JPH06343123A - 画像読み取り装置及びファクシミリ装置 - Google Patents

画像読み取り装置及びファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH06343123A
JPH06343123A JP5130254A JP13025493A JPH06343123A JP H06343123 A JPH06343123 A JP H06343123A JP 5130254 A JP5130254 A JP 5130254A JP 13025493 A JP13025493 A JP 13025493A JP H06343123 A JPH06343123 A JP H06343123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
image reading
roller
image
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5130254A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Ohara
俊一 大原
Masahisa Aoyanagi
正久 青柳
Shogo Matsumoto
章吾 松本
Shigeru Obata
小幡  茂
Michihiro Watanabe
道弘 渡辺
Masaki Sato
正樹 佐藤
Kyoichi Yamashita
恭市 山下
Tomonori Suzuki
鈴木  智則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5130254A priority Critical patent/JPH06343123A/ja
Publication of JPH06343123A publication Critical patent/JPH06343123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブック状原稿読み取り機構とシート状原稿読み
取り機構を備える画像読み取り装置において、シート状
原稿用原稿トレイを装置本体から突出しないようにし
て、装置本体の実効設置面積を最小にする 【構成】第一の画像読み取り面を形成する透明な原稿支
持部材4と、原稿押さえ1と、平行に移動しながら原稿
の画像を読み取る移動型画像読み取り機構とからなるブ
ック状原稿読み取り機構と、シート状の原稿を堆積する
原稿トレイ5と、排紙トレイ7と、原稿トレイ5から搬
送されてくる原稿の搬送方向を反転させるUターン機構
と、Uターン機構の原稿搬送方向下流側に第二の画像読
み取り面とを有し、移動型画像読み取り機構によって第
二の画像読み取り面上を移動する原稿の画像を読み取る
シート状原稿読み取り機構、とからなる画像読み取り装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のシート状の原稿
を連続的に読み取るシート状原稿読み取り機構と、ブッ
ク状の原稿を読み取るブック状原稿読み取り機構の両方
を備える画像読み取り装置及びファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シート状原稿読み取り機構と、ブック状
原稿読み取り機構の両方を備える画像読み取り装置及び
ファクシミリ装置は、実開昭60−114137号公報
及び、実開昭63−24140号公報に記載されてい
る。
【0003】実開昭60−114137号公報記載の画
像読み取り装置のシート状原稿読み取り機構は、ブック
状原稿読み取り機構の原稿押さえ上の原稿トレイから略
直線上に配置された原稿搬送機構によって搬送され、ブ
ック状原稿読み取り機構の移動型画像読み取り機構を原
稿搬送機構の下方で静止させ、原稿搬送機構内を搬送さ
れる原稿の画像を読み取る。原稿搬送機構は、原稿押さ
えの開閉の妨げにならないように、装置端部に位置する
画像読み取り面の端に位置する。そのため略直線上に搬
送される原稿は、画像を読み取られた後装置外部の排紙
トレイ上に排紙される。
【0004】実開昭63−24140号公報記載の画像
読み取り装置のシート状原稿読み取り機構は、ブック状
原稿読み取り機構の原稿押さえと一体に構成され、原稿
搬送機構は原稿トレイ上に堆積された原稿を一枚ずつ搬
送する給紙分離機構と、給紙された原稿の搬送方向を反
転させる第一のUターン機構と、原稿を画像読み取り面
上に搬送し、画像読み取り時は原稿全体を画像読み取り
面に押し付けるとともに、画像読み取り後原稿を画像読
み取り面上から排紙するためのベルト搬送機構と、画像
読み取り面上から排紙された原稿を原稿押さえ上に排紙
するための第二のUターン機構からなり、画像読み取り
面上に搬送された原稿は一旦静止し、移動型画像読み取
りユニットが原稿読み取り面に沿って移動しながら原稿
の画像を読み取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
原稿搬送機構は原稿押さえの開閉の妨げに成らないよう
に、装置端部に位置する画像読み取り面の端に位置する
ために略直線上に搬送される原稿は、画像を読み取られ
た後装置外部の排紙トレイ上に排紙される。このため、
排紙トレイが装置外部に張り出すため、装置の実効接地
面積が大きくなる。
【0006】また、ブック状原稿の画像読み取り面上に
原稿を搬送し、画像読み取り面上に原稿全体を押し付け
るために、原稿より面積の大きい画像読み取り面全体を
覆うベルト搬送機構が必要であり、構成が複雑になる。
また、シート状原稿読み取り機構がブック状原稿読み取
り機構の原稿押さえと一体に構成されるため、原稿押さ
えが大きく重くなり、ブック状原稿読み取り時に原稿押
さえを容易に開閉できるような支持機構が必要になり、
装置が複雑化する。さらに、画像読み取り後の原稿は、
画像面を上に向けて一枚目を下にして順に重なり、読み
取り後の原稿の順序が反転する。
【0007】本発明の目的は、ブック状原稿読み取り機
構とシート状原稿読み取り機構を備える画像読み取り装
置において、シート状原稿用原稿トレイを装置本体から
突出しないようにして、装置本体の実効設置面積が小さ
い画像読み取り装置及びその画像読み取り装置を備えた
ファクシミリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、シート状原
稿を搬送する原稿搬送機構と、原稿搬送機構により搬送
されるシート状原稿の画像を読み取る画像読み取りユニ
ットを備えるシート状原稿読み取り機構と、ブック状の
原稿を読み取る移動型画像読み取りユニットを備えるブ
ック状原稿読み取り機構と、を備える画像読み取り装置
において、ブック状の原稿を読み取る移動型画像読み取
りユニットがシート状原稿の画像を読み取る画像読み取
りユニットを兼ねることにより達成される。
【0009】更に上記目的は、複数のシート状の原稿を
堆積する原稿トレイと、原稿トレイから原稿を搬送する
給紙機構と、給紙機構により搬送されてきた原稿を一枚
ごとに分離する分離機構と、分離機構で分離された原稿
を搬送する原稿搬送機構と、原稿搬送機構内を搬送され
る原稿の画像を読み取る画像読み取りユニットを備える
シート状原稿読み取り機構と、第一の画像読み取り面を
形成する透明な原稿支持部材と、原稿トレイの下方にあ
って原稿支持部材上の原稿を原稿支持部材に押し付ける
原稿押さえと、原稿支持部材に平行に移動しながら原稿
支持部材上の原稿の画像を読み取る移動型画像読み取り
ユニットを備えるブック状原稿読み取り機構を備える画
像読み取り装置において、原稿搬送機構は原稿トレイか
ら搬送されてくる原稿の搬送方向を反転させるUターン
機構を有し、Uターン機構の原稿搬送方向下流側に第二
の画像読み取り面を有し、移動型画像読み取りユニット
は原稿搬送機構の下方に静止して画像読み取りユニット
を兼ね、第二の画像読み取り面から原稿搬送機構内を移
動する原稿の画像を読み取り、画像読み取り後の原稿は
原稿押さえの上部に設けられた排紙トレイ上に堆積する
ことにより達成される。
【0010】又、本願発明の画像読み取り装置には以下
の態様がある。
【0011】画像読み取りユニットは第二の画像読み取
り面の下方に待機するようにしても良い。
【0012】シート状原稿の読み取りとブック状原稿の
読み取りの一方を選択する操作パネルを備えても良い。
【0013】給紙機構の近傍にシート状原稿の有無を検
出する原稿センサを備え、原稿センサがシート状原稿の
存在を検出している場合、操作パネルでブック状原稿の
読み取りを選択しても画像読み取りユニットは移動しな
いようにしても良いUターン機構はUターン部の円弧を
形成する反転ロ−ラと、反転ロ−ラに圧接される複数の
補助ローラと、反転ロ−ラに対して原稿搬送方向下流側
に配置された排紙ロ−ラと、給紙ロ−ラから前記排紙ロ
−ラの間でUターン部の外周を形成する外周原稿ガイド
と、給紙ロ−ラから排紙ロ−ラの間でUターン部の内周
を形成する内周原稿ガイドを備え、第二の画像読み取り
面は反転ロ−ラと排紙ロ−ラの間に配置しても良い。
【0014】反転ローラは回動軸方向に離間して並ぶ、
同一回動軸を有する複数のローラからなるようにしても
良い。
【0015】Uターン部入り口側の補助ローラは反転ロ
ーラ回動軸方向に離間して複数配置し、原稿ガイド幅方
向略中央に配置される補助ローラは搬送方向下流側にあ
るようにしても良い。
【0016】複数のローラの間に、反転ローラの半径に
比べて小さい半径を持つ内周原稿ガイドを有しても良
い。
【0017】Uターン機構はUターン部の円弧を形成す
る表面が白色の一個の白色反転ロ−ラと、白色反転ロ−
ラに圧接される複数の補助ローラと、白色反転ロ−ラに
対して原稿搬送方向下流側に配置された排紙ロ−ラと、
給紙ロ−ラから排紙ロ−ラの間でUターン部の外周を形
成する外周原稿ガイドと、給紙ロ−ラから排紙ロ−ラの
間でUターン部の内周を形成する内周原稿ガイドからな
り、白色反転ロ−ラは少なくとも最大画像読み取り幅よ
りも広い幅を持ち、第二の画像読み取り面は白色反転ロ
−ラに近接配置され、原稿は第二の画像読み取り面と白
色反転ロ−ラの間を通過するようにしても良い。
【0018】原稿搬送機構は画像読み取り後の原稿を排
紙トレイに排紙する排紙ロ−ラを有し、給紙ロ−ラから
排紙ロ−ラに至りUターン機構のUターン部の原稿搬送
経路外周を形成する外周原稿ガイドと、給紙ロ−ラから
排紙ロ−ラに至りUターン部の原稿搬送経路内周を形成
する内周原稿ガイドと、Uターン部の円弧の原稿の入り
側に配置される入り側搬送ロ−ラと、Uターン部の円弧
の原稿の出側に配置される出側搬送ロ−ラとを有し、第
二の画像読み取り面は出側搬送ロ−ラと排紙ロ−ラの間
に配置されるものでも良い。
【0019】分離機構は回動する摩擦部材からなる分離
ローラと、静止した板状摩擦部材からなり、重力方向に
対して分離ローラは板状摩擦部材の上方にあるものでも
良い。
【0020】外周原稿ガイドの反第二の画像読み取り面
側は開閉可能であって、内周原稿ガイドは反転ロ−ラの
軸を中心に開閉するものでも良い。
【0021】排紙ロ−ラに圧接される排紙補助ロ−ラを
有し、排紙補助ロ−ラの回転軸は排紙ロ−ラの回転軸に
対して重力方向上方で、かつ原稿搬送方向上流側に有
り、原稿排紙部の重力方向上方の内周原稿ガイドの排紙
方向後端は排紙ロ−ラと排紙補助ロ−ラの接点の排紙方
向側で、接点を通る接線より重力方向に対して下方に有
るものでも良い。
【0022】外周原稿ガイドの形状は分離ロ−ラの原稿
搬送方向側で、内周原稿ガイドの形状に対して凸となる
部分を有するものでも良い。
【0023】排紙ロ−ラは第二の画像読み取り面に対し
て重力方向上方にあるものでも良い。
【0024】第二の画像読み取り面は原稿搬送方向下流
側端部が上流側端部に対して重力方向上方にあるよう
に、画像読み取り面に対して傾斜するものでも良い。
【0025】第二の画像読み取り面と排紙ロ−ラの間
で、外周原稿ガイドおよび内周原稿ガイドの前記第二の
画像読み取り面と成す角度は、原稿搬送方向に向かって
増すものでも良い。
【0026】更に上記目的は、原稿の画像を読み取る画
像読み取り装置と、読み取った画像を通信回線によって
送信する送信手段と、読み取った画像及び通信回線によ
って受信した画像を記録する記録手段を備えるファクシ
ミリ装置において、画像読み取り装置は、前記いずれか
に記載のものを用いることにより達成される。
【0027】
【作用】装置上面の原稿押さえの上方に有る原稿トレイ
から搬送されるシート状の読み取り原稿は、Uターン機
構によって搬送方向が反転され、画像読み取り後原稿押
さえ上に排紙される。このため、画像読み取り前及び画
像読み取り後の原稿を堆積する原稿トレイが装置外部に
突出しないために、装置の実効設置面積が小さくなる。
【0028】また、シート状の原稿の画像読み取りは、
ブック状の原稿の画像を読み取る移動型画像読み取りユ
ニットをUターン機構の原稿搬送方向下流側の第二の画
像読み取り面下で静止させ、第二の画像読み取り面上を
移動する原稿の画像を読み取る。このため、シート状の
原稿の画像読み取りとブック状の原稿の画像の読み取り
を一つの画像読み取りユニットで行うことができ、装置
の簡略化とコスト低減が可能になる。また、原稿押さえ
は原稿トレイと排紙スペースを備えるのみであり、軽量
化が可能であり原稿トレイの支持機構が簡略化できる。
さらに、読み取り後の原稿は、排紙スペースに読み取り
面を下に向け一枚目から順に堆積するため、原稿の順番
が読み取り前と読み取り後で変化しない。
【0029】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示す画像読み取
り装置の断面図である。原稿押さえ1は図の面外方向奥
側を支点にして開閉する。原稿押さえ1下面には弾性部
材2が貼付られ、ブック状原稿を第一の画像読み取り面
3上に押さえ付ける。画像読み取り面3は透明な原稿支
持部材4によって形成される。
【0030】シート状の原稿は原稿トレイ5上に堆積さ
れる。原稿トレイ5は原稿押さえ1の上方にあって、原
稿トレイ支点6を中心に図中矢印a方向に回動可能に原
稿押さえ1に支持される。原稿トレイ5上には原稿の幅
方向の位置を合わせる原稿幅ガイド60が配置される。
原稿押さえ1の上面は画像読み取り後のシート状の原稿
が排紙され堆積する排紙トレイ7となる。給紙ロ−ラ8
はアーム9に回動可能に支持され、アーム9は分離ロ−
ラ回転軸10に支持されて分離ロ−ラ回転軸10を中心
に回動上下する。ホルダ12には板状の摩擦部材から成
る舌片13が支持され、図示されていないバネによって
舌片13を分離ロ−ラ11に押しつける。
【0031】原稿ガイドはUターン部外周上側を形成す
るアッパーガイド27、Uターン部外周下側を形成する
アンダーガイド28、Uターン部内周を形成するミドル
ガイド29からなる。
【0032】原稿の搬送方向を反転させるUターン部に
は反転ロ−ラ14が配置される。Uターン部の入り口側
と出口側には反転ロ−ラ14に原稿を押し付ける補助ロ
−ラ15、16が配置される。反転ロ−ラ14に対して
原稿搬送方向下流側には透明な部材から成る原稿支持部
材17が有って、第二の原稿読み取り面18を形成す
る。第二の原稿読み取り面18から原稿搬送方向下流側
には、排紙ロ−ラ19と排紙ロ−ラに圧接される排紙補
助ロ−ラ20が配置される。
【0033】移動型画像読み取りユニット21は第一の
画像読み取り面3および第二の画像読み取り面18下方
の移動空間22に配置される。移動型画像読み取りユニ
ット21は移動方向に延びるガイド部材23に図中面外
方向奥側で支持され、手前側はロ−ラ24によってガイ
ド部材23を回動中心とする傾きを押さえられ、移動空
間22を移動する。ガイド部材23は読み取り部シャー
シ25に支持される。移動空間22は外装部材26によ
って外部の光が入らぬように遮光される。
【0034】ブック状原稿の画像読み取り時は、原稿の
画像読み取り側を第一の画像読み取り面3に向け、原稿
押さえ1によって背後から第一の画像読み取り面3に押
し当てる。そして、図中右側に待機している移動型画像
読み取りユニット21が、図示されていない駆動機構に
よって図中矢印f方向に移動し、光源32の光が原稿の
画像面に反射し、その反射光で画像を読み取る。
【0035】シート状原稿は、原稿トレイ5上に画像読
み取り側を上方に向け堆積され、原稿先端部は給紙ロ−
ラ8の下方に位置する。アーム9の回動によって給紙ロ
−ラ8が下降し、図示されていない駆動機構によって給
紙ロ−ラ8が回動し、上側の一枚目の原稿が分離ロ−ラ
11側に搬送される。原稿はさらに図示されていない駆
動機構により回動する分離ロ−ラ11によって反転ロ−
ラ14側に搬送される。ここで、分離ロ−ラ11に二枚
目の原稿が一枚目の原稿に重なって搬送されてきた場
合、二枚目の原稿は舌片13の摩擦力によって分離ロ−
ラ11の位置で止められる。原稿は反転ロ−ラ14に補
助ロ−ラ15で押し当てられ、図示されていない駆動機
構による反転ロ−ラ14の回動によって搬送される。そ
して、反転ロ−ラ14の円周に沿って原稿の搬送方向が
反転される。原稿は反転ロ−ラ14から原稿ガイドに沿
って進み、第二の画像読み取り面18上を通過し、排紙
ロ−ラ19と排紙補助ロ−ラ20の間を搬送され、原稿
押さえ1上の排紙スペース7上に画像読み取り面を下に
向け正順に排紙堆積される。排紙ロ−ラ19は図示され
ていない駆動機構により回動する。原稿は排紙補助ロ−
ラ20によって排紙ロ−ラ19に押し当てられ、搬送力
を得る。排紙ロ−ラ19は、反転ロ−ラ14出側の補助
ロ−ラ16から原稿後端が外れ、反転ロ−ラ14の搬送
力なくなった後、原稿に搬送力を与え排紙する。移動型
画像読み取りユニット21は第二の画像読み取り面18
の下方で静止し、第二の画像読み取り面18上を搬送さ
れる原稿の画像を読み取る。
【0036】ブック状原稿とシート状原稿の読み取り
は、図示されていない操作パネルで選択することで、移
動型画像読み取りユニット21が確実な動作を行う。ま
た、給紙ローラ8近傍に配置された原稿検知センサ81
によって、シート状原稿が給紙ローラ8下に挿入されて
いることを検知した場合、操作パネルでブック状原稿の
読み取りを指示しても読み取り動作は行わないように
し、不要な動作を防止する。
【0037】移動型画像読み取りユニット21は第二の
画像読み取り面18の下方で静止して待機しており、シ
ート状原稿の読み取りに即座に対応できるようにしてお
き、シート状原稿の読み取り時間の短縮を図る。
【0038】図2は、図1の反転ローラ部のA−A’断
面図である。
【0039】反転ローラ14は幅の狭い複数の反転ロー
ラ14a、14bからなり、それぞれに回動可能に支持
された補助ロ−ラ15が圧接されている。反転ローラ1
4a、14bは、反転ローラ軸142に接続され、反転
ローラ軸142の回動に応じて回動する。反転ローラ1
4a、14bの間には、内周ガイド29が配置されてい
る。反転ローラ14を複数の幅の狭い反転ローラ14
a、14bで構成することにより、反転ローラ14の慣
性質量を低減でき、搬送速度の向上が図れる。さらに、
中央部の反転ローラ14bのみをゴム等の摩擦部材から
なるローラとし、両端の反転ローラ14aを比重の軽い
樹脂等で形成することで、より反転ローラ14の慣性質
量を低減でき、搬送速度の向上が図れる。
【0040】図3は本実施例の画像読み取り装置のUタ
ーン部を開いた状態を示す断面図である。
【0041】アッパーガイドユニット30は、Uターン
部の外周原稿用紙ガイドの反第二の画像読み取り面側を
形成するアッパーガイド27と、補助ローラ15、給紙
ローラ8、分離ローラ11を有し、支点31を中心に図
中矢印a方向に開閉可能である。ミドルガイドユニット
33は、Uターン部の内周原稿ガイドミドルガイド29
と、舌片13と舌片を支持するホルダ12と、排紙補助
ローラ20からなり、反転ローラ14の回転軸を中心に
図中矢印a方向に開閉する。
【0042】アッパーガイドユニット30を開くととも
に、補助ローラ15、給紙ローラ8、分離ローラ11及
び排紙補助ローラ20を解除するために、原稿の取り出
しが容易である。また、第二の画像読み取り面18が露
出するため、第二の画像読み取り面18が汚れた場合の
清掃が容易である。
【0043】図4は本実施例の排紙ローラ周辺の部分拡
大断面図である。
【0044】Uターン部ミドルガイド29の排紙側端部
292は、高さ方向に対して排紙ローラ19と排紙補助
ローラ20の接線より排紙ローラ側にある。
【0045】排紙スペース7に堆積された原稿40が凹
状に反っていた場合、原稿後端41が原稿排出口42よ
り高くなり、次に排出されて来る原稿43が前の原稿の
下に入り込んでしまい、排出される原稿の順序が乱れて
しまう。
【0046】本実施例によれば、前述のようにブック状
の原稿の画像読み取りと自動給紙したシート状の原稿の
画像読み取りの双方の画像読み取りを同一の画像読み取
りユニットで兼ねるため、装置構成が簡略になりコスト
低減が可能になる。
【0047】また、ブック状原稿を読み取る画像読み取
り面上の原稿押さえ上方に配置された原稿トレイ上の原
稿を、一組のUターン機構によって、原稿搬送方向を反
転させ画像を読み取り、読み取り後の原稿を原稿トレイ
下方、原稿押さえ上方の排紙トレイに排紙することで、
装置外部にトレイ等が突出することがなく、装置の実行
設置面積を少なくできる。さらに、正順に排紙堆積され
るため、画像読み取り後の原稿の整理が容易である。
【0048】更に本実施例によれば、原稿の後端が原稿
排出口42より上方にならないように、ミドルガイド2
9の排紙側端部292が原稿の後端41を押さえる。さ
らに、排紙側端部292が、高さ方向に対して排紙ロー
ラ19と排紙補助ローラ20の接線より排紙ローラ側に
あり、原稿は接線方向に進もうとするため原稿先端は常
に排紙側端部292の内側に沿って進む。このため、次
の原稿の先端43は常に前の原稿の後端より上方に位置
するため、次の原稿は前に排出された原稿の上方に排紙
され、排紙された原稿の順序が乱れない。
【0049】また、第二の画像読み取り面18と排紙口
の間のアンダーガイド281、ミドルガイド291と第
二の画像読み取り面18の間の傾きを、排紙ローラ19
に向かうに従い大きくすることで、原稿の曲げ量を少な
くし原稿の原稿ガイドに対する反力を押さえ、搬送抵抗
を低減させ原稿ジャムを押さえるとともに、第二の画像
読み取り面18と排紙ローラ19の間隔が短くても、排
紙スペース7の底部から原稿排出口42までの高さを大
きくすることが可能になり、原稿ガイド長を短くし装置
の小型化が図れるとともに、排紙される原稿の排紙スペ
ース7での堆積量が増す。
【0050】本実施例の画像読み取り装置は、ファクシ
ミリ、コピー機、スキャナ等の画像読み取り部に用いる
ことができる。
【0051】図5は、第二の実施例を説明する断面図で
あり、第一の実施例の画像読み取り装置の反転ローラ部
A−A’を示す。他の構成は前記第一の実施例と同じで
ある。
【0052】図2と異なる点は、中央部の反転ローラ1
4bを一個の幅広のゴムローラで構成したことである。
【0053】本実施例によれば、比重の軽い樹脂等で形
成された両端の反転ローラ14aの搬送力の不足を反転
ローラ14bを幅広とすることで補うことができる。
【0054】図6は、第三の実施例を説明する断面図で
あり、第一の実施例の画像読み取り装置の反転ローラ部
A−A’を示す。他の構成は前記第一の実施例と同じで
ある。
【0055】図5と異なる点は、両端の反転ローラ14
aに圧接される補助ローラ15を取り除いたことであ
る。
【0056】本実施例によれば、装置の構成が簡略化さ
れる。
【0057】図7は第四の実施例を説明する図であり、
第一の実施例の画像読み取り装置のUターン部の反転ロ
ーラの構成を示す斜視図であり、他の構成は前記第一の
実施例と同じである。中央部の反転ローラ14bは一個
の幅広のゴムローラで構成し、両端の反転ローラ14a
はゴムあるいは樹脂で形成したものである。図中矢印a
は原稿の挿入方向を示し、図中矢印bは反転ローラ14
b、14aの回動方向を示す。原稿入り口側中央の補助
ローラ15bは、両側の補助ローラ15aに対して原稿
搬送方向に対して原稿入り口側に位置している。分離ロ
ーラ11と反転ローラ14の間で原稿が撓まないよう
に、分離ローラ11に対して反転ローラ14の原稿搬送
速度を速めている。中央部の反転ローラ14bと両端の
反転ローラ14aを原稿搬送方向に対して同一に配置す
ると、分離ローラ11から搬送されてきた原稿が傾いて
いた場合、原稿の幅方向端部が先に反転ローラ14aと
補助ローラ15aに噛み込まれる。この場合、分離ロー
ラ11に対して反転ローラ14の原稿搬送速度が速いた
め、原稿の幅方向端部が引張られ原稿の傾きが増大する
二次斜行が発生する。
【0058】本実施例によれば、中央の補助ローラ15
bが両側の補助ローラ15aに対し原稿入り口側に位置
しているため、常に原稿の中央部が先に反転ローラ14
bと補助ローラ15bに噛み込まれて引張られるため、
原稿の傾きが増大する二次斜行が発生しない。
【0059】前記第三の実施例では、常に原稿の中央部
で引張られるため、原稿の傾きが増大する二次斜行が発
生しない。これに対して本実施例では両側にも補助ロー
ラ15aを配置し搬送力を得るため、二次斜行の発生を
防ぎながらも十分な原稿搬送力が得られ、厚紙等のUタ
ーン部の搬送抵抗が大きいものでも搬送可能になる。
【0060】図8は本発明の第五の実施例を示すUター
ン部の断面図である。他の構成は前記第一の実施例と同
じである。
【0061】前記第一の実施例と異なる点は、反転ロー
ラをホワイトローラとしたことである。ホワイトローラ
141は、画像読み取り幅以上の幅を持つ白色のゴムロ
ーラである。原稿はホワイトローラ141と第二の画像
読み取り面18の間を通過して画像を読み取られる。
【0062】本実施例によれば第二の画像読み取り面1
8上で原稿はホワイトローラ141に接して搬送力を得
るため、第二の画像読み取り面18上での原稿の搬送量
が安定し、良好な読み取り画像が得られる。
【0063】図9は本発明の第六の実施例を示すUター
ン部の断面図である。他の構成は前記第一の実施例と同
じである。
【0064】前記第一の実施例と異なる点は、反転ロー
ラ14を持たず、Uターン部は原稿ガイド即ちUターン
部外周上側を形成するアッパーガイド27、Uターン部
外周下側を形成するアンダーガイド28、Uターン部内
周を形成するミドルガイド29からなる原稿ガイドのみ
で構成されていることである。原稿は、Uターン部入り
口側及び出口側に配置された駆動ローラ33、34と、
それぞれの駆動ローラに圧接される補助ローラ15、1
6によって搬送力が与えられる。
【0065】本実施例によるとUターン部の曲がりに沿
った、大径の反転ローラが不要になり、駆動系の慣性質
量が低減され、原稿搬送速度の高速化が容易になる。
【0066】図10は本発明の第七の実施例を示すUタ
ーン部の断面図である。他の構成は前記第一の実施例と
同じである。
【0067】本実施例では、第二の画像読み取り面18
を、その原稿搬送方向下流側端部が上流側端部に対して
重力方向上方にあり、画像読み取り面に対して傾斜する
ように構成した。排紙ローラ19と排紙補助ローラ20
の間の排紙口42は、第一の画像読み取り面3上の原稿
押さえ1上に排紙を行うため、また、排紙される原稿が
順次先に排紙された原稿の上に堆積するように第一の画
像読み取り面3に対して上方に位置する。第二の画像読
み取り面18と第一の画像読み取り面3の高さ方向の位
置は、同一の画像読み取り装置を用いるためほぼ等し
い。このため、排紙口42は第二の画像読み取り面3に
対して上方にあり、第二の画像読み取り面18を水平に
配置すると、第二の画像読み取り面18と排紙口の間の
アンダーガイド281、ミドルガイド291は第二の画
像読み取り面18に対して傾く。原稿はこの傾きによっ
て曲げられその反力によってアンダーガイド281、ミ
ドルガイド291押しつけられ、原稿搬送抵抗が発生す
る。
【0068】ここで、長さの短い原稿を搬送するために
は、Uターン部出口の搬送ローラ34と排紙ローラ19
の間隔を短くする必要がある。また、装置の小型化のた
めにも、Uターン部出口の搬送ローラ34と排紙ローラ
19の間隔を短くする必要がある。しかし、排紙口42
の高さを確保しながらUターン部出口の搬送ローラ34
と排紙ローラ19の間隔を短くすると、第二の画像読み
取り面18と排紙口の間の原稿ガイド29、291の第
二の画像読み取り面18に対する傾きが大きくなり、原
稿搬送抵抗が大きくなり、搬送用モータの大型化、原稿
のジャム等の問題が発生する。
【0069】本実施例によれば、第二の画像読み取り面
18の原稿搬送方向下流側端部が上流側端部に対して重
力方向上方にあり、画像読み取り面3に対して傾斜させ
ることにより、第二の画像読み取り面18と排紙口の間
のアンダーガイド281、ミドルガイド291と第二の
画像読み取り面18の間の傾きが小さくなり原稿搬送抵
抗が低減され、搬送用モータが小型化され、原稿のジャ
ムが低減される。
【0070】図11は本発明の第八の実施例を示すUタ
ーン部の断面図である。他の構成は前記第一の実施例と
同じである。
【0071】分離ローラ11とUターン部入り口側の補
助ローラ15の間で、Uターン部外周を形成する原稿ガ
イド35は、Uターン部内周を形成する原稿ガイド29
に対して凸になっている。
【0072】分離ローラ11から原稿がUターン部に搬
送されてきたとき、反転ローラ14は停止している。原
稿は分離ローラ11の搬送力によって、反転ローラ14
とUターン部入り口側の補助ローラ15の間に押しつけ
られ、原稿ガイド35の凸に沿って撓む。、分離ローラ
11から搬送されて来る原稿が搬送方向に対して傾いて
搬送されてきた場合、補助ローラ15と反転ローラ14
の接する個所に先に当たった側で原稿が撓み、原稿先端
が補助ローラ15と反転ローラ14の接する個所を結ぶ
直線に一致する。その後、反転ローラ14を回転させ、
原稿を第二の画像読み取り面18へ搬送し画像を読み取
る。
【0073】本実施例によれば、原稿の傾きがなく良好
な画像が読み取れる。
【0074】図12は本発明の第九の実施例を示す部分
断面図である。他の構成は前記第一の実施例と同じであ
る。
【0075】ミドルガイド291の排紙側端部に、先端
が高さ方向に対して排紙ローラ19と排紙補助ローラ2
0の接線より排紙ローラ側にその先端がある除電ブラシ
50を配置したものである。
【0076】前記第一の実施例と同様に排紙された原稿
の順序が乱れず、さらに、原稿の静電気を除去するた
め、排紙されてきた原稿と排紙スペースに堆積している
原稿が静電気により吸着し、原稿の排紙によって堆積さ
れている原稿が排紙スペースから突出することが無く、
原稿の端部が揃って堆積される。
【0077】図13は本発明の第十の実施例を示すファ
クシミリ装置の外観を示す斜視図である。
【0078】原稿押さえ1は図の面外方向奥側を支点に
して手前側が図中矢印b方向に開閉する。シート状の原
稿は原稿トレイ5上に堆積される。原稿トレイ5は原稿
押さえ1の上方にあって、図中矢印a方向に回動可能に
原稿押さえ1に支持される。原稿トレイ5上には原稿の
幅方向の位置を合わせる原稿幅ガイド60が配置され
る。原稿幅ガイド60は原稿の幅に応じて図中矢印c方
向に移動可能である。原稿押さえ1の上面は画像読み取
り後のシート状の原稿が排紙され堆積する排紙スペース
7が形成される。原稿トレイ5は、排紙スペース7に堆
積した原稿が取り出しやすいように図中矢印a方向に回
動する。ジャムを起こした原稿は、アッパーガイドユニ
ット30を図中矢印d方向に開閉可能して取り除く。
【0079】記録装置50は、画像読み取り装置261
の下方に配置され、画像読み取り装置261で読み取ら
れた画像及び通信回線から受信した画像を記録紙に記録
する。
【0080】記録紙は図中矢印e方向に出し入れ可能な
記録紙カセット53に堆積されており、記録後の記録紙
は図中矢印e方向に出し入れ可能なトレイ51に堆積す
る。
【0081】本実施例のファクシミリ装置では、図のよ
うに原稿トレイが装置本体から突出せず、従来の装置よ
り設置面積が少なくすむ。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、ブック状の原稿の画像
読み取りと複数のシート状の原稿を自動給紙して画像を
読み取る画像読み取り装置で、双方の画像読み取りを同
一の画像読み取り機構で兼ねるため、装置構成が簡略に
なりコスト低減が可能になる。また、ブック状原稿を読
み取る画像読み取り面上の原稿押さえ上方に配置された
原稿トレイ上の原稿を、一組のUターン機構によって、
原稿搬送方向を反転させ画像を読み取り、読み取り後の
原稿を原稿トレイ下方、原稿押さえ上方の排紙トレイに
排紙することで、装置外部にトレイ等が突出することが
なく、装置の実行設置面積を少なくできる。さらに、正
順に排紙堆積されるため、画像読み取り後の原稿の整理
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す画像読み取り装置の
断面図である。
【図2】図1に示す画像読み取り装置の反転ローラ部A
−A’部の断面図である。
【図3】図1のUターン部を開放した状態を示す断面図
である。
【図4】排紙ローラ周辺の部分拡大図である。
【図5】第二実施例の反転ローラ部A−A’部の断面図
である。
【図6】第三実施例の反転ローラ部A−A’部の断面図
である。
【図7】第四実施例の反転ローラの構成を示す斜視図で
ある。
【図8】第五実施例のUターン部の断面図である。
【図9】第六実施例のUターン部の断面図である。
【図10】第七実施例のUターン部の断面図である。
【図11】第八実施例のUターン部の断面図である。
【図12】第九実施例を示す部分断面図である。
【図13】第十の実施例を示すファクシミリ装置の斜視
図である。
【符号の説明】
1…原稿押さえ、3…第一の画像読み取り面、5…原稿
トレイ、7…排紙スペース、8…給紙ローラ、11…分
離ローラ、13…舌片、14…反転ローラ、18…第二
の画像読み取り面、19…排紙ローラ、21…移動型画
像読み取りユニット、26…外装カバー、27…アッパ
ーガイド、28…アンダーガイド、29…ミドルガイ
ド、30…アッパーガイドユニット、42…原稿排出
口、50…記録装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 茂 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 渡辺 道弘 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 佐藤 正樹 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地地 株式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 山下 恭市 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地地 株式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 鈴木 智則 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地地 株式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状原稿を搬送する原稿搬送機構と、
    該原稿搬送機構により搬送されるシート状原稿の画像を
    読み取る画像読み取りユニットを備えるシート状原稿読
    み取り機構と、ブック状の原稿を読み取る移動型画像読
    み取りユニットを備えるブック状原稿読み取り機構と、
    を備える画像読み取り装置において、前記ブック状の原
    稿を読み取る移動型画像読み取りユニットが前記シート
    状原稿の画像を読み取る画像読み取りユニットを兼ねる
    ものであることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像読み取り装置におい
    て、前記原稿搬送機構はUターン機構を有することを特
    徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】複数のシート状の原稿を堆積する原稿トレ
    イと、該原稿トレイから原稿を搬送するための給紙ロー
    ラを有する給紙機構と、該給紙機構により搬送されてき
    た原稿を一枚ごとに分離する分離機構と、該分離機構で
    分離された原稿を搬送する原稿搬送機構と、該原稿搬送
    機構内を搬送される原稿の画像を読み取る画像読み取り
    ユニットを備えるシート状原稿読み取り機構と、第一の
    画像読み取り面を形成する透明な原稿支持部材と、前記
    原稿トレイの下方にあって原稿支持部材上の原稿を原稿
    支持部材に押し付ける原稿押さえと、原稿支持部材に平
    行に移動しながら原稿支持部材上の原稿の画像を読み取
    る移動型画像読み取りユニットと、を備えるブック状原
    稿読み取り機構を備える画像読み取り装置において、前
    記原稿搬送機構は前記原稿トレイから搬送されてくる原
    稿の搬送方向を反転させるUターン機構を有し、該Uタ
    ーン機構の原稿搬送方向下流側に第二の画像読み取り面
    を有し、前記移動型画像読み取りユニットは前記原稿搬
    送機構の下方に静止して前記画像読み取りユニットを兼
    ね、前記第二の画像読み取り面から前記原稿搬送機構内
    を移動する原稿の画像を読み取り、画像読み取り後の原
    稿は前記原稿押さえの上部に設けられた排紙トレイ上に
    堆積することを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像読み取り装置におい
    て、前記画像読み取りユニットは前記第二の画像読み取
    り面の下方に待機することを特徴とする画像読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の画像読み取り装置に
    おいて、シート状原稿の読み取りとブック状原稿の読み
    取りの一方を選択する操作パネルを備えることを特徴と
    する画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像読み取り装置におい
    て、前記給紙機構の近傍にシート状原稿の有無を検出す
    る原稿センサを備え、該原稿センサがシート状原稿の存
    在を検出している場合、前記操作パネルでブック状原稿
    の読み取りを選択しても前記画像読み取りユニットは移
    動しないことを特徴とする画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】請求項3乃至6のいずれかに記載の画像読
    み取り装置において、前記分離機構は回動する摩擦部材
    からなる分離ローラと、静止した板状摩擦部材からな
    り、重力方向に対して前記分離ローラは前記板状摩擦部
    材の上方にあることを特徴とする画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】請求項3乃至7のいずれかに記載の画像読
    み取り装置において、前記Uターン機構はUターン部の
    円弧を形成する表面が白色の一個の白色反転ロ−ラと、
    該白色反転ロ−ラに圧接される複数の補助ローラと、白
    色反転ロ−ラに対して原稿搬送方向下流側に配置された
    排紙ロ−ラと、前記給紙ロ−ラから排紙ロ−ラの間でU
    ターン部の外周を形成する外周原稿ガイドと、前記給紙
    ロ−ラから排紙ロ−ラの間でUターン部の内周を形成す
    る内周原稿ガイドからなり、前記白色反転ロ−ラは少な
    くとも最大画像読み取り幅よりも広い幅を持ち、前記第
    二の画像読み取り面は白色反転ロ−ラに近接配置され、
    原稿は前記第二の画像読み取り面と白色反転ロ−ラの間
    を通過することを特徴とする画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】請求項3乃至7のいずれかに記載の画像読
    み取り装置において、前記Uターン機構はUターン部の
    円弧を形成する反転ロ−ラと、該反転ロ−ラに圧接され
    る複数の補助ローラと、前記反転ロ−ラに対して原稿搬
    送方向下流側に配置された排紙ロ−ラと、前記給紙ロ−
    ラから前記排紙ロ−ラの間でUターン部の外周を形成す
    る外周原稿ガイドと、前記給紙ロ−ラから前記排紙ロ−
    ラの間でUターン部の内周を形成する内周原稿ガイドを
    備え、前記第二の画像読み取り面は前記反転ロ−ラと前
    記排紙ロ−ラの間に配置されることを特徴とする画像読
    み取り装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像読み取り装置におい
    て、前記反転ローラは回動軸方向に離間して並び、同一
    回動軸を有する複数のローラからなることを特徴とする
    画像読み取り装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10記載の画像読み取り装
    置において、Uターン部入り口側の前記補助ローラは前
    記反転ローラ回動軸方向に離間して複数配置し、原稿ガ
    イド幅方向略中央に配置される補助ローラは最も搬送方
    向下流側にあることを特徴とする画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】請求項10又は11記載の画像読み取り
    装置において、前記複数のローラの間に、前記反転ロー
    ラの円弧に比べて小さい円弧を持つ内周原稿ガイドを有
    することを特徴とする画像読み取り装置。
  13. 【請求項13】請求項3乃至7のいずれかに記載の画像
    読み取り装置において、前記原稿搬送機構は画像読み取
    り後の原稿を前記排紙トレイに排紙する排紙ロ−ラを有
    し、前記給紙ロ−ラから前記排紙ロ−ラに至り前記Uタ
    ーン機構のUターン部の原稿搬送経路外周を形成する外
    周原稿ガイドと、前記給紙ロ−ラから前記排紙ロ−ラに
    至りUターン部の原稿搬送経路内周を形成する内周原稿
    ガイドと、Uターン部の円弧の原稿の入り側に配置され
    る入り側搬送ロ−ラと、Uターン部の円弧の原稿の出側
    に配置される出側搬送ロ−ラとを有し、前記第二の画像
    読み取り面は出側搬送ロ−ラと前記排紙ロ−ラの間に配
    置されることを特徴とする画像読み取り装置。
  14. 【請求項14】請求項8乃至13のいずれかに記載の画
    像読み取り装置において、前記外周原稿ガイドの反第二
    の画像読み取り面側は開閉可能であって、前記内周原稿
    ガイドは前記反転ロ−ラの軸を中心に開閉することを特
    徴とする画像読み取り装置。
  15. 【請求項15】請求項8乃至14のいずれかに記載の画
    像読み取り装置において、前記排紙ロ−ラに圧接される
    排紙補助ロ−ラを有し、該排紙補助ロ−ラの回転軸は前
    記排紙ロ−ラの回転軸に対して重力方向上方で、かつ原
    稿搬送方向上流側に有り、原稿排紙部の重力方向上方の
    前記内周原稿ガイドの排紙方向後端は前記排紙ロ−ラと
    前記排紙補助ロ−ラの接点の排紙方向側で、該接点を通
    る接線より重力方向に対して下方に有ることを特徴とす
    る画像読み取り装置。
  16. 【請求項16】請求項8乃至15記載の画像読み取り装
    置において、前記外周原稿ガイドの形状は前記分離ロ−
    ラの原稿搬送方向側で、前記内周原稿ガイドの形状に対
    して凸となる部分を有することを特徴とする画像読み取
    り装置。
  17. 【請求項17】請求項8乃至16記載の画像読み取り装
    置において、前記排紙ロ−ラは前記第二の画像読み取り
    面に対して重力方向上方にあることを特徴とする画像読
    み取り装置。
  18. 【請求項18】請求項8乃至17記載の画像読み取り装
    置において、前記第二の画像読み取り面は原稿搬送方向
    下流側端部が上流側端部に対して重力方向上方にあるよ
    うに、前記第一の画像読み取り面に対して傾斜すること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  19. 【請求項19】請求項8乃至18記載の画像読み取り装
    置において、前記第二の画像読み取り面と前記排紙ロ−
    ラの間で、前記外周原稿ガイドおよび内周原稿ガイドの
    前記第二の画像読み取り面と成す角度は、原稿搬送方向
    に向かって増すことを特徴とする画像読み取り装置。
  20. 【請求項20】原稿の画像を読み取る画像読み取り装置
    と、読み取った画像を通信回線によって送信する送信手
    段と、読み取った画像及び通信回線によって受信した画
    像を記録する記録手段を備えるファクシミリ装置におい
    て、前記画像読み取り装置は、請求項1乃至19のいず
    れかに記載のものを用いたことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
JP5130254A 1993-06-01 1993-06-01 画像読み取り装置及びファクシミリ装置 Pending JPH06343123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5130254A JPH06343123A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 画像読み取り装置及びファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5130254A JPH06343123A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 画像読み取り装置及びファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06343123A true JPH06343123A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15029861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5130254A Pending JPH06343123A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 画像読み取り装置及びファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06343123A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236949A (ja) * 1996-03-01 1997-09-09 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
JP2002148873A (ja) * 2001-07-23 2002-05-22 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
JP2002303943A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
JP2007147739A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Kyocera Mita Corp 開閉機構、及び原稿搬送装置
JP2008011541A (ja) * 2007-07-17 2008-01-17 Brother Ind Ltd 原稿搬送装置
US7604228B2 (en) 2004-03-08 2009-10-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document feeder
US7793928B2 (en) 2004-03-08 2010-09-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document feeder
JP2010259058A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置
US8542416B2 (en) 2009-03-31 2013-09-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236949A (ja) * 1996-03-01 1997-09-09 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
JP2002303943A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置
JP2002148873A (ja) * 2001-07-23 2002-05-22 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
US7604228B2 (en) 2004-03-08 2009-10-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document feeder
US7793928B2 (en) 2004-03-08 2010-09-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document feeder
US8585035B2 (en) 2004-03-08 2013-11-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document feeder
JP2007147739A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Kyocera Mita Corp 開閉機構、及び原稿搬送装置
JP2008011541A (ja) * 2007-07-17 2008-01-17 Brother Ind Ltd 原稿搬送装置
JP2010259058A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置
US8531741B2 (en) 2009-03-31 2013-09-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
US8542416B2 (en) 2009-03-31 2013-09-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
US8542415B2 (en) 2009-03-31 2013-09-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3504983B2 (ja) 原稿再生装置
EP0747775B1 (en) Document imaging system having separating document trays
JP4322709B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH07175279A (ja) 原稿処理機
JPH0616344A (ja) 自動原稿搬送装置
JP3907852B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH06343123A (ja) 画像読み取り装置及びファクシミリ装置
JP4306985B2 (ja) 画像読取装置
JP4690520B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3412685B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3748382B2 (ja) 画像形成装置の排紙処理装置
JPH09230653A (ja) 記録装置
JP3449870B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP4807791B2 (ja) 画像形成装置
JP3291267B2 (ja) 用紙搬送装置
JP3444985B2 (ja) 画像出力処理システム
JP3106808B2 (ja) ファクシミリ
JP6930133B2 (ja) シート搬送装置
JPH09292742A (ja) 自動原稿搬送装置
JP3317680B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3222387B2 (ja) 紙葉類堆積装置
JP2892219B2 (ja) 自動シート給送装置
JP3735612B2 (ja) 紙葉類集積装置
JPH04116026A (ja) 原稿自動給紙装置
JPH053241U (ja) シート搬送装置