JPH06141377A - データの送受信方法及びその装置 - Google Patents

データの送受信方法及びその装置

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JPH06141377A
JPH06141377A JP28437292A JP28437292A JPH06141377A JP H06141377 A JPH06141377 A JP H06141377A JP 28437292 A JP28437292 A JP 28437292A JP 28437292 A JP28437292 A JP 28437292A JP H06141377 A JPH06141377 A JP H06141377A
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Kenjiro Soejima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速性と子局の追加設定の容易さとを有し、
更に電源とデータ通信とを2本の伝送ライン(同一線
路)で行うことを可能にし、更に長距離伝送も可能にし
たデータの送受信方法及びその装置を提供する。 【構成】 親機側から子機側に対して、発振回路からの
パルス信号に対応させて交互に極性を反転させた電流パ
ルスを、2本の伝送ラインを介して供給し、親機におい
て、発振回路からのパルス信号を計数し、その計数値と
出力命令の子機の局番とが一致すると、一方の極性の電
流パルスのレベルを制御する。子機においては、2本の
伝送ラインを介して供給される電流パルスを計数し、、
その計数値とその子機の局番とが一致すると、そのとき
の伝送ラインの電位に応じてそれを出力信号として取り
込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はON/OFF信号からな
るデータの送受信方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データを送受信する方法には各種の方法
があるが、例えば非常にローカルな通信方法としてセン
サー又は出力ユニットのON/OFF信号を伝達する方
法も各種提案されている。その場合のシステムは上位機
種と接続される親局と入力ユニット(センサ)又は出力
ユニットからなる子局とから構成されている。この親局
と子局の接続方法及び通信方法について、ここで代表的
な3つの方式について説明する。
【0003】a)ディジィチェイン方式 この方式は、親局に対して子局が次々に直列に接続さ
れ、最後の子局は親局に接続されている。親局からみて
一番近い子局から順に例えば0,1,2,…となる番地
となる。親局が送信したデータは子局を次々に渡ってい
き、子局は自分の番地に相当するデータがきたときに自
局のデータと認識して処理する。親局は、最後の子局か
らデータが帰って来たときに全子局にデータを渡し終わ
ったとして、又は全子局からデータを受け取ったとし
て、次のデータを送る。
【0004】b)シフトレジスタ方式 この方式は、親局に対して子局が次々に直列に接続さ
れ、最後の子局はオープン又は終端抵抗等の線路の整合
のための回路に接続している。この方式はディジィチェ
イン方式と違い、最後の子局は親局へは接続されない。
親局からみて一番近い子局から順に例えば0,1,2…
となる番地になる。親局はタイミング信号とそれに同期
したデータを子局に送信する。子局は自局のタイミング
信号を受信するとそのタイミング信号に同期したデータ
を受け取るか或いはタイミング信号に同期してデータを
送信する。親局は所定のタイミング信号を送信し終わる
と全子局分を処理し終わったとし、次のタイミング信号
とそれに同期したデータを子局に送信する。特開昭64
−89839号公報に開示されているデータの送受信方
法はこの方式に基づいている。
【0005】c)子局アドレス方式 この方式は親局に対して子局が並列に接続されている。
そして、子局の番地は親局が処理できる範囲で任意の番
地が付される。親局は定まった通信手順により(プロト
コル)子局番地とデータを送り、子局は自局を認識した
場合にデータ処理するか、或いは自局のデータを親局へ
送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次に、以上のデータの
送受信方式の問題点について検討する。シリアル通信の
場合には、1パルスの幅が同一(一般の平行線、ツイス
トペア線を想定)で、且つデータ量も同一とした場合に
は、上述の方式の通信速度は次のような相対関係があ
る。 (ディジィチェイン方式)=(シフトレジスタ方式)<
<(子局アドレス方式) また、途中に子局を追加する場合に「ディジィチェイン
方式」及び「シフトレジスタ方式」は、追加した子局に
後続する子局の全てについて番地を付番し直す必要があ
り、また、上位機種のプログラムも変更する必要も発生
する。勿論、「子局アドレス方式」は子局の追加は容易
となる。つまり、新しい番地を付番して配線すればよ
い。
【0007】また、いずれの方式も子局を含め子局に接
続されたセンサー、出力素子等の電源とデータ通信を同
一線路に重複伝送することはできなかった。つまり、
「子局アドレス方式」は基本的には電源とデータ通信路
とを別線路で構成している。「ディジィチェイン方式」
及び「シフトレジスタ方式」においては、電源とデータ
通信を一線路に重複伝送したとしてもタイミング線が必
要であった。更に、「子局アドレス方式」においてはデ
ータ信号をFM変調し電源と重複伝送したとしても回路
が複雑になり、また、FM変調の基本波が最高線路パル
ス幅となりデータの通信速度が益々遅くなる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、ディジィチェイン方式及びシ
フトレジスタ方式の通信速度の高速性と、子局アドレス
方式の子局の追加設定の容易さを持ち、更に親局からの
伝送は子局と子局に接続されたセンサー、出力素子等の
電源とデータ通信とを2本の伝送ライン(同一線路)で
行うことを可能にし、更に長距離伝送も可能にしたデー
タの送受信方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の一つの
態様によるデータの送信方法は、親機側から子機側に対
して、発振回路からのパルス信号に対応させて交互に極
性を反転させた電流パルスを、2本の伝送ラインを介し
て供給する工程と、親機において、発振回路からのパル
ス信号又は電流パルスを計数し、その計数値と出力命令
の子機の局番とが一致すると、一方の極性の電流パルス
のレベルを制御する工程と、子機において、2本の伝送
ラインを介して供給される電流パルスを計数し、その計
数値とその子機の局番とが一致すると、そのときの前記
伝送ラインの電位に応じてそれをを出力信号として取り
込む工程とを有する。2本の伝送ラインには交互に極性
が反転された電流パルスが流れており、親機において、
計数器による計数値が出力信号を送出しようとする子機
の局番になると、一方の極性の電流パルスのレベルを制
御する。これにより、例えばHレベルになるはずの伝送
ラインの電位はLレベルのままとなり、該当する子機が
それを検出して、その電位を親機からの出力信号として
取り込む。
【0010】また、本発明の他の態様によるデータの受
信方法は、親機側から子機側に対して、発振回路からの
パルス信号に対応させて交互に極性を反転させた電流パ
ルスを、2本の伝送ラインを介して供給する工程と、子
機において、2本の伝送ラインを介して供給される電流
パルスを計数し、その計数値とその子機の局番とが一致
すると、入力に応じて一方の極性の電流パルスのレベル
を制御する工程と、親機において、発振回路からのパル
ス信号又は電流パルスをを計数し、その計数値と子機の
局番とが一致すると、伝送ラインの電位に応じてそれを
入力信号として取り込む工程とを有する。2本の伝送ラ
インには交互に極性が反転された電流パルスが流れてお
り、子機において、計数器による計数値とその子機の局
番とが一致すると、一方の極性の電流パルスのレベルを
制御する。これにより、例えばHレベルになるはずの伝
送ラインの電位はLレベルのままとなる。親機はその電
位を検出して、その時の計数値に対応した子局からの入
力信号として取り込む。
【0011】また、本発明の他の態様による親機は、所
定の幅のリセット用パルスと、それに続き、それよりも
幅狭の複数のパルスからなる計測用パルスとをサイクリ
ックに出力する発振回路と、発振回路からのパルスに従
って、交互に極性を反転させた電流パルスを、2本の伝
送ラインを介して供給する電流供給回路と、リセット用
パルスによりリセットされ、計測用パルスを計数する計
数器と、計数器の計数値と出力命令のある子機の局番と
が一致すると、電流供給回路に一方の極性の電流パルス
のレベルを制御させる一致回路とを有する。2本の伝送
ラインには交互に極性が反転された電流パルスが流れて
おり、親機において、計数器による計数値とその子機の
局番とが一致すると、一方の極性の電流パルスのレベル
を制御する。これにより、例えばHレベルになるはずの
伝送ラインの電位はLレベルのままとなる。これをもっ
て出力信号とする。子機はその変化を検出して出力信号
として取り込む。
【0012】また、本発明の他の態様による親機は、所
定の幅のリセット用パルスと、それに続き、それよりも
幅狭の複数のパルスからなる計測用パルスとをサイクリ
ックに出力する発振回路と、発振回路からのパルスに従
って、交互に極性を反転させた電流パルスを、2本の伝
送ラインを介して供給する電流供給回路と、リセット用
パルスによりリセットされ、計測用パルスを計数する計
数器と、計数器の計数値と子機の局番とが一致し一方の
極性の電流パルスのレベルが制御されてると、そのとき
の伝送ラインの電位を検出してそれをその子機からの入
力信号として取り込む入力回路とを有する。2本の伝送
ラインには交互に極性が反転された電流パルスが流れて
おり、子機において、計数器による計数値とその子機の
局番とが一致すると、一方の極性の電流パルスのレベル
を制御する。これにより、例えばHレベルになるはずの
伝送ラインの電位はLレベルのままとなる。親機はそれ
を検出して、その時の計数値に対応した子機からの入力
信号として取り込む。
【0013】また、本発明の他の態様による子機は、親
機から2本の伝送ラインを介して供給される電流パルス
を整流する整流回路と、リセット用パルスに対応した電
流パルスによりリセットされ、計測用パルスに対応した
電流パルスを計数する計数器と、その計数値とその子機
の局番とが一致すると、そのときの伝送ラインの電位を
検出してそれを出力信号として取り込む出力回路とを有
する。2本の伝送ラインには交互に極性が反転された電
流パルスが流れており、親機において、計数器による計
数値が出力信号を送出しようとする子機の局番になる
と、一方の極性の電流パルスのレベルを制御する。例え
ばHレベルになるはずの伝送ラインの電位はLレベルの
ままとなり、該当する子機がそれを検出して出力信号と
して取り込む。
【0014】また、本発明の他の態様による子機は、親
機から2本の伝送ラインを介して供給される電流パルス
を整流する整流回路と、リセット用パルスに対応した電
流パルスによりリセットされ、計測用パルスに対応した
電流パルスを計数する計数器と、その計数値とその子機
の局番とが一致すると、そのときの入力信号に基いて一
方の極性の電流パルスのレベルを制御する入力回路とを
有する。2本の伝送ラインには交互に極性が反転された
電流パルスが流れており、子機において、計数器による
計数値がその子機の局番になると、一方の極性の電流パ
ルスのレベルを制御する。これにより、例えばHレベル
になるはずの伝送ラインの電位はLレベルのままとな
る。親機はその変化を検出してそれを入力信号として取
り込む。
【0015】また、本発明の他の態様による送受信装置
は発振部と親機とを有する。発振部は上記の発振回路と
電流供給回路とを有し、親機は上述の計数器と入力回路
とを有する。親機から発振回路と電流供給回路とを分離
し、発振回路と電流供給回路とからなる発振部を複数の
親機に対して共通に利用できるようにしている。
【0016】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例の伝送システ
ムの構成を示すブロック図であり、図1は親機100の
構成を示し、図2は出力ユニットとしての子機200A
の構成を示しており、そして、図3は入力ユニットとし
ての子機200Aの構成を示している。図1において、
親機100は2本の伝送ライン150を介して子機20
0A,200Bに接続されている。親機100は発振回
路101を備えており、図4に示すようなパルス信号を
出力する。このパルス信号は、後述する計数器をリセッ
トする為の幅t0 を持った矩形波(リセット用パルス)
と、パルス幅t1 ,休止時間t2 からなる波形で構成さ
れる複数の矩形波(計数用パルス)とから構成されてお
り、計数用パルスは子局の数に応じて例えば数10〜数
100パルスからなり、リセット用パルスに後続してお
り、リセット用パルス及び計数用パルスは発振回路10
1からサイクリックにくり返されて出力される。
【0017】今、パルスがHレベルにある時は、そのパ
ルスはトランジスタTr1 ,Tr4のベースに直接供給
されるのでこれらのトランジスタTr1 ,Tr4 はオン
し、トランジスタTr2 ,Tr3 のベースにはインバー
タ102を介して供給されるのでトランジスタTr2
Tr3 はオフになる。従って、親機100と子機200
A,200Bとを接続している2本の伝送ライン150
には、トランジスタTr1 →伝送ライン150A→伝送
ライン150B→トランジスタTr4 の方向に電流が流
れる。また、パルスがLレベルにある時は、そのパルス
はトランジスタTr1 ,Tr4 のベースに直接供給され
るのでこれらのトランジスタTr1 ,Tr4 はオフし、
トランジスタTr2 ,Tr3 のベースにはインバータ1
02を介して供給されるのでトランジスタTr2 ,Tr
3 はオンとなる。従って、トランジスタTr3 →伝送ラ
イン150B→伝送ライン150A→トランジスタTr
2の方向に電流が流れる。但し、このときにはトランジ
スタTr3 のコレクタには抵抗103が接続されてお
り、この時の電流経路には抵抗103が含まれることに
なる。なお、子機200A,200B側においては伝送
ライン150Aと150Bとの間に整流回路240が介
在しており、整流回路240から子機200A,200
Bの各機器の電源電圧が供給される。
【0018】親機100においては、発振回路101か
らのパルス信号をインバータ104及び微分回路105
を介してパルスの立下り(H→L)に対応した計数用の
パルス信号を得ており、それがアンドゲート106を介
して計数器107に供給され、計数器104は発振回路
101からのパルスの立下りを計数している。遅延回路
108の遅延時間はパルス幅t0 >D(遅延時間)であ
り、計数用パルス(t1 ,t2 )の発振時は出力を出さ
ないが、リセット用パルス(t0 )がくると出力を生じ
てそれはフリップフロップ回路109にセット信号とし
て供給され、フリップフロップ回路109がセットされ
る。フリップフロップ回路109がセットされるとその
出力はアンドゲート110にゲート信号として供給さ
れ、アンドゲート110は開く。この状態でパルスがH
→Lになると、微分回路105の出力がアンド回路11
0を介して計数器107にリセット信号として供給さ
れ、その計数値は「0」にリセットされる。なお、この
リセット用のフリップフロップ回路109がセットされ
ている状態では、フリップフロップ回路109の反転出
力(Lレベル)がアンドゲート106に供給されてお
り、アンド回路106は閉じているので、計数器107
には計数用のパルス信号が供給されず、計数することが
できないようになっている。
【0019】次に、パルスがL→Hになると、微分回路
111は微分出力をフリップフロップ回路109にリセ
ット信号として供給し、フリップフロップ回路109は
リセットされ、その反転出力(Hレベル)はアンドゲー
ト106に供給されてアンドゲート106は開き、発振
回路101のパルス信号は計数器107に計数入力とし
て供給され、次のパルスの立下りから計数器107は
1,2,3,…Nと計数を開始し、リセット用パルス
(t0 )により再びリセットされる。図5はこの時の発
振回路101のパルス信号と計数器107の計数値との
関係を示したタイミングチャートである。
【0020】一方、子機200A,200Bにおいても
同様な計数回路が設けられており、それはインバータ2
04、微分回路205、アンドゲート206、計数器2
07、遅延回路108、フリップフロップ回路209及
び、アンドゲート210から構成されている。これらは
親機100のそれと同一の機能を有する。但し、遅延回
路208の遅延時間Dは、D>t1 ,t2 の関係にあ
る。
【0021】親機100の計数器107は0〜Nまでの
計数をサイクリックに繰り返すが、親機100はこの計
数値に対応した局番の子機200A,…に出力信号を送
出し、或いはその局番の子機200B…から入力信号を
取り込む。まず、親機100から子機200Aに対して
出力信号を送出する場合について説明する。ここでは例
えば計数値「2」のとき、その計数値に対応する局番の
子機200Aに出力信号を送出する場合について説明す
【0022】親機100の一致回路112には1からN
迄での計数機107の出力信号端子と出力指令とが接続
されており、今、出力命令には「2」が設定されている
ものとする。計数器107の計数値が「2」になると一
致回路112は一致信号を出力し、フリップフロップ回
路113をセットする。フリップフロップ回路113の
出力はオアゲート114を介してトランジスタTr4
ベースに供給され、トランジスタTr4 はオン動作す
る。計数値が「2」になったときの発振回路101のパ
ルス信号のレベルは「L」であり、伝送ライン150B
から伝送ライン150Aに電流が流れているが、トラン
ジスタTr4 がオン動作しているので、図のA点及びB
点のレベルはいずれも「L」になる。つまり、B点のレ
ベルは図6に示すように「H」になるはずであるが、
「L」のままとなっている。
【0023】一方、図2の子機200Aにおいては、そ
の局番が設定されるアドレスSW220が「2」に設定
されていれば、計数器207の計数値が「2」になった
瞬間に一致回路212から一致信号が出力され、それは
微分回路6によって微分処理された後にアンドゲート2
22,223にゲート信号として入力し、アンドゲート
222,223は開く。アンドゲート222,223に
は伝送ライン150Bの電位が入力されているが、その
信号レベルは計数器212の計数値が「2」の時は
「L」になっており、その信号はインバータ224及び
アンドゲート222を解してフリップフロップ回路22
4にセット信号として供給され、フリップフロップ回路
224はセットされる。フリップフロップ回路224の
出力は増幅器225を介して出力され、例えばリレーコ
イル226を励磁する。このリレーコイル226の励磁
はフリップフロップ回路224がリセットされるまで保
持される。
【0024】フリップフロップ回路224のリセットは
次の状態でなされる。それ以降のサイクルで、計数器2
04の計数値が「2」になった時に伝送ライン150B
の電位がHレベルになっているとき(親機100の一致
回路112が一致信号を出していないとき)になされ
る。つまり、親機100の計数器104の計数値が
「2」となっても出力命令に「2」が設定されていな
と、フリップフロップ回路113をセットできないの
で、トランジスタTr4 がオン動作せず、従って、伝送
ライン150BのB点もHレベルのままでなり、その電
位はインバータ224及び228を介してアンドゲート
223に入力する。このとき、一致回路212からの一
致信号が微分回路221を介してアンドゲート223に
ゲート信号として入力され開いており、伝送ライン15
0BのB点の信号(Hレベル)はアンドゲート223を
介してフリップフロップ回路224にリセット信号とし
て入力され、その結果、フリップフロップ回路224は
リセットされその出力はLレベルになり、リレーコイル
226は励磁されずオフ状態になる。
【0025】次に、図3の子機200Bからの入力信号
を親機100に送る場合について説明する。子機200
Bの局番を「3」と仮定すると、アドレスSW200は
「3」に設定されており、計数器204が「3」になる
と一致回路212から一致信号が出力され、これはアン
ドゲート230にゲート信号として入力し、アンドゲー
ト230は開く。今、入力接点231がON状態になっ
ていれば、アンドゲート230はその入力信号を通過さ
せてトランジスタTr5 のベースに供給し、トランジス
タTr5 はオン状態になる。このときの伝送ライン15
0Bの電位はHレベルになるべきでタイミングである
が、トランジスタTr5 がオン状態になったことにより
Lレベルのままになって変化しない。
【0026】一方、親機100入力受信ゲート120は
それぞれの計数値に対応したメモリ(保持回路)121
を有し、各メモリ121のセット,リセットはその計数
値に対応した受信ゲートが作動(開)して、入力信号が
メモリ121の該当する領域に格納される。今、計数器
107の計数値が「3」であれば、受信ゲート120の
「3」のゲートが開くようになっている。
【0027】計数器112の計数値が「3」のときに出
力指令が出されていないときには、フリップフロップ回
路113はリセットされており、その反転出力の電位は
Hレベルであり、それはアンドゲート122,123に
ゲート信号として供給される。また、このアンドゲート
122,123には発振回路101のパル信号がインバ
ータ104を介してゲート信号として入力されており、
この2つのゲート信号がともにHレベルになったとき
に、アンドゲート122,123は開く。一方、子機2
00Bのトランジスタ側Tr5 によって伝送ライン15
0Bの電位はLレベルになっているため、この伝送ライ
ン150Bの電位は入力信号としてインバー124を介
してアンドゲート122に入力される。このとき、アン
ドゲート122は開いており、入力信号はアンドゲート
122を介してセット信号として入力受信ゲート120
に供給される。入力受信ゲート120の「3」に対応す
るゲートは開いているので、メモリ121の「3」の領
域はセットされる。このようにして入力信号が保持され
ることになる。
【0028】次に、計数器107の計数値が再び「3」
になったときに、入力接点231が開いてトランジスタ
Tr5 がオフになると、伝送ライン150Bの電位はH
レベルのままであり、また、アンドゲート123は開い
ているので、伝送ライン150Bの電位はリセット信号
としてアンドゲート123を介して入受信ゲート120
に入力され、メモリ121の「3」の領域がリセットさ
れる。
【0029】なお、上述の実施例においては各子機10
0にそれぞれ計数器及び整流器を設けた例について説明
したが、計数器及び整流器は複数の子機で共用しても良
い。また、図7に示すように、親機の発振回路101及
びトランジスタTr1 〜Tr4 を発振部250として構
成し、複数の親機100、複数の子機200及び発振部
250の組合せで使用することもできる。この場合に
は、親機100にも電源用整流回路を付加することはも
ちろんである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2本の伝
送ラインに交互に極性が反転する電流パルスを流し、子
局がその電流パルスを計数して自局のアドレスを把握す
るようにしたので、ディジィチェイン方式及びシフトレ
ジスタ方式の通信速度の高速性と、子局アドレス方式の
子局の追加設定の容易さをもっている。更に、電流パル
スの一方の極性の電流パルスのレベルを調整することに
よりオン/オフ信号を送受信するようにしたので、デー
タ通信と電源供給とを同一線路で行うことができ、しか
も電流パルスによりデータを送受信するので大きな電力
により伝送を可能にし、外乱の影響も少なくなり、長距
離の伝送を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の親機の構成を示したブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例の出力ユニットとしての子機
の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の入力ユニットとしての子機
の構成を示したブロック図である。
【図4】発振回路からのルス信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】発振回路のパルス信号と計数器の計数値との関
係を示したタイミングチャートである。
【図6】伝送ラインのB点のレベル変化を示すタイミン
グチャートである。
【図7】本発明の他の実施例の伝送システムの構成を示
すブロック図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機側から子機側に対して、発振回路か
    らのパルス信号に対応させて交互に極性を反転させた電
    流パルスを、2本の伝送ラインを介して供給する工程
    と、 親機において、発振回路からのパルス信号又は電流パル
    スを計数し、その計数値と出力命令の子機の局番とが一
    致すると、一方の極性の電流パルスのレベルを制御する
    工程と、 子機において、2本の伝送ラインを介して供給される電
    流パルスを計数し、その計数値とその子機の局番とが一
    致すると、そのときの前記伝送ラインの電位に応じてそ
    れを出力信号として取り込む工程とを有するデータの送
    信方法。
  2. 【請求項2】 親機側から子機側に対して、発振回路か
    らのパルス信号に対応させて交互に極性を反転させた電
    流パルスを、2本の伝送ラインを介して供給する工程
    と、 子機において、2本の伝送ラインを介して供給される電
    流パルスを計数し、その計数値がその子機の局番と一致
    すると、入力に応じて一方の極性の電流パルスのレベル
    を制御する工程と、 親機において、発振回路からのパルス信号又は電流パル
    スをを計数し、その計数値と子機の局番とが一致する
    と、前記伝送ラインの電位に応じてそれを入力信号とし
    て取り込む工程とを有するデータの受信方法。
  3. 【請求項3】 所定の幅のリセット用パルスと、それに
    続き、それよりも幅狭の複数のパルスからなる計測用パ
    ルスとをサイクリックに出力する発振回路と、 該発振回路からのパルスに従って、交互に極性を反転さ
    せた電流パルスを、2本の伝送ラインを介して供給する
    電流供給回路と、 前記リセット用パルスによりリセットされ、前記計測用
    パルスを計数する計数器と、 前記計数器の計数値と出力命令のある子機の局番とが一
    致すると、前記電流供給回路に一方の極性の電流パルス
    のレベルを制御させる一致回路とを有する親機。
  4. 【請求項4】 所定の幅のリセット用パルスと、それに
    続き、それよりも幅狭の複数のパルスからなる計測用パ
    ルスとをサイクリックに出力する発振回路と、 該発振回路からのパルスに従って、交互に極性を反転さ
    せた電流パルスを、2本の伝送ラインを介して供給する
    電流供給回路と、 前記リセット用パルスによりリセットされ、前記計測用
    パルスを計数する計数器と、 該計数器の計数値と子機の局番とが一致すると、前記伝
    送ラインの電位を検出してそれをその子機からの入力信
    号として取り込む入力回路とを有する親機。
  5. 【請求項5】 親機から2本の伝送ラインを介して供給
    される電流パルスを整流する整流回路と、 リセット用パルスに対応した電流パルスによりリセット
    され、計測用パルスに対応した電流パルスを計数する計
    数器と、 その計数値とその子機の局番とが一致すると、そのとき
    の前記伝送ラインの電位を検出してそれを出力信号とし
    て取り込む出力回路とを有する子機。
  6. 【請求項6】 親機から2本の伝送ラインを介して供給
    される電流パルスを整流する整流回路と、 リセット用パルスに対応した電流パルスによりリセット
    され、計測用パルスに対応した電流パルスを計数する計
    数器と、 その計数値とその子機の局番とが一致すると、そのとき
    の入力信号に基いて一方の極性の電流パルスのレベルを
    制御する入力回路とを有する子機。
  7. 【請求項7】 a)所定の幅のリセット用パルスと、そ
    れに続き、それよりも幅狭の複数のパルスからなる計測
    用パルスとをサイクリックに出力する発振回路と、該発
    振回路からのパルスに従って、交互に極性を反転させた
    電流パルスを、2本の伝送ラインを介して供給する電流
    供給回路とを有する発振部と、 b)前記リセット用パルスに対応した電流パルスにより
    リセットされ、前記計測用パルスに対応した電流パルス
    を計数する計数器と、計数器の計数値と出力命令のある
    子機の局番とが一致すると、電流供給回路に一方の極性
    の電流パルスのレベルを制御させる一致回路と、計数器
    の計数値と入力信号を入力しようとする子機の局番とが
    一致し、一方の極性の電流パルスが制御されているとそ
    れを検出してその子機からの入力信号として取り込む入
    力回路とを有する親機とを有する送受信装置。
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