JP3278095B2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents

容器ホルダ装置

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JP3278095B2
JP3278095B2 JP01462995A JP1462995A JP3278095B2 JP 3278095 B2 JP3278095 B2 JP 3278095B2 JP 01462995 A JP01462995 A JP 01462995A JP 1462995 A JP1462995 A JP 1462995A JP 3278095 B2 JP3278095 B2 JP 3278095B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、バス、乗用車
などの自動車の室内に装備され、缶ジュース、紙コップ
などの容器を保持する容器ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器ホルダ装置として、車体に装
備され収納室を有するケースと、このケースに揺動自在
に枢支され収納位置と使用位置間を揺動し、容器が上下
に挿入される受孔を有するトレイと、を持つものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器ホルダ
装置では、トレイの大きさがケースの収納室に収納され
る関係上、収納室より大きくすることができなかった。
そのため容器をガイドする受孔の数も限られ、受孔を2
個設けたものでも2個の受孔間が狭く、互いに干渉しや
すく、使用に不便であった。
【0004】本発明は、ケースの収納室より広い容器の
案内部を持ち、使用に便利な容器ホルダ装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の容器ホルダ装置
は、車体に装備され収納室の一部を区画する上下方向に
延びる側壁を有するケースと、該ケースに揺動自在に枢
支され収納位置と使用位置間を揺動する基部と、一端が
該基部に揺動自在に保持され使用状態で少なくとも容器
の外周と接触して容器を規制し、該基部が該使用位置か
ら該収納位置への揺動により該側壁と接触して該側壁の
外側から内側に誘導される揺動腕と、該揺動腕を該側壁
の内側から外側に付勢する付勢手段と、を有することを
特徴とするものである。
【0006】なお、基部は容器の外周と接触して容器を
規制する固定腕をもち、前記揺動腕と共同して容器の周
囲を規制することもできる。また、ケースに揺動自在に
保持され、揺動して閉じたときには基部および揺動腕を
収納位置に収納した状態で閉じ、揺動して開いたときに
は容器の受け台となる蓋をもつものとすることができ
る。さらに、揺動腕には揺動の大きさを規制する操作端
を備えることができる。
【0007】
【作用】本発明の容器ホルダ装置では、ケースの収納室
に収納されている基部を操作して、使用位置に揺動させ
る。この基部の揺動により基部に保持され、側壁と接触
して揺動を止められていた揺動腕が基部とともに揺動
し、側壁を滑って側壁より解放される。これにより揺動
腕が付勢手段の付勢力により基部に対して揺動し、側壁
の内側から外側に揺動する。
【0008】容器を規制する固定腕を採用する場合は、
固定腕と揺動腕とで容器の受孔を形成し、収納位置では
揺動腕が側壁に規制されて固定腕に近接する方向に揺動
し、受孔が小さくなる。逆に使用位置では揺動腕が開
き、揺動腕と固定腕とで容器のガイドに充分な大きさの
受孔を形成する。容器の受台となる蓋を採用することに
より、容器の保持がより一層容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この容器ホルダ装置は、図1に全体
斜視図を示すように、主としてケース1と基部2と揺動
腕3と蓋4とで構成されている。ケース1は合成樹脂の
射出成形品で、奥板11とこの奥板11の両側から一体
的に立ち上がる一対の側板12、13と底板14とから
なり、上方および前方が開いた前側に薄い収納室10を
形成している。奥板11はその中央の左右に車体に固定
するためのネジ111およびその中央に前側に突出した
軸受部112を持つ。一対の側板12、13は左右対象
に形成され、上部および下部が欠けた背の低い台形状で
ある。底板14はその両端の上側に前側に突出した軸受
部141を持つ。
【0010】基部2はその中央の前側が突出した山形状
の上板21とこの上板21に下側からネジで固定された
下板22からなる。上板21の裏面には多くの側壁23
が一体的に形成され、基部2に所定の厚みを与えてい
る。これら側壁23により基部2の裾に当たる両端部に
それぞれギヤ室201および操作室202を区画形成し
ている。それぞれのギヤ室201には、上板21の裏面
に一体的に形成された主軸211およびフック軸212
が厚さ方向に延びている。なお、上板21の中央の前側
が突出した山部分215は発明の固定腕に該当する。こ
の山部分215の中央に前側の幅が少し狭くなった開口
210が形成されている。
【0011】基部2はケース1の奥板11の下方に揺動
自在に保持されており、基部2を前側に揺動して水平位
置になり、逆に揺動することによりケース1の収納室1
0に収納される。なお、ケース1の奥板11の軸受部1
12には軸ピンを介して逆T字形状の支え25がその下
端部分で軸支されている。支え25の上端部分は基部2
の開口210より上側から下側に挿通され、90度回転
して上端部分のさらに両端部が基部2の上板21の下面
に当接するようになっている。そして基部2が図1に示
すように水平位置にまで揺動したとき、支え25の上端
部分が開口210を区画する下方端に当接し、支え25
により基部2がそれ以上揺動しないように係止するよう
になっている。
【0012】なお、基部2が逆方向に揺動するときに
は、支え25の上端部分は開口210を通して上板21
の下側に移り、支え25による係止が解除される。揺動
腕3は外周の一部に3個の係止歯311を持ち、中央に
軸孔を持つ軸部31とこれと一体的に形成された弧状の
腕部32とからなる。この揺動腕3はその軸孔が基部2
の主軸211に被嵌されて基部2に揺動自在に保持され
ている。なお、揺動腕3の軸部31と基部2の間には図
示しない巻きバネからなる付勢手段が設けられており、
揺動腕3が開く方向に(図2上で時計回転方向に)に付
勢されている。また、基部2のフック軸212にはフッ
ク33が被嵌されて基部2に揺動自在に保持されてい
る。このフック33は棒状で中央に軸孔を持ち、一端部
の先端に爪331を他端部は上側に突出した操作端33
2を形成している。この操作端332は基部2の上板2
1に設けられた弧状の開口を通って上方に突出してい
る。フック33も基部2との間に設けられた図示しない
巻きバネにより図2上で反時計回転方向に付勢されてい
る。フック33の爪331は揺動腕3の係止歯311と
係合し、揺動腕3が開く方向(時計回転方向)に揺動す
るのを阻止している。なお、揺動腕3が閉じる方向(反
時計回転方向)に揺動するときは、フック33の爪33
1は係止作用を持たず、フック33の付勢方向と逆方向
に揺動し、揺動腕3の係止歯311はフック33の爪3
31を越えて揺動するようになっている。
【0013】蓋4はケース1と相対し、全体として長方
形の薄い箱を形成する。この蓋4は底板41とその両側
端より立ち上がる側板42、43および前側端部より立
ち上がる前板44とからなる。両側板42、43はそれ
らの中央部が欠けた形状となり、前板44とは互いに一
体的に連結している。この蓋4はケース1の底板14の
軸受部141に揺動自在に保持され、図1に示すよう
に、開いた状態ではその底板41の後端部分がケース1
の前板14と当接して係止されるようになっている。ま
た、閉じる方向に駆動すると、蓋4は軸受部141を中
心に揺動し、前板44の上端がケース1の奥板11の上
端部分に当接して止まる。
【0014】本実施例の容器ホルダ装置は前記した構成
を持つ。この容器ホルダ装置は次のように操作する。通
常この容器ホルダ装置は蓋4がケース1に閉じた状態と
なっている。そしてその収容室10内に基部2および揺
動腕3が保持されている。蓋4を図1に示す使用状態と
するには、蓋4の前板44を押さえ、前側に引く。これ
により蓋4は軸受部141を中心に揺動し、底板41の
後端部分がケース1の前板14と当接して止まる。
【0015】一方、基部2および揺動腕3は蓋4の押圧
作用が無くなり、フリーとなる。このため自重で前側に
揺動する。基部2は前側に揺動すると支え25の上端部
分が開口210より下から上に移り、かつ支えは基部2
と反対方向に揺動する。そして基部2が水平位置になる
時、支え25の上端部分が開口210を区画する下方端
に当接し、支え25により基部2がそれ以上揺動しない
ように係止する。
【0016】一方、各揺動腕3はケース1の収納室10
内ではその腕部32の外周面がケース1の側板12、1
3の内側面と当接押圧されて、両者が最も近接した図1
に「小」として示すよりさらに近接した状態にある。こ
の位置から基部2とともに揺動腕3が前側に揺動する。
この揺動によりその腕部32はその外周面が側板12、
13の内側面上を滑り側板12、13の上端より外れ解
放される。このため、揺動腕3の軸部31を両揺動腕3
が互いに開く方向に付勢する図示しない巻きバネにより
両揺動腕3は互いに遠ざかる方向に回動する。そして図
2上で最も時計回転方向側にある係止歯311の時計回
転方向側の側面とフック33の爪331の先端側面とが
当接し、揺動腕3がフック33に係止され、揺動が止ま
る。この揺動位置は図1上で「小」として示す位置であ
る。この「小」の位置は、各揺動腕3の腕部32と基部
2の山部分215とで形成される受孔が最も小さい時の
位置である。そしてこの状態で揺動腕3はさらに回動
し、図1に示す水平位置となる。この位置は、支え25
の上端部分が開口210を区画する下方端に当接し、支
え25により基部2がそれ以上揺動しないように係止す
る位置である。この状態のとき、基部2、揺動腕3は蓋
4の上方にあり、それらは互いに平行となっている。
【0017】この状態で本実施例の容器ホルダ装置は使
用される。外径の小さいジュース缶等の容器はそのまま
「小」の位置の小さい受孔に挿入される。そして容器は
蓋4の底板41の内面で保持され、その側周が固定腕と
なる基部2の山部分215および揺動腕3で規制され、
横向きの力が作用しても容器は本容器ホルダ装置に保持
される。
【0018】なお、容器の外径が大きいときには、フッ
ク33の操作端332を手前に引く。これによりフック
33の爪331が揺動腕3の係止歯311から外れ、揺
動腕3は図示しない巻きバネの付勢力により固定腕とな
る山部分215より遠ざかり受孔が大きくなる方向に動
く。適当な受孔の大きさのところで操作端332を放す
ことにより、フック33の爪331が揺動腕3の異なる
係止歯311と係止し、揺動腕3の揺動が止まる。な
お、操作端332を放すタイミングが遅い時には指で揺
動腕3を固定腕となる山部分215に押すことにより、
その係止歯311と爪331の係止が外れ、次の係止歯
が爪と係止する。これにより受孔に挿入する容器の外径
に応じて適当な受孔の大きさとすることができる。
【0019】使用が終わり、容器ホルダ装置を畳むに
は、蓋4を上に持ち上げ、回動して蓋4をケース1の前
板14の上端に当接させる。これにより本実施例の容器
ホルダ装置は畳こまれる。なお、蓋4の回動により蓋4
の底板41が揺動腕3の腕部32と当接し、蓋4ととも
に上側に回動する。そして腕部32がケース1の側板1
2、13の上端部に当接し、さらなる揺動腕3の回動に
より揺動腕3は付勢力に抗して互いに近接する方向に揺
動する。そして腕部32は側板12、13の内側面と当
接押圧された状態で内側面上を滑り、収納室10に収納
される。
【0020】本実施例の容器ホルダ装置では揺動腕が収
納室を形成する側壁を滑って側壁より解放され、さらに
横方向に広がる。このため揺動腕が開いた状態では収納
室より広い面積を占め、使用に便利となる。また、この
広く開いた揺動腕も回動操作してケースに押し込むだけ
で、自動的に揺動腕は押圧されて閉じ、小さな収納室に
納まる。このため、操作が簡便である。また、本実施例
の容器ホルダ装置では揺動腕の揺動割合を可変としたた
め、受孔の大きさを容器の外径に合わせて調節でき、よ
り確実な容器の保持ができる。
【0021】本実施例の容器ホルダ装置では、揺動腕3
と固定腕となる山部分215とで受孔を形成したが、固
定腕を用いず、揺動腕だけで受孔を形成してもよい。ま
た、底に向かって外径が小さくなる紙コップ等の容器で
は蓋はかならずしも必要としない。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の容器ホル
ダ装置では、特許請求の範囲記載の構成を採用している
ため、揺動腕が開いた状態では収納室より広い面積を占
め、使用に便利となる。また、揺動腕を収納室に回動操
作で押し込むことにより自動的に揺動腕は押圧されて閉
じ、小さな収納室に納まる。このため、操作が簡便であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の容器ホルダ装置の使用状態を示す全体
斜視図である。
【図2】実施例の容器ホルダ装置の基部と揺動腕の要部
を示す一部欠損拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ケース 2…基部 3…揺動腕 4…蓋 10…収納室 11…奥板 12…側板 13…側板 21…上板 22…下板 31…軸部 32…腕部 33…フック 41…底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−56607(JP,U) 実開 昭63−100340(JP,U) 実開 平1−90632(JP,U) 実開 平4−107129(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/10 B60N 3/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に装備され収納室の一部を区画する上
    下方向に延びる側壁を有するケースと、 該ケースに揺動自在に枢支され収納位置と使用位置間を
    揺動する基部と、 一端が該基部に揺動自在に保持され使用状態で少なくと
    も容器の外周と接触して容器を規制し、該基部が該使用
    位置から該収納位置への揺動により該側壁と接触して該
    側壁の外側から内側に誘導される揺動腕と、 該揺動腕を該側壁の内側から外側に付勢する付勢手段
    と、 を有することを特徴とする容器ホルダ装置。
  2. 【請求項2】該基部は容器の外周と接触して容器を規制
    する固定腕をもち、該揺動腕と共同して容器の周囲が規
    制される請求項1記載の容器ホルダ装置。
  3. 【請求項3】該ケースに揺動自在に保持され、揺動して
    閉じたときには該基部および該揺動腕を収納位置に収納
    した状態で閉じ、揺動して開いたときには容器の受台と
    なる蓋を有する請求項1記載の容器ホルダ装置。
  4. 【請求項4】前記揺動腕の揺動の大きさを規制する操作
    端を持つ請求項1記載の容器ホルダ装置。
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