JP3277391B2 - データの送受信方法及びその装置 - Google Patents

データの送受信方法及びその装置

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JP3277391B2
JP3277391B2 JP28437292A JP28437292A JP3277391B2 JP 3277391 B2 JP3277391 B2 JP 3277391B2 JP 28437292 A JP28437292 A JP 28437292A JP 28437292 A JP28437292 A JP 28437292A JP 3277391 B2 JP3277391 B2 JP 3277391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はON/OFF信号からな
るデータの送受信方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データを送受信する方法には各種の方法
があるが、例えば非常にローカルな通信方法としてセン
サー又は出力ユニットのON/OFF信号を伝達する方
法も各種提案されている。その場合のシステムは上位機
種と接続される親局と入力ユニット(センサ)又は出力
ユニットからなる子局とから構成されている。この親局
と子局の接続方法及び通信方法について、ここで代表的
な3つの方式について説明する。
【0003】a)ディジィチェイン方式 この方式は、親局に対して子局が次々に直列に接続さ
れ、最後の子局は親局に接続されている。親局からみて
一番近い子局から順に例えば0,1,2,…となる番地
となる。親局が送信したデータは子局を次々に渡ってい
き、子局は自分の番地に相当するデータがきたときに自
局のデータと認識して処理する。親局は、最後の子局か
らデータが帰って来たときに全子局にデータを渡し終わ
ったとして、又は全子局からデータを受け取ったとし
て、次のデータを送る。
【0004】b)シフトレジスタ方式 この方式は、親局に対して子局が次々に直列に接続さ
れ、最後の子局はオープン又は終端抵抗等の線路の整合
のための回路に接続している。この方式はディジィチェ
イン方式と違い、最後の子局は親局へは接続されない。
親局からみて一番近い子局から順に例えば0,1,2…
となる番地になる。親局はタイミング信号とそれに同期
したデータを子局に送信する。子局は自局のタイミング
信号を受信するとそのタイミング信号に同期したデータ
を受け取るか或いはタイミング信号に同期してデータを
送信する。親局は所定のタイミング信号を送信し終わる
と全子局分を処理し終わったとし、次のタイミング信号
とそれに同期したデータを子局に送信する。特開昭64
−89839号公報に開示されているデータの送受信方
法はこの方式に基づいている。
【0005】c)子局アドレス方式 この方式は親局に対して子局が並列に接続されている。
そして、子局の番地は親局が処理できる範囲で任意の番
地が付される。親局は定まった通信手順により(プロト
コル)子局番地データを送り、子局は自局を認識した
場合にデータ処理するか、或いは自局のデータを親局へ
送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次に、以上のデータの
送受信方式の問題点について検討する。シリアル通信の
場合には、1パルスの幅が同一(一般の平行線、ツイス
トペア線を想定)で、且つデータ量も同一とした場合に
は、上述の方式の通信速度は次のような相対関係があ
る。 (ディジィチェイン方式)=(シフトレジスタ方式)>>(子局アドレス方式) また、途中に子局を追加する場合に「ディジィチェイン
方式」及び「シフトレジスタ方式」は、追加した子局に
後続する子局の全てについて番地を付番し直す必要があ
り、また、上位機種のプログラムも変更する必要も発生
する。勿論、「子局アドレス方式」は子局の追加は容易
となる。つまり、新しい番地を付番して配線すればよ
い。
【0007】また、いずれの方式も子局を含め子局に接
続されたセンサー、出力素子等の電源とデータ通信を同
一線路に重複伝送することはできなかった。つまり、
「子局アドレス方式」は基本的には電源とデータ通信路
とを別線路で構成している。「ディジィチェイン方式」
及び「シフトレジスタ方式」においては、電源とデータ
通信を一線路に重複伝送したとしてもタイミング線が必
要であった。更に、「子局アドレス方式」においてはデ
ータ信号をFM変調し電源と重複伝送したとしても回路
が複雑になり、また、FM変調の基本波が最高線路パル
ス幅となりデータの通信速度が益々遅くなる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、ディジィチェイン方式及びシ
フトレジスタ方式の通信速度の高速性と、子局アドレス
方式の子局の追加設定の容易さを持ち、更に親局からの
伝送は子局と子局に接続されたセンサー、出力素子等の
電源とデータ通信とを2本の伝送ライン(同一線路)で
行うことを可能にし、更に長距離伝送も可能にしたデー
タの送受信方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の一つの
態様によるデータの送受信方法は、親機と子機とが2本
の伝送ラインを介して接続され、親機から子機に対して
信号を送信するデータの送受信方法において、発振回路
からのパルス信号に基づいて生成したクロックパルスで
あって、所定時間幅の電圧を前記伝送ラインに印加し
(以下、第1の状態という)、前記第1の状態に続いて
前記とは逆極性の所定時間幅の電圧を前記伝送ライン印
加し(以下、第2の状態という)、これらを1組とする
クロックパルスを連続的に発生させる工程と、前記親機
において、前記発振回路からのパルス信号又は前記クロ
ックパルスの第1の状態の所定の電位変化の回数を計数
し、その計数値が出力命令の子機の局番に対応するもの
であるとき、そのときのクロックパルスの第2の状態の
電位レベルを、前記子機に対する出力信号に応じて制御
する工程と、前記子機において、前記伝送ラインを介し
て供給される前記クロックパルスの第1の状態の所定の
電位変化の回数を計数し、その計数値が自機の局番に対
応するものであるとき、そのときの前記クロックパルス
の第2の状態の電位レベルを出力信号として取り込む工
程とを有する。伝送ラインには極性が交互に反転したク
ロックパルスが供給され、親機において、クロックのパ
ルス(第1の状態)の計数値が出力信号を送出しようと
する子機の局番になると、そのときのクロックパルスの
第2の状態の電位レベルを制御する。これにより、例え
ばHレベルになるはずの第2の状態の電位レベルはLレ
ベルのままとなり、該当する子機がそれを検出して、そ
の電位レベルを親機からの出力信号として取り込む
【0010】また、本発明の他の態様によるデータの
受信方法は、親機と子機とが2本の伝送ラインを介して
接続され、親機が子機からの信号を受信するデータの送
受信方法において、発振回路からのパルス信号に基づい
て生成したクロックパルスであって、所定時間幅の電圧
を前記伝送ラインに印加し(以下、第1の状態とい
う)、前記第1の状態に続いて前記とは逆極性の所定時
間幅の電圧を前記伝送ライン印加し(以下、第2の状態
という)、これらを1組とするクロックパルスを連続的
に発生させる工程と、前記子機において、前記伝送ライ
ンを介して供給される前記クロックパルスの第1の状態
の所定の電位変化の回数を計数し、その計数値が自機の
局番に対応するものであるとき、そのときの入力信号に
応じて前記クロックルスの第2の状態の電位レベルを制
御する工程と、前記親機において、前記発振回路からの
パルス信号又は前記クロックパルスの第1の状態の所定
の電位変化の回数を計数し、その計数値が出力命令の子
機の局番に対応するものであるとき、そのときのクロッ
クパルスの第2の状態の電位レベルを、前記子機の入力
信号として取り込む工程とを有する。例えば、子機にお
いて、クロックパルス(第1の状態)の計数値と自機の
局番とが一致すると、そのときのクロックルスの第2の
状態の電位レベルを入力信号に応じて制御する。これに
より、例えばHレベルになるはずの第2の状態の電位レ
ベルはLレベルのままとなる。親機はその第2のパルス
の電位レベルを検出し、それをその時の計数値に対応し
た子局からの入力信号として取り込む。
【0011】また、本発明の他の態様によるデータの
受信装置は親機と子機とが2本の伝送ラインを介して接
続され、親機から子機に対して信号を送信するデータの
送受信装置おいて、 (a)前記親機は、発振回路を内蔵し、該発振回路のパ
ルス信号に対応させたクロックパルスであって、所定時
間幅の電圧を前記伝送ラインに印加し(以下、第1の状
態という)、前記第1の状態に続いて前記とは逆極性の
所定時間幅の電圧を前記伝送ライン印加し(以下、第2
の状態という)、これらを1組とするクロックパルスを
連続的に発生させるパルス供給回路と、前記発振回路か
らのパルス信号又は前記第クロックパルスの第1の状態
の所定の電位変化の回数を計数する計数器と、前記計数
値が出力命令の子機の局番と対応するものであるとき、
そのときの前記クロックパルスの第2の状態の電位レベ
ルを、前記子機に対する出力信号に応じて制御する制御
回路とを備え、 (b)前記子機は、前記伝送ラインを介して供給される
前記第クロックパルスの第1の状態の所定の電位変化の
回数を計数する計数器と、前記計数値が自機の局番に対
応するものであるとき、そのときの前記クロックパルス
の第2の状態の電位レベルを出力信号として取り込む出
力回路とを備えたものである。を有する。
【0012】また、本発明の他の態様によるデータの
受信装置は親機と子機とが2本の伝送ラインを介して接
続され、親機が子機から信号を受信するデータの受信装
置おいて、 (a)前記親機は、発振回路を内蔵し、該発振回路のパ
ルス信号に対応させたクロックパルスであって、所定時
間幅の電圧を前記伝送ラインに印加し(以下、第1の状
態という)、前記第1の状態に続いて前記とは逆極性の
所定時間幅の電圧を前記伝送ライン印加し(以下、第2
の状態という)、これらを1組とするクロックパルスを
連続的に発生させるパルス供給回路と、前記発振回路か
らのパルス信号又は前記第クロックパルスの第1の状態
の所定の電位変化の回数を計数する計数器と、前記計数
値が入力命令の子機の局番と対応するものであるとき、
そのときの前記クロックパルスの第2の状態の電位レベ
ルを、前記子機からの入力信号として取り込む制御回路
とを備え、 (b)前記子機は、前記伝送ラインを介して供給される
前記第クロックパルスの第1の状態の所定の電位変化の
回数を計数する計数器と、前記計数値が自機の局番に対
応するものであるとき、そのときの前記クロックパルス
の第2の状態の電位レベルを、入力信号に応じて制御す
る制御回路とを備えたものである。
【0013】また、本発明の他の態様によるデータの送
受信装置において、前記子機は、前記伝送ラインを介し
て供給されるクロックパルスを整流する整流回路を備え
たものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例の伝送システ
ムの構成を示すブロック図であり、図1は親機100の
構成を示し、図2は出力ユニットとしての子機200A
の構成を示しており、そして、図3は入力ユニットとし
ての子機200Aの構成を示している。図1において、
親機100は2本の伝送ライン150を介して子機20
0A,200Bに接続されている。親機100は発振回
路101を備えており、図4に示すようなパルス信号を
出力する。このパルス信号は、後述する計数器をリセッ
トする為の幅t0 を持った矩形波(リセット用パルス)
と、パルス幅t1 ,休止時間t2 からなる波形で構成さ
れる複数の矩形波(計数用パルス)とから構成されてお
り、計数用パルスは子局の数に応じて例えば数10〜数
100パルスからなり、リセット用パルスに後続してお
り、リセット用パルス及び計数用パルスは発振回路10
1からサイクリックにくり返されて出力される。
【0017】今、パルスがHレベルにある時は、そのパ
ルスはトランジスタTr1 ,Tr4のベースに直接供給
されるのでこれらのトランジスタTr1 ,Tr4 はオン
し、トランジスタTr2 ,Tr3 のベースにはインバー
タ102を介して供給されるのでトランジスタTr2
Tr3 はオフになる。従って、親機100と子機200
A,200Bとを接続している2本の伝送ライン150
には、トランジスタTr1 →伝送ライン150A→伝送
ライン150B→トランジスタTr4 の方向に電流が流
れる。また、パルスがLレベルにある時は、そのパルス
はトランジスタTr1 ,Tr4 のベースに直接供給され
るのでこれらのトランジスタTr1 ,Tr4 はオフし、
トランジスタTr2 ,Tr3 のベースにはインバータ1
02を介して供給されるのでトランジスタTr2 ,Tr
3 はオンとなる。従って、トランジスタTr3 →伝送ラ
イン150B→伝送ライン150A→トランジスタTr
2の方向に電流が流れる。但し、このときにはトランジ
スタTr3 のコレクタには抵抗103が接続されてお
り、この時の電流経路には抵抗103が含まれることに
なる。なお、子機200A,200B側においては伝送
ライン150Aと150Bとの間に整流回路240が介
在しており、整流回路240から子機200A,200
Bの各機器の電源電圧が供給される。
【0018】親機100においては、発振回路101か
らのパルス信号をインバータ104及び微分回路105
を介してパルスの立下り(H→L)に対応した計数用の
パルス信号を得ており、それがアンドゲート106を介
して計数器107に供給され、計数器10は発振回路
101からのパルスの立下りを計数している。遅延回路
108の遅延時間はパルス幅t0 >D(遅延時間)であ
り、計数用パルス(t1 ,t2 )の発振時は出力を出さ
ないが、リセット用パルス(t0 )がくると出力を生じ
てそれはフリップフロップ回路109にセット信号とし
て供給され、フリップフロップ回路109がセットされ
る。フリップフロップ回路109がセットされるとその
出力はアンドゲート110にゲート信号として供給さ
れ、アンドゲート110は開く。この状態でパルスがH
→Lになると、微分回路105の出力がアンド回路11
0を介して計数器107にリセット信号として供給さ
れ、その計数値は「0」にリセットされる。なお、この
リセット用のフリップフロップ回路109がセットされ
ている状態では、フリップフロップ回路109の反転出
力(Lレベル)がアンドゲート106に供給されてお
り、アンド回路106は閉じているので、計数器107
には計数用のパルス信号が供給されず、計数することが
できないようになっている。
【0019】次に、パルスがL→Hになると、微分回路
111は微分出力をフリップフロップ回路109にリセ
ット信号として供給し、フリップフロップ回路109は
リセットされ、その反転出力(Hレベル)はアンドゲー
ト106に供給されてアンドゲート106は開き、発振
回路101のパルス信号は計数器107に計数入力とし
て供給され、次のパルスの立下りから計数器107は
1,2,3,…Nと計数を開始し、リセット用パルス
(t0 )により再びリセットされる。図5はこの時の発
振回路101のパルス信号と計数器107の計数値との
関係を示したタイミングチャートである。
【0020】一方、子機200A,200Bにおいても
同様な計数回路が設けられており、それはインバータ2
04、微分回路205、アンドゲート206、計数器2
07、遅延回路108、フリップフロップ回路209及
び、アンドゲート210から構成されている。これらは
親機100のそれと同一の機能を有する。但し、遅延回
路208の遅延時間Dは、D>t1 ,t2 の関係にあ
る。
【0021】親機100の計数器107は0〜Nまでの
計数をサイクリックに繰り返すが、親機100はこの計
数値に対応した局番の子機200A,…に出力信号を送
出し、或いはその局番の子機200B…から入力信号を
取り込む。まず、親機100から子機200Aに対して
出力信号を送出する場合について説明する。ここでは例
えば計数値「2」のとき、その計数値に対応する局番の
子機200Aに出力信号を送出する場合について説明す
【0022】親機100の一致回路112にはからN
迄での計数機107の出力信号端子と出力指令とが接続
されており、今、出力命令には「2」が設定されている
ものとする。計数器107の計数値が「2」になると一
致回路112は一致信号を出力し、フリップフロップ回
路113をセットする。フリップフロップ回路113の
出力はオアゲート114を介してトランジスタTr4
ベースに供給され、トランジスタTr4 はオン動作す
る。計数値が「2」になったときの発振回路101のパ
ルス信号のレベルは「L」であり、伝送ライン150B
から伝送ライン150Aに電流が流れているが、トラン
ジスタTr4 がオン動作しているので、図のA点及びB
点のレベルはいずれも「L」になる。つまり、B点のレ
ベルは図6に示すように「H」になるはずであるが、
「L」のままとなっている。
【0023】一方、図2の子機200Aにおいては、そ
の局番が設定されるアドレスSW220が「2」に設定
されていれば、計数器207の計数値が「2」になった
瞬間に一致回路212から一致信号が出力され、それは
微分回路221によって微分処理された後にアンドゲー
ト222,223にゲート信号として入力し、アンドゲ
ート222,223は開く。アンドゲート222,22
3には伝送ライン150Bの電位が入力されているが、
その信号レベルは計数器212の計数値が「2」の時は
「L」になっており、その信号はインバータ224及び
アンドゲート222を介してフリップフロップ回路22
4にセット信号として供給され、フリップフロップ回路
224はセットされる。フリップフロップ回路224の
出力は増幅器225を介して出力され、例えばリレーコ
イル226を励磁する。このリレーコイル226の励磁
はフリップフロップ回路224がリセットされるまで保
持される。
【0024】フリップフロップ回路224のリセットは
次の状態でなされる。それ以降のサイクルで、計数器2
04の計数値が「2」になった時に伝送ライン150B
の電位がHレベルになっているとき(親機100の一致
回路112が一致信号を出していないとき)になされ
る。つまり、親機100の計数器107の計数値が
「2」となっても出力命令に「2」が設定されていな
と、フリップフロップ回路113をセットできないの
で、トランジスタTr4 がオン動作せず、従って、伝送
ライン150BのB点もHレベルのままであり、その電
位はインバータ224及び228を介してアンドゲート
223に入力する。このとき、一致回路212からの一
致信号が微分回路221を介してアンドゲート223に
ゲート信号として入力され開いており、伝送ライン15
0BのB点の信号(Hレベル)はアンドゲート223を
介してフリップフロップ回路224にリセット信号とし
て入力され、その結果、フリップフロップ回路224は
リセットされその出力はLレベルになり、リレーコイル
226は励磁されずオフ状態になる。
【0025】次に、図3の子機200Bからの入力信号
を親機100に送る場合について説明する。子機200
Bの局番を「3」と仮定すると、アドレスSW200は
「3」に設定されており、計数器204が「3」になる
と一致回路212から一致信号が出力され、これはアン
ドゲート230にゲート信号として入力し、アンドゲー
ト230は開く。今、入力接点231がON状態になっ
ていれば、アンドゲート230はその入力信号を通過さ
せてトランジスタTr5 のベースに供給し、トランジス
タTr5 はオン状態になる。このときの伝送ライン15
0Bの電位はHレベルになるべきでタイミングである
が、トランジスタTr5 がオン状態になったことにより
Lレベルのままになって変化しない。
【0026】一方、親機100入力受信ゲート120
はそれぞれの計数値に対応したメモリ(保持回路)12
1を有し、各メモリ121のセット,リセットはその計
数値に対応した受信ゲートが作動(開)して、入力信号
がメモリ121の該当する領域に格納される。今、計数
器107の計数値が「3」であれば、受信ゲート120
の「3」のゲートが開くようになっている。
【0027】計数器112の計数値が「3」のときに出
力指令が出されていないときには、フリップフロップ回
路113はリセットされており、その反転出力の電位は
Hレベルであり、それはアンドゲート122,123に
ゲート信号として供給される。また、このアンドゲート
122,123には発振回路101のパル信号がインバ
ータ104を介してゲート信号として入力されており、
この2つのゲート信号がともにHレベルになったとき
に、アンドゲート122,123は開く。一方、子機2
00Bのトランジスタ側Tr5 によって伝送ライン15
0Bの電位はLレベルになっているため、この伝送ライ
ン150Bの電位は入力信号としてインバー124を介
してアンドゲート122に入力される。このとき、アン
ドゲート122は開いており、入力信号はアンドゲート
122を介してセット信号として入力受信ゲート120
に供給される。入力受信ゲート120の「3」に対応す
るゲートは開いているので、メモリ121の「3」の領
域はセットされる。このようにして入力信号が保持され
ることになる。
【0028】次に、計数器107の計数値が再び「3」
になったときに、入力接点231が開いてトランジスタ
Tr5 がオフになると、伝送ライン150Bの電位はH
レベルのままであり、また、アンドゲート123は開い
ているので、伝送ライン150Bの電位はリセット信号
としてアンドゲート123を介して入受信ゲート120
に入力され、メモリ121の「3」の領域がリセットさ
れる。
【0029】なお、上述の実施例においては各子機10
0にそれぞれ計数器及び整流器を設けた例について説明
したが、計数器及び整流器は複数の子機で共用しても良
い。また、図7に示すように、親機の発振回路101及
びトランジスタTr1 〜Tr4 を発振部250として構
成し、複数の親機100、複数の子機200及び発振部
250の組合せで使用することもできる。この場合に
は、親機100にも電源用整流回路を付加することはも
ちろんである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定時間
幅の電圧を前記伝送ラインに印加し(以下、第1の状態
という)、第1の状態に続いて前記とは逆極性の所定時
間幅の電圧を前記伝送ライン印加し(以下、第2の状態
という)、これらを1組とするクロックパルスを連続的
に発生させて、子局がその第1の状態を計数して自局の
アドレスを把握するようにしたので、ディジィチェイン
方式及びシフトレジスタ方式の通信速度の高速性と、子
局アドレス方式の子局の追加設定の容易さをもってい
る。更に、第2の状態の電位レベルを調整することによ
りオン/オフ信号を送受信するようにしたので、データ
通信と電源供給とを同一線路で行うことができ、これら
の第1の状態及び第2の状態の双方を含んだクロックパ
ルスによりデータを送受信するので大きな電力により伝
送を可能にし、外乱の影響も少なくなり、長距離の伝送
を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の親機の構成を示したブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例の出力ユニットとしての子機
の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の入力ユニットとしての子機
の構成を示したブロック図である。
【図4】発振回路からのルス信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】発振回路のパルス信号と計数器の計数値との関
係を示したタイミングチャートである。
【図6】伝送ラインのB点のレベル変化を示すタイミン
グチャートである。
【図7】本発明の他の実施例の伝送システムの構成を示
すブロック図である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機とが2本の伝送ラインを介し
    て接続され、親機から子機に対して信号を送信するデー
    タの送受信方法において、 発振回路からのパルス信号に基づいて生成したクロック
    パルスであって、所定時間幅の電圧を前記伝送ラインに
    印加し(以下、第1の状態という)、前記第1の状態に
    続いて前記とは逆極性の所定時間幅の電圧を前記伝送ラ
    イン印加し(以下、第2の状態という)、これらを1組
    とするクロックパルスを連続的に発生させる工程と、 前記親機において、前記発振回路からのパルス信号又は
    前記クロックパルスの第1の状態の所定の電位変化の回
    数を計数し、その計数値が出力命令の子機の局番に対応
    するものであるとき、そのときのクロックパルスの第2
    の状態の電位レベルを、前記子機に対する出力信号に応
    じて制御する工程と、 前記子機において、前記伝送ラインを介して供給される
    前記クロックパルスの第1の状態の所定の電位変化の回
    数を計数し、その計数値が自機の局番に対応するもので
    あるとき、そのときの前記クロックパルスの第2の状態
    の電位レベルを出力信号として取り込む工程とを有する
    ことを特徴とするデータの送受信方法。
  2. 【請求項2】 親機と子機とが2本の伝送ラインを介し
    て接続され、親機が子機からの信号を受信するデータの
    送受信方法において、 発振回路からのパルス信号に基づいて生成したクロック
    パルスであって、所定時間幅の電圧を前記伝送ラインに
    印加し(以下、第1の状態という)、前記第1の状態に
    続いて前記とは逆極性の所定時間幅の電圧を前記伝送ラ
    イン印加し(以下、第2の状態という)、これらを1組
    とするクロックパルスを連続的に発生させる工程と、 前記子機において、前記伝送ラインを介して供給される
    前記クロックパルスの第1の状態の所定の電位変化の回
    数を計数し、その計数値が自機の局番に対応するもので
    あるとき、そのときの入力信号に応じて前記クロックル
    スの第2の状態の電位レベルを制御する工程と、 前記親機において、前記発振回路からのパルス信号又は
    前記クロックパルスの 第1の状態の所定の電位変化の回
    数を計数し、その計数値が出力命令の子機の局番に対応
    するものであるとき、そのときのクロックパルスの第2
    の状態の電位レベルを、前記子機の入力信号として取り
    込む工程とを有することを特徴とするデータの送受信方
    法。
  3. 【請求項3】 親機と子機とが2本の伝送ラインを介し
    て接続され、親機から子機に対して信号を送信するデー
    タの送受信装置おいて、 前記親機は、 発振回路を内蔵し、該発振回路のパルス信号に対応させ
    たクロックパルスであって、所定時間幅の電圧を前記伝
    送ラインに印加し(以下、第1の状態という)、前記第
    1の状態に続いて前記とは逆極性の所定時間幅の電圧を
    前記伝送ライン印加し(以下、第2の状態という)、こ
    れらを1組とするクロックパルスを連続的に発生させる
    パルス供給回路と、 前記発振回路からのパルス信号又は前記第クロックパル
    スの第1の状態の所定の電位変化の回数を計数する計数
    器と、 前記計数値が出力命令の子機の局番と対応するものであ
    るとき、そのときの前記クロックパルスの第2の状態の
    電位レベルを、前記子機に対する出力信号に応じて制御
    する制御回路とを備え、 前記子機は、 前記伝送ラインを介して供給される前記第クロックパル
    スの第1の状態の所定の電位変化の回数を計数する計数
    器と、 前記計数値が自機の局番に対応するものであるとき、そ
    のときの前記クロックパルスの第2の状態の電位レベル
    を出力信号として取り込む出力回路とを有することを特
    徴とするデータの送受信装置。
  4. 【請求項4】 親機と子機とが2本の伝送ラインを介し
    て接続され、親機が子機から信号を受信するデータの受
    信装置おいて、 前記親機は、 発振回路を内蔵し、該発振回路のパルス信号に対応させ
    たクロックパルスであって、所定時間幅の電圧を前記伝
    送ラインに印加し(以下、第1の状態という)、前記第
    1の状態に続いて前記とは逆極性の所定時間幅の電圧を
    前記伝送ライン 印加し(以下、第2の状態という)、こ
    れらを1組とするクロックパルスを連続的に発生させる
    パルス供給回路と、 前記発振回路からのパルス信号又は前記第クロックパル
    スの第1の状態の所定の電位変化の回数を計数する計数
    器と、 前記計数値が入力命令の子機の局番と対応するものであ
    るとき、そのときの前記クロックパルスの第2の状態の
    電位レベルを、前記子機からの入力信号として取り込む
    制御回路とを備え、 前記子機は、 前記伝送ラインを介して供給される前記第クロックパル
    スの第1の状態の所定の電位変化の回数を計数する計数
    器と、 前記計数値が自機の局番に対応するものであるとき、そ
    のときの前記クロックパルスの第2の状態の電位レベル
    を、入力信号に応じて制御する制御回路とを備えたこと
    を特徴とするデータの送受信装置
  5. 【請求項5】 前記子機は、前記伝送ラインを介して供
    給されるクロックパルスを整流する整流回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のデータの送受信装
    置。
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