JP3285642B2 - 電力ケーブル接続部保護筒 - Google Patents

電力ケーブル接続部保護筒

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JP3285642B2 JP03645393A JP3645393A JP3285642B2 JP 3285642 B2 JP3285642 B2 JP 3285642B2 JP 03645393 A JP03645393 A JP 03645393A JP 3645393 A JP3645393 A JP 3645393A JP 3285642 B2 JP3285642 B2 JP 3285642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルの接続部
を保護する保護筒に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの配線方式には、予め地中
に配管しておいた管路の中に電力ケーブルを通していく
管路式と、管路を通さずに電力ケーブルを直接地中に埋
設する直埋式とがある。ところで、電力ケーブルの接続
は、電力ケーブルの先端に銅板などで形成された羽子板
を接続し、その羽子板同士を接合させた後、その羽子板
の上から絶縁テープを何重にも巻き付けて絶縁すること
により行なわれている。そのため、接続部が他の部分に
比べてかなり太くなっている。前者の管路式の場合に
は、電力ケーブル全体が管によって保護されるため絶縁
性や強度の面で問題ないが、後者の直埋式の場合には、
部分的に接続部のみを保護箱に納めて雨水や荷重などか
ら保護していた。
【0003】ところで、従来、この保護箱には、コンク
リート板を組み合わせて形成されたものが使用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このコ
ンクリート製保護箱は、総重量が約250kgにもなり、
その持ち運びが大変であり、工事の都合上の夜間作業に
おいて、作業者の高齢化や安全性の面で問題があり、施
工性も悪く、軽量化が課題となっている。又、コンクリ
ート板を箱形に組み立てているために、生産性も悪かっ
た。
【0005】尚、特公昭56−31243号公報には、
電力ケーブルの接続部にプラスチックスリーブを被せた
後、そのスリーブの両端の上に示温テープ、金属テー
プ、電熱線を巻き付け、この電熱線を通電加熱すること
によってスリーブを電力ケーブルの表面に熱融着させる
方法が示されている。ところが、この方法を採用する
と、現場での作業が煩雑になり施工に手間がかかるし、
また、高価になる。
【0006】本発明は、上記のような問題に着目し、従
来の保護箱の欠点を解消し、軽量で施工性がよく、かつ
生産性の向上も図ることができる電力ケーブル接続部保
護筒を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】 本発明の 電力ケーブル接続部保護筒におい
ては、2個のプラスチック製大径半筒状体を合わせて電
力ケーブル接続部の収納可能な1個の大径筒状体を形成
し、大径筒状体の両端部には縮径接続部を形成し、大径
筒状体の両端部の縮径接続部に、2個のプラスチック製
小径半筒状体を合わせて形成した1個の小径筒状体の一
端部に形成した拡径接続部を接続し、各小径筒状体の他
端部には電力ケーブルの挿通孔が形成され、大径筒状体
及び小径筒状体の少なくともいずれか一方に筒状体を保
持する緊締バンドを巻き付けて電力ケーブル接続部保護
筒とすることを特徴とする。
【0009】
【作用】 本発明の 電力ケーブル接続部保護筒において
は、2個のプラスチック製大径半筒状体が合わさって電
力ケーブル接続部の収納可能な1個の大径筒状体が形成
され、大径筒状体の両端部には縮径接続部が形成され、
大径筒状体の両端部の縮径接続部に、2個のプラスチッ
ク製小径半筒状体を合わさって形成された1個の小径筒
状体の一端部に形成された拡径接続部が接続され、各小
径筒状体の他端部には電力ケーブルの挿通孔が形成され
たものであるから、大径半筒状体や小径半筒状体から加
工するような場合には、大径筒状体の両端を縮径して一
挙に電力ケーブルの挿通孔を形成したものに比べて肉の
厚さの変化の少ないものを容易に製作することができ
る。
【0010】 又、大径筒状体及び小径筒状体はそれぞれ
半筒状体を組み合わせて形成されるものであるから、使
用に際して電力ケーブル接続部の上から被覆することが
でき、筒状のものを使用する場合のように、電力ケーブ
ル接続の前に電力ケーブルを予め挿通しておく必要があ
り、電力ケーブル接続に際して挿通した筒状のものが邪
魔になり電力ケーブル接続に支障が生じる場合に比較し
て接続作業が容易である。
【0011】 以上の通り、本発明の保護筒は、プラスチ
ック製であり、従来のコンクリート製保護箱に比べ、軽
量で取り扱いやすく、施工性ならびに生産性の向上を図
ることができる。又、コンクリート製保護箱に比べて、
耐水密性の向上を図ることができる。
【0012】実施例〕 次に、本発明の実施例である実施例について説明する。
(イ)は、両端部が縮径加工された大径筒状体の断
面図、(ロ)は、一端が拡径された小径筒状体の断面図
で、図中301は大径筒状体、31a、31bは大径半
筒状体、311は縮径接続部、312は大径半筒状体3
1a、及び31bと縮径接続部311の間に設けたテー
パ部、302は小径筒状体、32a、32bは小径半筒
状体、321は拡径部、322はテーパ部を示し、32
3は電力ケーブルCの挿通孔である。
【0013】は、組み立て完成された電力ケーブル
接続部保護筒を示す部分断面図、図は、図に示す保
護筒の側面図で、303は大径筒状体301と小径筒状
体302が接着嵌合された保護筒、331は合わせ目、
304は保護筒303を締め付けて保持するための緊締
バンド、341は2分割してなる緊締バンド304の湾
曲部、342は湾曲部341の固着部、305は固着用
ボルト、306は湾曲部341の一方の固着部342に
設けられたねじ孔である。
【0014】 前記大径筒状体301は、本実施例では、
外径が267mmの硬質塩化ビニール樹脂管を用い、その
両端部を縮径用金型により、縮径接続部311の外径が
200mmとなるようにテーパ部312を介して、縮径加
工して形成されている。一方、小径筒状体302は、大
口径のケーブル保護管の電力ケーブルCの挿通に必要な
内径130mmの上記大径筒状体301と同一材料の塩化
ビニール樹脂管の一端側を、拡径用金型により、上記縮
径接続部311の外径200mmに嵌合接続可能な内径
に、テーパ部322を介して拡径加工して拡径接続部3
21となすことにより、形成されている。しかる後、大
径筒状体301の縮径接続部311に、小径筒状体30
2の拡径接続部321を接着剤により嵌合接続すること
により、円筒状の保護筒303が形成され、この保護筒
303を軸心に沿って2分割して半割りの保護筒となさ
れている。
【0015】 このようにして形成された電力ケーブル接
続部保護筒は、電力ケーブル接続部の収納される大径筒
状部の内径がほぼ240mm、電力ケーブルCの挿通孔の
直径130mmで、従来のコンクリート製に代わる大口径
電力ケーブルの接続部の保護筒として最適である。
【0016】 上記の実施例では、硬質塩化ビニール樹脂
よりなる加工原管を筒状体のままで、それに対応する拡
径、或いは縮径用金型を用いて加工し、大径筒状体30
1及び小径筒状体302を形成したが、別の方法とし
て、加工原管をまず軸心に沿って半割りとし、大径半筒
状体31a、31b、及び小径半筒状体32a、32b
に、それぞれ縮径接続部311、拡径接続部321を設
けて、これらを接着剤により接合して保護筒303とし
てもよい。
【0017】 次に、実施例の作用について説明する。本
実施例の電力ケーブル接続部保護筒を組み立てる場合に
は、まず、保護筒303の一方を開放し、電力ケーブル
Cの接続部を大径筒状体301に内挿し、続いて両端の
小径筒状体302の挿通孔323に電力ケーブルCを挿
通した後、もう一方の保護筒303を重ね合わせて一体
とする。この時、合わせ目331、及び電力ケーブルC
の挿通する挿通孔323の内面にシール材やゴムパッキ
ンを用いてシールしてやれば、止水性を確保することが
できると共に、土砂の浸入を防止することができる。
【0018】 しかる後、保護筒303の筒状体301の
中央部とその両端の3箇所を、緊締バンド304で挟着
し、向かい合う湾曲部341、341の固着部342の
一方の孔にボルトを通し、もう一方の固着部342のネ
ジ孔306に締め付けてやればよい。これらの作業によ
り電力ケーブル接続部保護筒は組み立てられ、電力ケー
ブルCの接続部は閉空間に納められ、雨や周辺の荷重か
ら保護される。
【0019】 又、本発明の電力ケーブル接続部保護筒に
あっては、電力ケーブルC同士の接続後であっても電力
ケーブルCの接続部を簡単に保護筒301の内部に納め
ることができ、作業が行い易い。さらには、プラスチッ
ク製であるから、持ち運び易く施工性や生産性の向上を
図ることができる。
【0020】 以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限定されるもの
ではない。例えば、両端部を縮径してなる大径半筒状
体、及び一端を拡径してなる小径半筒状体は、射出成形
等により成形されたものでもよい。又、実施例では保護
筒が円筒形状で形成されているが、その他多角筒形状で
あってもよい。
【0021】
【発明の効果】 本発明の 電力ケーブル接続部保護筒にお
いては、大径半筒状体や小径半筒状体を筒状体から加工
して製作するような場合には、大径筒状体の両端を縮径
して一挙に電力ケーブルの挿通孔を形成したものに比べ
て、縮径加工に無理がなく大口径電力ケーブルの接続に
対応できる形状・寸法のものが加工でから、肉の厚さの
変化の少ないものを容易に製作することができ、製作コ
ストが安く、長期間に渡り使用できる。
【0022】 又、大径筒状体及び小径筒状体はそれぞれ
半筒状体を組み合わせて形成されるものであるから、使
用に際して電力ケーブル接続部の上から被覆することが
でき、筒状のものを使用する場合のように、電力ケーブ
ル接続の前に電力ケーブルを予め挿通しておく必要があ
り、電力ケーブル接続に際して挿通した筒状のものが邪
魔になり電力ケーブル接続に支障が生じる場合に比較し
て接続作業が容易である。
【0023】 更に、本発明の 電力ケーブル接続部保護筒
には、次の通りの効果を上げることができる。 1.プラスチック製であるから、コンクリート製に比べ
軽量で、運搬し易く、しかも作業の安全性、施工性が大
幅に改善される。 2.従来のコンクリート製に比べ、電力ケーブル接続部
の耐水密生の向上を図れる。 3.従来のコンクリート製に比べ、生産性の向上、ひい
てはトータルコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)実施例の大径筒状体を示す断面図。
(ロ)実施例の小径筒状体を示す断面図。
【図2】 実施例の 電力ケーブル接続部保護筒を示す部分
断面図。
【図3】 実施例 の電力ケーブル接続部保護筒を示す側面
図。
【符号の説明】
301 大径筒状体 31a、31b 大径半筒状体 311 縮径接続部 312 テーパ部 302 小径筒状体 32a、32b 小径半筒状体 321 拡径接続部 323 挿通孔 303 保護筒 C 電力ケーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のプラスチック製大径半筒状体が合
    わさって電力ケーブル接続部の収納可能な1個の大径筒
    状体が形成され、大径筒状体の両端部には縮径接続部が
    形成され、大径筒状体の両端部の縮径接続部に、2個の
    プラスチック製小径半筒状体が合わさって形成された1
    個の小径筒状体の一端部に形成された拡径接続部が接続
    され、各小径筒状体の他端部には電力ケーブルの挿通孔
    が形成され、大径筒状体及び小径筒状体の少なくともい
    ずれか一方に筒状体を保持する緊締バンドが巻き付けら
    れていることを特徴とする電力ケーブル接続部保護筒。
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