズル電磁弁283の通電をオフとし、バル
ブを閉じることでエアーは噴射せず、破砕片253は第
1の回収口303に回収される。
【0053】また、判定がアルミニウムであれば、ノズ
ル電磁弁283の通電をドライバ493を介してオンと
し、バルブを開けることでエアーが噴射し、破砕片25
3は回収口313に回収される。
【0054】図11には上記色選別機16の選別のフロ
−を示す。スタート(513)後、カラー信号として破
砕片の反射光を検出し(533)し、更に赤(R)、緑
(G)、青(B)の波長の輝度レベルを検出(543)
し、且つ各色成分の入射光の輝度レベルに対する反射率
を求め、次に、既知である銅、アルミニウムの反射率と
比較する(553)。その結果、測定した破砕片の反射
率が、銅の基準とする反射率に近ければ、ノズル電磁弁
283を閉とし(603)、回収口(1)303に回収
する。若し、測定した反射率が、銅の基準となる反射率
と異なる場合は、ノズル電磁弁283を開とし(57
3)、回収口(2)313に回収する。
【0055】その後、ノズル電磁弁283を開としたと
きは、一定時間後ノズル電磁弁を閉とし(583)、再
び破砕片のカラー信号を検出する。但し、再度カラー信
号を検出する前に停止の検出(523)を行い、停止の
際はストップ(613)とする。
【0056】図12は比重検出選別機19の構成例を示
す。破砕片254は搬送ベルト244により搬送され、
荷重測定機1114でまず重量が測定され、次に形状測
定機1124により破砕片の体積が計測結果から算出さ
れる。その後、重量と体積とから破砕片254の比重を
算出し、銅、アルミニウムの比重と比較判定し、可動ガ
イド704を作動させ傾斜を変えることで、第1の回収
口304または第2の回収口314に回収する。
【0057】更に詳細に説明すると、荷重測定機111
4は回転軸674の周囲に荷重検出器644が設けられ
ており、荷重検出器644の上にバネ664を介して受
け板654が設けられている。また、荷重検出器644
の間は仕切板634で仕切られており、側面は側板11
04で囲まれている。
【0058】次に、動作を説明すると、破砕片254は
搬送ベルト244により搬送され、端部で落下して荷重
測定機1114の一区画の重量測定部に入る。すると、
受け板654にのり、バネを圧縮して荷重検出器644
によって重量が検出される。荷重測定機1114は回転
しており、180度以上回転した位置で破砕片254は
形状測定機1124の搬送ベルト244’の上に落下す
る。
【0059】次に形状測定機1124は二組の搬送ベル
トからなり、一組の搬送ベルト244’の搬送端部で二
組目の搬送ベルト244”が重なるように配置されてお
り、各搬送ベルトの搬送面には形状センサ684’,6
84”が各々設けられている。先ず、最初の搬送ベルト
244’により搬送されている間に、破砕片254の片
面の表面形状を計測する。この際、ベルト面等、基準と
なる面に対して破砕片254の片面の表面形状を測定し
た方が、高精度に測定できる。
【0060】次に、破砕片254は最初の搬送ベルト2
44’により更に搬送されると、二組目の搬送ベルト2
44”が重なる部分を通過した後、面が反転して搬送さ
れるため、今度は最初に測定した裏の面が搬送ベルト2
44”面に対して上になる。そこで、二組目の搬送ベル
ト244”上に設けた形状センサ684”により表面形
状を計測し、最初の面の測定結果との相対差を演算する
ことで、破砕片254の体積を算出する。以下、上記に
説明した流れに沿って選別を行う。
【0061】尚、符号694はフォトセンサ、A4はア
ルミニウムの場合、第2の回収口314に回収するとき
の可動ガイド704の位置を示し、B4は銅の場合、第
1の回収口304に回収するときの可動ガイド704の
位置を示す。本例によれば、形状センサ684’,68
4”による破砕片の体積の測定が高精度に行えるという
効果がある。
【0062】図13はこの例における比重検出選別機の
回路構成を示す。すなわちインターフェース474を中
心にしてCPU444、RAM454、ROM464、
2つの信号処理回路484、ドライバ494、2つのア
ンプ714がこれに接続され、ドライバ494には可動
ガイド704が、各信号処理回路484には形状センサ
684’,684”が接続され、一方のアンプ714に
はロードセル644が他方のアンプ714にはフォトセ
ンサ694がそれぞれ接続されている。
【0063】アンプ714を介して、ロードセル644
により破砕片254の重量を検出し、インターフェース
474を介してRAM454に記憶する。また第1の形
状センサ684’により、破砕片254の一方の面形状
を測定し、信号処理回路484を通して、破砕片254
の形状の位置に対する高さ方向の寸法を求め、各々のデ
ータとして、同様にRAM454に記憶する。
【0064】次に、第2の形状センサ684”により、
破砕片254の他の面形状を測定し、信号処理回路48
4を通して同様に各形状の位置に対する高さ方向の寸法
を求め、RAM454に記憶する。次いで、破砕片25
4の両面の形状データから、その相対差をCPU444
により演算し、体積を求める。
【0065】RAM454内の重量の測定値と体積の測
定値とから、破砕片254の比重を演算し、ROM46
4内の既知の材質(例えば銅、アルミニウム)の比重デ
ータと比較し、材質を認識する。銅またはアルミニウム
と認識した場合、フォトセンサ694の破砕片254の
通過検出に応じて、可動ガイド704を作動させ、回収
口(1)304、回収口(2)314へ各々回収する。
【0066】図14はこの例における比重検出選別機に
よる選別のフロ−を示す。スタート(514)後、検出
部破砕片を除去し(724;これは確認の為、搬送ベル
ト244’,244”を動作させてベルト上の残留破砕
片を除去する工程である。図20においても同じ。)、
重量(i)を検出し(734)、参照番号(i)を付与
する。ここで参照番号とは、重量、表面形状(1)、表
面形状(2)の測定を順次別々に行い、CPU444で
同一破砕片の各測定値から比重を演算するための破砕片
254の対応をとるための番号であり、以下の実施例に
おいてもこれに準じた扱いとする。
【0067】次いで第1の形状センサ684’により破
砕片の第1の表面形状測定を行う(744。参照番号
(i)対応)。その後同じ破砕片につき第2の形状セン
サ684”により第2の表面形状測定を行い(754。
参照番号(i)対応)、しかる後、第1の表面形状
(i)と第2の表面形状(i)から体積(i)を算出
(764)し、先に求めた重量(i)とともに比重
(i)を算出する(774)。
【0068】更に破砕片の比重比較を行い(784)、
比重(i)が基準値以上なら可動ガイド704の位置を
回収位置=1に設定し(794)、比重(i)が基準値
未満なら可動ガイド704の位置を回収位置=2に設定
する(824)。これを受けてフォトセンサ694をO
Nするか否かを決め(804)、可動ガイド704を動
作(814)させる。以下、工程(724)以降を繰返
し、適宜、ストップ(614)する。
【0069】ここで、基準値とは既知の材質の比重であ
り、銅なら8.9、アルミニウムなら2.7である。ま
た、銅なら可動ガイド704の位置をB4とし、回収口
(1)(回収位置=1)304へ回収し、アルミニウム
なら可動ガイド704の位置をA4とし、回収口(2)
(回収位置=2)314へ回収する。
【0070】図15は別の方式を用いた比重検出選別機
19の構造を示す。破砕片254は搬送ベルト244’
により搬送され、搬送ベルト端部でガイド板264に案
内されて、受け皿1144内に入る。受け皿1144は
受け皿支持軸1264の上部の荷重検出器644によ
り、先ず空気中で破砕片254の重量を検出する。その
重量をWaとする。
【0071】次に液体を入れた液槽1164と、受け皿
1144及び受け皿支持軸1264の上部の荷重検出器
644とを同期して固定軸1214の回りに回転させる
と共に、受け皿1144及び受け皿支持軸1264の上
部の荷重検出器644とを受け皿1144が液槽116
4内の液中につかるまで降下させ、そこで、液中で破砕
片254の重量を検出する。その重量をWlとする。
【0072】次に、受け皿1144及び受け皿支持軸1
264の上部の荷重検出器644とを受け皿1144が
液槽1164内の液から出るまで上昇させる。比重γm
は液体の比重をγlとして空気中の破砕片254の重量
Waと、液中の破砕片254の重量Wlとから次式によ
り算出する。
【0073】γm=(Wa・γl)/(Wa−Wl) その後、算出した比重と既知の材質の比重例えば銅、ア
ルミニウムの比重とを比較して材質の認識を行い、その
認識結果に応じて各々の回収部へ、エア−の噴射圧等に
より回収する。
【0074】尚、符号714’はロードセル644のア
ンプであり、1154はロードセル支持アーム1244
が回転することでカム部材1234に従い上下するよう
にカム部材1234に押圧するためのスプリングであ
り、1174は液(例えば水)であり、1194は軸受
であり、1204は歯車であり、1234はカム部材で
あり、1244はロードセル644を指示するロードセ
ル支持アームであり、1254はスリップリングであ
り、1274は上止位置(液中から受け皿を引上げ、停
止する位置)であり、1284はスライド軸である。
【0075】図16はこの例における比重検出選別機の
回路構成を示す。すなわちインターフェース474’を
中心にしてCPU444’、RAM454’、ROM4
64’、2つのアンプ714’、3つのドライバ49
4’がこれに接続され、3つのドライバ494’には液
供給用電磁弁504、エア電磁弁284’、駆動モータ
1184(いずれも図15参照)が、2つのアンプ71
4’にはロードセル644、液面計1224がそれぞれ
接続されている。
【0076】アンプ714’を介して、ロードセル64
4により破砕片254の空気中及び液中の重量を測定
し、インターフェース474’を介してRAM454’
に記憶する。その後、CPU444’により破砕片重量
及びROM464’内に格納された液体比重とから、破
砕片254の比重を算出し、ROM464’内の既知の
材質に対する比重と比較し、材質を認識する。その結果
に基づき、重量測定を終了し、上止位置にある受け皿に
エアー電磁弁284’を動作させ、回収位置に応じてエ
アーを噴射させ、破砕片を回収する。
【0077】また、液面計で液面レベルを検出し、RO
M464’内の設定レベルデータより低くなった場合、
液供給用電磁弁504を動作させ、液体を補充する。液
面計で液面レベルを検出し、ROM464’内の設定レ
ベルデータと比較し、設定値に達したら液供給用電磁弁
504を閉じる。
【0078】図17はこの例における比重検出選別機に
よる選別のフロ−を示す。スタート(514’)後、重
量検出部に破砕片を供給し(1294’)、空気中にお
ける破砕片の重量Wa(i)を検出して参照番号(i)
を付与する(1304’)。次いで水槽及び重量検出部
を回転し(1314’)、破砕片の浮力測定位置を測定
位置に設けたフォトセンサ(図示省略)により検出し
(1324’)、更に液中の破砕片の重量Wl(i)を
検出し(1334’)、比重を算出して(γ(i)。1
344’)、破砕片の比重比較を行う(784’)。比
重γ(i)が基準値以上であればエアーノズルをオープ
ンし(1354’)、比重γ(i)が基準値未満ならエ
アーノズルをクローズする(1364’)。以降、工程
(1294’)より順次繰返して行い、適宜ストップ
(614’)する。
【0079】図18はX線式選別機20の構成例を示
す。ホッパ235から投入された破砕片255は搬送ベ
ルト245により搬送される。搬送ベルト245の搬送
部にはX線発生装置835及び、搬送ベルト245を介
してX線発生装置835に対抗する位置には、X線検出
センサ845を設けている。また、X線検出装置835
とX線検出センサ845とを含む遮蔽箱855の前には
形状センサ685を設けており、破砕片255の厚さ
と、X線の透過量を測定することで、銅、及びアルミニ
ウムに対するX線の透過量デ−タと比較し、どちらの材
質に近いか判定する。その結果、搬送ベルト245の端
部に設けたフォトセンサ695の検出タイミングで可動
ガイド705を作動させ第1の回収口305又は第2の
回収口315を選定する。
【0080】図19はこのX線式選別機の回路構成例を
示す。すなわちインターフェース475を中心にしてC
PU445、RAM455、ROM465、2つの信号
処理回路485、アンプ715、3つのドライバ495
がこれに接続され、一方の信号処理回路485にはX線
検出センサ845が、他方の信号処理回路485には形
状センサ685が夫々接続され、アンプ715にはフォ
トセンサ695が、ドライバ495には可動ガイド70
5が夫々接続されている。
【0081】第2の形状センサにより破砕片255の厚
さを検出し、インターフェース475を介してRAM4
55に記憶する。次いで、X線検出センサ845により
X線透過量を検出し、同様にRAM455に記憶する。
その結果、RAM455内のデータから、破砕片255
の単位厚さ当たりのX線透過量をCPU445により算
出し、ROM465内の既知の材質に対する単位厚さ当
たりのX線透過量と比較し、破砕片255の材質を認識
する。
【0082】銅またはアルミニウムの材質に応じてフォ
トセンサ695の破砕片255の通過を検出したとき、
可動ガイド705を動作させ、回収口(1)305また
は回収口(2)315に破砕片255を回収する。
【0083】図20はこのX線式選別機の選別のフロ−
を示す。スタート(515)後、検出部破砕片を除去し
(725;搬送ベルト上の残留破砕片があった場合除去
する空搬送)、被測定破砕片を形状センサにより形状
(厚さ)測定する(865。参照番号(i)対応)。
【0084】次いでこの被測定破砕片につきX線透過量
を測定し(875。参照番号(i)対応)、破砕片
(i)の基準厚さに対するX線透過量を算出する(88
5)。次に破砕片のX線透過量を比較し(895)、X
線透過量(i)が基準値以上なら可動ガイド705の位
置を回収位置=1に設定し(905;図18の符号30
5相当)、X線透過量(i)が基準値未満なら可動ガイ
ド705の位置を回収位置=2に設定する(935;図
18の符号315相当)。これを受けてフォトセンサ6
95をONするか否かを決め、可動ガイド705を動作
(925)させる。以下、工程(725)以降を繰返
し、適宜、ストップ(615)する。
【0085】ここで基準値とは、同一厚さの場合、アル
ミニウムの透過量>銅の透過量であることから、銅とア
ルミニウムの透過量の中間値以上なら可動ガイド705
の位置を回収位置=1に設定しアルミニウムを回収す
る。X線透過量が中間値未満なら可動ガイド705の位
置を回収位置=2に設定し銅を回収する。
【0086】次に図21は風力選別機17の構成例を示
す。ブロワ976による流れのある風管946内にホッ
パ236から破砕片256を投入し、風により飛ばされ
る軽比重の破砕片256は軽比重回収口956から回収
される。風により飛ばされない重比重の破砕片256は
重比重回収口966から回収される。本例によれば小破
砕片に対し、効率良く、多量の処理が可能になるという
効果がある。
【0087】図22は振動式選別機18の構成例を示
す。ブロワ978から出た風はコントロ−ル室1138
で圧力を調整された後、整流格子988を通過して平行
流と成り、スクリ−ン998を通って上部へ流れてい
る。コントロ−ル室1138の上部が上下に振動するこ
とと、エア−の吹き上げで、ホッパ238からスクリ−
ン998上に投入された破砕片258は軽比重の破砕片
と重比重の破砕片が上下に分離し、軽比重の破砕片は軽
比重回収口1008から回収され、重比重の破砕片は重
比重回収口1018から回収される。尚、A8は軽比重
破砕片の移動方向であり、B8は重比重破砕片の移動方
向である。本例によれば、比較的粒径が揃って比重の違
う破砕片を高精度で分別できるという効果がある。
【0088】図23は銅線除去装置21の構成例を示
す。メッシュベルト1029の上に設けたホッパ239
から投入された破砕片259はメッシュベルト1029
により搬送される。その際、加振機1049によりメッ
シュベルト1029を振動させながら搬送することで、
主に絡み合った銅線塊のみをメッシュベルト1029上
に残し、他の破砕片はメッシュベルト下部の破砕片回収
ガイド1039上に回収する。符号1059は銅線塊の
回収箱である。
【0089】尚、メッシュベルトとは通常使われる搬送
ベルトのベルト上に等ピッチで一定形状の空間を設けた
構造であり、本例においては、メッシュベルトのメッシ
ュサイズは選別する破砕片259の最大形状よりも大き
くしてある。本例によれば破砕片が寄せ集まり、絡み合
った銅線塊を、他の破砕片から確実に分別し、取り除く
ことが可能となる。
【0090】図24は、色選別機16の他の構成例を示
す。ホッパ233’から投入された破砕片253’は、
供給ガイド1413’の整列カバー1423’によっ
て、供給ガイドで平面的に配置され、ホッパ内の破砕片
重量により供給ローラ1393’部へ送られる。そこで
ゴムまたはスリット付き金属製の供給ローラ1393’
の回転で、破砕片253’は1個ずつ色検出部へ搬送さ
れ、搬送ベルト243’へ供給される。その際、供給ロ
ーラ1393’と同軸で螺旋上の溝を有する螺旋部14
03’において、破砕片253’は供給ローラ139
3’部から周囲へ散らばらされて、複数個同時に供給さ
れるのを防いでいる。供給ガイド1413’を通って破
砕片253’は搬送ベルト243’上に送られる。そこ
で、フォトセンサ693’が破砕片253’の通過を検
出すると、供給ローラ1393’を歯車1203’を介
して駆動するモータ1183’の回転を止める。
【0091】搬送ベルト243’の回転で、破砕片25
3’はカラーセンサ333’部を通過し、照明装置32
3’の反射光を検出する。その結果、図8の例で説明し
たのと同様に、各成分についての反射率を、既知の材質
の反射率と比較し、材質を認識する。その結果から銅の
場合は、アクチュエータ1373’を駆動させて、回収
口(1)303’のカバー1433’を開にし、回収す
る。アルミニウムの場合は、他のアクチュエータ137
3’を駆動させて、回収口(2)313’のカバーを開
にし、回収する。その他と判定された場合は、回収口
(1)及び回収口(2)のカバーを閉じ、開口した回収
口(3)1383’に回収される。
【0092】また、各フォトセンサ693’により、破
砕片253’がどれか回収口に回収されるのを検出した
際、供給ローラ1393’を駆動させ、次の破砕片を供
給する。以後、同様に繰り返す。
【0093】次に図25により、上記色選別機16の回
路構成を示す。すなわちインターフェース473’を中
心にして、CPU443’、RAM453’、ROM4
63’、信号処理回路483’、3組のドライバ49
3’及びアンプ713’が接続され、各ドライバ49
3’には、アクチュエータ1373’が、信号処理回路
483’にはカラーセンサ333’が、アンプ713’
にはフォトセンサ693’が接続されている。
【0094】カラーセンサ333’により、破砕片25
3’の反射光を検出し、信号処理回路483’により
赤、緑、青の各成分別の輝度レベルを求め、インターフ
ェース473’を介して取り込み、ROM463’内の
既知の材質、銅、アルミニウムに対する反射光の赤、
緑、青の各成分別の輝度レベルとCPU443’におい
て比較し、測定した破砕片253’の材質を認識する。
次に、回収に対しては該当する回収口のアクチュエータ
1373’を駆動し、回収口(1)カバーまたは回収口
(2)カバーを開閉する。
【0095】また、破砕片253’の供給に対して、供
給ローラ駆動モータ1183’を駆動させ、1個ずつ破
砕片を供給し、供給ガイド1413’出口のフォトセン
サ693’により、破砕片を検出すると、駆動モータ1
183’の回転を停止し、回収口部に設けたフォトセン
サ693’で破砕片253’の回収を検出した時、供給
ローラ1393’を駆動する。
【0096】
【発明の効果】以上、本発明によれば、形状に応じて効
率良く非鉄金属の選別回収が可能であり、自動化も可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す金属の選別回収装置全
体の工程図である。
【図2】本発明の金属選別装置の他の実施例を示す工程
図である。
【図3】本発明の金属選別装置の他の実施例を示す工程
図である。
【図4】本発明の電線除去装置を設けた一実施例を示す
金属の選別回収装置全体の工程図である。
【図5】本発明の電線除去装置を設けた他の実施例を示
す金属の選別回収装置全体の工程明図である。
【図6】磁気選別装置の構成例を示す斜視図である。
【図7】本発明に用いる渦電流選別機の構成例を示す断
面概略説明図である。
【図8】色選別機の構成例を示す斜視図である。
【図9】銅とアルミニュウムの波長に対する反射率の差
を示す特性図である。
【図10】図8における色選別機の回路構成のブロック
線図である。
【図11】図8における選別方法を示す工程図である。
【図12】比重検出選別機の構成例を示す断面概略説明
図である。
【図13】図12における比重検出選別機の回路構成の
ブロック線図である。
【図14】図12における比重検出選別機の選別方法を
示す工程図である。
【図15】本発明に用いる浮力を利用した他の比重検出
選別機の構成例を示す断面図である。
【図16】図15の実施例における比重検出選別機の回
路構成のブロック線図である。
【図17】図15の実施例における比重検出選別機の選
別方法を示す工程図である。
【図18】X線式選別機の構成を示す断面概略説明図で
ある。
【図19】図18におけるX線式選別機の回路構成のブ
ロック線図である。
【図20】図18におけるX線式選別機の選別方法を示
す工程図である。
【図21】風力選別機の構成例を示す断面概略説明図で
ある。
【図22】振動式選別機の構成例を示す断面概略説明図
である。
【図23】本発明に用いる銅線除去装置の構成例を示す
斜視図である。
【図24】色選別機の他の構成例を示す斜視図である。
【図25】図24における色選別機の回路構成のブロッ
ク線図である。
【符号の説明】
1…ストックヤード、2…供給装置、3…前処理装置、
7…破砕装置、8…軽量物分別装置、9…金属選別装
置、11…冷凍破砕装置、14…磁気選別機、15…渦
電流選別機、16…色検出器、17…風力選別機、18
…振動式選別機、19…比重検出選別機、20…X線式
選別機、21…銅線除去装置、22…篩選別機、62…
プラスチック分別装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B07C 5/344 B09B 3/00 Z B65G 47/46 B03C 1/24 A (72)発明者 高村 義之 山口県下松市東豊井794番地 株式会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 内山 吉治 山口県下松市東豊井794番地 株式会社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 特開 平3−135484(JP,A) 特開 平6−106091(JP,A) 特開 昭62−14977(JP,A) 特開 平5−147040(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 - 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を破砕機によって破砕して複数の破
    砕片とする破砕工程と、これら破砕片から鉄系金属を磁
    気選別機にて選別する磁気選別工程と、この磁気選別機
    にて選別された以外の破砕片を非鉄金属片とその他の破
    砕片とに渦電流選別機によって選別する渦電流選別工程
    と、この渦電流選別工程によって選別された非鉄金属を
    選別する非鉄金属選別工程とを含む金属の選別回収方法
    において、前記破砕工程と磁気選別工程との間に銅線除
    去装置による銅線除去工程を設け、この銅線除去装置
    は、網目状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、こ
    のメッシュベルトに振動を与える加振機と、このメッシ
    ュベルトの搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回
    収ガイドを備えた装置である金属の選別回収方法。
  2. 【請求項2】廃棄物から金属塊を分別する工程と、この
    金属塊が除去された廃棄物を第1の破砕機にて破砕して
    複数の破砕片とする破砕工程と、前記金属塊を第2の破
    砕機にて破砕して複数の破砕片とする金属塊破砕工程
    と、前記破砕工程及び前記金属塊破砕工程からの破砕片
    から鉄系金属を磁気選別機にて選別する磁気選別工程
    と、この磁気選別機にて選別された以外の破砕片を非鉄
    金属片とその他の破砕片とに渦電流選別機によって選別
    する渦電流選別工程と、この渦電流選別工程によって選
    別された非鉄金属を選別する非鉄金属選別工程金属の選
    別回収方法において、前記破砕工程及び前記金属塊破砕
    工程の後段であって前記磁気選別工程の前段に銅線除去
    装置による銅線除去工程を設け、この銅線除去装置は、
    網目状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、このメ
    ッシュベルトに振動を与える加振機と、このメッシュベ
    ルトの搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収ガ
    イドを備えた装置である金属の選別回収方法。
  3. 【請求項3】廃棄物から金属塊を分別する工程と、この
    金属塊が除去された廃棄物を第1の破砕機にて破砕して
    複数の破砕片とする破砕工程と、前記金属塊を第2の破
    砕機にて破砕して複数の破砕片とする金属塊破砕工程
    と、前記破砕工程からの破砕片から発泡成形材を分離す
    る軽量物分別装置による軽量物分別工程と、この軽量物
    分別工程により発泡成形材が除去された破砕片及び前記
    金属塊破砕工程からの破砕片から鉄系金属を磁気選別機
    にて選別する磁気選別工程と、この磁気選別機にて選別
    された以外の破砕片を非鉄金属片とその他の破砕片とに
    渦電流選別機によって選別する渦電流選別工程と、この
    渦電流選別工程によって選別された非鉄金属を選別する
    非鉄金属選別工程金属の選別回収方法において、前記金
    属塊破砕工程及び前記軽量物分別工程の後段であって前
    記磁気選別工程の前段に銅線除去装置による銅線除去工
    程を設け、この銅線除去装置は、網目状のメッシュベル
    トを用いた搬送ベルトと、このメッシュベルトに振動を
    与える加振機と、このメッシュベルトの搬送部の下部に
    設けた銅線塊以外の破砕片回収ガイドを備えた装置であ
    る金属の選別回収方法。
  4. 【請求項4】廃棄物を破砕して複数の破砕片とする破砕
    機と、これら破砕片から鉄系金属を選別する磁気選別機
    と、この磁気選別機にて選別された以外の破砕片を非鉄
    金属片とその他の破砕片とに選別する渦電流選別機と、
    この渦電流選別機によって選別された非鉄金属を選別す
    る非鉄金属選別装置とを備えた金属の選別回収装置にお
    いて、前記破砕機により破砕された破砕片が投入される
    網目状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、このメ
    ッシュベルトに振動を与える加振機と、このメッシュベ
    ルトの搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収ガ
    イドを有する銅線除去装置とを備え、この破砕片回収ガ
    イドからの破砕片を前記磁気選別機に投入する金属の選
    別回収装置。
  5. 【請求項5】廃棄物から金属塊を分別する金属塊分別手
    段と、この金属塊が除去された廃棄物を破砕して複数の
    破砕片とする第1の破砕機と、前記金属塊を破砕して複
    数の破砕片とする第2の破砕機と、前記第1の破砕機及
    び前記第2の破砕機によって破砕された破砕片から鉄系
    金属を選別する磁気選別機と、この磁気選別機にて選別
    された以外の破砕片を非鉄金属片とその他の破砕片とに
    選別する渦電流選別機と、この渦電流選別機によって選
    別された非鉄金属を選別する非鉄金属選別装置とを備え
    た金属の選別回収装置において、前記第1の破砕機及び
    前記第2の破砕機によって破砕された破砕片が投入され
    る網目状のメッシュベルトを用いた搬送ベルトと、この
    メッシュベルトに振動を与える加振機と、このメッシュ
    ベルトの搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破砕片回収
    ガイドを有する銅線除去装置とを備え、この破砕片回収
    ガイドからの破砕片を前記磁気選別機に投入する金属の
    選別回収装置。
  6. 【請求項6】廃棄物から金属塊を分別する金属塊分別手
    段と、この金属塊が除去された廃棄物を破砕して複数の
    破砕片とする第1の破砕機と、前記金属塊を破砕して複
    数の破砕片とする第2の破砕機と、前記第1の破砕機に
    よって破砕された破砕片から発泡成形材を分離する軽量
    物分別装置と、この軽量物分別装置により発泡成形材が
    除去された破砕片及び前記第2の破砕機によって破砕さ
    れた破砕片から鉄系金属を選別する磁気選別機と、この
    磁気選別機にて選別された以外の破砕片を非鉄金属片と
    その他の破砕片とに選別する渦電流選別機と、この渦電
    流選別機によって選別された非鉄金属を選別する非鉄金
    属選別装置とを備えた金属の選別回収装置において、前
    記第2の破砕機によって破砕された破砕片及び前記軽量
    物分別装置によって発泡成形材が除去された破砕片が投
    入される網目状のメッシュベルトを用いた搬送ベルト
    と、このメッシュベルトに振動を与える加振機と、この
    メッシュベルトの搬送部の下部に設けた銅線塊以外の破
    砕片回収ガイドを有する銅線除去装置とを備え、この破
    砕片回収ガイドからの破砕片を前記磁気選別機に投入す
    る金属の選別回収装置。
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