JP2587277Y2 - ミシンの糸通し装置 - Google Patents

ミシンの糸通し装置

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JP2587277Y2
JP2587277Y2 JP1991101931U JP10193191U JP2587277Y2 JP 2587277 Y2 JP2587277 Y2 JP 2587277Y2 JP 1991101931 U JP1991101931 U JP 1991101931U JP 10193191 U JP10193191 U JP 10193191U JP 2587277 Y2 JP2587277 Y2 JP 2587277Y2
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needle bar
threading
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needle
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康郎 佐野
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はミシンの糸通し装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】従来のミシンの糸通し装置は針棒が単に上
下動する直線縫ミシンに利用されるもの及び針棒が左右
に振幅するジグザグミシンに利用されるものがあり、各
々は構造が相違しており、更にジグザグミシン用のもの
でも針棒を運動支持する針棒支持体が水平な軸線を中心
として振子式運動するものと垂直な軸線を中心として円
弧運動するものに装着される糸通し装置は夫々構造が相
違し、後者の針棒支持体が垂直な軸線を中心として円弧
運動する形式のジグザグミシンの糸通し装置は実開昭6
2−23687に示される如く構造が大型化する為、限
られたミシンスペース内では他の機能をもつ装置を付加
するのに不都合な面を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上下動させら
れる針棒が軸線に対し平行に揺動させられる円弧式運動
のものにおいて、針棒の下端に装着される針のメドに糸
を正確に通すことができ、かつ手動操作により可動され
る糸通し装置の糸通し軸を含む可動部材を小型化並びに
軽量化し操作を容易にすることを目的とするものであ
る。
【0004】
【問題を解決するための手段】本考案は、ミシンのアー
ム機枠1に支持される針棒支持体軸5を回動中心に円弧
運動され、且つ腕部12,12に支持する針棒13を前
記針棒支持体軸5に対し常に平行に保持する針棒支持体
9を設け、前記針棒13に交換可能に固着されたミシン
針17の針メド30に上糸を導く糸通しフック31を前
記針棒支持体9に設けたミシンの糸通し装置において、
前記針棒13を中央に支持する針棒支持体9の前記腕部
12,12に縦壁部24を有する糸通し枠18が回動自
在に支持され、該糸通し枠に形成の支持腕21,21内
に下端に操作部28及び糸通しフック31を装着する糸
通し軸23が前記針棒13と平行に支持形成され、降す
るに従い前記縦壁部24に前記糸通し軸23に突設のピ
ン軸26が係合し糸通し軸を上下方向及び回転方向の運
動を可能にするカム溝25が形成され、糸を掛けて引く
こ前記アーム機枠1に固着のカム板3に前記糸通し軸2
3を軸方向に摺動自在に且つ軸方向に直角な円弧運動を
可能に案内する円弧溝34が形成されることを特徴とす
るミシンの糸通し装置により、上記目的を達成するもの
である。
【0005】
【作用】本考案はミシンのアーム機枠に支持される針棒
支持体軸を回動中心に円弧運動せしめられ、且つ腕部に
支持する針棒を前記針棒支持体軸に対し常に平行に保持
する針棒支持体を設け、該針棒支持体に装着され前記針
棒に交換可能に固着されるミシン針の針メドに上糸を導
く糸通しフックを装着した糸通し装置を設けたミシンの
糸通し装置において、前記針棒を中央に支持する針棒支
持体の前記腕部に回動自在に支持される糸通し枠と、該
糸通し枠の腕部内に前記針棒と平行に支持され下端に操
作部及び糸通しフックを装着する糸通し軸と、前記糸通
し枠に形成され糸通し軸に突設のピン軸が係合せしめら
れるカム溝と、前記糸通し軸を軸方向に摺動可能に且つ
軸方向に直角な円弧運動を可能に案内し前記アーム機枠
に固着されるカム板に形成される円弧溝とを備え、糸通
し軸を針棒と同様に円弧運動させると共に糸通し軸を針
棒に対し常に平行に保持して糸通し装置の構成をコンパ
クトにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例の構造を以下に述べる。ミシ
ンのアーム機枠1の一部に取付板2を介してカム板3が
固着され(図1参照)、更にアーム機枠1の一部に固定板
4を介して針棒支持体軸5が回転可能に支持されている
(図2参照)。
【0007】前記カム板3は前記取付板2に締めねじ6
により一体的に固着され、カム板3には適宜の位置に後
述の円弧溝が形成されている。又前記固定板4はアーム
機枠1に締めねじ7により固着され、針棒支持体軸5は
上端に形成の溝部8に前記固定板4を嵌め、針棒支持体
軸5の軸方向の動きが阻止されている。針棒支持体軸5
には針棒支持体9の2つの腕部10、10が嵌装されネ
ジ11にて固着されている。
【0008】前記針棒支持体9には更に2つの腕部1
2、12が上下に設けられ、該2つの腕部には貫通穴が
設けられ該穴に針棒13が軸方向に摺動自在に嵌装され
ている。針棒支持体9は前記針棒支持体軸5を中心に前
記針棒13を下方のベッド機枠内にて水平回転運動する
糸輪捕捉部(図示せず)の剣先部の回転運動と交差する半
径R1の円弧運動をなしている。
【0009】該針棒は針棒ダキ14に固着され、該針棒
ダキはアーム機枠1に回転自在に支持される駆動軸(図
示せず)の回転に連動する針棒クランク15に嵌装支持
されており、下端に針止体16を装着し、該針止体によ
りミシン針17を交換可能に固着している。
【0010】糸通し枠体18は上下2ケ処より突出した
2つの腕部19、19が前記針棒13を中央に支持する
針棒支持体9の2つの前記腕部12、12に形成された
段部20、20に針棒13と同心円状に回動自在に嵌装
支持されており、上下2ケ処の支持腕21、21の前記
針棒13の軸心から特定距離Q離れた位置に貫通された
穴部22、22には糸通し軸23が摺動自在に嵌装され
ており、縦壁部24には前記糸通し軸23の軸線に沿っ
て長いカム溝25が設けられており、該カム溝には糸通
し軸23の軸線に対し直角方向に突設するピン軸26が
摺動自在に係合せしめられている。
【0011】前記糸通し軸23には前記ピン軸26と糸
通し枠18に突設された下方の支持腕21との間に圧縮
コイルばね27が嵌装され、下端には操作部28を具え
且つ前記針棒13の軸心方向に向って突出するフック支
持腕29が設けられ、該フック支持腕の先端には前記ミ
シン針17の下端に設けられている針メド30に挿入可
能な糸通しフック31が設けられている。
【0012】前記針棒13には糸通し軸の位置決め部材
32が固着され、該位置決め部材の端部上面33は下降
するピン軸26が当接するよう延出せしめられ、前記針
棒13が略上死点付近に停止せしめられている状態で、
前記操作部28を操作して前記糸通し軸23を前記ばね
27の作用に抗して下向きに摺動させると、糸通し軸2
3の下方先端部に設けた前記フック31が前記メド30
の位置の高さで停止させられる位置に設けられている。
【0013】糸通し軸23の上方端部は前記カム板3に
形成された円弧溝34内を円弧に沿って回動可能に且つ
貫通方向に摺動可能に係合している。前記カム板3に形
成された円弧溝34の円弧中心は前記針棒支持体軸5の
中心Cから一定の距離Sの位置Pにあり、該一定の距離
Sは前記針棒13中心から糸通し軸23迄の距離Qの大
きさに一致し、円弧溝34の円弧半径R2の大きさは前
記針棒13の円弧運動する半径R1の大きさと一致して
いる。
【0014】アーム機枠1に回転可能に支持された針棒
支持体軸5には連結腕部35が固着され(図2及び図
4)、該連結腕部と一体的に設けられた腕部36にはジ
グザグ発生機構(図示せず)により揺動せしめられる振幅
ロッド37の一端が連結されている。
【0015】本考案は以上の如き構造であるから駆動軸
の回転に連動して針棒13が上下動せしめられ、且つジ
グザグ発生機構により円弧運動せしめられる針棒支持体
9を介して針棒13が振幅運動せしめられる。
【0016】糸通し装置は糸通し枠体18と糸通し軸2
3と圧縮コイルばね27、糸通しフック31等からな
り、前記針棒支持体9に装着されている為該針棒支持体
の円弧運動と共に揺動されるが、前記糸通し軸23はア
ーム機枠1に固定されたカム板3の円弧溝34により円
弧運動させられ、針棒13と糸通し軸23とは常に一定
の間隔が保持されている。
【0017】ミシンの運転を針棒13が上死点付近で停
めておき、操作部28を下降させると糸通し軸23は下
降し最適位置では糸通し軸23のピン軸26が位置決め
部材32の先端部33に当接し下降が停止せしめられ
る。
【0018】前記ピン軸26は糸通し枠体18のカム溝
25に係合している為下降するに従いやや回転させられ
下端のフック支持腕29を回動せしめて先端の糸通しフ
ック31が針メド30に挿入され、挿入された糸通しフ
ック31に上糸を掛けてひくことにより糸が針メド30
内に導入されることになる。操作部28から手を離せば
糸通し軸23はばね27の作用により下降操作前の元の
位置に復帰せれめられる。
【0019】
【効果】本考案は以上の如き構造及び作用をなすもので
あり、殊に前記糸通し軸が前記針棒支持体に回動自在に
枢着された前記糸通し枠体に摺動自在に支持されると共
に糸通し軸がカム板の円弧溝で針棒の円弧運動の半径R
1と同一の半径R2で円弧運動する様にされていること
により糸通し軸が針棒に対し平行で常に一定の間隔を保
っているから糸通しが確実に行なわれるものであり、且
つ糸通し装置の構造が簡単且つ小型にすることが出来る
組立上実用上効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施例を示すものにして、図1はミシンに
装着された状態を機枠の一部を断面にして示した糸通し
装置の正面図(図3のI−I断面)、図2はミシンに装
着された状態を機枠及び軸の一部を断面にて示した糸通
し装置の側面図(図3のII−II断面)、図3は糸通
し装置の平面図、図4は図2叉は図3に示した要部の斜
面図である。 1…アーム機枠 2…カム板 5…針棒支持体軸 9…針棒支持体 12…腕部 13…針棒 17…ミシン針 18…糸通し枠 21…支持腕 23…糸通し軸 24…縦壁部 25…カム溝 26…ピン軸 28…操作部 30…針メド 31…糸通しフック 34…円弧溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンのアーム機枠1に支持される針棒支
    持体軸5を回動中心に円弧運動され、且つ腕部12,1
    2に支持する針棒13を前記針棒支持体軸5に対し常に
    平行に保持する針棒支持体9を設け、前記針棒13に交
    換可能に固着されたミシン針17の針メド30に上糸を
    導く糸通しフック31を前記針棒支持体9に設けたミシ
    ンの糸通し装置において、 前記針棒13を中央に支持する針棒支持体9の前記腕部
    12,12に縦壁部24を有する糸通し枠18が回動自
    在に支持され、 該糸通し枠に形成の支持腕21,21内に下端に操作部
    28及び糸通しフック31を装着する糸通し軸23が前
    記針棒13と平行に支持形成され、 前記縦壁部24に前記糸通し軸23に突設のピン軸26
    が係合し糸通し軸を上下方向及び回転方向の運動を可能
    にするカム溝25が形成され、 前記アーム機枠1に固着のカム板3に前記糸通し軸23
    を軸方向に摺動自在に且つ軸方向に直角な円弧運動を可
    能に案内する円弧溝34が形成されることを特徴とする
    ミシンの糸通し装置。
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