JP3287840B2 - 乗用苗植機 - Google Patents
乗用苗植機Info
- Publication number
- JP3287840B2 JP3287840B2 JP26012190A JP26012190A JP3287840B2 JP 3287840 B2 JP3287840 B2 JP 3287840B2 JP 26012190 A JP26012190 A JP 26012190A JP 26012190 A JP26012190 A JP 26012190A JP 3287840 B2 JP3287840 B2 JP 3287840B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- seedling
- vehicle body
- shaft
- fertilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
本発明は、操縦席の前側及び左右両側部にステップカ
バーを備えた乗用苗植機に関するものである。
バーを備えた乗用苗植機に関するものである。
【0002】
従来、特開平2−231276号公報に示されるように、操
縦席の前側にステップカバーを備えた乗用苗植機におい
て、当該ステップカバーは、装着時において車体の左右
中央側から左右両側にわたって略平坦なステップ面が形
成される構成として、車体上で作業者が移動して行う苗
補給作業などの作業が容易に行えるようにしたものがあ
った。
縦席の前側にステップカバーを備えた乗用苗植機におい
て、当該ステップカバーは、装着時において車体の左右
中央側から左右両側にわたって略平坦なステップ面が形
成される構成として、車体上で作業者が移動して行う苗
補給作業などの作業が容易に行えるようにしたものがあ
った。
【0003】
上記従来の乗用苗植機において、車体の左右中央側か
ら左右両側にわたって略平坦なステップ面が形成された
ステップカバーの左右両側部分は一体にした構成なの
で、車体の点検修理を行うとき、車体の左右一方側に立
って作業することになる作業者にとっては、ステップカ
バーの着脱が行いにくいものであった。また、苗載部を
複数個左右方向に並設して構成した苗載台のうち左右最
外側端部の苗載部の前側にはステップ面が設けられてい
なかったので、苗の補給作業等に不便であった。そこ
で、本発明は、車体上で作業者が移動して行う作業が容
易に行えるようにしながらも、車体の点検修理を行うと
き、ステップカバーの着脱が容易に行えるようにするこ
とを課題とする。
ら左右両側にわたって略平坦なステップ面が形成された
ステップカバーの左右両側部分は一体にした構成なの
で、車体の点検修理を行うとき、車体の左右一方側に立
って作業することになる作業者にとっては、ステップカ
バーの着脱が行いにくいものであった。また、苗載部を
複数個左右方向に並設して構成した苗載台のうち左右最
外側端部の苗載部の前側にはステップ面が設けられてい
なかったので、苗の補給作業等に不便であった。そこ
で、本発明は、車体上で作業者が移動して行う作業が容
易に行えるようにしながらも、車体の点検修理を行うと
き、ステップカバーの着脱が容易に行えるようにするこ
とを課題とする。
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成
とした。すなわち、左右前輪15と左右後輪19を装備し操
縦席21の前側及び左右両側部にステップカバー202を備
えた乗用走行車体2の後部に、機体左右方向に複数の苗
載部155aを並設して構成した苗載台155を設けて、該苗
載台155の各苗載部155aに載置した苗を取出して圃場に
植え付ける植付装置154を機体左右方向に複数個並設し
た植付部4を装着すると共に、乗用走行車体2の後部上
方で側面視で操縦席21と苗載台155との間には、施肥装
置5の肥料を入れる複数のホッパ180を車体左右方向に
長く設けて、該ホッパ180内の肥料を繰り出す繰出器181
を車体左右方向に複数個並設した乗用苗植機において、
左右前輪15は、植付部4の機体左右方向に並設した中央
部の4つの植付装置154よりも外側方の前方に位置させ
て設け、ステップカバー202の左右両側前部は、その左
右幅が車体平面視で左右前輪15の位置よりも左右幅が狭
く、ステップカバー202の左右両側後部は、その左右幅
が左右両側前部よりも広く、且つ、車体平面視で左右前
輪15の後部位置で左右両側前部の幅狭部から左右両側後
部の幅広部に段状に広くなり、ステップカバー202後方
に位置する苗載台155の左右最外側の苗載部155aの前方
で且つ施肥装置5の左右最外側のホッパ180の前方に位
置する部位に略平坦なステップ面が構成された左右両側
部分が各々着脱自在に装着された乗用苗植機とした。
とした。すなわち、左右前輪15と左右後輪19を装備し操
縦席21の前側及び左右両側部にステップカバー202を備
えた乗用走行車体2の後部に、機体左右方向に複数の苗
載部155aを並設して構成した苗載台155を設けて、該苗
載台155の各苗載部155aに載置した苗を取出して圃場に
植え付ける植付装置154を機体左右方向に複数個並設し
た植付部4を装着すると共に、乗用走行車体2の後部上
方で側面視で操縦席21と苗載台155との間には、施肥装
置5の肥料を入れる複数のホッパ180を車体左右方向に
長く設けて、該ホッパ180内の肥料を繰り出す繰出器181
を車体左右方向に複数個並設した乗用苗植機において、
左右前輪15は、植付部4の機体左右方向に並設した中央
部の4つの植付装置154よりも外側方の前方に位置させ
て設け、ステップカバー202の左右両側前部は、その左
右幅が車体平面視で左右前輪15の位置よりも左右幅が狭
く、ステップカバー202の左右両側後部は、その左右幅
が左右両側前部よりも広く、且つ、車体平面視で左右前
輪15の後部位置で左右両側前部の幅狭部から左右両側後
部の幅広部に段状に広くなり、ステップカバー202後方
に位置する苗載台155の左右最外側の苗載部155aの前方
で且つ施肥装置5の左右最外側のホッパ180の前方に位
置する部位に略平坦なステップ面が構成された左右両側
部分が各々着脱自在に装着された乗用苗植機とした。
【0005】
本発明は、左右前輪15は、植付部4の機体左右方向に
並設した中央部の4つの植付装置154よりも外側方の前
方に位置させて設け、ステップカバー202の左右両側前
部は、その左右幅が車体平面視で左右前輪15の位置より
も左右幅が狭く、ステップカバー202の左右両側後部
は、その左右幅が左右両側前部よりも広く、且つ、車体
平面視で左右前輪15の後部位置で左右両側前部の幅狭部
から左右両側後部の幅広部に段状に広くなり、ステップ
カバー202後方に位置する苗載台155の左右最外側の苗載
部155aの前方で且つ施肥装置5の左右最外側のホッパ18
0の前方に位置する部位に略平坦なステップ面が構成さ
れているので、左右前輪15の後部位置で左右両側前部の
幅狭部から左右両側後部の幅広部に段状に広くなってい
ることから、左右前輪15の前部上にはステップは無く
て、作業者は左右前輪15の前部の角度変化を見ながら機
体を操縦することができ、良好な操縦が行なえて作業性
が良い。また、ステップカバー202の左右両側後部は、
左右幅の広い左右前輪15よりも更に広幅で、且つ、苗載
台155の左右最外側の苗載部155aの前方で且つ施肥装置
5の左右最外側のホッパ180の前方に位置する部位には
略平坦なステップ面がある構成となるから、作業者はス
テップカバー202上を自由に移動できて、然も、左右最
外側の苗載部155aに対する苗補給や左右最外側のホッパ
180に対する肥料補給等の作業を容易に行うことができ
る。
並設した中央部の4つの植付装置154よりも外側方の前
方に位置させて設け、ステップカバー202の左右両側前
部は、その左右幅が車体平面視で左右前輪15の位置より
も左右幅が狭く、ステップカバー202の左右両側後部
は、その左右幅が左右両側前部よりも広く、且つ、車体
平面視で左右前輪15の後部位置で左右両側前部の幅狭部
から左右両側後部の幅広部に段状に広くなり、ステップ
カバー202後方に位置する苗載台155の左右最外側の苗載
部155aの前方で且つ施肥装置5の左右最外側のホッパ18
0の前方に位置する部位に略平坦なステップ面が構成さ
れているので、左右前輪15の後部位置で左右両側前部の
幅狭部から左右両側後部の幅広部に段状に広くなってい
ることから、左右前輪15の前部上にはステップは無く
て、作業者は左右前輪15の前部の角度変化を見ながら機
体を操縦することができ、良好な操縦が行なえて作業性
が良い。また、ステップカバー202の左右両側後部は、
左右幅の広い左右前輪15よりも更に広幅で、且つ、苗載
台155の左右最外側の苗載部155aの前方で且つ施肥装置
5の左右最外側のホッパ180の前方に位置する部位には
略平坦なステップ面がある構成となるから、作業者はス
テップカバー202上を自由に移動できて、然も、左右最
外側の苗載部155aに対する苗補給や左右最外側のホッパ
180に対する肥料補給等の作業を容易に行うことができ
る。
【0006】 また、ステップカバー202後方に位置する苗載台155の
左右最外側の苗載部155aの前方で且つ施肥装置5の左右
最外側のホッパ180の前方に位置する部位に略平坦なス
テップ面が構成された左右両側部分が各々着脱自在に装
着されていて、左右片側部分づつ着脱でき、機体の点検
修理を行うとき、機体の左右一方側に立って作業するこ
とになる作業者にとっては、作業性が良くて効率良く点
検修理を行うことができる。
左右最外側の苗載部155aの前方で且つ施肥装置5の左右
最外側のホッパ180の前方に位置する部位に略平坦なス
テップ面が構成された左右両側部分が各々着脱自在に装
着されていて、左右片側部分づつ着脱でき、機体の点検
修理を行うとき、機体の左右一方側に立って作業するこ
とになる作業者にとっては、作業性が良くて効率良く点
検修理を行うことができる。
【0007】
各図は本発明の1実施例をあらわし、この乗用走行車
体2は、車体の後部に具備するリンク装置3に6条植の
植付部4が装着されているとともに、施肥装置5が設け
られ、全体として乗用施肥田植機1として構成されてい
る。
体2は、車体の後部に具備するリンク装置3に6条植の
植付部4が装着されているとともに、施肥装置5が設け
られ、全体として乗用施肥田植機1として構成されてい
る。
【0008】 走行車体2は、平面視で前後に長い方形のフレーム6
を備え、該フレームの中間部後方寄りの位置にエンジン
10が、その前方にミッションケース11がそれぞれ配設さ
れている。なお、ミッションケース11は、その後部上面
に油圧ポンプ12が一体に組み付けられているとともに、
その前部から操向ハンドルを支持するステアリングポス
ト13が上方に突設されている。そして、ミッションケー
ス11の側方に前輪支持ケース14,14が変向可能に設けら
れ、その下端部に前輪15,15が軸支されている。また、
フレーム6の後端部に突設したローリング軸16にローリ
ング杆17が左右にローリング自在に支持され、その左右
両端部に取り付けた後輪支持ケース18,18に後輪19,19が
軸支されている。そして、エンジン10の上方部に操縦席
21が設置されている。さらに、図1および図2において
鎖線で示す如く、予備の苗を載せておく予備苗枠22,22
を車体の前部側方に取り付けることもできる。
を備え、該フレームの中間部後方寄りの位置にエンジン
10が、その前方にミッションケース11がそれぞれ配設さ
れている。なお、ミッションケース11は、その後部上面
に油圧ポンプ12が一体に組み付けられているとともに、
その前部から操向ハンドルを支持するステアリングポス
ト13が上方に突設されている。そして、ミッションケー
ス11の側方に前輪支持ケース14,14が変向可能に設けら
れ、その下端部に前輪15,15が軸支されている。また、
フレーム6の後端部に突設したローリング軸16にローリ
ング杆17が左右にローリング自在に支持され、その左右
両端部に取り付けた後輪支持ケース18,18に後輪19,19が
軸支されている。そして、エンジン10の上方部に操縦席
21が設置されている。さらに、図1および図2において
鎖線で示す如く、予備の苗を載せておく予備苗枠22,22
を車体の前部側方に取り付けることもできる。
【0009】 エンジン出力軸10aに取り出されたエンジン出力はベ
ルト23を介して油圧ポンプ駆動軸12aに伝えられ、さら
に該油圧ポンプ駆動軸からベルト24を介してミッション
入力軸11aに伝えられる。ベルト24が掛けられているプ
ーリ25,26はベルト溝の幅を調節可能に構成されてお
り、該ベルト溝幅を調節して有効径d1,d2を変えること
により、伝動比を連続的に変化させることができる。す
なわち、油圧ポンプ駆動軸12aからミッション入力軸11a
への伝動部がベルト無段変速式の副変速装置Aとして構
成されている。この副変速装置Aの操作機構としては、
ステアリングポスト13と一体に組み付けた支持ステー30
に副変速軸31が水平に支承され、該副変速軸に副変速レ
バー33と副変速アーム34が固着され、さらに副変速アー
ム34の先端部に2本のロッド36,37が取り付けられ、こ
れらロッドの下端部に前記プーリ25,26を各々個別に駆
動するシフタ38,39が設けられている。このため、1本
の副変速レバー33を操作することにより、ベルト24の有
効径d1,d2が同時に調節される。
ルト23を介して油圧ポンプ駆動軸12aに伝えられ、さら
に該油圧ポンプ駆動軸からベルト24を介してミッション
入力軸11aに伝えられる。ベルト24が掛けられているプ
ーリ25,26はベルト溝の幅を調節可能に構成されてお
り、該ベルト溝幅を調節して有効径d1,d2を変えること
により、伝動比を連続的に変化させることができる。す
なわち、油圧ポンプ駆動軸12aからミッション入力軸11a
への伝動部がベルト無段変速式の副変速装置Aとして構
成されている。この副変速装置Aの操作機構としては、
ステアリングポスト13と一体に組み付けた支持ステー30
に副変速軸31が水平に支承され、該副変速軸に副変速レ
バー33と副変速アーム34が固着され、さらに副変速アー
ム34の先端部に2本のロッド36,37が取り付けられ、こ
れらロッドの下端部に前記プーリ25,26を各々個別に駆
動するシフタ38,39が設けられている。このため、1本
の副変速レバー33を操作することにより、ベルト24の有
効径d1,d2が同時に調節される。
【0010】 図6はミッションケース11の内部を展開してあらわし
た図で、ミッション入力軸11aからケーシング40内のク
ラッチ軸42へメインクラッチ43を介して伝動される。メ
インクラッチ43は周知の多板クラッチで、図中の44はエ
ンジン側の摩擦板、45はミッション側の摩擦板、46は両
摩擦板押付け用のスプリング、47,48は切替操作用の固
定部材と摺動部材である。前記支持ステー30にクラッチ
操作軸50が水平に設けられ、該操作軸に固着したアーム
51と摺動部材48から突設するアーム48aとがロッド52で
連結されている。また、弓状に湾曲したクラッチ操作杵
54が操作軸50に吊られた状態で一体に取り付けられてお
り、該クラッチ操作杆の下端部にクラッチペダル55が設
けられている。
た図で、ミッション入力軸11aからケーシング40内のク
ラッチ軸42へメインクラッチ43を介して伝動される。メ
インクラッチ43は周知の多板クラッチで、図中の44はエ
ンジン側の摩擦板、45はミッション側の摩擦板、46は両
摩擦板押付け用のスプリング、47,48は切替操作用の固
定部材と摺動部材である。前記支持ステー30にクラッチ
操作軸50が水平に設けられ、該操作軸に固着したアーム
51と摺動部材48から突設するアーム48aとがロッド52で
連結されている。また、弓状に湾曲したクラッチ操作杵
54が操作軸50に吊られた状態で一体に取り付けられてお
り、該クラッチ操作杆の下端部にクラッチペダル55が設
けられている。
【0011】 前部ケーシング40aの中には、クラッチ軸42、カウン
タ軸60、走行一次軸61、走行二次軸62、植付一次軸63、
植付二次軸64がそれぞれ平行に支承されている。クラッ
チ軸42のギヤG1とカウンタ軸60のギヤG2、および前記ギ
ヤG2と走行一次軸61のギヤG3がそれぞれ互いに噛合して
おり、クラッチ軸42の回転が走行一次軸61に順方向で伝
えられる。主変速装置Bとして、走行一次軸61に前記ギ
ヤG3とギヤG4がそれぞれ定位置に嵌着され、走行二次軸
62に互いに一体に成形されたギヤG5,G6が軸方向に摺動
目在に嵌合している。シフタ66でギヤG5,G6を移動さ
せ、ギヤG4とギヤG5が噛合すると作業速、ギヤG3とギヤ
G6が噛合すると路上走行速になる。また、植付一次軸63
にはギヤG4に常時噛合するギヤG7とバックギヤG8が嵌着
されており、ギヤG6をバックギヤG8に噛合させると後進
速になる。ギヤG5,G6がいずれのギヤとも噛合しない位
置が中立になる。また、株間変速装置Gとして、植付一
次軸63に互いに一体に成形されたギヤG9,G10が軸方向に
摺動自在に嵌合しているとともに、植付二次軸64にギヤ
G11,G12がそれぞれ取り付けられている。シフタ67でギ
ヤG9,G10を適当に移動させることにより、ギヤG9とギヤ
G11、ギヤG10とギヤG11、およびギヤG10とギヤG12の3
通りの組合せが得られ、3段階の株間切替を行なえる。
植付二次軸64からベベルギヤG13,G14を介して植付部伝
動軸68に伝動される。
タ軸60、走行一次軸61、走行二次軸62、植付一次軸63、
植付二次軸64がそれぞれ平行に支承されている。クラッ
チ軸42のギヤG1とカウンタ軸60のギヤG2、および前記ギ
ヤG2と走行一次軸61のギヤG3がそれぞれ互いに噛合して
おり、クラッチ軸42の回転が走行一次軸61に順方向で伝
えられる。主変速装置Bとして、走行一次軸61に前記ギ
ヤG3とギヤG4がそれぞれ定位置に嵌着され、走行二次軸
62に互いに一体に成形されたギヤG5,G6が軸方向に摺動
目在に嵌合している。シフタ66でギヤG5,G6を移動さ
せ、ギヤG4とギヤG5が噛合すると作業速、ギヤG3とギヤ
G6が噛合すると路上走行速になる。また、植付一次軸63
にはギヤG4に常時噛合するギヤG7とバックギヤG8が嵌着
されており、ギヤG6をバックギヤG8に噛合させると後進
速になる。ギヤG5,G6がいずれのギヤとも噛合しない位
置が中立になる。また、株間変速装置Gとして、植付一
次軸63に互いに一体に成形されたギヤG9,G10が軸方向に
摺動自在に嵌合しているとともに、植付二次軸64にギヤ
G11,G12がそれぞれ取り付けられている。シフタ67でギ
ヤG9,G10を適当に移動させることにより、ギヤG9とギヤ
G11、ギヤG10とギヤG11、およびギヤG10とギヤG12の3
通りの組合せが得られ、3段階の株間切替を行なえる。
植付二次軸64からベベルギヤG13,G14を介して植付部伝
動軸68に伝動される。
【0012】 後部ケーシング40bの中にはリヤアクスル70,70とフロ
ントアクスル71,71が支承され、前記走行二次軸62から
後輪デフ装置Dを介してリヤアクスル70,70に伝動され
るとともに、後輪デフ装置Dから前輪デフ装置Eを介し
てフロントアクスル71,71に伝動される。後輪デフ装置
Dは、走行二次軸62のギヤG15に噛合するギヤG16が外周
部に成形された容器73を備え、該容器内の縦軸74に取り
付けた一次ベベルギヤG17と左右のリヤアクスル70,70に
各別に取り付けた二次ベベルギヤG18,G18とが互いに噛
合する状態で収納されており、各アクスルに加わる負荷
に応じて当該アクスルに伝動される駆動力が適宜変動す
るようになっている。前輪デフ装置Eも後輪デフ装置D
と同様の構成で、図中の73は容器、76は縦軸、G19は後
輪デフ装置側のギヤ、G20は前輪デフ装置側のギヤ、G21
は縦軸76に取り付けたベベルギヤ、G22はフロントアク
スル71に取り付けたベベルギヤである。
ントアクスル71,71が支承され、前記走行二次軸62から
後輪デフ装置Dを介してリヤアクスル70,70に伝動され
るとともに、後輪デフ装置Dから前輪デフ装置Eを介し
てフロントアクスル71,71に伝動される。後輪デフ装置
Dは、走行二次軸62のギヤG15に噛合するギヤG16が外周
部に成形された容器73を備え、該容器内の縦軸74に取り
付けた一次ベベルギヤG17と左右のリヤアクスル70,70に
各別に取り付けた二次ベベルギヤG18,G18とが互いに噛
合する状態で収納されており、各アクスルに加わる負荷
に応じて当該アクスルに伝動される駆動力が適宜変動す
るようになっている。前輪デフ装置Eも後輪デフ装置D
と同様の構成で、図中の73は容器、76は縦軸、G19は後
輪デフ装置側のギヤ、G20は前輪デフ装置側のギヤ、G21
は縦軸76に取り付けたベベルギヤ、G22はフロントアク
スル71に取り付けたベベルギヤである。
【0013】 上記後輪デフ装置Dおよび前輪デフ装置Eにはデフ機
能を停止し、左右両アクスルに駆動力が均等に伝動され
るようにするデフロック装置77,78が設けられている。
このデフロック装置77(78)は、容器73(74)に形成さ
れた爪79(80)とアクスルの角捧部70a(71a)に嵌合す
るデフロック部材81(82)の爪83(84)を咬み合わせ
て、容器73(74)とアクスル70(71)を互いに固定する
ようになっている。図7に示す如く、デフロック部材作
動用のシャフト85(86)にレバー87(88)が水平に取り
付けられ、該レバーの先端部から上向きにデフロックペ
ダル89(90)がのばされている。シャフト85の方がシャ
フト86よりも上位に設けられており、レバー87の側面に
ペダル杆89aの端部91が突起状に突出し、これがレバー8
8の上面に係合しているため、後輪デフロックペダル89
を踏むと後輪デフロック装置77と前輪デフロック装置78
の両方が作動するようになっている。デフロックペダル
89,90は操縦席21の前方下方部に並設されている。
能を停止し、左右両アクスルに駆動力が均等に伝動され
るようにするデフロック装置77,78が設けられている。
このデフロック装置77(78)は、容器73(74)に形成さ
れた爪79(80)とアクスルの角捧部70a(71a)に嵌合す
るデフロック部材81(82)の爪83(84)を咬み合わせ
て、容器73(74)とアクスル70(71)を互いに固定する
ようになっている。図7に示す如く、デフロック部材作
動用のシャフト85(86)にレバー87(88)が水平に取り
付けられ、該レバーの先端部から上向きにデフロックペ
ダル89(90)がのばされている。シャフト85の方がシャ
フト86よりも上位に設けられており、レバー87の側面に
ペダル杆89aの端部91が突起状に突出し、これがレバー8
8の上面に係合しているため、後輪デフロックペダル89
を踏むと後輪デフロック装置77と前輪デフロック装置78
の両方が作動するようになっている。デフロックペダル
89,90は操縦席21の前方下方部に並設されている。
【0014】 リヤアクスル70,70はベベルギヤG23,G24,…によって
前後方向のリヤ出力軸93,93に伝動連結され、さらにこ
のリヤ出力軸93,93のケーシング外に突出する後輪部
に、前記後輪支持ケース18,18に伝動する後輪伝動軸94,
94がユニバー一サルジョインド95,95を介して接続され
ている。 また、リヤアクスル70,70の端部には、該リヤアクス
ルに取り付けたディスク100,100にプレッシャプレート1
01,101を押し付けて制動する後輪ブレーキ装置F,Fが設
けられている。外周面に軸方向の切欠部102が形成され
作動ピン103がプレッシャプレート101と平行に設けられ
ており、常時は作動ピン103の切欠部102がプレッシャプ
レート101に当接しているが、レバー104で作動ピン103
を回転させ、作動ピン103の円周部をプレッシャプレー
ト101に当接させると、プレッシャプレート101がディス
ク100側に押し付けられブレーキが作動するようになっ
ている。後輪ブレーキ装置F,Fのブレーキペダル105,105
は、前記クラッチ操作軸50と同軸心のブレーキ軸106
に、クラッチペダル55と同様に吊られた状態で取り付け
られている。
前後方向のリヤ出力軸93,93に伝動連結され、さらにこ
のリヤ出力軸93,93のケーシング外に突出する後輪部
に、前記後輪支持ケース18,18に伝動する後輪伝動軸94,
94がユニバー一サルジョインド95,95を介して接続され
ている。 また、リヤアクスル70,70の端部には、該リヤアクス
ルに取り付けたディスク100,100にプレッシャプレート1
01,101を押し付けて制動する後輪ブレーキ装置F,Fが設
けられている。外周面に軸方向の切欠部102が形成され
作動ピン103がプレッシャプレート101と平行に設けられ
ており、常時は作動ピン103の切欠部102がプレッシャプ
レート101に当接しているが、レバー104で作動ピン103
を回転させ、作動ピン103の円周部をプレッシャプレー
ト101に当接させると、プレッシャプレート101がディス
ク100側に押し付けられブレーキが作動するようになっ
ている。後輪ブレーキ装置F,Fのブレーキペダル105,105
は、前記クラッチ操作軸50と同軸心のブレーキ軸106
に、クラッチペダル55と同様に吊られた状態で取り付け
られている。
【0015】 前記植付部伝動軸68は後方に廷ばされ、その後端部に
植付クラッチケース110が設けられている。図8に示す
ように、植付クラッチケース110の内部に、植付部伝動
軸68に接涜された一次軸111とPTO軸である二次軸112が
互いに平行に支承されている。一次軸111にはギヤG25,G
26を有する筒状のギヤ軸115が摺動自在に勘合してお
り、角棒部111aに嵌着した爪板116およびギヤ軸115に固
着した爪板117を介して一次軸111からギヤ軸115にトル
クが伝えられる。常時はスプリング118の作用で両爪板1
16,117が咬み合っているが、トルクが一定以上になる
と、スプリング118の力に抗してギヤ軸115が図における
右方向に移動して伝動が断たれる。すなわち、負荷が一
定以上になると伝動を断つ安全クラッチとして構成され
ている。
植付クラッチケース110が設けられている。図8に示す
ように、植付クラッチケース110の内部に、植付部伝動
軸68に接涜された一次軸111とPTO軸である二次軸112が
互いに平行に支承されている。一次軸111にはギヤG25,G
26を有する筒状のギヤ軸115が摺動自在に勘合してお
り、角棒部111aに嵌着した爪板116およびギヤ軸115に固
着した爪板117を介して一次軸111からギヤ軸115にトル
クが伝えられる。常時はスプリング118の作用で両爪板1
16,117が咬み合っているが、トルクが一定以上になる
と、スプリング118の力に抗してギヤ軸115が図における
右方向に移動して伝動が断たれる。すなわち、負荷が一
定以上になると伝動を断つ安全クラッチとして構成され
ている。
【0016】 二次軸112には街道自在な筒軸120が遊嵌されており、
該筒軸の外周部に、前記ギヤG25,G26に噛合するギヤG2
7,G28を有するギヤ筒121が軸方向に摺動自在に嵌合して
いる。変速スイッチ123でギヤ筒121を移動させ、ギヤ軸
115とギヤ筒120の噛合関係を切り替えることにより変速
が行なわれる。ギヤG25とギヤG27が噛合するときは後続
伝動が行なわれ、ギヤG26とギヤG28が噛合するときは低
速伝動が行なわれる。
該筒軸の外周部に、前記ギヤG25,G26に噛合するギヤG2
7,G28を有するギヤ筒121が軸方向に摺動自在に嵌合して
いる。変速スイッチ123でギヤ筒121を移動させ、ギヤ軸
115とギヤ筒120の噛合関係を切り替えることにより変速
が行なわれる。ギヤG25とギヤG27が噛合するときは後続
伝動が行なわれ、ギヤG26とギヤG28が噛合するときは低
速伝動が行なわれる。
【0017】 筒軸120のトルクは定位置クラッチ板125を介して二次
軸112に伝えられる。定位置クラッチ板125は、回転不能
かつ摺動自在に二次軸112に嵌合しているとともに、ス
プリング126によって筒軸120側に付勢されている。作業
時は筒軸の爪120aと定位置クラッチ板の爪125aが咬み合
っているが、作業を停止すると、クラッチピン127が定
位置クラッチ板125のテーパ面に押し付けられ、二次軸1
12が所定角度で停止される。 また、二次軸112と平行に施肥駆動軸131が設けられ、
二次軸112からこの施肥駆動軸131へギヤG29,G30,G31を
介して伝動される。
軸112に伝えられる。定位置クラッチ板125は、回転不能
かつ摺動自在に二次軸112に嵌合しているとともに、ス
プリング126によって筒軸120側に付勢されている。作業
時は筒軸の爪120aと定位置クラッチ板の爪125aが咬み合
っているが、作業を停止すると、クラッチピン127が定
位置クラッチ板125のテーパ面に押し付けられ、二次軸1
12が所定角度で停止される。 また、二次軸112と平行に施肥駆動軸131が設けられ、
二次軸112からこの施肥駆動軸131へギヤG29,G30,G31を
介して伝動される。
【0018】 走行車体2のカバーは、エンジン10の上部を覆うエン
ジンカバー200と、ステアリングポスト13の外周部を覆
うステアリングポストカバー201と、これらの周囲に拡
がるステップカバー202とに分けられる。このうちのス
テップカバー202は、前部202a、中央部202b、後部202c
の順に高くなる段状に成形され、中央部202bの上面は、
図面に示すように装着時において車体の左右中央側から
左右両側にわたって左右端部の苗載台の前側に至るまで
略平坦なステップ面を形成して操縦用のフロアとなり、
前部202aの上面は車体の前部から操縦者が乗り込むため
の通路となっている。また、後部202cは施肥装置5を装
着した際に、後記ホッパ180,…からこぼれた肥料が落下
してエンジン10、リンク装置3等に付着するのを防止す
る役目をしている。ステップカバー202は、図3に示す
ように、車体の左右中心線に沿って分割される左右対称
のステップカバー部材202(L),202(R)からなり、
それぞれにエンジン10を収容するための凹部205、ステ
アリングポスト等を収容する凹部206、デフロックペダ
ル89,90を各別に通す切欠部207、および後記施肥フレー
ムの支柱183を通す切欠部208が設けられている。ステッ
プカバー部材202(L),202(R)はフレーム6に設け
たステーに固定して組み付けられるが、車体の左右中心
線に沿って分割されているので、その組付けに際し、各
ステップカバー部材202(L),202(R)を車体の側方
からそれぞれ水平にスライドさせて所定の組付位置へセ
ットすることができる。なお、ステップカバー202は正
確に左右中心線で分割しておかなくてもよく、組付け等
に便利なように適当に分割しておげばよい。また、前記
予備苗枠22,22は、ステップカバー部材202(L),202
(R)を取り外す際、図3において鎖線で示す如く該ス
テップカバー部材を側方にスライドさせたときに邪魔に
ならない位置に設けられている。
ジンカバー200と、ステアリングポスト13の外周部を覆
うステアリングポストカバー201と、これらの周囲に拡
がるステップカバー202とに分けられる。このうちのス
テップカバー202は、前部202a、中央部202b、後部202c
の順に高くなる段状に成形され、中央部202bの上面は、
図面に示すように装着時において車体の左右中央側から
左右両側にわたって左右端部の苗載台の前側に至るまで
略平坦なステップ面を形成して操縦用のフロアとなり、
前部202aの上面は車体の前部から操縦者が乗り込むため
の通路となっている。また、後部202cは施肥装置5を装
着した際に、後記ホッパ180,…からこぼれた肥料が落下
してエンジン10、リンク装置3等に付着するのを防止す
る役目をしている。ステップカバー202は、図3に示す
ように、車体の左右中心線に沿って分割される左右対称
のステップカバー部材202(L),202(R)からなり、
それぞれにエンジン10を収容するための凹部205、ステ
アリングポスト等を収容する凹部206、デフロックペダ
ル89,90を各別に通す切欠部207、および後記施肥フレー
ムの支柱183を通す切欠部208が設けられている。ステッ
プカバー部材202(L),202(R)はフレーム6に設け
たステーに固定して組み付けられるが、車体の左右中心
線に沿って分割されているので、その組付けに際し、各
ステップカバー部材202(L),202(R)を車体の側方
からそれぞれ水平にスライドさせて所定の組付位置へセ
ットすることができる。なお、ステップカバー202は正
確に左右中心線で分割しておかなくてもよく、組付け等
に便利なように適当に分割しておげばよい。また、前記
予備苗枠22,22は、ステップカバー部材202(L),202
(R)を取り外す際、図3において鎖線で示す如く該ス
テップカバー部材を側方にスライドさせたときに邪魔に
ならない位置に設けられている。
【0019】 リンク装置3として、フレーム6の後端部に立設した
リンクベース枠140に1本の上リンク141と2本の下リン
ク141,141が回動自在に支持され、これら上下リンクの
後端部に連結枠144が取り付けられている。連結枠144か
ら後方に突設したローリング軸145に植付部4がローリ
ング可能に装着される。リンク装置3の駆動手段である
油圧シリンダ147は、基部がフレーム6に枢着され、ピ
ストンロッドの先端部が上リンク141の基部から垂設し
たスイングアーム148の下端部に連結されている。油圧
シリンダ147を伸縮させると、連結枠144が一定姿勢に保
持されたまま上下動させられ、これに装着した植付部4
が昇降させられる。
リンクベース枠140に1本の上リンク141と2本の下リン
ク141,141が回動自在に支持され、これら上下リンクの
後端部に連結枠144が取り付けられている。連結枠144か
ら後方に突設したローリング軸145に植付部4がローリ
ング可能に装着される。リンク装置3の駆動手段である
油圧シリンダ147は、基部がフレーム6に枢着され、ピ
ストンロッドの先端部が上リンク141の基部から垂設し
たスイングアーム148の下端部に連結されている。油圧
シリンダ147を伸縮させると、連結枠144が一定姿勢に保
持されたまま上下動させられ、これに装着した植付部4
が昇降させられる。
【0020】 植付部4は、前記PTO軸112を介して走行車体2から伝
動される伝動ケース150と、該伝動ケースの両側面部に
突設した伝動パイプ151,151と、伝動ケース150の中央部
および伝動パイプ151,151の両端部から後方に延設した
3本のチェンケース152,…とで植付部フレームが構成さ
れ、各チェンケース152,…の後端部両側に1組づつ計6
組の植付装置154,…が設けられている。植付装置154,…
の上方には、前側が上位となるように傾斜させた苗載台
155が支持枠157と苗載台支持フレーム158に取り付けた
レール159によって左右に滑動自在に支持されている。
苗載台155の上面は植付条教分(図示例では6)の苗載
部155a,…に仕切られており、各苗載部ごとに苗を下方
に送るベルト式の苗送り装置161,…が設けられている。
また、苗載台155の下端部には、植付装置154,…に対応
する苗取出口162,…が形成された受板83が支持枠157と
一体に設けられている。苗載台155が左右に往復動して
台上の苗を苗取出口162に順次供給するとともに、植付
装置154の一対の植付杆154a,154aが所定の軌跡を描いて
閉ループ運動を行ない、前記苗取出口162に供給された
苗を交互に挟持して圃場に植え付けてゆくようになって
いる。苗載台155が左右行程の端部に到達して横1列分
の苗を苗取出口162に供給し終えると、苗送り装置161,
…が作動して苗を1列分だけ下方に移送する。
動される伝動ケース150と、該伝動ケースの両側面部に
突設した伝動パイプ151,151と、伝動ケース150の中央部
および伝動パイプ151,151の両端部から後方に延設した
3本のチェンケース152,…とで植付部フレームが構成さ
れ、各チェンケース152,…の後端部両側に1組づつ計6
組の植付装置154,…が設けられている。植付装置154,…
の上方には、前側が上位となるように傾斜させた苗載台
155が支持枠157と苗載台支持フレーム158に取り付けた
レール159によって左右に滑動自在に支持されている。
苗載台155の上面は植付条教分(図示例では6)の苗載
部155a,…に仕切られており、各苗載部ごとに苗を下方
に送るベルト式の苗送り装置161,…が設けられている。
また、苗載台155の下端部には、植付装置154,…に対応
する苗取出口162,…が形成された受板83が支持枠157と
一体に設けられている。苗載台155が左右に往復動して
台上の苗を苗取出口162に順次供給するとともに、植付
装置154の一対の植付杆154a,154aが所定の軌跡を描いて
閉ループ運動を行ない、前記苗取出口162に供給された
苗を交互に挟持して圃場に植え付けてゆくようになって
いる。苗載台155が左右行程の端部に到達して横1列分
の苗を苗取出口162に供給し終えると、苗送り装置161,
…が作動して苗を1列分だけ下方に移送する。
【0021】 これら植付部4の下側には、中央に1個のセンターフ
ロート170と左右一対のサイドフロート171,171が設けら
れている。各フロート170,171,171の両側部に苗移植用
の溝を成形する作溝器172,…が取り付けられている。こ
れらフロートは、チェンケース152,…に取り付けたフロ
ート支持杆173,…の後端部に前部が上下動自在に枢支さ
れている。センターフロート170の前部に上下動検出用
の検出ロッド174が取り付けられており、該検出ロッド
の検出結果に基づいて前記油圧シリンダ67制御用の油圧
バルブ175が駆動される。例えば圃場面が高くなってセ
ンターフロート170が上動すると、油圧シリンダ147が伸
びる方向に油圧バルブ175が駆動され、その結果植付部
4が上昇する。圃場面が低くなった場合は上記と逆に動
作する。
ロート170と左右一対のサイドフロート171,171が設けら
れている。各フロート170,171,171の両側部に苗移植用
の溝を成形する作溝器172,…が取り付けられている。こ
れらフロートは、チェンケース152,…に取り付けたフロ
ート支持杆173,…の後端部に前部が上下動自在に枢支さ
れている。センターフロート170の前部に上下動検出用
の検出ロッド174が取り付けられており、該検出ロッド
の検出結果に基づいて前記油圧シリンダ67制御用の油圧
バルブ175が駆動される。例えば圃場面が高くなってセ
ンターフロート170が上動すると、油圧シリンダ147が伸
びる方向に油圧バルブ175が駆動され、その結果植付部
4が上昇する。圃場面が低くなった場合は上記と逆に動
作する。
【0022】 施肥装置5は、肥料を貯蔵するホッパ180と、該ホッ
パ内の肥料を下方に繰り出す繰出器181と、該繰出器か
ら繰り出された肥料を前記作溝器172によって成形され
た移植溝に導く施肥パイプ182とを備えている。ホッパ1
80は隣接する2条ごとに共用されており、各々1つのホ
ッパ180と2つの繰出器181,181とからなる計3組の本体
部が、支柱183,183によってリンクベース枠60に支持さ
れた角型パイプ製の施肥フレーム184に取り付けられ、
側面視で操縦席21と苗載台155の間隔部に配置されてい
る。各繰出器181,…内の繰出ロール181a,…は前記施肥
駆動軸131より伝動される繰出ロール駆動軸185によって
駆動される。また、エンジンルーム内にブロワ187が設
けられ、このブロワ187と施肥フレーム184の中空部とエ
アパイプ188で接涜されているとともに、施肥パイプ18
2,…の始端部が施肥フレーム184の中空部に開口させて
取り付けられている。このようにして、エンジンルーム
内の温風を施肥パイプ182,…に供給することにより、施
肥パイプ内における肥料の流通が良好となるとともに、
肥料が施肥パイプ内で固化するのを防止する効果があ
る。
パ内の肥料を下方に繰り出す繰出器181と、該繰出器か
ら繰り出された肥料を前記作溝器172によって成形され
た移植溝に導く施肥パイプ182とを備えている。ホッパ1
80は隣接する2条ごとに共用されており、各々1つのホ
ッパ180と2つの繰出器181,181とからなる計3組の本体
部が、支柱183,183によってリンクベース枠60に支持さ
れた角型パイプ製の施肥フレーム184に取り付けられ、
側面視で操縦席21と苗載台155の間隔部に配置されてい
る。各繰出器181,…内の繰出ロール181a,…は前記施肥
駆動軸131より伝動される繰出ロール駆動軸185によって
駆動される。また、エンジンルーム内にブロワ187が設
けられ、このブロワ187と施肥フレーム184の中空部とエ
アパイプ188で接涜されているとともに、施肥パイプ18
2,…の始端部が施肥フレーム184の中空部に開口させて
取り付けられている。このようにして、エンジンルーム
内の温風を施肥パイプ182,…に供給することにより、施
肥パイプ内における肥料の流通が良好となるとともに、
肥料が施肥パイプ内で固化するのを防止する効果があ
る。
【図1】本発明の1実施例である乗用施肥田植機の平面
図。
図。
【図2】本発明の1実施例である乗用施肥田植機の側面
図。
図。
【図3】ステップカバーの平面図。
【図4】要部の側面図。
【図5】要部の正面図。
【図6】ミッションケースの展開断面図。
【図7】デフロック装置操作部の斜視図。
【図8】植付クラッチケースの断面図。
1:乗用施肥田植機 2:乗用走行車体 3:リンク装置 4:植付部 5:施肥装置 10:エンジン 11:ミッションケース 15:左右前輪 19:左右後輪 21:操縦席 154:植付装置 155:苗載台 155a:苗載部 180:ホッパ 181:繰出器 202:ステップカバー
フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 合議体 審判長 蓑輪 安夫 審判官 溝渕 良一 審判官 藤井 昇 (56)参考文献 特開 昭63−22772(JP,A) 特開 昭59−164268(JP,A) 特開 平2−231276(JP,A) 特開 昭60−18460(JP,A) 実開 昭61−135749(JP,U) 実開 昭63−111382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/20 B65D 21/18 A01C 11/02 311
Claims (1)
- 【請求項1】左右前輪15と左右後輪19を装備し操縦席21
の前側及び左右両側部にステップカバー202を備えた乗
用走行車体2の後部に、機体左右方向に複数の苗載部15
5aを並設して構成した苗載台155を設けて、該苗載台155
の各苗載部155aに載置した苗を取出して圃場に植え付け
る植付装置154を機体左右方向に複数個並設した植付部
4を装着すると共に、乗用走行車体2の後部上方で側面
視で操縦席21と苗載台155との間には、施肥装置5の肥
料を入れる複数のホッパ180を車体左右方向に長く設け
て、該ホッパ180内の肥料を繰り出す繰出器181を車体左
右方向に複数個並設した乗用苗植機において、左右前輪
15は、植付部4の機体左右方向に並設した中央部の4つ
の植付装置154よりも外側方の前方に位置させて設け、
ステップカバー202の左右両側前部は、その左右幅が車
体平面視で左右前輪15の位置よりも左右幅が狭く、ステ
ップカバー202の左右両側後部は、その左右幅が左右両
側前部よりも広く、且つ、車体平面視で左右前輪15の後
部位置で左右両側前部の幅狭部から左右両側後部の幅広
部に段状に広くなり、ステップカバー202後方に位置す
る苗載台155の左右最外側の苗載部155aの前方で且つ施
肥装置5の左右最外側のホッパ180の前方に位置する部
位に略平坦なステップ面が構成された左右両側部分が各
々着脱自在に装着されたことを特徴とする乗用苗植機。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012190A JP3287840B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 乗用苗植機 |
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JP2001305235A Division JP3525920B2 (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 乗用苗植機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26012190A Expired - Lifetime JP3287840B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 乗用苗植機 |
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---|---|
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---|---|---|---|---|
JP3381270B2 (ja) * | 1992-05-29 | 2003-02-24 | 井関農機株式会社 | 乗用田植機 |
JP3700792B2 (ja) * | 1994-05-31 | 2005-09-28 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機 |
JP3506888B2 (ja) * | 1997-10-08 | 2004-03-15 | 株式会社クボタ | 水田作業車 |
JP4023649B2 (ja) * | 1999-05-19 | 2007-12-19 | 株式会社クボタ | 乗用型田植機の車体構造 |
JP2000069813A (ja) * | 1999-09-20 | 2000-03-07 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 田植機 |
JP3723387B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2005-12-07 | ヤンマー農機株式会社 | 移動農機 |
JP3306507B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2002-07-24 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機 |
JP2003175864A (ja) * | 2002-09-24 | 2003-06-24 | Kubota Corp | 乗用型田植機 |
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JP2005118054A (ja) * | 2005-01-28 | 2005-05-12 | Iseki & Co Ltd | 乗用苗植機 |
JP2005176854A (ja) * | 2005-01-28 | 2005-07-07 | Iseki & Co Ltd | 乗用苗植機 |
JP2005137380A (ja) * | 2005-02-21 | 2005-06-02 | Iseki & Co Ltd | 乗用苗植機 |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP26012190A patent/JP3287840B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04135987A (ja) | 1992-05-11 |
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