JP3291267B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、スキャナー装置およびファクシミリ装置等において
原稿や転写紙等の用紙を搬送する用紙搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等における用紙搬送装置と
しては、用紙の表裏両面に形成された画像情報を読み取
ったり、あるいは用紙の表裏両面に画像形成を行うため
に、用紙の表裏面を自動的に反転する反転機構を備えた
ものが採用されることが多い。このような反転機構は、
装置内の搬送路から所定のスイッチバック路に一時的に
用紙を搬入して、用紙の搬送方向をスイッチバックさせ
てから再び装置内の搬送路に戻すことにより、搬送路上
における用紙の表裏面を反転させるものが一般に知られ
ている。
【0003】このようなスイッチバック路は、装置の内
部に設けると装置が対応すべき最大サイズの用紙を一時
的に収納するだけのスペースを装置の内部に確保しなけ
ればならず、装置の大型化を招いてしまう。そこで、ス
イッチバック路の一端を装置の外方に開口するように構
成して、長手の用紙をスイッチバックさせる際には、ス
イッチバック路に搬入された用紙の先端部分を一時的に
この開口部から装置の外方に排出することにより、スイ
ッチバック路のコンパクト化を図った構成が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにス
イッチバック路が装置外方に開口する開口部を有してい
ると、クリップやゴミ等の異物がこの開口部から装置内
部に侵入し、装置内の機構部分と干渉したり装置内を搬
送されている用紙と干渉して、装置の作動不良や紙詰ま
り等のトラブルを招いてしまうという問題があった。
【0005】特に、このような問題は、スイッチバック
路が、用紙搬送装置の最上位置に配置された構成の場合
に発生しやすい。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、スイッチバック路をコンパクトに構成して装置
の小型化を図りながら、装置の作動不良や紙詰まり等を
防止しうる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる用紙搬送装置は、搬送方向がスイッ
チバックされる用紙を一時的に搬入するスイッチバック
路を備え、このスイッチバック路が装置外方に開口した
開口部を有する用紙搬送装置において、前記開口部より
前記スイッチバック路の内側の下壁部に前記開口部側に
向かって下がる段差が設けられたことを特徴とするもの
である(請求項1)。
【0008】このような用紙搬送装置によれば、スイッ
チバック路が有する開口部からスイッチバック中の用紙
の先端部分を装置外方に一時的に排出させるため、用紙
サイズに対してスイッチバック路をコンパクトに構成し
て装置の小型化を図ることができるとともに、開口部か
ら侵入しようとする異物は、このスイッチバック路の内
側の下壁部に設けられた段差に引っかかり、装置内部へ
の侵入が妨げられるため、このような異物の侵入による
作動不良や紙詰まり等のトラブルの発生を未然に防止す
ることができる。
【0009】さらに、このような用紙搬送装置において
は、前記開口部より前記スイッチバック路の内側であっ
て、かつ前記段差の立上り面より前記開口部側の上壁部
に、前記段差に対して上方から被さるように、前記段差
の上段部分の高さより下方に突出した突出部を設けるこ
とが望ましい(請求項2)。
【0010】このように前記段差に上方から被さる突出
部を備えれば、スイッチバック路の開口部から侵入しよ
うとする異物は、この突出部の下側をくぐってから、前
記段差を乗り越えなければ装置内部に侵入することがで
きないため、さらに異物が侵入しにくいものとなる。
【0011】また、このような用紙搬送装置は、前記ス
イッチバック路を用紙載置部および用紙排出部の上方位
置に配置する構成とすることが望ましい(請求項3)。
【0012】このようにスイッチバック路を用紙載置部
および用紙排出部の上方位置に配置すれば、装置上部の
スペースをスイッチバック路の一部として有効に利用す
ることができることから、さらにスイッチバック路をコ
ンパクトに構成しながら、上記開口部から装置内への異
物の侵入を防止して、装置の作動不良や紙詰まり等のト
ラブルを防止することができる。
【0013】さらに、開口部を有するスイッチバック路
が装置の上部に設けられている場合には、使用者が誤っ
てこのスイッチバック路の開口部に用紙をセットしてし
まうおそれがあるが、本発明にかかる用紙搬送装置によ
れば、この開口部からセットしようとした用紙は、この
開口部の内側に設けられた段差に当たってスイッチバッ
ク路の内側深くに挿し込むことができないため、このよ
うな使用者の用紙セット位置の誤りを未然に防止するこ
ともできる。
【0014】また、前記スイッチバック路の上壁部を、
このスイッチバック路を露出させるように開閉自在に設
けることが望ましく、このようにすれば、前記段差に引
っかかった異物等を容易に取り除くことができる(請求
項4)。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる用紙搬
送装置の一実施形態が組み込まれた原稿読取装置を示す
図である。以下、この実施形態を詳述するのに先立って
原稿読取装置の概要について説明する。
【0016】この原稿読取装置は、トップページを上向
きにしてページ順に原稿トレイ10に載置される原稿束
から、1枚ずつ原稿を取り込んでその画像情報を読み取
り、トップページを下向きにしてページ順に排出トレイ
80に排出するものであり、片面にのみ画像情報が形成
された片面原稿のみならず、表裏両面に画像情報が形成
された両面原稿についても表裏両面の画像情報を読み取
るとともに、原稿束のページ順を変えてしまうことなく
排出できるものである。
【0017】原稿トレイ10は、画像情報を有する原稿
Pを積層して載置可能に構成された原稿載置部である。
この原稿トレイ10の底部には、原稿トレイ10上の原
稿Pの有無を検出する原稿セットセンサ11が設けられ
ている。
【0018】分離給紙部20は、原稿トレイ10上に載
置された原稿束から1枚ずつ原稿Pを取り込んで第1搬
送路31に給紙するものである。この分離給紙部20で
は、原稿トレイ10の上方に配置された前送りローラ2
3が、原稿トレイ10上の原稿Pを給紙ローラ21およ
び分離コロ22に向かって給紙する。そして、給紙ロー
ラ21が原稿トレイ10上の原稿Pを送り出すように回
転駆動する一方、この給紙ローラ21に摺接するように
配置された分離コロ22が、給紙ローラ側21からの圧
力に応じた回転抵抗を生じながら従動回転することによ
って、原稿トレイ10上に載置された原稿束をさばき、
その最上位置にある1枚の原稿Pを分離して第1搬送路
31に給紙するようになっている。24は、第1搬送路
31に給紙された原稿Pの先端部および後端部を検出す
るフィードセンサである。
【0019】第1搬送路31は分離給紙部20から原稿
反転部60に至る搬送路である。この第1搬送路31上
には、レジストローラ対51,52が設けられており、
原稿Pの先端揃えを行うようになっている。このレジス
トローラ51の下流側は、第1搬送路31から第5搬送
路35が分岐する第1分岐位置41となっており、この
第1分岐位置41に設けられた反転分岐レバー411に
よって、この第1分岐位置41に搬送されてくる原稿P
の搬送経路を第1搬送路31の下流側または第5搬送路
35のいずれかに切り替えることができるようになって
いる。なお、この第5搬送路35は片面原稿を搬送する
際に用いられる搬送路である。
【0020】原稿反転部60は、第1搬送路31から搬
入される原稿Pの搬送方向をスイッチバックさせて第2
搬送路32に排出することによって、搬送路上における
原稿Pの表裏面(装置外側に向かう面と内側に向かう
面)とを反転させるものである。この原稿反転部60
は、正逆両方向に回転駆動可能な反転ローラ61とこれ
に摺接する反転コロ62を備えており、反転ローラ61
と反転コロ62間の原稿Pを反転ローラ61の正逆両方
向の回転に応じて搬送して、原稿Pの搬送方向をスイッ
チバックさせることができるようになっている。
【0021】また、反転コロ62は、反転コロ接離手段
63によって反転ローラ61に接離可能となっており、
反転コロ62が反転ローラ61から離れた状態において
は、反転ローラ61と反転コロ62間の原稿Pが上下に
抵抗なく移動しうるフリー状態として、原稿反転部60
から先行原稿を排出しながら同時に次原稿を原稿反転部
60に搬入することが可能となっている。
【0022】これら反転ローラ61と反転コロ62間の
上側には、搬送方向がスイッチバックされる原稿Pが一
時的に搬入されるスイッチバック路65が、上記原稿ト
レイ10の上側に向かって延びるように設けられてい
る。このスイッチバック路65は上記分離給紙部20の
上方位置において、本装置本体の外方へ開口する開口部
66を有しており、長手の原稿Pのスイッチバックさせ
るときには、この開口部66から原稿Pの先端部分を一
時的に本装置本体の外方に排出するようになっている。
本発明は、このスイッチバック路65の開口部66近傍
の構成に特徴を有するものであるが、この特徴部分につ
いては後に詳述する。
【0023】反転ローラ61、反転コロ62間の下側
は、上記第1搬送路31と第2搬送路32とが分岐する
第2分岐位置42となっている。この分岐位置42に
は、第1搬送路31の出口を狭めるように第2搬送路3
2下側の壁面を延ばした突出片421が設けられてお
り、この突出片421によって、この分岐位置42に第
1搬送路31から送られてきた原稿Pを原稿反転部60
へ搬送する一方、原稿反転部60から搬出されてきた原
稿Pは、第2搬送路32に搬送するようになっている。
【0024】第2搬送路32は原稿反転部60から原稿
読取り部70に至る搬送路である。この第2搬送路32
上には、上搬送ローラ対53,54と下搬送ローラ対5
5,56が設けられており、第2搬送路32上の原稿P
を、原稿読取り部70の読取り位置71に搬送されるよ
うになっている。なお、片面原稿を搬送するための上記
第5搬送路35は、上搬送ローラ対53,54の上流側
からこの第2搬送路32に合流している。
【0025】また、下搬送ローラ55の上流位置にはタ
イミングセンサ72が設けられており、原稿Pの先端部
および後端部を検出して、原稿読取り部70における原
稿読取りのタイミングに供するようになっている。
【0026】原稿読取り部70は、複写機本体90上面
に設けられたコンタクトガラス73とその上方に配置さ
れた原稿ガイド74との隙間を読取り位置71として、
この読取り位置71を搬送される原稿Pの下側面の画像
情報を、いわゆる流し読み方式によって読み取るもので
ある。この原稿読取り部70は、図示しない複写機本体
90内に、原稿Pに光を照射する露光ランプ、原稿Pか
らの反射光を導光するレンズ系や反射ミラー、さらに導
光された反射光から画像情報を検出する画像読取機構部
等を備えている。
【0027】第3搬送路33は、原稿読取り部70から
排出トレイ80に至る搬送路である。この第3搬送路3
3には中間ローラ対57,58が設けられており、原稿
Pをさらに下流側に搬送するようになっている。この中
間ローラ対57,58の下流側は、第3搬送路33から
第4搬送路34が分岐する第3分岐位置43となってお
り、この第3分岐位置43に設けられた排出分岐レバー
431によって、原稿Pの搬送経路をこの第3分岐位置
43より下流側の第3搬送路33または第4搬送路34
のいずれかに切り替えることができるようになってい
る。なお、この第4搬送路34は、両面原稿の読取りを
行っている場合に、最初の面の読取りを終えた原稿に対
してさらに残りの面の読取りを行うべく、原稿Pを第1
搬送路31のレジストローラ対51,52上流側に戻す
ための搬送路である。両面原稿はこの第4搬送路34を
搬送されて再び原稿反転部60において搬送方向がスイ
ッチバックされることでその表裏面が反転されたのち、
残りの面の画像情報が読みとられ第3搬送路33に戻っ
てくる。
【0028】排出トレイ80は、画像情報の読取りを終
えた原稿Pが排出される原稿排出部である。この排出ト
レイ80は、上記原稿トレイ10の下側に配置されてお
り、第3搬送経路33の出口設けられた排出ローラ対8
1,82から、片面の読取りを終えた片面原稿および両
面の読取りを終えた両面原稿が原稿トレイ10上のペー
ジ順どおりに排出されるようになっている。
【0029】次に、図1〜図3を参照しつつ本発明にか
かる用紙搬送装置について詳述する。なお、図2は、こ
の用紙搬送装置の外装カバー45を開けた状態を示して
おり、図3は、この外装カバー45を開けたことにより
スイッチバック路65の上カバー653が除かれた状態
における開口部66近傍の斜視図である。
【0030】上述したように、この用紙搬送装置は、ス
イッチバック路65が装置外方に開口した開口部66を
備えている。
【0031】そして、この開口部66よりスイッチバッ
ク路65内側の下壁部には、開口部66側に向かって下
がる段差651がスイッチバック路65のほぼ全幅にわ
たって形成されている。この段差651の立上り面は略
鉛直面となっており、上段面651aおよび下段面65
1bは原稿の排出方向(図1では右方向)に向かって僅
かな上り傾斜を有する略水平面となっている。
【0032】一方、この開口部66よりスイッチバック
路65内側の上壁部には、前記段差651に対して上方
から被さるように下方に膨出した突出部652が、スイ
ッチバック路65のほぼ全幅にわたって設けられてい
る。そして、この突出部652は、前記段差651の上
段面651aの高さLより下方に突出するようになって
おり、スイッチバック路65から一時的に装置外へ排出
される原稿Pの先端を滑らかに案内するように、その横
断面は連続的な曲面をなしている。
【0033】また、このスイッチバック路65の上壁部
をなす上カバー653は、この用紙搬送装置の外装カバ
ー45の一部として形成されており、スイッチバック路
65におけるジャム処理(紙詰まり処理)等のために、
この外装カバー45が回動軸451を中心に開閉される
ことに伴って、スイッチバック路65が露出するように
なっている(図2参照)。
【0034】以上のような構成の用紙搬送装置によれ
ば、スイッチバック路65が装置の最上位置に配置さ
れ、かつこのスイッチバック路65が装置外方に開口し
た開口部66を備えているため、スイッチバック中の原
稿を収納するスペースとして装置上方のスペースを有効
に利用し、スイッチバック路65をコンパクトに構成し
て装置の小型化を図ることができる。
【0035】そして、このスイッチバック路65の開口
部66の下側には段差651を備え、さらに上側にはこ
の段差651に被さる突出部652を備えていることに
より、この開口部66から侵入しようとするクリップや
ゴミ等の異物は、まず前記突出部652の下側をくぐっ
てから、さらに前記段差651を乗り越えなければ装置
内部に侵入することができず、その多くは段差651に
引っかかって留められるため、このような異物の侵入に
よる装置の作動不良や紙詰まり等のトラブルを未然に防
止することができる。
【0036】また、この開口部66に読取り前の原稿を
セットしようとしても前記段差651に当たってスイッ
チバック路65の内側深くに挿し込むことができないた
め、使用者の原稿セット位置の誤りも未然に防止するこ
とができる。
【0037】さらに、このスイッチバック路65は、外
装カバー45の開閉動作に伴ってスイッチバック路65
の上カバー653が除かれることによって露出するた
め、上記段差651に引っかかって留められた異物を容
易に取り除くことができる。
【0038】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる用紙搬送装置は、上記実施形態に限
定されるものではなく、以下のように構成してもよい。
【0039】(1)上記実施形態においては、本発明に
かかる用紙搬送装置を画像情報が読み取られる原稿を搬
送する原稿搬送装置として、これを複写機の上部に搭載
した場合を例にしているが、同様の構成によって、スキ
ャナー装置やファクシミリ装置等に適用することもでき
る。また、本発明にかかる用紙搬送装置は、複写機、プ
リンターおよびファクシミリ装置等において、画像形成
が行われる転写紙等の用紙を搬送する装置として適用す
ることもできる。
【0040】(2)上記実施形態においては、段差65
1をスイッチバック路65のほぼ全幅にわたるものとし
て構成したが、図4に示すように、スイッチバック路6
5の幅方向の複数箇所から上方に突出するリブ構造65
1c…によって段差651を構成することもできる。こ
のような構成によっても、所定寸法以上の異物の侵入を
防止することができる。
【0041】(3)上記実施形態においては、段差65
1に被さる突出部652をスイッチバック路65のほぼ
全幅にわたるものとして構成したが、この突出部652
は、例えば、スイッチバック路65の幅方向略中央にの
み、あるいは両側部分にのみ設ける構成としてもよい。
あるいはまた、図5に示すように、幅方向の複数箇所か
ら下方に突出するリブ構造652c…によって突出部6
52を構成してもよい。
【0042】(4)上記実施形態においては、段差65
1の立上り面を略鉛直面として構成したが、開口部66
側またはスイッチバック路651奥側に傾斜する面とし
てもよい。また、段差651の上段面651aと立上り
面との接続部分は尖らせずに、面取りをするように滑ら
かな曲面としてもよい。段差65の下段面651bと立
上り面との接続部分も同様である。
【0043】(5)上記実施形態においては、突出部6
52を、スイッチバック路65の上壁を構成する装置の
上カバー653の先端近傍を下方に膨出させることによ
って構成したが、この上カバー653の先端を下方に折
り曲げた形状とすることによって構成することもでき
る。あるいは、上カバー653とは別部材を取り付ける
ことによって構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる用紙搬送
装置によれば、スイッチバック路が有する開口部からス
イッチバック中の用紙の先端部分を装置外方に一時的に
排出させることができるため、用紙サイズに対してスイ
ッチバック路をコンパクトに構成して装置の小型化を図
ることができるとともに、この開口部から侵入しようと
する異物はスイッチバック路の内側の下壁部に設けられ
た段差に引っかかり、装置内部への侵入が妨げられるた
め、このような異物の侵入による装置の作動不良や紙詰
まり等のトラブルを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる用紙搬送装置の一実施形態を示
す全体概略図である。
【図2】同実施形態の外装カバー45を開けた状態を示
す概略図である。
【図3】外装カバー45を開けたことによりスイッチバ
ック路65の上カバー653が除かれた状態における開
口部66近傍の斜視図である。
【図4】リブ構造651cによって段差651を構成し
た例を示す斜視図である。
【図5】リブ構造652cによって突出部652を構成
した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 原稿トレイ(用紙載置部) 60 原稿反転部 65 スイッチバック路 651 段差 652 突出部 66 開口部 80 排出トレイ(用紙排出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 一嘉 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 阿蘇 裕 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 北川 英樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−197240(JP,A) 特開 昭62−105857(JP,A) 実開 平1−58554(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向がスイッチバックされる用紙を
    一時的に搬入するスイッチバック路を備え、このスイッ
    チバック路が装置外方に開口した開口部を有する用紙搬
    送装置において、 前記開口部より前記スイッチバック路の内側の下壁部に
    前記開口部側に向かって下がる段差が設けられたことを
    特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部より前記スイッチバック路の
    内側であって、かつ前記段差の立上り面より前記開口部
    側の上壁部に、前記段差に対して上方から被さるよう
    に、前記段差の上段部分の高さより下方に突出した突出
    部が設けられた請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチバック路が、用紙載置部お
    よび用紙排出部の上方位置に配置された請求項1または
    2記載の用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチバック路の上壁部が、この
    スイッチバック路を露出させるように開閉自在に設けら
    れた請求項1〜3のいずれかに記載の用紙搬送装置。
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