JP3268606B2 - ミシンの糸通し装置 - Google Patents

ミシンの糸通し装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンの糸通し装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】従来のミシンの糸通し装置はミシンに上下
停止装置が備えられているものにおいてはミシンを停止
させた場合、針又は天秤の位置が上死点付近か下死点付
近のいずれかの位置で停止せしめられる為、下死点付近
の位置で停止せしめられると針が針板内に刺通せしめら
れているので糸通し作業が不可能な状態な為停止位置の
変換操作部を操作してミシンを半回転駆動させ一旦針を
上死点付近に移行させてから糸通し作業を行わなければ
ならない準備作業が必要となり、それが煩わしい作業に
感じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は針棒又は天秤
の上下位置停止機能を備えたミシンにおいて針に糸通し
をしようとする際、針棒又は天秤が下位置で停止してい
る場合、針棒又は天秤の停止位置が下死点付近の位置で
あっても糸通し操作の前に下死点付近から上死点付近に
移行させる操作を態々事前に行うことなく糸通し操作の
みで針棒の移行と糸通し作業を行えるようにしたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下端
に針を装着して駆動軸の回転に連動して上下動する針棒
と、該針棒を停止位置から駆動軸を回転し制御すること
で糸通しに最適な範囲の上死点付近と下死点とに選択的
に停止させる針棒上下定位置停止装置と、前記針の針目
穴に挿入する糸通しフックを有して上方休止位置と針棒
の位置に対応した下方糸通し位置との間にて前記針棒に
平行に上下動可能な糸通し軸と、該糸通し軸を動作させ
るための糸通し操作部を備えたミシンにおいて、前記糸
通し軸が上方休止位置にあるか否かを検出する検出手段
を設け、前記糸通し操作部が操作されて糸通し軸が上方
休止位置から降下して糸通し軸が上方休止位置にないこ
とを検出する検出手段の検出信号に応答して針棒が下死
点にある場合には前記上下定位置停止装置を動作させて
前記駆動軸を回転させて針棒を下死点停止位置から駆動
軸を回転して制御することで糸通しに最適な範囲の上死
点付近に上昇させて停止させるようにしたことを特徴と
するミシンの糸通し装置とすることにより、課題を解決
した。
【0005】
【作用】本発明はミシン機枠の適宜の位置に針棒又は天
秤の上死点付近及び下死点付近の各位置で駆動軸を停止
させる上下停止装置の操作部を設け、前記ミシン機枠に
支持される針棒支持体軸を中心に揺動運動する針棒支持
体を設け、該針棒支持体に軸方向の摺動運動が可能に支
持される針棒を設け、該針棒に対し平行に保持される糸
通し軸を設け、該糸通し軸の端部に前記針棒に装着した
針の針メドに挿入可能な糸通しフック及び糸通し軸を手
動的に下降させるための糸通し操作部を夫々設け、前記
針棒が下死点付近に停止されている状態において前記糸
通し操作部を操作し糸通し軸を下降せしめる時初期の操
作段階にて駆動軸を半回転して針棒を上死点付近迄上昇
させ、続く操作段階にて糸通し軸を下降させて糸通し作
業が行われるようにし、糸通し操作にて針の位置の是正
と糸通し作業を連続動作の中で為すようにしたことを特
徴とするものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例の構造について図面により
以下に述べる。ミシンのアーム機枠1の一部に取付板2
を介してカム板3が固着され(図1及び図3参照)、更に
アーム機枠1の一部に固定板4を介して針棒支持体軸5
が回転可能に支持されている(図2参照)。
【0007】前記カム板3は取付板2に締めねじ6によ
り一体的に固着され、カム板3には適宜の位置に円弧溝
が形成されている。又固定板4はアーム機枠1に締めね
じ7により固着され、針棒支持体軸5は上端に形成の溝
部8に固定板4を嵌め、針棒支持体軸5の軸方向の動き
が阻止されている。針棒支持体軸5には針棒支持体9の
高さの異なる2つの腕部10、10が嵌装されネジ11
にて固着されている。
【0008】針棒支持体9には更に高さの異なる2つの
腕部12、12が設けられ、該2つの腕部には貫通穴が
設けられ、該穴に針棒13が軸方向に摺動自在に嵌装さ
れている。針棒支持体9は前記針棒支持体軸5を中心に
前記針棒13を下方のベッド機枠内にて水平回転運動す
る糸輪捕捉部(図示せず)の剣先部の回転運動と交差する
半径R1の円弧運動をなしている。
【0009】該針棒は針棒ダキ14に固着され、該針棒
ダキはアーム機枠1に回転自在に支持される駆動軸(図
示せず)の回転に連動する針棒クランク15に嵌装支持
されており、前記針棒13は下端に針止体16を装着
し、該針止体によりミシン針17を交換可能に固着して
いる。
【0010】糸通し枠体18は上下2ケ処より突出した
2つの腕部19、19が前記針棒13を中央に支持する
針棒支持体9の2つの前記腕部12、12に形成された
段部20、20に針棒13と同心円状に回動自在に嵌装
支持されており、上下2ケ処の支持腕21、21の前記
針棒13の軸心から特定距離Q離れた位置に貫通された
穴部22、22には糸通し軸23が摺動自在に嵌装され
ており、縦壁部24には前記糸通し軸23の軸線に沿っ
て長いカム溝25が設けられており、該カム溝には糸通
し軸23の軸線に対し直角方向に突設するピン軸26が
摺動自在に係合せしめられている。
【0011】前記糸通し軸23には前記ピン軸26と糸
通し枠18に突設された下方の支持腕21との間に圧縮
コイルばね27が嵌装され、下端には操作部28を具
え、且つ前記針棒13の軸心方向に向って突出するフッ
ク支持腕29が設けられ、該フック支持腕の先端には前
記ミシン針17の下端に設けられている針メド30に挿
入可能な糸通しフック31が設けられている。
【0012】前記針棒13には糸通し軸5の位置決め部
材32が固着され、該位置決め部材の端部上面33は下
降するピン軸26が当接するよう延出せしめられ、前記
針棒13が略上死点付近にて停止せしめられている状態
で前記操作部28を操作して前記糸通し軸23を前記ば
ね27の作用に抗して下向きに摺動させると、糸通し軸
23の下方先端部に設けた前記フック31が前記メド3
0の位置の高さで停止させられる位置に設けられてい
る。
【0013】前記糸通し軸23の上方端部は前記カム板
3に形成された円弧溝34内を円弧に沿って回動可能に
且つ貫通方向に摺動可能に係合している。
【0014】前記カム板3に形成された円弧溝34の円
弧中心は前記針棒支持体軸5の中心から一定の距離Sの
位置Pにあり、該一定の距離Sは前記針棒13の中心か
ら糸通し軸23の中心迄の距離Qの大きさに一致し、円
弧溝34の円弧半径R2の大きさは前記針棒13の円弧
運動する半径R1の大きさと一致している。
【0015】アーム機枠1に回転可能に支持された針棒
支持体軸5には連結腕部35が固着され(図2及び図
4)、該連結腕部と一体的に設けられた腕部36にはジ
グザグ発生機構(図示せず)により揺動せしめられる振幅
ロッド37の一端が連結されている。
【0016】ジグザグの振幅量は振幅ステッピングモー
タ(S.M)により制御され、送りのピッチは送りステッ
ピングモータ(F.M)により制御され、夫々のステッピ
ングモータにはCPU(CP)から制御データが送られ
る。ミシンの駆動軸(図示せず)は制御回路(M.S)によ
り制御の駆動モータ(M)により回転せしめられる。
【0017】前記糸通し軸23の上方部には該糸通し軸
が操作部28を解放した時ばね圧により上方に押し上げ
られている休止位置(図2参照)で糸通し軸23の軸端に
作動せしめられるスイッチ片38を備えた上停止スイッ
チ39が設けられている(図2及び図5参照)。
【0018】該上停止スイッチは上死点付近に停止され
ている状態では無効となり、下死点付近に停止されてい
る時に有効となり、スイッチ片38から糸通軸23が離
れると操作され上死点付近への半回転動作が行われる。
【0019】本発明の一実施例は以上の如き構造である
から駆動軸の回転に連動して針棒13が上下動され、且
つジグザグ発生機構により円弧運動され針棒支持体9を
介して針棒13が振幅運動される。
【0020】糸通し装置は糸通し枠体18と糸通し軸2
3と圧縮コイルばね27、糸通しフック31等からな
り、針棒支持体9に装着されている。従って糸通し装置
は針棒支持体9の円弧運動と共に揺動されるが、糸通し
軸23はアーム機枠1に固定されたカム板3の円弧溝3
4により円弧運動させられ針棒13と糸通し軸13とは
常に一定の間隔が保持されている。
【0021】ミシンの運転を針棒又は天秤を上死点付近
で停めておき、操作部28を下向きに操作すると糸通し
軸23のピン軸26が位置決め部材32の先端部33に
当接し糸通し軸23の下降が停止される。
【0022】糸通し軸23に固着されているピン軸26
は糸通し枠体18のカム溝25に係合している為下降す
るに従いやや向きが変えられ糸通し軸23が回転させら
れるのでフック支持腕29の糸通しフック31が針メド
30に挿入され、挿入された糸通しフック14に上糸を
掛けてフック31を引くことにより糸が針メド30に導
入されることになる。操作部28から手を離せば糸通し
軸23はばね27の作用により元の位置に戻る。
【0023】然し乍らミシンの針棒が下死点付近にて停
止されている場合、糸通し操作をすると、操作の当初糸
通し軸23が下降することにより、糸通し軸23の上端
により作用を受けていた上停止スイッチ39が解放され
る。
【0024】該上停止スイッチが解放されるとミシンは
半回転し針棒の上死点付近にて停止される。針は糸通し
に最適範囲の領域に設定されるので、続く糸通し操作に
て糸通し軸が下降し針の針メド内に糸通しフックが挿入
され上糸の導入に協働する。
【0025】
【効果】本発明の一実施例は以上の如き構造及び作用を
なすものであるから、ミシンが針棒の下死点付近にて停
止している場合でも糸通し装置の操作部を操作すると自
動的に針棒を上死点付近まで半回転させて針の針メドを
糸通しに最適の高さに是正し、次いで連続的に糸通しフ
ックを有する糸通し軸が下降して糸通し作業が行なわれ
るので操作が極めて簡単となる実用上効果大なるもので
ある。。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例の構造を示すものにして、図1
は本発明の正面図、図2は本発明の側面図、図3は本発
明の平面図、図4は本発明の一部の斜面図、図5は本発
明のブロック構造図であり、 1…ミシン機枠 5…針棒支持体軸 9…針棒支持体 13…針棒 23…糸通し軸 31…糸通しフック 39…上停止スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 87/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に針を装着して駆動軸の回転に連動し
    て上下動する針棒と、該針棒を停止位置から駆動軸を回
    転し制御することで糸通しに最適な範囲の上死点付近と
    下死点とに選択的に停止させる針棒上下定位置停止装置
    と、前記針の針目穴に挿入する糸通しフックを有して上
    方休止位置と針棒の位置に対応した下方糸通し位置との
    間にて前記針棒に平行に上下動可能な糸通し軸と、該糸
    通し軸を動作させるための糸通し操作部を備えたミシン
    において、前記糸通し軸が上方休止位置にあるか否かを
    検出する検出手段を設け、前記糸通し操作部が操作され
    て糸通し軸が上方休止位置から降下して糸通し軸が上方
    休止位置にないことを検出する検出手段の検出信号に応
    答して針棒が下死点にある場合には前記上下定位置停止
    装置を動作させて前記駆動軸を回転させて針棒を下死点
    停止位置から駆動軸を回転して制御することで糸通しに
    最適な範囲の上死点付近に上昇させて停止させるように
    したことを特徴とするミシンの糸通し装置。
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