JP3553229B2 - 容器ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲物容器等を安定して保持するための容器ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動車の車室内等に取り付けられる容器ホルダとして、図8に示す容器ホルダ100がある(実公平6−49478号公報参照)。
【0003】
この容器ホルダ100は、車室内に取り付けられるハウジング102と、ハウジング102にスライド可能に収納され、カップ104が差し込まれる孔106が形成されたカップ支持板108、及びカップ支持板108の底面に一端が軸支されたカップ保持板110とを有している。カップ保持板110の他端には円弧状の切欠112が形成されている。
【0004】
カップ支持板108とカップ保持板110との間には図示しないコイルばねが介在され、カップ保持板110が矢印ハ方向に付勢されている。カップ104を孔106に差し込むと、カップ104の底部に押されてカップ保持板110が矢印ハと反対方向に回動しカップ104の側面が切欠112と孔106との間に挟まれるようにして保持される。
【0005】
しかし、この容器ホルダ100では、カップ支持板108がハウジング102内に収納されたとき、カップ保持板110はフリーの状態となるため、走行中の振動等によってガタつくことがあった。
【0006】
また、カップ支持板108を引き出すときに、カップ保持板110の他端がハウジング102の開口縁に当たって引き出せないおそれがある。
【0007】
さらに、この容器ホルダ100は缶の底面を支持するような構造ではないため、例えば孔106より小径の円柱状の缶が孔106に差し込まれるとずり落ちてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、カップ保持板がハウジングに収納された状態でガタつくことがなく、また、スムーズに収納、引き出しができ、しかも異なる径のカップを保持することができる容器ホルダを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の容器ホルダでは、ハウジングと、前記ハウジングの開口からハウジング内にスライド可能に収納されるカップ支持板と、前記ハウジングの開口縁に設けられた壁板と、前記カップ支持板の端部から立設された蓋体と、前記蓋体又は壁板に一端が軸支され他端が前記カップ支持板の前記ハウジングへの収納過程で前記壁板又は蓋体に当接して回動し壁板と蓋体との間に収容されるカップ保持板と、前記カップ保持板を前記カップ支持板と略平行となるように付勢する付勢手段と、前記ハウジングと前記カップ支持板との間に配設されカップ支持板の収納方向への押圧操作によってカップ支持板を収納状態で係止し又は係止解除するラッチ手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
すなわち、請求項1に記載の容器ホルダでは、カップ支持板がハウジングからせり出した状態でカップの底面を支持する。また、カップ保持板は付勢手段によってカップ支持板と略平行になるように付勢されるため、カップの側面を壁板又は蓋体とカップ保持板との間に挟んで保持する。これによってカップを安定して保持することができる。
【0011】
カップ保持板は軸支された一端を中心にして回動するため、カップ保持板の他端と壁板又は蓋体との間隔は、保持されるカップの径に合わせて変化する。すなわち、カップごとに径が異なっていても、カップの側面を保持することができる。
【0012】
カップ支持板をハウジング内へ押し入れると、カップ保持板の他端が壁板又は蓋体に当接し、カップ保持板は一端を中心に回動する。さらにカップ支持板を押し入れると、カップ支持板はラッチ手段によってハウジングに係止される。このとき、カップ保持板は壁板と蓋体との間に収容され、カップ保持板の他端が壁板又は蓋体に当接するため、ガタつかない。
【0013】
また、カップ支持板がハウジング内に収納されたとき、カップ保持板は壁板と蓋体との間にあり、ハウジング内に収納されない。このため、カップ支持板がハウジングからせり出すときに、カップ保持板がハウジングの開口縁に当たってせり出しが妨げられることがない。
【0014】
この状態で蓋体を押すと、ラッチ手段の係止状態が解除され、カップ支持板はハウジングからせり出し可能となる。ここで、せり出しの前半では付勢手段の付勢力によってカップ保持板の他端が壁板又は蓋体を押しカップ支持板を押し出すため、軽い引き出し力でカップ支持板を引き出すことができる。
【0015】
請求項2の容器ホルダでは、前記壁板又は蓋体に突設された係合板と、前記蓋体又は壁板に設けられ前記カップ保持板の前記ハウジングへの収納状態で前記係合板と係合する係合孔と、を有することを特徴としている。
【0016】
すなわち、請求項2に記載の容器ホルダでは、カップ支持板がハウジングに収納された状態で、壁板又は蓋体に突設された係合板が、蓋体又は壁板に設けられた係合孔に係合する。これによって、カップ支持板の収納状態で蓋体に上下方向の力が作用しても、この力をカップ支持板と係合板とで分散して受けるので、容器ホルダ全体の強度が増す。
【0017】
請求項3の容器ホルダでは、前記カップ保持板の他端を前記カップ支持板側に湾曲して前記壁板と当接してカップ保持板を回動させる爪片を構成したことを特徴としている。
【0018】
すなわち、カップ支持板がハウジングに収納される方向へ押されると、カップ保持板の爪片が壁板又は蓋体に当接する。さらに押すと、爪片はカップ支持板側へ湾曲しているので、爪片が壁板又は蓋体に沿って下方に案内され、カップ保持板が下方に回動する。
【0019】
請求項4の容器ホルダでは、前記係合板の裏面に下方へ傾斜するリブを設け、前記カップ保持板の上面に一端が傾斜し前記リブに当接してカップ保持板を回動させる突壁を形成したことを特徴としている。
【0020】
すなわち、カップ支持板がハウジングに収納される方向へ押されると、カップ保持板の突壁の傾斜部分とリブの傾斜部分とが当接する。さらに押すと、突壁の傾斜部分がリブの傾斜部分に沿ってスムーズに下方へ案内され、カップ保持板を下方へ回動させる。
【0021】
請求項5の容器ホルダでは、前記カップ支持板にカップが載置される窪みが形成され、前記係合板の側縁が前記窪みに載置されたカップの側面に接するように円弧状に加工されていることを特徴としている。
【0022】
すなわち、カップの底部は窪みにはまり込んで載置され、横揺れ等が生じてもカップは安定して保持される。また、係止板の側縁は円弧状に加工されており、カップの側面に接する。これにより、カップは係止板の側縁とカップ保持板に挟まれるので、倒れることがない。
【0023】
請求項6の容器ホルダでは、前記ハウジングと前記カップ支持板との間に配設されカップ支持板をハウジングからせり出す方向へ付勢する押し出し手段を有することを特徴としている。
【0024】
すなわち、カップ支持板がラッチ手段によってハウジングに係止された状態で蓋体を押すと、係止状態が解除され、ハウジングからせり出し可能となったカップ支持板は、押し出し手段によってハウジングから押し出される。このため、特にカップ支持板をハウジングから引き出さなくとも、カップ支持板は自動的にハウジングからせり出す。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態にかかる容器ホルダ10は、車室内のコンソールボックスにはめ込まれるハウジング12と、このハウジング12内にスライド可能に収納されるカップ支持板14とを有している。
【0026】
ハウジング12は下ケース12Aと上ケース12Bとで構成されている。下ケース12Aの側壁12Dの外側にはねじ孔12Eと爪12Fとが形成されている。一方、上ケース12Bにはねじ孔12Eに対応する孔12Gと、爪12Fに係止する係止片12Hとが形成されている。爪12Fを係止片12Hに係合させ、孔12G及びねじ孔12Eにねじを挿通して、上ケース12Bが下ケース12Aに固定される。
【0027】
下ケース12Aの側壁12Dの内側には、レール12Iが形成されている。一方、カップ支持板14の側面には、レール12Iに対応する溝14Aが形成されている。レール12Iは溝14Aと係合し、カップ支持板14をスムーズにスライドさせるようになっている。
【0028】
側壁12Dの前面側は上方へ立ち上げられており、この立ち上げ部に壁板30が掛け渡されている。この壁板30の下端と下ケース12Aの底壁とで開口12Cが構成されており、この開口12Cを通ってカップ支持板14がハウジング12内へ出し入れされる。
【0029】
一方、カップ支持板14には、窪み16が形成されている。窪み16は円形部分16Aと、この円形部分16Aからカップ支持板のスライド方向前後に張り出した方形部分16Bとからなっている。円形部分16Aは円柱状の350ml缶と同径とされている。また、前後の方形部分16Bによって略方形の紙容器の底面と同一サイズの長方形が形成されている。
【0030】
カップ支持板14には、ラッチ手段を構成するスイングカム18が揺動可能に取り付けられている。一方、下ケース12Aの底壁には、ピン20が突設されている。スイングカム18の裏面には、図示しないカム溝が形成されており、カップ支持板14がハウジング12内に収納されると、ピン20がカム溝内に入り込み、スイングカム18が揺動しつつピン20がカム溝内を移動するようになっている。カップ支持板14が最も奥まで押し入れられたとき、ピン20はカム溝に係止され、カップ支持板14がハウジング12内に収納された状態が維持される。さらに、カップ支持板14を押すと、スイングカム18が揺動し、ピン20がカム溝から離れ、係止状態が解除される。
【0031】
下ケース12Aの底壁には、ピン20から開口12Cに向けて、溝21が形成されており、溝21の開口12C側は端壁21Aによって閉止されている。一方、カップ支持板14の裏面には図示しない抜け止め突起が形成されている。カップ支持板14の出し入れに伴って抜け止め突起は溝21内を移動し、開口12C側で端壁21Aに当たって移動が阻止される。これによって、カップ支持板14のハウジング12からの抜け落ちが阻止されている。
【0032】
さらに、カップ支持板14とハウジング12との間には、押し出し手段としての定圧ばね22が設けられている。定圧ばね22の巻取ドラム22Bの軸22Aは、壁板30から張出した軸受け23に支持されている。定圧ばね22の端部はカップ支持板14の係止口27に固定されている。これによって、定圧ばね22は収納状態のカップ支持板14をハウジング12からせり出す方向に付勢している。
【0033】
また、下ケース12Aの底壁には、カップ支持板14のスライド方向に沿って凹溝25が形成されており、凹溝25の側部にはラック24が形成されている。一方カップ支持板14には、このラック24とかみ合うダンパギヤ26が取り付けられている。これにより、定圧ばね22の付勢力によるカップ支持板14の押し出しに対して、ダンパギヤ26がカップ支持板14のせり出し速度を制限している。
【0034】
カップ支持板14の端部からは、壁板30と平行に蓋体28が立設されている。蓋体28の上部には、所定の間隔をおいて軸支溝36が形成されており、軸支溝36にカップ保持板40の軸38が上方から挿通されて、長方形状のカップ保持板40が軸支される。
【0035】
軸38は、カップ支持板40の板部41の一端から互いに離間して突出する方向へ突出している。軸38の間隔は軸支溝36の間隔と等しくなっており、軸38を軸支溝36に挿通可能となっている。
【0036】
軸38には、コイルばね42が挿通され、コイルばね42の一端は蓋体28に、他端はカップ保持板40に固定されている。これにより、コイルばね42は、カップ保持板40を矢印イ方向(図5参照)に回動するように付勢している。
【0037】
カップ支持板40の他端には、下方へ円弧状に湾曲した爪片44が形成されている。また、カップ支持板40の上面には、カップ保持板40の一端の近傍から他端に向けてリブ46が形成されており、リブ46の他端側は下方へ傾斜している。
【0038】
カップ保持板40の爪片44に挟まれた中央部には、円弧状に緩やかに切りかけられた切欠48が形成されており、カップ支持板14に支持されたカップの側面を保持するようになっている。
【0039】
図6に示すように、蓋体28の前面には、リッド32が取付けられている。リッド32の上端には、内側に向かって突壁33が形成されており(図7参照)、コイルばね42の付勢力によるカップ保持板40の矢印イ方向への回動は、カップ保持板40が突壁33に当たることにより制限され、カップ保持板40はカップ支持板14と平行になる。
【0040】
壁板30の前面には、コンソールボックスの一部を構成するエスカッション34が取り付けられている。エスカッション34には、カップ支持板14が出入りする開口29が形成されている。また、カップ支持板14がハウジング12に収納された状態でリッド32の周囲を取り囲むようになっている。
【0041】
壁板30の上部からは、蓋体28に向かって壁板30と直角に、中央に係合板50、両側に係合板52が突設されている。一方、リッド32の突壁33には、係合孔56、58が設けられている。カップ支持板14がハウジング12の収納された状態で、係合板50、52は係合孔56、58と係合するようになっている。
【0042】
係合板50、52の裏面には、先端から壁板30に向けて傾斜したリブ54が形成されており、カップ支持板14をハウジング12内に押し入れる途中で、カップ保持板40に形成されたリブ46の傾斜面46Aが、係合板50、52のリブ54の傾斜面に当たるようになっている。
【0043】
係合板50の先端の両側は、窪み16の円形部分16Aに,この円形部分16Aと同径の容器(例えば350ml缶)が載置されたときにカップの側面に接するように、先端の両角部が円弧状に切りかけられて、切欠50Aとなっている。同様に係合板52の先端の角部の内側も、窪み16に載置された容器の側面に接するように円弧状に切りかけられて、切欠52Aとなっている。
【0044】
また、係合板50の両側辺及び係合板52の内側辺は、容器ホルダ10を上から見て窪み16の長方形部分を構成する方形部分16Bと一致して、長方形部分16Bに略方形の紙容器等が載置されたときにその略方形の紙容器の側面に接するようになっている。
【0045】
なお、ピン20が端壁21Aに当たってカップ支持板14のせり出しが止められた位置で、切欠50A、52Aと窪み16の円周の一部とが上方から見て一致するようになっている。
【0046】
次に本実施の形態にかかる容器ホルダ10の作用を説明する。
容器ホルダ10を使用しないときには、図3に示すように、カップ支持板14はハウジング12内に収納されている。このとき、カップ保持板40は蓋体28と壁板30との間に挟まれるようにして収容され、カップ保持板40のリブ46がコイルばね42に付勢され壁板30に当たっている。従って、この状態でカップ保持板40がガタつくことがない。
【0047】
このとき、係合板50、52は係合孔56、58に係合されている。この状態でリッド32に上下方向の強い力が加わっても、この力を係合板50、52とカップ支持板14とで分散して受けることになるためカップ支持板14の強度が増し、カップ支持板14が折れてしまうことがない。
【0048】
また、このときピン20はスイングカム18のカム溝を係止しており、カップ支持板14は収納状態に維持されている。
【0049】
ここで、リッド32をカップ支持板14の収納方向に向かって押すと、スイングカム18が揺動してピン20がカム溝から離れ、係止状態が解除されてカップ支持板14はハウジングからせり出し可能となる。ここで、カップ保持板40はハウジング12に収納されていないため、カップ保持板40がせり出しの途中でハウジング12の開口縁に当たってせり出しが妨げられることがない。
【0050】
カップ支持板14は、定圧ばね22の付勢力によってハウジング12からせり出す。また、カップ保持板40はコイルばね42によって矢印イ方向に付勢されているため、図4に示すように、カップ支持板14のせり出しの前半ではカップ保持板40の爪片44が壁板30に当たりつつ回動し、カップ支持板14を押し出す。このため、特にカップ支持板14を引き出さなくても、カップ支持板14は自動的にハウジングからせり出す。
【0051】
次に、カップ支持板14がハウジング12から押し出される途中で、図5に示すように、リブ46の傾斜面46Aがリブ54の傾斜面に当たりつつ回動する。さらにカップ支持板14がハウジング12から押し出され、爪片44は壁板30から離れる。このときカップ保持板40は突壁33に当たって矢印イ方向への回動を制限され、カップ支持板14と平行となる。
【0052】
カップ支持板14のスライドは、窪み16の円形部分16Aと係合板50、52の切欠50A、52Aとが上方から見て一致した位置で、カップ支持板24の裏面の抜け止め突起が溝21の端壁21Aに当たって制限される。この状態で、容器を保持可能となる。
【0053】
容器を保持する場合には、カップ支持板14が容器の底面を支持するため、缶等の円柱状の容器を支持する場合でも、容器がずり落ちることがない。
【0054】
図6に示すように、例えば350ml缶70を保持する場合、窪み16の円形部分16Aは350ml缶70と同径であるため、350ml缶70は窪み16にぴったりはまり込んで載置される。このため、走行中の振動等で容器ホルダ10が横揺れした場合でも、カップは安定して載置される。
【0055】
このとき、カップ保持板40はコイルばね42の付勢力に抗して回動されて図6に示す状態となっており、爪片44及び係合板50、52の切欠50A、52Aが350ml缶70の側面に接して、350ml缶70を挟持している。このため、350ml缶70は倒れることがない。
【0056】
図7に示すように、250ml缶72を保持する場合には、カップ保持板40は350ml缶70を保持する場合と比較して、矢印イ方向に回動し、ほぼカップ支持板14と平行となっている。この場合でも、コイルばね42の付勢力によって、250ml缶72は係合板50、52の切欠50A、52Aとカップ保持板40の切欠48(図2参照)及び爪片44との間に挟まれるため、倒れることがない。
【0057】
略方形の紙容器を保持する場合には、略方形の紙容器の底面が窪み16の方形部分16Bによって構成される長方形部分にぴったりはまり込む。このとき、カップ保持板40は蓋体28とほぼ平行となる(図6参照)。このとき、カップ保持板40のリブ46が略方形の紙容器を両側から挟み込むようにして接する。このため、略方形の紙容器は倒れることがない。
【0058】
このように、カップ保持板40は容器の底面に押されて、一端を中心にして回動するため、缶の径が異なる場合や略方形の紙容器を保持する場合でも、カップ保持板40が容器の側面に接して容器を確実に保持することができる。
【0059】
定圧ばね22の付勢力に抗して、リッド32を収納方向に押せば、図5に示すように、スライドの途中で、リブ46の傾斜面46Aがリブ54の傾斜面に接し、カップ保持板40が矢印イと反対の方向に回動される。次いで爪片44がリブ54に接するが、リブ54は下側に傾斜しているので、爪片44はリブ54に沿って案内されて、カップ保持板40がコイルばね42の付勢力に抗して矢印イと反対方向に回動する。また、爪片44が湾曲しているので、カップ保持板40はスムーズに回動する。
【0060】
次いで、図4に示すように、爪片44が壁板30に接するが、爪片44が湾曲しているため、爪片44は壁板30に沿って下方に移動し、さらにカップ保持板40は回動する。
【0061】
カップ支持板14が収納位置まで押し込まれれば、ピン20がスイングカム18を係止する。このとき、図3に示すように、ハウジング12内にカップ支持板14が収納される。
【0062】
なお、本実施の形態においては、蓋体28側にカップ保持板40を軸支し、且つ係合孔56、58を設け、壁板30側に係合板50、52を突設した場合を示したが、逆に、蓋体28側に係合板50、52を突設し、壁板30側にカップ保持板40を軸支し、且つ係合孔56、58を設けてもよい。
【0063】
また、カップ支持板14の上面にリブ46が形成されている場合を示したが、必ずしもリブ46を形成しなくともよい。
【0064】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、カップ支持板がハウジングに収納された状態でカップ保持板がガタつくことがなく、また、スムーズに収納、引き出しができ、しかも異なる径のカップを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダの分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダにおいて、カップ支持板がハウジングからせり出す途中の状態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダにおいて、カップ支持板がハウジングに収納された状態を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダにおいて、カップ支持板がハウジングからせり出す途中の状態を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダにおいて、カップ支持板がハウジングからせり出す途中の状態を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダにおいて、カップ支持板が容器を保持している状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る容器ホルダにおいて、カップ支持板が容器を保持している状態を示す断面図である。
【図8】従来の容器ホルダの斜視図である。
【符号の説明】
10 容器ホルダ
12 ハウジング
12C 開口
14 カップ支持板
16 窪み
22 巻きばね(押し出し手段)
28 蓋板(蓋体)
30 壁板
32 内カバー(蓋板)
40 カップ保持板
42 コイルばね(付勢手段)
44 爪片
48 切欠
50 係合板
52 係合板
54 リブ
56 係合孔
58 係合孔

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの開口からハウジング内にスライド可能に収納されるカップ支持板と、
    前記ハウジングの開口縁に設けられた壁板と、
    前記カップ支持板の端部から立設された蓋体と、
    前記蓋体又は壁板に一端が軸支され他端が前記カップ支持板の前記ハウジングへの収納過程で前記壁板又は蓋体に当接して回動し壁板と蓋体との間に収容されるカップ保持板と、
    前記カップ保持板を前記カップ支持板と略平行となるように付勢する付勢手段と、
    前記ハウジングと前記カップ支持板との間に配設されカップ支持板の収納方向への押圧操作によってカップ支持板を収納状態で係止し又は係止解除するラッチ手段と、
    を有することを特徴とする容器ホルダ。
  2. 前記壁板又は蓋体に突設された係合板と、
    前記蓋体又は壁板に設けられ前記カップ保持板の前記ハウジングへの収納状態で前記係合板と係合する係合孔と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の容器ホルダ。
  3. 前記カップ保持板の他端を前記カップ支持板側に湾曲して前記壁板と当接してカップ保持板を回動させる爪片を構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器ホルダ。
  4. 前記係合板の裏面に下方へ傾斜するリブを設け、
    前記カップ保持板の上面に一端が傾斜し前記リブに当接してカップ保持板を回動させる突壁を形成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の容器ホルダ。
  5. 前記カップ支持板にカップが載置される窪みが形成され、
    前記係合板の側縁が前記窪みに載置されたカップの側面に接するように円弧状に加工されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の容器ホルダ。
  6. 前記ハウジングと前記カップ支持板との間に配設されカップ支持板をハウジングからせり出す方向へ付勢する押し出し手段を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の容器ホルダ。
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