JP3180006B2 - 金属の選別回収装置および方法、並びに廃棄物処理システム - Google Patents

金属の選別回収装置および方法、並びに廃棄物処理システム

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JP3180006B2
JP3180006B2 JP17362495A JP17362495A JP3180006B2 JP 3180006 B2 JP3180006 B2 JP 3180006B2 JP 17362495 A JP17362495 A JP 17362495A JP 17362495 A JP17362495 A JP 17362495A JP 3180006 B2 JP3180006 B2 JP 3180006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、金属を含む廃棄物から鉄を選別
回収した後、銅やアルミニウム等の有価非鉄金属をさら
に選別回収する金属の選別回収装置および方法に関
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属、およびプラスチック等の非
金属が混在した廃棄物から、鉄、および鉄以外の銅やア
ルミニウム等比較的高価な有価非鉄金属を選別回収する
処理はかなり古くから行われているが、とりわけ形状が
小さく比較的均一な大きさの廃棄物については従来の選
別回収装置で比較的効率良くその選別回収が行なわれて
いる。従来の一般的な選別回収装置において、鉄に対し
ては磁気選別機が用いられており、銅やアルミニウムに
は回転ドラム式の渦電流選別機が用いられている。ま
た、風力選別機や振動式選別機、さらに比較的比重の大
きな液体(重液)を使った比重選別機も一般的に使われ
ている。
【0003】また、比較的大きな形状の破砕片に対して
は人手による選別(以下、手選別という)が多く行われ
ている。例えば、特開昭57−81878号公報に記載
の金属廃棄物破砕処理設備のように、磁力選別機により
鉄を除いた後、風力選別機により非金属を除き、その後
非磁性金属の選別を主として手選別で(小物に限っては
回転式風力選別機を利用して)行う従来技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鉄を除いた後の非鉄金
属に関しては、例えば上述した渦電流選別機により銅お
よびアルミニウムをまとめて選別するのは可能である
が、銅とアルミニウムとを分けるのには困難を伴なう。
また、上述した風力選別機や振動式選別機は10mm以
下の寸法の比較的小形状で均一な粒状の破砕片に対して
は比重差による分離効率が良いが、10〜200mm程
度の寸法の大きい破砕片については形状の影響により選
別が困難である。
【0005】また、重液による選別において、例えば比
重が3である重液を使えば、アルミニウムは浮き銅は沈
むことで選別可能である。しかし、この方法では処理量
は大きく取れるが、その反面、装置が大規模になり高価
である。また、重液を使うため水処理設備が必要で設備
が大型になり、その上重液の比重管理も必要であり、保
守のための作業要員が不可欠である。さらに、缶やパイ
プ状の破砕片に対しては選別性能が低下する。従って、
液体を使用せずメンテナンスフリーに選別回収を行なう
ことが望まれる。
【0006】特開昭57−81878号公報に記載の従
来技術では、比較的大きな形状の破砕片を選別回収する
ことが一つの狙いであるが、手選別に頼る部分が多いた
め、やむを得ず作業者を騒音、汚れ、危険といった劣悪
な環境においたり、長時間の単純作業に従事させること
になってしまう。また、廃棄物処理という観点からみる
と採算に合うレベルまで極力処理コストを低減すべきこ
とは当然であるのに対し、手選別に頼れば人件費等によ
って処理コストが高くなることは避けられず、コストの
低減が困難となる。このようなことから、人手によら
ず、自動的に選別回収を行えるようにすることが望まれ
る。
【0007】本発明の目的は、比較的大きな破砕片の中
から銅やアルミニウム等の有価非鉄金属を材質別に確実
に選別回収可能であり、しかも人手によらず、メンテナ
ンスフリーかつ低コストにその選別回収が行える金属の
選別回収装置およびその方法、並びにそのような金属の
選別回収装置を有する廃品処理システムを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、金属を含む破砕片の材質を識別し
回収する金属の選別回収装置において、前記破砕片の重
量を測定する重量測定装置と、検出用コイルを備えその
検出用コイルの前記破砕片によるインダクタンス変化量
を測定するインダクタンス測定装置と、上記重量測定装
置により測定した重量およびインダクタンス測定装置に
より測定したインダクタンス変化量を用いて演算を行
い、前記破砕片の材質を識別する演算識別装置と、材質
毎の回収容器を備え上記演算識別装置による識別結果に
基づいて回収容器の各々へ材質別に前記破砕片を回収す
る回収装置とを有することを特徴とする金属の選別回収
装置が提供される。
【0009】上記金属の選別回収装置において、好まし
くは、インダクタンス測定装置が検出用コイル近傍にお
ける破砕片の有無によるインダクタンス変化量を測定
し、演算識別装置が、破砕片の重量および前記インダク
タンス変化量によりその破砕片の単位重量当たりのイン
ダクタンスの変化量を算出し、かつその値を予め材質に
対応して設定した値と比較することで前記破砕片の材質
を同定する。
【0010】この場合、好ましくは、インダクタンス測
定装置が、少なくとも2種類の周波数の電流を上記検出
用コイルに印加し、かつその検出用コイル近傍における
前記破砕片の有無によるインダクタンス変化量を前記2
種類の周波数に対して求め、演算識別装置が、前記イン
ダクタンス変化量の前記2種類の周波数間における勾配
をその破砕片の単位重量当たりについて算出し、かつそ
の値を予め材質に対応して設定した値と比較することで
破砕片の材質を同定する。
【0011】また、上記インダクタンス測定装置は、好
ましくは、前記破砕片を検出用コイルの軸方向に通過さ
せることにより、その検出用コイル内にある場合のイン
ダクタンスを測定する。
【0012】上記の場合、好ましくは、検出用コイルの
軸方向端部にインダクタンス測定のため破砕片を一時滞
留させるシャッタをさらに備える。
【0013】さらに、上記インダクタンス測定装置は、
好ましくは、前記破砕片を検出用コイルの軸方向端部に
位置させることにより、その検出用コイル近傍に破砕片
が有る場合のインダクタンスを測定する。
【0014】さらに、上記インダクタンス測定装置は、
好ましくは、前記検出用コイルの他に励磁用コイルをさ
らに備え、上記検出用コイルおよび励磁用コイルの間に
破砕片が有る場合および無い場合の相互インダクタンス
を測定する。
【0015】また、上記金属の選別回収装置において、
好ましくは、重量測定装置が、前記破砕片を搭載する受
け台と、その破砕片の重量を検出するセンサと、上記受
け台より前記センサに破砕片の重量を伝達する伝達手段
とから構成される。
【0016】また、前述の目的を達成するため、本発明
によれば、金属を含む破砕片の材質を識別し回収する金
属の選別回収方法において、前記破砕片の重量を測定
し、検出用コイルの前記破砕片によるインダクタンス変
化量を測定し、上記重量およびインダクタンス変化量を
用いて演算を行って破砕片の材質を識別し、その識別結
果に基づいて材質別に破砕片を回収することを特徴とす
る金属の選別回収方法が提供される。
【0017】上記金属の選別回収方法において、好まし
くは、検出用コイル近傍における前記破砕片の有無によ
るインダクタンス変化量を測定し、上記破砕片の重量お
よびインダクタンスの変化によりその破砕片の単位重量
当たりのインダクタンスの変化量を算出し、その値を予
め材質に対応して設定した値と比較することで破砕片の
材質を同定する。
【0018】また、好ましくは、少なくとも2種類の周
波数の電流を検出用コイルに印加し、その検出用コイル
近傍における前記破砕片の有無によるインダクタンス変
化量を前記2種類の周波数に対して求め、前記インダク
タンス変化量の前記2種類の周波数間における勾配を破
砕片の単位重量当たりについて算出し、その値を予め材
質に対応して設定した値と比較することで破砕片の材質
を同定する。
【0019】さらに、前述の目的を達成するため、本発
明によれば、金属を含む廃棄物のうち破砕の障害となる
部材を回収除去する前処理装置と、その前処理装置から
の廃品を破砕する破砕装置と、その破砕装置で破砕され
た廃品の破砕片から非金属軽量物を回収除去する軽量物
分別装置とを有し、前記軽量物分別装置からの破砕片よ
り金属を選別する廃棄物処理システムにおいて、前記破
砕片から磁気により鉄を回収する磁気選別機と、その磁
気選別機により鉄が除かれた破砕片の材質を識別し回収
する前述のような金属の選別回収装置とを有することを
特徴とする廃棄物処理システムが提供される。
【0020】上記廃棄物処理システムにおいては、磁気
選別機により鉄が除かれた破砕片より特定の非鉄金属を
分別する渦電流選別機をさらに備えることが好ましい。
【0021】
【作用】上記のように構成した本発明においては、イン
ダクタンス測定装置により検出用コイルの破砕片による
インダクタンス変化量を測定する。これは、検出用コイ
ル単独のインダクタンスと検出用コイル近傍に破砕片が
ある場合の検出用コイルのインダクタンスとから測定可
能である。そして、演算識別装置で、上記インダクタン
ス変化量と、重量測定装置で別途測定した破砕片の重量
とを用いて演算が行われるが、インダクタンス変化量と
重量の間には破砕片の材質に特有の関係があるため、上
記演算によって破砕片の材質を特定し識別することがで
きる。また、回収装置により、上記演算識別装置による
識別結果に基づいて、材質毎に備えられた回収容器の各
々へ材質別に破砕片が回収される。
【0022】これにより、比較的大きな破砕片の中から
銅やアルミニウム等の有価非鉄金属を材質別に確実に選
別回収することが可能となる。また、上記のインダクタ
ンス変化量の測定、重量測定、演算識別装置による演算
および材質の識別、回収装置による回収容器への回収
は、自動的に行なうことができ、しかも従来のように液
体を使用することもないため、人手によらず、メンテナ
ンスフリーかつ低コストに選別回収を行なうことが可能
である。
【0023】また、演算識別装置によって演算、識別す
る際には、インダクタンス測定装置で測定した検出用コ
イル近傍における破砕片の有無によるインダクタンス変
化量と、重量測定装置で測定した破砕片の重量とによっ
て破砕片の単位重量当たりのインダクタンスの変化量を
算出し、その値を予め材質に対応して設定した値と比較
することにより、破砕片の材質を容易に同定することが
可能である。
【0024】上記の場合、インダクタンス変化量の測定
に際して具体的には、少なくとも2種類の周波数の電流
を検出用コイルに印加し、かつ検出用コイル近傍におけ
る破砕片の有無によるインダクタンス変化量を2種類の
周波数に対して求めておく。そして、演算識別装置にお
いては、インダクタンス変化量の上記2種類の周波数間
における勾配を破砕片の単位重量当たりについて算出
し、それらの値を上記のように予め材質に対応して設定
した値と比較する。
【0025】インダクタンスを測定する際には、破砕片
を検出用コイルの軸方向に通過させ、検出用コイル内に
ある場合のインダクタンスを測定すればよい。この時、
検出用コイルの軸方向端部にシャッタを設けておき、イ
ンダクタンス測定のために破砕片を一時滞留させれば、
一層確実に測定できる。
【0026】上記の他、破砕片を検出用コイルの軸方向
端部に位置させておき、その時のインダクタンスを測定
してもよい。
【0027】あるいは、検出用コイルの他に励磁用コイ
ルをさらに設けておき、検出用コイルおよび励磁用コイ
ルの間に破砕片が有る場合および無い場合の相互インダ
クタンスを測定してもよい。
【0028】また、本発明の廃棄物処理システムにおい
ては、前処理装置で金属を含む廃棄物のうち破砕の障害
となる部材を回収除去し、その前処理装置からの廃品を
破砕装置で破砕し、その破砕装置で破砕された廃品の破
砕片から軽量物分別装置により非金属軽量物を回収除去
し、軽量物分別装置で非金属軽量物を回収除去した破砕
片から磁気選別機を用いて磁気により鉄を回収した後、
磁気選別機により鉄が除かれた破砕片の材質を上記で述
べたような金属の選別回収装置を用いて識別し回収する
ことにより、様々な形状の金属やプラスチック類等の非
金属が混在する廃棄物から鉄、および銅やアルミニウム
等の有価非鉄金属を高純度で効率的に選別回収すること
が可能となり、かつ、人手によらず、メンテナンスフリ
ーかつ低コストに選別回収を行なうことが可能となる。
【0029】
【実施例】本発明による金属の選別回収装置の一実施例
について、図1から図7を参照しながら説明する。
【0030】図1は、本実施例の金属の選別回収装置を
示す全体構成図である。図1において、金属を含む破砕
片2は搬送装置1によって搬送され、ガイド3aによっ
て次の重量検出装置4へ送られる。搬送装置1は搬送装
置用モータ11によって駆動され、搬送装置用モータ1
1はドライバ12によって駆動され、さらにドライバ1
2はインターフェイス8を介して接続された演算・制御
装置21によって制御される。また、搬送装置1の上に
はアンプ19を介してフォトセンサ18が設けられてお
り、フォトセンサ18によって破砕片2の通過が検出さ
れ、それによる信号がインターフェイス8を介して接続
された演算・制御装置21に取り込まれる。
【0031】重量検出装置4は受け台31で破砕片2を
案内すると共に重量を支持する。この重量検出装置4の
構造の詳細を図2に示す。図2において、受け台31に
かかった破砕片2の重量は支持部材32を介してロード
セル33に伝達される。受け台31は支点31aのまわ
りに矢印31bのように回転可能である。支持部材32
は軸受34により軸方向にのみスライド可能なように支
持されており、摩擦抵抗が軽減されている。また、ロー
ドセル33はバネ35を介して保持されており、さらに
空気抜き穴36によりダンピング作用を持たせてある。
但し、バネ35はなくてもよい。ロードセル33からの
リード線5は重量検出装置4壁面に設けた穴から引き出
され、ストレインアンプ6(図1参照)へ接続されてお
り、このストレインアンプ6で重量が検出される。
【0032】図1に戻り、ストレインアンプ6で検出さ
れた重量を示すアナログの電圧信号はA/D変換器7で
ディジタル信号に変換され、その後インターフェイス8
を介して演算・制御装置21に取り込まれ、破砕片2の
重量に換算され演算・制御装置21内の記憶回路に記憶
される。
【0033】次に、破砕片2はガイド3bによって検出
用コイル9へ送られる。検出用コイル9の下方端部には
シャッタ10が設けられており、シャッタ10の開閉で
破砕片2の滞留、排出が可能である。図3はこのシャッ
タ10を検出用コイル9の軸方向から見た図である。シ
ャッタ10は検出用コイル9の断面積の2倍以上の面積
を有しており、一部にのみ検出用コイル9の断面積相当
の円形状の切欠き孔41が設けられている。また、シャ
ッタ10には歯車42が固定されており、歯車42は回
転軸43に嵌合されて支持され、回転可能なようになっ
ている。さらに、歯車4はモータ軸4に嵌合した歯
車4と噛み合っており、シャッタ用モータ13(図1
参照)、従ってモータ軸45の回転によってシャッタ1
0が回転し、これにより検出用コイル9の下方端部を開
閉することが可能である。シャッタ用モータ13は、図
1に示すように、ドライバ14によって駆動され、ドラ
イバ14はインターフェイス8を介して接続された演算
・制御装置21によって制御される。
【0034】再び図1に戻り、上記のようなシャッタ1
0によって破砕片2は検出用コイル9内に滞留させら
れ、破砕片2によるインダクタンス変化が測定される。
この時、検出用コイル9に接続されたインダクタンス測
定装置20によりインダクタンスが測定され、インター
フェイス8を介して演算・制御装置21に取り込まれ
る。測定後の破砕片2は、後述するようにして材質が識
別された後に、選別用アクチュエータ16によって可動
ガイド15の位置を設定してからシャッタ10を開にし
て排出される。排出された破砕片2は案内ガイド15a
によって可動ガイド15ヘ送られ、そこで、可動ガイド
15の設定位置に応じて固定ガイド15bを経由して各
々の材質の回収容器へ回収される。つまり、可動ガイド
15の設定位置が回収位置51aの時はアルミニウムの
回収容器51へ破砕片2が回収され、回収位置52aの
時は銅の回収容器52へ破砕片2が回収され、回収位置
53aの時はその他の回収容器53へ破砕片2が回収さ
れる。なお、その他の回収容器53で回収される破砕片
2は、おもにプラスチック等の非金属であるが、その他
の非鉄金属の場合もある。
【0035】次に、インダクタンス測定装置20につい
て図4により説明する。インダクタンス測定装置20
は、発振器および増幅アンプからなる励磁回路22と、
検出用コイル9のインダクタンス検出回路23とを備え
る。また、図示は省略したが、インダクタンス測定装置
20には測定したインダクタンスのデータを演算・制御
装置21に送るための出力ポートも備えている。次に、
本実施例による金属の選別回収装置の各機器の電気的接
続関係を図5のブロック線図により説明する。図5に示
すように、演算・制御装置21は演算回路(CPU)2
4、記憶回路(RAM)25、記憶回路(ROM)26
とから構成されており、インターフェイス8を介して各
機器からの信号及びデータの入出力が行われる。即ち、
搬送装置用モータ11、シャッタ用モータ13、選別用
アクチュエータ16は、それぞれドライバ12、ドライ
バ14、ドライバ17を介して駆動される。また、検出
用コイル9はインダクタンス測定装置20により励磁さ
れ、検出用コイル9のインダクタンスがインダクタンス
測定装置20により検出される。さらに、フォトセンサ
18からの信号はアンプ19を介して取り込まれ、ロー
ドセル33により検出された破砕片2の重量データはア
ンプ6とA/D変換器7を介して取り込まれる。
【0036】次に、破砕片2の有無による検出用コイル
9のインダクタンスの変化を図6により説明する。図6
において、横軸は印加する電流の周波数(印加周波
数)、縦軸は破砕片2の有無の差によるインダクタンス
変化量を重量で除した値、即ち単位重量当たりのインダ
クタンス変化量であり、図中B,C,Dはアルミニウム
の場合、E,F,Gは銅の場合を示す。なお、この図の
インダクタンス変化量はその絶対値を示してある。
【0037】図6における印加周波数ω1とω2の間のイ
ンダクタンス変化量の勾配に注目すると、アルミニウム
の場合の勾配α1は銅の場合の勾配α2より大きい。そこ
で、α1とα2の間に所定の設定値Aを決めておき、未知
の材質の破砕片2につき印加周波数ω1,ω2間のインダ
クタンス変化量の勾配を求め、上記設定値Aと比較する
ことによりその破砕片2の材質がアルミニウムか銅かを
識別することが可能となる。
【0038】次に、本実施例による金属の選別回収装置
の動作を図7のフローチャートにより説明する。動作を
スタートすると、まず、ステップS100において搬送
装置1をスタートさせ破砕片の供給を行う。次に、ステ
ップS101で印加周波数ω1,ω2における初期インダ
クタンスL01(ω1),L02(ω2)の計測を行う。初期
インダクタンスとは、検出用コイル9のみで測定した単
独のインダクタンスである。
【0039】次に、ステップS102で停止するかどう
かの判別を行い、停止する場合はステップS103ヘ進
んで搬送装置1をストップさせ、停止しない場合はステ
ップS104へ進む。ステップS104ではフォトセン
サ18による破砕片2の通過を検出し、破砕片2が送ら
れるまで検出を繰り返す。破砕片2が通過したことを検
出したら検出用コイル9のシャッタ10を閉とし(ステ
ップS105)、次のステップS106において重量検
出装置4による破砕片2の重量計測を行う。
【0040】続いて、インダクタンス測定装置20によ
るインダクタンスの計測、および演算・制御装置21に
よる演算と識別を行なう。ステップS107では検出用
コイル9に破砕片2を挿入した時の印加周波数ω1,ω2
におけるインダクタンスL11(ω1),L12(ω2)の計
測を行う。次に、ステップS108では印加周波数
ω1,ω2における単位重量当たりのインダクタンス変化
量を求める。即ち、L11(ω1)とL01(ω1)との差を
とって重量Wで除することによりインダクタンス変化量
f(ω1)を求め、L12(ω2)とL02(ω2)との差を
とって重量Wで除することによりインダクタンス変化量
f(ω2)を求める。次に、ステップS109では印加
周波数ω1,ω2間のインダクタンス変化量の勾配αを算
出する。即ち、f(ω2)よりf(ω1)を引いた値を、
ω2からω1を引いた値で除して勾配αを求める。
【0041】次に、ステップS110に示すインダクタ
ンス変化量の勾配αの比較を行う。そして、インダクタ
ンス変化量の勾配αと前述のAとがα≧Aを満たす場合
(ステップS111)は、破砕片2がアルミニウムであ
ると判断してステップS112に進み、アルミニウムの
回収容器51に回収されるよう選別用アクチュエータ1
6をセットする。また、α≒0の場合(ステップS11
3)は破砕片2が非金属やプラスチック等であると判断
してステップS114に進み、その他の回収容器53に
回収されるよう選別用アクチュエータ16をセットす
る。また、上記以外、即ち0<α<Aの場合は破砕片2
が銅であると判断してステップS115に進み、銅の回
収容器52に回収されるよう選別用アクチュエータ16
をセットする。
【0042】その後、ステップS116で検出用コイル
9のシャッタ10を開とし、破砕片2をステップS11
0〜ステップS115でセットした各々の回収容器に回
収する。次に、再びステップS102における停止の判
別へ戻り、以後同様のステップの動作を行う。
【0043】なお、上記では非鉄金属のうち、特にアル
ミニウムと銅を選別回収する構成について述べたが、ス
テップS111やステップS113等における判断の基
準値を上記A以外に設定しておけば、例えばステンレス
やマグネシウム等その他の非鉄金属の選別回収も可能で
ある。
【0044】以上のような本実施例によれば、検出用コ
イル9の破砕片2によるインダクタンス変化量を測定
し、そのインダクタンス変化量と破砕片2の重量とを用
いて破砕片2の材質を識別し、その識別結果に基づいて
材質毎に破砕片2を回収するので、比較的大きな破砕片
2の中から銅やアルミニウム等の有価非鉄金属を材質別
に確実に選別回収することができる。
【0045】また、その選別回収を自動的に行なうこと
が可能であり、従来のように液体を使用することもない
ため設備のコンパクト化も図れ、人手によらず、メンテ
ナンスフリーかつ低コストに選別回収を行なうことがで
きる。
【0046】次に、本発明の廃棄物処理システムの一実
施例について図8により説明する。但し、ここでは、テ
レビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機等の廃家電品の処理を
例に説明する。
【0047】廃家電品は鉄、銅、アルミニウム等の金属
に加えてプラスチック類も多く使われた代表的な大形廃
棄物である。本実施例の廃棄物処理システムにおいて
は、ストックヤード200に廃家電品が回収されそこで
保管された後、供給装置201によって各処理ラインへ
廃家電品が供給される。
【0048】上記のうち、冷蔵庫やエアコン等について
は冷媒回収手段202によりフロン等の冷媒を抜き取
り、テレビ等のガラス類(ブラウン管等)を含むものに
ついてはガラス類取り出し手段203でガラス類を取り
除き、基板類を含むものについては基板類取り出し手段
204で基板類を取り除く。また、冷蔵庫、エアコン等
のコンプレッサを含むものや洗濯機等のモータを含むも
のについては、金属塊分別手段205でコンプレッサや
モータ等の比較的大きな金属塊を分別する。上記のう
ち、冷媒回収手段202、ガラス類取り出し手段20
3、基板類取り出し手段204、金属塊分別手段205
は前処理装置206に含まれる。
【0049】その後、廃家電品は粗破砕装置207で大
まかに分かれる程度に粗目に破砕され、金属塊分別手段
205で分別したコンプレッサやモータ等の金属塊は冷
却装置208および破砕機209を備えた冷凍破砕装置
210により極低温で破砕される。さらに、破砕後の破
砕片からは軽量物分別装置211により発泡ウレタン等
の非金属軽量物が分別され、その後、篩い選別装置21
2により10mm未満の寸法の細かい破砕片が取り除か
れ、10mm以上の寸法の破砕片が金属選別装置220
に送られる。
【0050】金属選別装置220においては、まず、磁
気選別機221により鉄を選別および回収し、次に、鉄
が除かれた破砕片より渦電流選別機222を用いてアル
ミニウムや銅を選別する。この渦電流選別機222は、
ドラム内の磁極を回転させ比較的小さな非鉄金属に発生
する渦電流の作用で反発させ選別するものである。続い
て、渦電流選別機222で選別された比較的大きな破砕
片よりインダクタンス選別機223を用いてアルミニウ
ムおよび銅、また混入しているその他のプラスチック等
を効率良く選別回収する。このインダクタンス選別機2
23は図1から図7で説明した金属の選別回収装置と同
様の構成を有するものである。
【0051】また、渦電流選別機222で除かれた非金
属からはプラスチック選別装置224によって主なプラ
スチック類が分別される。なお、図示しないが、インダ
クタンス選別機223で選別されたアルミニウムや銅以
外のその他の破砕片の一部からもプラスチック類が分別
される。
【0052】上記本実施例のシステムによれば、様々な
形状の金属やプラスチック類等の非金属が混在する廃家
電品から鉄、および銅やアルミニウム等の有価非鉄金
属、さらにはプラスチック類を高純度で効率的に選別回
収することが可能となり、かつ、人手によらず、メンテ
ナンスフリーかつ低コストに選別回収を行なうことが可
能となる。そして、その後のリサイクルに有効に活用す
ることもできる。
【0053】なお、本実施例は廃家電品に限らず、例え
ば廃車になった自動車等にも適用可能である。
【0054】次に、本発明による金属の選別回収装置の
その他の実施例について図9〜図11により説明する。
本実施例は、検出用コイルのインダクタンス測定の方式
についての他の実施例である。但し、図9〜図11にお
いて、図1および図4と同等の部材には同じ符号を付し
てある。
【0055】図9に示す実施例では、検出用コイル9の
下方端部に破砕片2を滞留させるシャッタを設けない構
造としており、破砕片2の通過時に瞬時にインダクタン
スの測定を行う。これを自己インダクタンス型(内部検
知型)と称する。
【0056】図10に示す実施例では、搬送装置1近傍
に検出用コイル9を配置し、搬送装置1によって破砕片
2を搬送している時にインダクタンスの測定を行う構造
としている。これを自己インダクタンス型(外部検知
型)と称する。
【0057】図11に示す実施例では、周波数発振増幅
回路22aを有する励磁用コイル9aを検出用コイル9
に対向するように設けておき、図10と同様に搬送装置
1によって破砕片2を搬送している時に励磁用コイル9
aと検出用コイル9の間に生ずる相互誘導作用を利用し
て相互インダクタンスを測定する。これを相互インダク
タンス型と称する。
【0058】上記のような図9〜図11に示した実施例
によっても、図1〜図7の実施例と同様の効果が得られ
る。
【0059】
【発明の効果】本発明の金属の選別回収装置および方法
によれば、検出用コイルの破砕片によるインダクタンス
変化量を測定し、そのインダクタンス変化量と破砕片の
重量とを用いて破砕片の材質を識別し、その識別結果に
基づいて材質毎に破砕片を回収するので、比較的大きな
破砕片の中から銅やアルミニウム等の有価非鉄金属を材
質別に確実に選別回収することができる。また、その選
別回収を自動的に行なうことが可能であり、従来のよう
に液体を使用することもないため設備のコンパクト化も
図れ、人手によらず、メンテナンスフリーかつ低コスト
に選別回収を行なうことができる。
【0060】また、本発明の廃棄物処理システムによれ
ば、様々な形状の金属やプラスチック類等の非金属が混
在する廃家電品から鉄、および銅やアルミニウム等の有
価非鉄金属、さらにはプラスチック類を高純度で効率的
に選別回収することができ、しかも人手によらず、メン
テナンスフリーかつ低コストに選別回収を行なうことが
できる。そして、その後のリサイクルに有効に活用する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による金属の選別回収装置を
示す全体構成図である。
【図2】図1の重量検出装置の構造の詳細を示す図であ
る。
【図3】図1の検出用コイル下方端部に設けられたシャ
ッタを検出用コイルの軸方向から見た図である。
【図4】図1のインダクタンス測定装置について説明す
る図である。
【図5】図1の金属の選別回収装置の各機器の電気的接
続関係を示すブロック線図である。
【図6】破砕片の有無による検出用コイルのインダクタ
ンスの変化を破砕片重量で除した値を示す図である。
【図7】図1の金属の選別回収装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の一実施例による廃棄物処理システムを
示す図である。
【図9】本発明の他の実施例によるインダクタンス測定
の方式を示す図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例によるインダクタ
ンス測定の方式を示す図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例によるインダクタ
ンス測定の方式を示す図である。
【符号の説明】 1 搬送装置 2 破砕片 4 重量検出装置 5 リード線 6 ストレインアンプ 7 A/D変換器 8 インターフェイス 9 検出用コイル 9a 励磁用コイル 10 シャッタ 11 搬送装置用モータ 12 ドライバ 13 シャッタ用モータ 14 ドライバ 15 可動ガイド 16 選別用アクチュエータ 17 ドライバ 18 フォトセンサ 19 アンプ 20 インダクタンス測定装置 21 演算・制御装置 24 演算回路(CPU) 25 記憶回路(RAM) 26 記憶回路(ROM) 31 受け台 32 支持部材 33 ロードセル 34 軸受 35 バネ 36 空気抜き穴 41 切欠き孔 42 歯車 43 回転軸 44 歯車 45 モータ軸 51 アルミニウムの回収容器 51a 回収位置 52 銅の回収容器 52a 回収位置 53 その他の回収容器 53a 回収位置 202 冷媒回収手段 203 ガラス類取り出し手段 204 基板類取り出し手段 205 金属塊分別手段 206 前処理装置 207 粗破砕装置 208 冷却装置 209 破砕機 210 冷凍破砕装置 211 軽量物分別装置 212 篩い選別装置 220 金属選別装置 221 磁気選別機 222 渦電流選別機 223 インダクタンス選別機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−70156(JP,A) 特開 昭58−94085(JP,A) 特開 昭62−14977(JP,A) 特開 平7−294489(JP,A) 特開 平6−106091(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07C 5/344 G01N 27/02 - 27/76 G01R 33/12 - 33/18 B09B 1/00 - 5/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属を含む破砕片の材質を識別し回収す
    る金属の選別回収装置において、前記破砕片の重量を測
    定する重量測定装置と、検出用コイルを備えその検出用
    コイルの前記破砕片によるインダクタンス変化量を測定
    するインダクタンス測定装置と、前記重量測定装置によ
    り測定した重量および前記インダクタンス測定装置によ
    り測定したインダクタンス変化量を用いて演算を行い、
    前記破砕片の材質を識別する演算識別装置と、材質毎の
    回収容器を備え前記演算識別装置による識別結果に基づ
    いて前記回収容器の各々へ材質別に前記破砕片を回収す
    る回収装置とを有することを特徴とする金属の選別回収
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属の選別回収装置にお
    いて、前記インダクタンス測定装置は、前記検出用コイ
    ル近傍における前記破砕片の有無によるインダクタンス
    変化量を測定し、前記演算識別装置は、前記破砕片の重
    量および前記インダクタンス変化量により前記破砕片の
    単位重量当たりのインダクタンスの変化量を算出し、か
    つその値を予め材質に対応して設定した値と比較するこ
    とで前記破砕片の材質を同定することを特徴とする金属
    の選別回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の金属の選別回収装置にお
    いて、前記インダクタンス測定装置は、少なくとも2種
    類の周波数の電流を前記検出用コイルに印加し、かつ前
    記検出用コイル近傍における前記破砕片の有無によるイ
    ンダクタンス変化量を前記2種類の周波数に対して求
    め、前記演算識別装置は、前記インダクタンス変化量の
    前記2種類の周波数間における勾配を前記破砕片の単位
    重量当たりについて算出し、かつその値を予め材質に対
    応して設定した値と比較することで前記破砕片の材質を
    同定することを特徴とする金属の選別回収装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のうちいずれか1項記載
    の金属の選別回収装置において、前記インダクタンス測
    定装置は、前記破砕片を前記検出用コイルの軸方向に通
    過させることにより、前記検出用コイル内にある場合の
    インダクタンスを測定することを特徴とする金属の選別
    回収装置。
  5. 【請求項5】 請求項4項記載の金属の選別回収装置に
    おいて、前記インダクタンス測定装置は、前記検出用コ
    イルの軸方向端部にインダクタンス測定のため前記破砕
    片を一時滞留させるシャッタをさらに備えることを特徴
    とする金属の選別回収装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のうちいずれか1項記載
    の金属の選別回収装置において、前記インダクタンス測
    定装置は、前記破砕片を前記検出用コイルの軸方向端部
    に位置させることにより、前記検出用コイル近傍に前記
    破砕片が有る場合のインダクタンスを測定することを特
    徴とする金属の選別回収装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のうちいずれか1項記載
    の金属の選別回収装置において、前記インダクタンス測
    定装置は、前記検出用コイルの他に励磁用コイルをさら
    に備え、前記検出用コイルおよび前記励磁用コイルの間
    に前記破砕片が有る場合および無い場合の相互インダク
    タンスを測定することを特徴とする金属の選別回収装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のうちいずれか1項記載
    の金属の選別回収装置において、前記重量測定装置は、
    前記破砕片を搭載する受け台と、前記破砕片の重量を検
    出するセンサと、前記受け台より前記センサに前記破砕
    片の重量を伝達する伝達手段とから構成されることを特
    徴とする金属の選別回収装置。
  9. 【請求項9】 金属を含む破砕片の材質を識別し回収す
    る金属の選別回収方法において、前記破砕片の重量を測
    定し、検出用コイルの前記破砕片によるインダクタンス
    変化量を測定し、前記重量および前記インダクタンス変
    化量を用いて演算を行って前記破砕片の材質を識別し、
    その識別結果に基づいて材質別に前記破砕片を回収する
    ことを特徴とする金属の選別回収方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の金属の選別回収方法に
    おいて、前記検出用コイル近傍における前記破砕片の有
    無によるインダクタンス変化量を測定し、前記破砕片の
    重量および前記インダクタンスの変化により前記破砕片
    の単位重量当たりのインダクタンスの変化量を算出し、
    その値を予め材質に対応して設定した値と比較すること
    で前記破砕片の材質を同定することを特徴とする金属の
    選別回収方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の金属の選別回収方法に
    おいて、少なくとも2種類の周波数の電流を前記検出用
    コイルに印加し、前記検出用コイル近傍における前記破
    砕片の有無によるインダクタンス変化量を前記2種類の
    周波数に対して求め、前記インダクタンス変化量の前記
    2種類の周波数間における勾配を前記破砕片の単位重量
    当たりについて算出し、その値を予め材質に対応して設
    定した値と比較することで前記破砕片の材質を同定する
    ことを特徴とする金属の選別回収方法。
  12. 【請求項12】 金属を含む廃棄物のうち破砕の障害と
    なる部材を回収除去する前処理装置と、その前処理装置
    からの廃品を破砕する破砕装置と、その破砕装置で破砕
    された廃品の破砕片から非金属軽量物を回収除去する軽
    量物分別装置とを有し、前記軽量物分別装置からの破砕
    片より金属を選別する廃棄物処理システムにおいて、前
    記破砕片から磁気により鉄を回収する磁気選別機と、前
    記磁気選別機により鉄が除かれた破砕片の材質を識別し
    回収する請求項1記載の金属の選別回収装置とを有する
    ことを特徴とする廃棄物処理システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の廃棄物処理システム
    において、前記磁気選別機により鉄が除かれた破砕片よ
    り特定の非鉄金属を分別する渦電流選別機をさらに有す
    ることを特徴とする廃棄物処理システム。
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