JP3665173B2 - 容器保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器を保持する容器保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器保持装置には、実開平2−136725号公報に示すように、容器ホルダ機能だけでなく、物入れとしての機能をも持たせるべく、折り畳み可能で且つ容器保持孔を有する仕切り板を用意し、その仕切り板を凹所内に配設したものがある。このものにおいては、容器ホルダとして使用するときには、仕切り板をほぼ直角に折り曲げて、一方の部分を凹所内底壁に立設する一方、容器保持孔を設けた他方の部分を凹所開口縁に沿って保持せしめ、物入れとして使用するときには、仕切り板を折り畳み状態で凹所内底壁に立設して、物入れ空間を拡張することとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記容器保持装置においては、容器ホルダと物入れの使い分けは、仕切り板を、両手を使用した手作業により折り曲げたり折り畳んだりしなければならず、容器ホルダとしての使用と物入れとしての使用との間の移行作業は煩わしいと言わざるを得なかった。
【0004】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、容器ホルダとしての使用と物入れとしての使用との間の移行作業を極めて容易にできるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明(請求項1に係る発明)にあっては、
少なくとも、底面部と、該底面部から起立する起立面部と、該起立面部の上端側に形成される上面部とを有すると共に、前記底面部及び前記起立面部によって物入れ収納空間の少なくとも一部を形成する基台と、
前記基台の前記上面部近傍に装着される支持体と、
前記支持体に、第1位置と第2位置とを採り得るように回転可能に支持され、前記第1位置の時には前記基台の前記上面部上に重なって板面が略水平状態の姿勢を採り前記第2位置の時には前記基台の前記底面部の上方に位置して前記基台の前記起立面部と協働して容器保持孔を形成する略板状のア−ム体と、
が備えられている、
ことを特徴とする容器保持装置とした構成としてある。この請求項1の発明の好ましい態様としては、請求項2〜6、8、9、11の記載の通りとなる。
【0006】
また、上記目的を達成するために本発明(請求項7に係る発明)にあっては、
少なくとも、底面部と、該底面部から起立する起立面部と、該起立面部の上端側に形成される上面部とを有すると共に、前記底面部及び前記起立面部によって物入れ収納空間の少なくとも一部を形成する基台と、
前記基台の前記上面部近傍に装着される支持体と、
前記支持体に第1位置と第2位置とを採り得るように回転可能に支持され、前記第1位置の時には前記基台の前記上面部に載置され前記第2位置の時には前記基台の前記底面部の上方に位置して前記基台の前記起立面部と協働して容器保持孔を形成するア−ム体と、
前記ア−ム体を第2位置方向に付勢する付勢手段と、
前記ア−ム体を、第1位置状態において保持・解除可能に保持する保持手段と、
が備えられ、
前記支持体に、一対の支持壁部が立設され、
前記ア−ム体の支持部が支持軸を介して前記一対の支持壁部に回転可能に支持され、
前記ア−ム体の支持部と前記支持壁部との間に、軟質材が、該ア−ム体の支持部又は該支持壁部の少なくとも一方と前記支持軸の外周との間で圧接状態を維持しつつ密に介挿されている、
ことを特徴とする容器保持装置とした構成としてある。
【0007】
さらに、上記目的を達成するために本発明(請求項10に係る発明)にあっては、
少なくとも底面部と該底面部から起立する起立面部と該起立面部の上端側に形成される上面部とを有すると共に前記底面部及び前記起立面部によって物入れ収納空間の少なくとも一部を形成する基台と、前記基台の前記上面部近傍に装着される支持体と、前記支持体に正転姿勢と反転姿勢とを採り得るように回転可能に支持され、正転姿勢時には前記基台の前記上面部上に重なって板面が略水平状態の姿勢を採り反転姿勢時には前記基台の前記底面部の上方に位置して前記基台の前記起立面部と協働して容器保持孔を形成する略板状のア−ム体と、前記ア−ム体を反転方向に付勢する付勢手段と、前記ア−ム体を、正転姿勢状態において保持・解除可能に保持する保持手段と、が備えられ、
前記アーム体の回転軸よりもシフトレバー寄りに前記保持手段がある、
ことを特徴とする容器保持装置とした構成としてある。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、基台上面部の支持体に対してア−ム体を第1位置と第2位置とを採り得るように回転可能に支持して、第1位置の時にはア−ム体を基台上面部に載置されようにし第2位置の時にはア−ム体を基台底面部の上方に変位させて基台起立面部と協働して容器保持孔を形成するようにすることから、本をめくるように1本の手の指だけで極めて簡単に、ア−ム体を支持体を中心として回転させることができ、これにより、第2位置の時には、アーム体と基台起立面部とにより容器ホルダとして機能させることができ、第1位置の時には、基台起立面部の対向空間を物入れ収納空間として利用できることになる。このため、容器ホルダとしての使用と物入れとしての使用との間の移行作業を極めて容易に行うことができることになる。
【0009】
請求項2に記載された発明によれば、ア−ム体が、第1位置の時に基台の上縁部にほぼ重なるように支持体に支持されていることから、そのアーム体の第1位置の時には、アーム体が基台の上縁部から該基台の起立面部の対向空間に出っ張ることを防いで、物入れ収納空間の上方側における出入り口が狭まることを防止できることになる。
しかも、第1位置の時のアーム体により、基台起立面部に上方側において連続する壁面を構成することができ、物入れ収納空間の深さを深く(容量を大きく)することができると共に、見映えを向上させることができることになる。
【0010】
請求項3に記載された発明によれば、ア−ム体が支持体を基準にして該支持体の両側に延ばされ、ア−ム体が、第2位置の時に、基台の起立面部と協働して、少なくとも2つの容器保持孔を形成するように設定されていることから、少なくとも2つの容器を保持できるばかりか、ア−ム体の回転位置をア−ム体の長手方向略中央に位置させて、ア−ム体の回転を安定したものとすることができることになる。
【0011】
請求項4に記載された発明によれば、ア−ム体を第2位置方向に付勢する付勢手段と、ア−ム体を、第1位置状態において保持・解除可能に保持する保持手段とが備えられていることから、保持手段により、ア−ム体を第1位置状態で保持して基台起立面部の対向空間を物入れ収納空間として的確に利用できる一方、その保持手段に対して解除操作を行えば、アーム体は、付勢手段の付勢力に基づき自動的に第2位置を採ることになる。このため、片手に容器を持っているとき等においても、もう一方の片手により極めて簡単かつ迅速に、容器ホルダとして機能する状態にすることができることになる。
【0012】
請求項5に記載された発明によれば、基台の底面部及び起立面部が、車両のコンソ−ルボックスの一部構成壁として用いられることから、コンソ−ルボックスに適合させて、コンソ−ルボックスの収納空間を物入れ収納空間として利用しつつ、容器ホルダとして機能させることができることになり、車両においても、前述の請求項1同様、容器ホルダとしての使用と小物入れとしての使用との間の移行作業を極めて容易に行うことができることになる。
【0013】
請求項6に記載された発明によれば、基台の起立面部に、支持体を基準にして該支持体の両側において容器を受け入れる円弧面がそれぞれ形成されていることから、その円弧面により容器を的確に受け入れて、ア−ム体の反転姿勢時において、容器をしっかりと保持できることになる。
【0014】
請求項7に記載された発明によれば、支持体に、一対の支持壁部が立設され、ア−ム体の支持部が支持軸を介して一対の支持壁部に回転可能に支持され、ア−ム体の支持部と支持壁部との間に、軟質材が、該ア−ム体の支持部又は該支持壁部の少なくとも一方と前記支持軸の外周との間で圧接状態を維持しつつ密に介挿されていることから、軟質材と当接する各回動部分において摩擦力を発生させることができ、アームが付勢手段の付勢力に基づき反転するとしても、ゆるやかに反転させることができることになる。このため、当該本装置に関し、極めて小さくしかも少ない部品だけをもってして、高級感を打ち出すことができることになる。
【0015】
請求項8に記載された発明によれば、保持手段がア−ム体の回転先端部を保持するように設定されていることから、ア−ム体の回転中心から最も離れた位置(モ−メント腕の最も長くなる位置)を保持手段が保持することから、付勢手段の付勢力に対して最も少ない保持力で保持できることになる。このため、保持手段によるア−ム体の保持を信頼性の高いものとすることができることになる。
【0016】
請求項9に記載された発明によれば、保持手段と支持体とが一体成形されていることから、部品管理の向上が図れるばかりか、比較的小さなものとなる保持手段と支持体との組み付けをなくして、作業の省力化を図ると共に、取付位置の位置ずれというようなことをなくし確実な保持機構(ロック機構)を提供できることになる。
【0017】
請求項10に記載された発明によれば、アーム体の回転軸よりもシフトレバー寄りに保持手段があることから、車両において、前述の請求項1、4等と同様の作用効果を得ることができるばかりか、保持手段を、最も操作し易いシフトレバ−寄りに配置して使い勝手を向上させることができることになる。
その一方、ア−ム体が、反転姿勢時において、シフトレバ−から遠のくように反転することから、当該容器保持装置に保持された容器とシフトレバ−との干渉を防止できることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1において、1はセンタコンソ−ルで、このセンタコンソ−ル1には、シフトレバ−2の前方側において、収納穴1aが形成されている。この収納穴1aは、センタコンソ−ル1の幅にほぼ合わせて車体前方に向けて延ばされている。
【0019】
前記収納穴1a内には、図1に示すように、容器保持装置としてのカップホルダ装置3が収納されている。このカップホルダ装置3は、基台を構成する収納箱4と、ア−ム装置5とを備えている。
【0020】
上記収納箱4は、前記収納穴1aの車体後方側において嵌め込まれており、この収納箱4は、収納穴1aの底面に敷設される底壁部4a(底面部)と、その底壁部4aから収納穴1aの側面(車幅方向側面)に沿いつつセンタコンソ−ル1の上面にまで起立する一対の側壁部4bと、一対の側壁部4bを連結する後壁部4c(起立面部)と、を備えている。このため、この収納箱4は、前壁部を有しておらず、この収納箱4内には車体前方側から入り込むことができることになっている。
【0021】
この収納箱4においては、後壁部4cが、側壁部4b(センタコンソ−ル1)の上端よりもやや低い高さまで起立されており、この後壁部4c内面には、カップ等の容器の半分をそれぞれ受け止めることができる一対の円弧面4dが形成されている。この後壁部4cの上端面(上面部)には、一対の円弧面4dの間において2つの取付孔6(図3参照)が形成されており、その2つの取付孔6は、車体前後方向に並設されている。
【0022】
上記ア−ム装置5は、図1〜図5に示すように、支持体7と、ア−ム体8とを備えている。
【0023】
支持体7は、前記後壁部4c上端面に前記一対の円弧面4dの間において装着されている。この支持体7は、長方形状の板部9を有し、その板部9の裏面には、図3に示すように、一対の脚部10が設けられており、その一対の脚部10を前記取付孔6に嵌め込むことにより、その各脚部10が備える拡縮爪11をもって、板部9を車体前後方向に向けつつ各取付孔6に係合保持できることになっている。
上記板部9の前端部(図3中、左端部)には、一対の支持壁部12が設けられている。この一対の支持壁部12は、板部9の前端部の幅方向両側から起立されており、その壁面は、一定の間隔をあけて対向されている。この一対の支持壁部12には、その上端部において保持孔13がそれぞれ形成されており、この両保持孔13も互いに対向されている。
【0024】
上記板部9の後端部には、保持手段としての操作片14が連結板部15を介して一体的に設けられている。連結板部15は板部9の後端から連続的に上方に延び、操作片14は連結板部15の自由端部に一体的に設けられている。これにより、操作片14に外力を付与、解除することにより、操作片14は、図3の矢印に示すように、連結板部15の基端部を中心として揺動できることになっている。この操作片14には、その前端面において係止爪16が設けられており、この係止爪16は、通常は、係止位置を採る一方、操作片14に対して押圧操作を行ったときには係止解除位置を採るようになっている。
【0025】
前記ア−ム体8は、上記支持体7の一対の支持壁部12に正・反転(正転方向は図3中、時計方向、反転方向は図3中、反時計方向)可能に支持されている。ア−ム体8は、略板状をもって延ばされた形状とされており、その長手方向(図4中、左右方向)中央部においては、その板幅(幅方向は図4中、上下方向)が他の部分に比して長くされて突出状態の支持部17が形成され、その支持部17を中心として両側においては該支持部17からア−ム部18が長手方向外方に向かってそれぞれ延ばされている。支持部17は、一対の支持壁部12に回動軸心を水平方向に延ばした状態で回動可能に支持されており、各ア−ム部18の先端部は、前記収納箱4側壁部4bの上端面上に位置され、その各ア−ム部18の先端部は収納箱4の側壁部4bから外方に突出しないようになっている。このため、ア−ム体8の正・反転時には、各ア−ム部18の先端部が収納箱4の側壁部4bから外方に突出しない状態で該収納箱4の側壁部4b上端面に当接して、ア−ム体8の板面が略水平状態の姿勢をそれぞれ採ることになっている(反転姿勢(第2位置)は図1の状態であり、正転姿勢(第1位置)は反転姿勢を逆方向に倒した状態で、アーム体8が収納箱後壁部4cの上縁部に重なる状態)。
【0026】
また、各ア−ム部18は、その一方側(支持部17が突出する側)の肉厚面が一対の円弧面18aを形成しており、その一対の円弧面18aは、ア−ム体8の反転時(図1の状態時)に、前記収納箱後壁部4cの円弧面4dと協働して容器保持孔19を構成し、そのア−ム部18の円弧面18aと収納箱後壁部4cの円弧面4dとによりカップ等の容器の側面が保持できることになっている。
【0027】
さらに、ア−ム体8には、その支持部17とは幅方向反対側において切欠き20が形成されている。この切欠き20は、ア−ム体8の正転姿勢時に、前記操作片14を収納できる大きさとされており、この切欠き20内面には、若干突出した被係止部21が設けられている。この被係止部21は、ア−ム体8の正転時に、連結板部15の付勢力に抗して操作片14の係止爪16が係止可能となっており、被係止部21と係止爪16とが係止状態のときには、ア−ム体8の正転姿勢が保持できることになっている(図4の仮想線を参照)。
【0028】
前記アーム体8の支持部17と前記一対の支持壁部12との支持関係について、図2、図4〜図7に基づいて、より具体的に説明する。
アーム体8の支持部17には、アーム体8の長手方向(図4中、左右方向)において貫通する貫通孔22が形成されており、その貫通孔22には支持軸23が挿通されている。この支持軸23は、その両外端部が一対の支持壁部12の保持孔13に嵌合保持されており、アーム体8の支持部17は支持軸23を介して一対の支持壁部12に回動可能に支持されることになっている。
【0029】
上記貫通孔22は、その軸心方向の一方側が拡径されて軟質材収容穴24とされ、その軸心方向の他方側が拡径されてばね収容穴25とされており、軟質材収容穴24の開口側には一対の支持壁部12のうちの一方の支持壁部12aが臨み、ばね収容穴25の開口側にはスペ−サ26が配設されている。このスペ−サ26の外面側にも軟質材収容穴27が形成されており、その軟質材収容穴27は一対の支持壁部12のうちの他方の支持壁部12bに臨むことになっている。そして、上記軟質材収容穴24と27とには、支持軸23外周に密に嵌合された環状の軟質材28がそれぞれ密に収容され、ばね収容穴25にはコイルスプリング29が支持軸23外周に嵌挿された状態で収容されており(図4においては、軟質材28とコイルスプリング29は略してある)、そのコイルスプリング29の軸心方向の付勢力によりアーム体8の支持部17とスペ−サ26とに互いに離間しようとする力を働かせ、これにより、アーム体8の支持部17の軟質材28を一方の支持壁部12aに圧接させ、スペ−サ26における軟質材28を他方の支持壁部12bに圧接させることになっている。このため、軟質材28と当接する各回動部分において摩擦力が発生することになっている。
尚、図4、図6において、符号17aは支持部に形成されるガイド孔、26aは、ガイド孔17aによりガイドされる突出部である。
【0030】
また、上記コイルスプリング29は、図7に示すように、その一端部が、アーム体8における支持部17の貫通孔22を拡張して形成した係止孔30に係止され、そのコイルスプリング29の他端部は、スペ−サ26とアーム体8の支持部17との間から下方に延出し、その延出端部が、支持体7上面に形成された係止孔31に係止されることになっている。これにより、アーム体8は、支持軸23を中心として反転方向に常時付勢されることになっており、その付勢力は、上記軟質材28と当接する各回動部分における摩擦力の総和に打ち勝つものの、被係止部21と係止爪16との係止関係を解除するほどの大きさを有しないように設定されている。
【0031】
このようなカップホルダ装置3においては、アーム体8の被係止部21が操作片14の係止部に係止されている正転姿勢状態(図4中、仮想線の状態)において、操作片14を押すと、アーム体8の被係止部21と操作片14の係止爪16との係止関係が解除され、アーム体8はコイルスプリング29の付勢力により反転し、アーム部18が収納箱4の側壁部4b上端面に当接する共にアーム体8の支持部17の一部が支持体7上面に当接して、アーム体8が反転姿勢状態となり、各アーム部18(円弧面18a)と収納箱後壁部4c(円弧面4d)とは容器保持孔19を構成することになる。これにより、カップホルダ装置3は、カップホルダとして機能することになり、容器保持孔19にカップ等の容器を入れ、その容器側周面をアーム部18と収納箱後壁部4cとにより保持できることになる。
【0032】
この場合、軟質材28と当接する各回動部分において摩擦力が発生することになっていることから、アーム体8は、急激ではなく緩やかに反転することになる。
【0033】
アーム体8が上記のように反転姿勢状態にある場合において、アーム体8をコイルスプリング29の付勢力に抗して正転させて、操作片14の係止爪16にアーム体8の被係止部21を係止させると、アーム体8の正転姿勢状態が保持されることになり、アーム体8は、収納箱後壁部4cの上縁部に重なることになり、センタコンソ−ル1の収納穴1aの開口は拡大され、その収納穴1aは、小物入れとして使い勝手よく使用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカップホルダ装置を示す斜視図。
【図2】実施形態に係るカップホルダ装置の取付け関係を説明する説明図。
【図3】実施形態に係るカップホルダ装置のアーム体が反転した状態を示す側面図。
【図4】実施形態に係るカップホルダ装置のアーム体が反転した状態を平面的に示す図。
【図5】実施形態に係るカップホルダ装置のアーム体が反転した状態を示す縦断面図。
【図6】アーム体における支持部と一対の支持壁部との支持関係を説明する横断面図。
【図7】アーム体における支持部と一対の支持壁部との支持関係を説明する縦断面図。
【符号の説明】
3 カップホルダ装置
4 収納箱
4a 底壁部
4c 後壁部
4d 円弧面
5 アーム装置
7 支持体
8 アーム体
12 支持壁部
14 操作片
16 係止爪
17 支持部
18 アーム部
18a 円弧面
19 容器保持孔
23 支持軸
28 軟質材
29 コイルスプリング
Claims (11)
- 少なくとも、底面部と、該底面部から起立する起立面部と、該起立面部の上端側に形成される上面部とを有すると共に、前記底面部及び前記起立面部によって物入れ収納空間の少なくとも一部を形成する基台と、
前記基台の前記上面部近傍に装着される支持体と、
前記支持体に、第1位置と第2位置とを採り得るように回転可能に支持され、前記第1位置の時には前記基台の前記上面部上に重なって板面が略水平状態の姿勢を採り前記第2位置の時には前記基台の前記底面部の上方に位置して前記基台の前記起立面部と協働して容器保持孔を形成する略板状のア−ム体と、
が備えられている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1において、
前記ア−ム体が、第1位置の時に前記基台の上縁部にほぼ重なるように前記支持体に支持されている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1において、
前記ア−ム体が前記支持体を基準にして該支持体の両側に延ばされ、
前記ア−ム体が、第2位置の時に、前記基台の前記起立面部と協働して、少なくとも2つの容器保持孔を形成するように設定されている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1において、
前記ア−ム体を第2位置方向に付勢する付勢手段と、
前記ア−ム体を、第1位置状態において保持・解除可能に保持する保持手段と、
が備えられている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1において、
前記基台の前記底面部及び前記起立面部が、車両のコンソ−ルボックスの一部構成壁として用いられる、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項3において、
前記基台の前記起立面部に、前記支持体を基準にして該支持体の両側において容器を受け入れる円弧面がそれぞれ形成されている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 少なくとも、底面部と、該底面部から起立する起立面部と、該起立面部の上端側に形成される上面部とを有すると共に、前記底面部及び前記起立面部によって物入れ収納空間の少なくとも一部を形成する基台と、
前記基台の前記上面部近傍に装着される支持体と、
前記支持体に第1位置と第2位置とを採り得るように回転可能に支持され、前記第1位置の時には前記基台の前記上面部に載置され前記第2位置の時には前記基台の前記底面部の上方に位置して前記基台の前記起立面部と協働して容器保持孔を形成するア−ム体と、
前記ア−ム体を第2位置方向に付勢する付勢手段と、
前記ア−ム体を、第1位置状態において保持・解除可能に保持する保持手段と、
が備えられ、
前記支持体に、一対の支持壁部が立設され、
前記ア−ム体の支持部が支持軸を介して前記一対の支持壁部に回転可能に支持され、
前記ア−ム体の支持部と前記支持壁部との間に、軟質材が、該ア−ム体の支持部又は該支持壁部の少なくとも一方と前記支持軸の外周との間で圧接状態を維持しつつ密に介挿されている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項4において、
前記保持手段は、前記ア−ム体の回転先端部を保持するように設定されている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項4において、
前記保持手段と前記支持体とが一体成形されている、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 少なくとも底面部と該底面部から起立する起立面部と該起立面部の上端側に形成される上面部とを有すると共に前記底面部及び前記起立面部によって物入れ収納空間の少なくとも一部を形成する基台と、前記基台の前記上面部近傍に装着される支持体と、前記支持体に正転姿勢と反転姿勢とを採り得るように回転可能に支持され、正転姿勢時には前記基台の前記上面部上に重なって板面が略水平状態の姿勢を採り反転姿勢時には前記基台の前記底面部の上方に位置して前記基台の前記起立面部と協働して容器保持孔を形成する略板状のア−ム体と、前記ア−ム体を反転方向に付勢する付勢手段と、前記ア−ム体を、正転姿勢状態において保持・解除可能に保持する保持手段と、が備えられ、
前記アーム体の回転軸よりもシフトレバー寄りに前記保持手段がある、
ことを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1において、
前記基台は、車両のセンタコンソールに設置されたシフトレバーよりも車両前方側に形成されていると共に、
前記第1位置におけるアーム体は、前記第2位置におけるアーム体よりも車両後方側に位置するように構成されている、
ことを特徴とする容器保持装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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