JP3506888B2 - 水田作業車 - Google Patents
水田作業車Info
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- JP3506888B2 JP3506888B2 JP27557597A JP27557597A JP3506888B2 JP 3506888 B2 JP3506888 B2 JP 3506888B2 JP 27557597 A JP27557597 A JP 27557597A JP 27557597 A JP27557597 A JP 27557597A JP 3506888 B2 JP3506888 B2 JP 3506888B2
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- floor
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機体の前部にボンネ
ットを備え、機体の後部に作業装置(苗植付装置や直播
装置等)を備えて、ボンネットと作業装置との間に運転
座席を配置した水田作業車(例えば乗用型田植機、乗用
型直播機や乗用型薬剤散布機等)の運転座席付近の構成
に関する。
ットを備え、機体の後部に作業装置(苗植付装置や直播
装置等)を備えて、ボンネットと作業装置との間に運転
座席を配置した水田作業車(例えば乗用型田植機、乗用
型直播機や乗用型薬剤散布機等)の運転座席付近の構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機等の水田作業車において、
運転座席の上方に日除け用や雨除け用の屋根を備えるこ
とが提案されている。この場合、強風時での機体の安定
性と言う面や、天井の高くない納屋でも水田作業車を支
障なく格納できるようにすると言う面から、屋根をあま
り高い位置に配置することはできず、運転座席に着座す
る作業者の頭よりも少し高い位置に、屋根を配置するよ
うな構成となる。
運転座席の上方に日除け用や雨除け用の屋根を備えるこ
とが提案されている。この場合、強風時での機体の安定
性と言う面や、天井の高くない納屋でも水田作業車を支
障なく格納できるようにすると言う面から、屋根をあま
り高い位置に配置することはできず、運転座席に着座す
る作業者の頭よりも少し高い位置に、屋根を配置するよ
うな構成となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水田作業車では、作業
の最初から終わりまで作業者が運転座席に着座したまま
と言うようなことはなく、例えば乗用型田植機において
機体の後部の苗植付装置に苗を補給したりと言うよう
に、作業を一時中断して作業者が運転座席から立ち上が
り別の作業を行うと言うようなことが多くある。
の最初から終わりまで作業者が運転座席に着座したまま
と言うようなことはなく、例えば乗用型田植機において
機体の後部の苗植付装置に苗を補給したりと言うよう
に、作業を一時中断して作業者が運転座席から立ち上が
り別の作業を行うと言うようなことが多くある。
【0004】この場合、屋根があまり高い位置に配置さ
れていなければ、前述のように作業者が運転座席からそ
のまま立ち上がった際、頭を屋根に当ててしまうことが
あるので、作業者は少し頭を下げて立ちながら、苗植付
装置への苗の補給等の作業を行わなければならず、改善
の余地があった。本発明は水田作業車において屋根を備
えた場合、運転座席から立ち上がっての作業(苗植付装
置への苗の補給等)が、容易に行えるように構成するこ
とを目的としている。
れていなければ、前述のように作業者が運転座席からそ
のまま立ち上がった際、頭を屋根に当ててしまうことが
あるので、作業者は少し頭を下げて立ちながら、苗植付
装置への苗の補給等の作業を行わなければならず、改善
の余地があった。本発明は水田作業車において屋根を備
えた場合、運転座席から立ち上がっての作業(苗植付装
置への苗の補給等)が、容易に行えるように構成するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明のうちの請求項1に記載の発明
では、機体の前部にボンネットを配置し、機体の後部に
作業装置を備えて、前記ボンネットと作業装置との間に
運転座席を配置し、前記運転座席の上方における該運転
座席に着座する作業者の頭位置よりも少し高い位置に屋
根を配置すると共に、平面視において、前記屋根の右及
び左横側部から横外方に出た位置、前記ボンネットの右
及び左横側部で前記屋根の前部から前方に出た位置、並
びに、前記運転座席の付近に亘るフロアを備え、前記屋
根を、その前部側の左右幅を前記ボンネットの左右幅と
ほぼ同幅に設定して、前部側の左右幅が後部側の左右幅
よりも狭い前すぼまり状に形成し、かつ、その前部側を
支持する前支持フレームの左右間隔を、前記ボンネット
の左右幅とほぼ同幅に設定して前記ボンネットの左右の
横壁部に沿って立設させてある。
めの手段として、本発明のうちの請求項1に記載の発明
では、機体の前部にボンネットを配置し、機体の後部に
作業装置を備えて、前記ボンネットと作業装置との間に
運転座席を配置し、前記運転座席の上方における該運転
座席に着座する作業者の頭位置よりも少し高い位置に屋
根を配置すると共に、平面視において、前記屋根の右及
び左横側部から横外方に出た位置、前記ボンネットの右
及び左横側部で前記屋根の前部から前方に出た位置、並
びに、前記運転座席の付近に亘るフロアを備え、前記屋
根を、その前部側の左右幅を前記ボンネットの左右幅と
ほぼ同幅に設定して、前部側の左右幅が後部側の左右幅
よりも狭い前すぼまり状に形成し、かつ、その前部側を
支持する前支持フレームの左右間隔を、前記ボンネット
の左右幅とほぼ同幅に設定して前記ボンネットの左右の
横壁部に沿って立設させてある。
【0006】つまり、請求項1に記載の発明によると、
平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に出た
フロアの部分の上方、及び平面視においてボンネットの
右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの部
分の上方には、屋根が位置しない状態になる。
平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に出た
フロアの部分の上方、及び平面視においてボンネットの
右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの部
分の上方には、屋根が位置しない状態になる。
【0007】これにより、平面視において屋根の右及び
左横側部から横外方に出たフロアの部分に作業者が立て
ば、作業者は屋根に頭を当てる心配がないので、平面視
において屋根の右及び左横側部から横外方に出たフロア
の部分において、作業者はあまり頭を下げずに立った状
態で、機体の後部の作業装置への作業(苗植付装置への
苗の補給等)を容易に行うことができる。
左横側部から横外方に出たフロアの部分に作業者が立て
ば、作業者は屋根に頭を当てる心配がないので、平面視
において屋根の右及び左横側部から横外方に出たフロア
の部分において、作業者はあまり頭を下げずに立った状
態で、機体の後部の作業装置への作業(苗植付装置への
苗の補給等)を容易に行うことができる。
【0008】水田に入っている水田作業車において、作
業者の交代や畦からの補給(例えば予備の苗等)を行う
場合、機体を畦にまで走行させて機体の前端を畦に当て
付ける(例えば畦に対し機体を略直角に当て付ける)。
これにより、作業者が機体の前部におけるボンネットの
横側部を通って交代したり、畦から機体の前部における
ボンネットの横側部を通して補給を行ったりする。
業者の交代や畦からの補給(例えば予備の苗等)を行う
場合、機体を畦にまで走行させて機体の前端を畦に当て
付ける(例えば畦に対し機体を略直角に当て付ける)。
これにより、作業者が機体の前部におけるボンネットの
横側部を通って交代したり、畦から機体の前部における
ボンネットの横側部を通して補給を行ったりする。
【0009】この場合、請求項1に記載の発明による
と、平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に
出たフロアの部分の上方、及び平面視においてボンネッ
トの右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロア
の部分の上方には、屋根が位置しない状態になっている
ので、平面視においてボンネットの右及び左横側部で屋
根の前部から前方に出たフロアの部分を通ることによ
り、作業者は屋根に頭を当てる心配なくあまり頭を下げ
ずに、畦から運転座席に渡ったり運転座席から畦に渡っ
たりすることが容易に行えるのであり、畦からの補給も
容易に行える。
と、平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に
出たフロアの部分の上方、及び平面視においてボンネッ
トの右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロア
の部分の上方には、屋根が位置しない状態になっている
ので、平面視においてボンネットの右及び左横側部で屋
根の前部から前方に出たフロアの部分を通ることによ
り、作業者は屋根に頭を当てる心配なくあまり頭を下げ
ずに、畦から運転座席に渡ったり運転座席から畦に渡っ
たりすることが容易に行えるのであり、畦からの補給も
容易に行える。
【0010】又、屋根を前すぼまり状に形成することか
ら、平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に
出たフロアの部分の上方において、屋根が位置しない部
分が、前述の屋根の前すぼまり状の形状によりさらに広
いものとなる。これにより、平面視においてボンネット
の右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの
部分を通って、畦から運転座席に渡ったり運転座席から
畦に渡ったりすることがさらに容易に行えるのであり、
畦からの補給もさらに容易に行える。
ら、平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に
出たフロアの部分の上方において、屋根が位置しない部
分が、前述の屋根の前すぼまり状の形状によりさらに広
いものとなる。これにより、平面視においてボンネット
の右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの
部分を通って、畦から運転座席に渡ったり運転座席から
畦に渡ったりすることがさらに容易に行えるのであり、
畦からの補給もさらに容易に行える。
【0011】更に、屋根を支持する前支持フレームの左
右間隔をボンネットの左右幅とほぼ同じに設定したこと
で、ボンネットの左右幅の範囲から前支持フレームが大
きく横外側に出ると言うような状態にはならない。これ
により、平面視においてボンネットの右及び左横側部で
屋根の前部から前方に出たフロアの部分を通って、畦か
ら運転座席に渡ったり運転座席から畦に渡ったりするこ
とが、前支持フレームに邪魔されることなく容易に行え
るのであり、畦からの補給も前支持フレームに邪魔され
ることなく容易に行える。この場合、作業者は前支持フ
レームを持つことにより自身の体を安定させた状態で、
畦から運転座席に渡ったりすることができる。
右間隔をボンネットの左右幅とほぼ同じに設定したこと
で、ボンネットの左右幅の範囲から前支持フレームが大
きく横外側に出ると言うような状態にはならない。これ
により、平面視においてボンネットの右及び左横側部で
屋根の前部から前方に出たフロアの部分を通って、畦か
ら運転座席に渡ったり運転座席から畦に渡ったりするこ
とが、前支持フレームに邪魔されることなく容易に行え
るのであり、畦からの補給も前支持フレームに邪魔され
ることなく容易に行える。この場合、作業者は前支持フ
レームを持つことにより自身の体を安定させた状態で、
畦から運転座席に渡ったりすることができる。
【0012】上記の課題を解決するための手段として、
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、機体の前部
にボンネットを配置し、機体の後部に作業装置を備え
て、前記ボンネットと作業装置との間に運転座席を配置
し、前記運転座席の上方における該運転座席に着座する
作業者の頭位置よりも少し高い位置に屋根を配置すると
共に、平面視において、前記屋根の右及び左横側部から
横外方に出た位置、前記ボンネットの右及び左横側部で
前記屋根の前部から前方に出た位置、前記運転座席の後
側で前記屋根の後側から後方に出た位置、並びに、前記
運転座席の付近に亘るフロアを備え、前記屋根を、その
前部側の左右幅を前記ボンネットの左右幅とほぼ同幅に
設定して、前部側の左右幅が後部側の左右幅よりも狭い
前すぼまり 状に形成し、かつ、その前部側を支持する前
支持フレームの左右間隔を、前記ボンネットの左右幅と
ほぼ同幅に設定して前記ボンネットの左右の横壁部に沿
って立設させてある。
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、機体の前部
にボンネットを配置し、機体の後部に作業装置を備え
て、前記ボンネットと作業装置との間に運転座席を配置
し、前記運転座席の上方における該運転座席に着座する
作業者の頭位置よりも少し高い位置に屋根を配置すると
共に、平面視において、前記屋根の右及び左横側部から
横外方に出た位置、前記ボンネットの右及び左横側部で
前記屋根の前部から前方に出た位置、前記運転座席の後
側で前記屋根の後側から後方に出た位置、並びに、前記
運転座席の付近に亘るフロアを備え、前記屋根を、その
前部側の左右幅を前記ボンネットの左右幅とほぼ同幅に
設定して、前部側の左右幅が後部側の左右幅よりも狭い
前すぼまり 状に形成し、かつ、その前部側を支持する前
支持フレームの左右間隔を、前記ボンネットの左右幅と
ほぼ同幅に設定して前記ボンネットの左右の横壁部に沿
って立設させてある。
【0013】つまり、請求項2に記載の発明によると、
上記請求項1に記載の発明と同様の作用を備える上に、
平面視において運転座席の後側で屋根の後側から後方に
出た位置にもフロアの部分を備えることになり、又、こ
のフロアの部分の上方には、屋根が位置しない状態とな
り、これにより、特に機体の後部の作業装置に対して作
業を行う場合(苗植付装置への苗の補給等)、平面視に
おいて運転座席の後側で屋根の後側から後方に出たフロ
アの部分において、作業者は機体の後部の作業装置に接
近した位置で、あまり頭を下げずに立った状態により、
機体の後部の作業装置への作業(苗植付装置への苗の補
給等)を、さらに容易に行うことができる。
上記請求項1に記載の発明と同様の作用を備える上に、
平面視において運転座席の後側で屋根の後側から後方に
出た位置にもフロアの部分を備えることになり、又、こ
のフロアの部分の上方には、屋根が位置しない状態とな
り、これにより、特に機体の後部の作業装置に対して作
業を行う場合(苗植付装置への苗の補給等)、平面視に
おいて運転座席の後側で屋根の後側から後方に出たフロ
アの部分において、作業者は機体の後部の作業装置に接
近した位置で、あまり頭を下げずに立った状態により、
機体の後部の作業装置への作業(苗植付装置への苗の補
給等)を、さらに容易に行うことができる。
【0014】本発明のうちの請求項3に記載の発明で
は、上記請求項2に記載の発明において、平面視におい
て前記運転座席の後側で前記屋根の後側から後方に出た
前記フロアの部分を、他のフロアの部分よりも高い位置
に配置してある。
は、上記請求項2に記載の発明において、平面視におい
て前記運転座席の後側で前記屋根の後側から後方に出た
前記フロアの部分を、他のフロアの部分よりも高い位置
に配置してある。
【0015】これにより、特に機体の後部の作業装置の
背が高い場合や、作業装置の遠くの部分に対して作業を
行う場合に、機体の後部の作業装置への作業をさらに容
易に行うことができる。
背が高い場合や、作業装置の遠くの部分に対して作業を
行う場合に、機体の後部の作業装置への作業をさらに容
易に行うことができる。
【0016】本発明のうちの請求項4に記載の発明で
は、上記請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の発
明において、平面視において前記屋根により覆われる前
記フロアの部分の高さを、平面視において前記屋根の右
及び左横側部から横外方に出た前記フロアの部分の高
さ、及び平面視において前記ボンネットの右及び左横側
部で前記屋根の前部から前方に出た前記フロアの部分の
高さと、異なるものに設定してある。
は、上記請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の発
明において、平面視において前記屋根により覆われる前
記フロアの部分の高さを、平面視において前記屋根の右
及び左横側部から横外方に出た前記フロアの部分の高
さ、及び平面視において前記ボンネットの右及び左横側
部で前記屋根の前部から前方に出た前記フロアの部分の
高さと、異なるものに設定してある。
【0017】前述した請求項1〜3に記載の発明では、
平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に出た
フロアの部分、及び平面視においてボンネットの右及び
左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの部分に作
業者が立っている状態から、平面視において屋根により
覆われるフロアの部分に、作業者が入り込んで運転座席
に着座する場合、気を付けないと作業者は頭を屋根に当
ててしまうことがある。
平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に出た
フロアの部分、及び平面視においてボンネットの右及び
左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの部分に作
業者が立っている状態から、平面視において屋根により
覆われるフロアの部分に、作業者が入り込んで運転座席
に着座する場合、気を付けないと作業者は頭を屋根に当
ててしまうことがある。
【0018】そこで、請求項4に記載の発明では、平面
視において屋根により覆われるフロアの部分の高さが、
平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に出た
フロアの部分の高さ、及び平面視においてボンネットの
右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの部
分の高さと異なるものに設定されており、高さの差が形
成されている。これにより、平面視において屋根により
覆われるフロアの部分に、作業者が入り込んで運転座席
に着座する場合及び運転座席を立って出る場合、前述の
高さの差によって、上方に屋根が配置されていることを
作業者が認識し易いのであり、作業者が気を付けて頭を
屋根に当てないようにすることができる。
視において屋根により覆われるフロアの部分の高さが、
平面視において屋根の右及び左横側部から横外方に出た
フロアの部分の高さ、及び平面視においてボンネットの
右及び左横側部で屋根の前部から前方に出たフロアの部
分の高さと異なるものに設定されており、高さの差が形
成されている。これにより、平面視において屋根により
覆われるフロアの部分に、作業者が入り込んで運転座席
に着座する場合及び運転座席を立って出る場合、前述の
高さの差によって、上方に屋根が配置されていることを
作業者が認識し易いのであり、作業者が気を付けて頭を
屋根に当てないようにすることができる。
【0019】本発明のうちの請求項5に記載の発明で
は、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明にお
いて、平面視において前記屋根により覆われる前記フロ
アの部分の色を、平面視において前記屋根の右及び左横
側部から横外方に出た前記フロアの部分の色、及び平面
視において前記ボンネットの右及び左横側部で前記屋根
の前部から前方に出た前記フロアの部分の色と、異なる
ものに設定してある。
は、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明にお
いて、平面視において前記屋根により覆われる前記フロ
アの部分の色を、平面視において前記屋根の右及び左横
側部から横外方に出た前記フロアの部分の色、及び平面
視において前記ボンネットの右及び左横側部で前記屋根
の前部から前方に出た前記フロアの部分の色と、異なる
ものに設定してある。
【0020】このような色の違いにより上方に屋根が配
置されていることを、作業者がさらに認識し易いのであ
り、作業者が気を付けて頭を屋根に当てないように運転
座席に着座したり、運転座席を立って出たりすることが
できる。
置されていることを、作業者がさらに認識し易いのであ
り、作業者が気を付けて頭を屋根に当てないように運転
座席に着座したり、運転座席を立って出たりすることが
できる。
【0021】本発明のうちの請求項6に記載の発明で
は、上記請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記屋根を、その前記運転座席の上方に位
置する 後部側の高さ位置よりも操縦ハンドルの上方に位
置する前部側の高さ位置の方が低い前下がり状に形成し
てある。
は、上記請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記屋根を、その前記運転座席の上方に位
置する 後部側の高さ位置よりも操縦ハンドルの上方に位
置する前部側の高さ位置の方が低い前下がり状に形成し
てある。
【0022】本発明のうちの請求項7に記載の発明で
は、上記請求項1〜6のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記フロアの横外側部に予備苗のせ台を備
えてある。
は、上記請求項1〜6のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記フロアの横外側部に予備苗のせ台を備
えてある。
【0023】水田作業車の一例である乗用型田植機で
は、予備の苗を載置する予備苗のせ台を装備している。
そこで、上記請求項7に記載の発明のように予備苗のせ
台をフロアの横外側部に備えると、予備苗のせ台の付近
のフロアに作業者が立った場合、作業者の上方に屋根が
位置していない状態となるので、作業者は屋根に頭を当
てないように頭を下げて立つと言うようなことを行わな
くても、あまり頭を下げずに立った状態で予備苗のせ台
から予備の苗を容易に取り出すことができる。
は、予備の苗を載置する予備苗のせ台を装備している。
そこで、上記請求項7に記載の発明のように予備苗のせ
台をフロアの横外側部に備えると、予備苗のせ台の付近
のフロアに作業者が立った場合、作業者の上方に屋根が
位置していない状態となるので、作業者は屋根に頭を当
てないように頭を下げて立つと言うようなことを行わな
くても、あまり頭を下げずに立った状態で予備苗のせ台
から予備の苗を容易に取り出すことができる。
【0024】本発明のうちの請求項8に記載の発明で
は、上記請求項1〜7のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記フロアの後端部と前記作業装置との間
に、被供給物を田面に供給する供給装置における被供給
物の貯留用のホッパーを配置してある。
は、上記請求項1〜7のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記フロアの後端部と前記作業装置との間
に、被供給物を田面に供給する供給装置における被供給
物の貯留用のホッパーを配置してある。
【0025】乗用型田植機や乗用型直播機等の水田作業
車では、粒状や液状の肥料(被供給物に対応)を田面に
供給する施肥装置(供給装置に対応)や、種籾(被供給
物に対応)を田面に供給する直播装置(供給装置に対
応)を備えたものがある。そこで、上記請求項8に記載
の発明のように、フロアの後端部と作業装置との間に供
給装置のホッパーを配置すると、平面視において屋根の
右及び左横側部から横外方に出たフロアの部分や、平面
視において運転座席の後側で屋根の後側から後方に出た
フロアの部分に作業者が立つことにより、作業者は屋根
に頭を当てる心配なく頭をあまり下げずに立った状態
で、供給装置のホッパーに被供給物(粒状や液状の肥
料、種籾)を容易に補給することができる。
車では、粒状や液状の肥料(被供給物に対応)を田面に
供給する施肥装置(供給装置に対応)や、種籾(被供給
物に対応)を田面に供給する直播装置(供給装置に対
応)を備えたものがある。そこで、上記請求項8に記載
の発明のように、フロアの後端部と作業装置との間に供
給装置のホッパーを配置すると、平面視において屋根の
右及び左横側部から横外方に出たフロアの部分や、平面
視において運転座席の後側で屋根の後側から後方に出た
フロアの部分に作業者が立つことにより、作業者は屋根
に頭を当てる心配なく頭をあまり下げずに立った状態
で、供給装置のホッパーに被供給物(粒状や液状の肥
料、種籾)を容易に補給することができる。
【0026】本発明のうちの請求項9に記載の発明で
は、上記請求項1〜8のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記屋根の後部側を、前記運転座席の後側
に立設した後支持フレームで支持してある。
は、上記請求項1〜8のうちのいずれか一つに記載の発
明において、前記屋根の後部側を、前記運転座席の後側
に立設した後支持フレームで支持してある。
【0027】後支持フレームにより屋根を支持する場
合、上記請求項9に記載の発明のように後支持フレーム
を運転座席の後側に配置すると、運転座席から横側に離
れた位置に後支持フレームを配置する構成に比べて、機
体の後部の作業装置への作業(苗植付装置への苗の補給
等)に対して、後支持フレームが邪魔になることがな
い。この場合、作業者は後支持フレームを持つことによ
り自身の体を安定させた状態で、機体の後部の作業装置
への作業(苗植付装置への苗の補給等)を行うことがで
きる。
合、上記請求項9に記載の発明のように後支持フレーム
を運転座席の後側に配置すると、運転座席から横側に離
れた位置に後支持フレームを配置する構成に比べて、機
体の後部の作業装置への作業(苗植付装置への苗の補給
等)に対して、後支持フレームが邪魔になることがな
い。この場合、作業者は後支持フレームを持つことによ
り自身の体を安定させた状態で、機体の後部の作業装置
への作業(苗植付装置への苗の補給等)を行うことがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1に示すように、前輪1及び後
輪2で支持された機体の前部に、エンジン3及びミッシ
ョンケース4、機体の中央部に運転部7が配置され、機
体の後部に昇降操作自在に備えられたリンク機構5に、
複数条植えの苗植付装置6が連結されており、運転部7
の運転座席8と苗植付装置6の苗のせ台10とに間に、
施肥装置9(粒状の肥料を貯留するホッパー9a)が配
置されて、水田作業車の一例である乗用型田植機が構成
されている。
輪2で支持された機体の前部に、エンジン3及びミッシ
ョンケース4、機体の中央部に運転部7が配置され、機
体の後部に昇降操作自在に備えられたリンク機構5に、
複数条植えの苗植付装置6が連結されており、運転部7
の運転座席8と苗植付装置6の苗のせ台10とに間に、
施肥装置9(粒状の肥料を貯留するホッパー9a)が配
置されて、水田作業車の一例である乗用型田植機が構成
されている。
【0029】苗植付装置6は、植付爪30及び苗のせ台
10、施肥装置9からの肥料を田面に送り込む作溝器2
8が、植付条の各々に対応して備えられて構成されてお
り、苗が植え付けられていない田面に線を引いていく作
業位置、及び田面から上方に持ち上げられた格納位置に
操作自在な左右一対のマーカー29が、苗植付装置6に
備えられている。エンジン3からの動力を苗植付装置6
に伝動及び伝動遮断自在な植付クラッチ(図示せず)が
備えられており、所望の植付条の植付爪30を作動及び
停止操作自在な各条クラッチ(図示せず)が備えられて
いる。
10、施肥装置9からの肥料を田面に送り込む作溝器2
8が、植付条の各々に対応して備えられて構成されてお
り、苗が植え付けられていない田面に線を引いていく作
業位置、及び田面から上方に持ち上げられた格納位置に
操作自在な左右一対のマーカー29が、苗植付装置6に
備えられている。エンジン3からの動力を苗植付装置6
に伝動及び伝動遮断自在な植付クラッチ(図示せず)が
備えられており、所望の植付条の植付爪30を作動及び
停止操作自在な各条クラッチ(図示せず)が備えられて
いる。
【0030】図1及び図2に示すように、ミッションケ
ース4の前部に固定された支持フレーム(図示せず)に
エンジン3が支持されており、エンジン3及びミッショ
ンケース4の上部が、左右幅の狭い固定の後部ボンネッ
ト17及び着脱自在で左右幅の狭い前部ボンネット18
により覆われている。図1〜4に示すように、後部ボン
ネット17の上部に計器パネル13及び前輪1の操縦ハ
ンドル14が備えられており、前部ボンネット18の前
方における機体左右中央に、センターマスコット15が
配置されている。
ース4の前部に固定された支持フレーム(図示せず)に
エンジン3が支持されており、エンジン3及びミッショ
ンケース4の上部が、左右幅の狭い固定の後部ボンネッ
ト17及び着脱自在で左右幅の狭い前部ボンネット18
により覆われている。図1〜4に示すように、後部ボン
ネット17の上部に計器パネル13及び前輪1の操縦ハ
ンドル14が備えられており、前部ボンネット18の前
方における機体左右中央に、センターマスコット15が
配置されている。
【0031】図1,3,4に示すようにミッションケー
ス4の前部に固定されてエンジン3を支持する支持フレ
ームに、左右一対の支柱19aが固定されており、前部
ボンネット18の横壁部の内面に沿って支柱19aが上
方に延出され、前部ボンネット18の上縁部から上方に
支柱19aが露出している。前部ボンネット18の上縁
部から後部ボンネット17の横壁部の外面に沿って支柱
19aが、斜め後方上方に延出されており、支柱19a
の上部に亘り横フレーム19bが一体で架設されてい
る。以上のように、左右一対の支柱19a及び横フレー
ム19bにより、正面視逆U字状の転倒保護フレーム1
9が構成されている。
ス4の前部に固定されてエンジン3を支持する支持フレ
ームに、左右一対の支柱19aが固定されており、前部
ボンネット18の横壁部の内面に沿って支柱19aが上
方に延出され、前部ボンネット18の上縁部から上方に
支柱19aが露出している。前部ボンネット18の上縁
部から後部ボンネット17の横壁部の外面に沿って支柱
19aが、斜め後方上方に延出されており、支柱19a
の上部に亘り横フレーム19bが一体で架設されてい
る。以上のように、左右一対の支柱19a及び横フレー
ム19bにより、正面視逆U字状の転倒保護フレーム1
9が構成されている。
【0032】1本の支持フレーム21が運転座席8と施
肥装置9との間の部分から上方に延出されて、転倒保護
フレーム19の横フレーム19bと支持フレーム21と
に亘って、1本の縦フレーム26が架設されており、縦
フレーム26に白色樹脂板製の屋根22が固定されてい
る。
肥装置9との間の部分から上方に延出されて、転倒保護
フレーム19の横フレーム19bと支持フレーム21と
に亘って、1本の縦フレーム26が架設されており、縦
フレーム26に白色樹脂板製の屋根22が固定されてい
る。
【0033】次に、屋根22とフロア20とについて説
明する。屋根22は図2に示すように平面視において、
屋根22の後部側(運転座席8側)の横幅よりも、屋根
22の前部側(操縦ハンドル14側)の横幅の方が狭い
前すぼまり状に形成されている。図1に示すように屋根
22は側面視において、屋根22の後部側(運転座席8
側)が高く、屋根22の前部側(操縦ハンドル14側)
が低い前下がり状に形成されている。
明する。屋根22は図2に示すように平面視において、
屋根22の後部側(運転座席8側)の横幅よりも、屋根
22の前部側(操縦ハンドル14側)の横幅の方が狭い
前すぼまり状に形成されている。図1に示すように屋根
22は側面視において、屋根22の後部側(運転座席8
側)が高く、屋根22の前部側(操縦ハンドル14側)
が低い前下がり状に形成されている。
【0034】図1〜4に示すように、機体の下部に備え
られるフロア20は屋根22よりも充分に大きなものに
構成されており、平面視において屋根22の下方に位置
して屋根22により覆われるフロア20の部分20a、
平面視において屋根22の右及び左横側部から横外方に
出たフロア20の部分20b、平面視において前部及び
後部ボンネット18,17の右及び左横側部で屋根22
の前部から前方に出たフロア20の部分20c、並び
に、フロア20の部分20bの横側部に連結される補助
フロア部分20dによって構成されている。
られるフロア20は屋根22よりも充分に大きなものに
構成されており、平面視において屋根22の下方に位置
して屋根22により覆われるフロア20の部分20a、
平面視において屋根22の右及び左横側部から横外方に
出たフロア20の部分20b、平面視において前部及び
後部ボンネット18,17の右及び左横側部で屋根22
の前部から前方に出たフロア20の部分20c、並び
に、フロア20の部分20bの横側部に連結される補助
フロア部分20dによって構成されている。
【0035】図4及び図2に示すように、平面視におい
て屋根22の下方に位置して屋根22により覆われるフ
ロア20の部分20aの高さが、平面視において屋根2
2の右及び左横側部から横外方に出たフロア20の部分
20bの高さ、平面視において前部及び後部ボンネット
18,17の右及び左横側部で屋根22の前部から前方
に出たフロア20の部分20cの高さ、並びに補助フロ
ア部分20dの高さよりも、少し高いものに設定されて
いる。
て屋根22の下方に位置して屋根22により覆われるフ
ロア20の部分20aの高さが、平面視において屋根2
2の右及び左横側部から横外方に出たフロア20の部分
20bの高さ、平面視において前部及び後部ボンネット
18,17の右及び左横側部で屋根22の前部から前方
に出たフロア20の部分20cの高さ、並びに補助フロ
ア部分20dの高さよりも、少し高いものに設定されて
いる。
【0036】図1,2,3に示すようにフロア20の横
外側部に支柱11が上向きに固定されて、予備の苗を載
置する予備苗のせ台12が支柱11に横外側向きに固定
されている。正面視横T字状で左右一対の隣接マーカー
16が、支柱11の基部に取り付けられている。
外側部に支柱11が上向きに固定されて、予備の苗を載
置する予備苗のせ台12が支柱11に横外側向きに固定
されている。正面視横T字状で左右一対の隣接マーカー
16が、支柱11の基部に取り付けられている。
【0037】図1〜4に示すように支柱19aの上部及
び横フレーム19bに、運転座席8に着座する作業者が
機体の後方を目視する為のバックミラー23、並びに色
付きで半透明の日除け板24が取り付けられており、支
柱19aの上部に左右一対の方向指示器25が取り付け
られている。左右の支柱19aの間、並びに、日除け板
24と前部ボンネット18との間に亘って、透明な風除
け板31が取り付けられている。
び横フレーム19bに、運転座席8に着座する作業者が
機体の後方を目視する為のバックミラー23、並びに色
付きで半透明の日除け板24が取り付けられており、支
柱19aの上部に左右一対の方向指示器25が取り付け
られている。左右の支柱19aの間、並びに、日除け板
24と前部ボンネット18との間に亘って、透明な風除
け板31が取り付けられている。
【0038】図1及び図4に示すように、支柱19aに
おいて計器パネル13及び操縦ハンドル14よりも少し
高い位置で機体後側面に、左右一対の警報ランプ部27
が取り付けられている。警報ランプ部27においては、
苗のせ台10の苗が所定量以下に少なくなったことを表
示する苗切れランプ、施肥装置9のホッパー9aの肥料
が所定量以下に少なくなったことを表示する肥料切れラ
ンプ、作溝器28に肥料の詰まりが発生したことを表示
する肥料詰まりランプ、マーカー29が作業位置にある
ことを示すマーカーランプ、植付クラッチが伝動側に操
作されているか伝動遮断側に操作されているかを示す植
付クラッチランプ、複数の各条クラッチのうちどの各条
クラッチが伝動遮断側に操作されているかを示す各条ク
ラッチランプが備えられている。
おいて計器パネル13及び操縦ハンドル14よりも少し
高い位置で機体後側面に、左右一対の警報ランプ部27
が取り付けられている。警報ランプ部27においては、
苗のせ台10の苗が所定量以下に少なくなったことを表
示する苗切れランプ、施肥装置9のホッパー9aの肥料
が所定量以下に少なくなったことを表示する肥料切れラ
ンプ、作溝器28に肥料の詰まりが発生したことを表示
する肥料詰まりランプ、マーカー29が作業位置にある
ことを示すマーカーランプ、植付クラッチが伝動側に操
作されているか伝動遮断側に操作されているかを示す植
付クラッチランプ、複数の各条クラッチのうちどの各条
クラッチが伝動遮断側に操作されているかを示す各条ク
ラッチランプが備えられている。
【0039】この場合、左右一対の支柱19aにおい
て、機体右側の支柱19aに備えられた警報ランプ部2
7に、機体右側の植付条に対応する苗切れランプ、肥料
切れランプ、肥料詰まりランプ、各条クラッチランプ及
びマーカーランプが備えられており、機体左側の支柱1
9aに備えられた警報ランプ部27に、機体左側の植付
条に対応する苗切れランプ、肥料切れランプ、肥料詰ま
りランプ、各条クラッチランプ及びマーカーランプが備
えられている。計器パネル13には、燃料の残量を示す
燃料計、ミッションケース4に内装された変速装置(図
示せず)の変速位置を示す変速位置ランプ、植付作業に
要した時間を示すアワーメーター、エンジン3の回転数
を示す回転計が備えられている。
て、機体右側の支柱19aに備えられた警報ランプ部2
7に、機体右側の植付条に対応する苗切れランプ、肥料
切れランプ、肥料詰まりランプ、各条クラッチランプ及
びマーカーランプが備えられており、機体左側の支柱1
9aに備えられた警報ランプ部27に、機体左側の植付
条に対応する苗切れランプ、肥料切れランプ、肥料詰ま
りランプ、各条クラッチランプ及びマーカーランプが備
えられている。計器パネル13には、燃料の残量を示す
燃料計、ミッションケース4に内装された変速装置(図
示せず)の変速位置を示す変速位置ランプ、植付作業に
要した時間を示すアワーメーター、エンジン3の回転数
を示す回転計が備えられている。
【0040】以上の構成により、左右一対の支柱19a
の間隔が前部ボンネット18の左右幅と略同じか少し狭
いものに設定されている点、予備苗のせ台12及び支柱
11がフロア20の横外側に取り付けられている点、並
びに、フロア20の部分20cの上方に屋根22が位置
していない点により、作業者にとって、畦から機体右側
又は機体左側のフロア20の部分20cを通り運転部7
に乗り込んだり運転部7から畦に渡ったりすることが、
あまり頭を下げずに容易に行えるのであり、予備苗のせ
台12から予備の苗を取り出すことが、あまり頭を下げ
ずに立った状態で容易に行える。フロア20の部分20
b及び補助フロア部分20dの上方に屋根22が位置し
ていない点により、苗のせ台10への苗の補給や施肥装
置9のホッパー9aへの肥料の補給が、あまり頭を下げ
ずに立った状態で容易に行える。
の間隔が前部ボンネット18の左右幅と略同じか少し狭
いものに設定されている点、予備苗のせ台12及び支柱
11がフロア20の横外側に取り付けられている点、並
びに、フロア20の部分20cの上方に屋根22が位置
していない点により、作業者にとって、畦から機体右側
又は機体左側のフロア20の部分20cを通り運転部7
に乗り込んだり運転部7から畦に渡ったりすることが、
あまり頭を下げずに容易に行えるのであり、予備苗のせ
台12から予備の苗を取り出すことが、あまり頭を下げ
ずに立った状態で容易に行える。フロア20の部分20
b及び補助フロア部分20dの上方に屋根22が位置し
ていない点により、苗のせ台10への苗の補給や施肥装
置9のホッパー9aへの肥料の補給が、あまり頭を下げ
ずに立った状態で容易に行える。
【0041】運転座席8に作業者が着座している状態に
おいて、作業者が前回の植付工程でマーカー29により
田面に引かれた線の上に機体の左右中央が位置するよう
に、左右一対の支柱19aの間からセンターマスコット
15を目視して、センターマスコット15と田面に引か
れた線が一致するように、操縦ハンドル14を操作す
る。この状態において、前回の植付工程で田面に植え付
けられた端の植付条の苗の略真上に隣接マーカー16が
位置しており、前回の植付工程で田面に植え付けられた
端の植付条と、今回の植付工程で田面に植え付けられた
端の植付条とが、所定の条間隔で並ぶ。
おいて、作業者が前回の植付工程でマーカー29により
田面に引かれた線の上に機体の左右中央が位置するよう
に、左右一対の支柱19aの間からセンターマスコット
15を目視して、センターマスコット15と田面に引か
れた線が一致するように、操縦ハンドル14を操作す
る。この状態において、前回の植付工程で田面に植え付
けられた端の植付条の苗の略真上に隣接マーカー16が
位置しており、前回の植付工程で田面に植え付けられた
端の植付条と、今回の植付工程で田面に植え付けられた
端の植付条とが、所定の条間隔で並ぶ。
【0042】前述の状態において、運転座席8に着座す
る作業者が左右一対の支柱19aの間からセンターマス
コット15を目視している状態から、左右一対の支柱1
9aの右横外側又は左横外側に頭を振って隣接マーカー
16を目視し、前回の植付工程で田面に植え付けられた
端の植付条の苗の略真上に隣接マーカー16が位置して
いるか否かを確認する。このように運転座席8に着座す
る作業者が、左右一対の支柱19aの右横外側又は左横
外側に頭を振った際における視線の移動軌跡上に、支柱
19aの警報ランプ部27が位置しており、前述のよう
に運転座席8に着座する作業者が右横外側又は左横外側
に頭を振る際に、警報ランプ部27が必ず運転座席8に
着座する作業者の視界に入るように構成されている。
る作業者が左右一対の支柱19aの間からセンターマス
コット15を目視している状態から、左右一対の支柱1
9aの右横外側又は左横外側に頭を振って隣接マーカー
16を目視し、前回の植付工程で田面に植え付けられた
端の植付条の苗の略真上に隣接マーカー16が位置して
いるか否かを確認する。このように運転座席8に着座す
る作業者が、左右一対の支柱19aの右横外側又は左横
外側に頭を振った際における視線の移動軌跡上に、支柱
19aの警報ランプ部27が位置しており、前述のよう
に運転座席8に着座する作業者が右横外側又は左横外側
に頭を振る際に、警報ランプ部27が必ず運転座席8に
着座する作業者の視界に入るように構成されている。
【0043】運転座席8に着座する作業者は、左右一対
の支柱19aの間からセンターマスコット15を目視し
ており、左右一対の支柱19aの右横外側又は左横外側
に頭を振って隣接マーカー16を目視している。これに
より、運転座席8に着座する作業者がセンターマスコッ
ト15及び隣接マーカー16を目視する際に、運転座席
8に着座する作業者の視線上に左右一対の支柱19aは
位置しておらず、運転座席8に着座する作業者がセンタ
ーマスコット15及び隣接マーカー16を目視する二つ
の視線の間に、左右一対の支柱19aが位置している。
の支柱19aの間からセンターマスコット15を目視し
ており、左右一対の支柱19aの右横外側又は左横外側
に頭を振って隣接マーカー16を目視している。これに
より、運転座席8に着座する作業者がセンターマスコッ
ト15及び隣接マーカー16を目視する際に、運転座席
8に着座する作業者の視線上に左右一対の支柱19aは
位置しておらず、運転座席8に着座する作業者がセンタ
ーマスコット15及び隣接マーカー16を目視する二つ
の視線の間に、左右一対の支柱19aが位置している。
【0044】〔発明の実施の第1別形態〕
図1〜4に示す構成に代えて、図5及び図6に示すよう
に構成してもよい。図5及び図6に示す構成において、
機体の下部に備えられるフロア20は、平面視において
屋根22の下方に位置して屋根22により覆われるフロ
ア20の部分20a、平面視において屋根22の右及び
左横側部から横外方に出たフロア20の部分20b、平
面視において前部及び後部ボンネット18,17の右及
び左横側部で屋根22の前部から前方に出たフロア20
の部分20c、並びに、平面視において運転座席8の後
側で屋根22の後側から出たフロア20の部分20eに
よって構成されている。この場合、図2に示す補助フロ
ア部分20dが、フロア20に一体的に形成されてい
る。
に構成してもよい。図5及び図6に示す構成において、
機体の下部に備えられるフロア20は、平面視において
屋根22の下方に位置して屋根22により覆われるフロ
ア20の部分20a、平面視において屋根22の右及び
左横側部から横外方に出たフロア20の部分20b、平
面視において前部及び後部ボンネット18,17の右及
び左横側部で屋根22の前部から前方に出たフロア20
の部分20c、並びに、平面視において運転座席8の後
側で屋根22の後側から出たフロア20の部分20eに
よって構成されている。この場合、図2に示す補助フロ
ア部分20dが、フロア20に一体的に形成されてい
る。
【0045】図5に示すように、平面視において運転座
席8の後側で屋根22の後側から出たフロア20の部分
20eが、他のフロア20の部分20a,20b,20
c及び補助フロア部分20dよりも高い位置に配置され
ている。この場合、施肥装置9(粒状の肥料を貯留する
ホッパー9a)を、図5に示すように苗植付装置6の苗
のせ台10の後側に配置してもよく、図7に示すように
フロア20の部分20eの後端部と苗植付装置6の苗の
せ台10と間に配置してもよい。
席8の後側で屋根22の後側から出たフロア20の部分
20eが、他のフロア20の部分20a,20b,20
c及び補助フロア部分20dよりも高い位置に配置され
ている。この場合、施肥装置9(粒状の肥料を貯留する
ホッパー9a)を、図5に示すように苗植付装置6の苗
のせ台10の後側に配置してもよく、図7に示すように
フロア20の部分20eの後端部と苗植付装置6の苗の
せ台10と間に配置してもよい。
【0046】〔発明の実施の第2別形態〕
図1〜6に示す構成において、平面視において屋根22
の下方に位置して屋根22により覆われるフロア20の
部分20aの色を、平面視において屋根22の右及び左
横側部から横外方に出たフロア20の部分20bの色、
平面視において前部及び後部ボンネット18,17の右
及び左横側部で屋根22の前部から前方に出たフロア2
0の部分20cの色、並びに補助フロア部分20dの色
と異なるものに設定してもよい。
の下方に位置して屋根22により覆われるフロア20の
部分20aの色を、平面視において屋根22の右及び左
横側部から横外方に出たフロア20の部分20bの色、
平面視において前部及び後部ボンネット18,17の右
及び左横側部で屋根22の前部から前方に出たフロア2
0の部分20cの色、並びに補助フロア部分20dの色
と異なるものに設定してもよい。
【0047】フロア20に滑り止め用のゴムマット(図
示せず)を敷く場合に、前述のフロア20の部分20a
に敷くゴムマットの色を、フロア20の部分20b,2
0c及び補助フロア部分20dに敷くゴムマットの色
と、異なるものに設定してもよい。前述のフロア20の
部分20a,20b,20c及び補助フロア部分20d
を略同じ高さに設定して、前述のように色を異なるもの
に設定したり、前述のフロア20の部分20aを、フロ
ア20の20b,20c及び補助フロア部分20dに対
し低く設定して、前述のように色を異なるものに設定し
てもよい。
示せず)を敷く場合に、前述のフロア20の部分20a
に敷くゴムマットの色を、フロア20の部分20b,2
0c及び補助フロア部分20dに敷くゴムマットの色
と、異なるものに設定してもよい。前述のフロア20の
部分20a,20b,20c及び補助フロア部分20d
を略同じ高さに設定して、前述のように色を異なるもの
に設定したり、前述のフロア20の部分20aを、フロ
ア20の20b,20c及び補助フロア部分20dに対
し低く設定して、前述のように色を異なるものに設定し
てもよい。
【0048】〔発明の実施の第3別形態〕
図1に示す構成において、施肥装置9(粒状の肥料を貯
留するホッパー9a)を苗植付装置6の苗のせ台10の
後側に配置し、運転座席8と苗植付装置6の苗のせ台1
0と間に、予備苗のせ台12を配置してもよい。図5に
示すように施肥装置9(粒状の肥料を貯留するホッパー
9a)を、苗植付装置6の苗のせ台10の後側に配置し
た場合、フロア20の部分20eの後端部と苗植付装置
6の苗のせ台10と間に、予備苗のせ台12を配置して
もよい。
留するホッパー9a)を苗植付装置6の苗のせ台10の
後側に配置し、運転座席8と苗植付装置6の苗のせ台1
0と間に、予備苗のせ台12を配置してもよい。図5に
示すように施肥装置9(粒状の肥料を貯留するホッパー
9a)を、苗植付装置6の苗のせ台10の後側に配置し
た場合、フロア20の部分20eの後端部と苗植付装置
6の苗のせ台10と間に、予備苗のせ台12を配置して
もよい。
【0049】図1,5,7に示す構成において、前部及
び後部ボンネット18,17に覆われたエンジン3を、
運転座席8の下側に配置してもよい。施肥装置9(粒状
の肥料を貯留するホッパー9a)に代えて、施肥装置9
(液状の肥料を貯留するホッパー9a)を備えた乗用型
田植機や、種籾を田面に送り込む直播装置(種籾を貯留
するホッパー)を備えた水田直播機、苗植付装置6に代
えて薬剤散布装置や草刈り機等を機体の後部に備えた水
田作業車にも、本発明は適用できる。
び後部ボンネット18,17に覆われたエンジン3を、
運転座席8の下側に配置してもよい。施肥装置9(粒状
の肥料を貯留するホッパー9a)に代えて、施肥装置9
(液状の肥料を貯留するホッパー9a)を備えた乗用型
田植機や、種籾を田面に送り込む直播装置(種籾を貯留
するホッパー)を備えた水田直播機、苗植付装置6に代
えて薬剤散布装置や草刈り機等を機体の後部に備えた水
田作業車にも、本発明は適用できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、水田作
業車において運転座席の上方に屋根を配置する場合、平
面視で屋根に対しフロアの大きさを適切に設定すること
により、機体の後部の作業装置への作業、畦から運転座
席に渡ったり運転座席から畦に渡ったりすること及び畦
からの補給が、あまり頭を下げずに立った状態で容易に
行えるようになって、水田作業車の作業性を向上させる
ことができた。
業車において運転座席の上方に屋根を配置する場合、平
面視で屋根に対しフロアの大きさを適切に設定すること
により、機体の後部の作業装置への作業、畦から運転座
席に渡ったり運転座席から畦に渡ったりすること及び畦
からの補給が、あまり頭を下げずに立った状態で容易に
行えるようになって、水田作業車の作業性を向上させる
ことができた。
【0051】又、平面視において屋根を前すぼまり状に
形成することにより、平面視におい て屋根の右及び左横
側部から横外方に出たフロアの部分の上方において、屋
根が位置しない部分がさらに広いものとなるので、畦か
ら運転座席に渡ったり運転座席から畦に渡ったりするこ
とがさらに容易に行えるのであり、畦からの補給もさら
に容易に行えるようになって、水田作業車の作業性をさ
らに向上させることができた。
形成することにより、平面視におい て屋根の右及び左横
側部から横外方に出たフロアの部分の上方において、屋
根が位置しない部分がさらに広いものとなるので、畦か
ら運転座席に渡ったり運転座席から畦に渡ったりするこ
とがさらに容易に行えるのであり、畦からの補給もさら
に容易に行えるようになって、水田作業車の作業性をさ
らに向上させることができた。
【0052】更に、屋根を支持する前支持フレームに邪
魔されることなく、畦から運転座席に渡ったり運転座席
から畦に渡ったりすること及び畦からの補給を容易に行
うことができる点により、水田作業車の作業性及び乗降
性をさらに向上させることができた。
魔されることなく、畦から運転座席に渡ったり運転座席
から畦に渡ったりすること及び畦からの補給を容易に行
うことができる点により、水田作業車の作業性及び乗降
性をさらに向上させることができた。
【0053】請求項2に記載の発明によると、上記請求
項1に記載の発明と同様の効果を備える上に、平面視に
おいて運転座席の後側で屋根の後側から後方に出たフロ
アの部分も備えることによって、機体の後部の作業装置
に接近した位置で、あまり頭を下げずに立った状態によ
り、機体の後部の作業装置への作業をさらに容易に行う
ことができるようになるので、水田作業車の作業性をさ
らに向上させることができた。
項1に記載の発明と同様の効果を備える上に、平面視に
おいて運転座席の後側で屋根の後側から後方に出たフロ
アの部分も備えることによって、機体の後部の作業装置
に接近した位置で、あまり頭を下げずに立った状態によ
り、機体の後部の作業装置への作業をさらに容易に行う
ことができるようになるので、水田作業車の作業性をさ
らに向上させることができた。
【0054】請求項3に記載の発明によると、上記請求
項2に記載の発明と同様の効果を備える上に、平面視に
おいて運転座席の後側で屋根の後側から後方に出たフロ
アの部分を、他のフロアの部分よりも高い位置に配置す
ることにより、特に機体の後部の作業装置の背が高い場
合や作業装置の遠くの部分に対して作業を行う場合に、
機体の後部の作業装置への作業をさらに容易に行うこと
ができるようになるので、水田作業車の作業性をさらに
向上させることができた。
項2に記載の発明と同様の効果を備える上に、平面視に
おいて運転座席の後側で屋根の後側から後方に出たフロ
アの部分を、他のフロアの部分よりも高い位置に配置す
ることにより、特に機体の後部の作業装置の背が高い場
合や作業装置の遠くの部分に対して作業を行う場合に、
機体の後部の作業装置への作業をさらに容易に行うこと
ができるようになるので、水田作業車の作業性をさらに
向上させることができた。
【0055】請求項4に記載の発明によると、上記請求
項1〜3のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、平面視において屋根により覆われるフ
ロアの部分に対して、他のフロアの部分との高さの差を
形成することにより、作業者に注意を喚起することがで
きるので、作業者が頭を屋根に当てないように運転座席
に着座したり、運転座席を立って出たりすることができ
るようになって、水田作業車の乗降性を高めることがで
きた。
項1〜3のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、平面視において屋根により覆われるフ
ロアの部分に対して、他のフロアの部分との高さの差を
形成することにより、作業者に注意を喚起することがで
きるので、作業者が頭を屋根に当てないように運転座席
に着座したり、運転座席を立って出たりすることができ
るようになって、水田作業車の乗降性を高めることがで
きた。
【0056】請求項5に記載の発明によると、上記請求
項1〜4のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、平面視において屋根により覆われるフ
ロアの部分に対して、他のフロアの部分との色の差を設
けることにより、作業者に注意を喚起することができる
ので、作業者が頭を屋根に当てないように運転座席に着
座したり、運転座席を立って出たりすることができるよ
うになって、水田作業車の乗降性をさらに高めることが
できた。
項1〜4のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、平面視において屋根により覆われるフ
ロアの部分に対して、他のフロアの部分との色の差を設
けることにより、作業者に注意を喚起することができる
ので、作業者が頭を屋根に当てないように運転座席に着
座したり、運転座席を立って出たりすることができるよ
うになって、水田作業車の乗降性をさらに高めることが
できた。
【0057】請求項6に記載の発明によると、上記請求
項1〜5のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備えることができた。
項1〜5のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備えることができた。
【0058】請求項7に記載の発明によると、上記請求
項1〜6のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、予備苗のせ台をフロアの横外側部に備
えることにより、作業者は屋根に頭を当てないように頭
を下げて立つと言うようなことを行わなくても、あまり
頭を下げずに立った状態で予備苗のせ台から予備の苗を
容易に取り出すことができるようになって、水田作業車
の作業性をさらに向上させることができた。
項1〜6のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、予備苗のせ台をフロアの横外側部に備
えることにより、作業者は屋根に頭を当てないように頭
を下げて立つと言うようなことを行わなくても、あまり
頭を下げずに立った状態で予備苗のせ台から予備の苗を
容易に取り出すことができるようになって、水田作業車
の作業性をさらに向上させることができた。
【0059】請求項8に記載の発明によると、上記請求
項1〜7のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、フロアの後端部と作業装置との間に供
給装置のホッパーを配置することにより、作業者は屋根
に頭を当てる心配なくあまり頭を下げずに立った状態
で、供給装置のホッパーに被供給物(粒状や液状の肥
料、種籾)を容易に補給することができるようになっ
て、水田作業車の作業性をさらに向上させることができ
た。
項1〜7のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、フロアの後端部と作業装置との間に供
給装置のホッパーを配置することにより、作業者は屋根
に頭を当てる心配なくあまり頭を下げずに立った状態
で、供給装置のホッパーに被供給物(粒状や液状の肥
料、種籾)を容易に補給することができるようになっ
て、水田作業車の作業性をさらに向上させることができ
た。
【0060】請求項9に記載の発明によると、上記請求
項1〜8のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、屋根を支持する後支持フレームに邪魔
され ることなく、機体の後部の作業装置への作業を容易
に行うことができる点により、水田作業車の作業性をさ
らに向上させることができた。
項1〜8のうちのいずれか一つに記載の発明と同様の効
果を備える上に、屋根を支持する後支持フレームに邪魔
され ることなく、機体の後部の作業装置への作業を容易
に行うことができる点により、水田作業車の作業性をさ
らに向上させることができた。
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】乗用型田植機の正面図
【図4】乗用型田植機の操縦ハンドル付近の縦断背面図
【図5】発明の実施の第1別形態における乗用型田植機
の全体側面図
の全体側面図
【図6】発明の実施の第1別形態における乗用型田植機
の全体平面図
の全体平面図
【図7】発明の実施の第1別形態において、図5とは異
なる型式の乗用型田植機の全体側面図
なる型式の乗用型田植機の全体側面図
6 作業装置
8 運転座席
9 供給装置
9a 供給装置の
ホッパー 12 予備苗のせ
台 17,18 ボンネット 19 前支持フレ
ーム 20 フロア 20a,20b,20c,20d,20e フロアの部
分 21 後支持フレ
ーム 22 屋根14 操縦ハンド
ル
ホッパー 12 予備苗のせ
台 17,18 ボンネット 19 前支持フレ
ーム 20 フロア 20a,20b,20c,20d,20e フロアの部
分 21 後支持フレ
ーム 22 屋根14 操縦ハンド
ル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−39213(JP,A)
特開 平9−191717(JP,A)
特開 平4−135987(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B62D 25/20
A01C 11/00
B62D 25/06
B62D 25/10
B60P 3/00
Claims (9)
- 【請求項1】 機体の前部にボンネットを配置し、機体
の後部に作業装置を備えて、前記ボンネットと作業装置
との間に運転座席を配置し、前記運転座席の上方におけ
る該運転座席に着座する作業者の頭位置よりも少し高い
位置に屋根を配置すると共に、 平面視において、前記屋根の右及び左横側部から横外方
に出た位置、前記ボンネットの右及び左横側部で前記屋
根の前部から前方に出た位置、並びに、前記運転座席の
付近に亘るフロアを備え、 前記屋根を、その前部側の左右幅を前記ボンネットの左
右幅とほぼ同幅に設定して、前部側の左右幅が後部側の
左右幅よりも狭い前すぼまり状に形成し、かつ、その前
部側を支持する前支持フレームの左右間隔を、前記ボン
ネットの左右幅とほぼ同幅に設定して前記ボンネットの
左右の横壁部に沿って立設させてある水田作業車。 - 【請求項2】 機体の前部にボンネットを配置し、機体
の後部に作業装置を備えて、前記ボンネットと作業装置
との間に運転座席を配置し、前記運転座席の上方におけ
る該運転座席に着座する作業者の頭位置よりも少し高い
位置に屋根を配置すると共に、 平面視において、前記屋根の右及び左横側部から横外方
に出た位置、前記ボンネットの右及び左横側部で前記屋
根の前部から前方に出た位置、前記運転座席の後側で前
記屋根の後側から後方に出た位置、並びに、前記運転座
席の付近に亘るフロアを備え、 前記屋根を、その前部側の左右幅を前記ボンネットの左
右幅とほぼ同幅に設定して、前部側の左右幅が後部側の
左右幅よりも狭い前すぼまり状に形成し、かつ、その前
部側を支持する前支持フレームの左右間隔を、前記ボン
ネットの左右幅とほぼ同幅に設定して前記ボンネットの
左右の横壁部に沿って立設させてある水田作業車。 - 【請求項3】 平面視において前記運転座席の後側で前
記屋根の後側から後方に出た前記フロアの部分を、他の
フロアの部分よりも高い位置に配置してある請求項2記
載の水田作業車。 - 【請求項4】 平面視において前記屋根により覆われる
前記フロアの部分の高さを、平面視において前記屋根の
右及び左横側部から横外方に出た前記フロアの部分の高
さ、及び平面視において前記ボンネットの右及び左横側
部で前記屋根の前部から前方に出た前記フロアの部分の
高さと、異なるものに設定してある請求項1,2,3の
うちのいずれか一つに記載の水田作業車。 - 【請求項5】 平面視において前記屋根により覆われる
前記フロアの部分の色を、平面視において前記屋根の右
及び左横側部から横外方に出た前記フロアの部分の色、
及び平面視において前記ボンネットの右及び左横側部で
前記屋根の前部から前方に出た前記フロアの部分の色
と、異なるものに設定してある請求項1〜4のうちのい
ずれか一つに記載の水田作業車。 - 【請求項6】 前記屋根を、その前記運転座席の上方に
位置する後部側の高さ位置よりも操縦ハンドルの上方に
位置する前部側の高さ位置の方が低い前下がり状に形成
してある請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の水
田作業車。 - 【請求項7】 前記フロアの横外側部に予備苗のせ台を
備えてある請求項1〜6のうちのいずれか一つに記載の
水田作業車。 - 【請求項8】 前記フロアの後端部と前記作業装置との
間に、被供給物を田面に供給する供給装置における被供
給物の貯留用のホッパーを配置してある請求項1〜7の
うちのいずれか一つに記載の水田作業車。 - 【請求項9】 前記屋根の後部側を、前記運転座席の後
側に立設した後支持フレームで支持してある請求項1〜
8のうちのいずれか一つに記載の水田作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27557597A JP3506888B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 水田作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27557597A JP3506888B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 水田作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105743A JPH11105743A (ja) | 1999-04-20 |
JP3506888B2 true JP3506888B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=17557373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27557597A Expired - Fee Related JP3506888B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 水田作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3506888B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7005438B2 (ja) * | 2018-06-26 | 2022-01-21 | 株式会社クボタ | 移植機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3287840B2 (ja) * | 1990-09-27 | 2002-06-04 | 井関農機株式会社 | 乗用苗植機 |
JP3531181B2 (ja) * | 1993-08-02 | 2004-05-24 | 井関農機株式会社 | 乗用型苗植機 |
JPH09191717A (ja) * | 1996-01-23 | 1997-07-29 | Kubota Corp | 乗用型田植機 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27557597A patent/JP3506888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11105743A (ja) | 1999-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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