JP3289258B2 - ワークの刻印方法 - Google Patents

ワークの刻印方法

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JP3289258B2 JP19326494A JP19326494A JP3289258B2 JP 3289258 B2 JP3289258 B2 JP 3289258B2 JP 19326494 A JP19326494 A JP 19326494A JP 19326494 A JP19326494 A JP 19326494A JP 3289258 B2 JP3289258 B2 JP 3289258B2
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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークに所定の印字
パターンを刻印するマーキング装置に関し、詳しくはマ
ーキングを高速に行うことができるワークの刻印方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマーキング装置でワークへ刻印す
る場合の手順を図10を用いて説明する。なお、刻印と
搬送の間に行われる透過率のフィードバック(FB)処
理については、後述の実施例で説明する。
【0003】まず、ワーク30を乗せたリードフレーム
32を図示せぬ搬送装置により刻印可能範囲(以下、刻
印エリア)34まで搬送し、(a)のように、図示せぬ
光学系を介して走査されたレーザ光により各ワーク30
への刻印を行う。ワークへの刻印が完了すると、刻印の
済んだリードフレーム32を刻印エリア34から搬送
し、次のリードフレーム36を刻印エリア34まで搬送
する。そして、(b)のように、新たに搬送されてきた
リードフレーム36のワークに対して刻印を行う。ワー
クへの刻印が完了すると、刻印の済んだリードフレーム
36を刻印エリア34から移動し、次のリードフレーム
38を刻印エリア34まで搬送する。そして、(c)の
ように、新たに搬送されてきたリードフレーム38のワ
ークに対して刻印を行う。
【0004】上述した刻印動作をタイムチャートで表す
と図11のようになる。従来の刻印方法では、1つのワ
ークへの刻印が完了すると、搬送装置により当該ワーク
を搬送させ、この後、次のワークを搬送して刻印を行う
といった動作を繰り返す方式をとっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のマ
ーキング装置による刻印作業においては、タクトタイム
(刻印に要する総時間)を短縮したいという要望があ
る。しかし、上述した従来の刻印方法では、ワークとワ
ークの切り替え(搬送)の間はマーキング装置が刻印を
行わず停止しているため、ワークを搬送する間の作業時
間が無駄になっていた。すなわち、従来技術による刻印
作業では作業効率が悪くなり、タクトタイムの短縮は困
難なものとなっていた。
【0006】この発明は、作業時間の無駄をなくし、タ
クトタイムを可及的に短縮したワークの刻印方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
ワークの刻印方法は、所定形状の印字パターンが表示さ
れた液晶マスクにレーザ光を照射し、当該レーザ光を前
記液晶マスク上で操作することにより、前記液晶マスク
に表示された印字パターンをワークに刻印するマーキン
グ装置において、並行する複数のライン上にワークを配
置し、前記複数のラインの搬送、停止を独立して行い、
刻印エリア内に在る停止しているライン上のワークに刻
印する間に、少なくとも残り一つ以上のライン上のワー
クを刻印エリア内に搬送するとともに、ワークに対する
刻印の回数に応じた頻度で、前記液晶マスクにおける透
過率の制御を行なうことを特徴としている。
【0008】なお、ここでは説明を簡単にするため、並
行するラインが2つの場合について述べたが、ラインが
3つ以上の場合についても同様の方法が適用できること
はいうまでもない。
【0009】
【作用】請求項1の発明に係わるワークの刻印方法で
は、刻印エリア内に停止しているライン上のワークに刻
印している間に、他方のライン上のワークを刻印エリア
内に搬送し、待機させ、前記停止しているライン上のワ
ークへの刻印が終了したときは、直ちに、前記待機して
いた他方のライン上のワークに刻印を行い、その間に刻
印が終了したライン上のワークを刻印エリアから搬送す
るとともに、同一ライン上で新たなワークを刻印エリア
内に搬送して待機させ、前記他方のライン上のワークへ
の刻印が終了したときは、直ちに、前記待機していたラ
イン上のワークに刻印を行うようにしたもので、2つの
ライン上に配置されたワークについて、搬送と停止(刻
印)が独立して行なわれることになる。これによると、
レーザ光による刻印作業をワークとワークの切り換え
(搬送)の間も停止させることがないので、ワークを搬
送する間の作業時間を無駄にすることがなく、したがっ
て従来に比べて高速刻印が可能となる。また、請求項1
の発明に係わるワークの刻印方法では、液晶マスクの透
過率を一定に保つべく1回の刻印が完了する毎に液晶駆
動電圧を制御している従来の刻印方法に対し、ワークに
対する刻印の回数に応じた頻度で液晶マスクにおける透
過率の制御を行うことにより、ワークを搬送する間の作
業時間を無駄にすることがなく、したがって従来に比べ
て高速刻印が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係わるマーキング装置の制
御方法の一実施例を図面とともに説明する。
【0011】図2は、実施例におけるマーキング装置の
概略構成図である。
【0012】同図において、1は走査用のレーザ光(例
えばYAGレーザ光)を発振するレーザ発振器であり、
発振されたレーザ光はY方向用偏向器であるスキャンミ
ラー2の反射面2aに照射される。反射面2aで反射さ
れたレーザ光はポリゴンミラー3の反射面3aに照射さ
れる。そして、反射面3aで反射されたレーザ光L1
は、レンズ4を介して高分子複合型の液晶マスク5の表
示画面6に照射される。ここで、前記スキャンミラー2
の反射面2aはモータ7により矢印AA方向に回動し、
前記ポリゴンミラー3の反射面3aはモータ8により矢
印B方向に回転する。すなわち、モータ8が駆動制御さ
れて反射面3aが矢印B方向に回転すると、レーザ光が
液晶マスク5の表示画面6を矢印X方向に主走査され
る。また、モータ7が駆動制御されて反射面2aが矢印
AA方向に回動すると、レーザ光が液晶マスク5の表示
画面6を矢印Y方向に副走査されることになる。
【0013】レーザ光が表示画面6上を走査する様子を
図3に示す。同図に示すように、レーザ光をX方向で走
査させながらY方向へ移動させることにより、表示画面
6の全面が走査されることになる。
【0014】センサ10および11は液晶マスク5の透
過率を検出するためのもので、センサ10からレーザ光
R1を液晶マスク5に照射し、透過したレーザ光R2を
センサ11で受けて透過率を計測する。コントローラ9
はセンサ10、11を通じて透過率をフィードバック
し、液晶マスク5が一定の透過率を保つように液晶駆動
電圧を制御する。
【0015】また、コントローラ9は液晶マスク5に所
定形状の印字パターンを書き込むための信号を出力する
とともに、レーザ発振器1によるレーザ発振を制御し
て、液晶マスク5におけるレーザ光のXY方向への走査
を制御する。すなわち、コントローラ9は液晶マスク5
の表示画面6に印字パターンを形成するとともに、上記
モータ7、8とレーザ発振器1を駆動制御してレーザ光
L1の走査を行う。これにより、レーザ光L1は液晶マ
スク5に形成された印字パターン部分のみを透過する。
そして、透過したレーザ光L2はミラー12とレンズ1
3によりワーク14上へ導かれ、印字パターンの形状に
応じた文字、図形等がワーク14の表面に刻印される。
【0016】なお、ミラー12とレンズ13は、それぞ
れ独立したモータを駆動源とする移動機構(図示せず)
により駆動される。これらの移動機構は、前記印字パタ
ーンがワーク14上の刻印位置14aに刻印されるよ
う、液晶マスク5の表示画面6を通過したレーザ光L2
のワーク14への照射位置をX、Y方向に移動させるた
めのもので、コントローラ9により駆動制御される。コ
ントローラ9は前記移動機構を用いてミラー12とレン
ズ13を駆動制御し、X、Y方向の位置決めを行う。上
記ミラー12、レンズ13を介して導かれたレーザ光
は、リードフレーム15上に列状に配置されたワーク1
4へ照射される(図2はリードフレームとワークをそれ
ぞれ1つだけ示している)。
【0017】図1は、ワークへの刻印を行うときの様子
を示したもので、ワークをレーザ光の照射方向から見た
ときの様子を示している。
【0018】搬送装置20は、並行に配置された搬送部
22、24と、当該搬送部を駆動する図示せぬ駆動部
と、当該駆動部の動作を制御する図示せぬ制御部とから
構成されている。搬送部22にはA列のリードフレーム
15(1〜3)が載置され、搬送部24にはB列のリー
ドフレーム16(1〜3)が載置されている。各搬送部
はそれぞれ独立して駆動され、リードフレームが刻印エ
リア26内で停止するように駆動制御されている。
【0019】図2で示したミラー12とレンズ13の光
学系は、図示せぬ移動機構により図1のXY方向へレー
ザ光を移動する。すなわち、レーザ光の照射位置をワー
ク間で移動するときは光学系をY方向へ移動し、レーザ
光の照射位置を列間で移動するときは光学系をX方向へ
移動する。
【0020】図4は、ワークを交互刻印する場合の手順
を模式的に表したもので、図1と同一部分を同一符号で
示している。以下、ワークを交互刻印する場合の手順
(a)〜(d)を図4を参照しながら説明する。なお、
図4の刻印動作の間にある透過率のフィードバック(F
B)制御は、必要に応じて実行されるものとする。
【0021】(a)A列のリードフレーム15−1を刻
印エリア26まで搬送し、リードフレーム15−1上の
ワークへの刻印を行う。A列の刻印を行う間、B列では
リードフレーム16−1を刻印エリア26まで搬送し、
待機状態とする。
【0022】(b)A列におけるワークの刻印が終了す
ると、レーザ光の照射位置をB列側に移動し、B列のリ
ードフレーム16−1上のワークへの刻印を行う。この
間、A列では刻印の済んだリードフレーム15−1の移
動を行うとともに、次のリードフレーム15−2を刻印
エリア26まで搬送し、待機状態とする。
【0023】(c)B列におけるワークの刻印が終了す
ると、レーザ光の照射位置をA列側に移動し、A列のリ
ードフレーム15−2上のワークに対して刻印を行う。
この間、B列では刻印の済んだリードフレーム16−1
の移動を行うとともに、次のリードフレーム16−1を
刻印エリア26まで搬送し、待機状態とする。
【0024】(d)A列におけるワークの刻印が終了す
ると、レーザ光の照射位置をB列側に移動し、B列のリ
ードフレーム16−2上のワークに対して刻印を行う。
この間、A列では刻印の済んだリードフレーム15−2
の移動を行うとともに、次のA列のリードフレーム(図
示せず)を刻印エリア26まで搬送し、待機状態とす
る。
【0025】以後、A/B列について、上記(a)〜
(d)の動作を繰り返すことにより、ワークへの交互刻
印を行うことができる。
【0026】上述したワークへの交互刻印の動作をタイ
ムチャートで表すと図5のようになる。この実施例のマ
ーキング装置による刻印では、2列に配置されたワーク
について搬送と停止(刻印)を交互に行うようにしたた
め、レーザ光をほぼ連続して出力させることができる。
したがって、従来のようにワークとワークの切り替え
(搬送)の間に刻印作業が停止することがなく、ワーク
を搬送する間の作業時間を無駄にすることがないため、
高速刻印が可能となり、タクトタイムの短縮を実現する
ことができる。
【0027】この実施例のマーキング装置では、ワーク
への交互刻印を行うため、刻印すべきワーク列の選択を
次のように制御している。図6(a)は刻印エリアにお
けるワークの位置関係を表したもので、図中W1〜W
5、W6〜W10は各ワークの位置を表している。搬送
装置20(図1)はリードフレーム15(16)を刻印
エリア26まで搬送すると、マーキング装置のコントロ
ーラ9(図2)に対して刻印要求信号と刻印すべきワー
ク列に対応する書き込み信号を出力する。これを受けた
コントローラ9では、書き込み信号がONとなっている
ワーク列に対してレーザ光の走査を開始する。例えば、
刻印エリアの左半分のワークへ刻印するときは、同図
(b)で示すように、W1〜W5への書き込み信号をO
Nとし、それ以外の書き込み信号をOFFとする。ま
た、刻印エリアの右半分のワークへ刻印するときは、同
図(c)で示すように、W6〜W10への書き込み信号
をONとし、それ以外の書き込み信号をOFFとする。
【0028】さて、上記実施例のマーキング装置では、
レーザ光のマスク手段として液晶マスクを使用している
が、液晶は温度によって透過率が変化するため、同品質
の刻印を実現するには、液晶マスクの透過率を安定させ
る必要がある。このため、従来のマーキング装置では、
1回の刻印が完了した後に、液晶マスクの透過率をセン
サを通じてフィードバックし、一定の透過率を保つよう
に液晶駆動電圧の制御を行っている。しかし、このよう
な制御を上述した交互刻印と同じタイミングで行ってい
たのでは、交互刻印による高速化のメリットが損なわれ
てしまうことになる。
【0029】そこで、作業の高速化に伴う刻印品質の低
下を防ぐため、透過率のフィードバックを行うタイミン
グを毎回から、数回に1回に変更する必要がある。以
下、刻印回数や液晶マスク周りの温度に基づいて透過率
の制御を行う場合について説明する。
【0030】(1)刻印回数による制御 液晶の各駆動電圧における温度と透過率の関係を図7に
示す。図7で示すように、液晶の透過率は温度が高くな
るにつれて安定するが、温度が低いときには変化が大き
い。これによると、液晶マスクの透過率は刻印開始直後
に最も変化が大きく、刻印回数が多くなるにつれて安定
してくる。すなわち、液晶の温度が高くなるまでは頻繁
に透過率の制御を行う必要がある。そこで、この方法で
は、刻印開始直後はこまめにフィードバックを行い、刻
印回数が多くなるにつれてフィードバックの回数を徐々
に減らしてゆくような制御を行う。
【0031】次に、刻印回数により透過率を制御する場
合のコントローラ9の処理手順を図8に示すフローチャ
ートを用いて説明する。
【0032】なお、モードテーブルのmode番号1、
2、3…はフィードバック間隔と繰り返し回数を表した
もので、「a」は1回のフィードバックを行うまでの刻
印回数、「b」はaの処理を何回繰り返すかを表してい
る。例えば、mode2は、5回に1回フィードバック
するパターンを50回実行するモードであることを表し
ている。この例では、最初にmode1の間隔と回数で
フィードバックを行い、次いでmode2、3、4…と
いう順にモードを移行してゆく。ただし、この例ではm
ode4を終えた時点で終了するものとする。
【0033】まず、初期値としてmode=1、a=
2、b=100にセットし(ステップ101)、A列の
刻印かどうかを判断する(ステップ102)。A列の刻
印であれば、A列の刻印とB列の搬送を行い(ステップ
103)、B列の刻印であれば、B列の刻印とA列の搬
送を行う(ステップ104)。次に、aを1つデクリメ
ントし(ステップ105)、a≦0かどうかを判断する
(ステップ106)。ここで、a≦0でないとき、すな
わち刻印回数がa回に達していないときはステップ10
2に戻り、ステップ103またはステップ104の刻印
処理を行う。
【0034】ステップ106でa≦0となったとき、す
なわち刻印回数がa回に達したときは、透過率のフィー
ドバック(FB)処理を行う(ステップ107)。そし
て、bを1つデクリメントし(ステップ108)、b≦
0かどうかを判断する(ステップ109)。ここで、b
≦0でないとき、すなわちフィードバック処理の繰り返
し回数がbに達していないときはステップ113に進
み、mode5かどうかを判断する(ステップ11
3)。mode5でなければステップ102に戻り、刻
印とフィードバック処理を行う。
【0035】また、ステップ109でb≦0であると
き、すなわちフィードバック処理の繰り返し回数がb回
に達したときは、mode番号を1つインクリメントし
(ステップ110)、新たなmode番号に対応したa
とbの値をそれぞれ設定する(ステップ111、ステッ
プ112)。そして、ステップ113でmode5とな
るまで、すなわちmode4が終了するまで上述した処
理を繰り返す。
【0036】(2)液晶マスク周りの温度による制御 ここでは、液晶マスク周りの温度を温度センサで測定
し、その温度変化に基づいてフィードバックの回数を変
更するようにしている。すなわち、液晶の温度が高くな
り透過率が安定するにつれてフィードバックの回数を減
らしてゆくような制御を行う。
【0037】次に、液晶マスク周りの温度により透過率
を制御する場合のコントローラの処理手順を図9に示す
フローチャートを用いて説明する。ここで、温度テーブ
ルの「a」は各温度範囲において、1回のフィードバッ
クを行うまでの刻印回数を表している。
【0038】まず、初期値としてaを2にセットし(ス
テップ201)、A列の刻印かどうかを判断する(ステ
ップ202)。A列の刻印であれば、A列の刻印とB列
の搬送を行い(ステップ203)、B列の刻印であれ
ば、B列の刻印とA列の搬送をに行う(ステップ20
4)。次に、aを1つデクリメントし(ステップ20
5)、a≦0かどうかを判断する(ステップ206)。
ここで、a≦0でないとき、すなわち刻印回数がa回に
達していないときはステップ202に戻り、ステップ2
03またはステップ204の刻印処理を行う。
【0039】ステップ206でa≦0となったとき、す
なわち刻印回数がa回に達したときは、作業の終了かど
うかを判断し(ステップ207)、終了でなければ透過
率のフィードバック処理を行う(ステップ208)。次
に、温度センサにより液晶マスク周りの温度を測定し
(ステップ209)、測定された温度に応じたaの値を
設定する(ステップ210)。以下、ステップ207で
作業の終了となるまで上述の処理を繰り返す。
【0040】なお、上述した実施例では、2列に配置さ
れたリードフレーム(A列、B列)で交互刻印を行う例
について説明したが、リードフレームを3列以上配置し
た場合においても、同様の方法を適用することができ
る。また、リードフレーム上のワークの数は刻印エリア
内であれば、特定の数量に限定されるものではない。さ
らに、搬送装置はリードフレームを順に搬送できるもの
であれば、図1で示したベルト状の構造に限定されるも
のではない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わるワークの刻印方法によれば、並行する複数のライ
ン上にワークを配置するとともに、前記複数のラインの
搬送、停止を独立して行い、刻印エリア内に在る停止し
ているライン上のワークに刻印する間に、少なくとも残
りの1つ以上のライン上のワークを刻印エリア内に搬送
するようにしたため、ワークとワークの切り換え(搬
送)の間であっても、レーザ光をほぼ連続して出力させ
ることができる。したがって、ワークを搬送する間の作
業時間の無駄がなくなり、タクトタイムを可及的に短縮
できるので、従来に比べて高速刻印が可能となる。ま
た、請求項1の発明に係わる刻印方法によれば、ワーク
に対する刻印の回数に応じた頻度で液晶マスクにおける
透過率の制御を行っているため、液晶マスクの透過率を
一定に保つべく1回の刻印が完了する毎に液晶駆動電圧
を制御している従来の刻印方法に比べ、ワークを搬送す
る間の作業時間の無駄がなくなり、もってタクトタイム
が可及的に短縮されることによって高速刻印が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークへの刻印を行うときの様子を示す説明図
【図2】実施例におけるマーキング装置の概略構成図
【図3】レーザ光が表示画面上を走査する様子を示す説
明図
【図4】ワークを交互刻印する場合の手順を表した模式
【図5】交互刻印動作のタイムチャート
【図6】刻印エリアにおけるワークの位置関係を表す説
明図
【図7】液晶の各駆動電圧における温度と透過率の関係
を示す説明図
【図8】刻印回数により透過率を制御する場合のコント
ローラの処理手順を示すフローチャート
【図9】液晶マスク周りの温度により透過率を制御する
場合のコントローラの処理手順を示すフローチャート
【図10】従来のマーキング装置によるワークへの刻印
手順を示す説明図
【図11】従来の刻印動作のタイムチャート
【符号の説明】
5…液晶マスク 6…表示画面 12…ミラー 13…レンズ 14…ワーク 15、16…リードフレーム 22、24…搬送部 26…刻印エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 B23K 26/06 H01L 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の印字パターンが表示された液
    晶マスクにレーザ光を照射し、当該レーザ光を前記液晶
    マスク上で走査することにより、前記液晶マスクに表示
    された印字パターンをワークに刻印するマーキング装置
    において、 並行する複数のライン上にワークを配置し、前記複数の
    ラインの搬送、停止を独立して行い、刻印エリア内に在
    る停止しているライン上のワークに刻印する間に、少な
    くとも残りの1つ以上のライン上のワークを刻印エリア
    内に搬送するとともに、ワークに対する刻印の回数に応
    じた頻度で、前記液晶マスクにおける透過率の制御を行
    なうことを特徴とするワーク刻印方法。
JP19326494A 1994-08-17 1994-08-17 ワークの刻印方法 Expired - Fee Related JP3289258B2 (ja)

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