JP3291735B2 - ビデオ印画紙 - Google Patents

ビデオ印画紙

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JP3291735B2 JP06201391A JP6201391A JP3291735B2 JP 3291735 B2 JP3291735 B2 JP 3291735B2 JP 06201391 A JP06201391 A JP 06201391A JP 6201391 A JP6201391 A JP 6201391A JP 3291735 B2 JP3291735 B2 JP 3291735B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ印画紙に関し、
特に主としてセルロースエステルからなる受容層を有す
るビデオ印画紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、昇華性の分散染料を含有する染料
層を有するインクリボンを、サーマルヘッド等により、
画像信号に応じて点状に加熱し、樹脂塗工紙の表面に移
行した染料からなる画像を形成する試みがビデオ印画紙
において行われている。ビデオ印画紙は、図1に示すよ
うに、受容層3及びシート状基材2の二層構造により構
成されており、この受容層3は、インクリボンから移行
する染料、例えば昇華性の分散染料の画像を受容(受
像)し、受容により形成された画像を維持するための層
である。従来、受容層を構成する材質としては、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル共重合体等
が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受容層
がこれらの樹脂からなる従来のビデオ印画紙では形成さ
れた画像の耐光性及び耐候性が充分でなく、一旦形成さ
れた画像の鮮明度が低下したり変色することがあった。
これは、サーマルヘッド等により移行する染料が受容層
の表面近傍に存在するため、光、湿度、及び空気中の酸
素等の影響を受けやすいと考えられる。本発明は従来技
術の欠点を解消し、染料の移行により形成された画像が
耐光性および耐候性に優れたビデオ印画紙を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるビデオ印画
紙は、基体に支持された染料または染料を含むインクを
加熱により溶融または昇華させて染料を印画紙の受容層
3に移行して画像を形成するビデオ印画紙であって、上
記受容層3は主として樹脂よりなるビデオ印画紙におい
て、受容層3の樹脂は、セルロースエステルと、このセ
ルロースエステルに相溶な他の樹脂を含有し、受容層3
の樹脂は他の樹脂を略50重量%の割合で含有し、この
他の樹脂は、酢酸ビニル樹脂または塩化ビニル酢酸ビニ
ル共重合体である。 また上述の他の樹脂は、酢酸ビニル
樹脂であることが望ましい。また、上述のセルロースエ
ステルは、セルロースアセテートブチレートであること
が望ましい。
【0005】
【作用】本発明によれば、受容層3の組成をセルロース
エステル系の樹脂にすることにより、ポリエステル系樹
脂等を用いた場合と比較して、耐光性が大幅に改善さ
れ、また、セルロースエステル系樹脂に染着性を高める
化合物を配合することにより、大旨耐光性を改善するこ
とができる。一方、セルロースエステル系樹脂に他の樹
脂を配合することにより、さらに耐光性を改善できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明のビデオ印画紙の実施例につい
て説明する。本例においては、インクリボンを、熱によ
り溶融もしくは昇華して移行する染料を含有する染料層
を有するインクリボンと組み合わせて使用され、シート
状基材の表面に前記インクリボンより移行する染料を受
容する受容層を有しているビデオ印画紙であって、受容
層がセルロースエステル(セルロースアセテートブチレ
ートCAB、セルロースアセテートプロピオネートCA
P、セルロースアセテートCA等)を主材料として構成
とすることにより、従来の技術における欠点を解消する
ことができたものである。本例のビデオ印画紙1は、例
えば図1に示すようにシート状基材2の上に受容層3を
有する構造を有している。
【0007】セルロースエステルはセルロースと有機酸
とのエステルによって製造されるもので市販されたもの
としてはCAB、CAP、CA等があるが、その化学構
造からしてセルロース安息香酸エステル、トルイル酸エ
ステルなどの芳香族エステルや炭素数4以上の脂肪酸エ
ステル、例えばカプロン酸、ラウリル酸等のエステルも
本発明に属することは言うまでもない。セルロースエス
テルの分子量はCABが10,000〜70,000、
CAPが10,000〜80,000、CAが30,0
00〜60,000程度が好ましい。また、エステル化
度は、無極性有機溶媒、例えばベンゼン、トルエン等に
可溶となる範囲が好ましい。市販されているセルロース
エステルのエステル化度をみると、アセチル化度は、C
ABが2〜30%、CAPが0.5〜3.0%、CAが
約40%、ブチリル化度はCABが17〜60%、プロ
ピオニル化度はCAPが約50%となっている。また、
本発明に適した市販のセルロースエステルとしては、例
えばイーストマンコダック社製のセルロースアセテート
ブチレートCAB551−a01,CAB551−0.
1,CAB551−0.2,CAB531−1,CAB
500−1,CAB500−5,CAB553−0.
4,CAB381−0.1,CAB381−0.5,C
AB381−0.5BP,CAB381−2,CAB3
81−2BP,CAB381−20,CAB381−2
0BP,CAB171−15S、セルロースアセテート
プロピオネートではCAP482−0.5,CAP48
2−20,CAP504−0.2,セルロースアセテー
トではCA−394−60S,CA−398−3,CA
−398−6,CA−398−10,CA−398−3
0などが挙げられる。
【0008】セルロースエステル類と相溶し、染料の染
着性を増加し、耐光性、耐熱性を向上する添加剤として
作用されるエステル類、エーテル類、炭化水素化合物と
しては、各種の化合物があり、以下に例示する化合物
は、その一例に過ぎない。これらの化合物はセルロース
エステル類と相溶化されセルロースエステル類と非晶質
状態が形成され、染料の拡散性が促進され、染料を受容
層の内部にまで浸透させる作用を有するものと考えられ
る。融点が−50℃〜150℃程度の液状や固体状のも
の全てが用いられる。例えば、ジメチルフタレート、ジ
エチルフタレート、ジオクチルフタレートジシクロヘキ
シルフタレート、ジフェニルフタレート、などのフタル
酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバ
ケート、ジシクロヘキシルアゼラエートなどの脂肪族二
塩基酸エステル類、トリフェニルフォスフェート、トリ
シクロヘキシルフォスフェート、トリエチルフォスフェ
ートなどのリン酸エステル類、さらにジメチルイソフタ
レート、ジエチルイソフタレート、ジシクロヘキシルイ
ソフタレート等のイソフタル酸エステル類、ブチルステ
アレート、シクロヘキシルラウレート等の高級脂肪酸エ
ステル、テトラエチルシリケート、テトラフェニルシリ
ケート等のケイ酸エステル類、トリブチルボレート、ト
リフェニルボレート等のほう酸エステル類などがある。
エーテル類としてはジフェニルエーテル、ジシクロヘキ
シルエーテル、P−エトキシ安息香酸メチルエステル
等、炭化水素化合物としては、カンファー、低分子ポリ
スチレン等、さらにPフェニルフェノール、Oフェニル
フェノール等のフェノール類、N−エチルトルエンスル
ホン酸アミド等のスルホン酸アミド類が上げられる。
【0009】セルロースエステル類と他の樹脂との混合
物も受容層を構成することができる。例えば、下記に示
す樹脂は単独もしくは数種を混合して使用できるが、下
記に示す樹脂類に限定されるものでなく下記のものは具
体例の一例を示したにすぎない。 (a)エステル結合を有するもの。 ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂。 (b)ウレタン結合を有するもの。 ポリウレタン樹脂等。 (c)アミド結合を有するもの。 ポリアミド樹脂。 (d)尿素結合を有するもの。 尿素樹脂等。 (e)その他。 ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニルおよびその共重合体、ポリアクリロニトリルお
よびその共重合体。 例えば飽和ポリエステルとしてはバイロン200、バイ
ロン290、バイロン600等(以上、東洋紡社製)、
UE3600、XA6098、XA7026(以上、ユ
ニチカ社製)、TP220、TP235(以上、日本合
成社製)等が用いられる。芳香族二塩基酸とグリコール
類、脂肪族二塩基酸とグリコール類、芳香族二塩基酸、
脂肪族二塩基酸とグリコール類との混合ポリエステルな
どがある。ウレタン樹脂としては分子末端に水酸基をも
ったポリエーテルあるいはポリエステルとイソシアネー
トから作られるエーテル型ポリウレタン、エステル型ポ
リウレタンがあり、アミド結合を有する樹脂としてはナ
イロンなどの他、分枝基をもったジアミンとダイマー酸
等から誘導されたポリアミド等がある。尿素結合をもっ
た化合物としては、ジアミン酸とジイソシアネート類と
の反応によって得られるもののほか、尿素とアルデヒド
類との、反応物等も使用できる。さらにエステル接合を
もったポリカプロラクトンやポリスチレン、塩化ビニル
およびその共重合体、ポリアクリロニトリル共重合体な
ど広範囲のものが使用可能である。塩化ビニル共重合体
である塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体では塩化ビニル
成分含有率85〜97重量%で、重合度200〜800
程度のものが好ましい。その他、ビニルアルコール成
分、マレイン酸成分等を含むものも有効である。セルロ
ースエステル樹脂と他の樹脂とを併用するときは、セル
ロースエステル樹脂の種類にもよるが、セルロースエス
テル樹脂100重量部に対し、その他の樹脂1〜100
重量部の使用が可能である。
【0010】一方受容層の白色度を向上して転写画像の
鮮明度を高めさらに画紙表面に筆記性を付与し、かつ転
写された画像の再転写を防止する目的で受容層3中に蛍
光増白剤及び白色顔料を添加することができる。蛍光増
白剤としては、たとえばチバガイギ社製のユビテックス
OBのような、蛍光増白剤として市販されている多くの
化合物を使用することができる。又白色顔料としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシ
ウム、微粉末シリカ等があり、これらは単独または2種
以上混合して用いることができる。また、転写画像の耐
光性を向上させるために、受容層中に紫外線吸収剤、光
安定剤、もしくは酸化防止剤等の添加剤の1種もしくは
2種以上を必要に応じ添加することができる。これら蛍
光増白剤、白色顔料、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加
量はセルロースエステル樹脂100重量部に対して0.
05〜10重量部が適しているが、目的によっては、そ
の範囲外の量を添加してもよく、上記の添加量は単にそ
の一例を示したにすぎず、したがって、この添加量に拘
束されるものではない。
【0011】本発明のビデオ印画紙は、インクリボンシ
ートとの離型性を向上せしめるために受容層中に離型剤
を含有せしめることができる。離型剤としてはポリエチ
レンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の
固形ワックス類、フッ素系、リン酸エステル系の界面活
性剤、シリコーンオイル、高融点シリコーンワックス等
が挙げられるがシリコーンオイルが好ましい。たとえ
ば、シリコーンオイルとしては油状のものでも、反応
(硬化)型のものでもよく、目的に応じて使用する。反
応(硬化)型シリコーンとしては、アルコール変性シリ
コーンオイルとイソシアネートなどが上げられる。さら
に反応(硬化)型シリコーンオイルとしては、エポキシ
変性シリコーンオイル(エポキシ・ポリエーテル変性シ
リコーンオイル)とカルボキシ変性シリコーンオイル
(カルボキシ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)と
を反応硬化させたもの、又はアミノ変性シリコーンオイ
ル(アミノ・ポリエーテル変性シリコーンオイル)とカ
ルボキシ変性シリコーンオイル(カルボキシ・ポリエー
テル変性シリコーンオイル)とを反応硬化させたものも
好ましい。離型剤層の厚さは0.01〜5μmが好まし
いが特にこの厚さに限定されるものではない。
【0012】ビデオ印画紙の加工工程中又はプリンター
内での走行時に静電気の発生を抑えるために、セルロー
スエステル樹脂系、受容層中又は受容層の表面に帯電防
止剤を含有させることもできる。帯電防止剤としては界
面活性剤たとえば陽イオン型界面活性剤(たとえば第4
級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等)、陰イオン型
界面活性剤(たとえばアルキルベンゼンスルホネート、
アルキル硫酸エステルナトリウム塩)、両性イオン型界
面活性剤もしくは非イオン型界面活性剤が挙げられる。
これらの帯電防止剤は、コーティング等により受容層表
面に塗布形成またはセルロースエステル樹脂中に添加し
てもよい。
【0013】−実施例の具体的内容− 以下、本発明ビデオ印画紙の実施例の具体的内容につい
て、化1〜化3、表1〜表2、及び図1を参照しながら
説明する。
【0014】(1)本実施例に用いた染料 本実施例においては、インク層形成組成物としての染料
は以下のものを用いた。 メチン系染料(A)(Macrolex Yello
w 6G Bayer社製) メチン系染料(B)(Foron Brillian
t Blue SR−PI Sandoz社製) アントラキノン系染料(C)(Macrolex R
ed VioletR Bayer社製) アゾ系染料(D)(Sumikaron Red S
−BDF 住友化学社製) インドアニリン系染料(E) ここでインドアニリン系染料(E)の構造式は化1に
示すとおりである。
【化1】 また、この染料の合成方法は以下のとおりである。先
ず、インドアニリン系誘導体を合成するには、2−(n
ーブチロイルアミノ)−4,6−ジクロロ−5メチルフ
ェノール3gをエタノール200gに溶かし、そこへ炭
酸ナトリウム8gを水100gに溶かしたものを加え良
く攪拌する。そこへ、4−アミノ−N(β−ヒドロキシ
エチル)−N−エチル−mトルイジン硫酸塩5gを水1
00gに溶かした物を入れ30分攪拌し、次亜塩素酸ナ
トリウム溶液15gを少しずつ加えて行き、加え終った
ら10分間攪拌し、水300gを加えてろ過して染料の
結晶を得る。下記に反応式を示す。
【化2】 次に、出来た染料の結晶のうち2gをピリジン50gに
溶かして塩化ブチリル0.6gを少しずつ加え、1時間
還流してエステル化した。下記に反応式を示す。
【化3】 そして、この得られた化合物をクロロホルムを展開溶媒
としてカラムクロマトグラフィー(充填剤:和光純薬社
製、商品名ワコーゲルC−200)にかけて精製し、こ
れを染料1として使用した。
【0015】(2)インクシートの作成 次に、〜の染料を含有するインク層組成物を下記の
組成に従って調製した。 インク層組成物 染料(〜の染料) 3.70重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース 7.42重量部 (EHEC−LOWハーキュレス社製) トルエン 44.44重量部 メチルエチルケトン 44.44重量部 上記割合の組成の混合物を攪拌して、インクの調を行
った。そして、このインク層組成物をコイルバーを用い
て背面処理した6μmポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム上に乾燥膜厚が約1μmとなるように塗
布して昇華型転写シートを作製し、インクシートとし
た。以上のように作成された各インクシートを用いて、
被転写体となる受容層シートに熱転写記録を行った。
【0016】(3)受容層シートの作成 受容層シートは、150μm合成紙(王子油化社製、商
品名FPG−150)に受容層組成物を乾燥膜厚が10
μmとなるように塗布し、50℃,48時間でキュアリ
ングを行うことによって作成した。受容層組成物の組成
を下記に示す。 受容層組成物 樹脂 20.0重量部 (表1参照) 染着性を高めるための化合物 0〜4重量部 (表1参照) イソシアネート 1.0重量部 (武田薬品社製、商品名タケネートD−110N) 変成シリコンオイル 0.6重量部 (東レダウコーニング社製、商品名SF8427) 蛍光増白剤 0.04重量部 (チバガイギー社製、商品名ユビテックスOB) メチルエチルケトン 40.0重量部
【表1】
【0017】(4)熱転写記録 熱転写記録は、インクシートと受容層シートをカラービ
デオプリンター(ソニー社製、商品名CVP−G50
0)を用いて12階調のステアステップ印画を行った。
【0018】(5)耐光性試験 印画した受容層シートをキセノンアークフェードメータ
ー(スガ試験機製)で、60,000KJ/m2 照射後
の濃度変化で示した測定方法は、マクベス濃度計(TR
−924)を用いて、濃度1.0付近の濃度変化を測定
し染料の残存率で示した。 耐光性試験の結果は表2に示すとおりである。
【表2】 表2の試験結果からわかるように、比較例1及び2に比
較してセルロースエステル系の樹脂を用いることによ
り、染料の残存率が大きな値を示しており、耐光性が大
幅に改善されている。また、セルロースエステル系樹脂
に染着性を高める化合物を配合することによりばらつき
はあるものの大旨耐光性が改善されることが認められ
る。一方、セルロースエステル系樹脂以外に酢酸ビニル
樹脂、ポリエステル樹脂等を配合することにより耐光性
をより高めることができる場合があることが認められ
た。
【0019】なお、本発明は上述実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、受容層の組成をセルロ
ースエステル系の樹脂にすることにより、ポリエステル
系樹脂等を用いた場合と比較して、耐光性が大幅に改善
され、また、セルロースエステル系樹脂に染着性を高め
る化合物を配合することにより、大旨耐光性を改善する
ことができる。一方、セルロースエステル系樹脂に他の
樹脂を配合することにより、さらに耐光性を改善できる
場合があるという利益が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオ印画紙の断面図である。
【符号の説明】
1 ビデオ印画紙 2 シート状基材 3 受容層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−151488(JP,A) 特開 平4−265795(JP,A) 特開 平4−138288(JP,A) 特開 昭61−274990(JP,A) 特開 平3−169672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に支持された染料または染料を含む
    インクを加熱により溶融または昇華させて染料を印画紙
    の受容層に移行して画像を形成するビデオ印画紙であっ
    て、上記受容層は主として樹脂よりなるビデオ印画紙に
    おいて、受容層の樹脂は、セルロースエステルと、このセルロー
    スエステルに相溶な他の樹脂を含有し、 受容層の樹脂は上記他の樹脂を略50重量%の割合で含
    し、 上記他の樹脂は、酢酸ビニル樹脂または塩化ビニル酢酸
    ビニル共重合体である ことを特徴とするビデオ印画紙。
  2. 【請求項2】他の樹脂は、酢酸ビニル樹脂である ことを
    特徴とする請求項1記載のビデオ印画紙。
  3. 【請求項3】セルロースエステルは、セルロースアセテ
    ートブチレートである ことを特徴とする請求項2記載の
    ビデオ印画紙。
JP06201391A 1991-03-26 1991-03-26 ビデオ印画紙 Expired - Lifetime JP3291735B2 (ja)

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