JP3258960B2 - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JP3258960B2
JP3258960B2 JP10667698A JP10667698A JP3258960B2 JP 3258960 B2 JP3258960 B2 JP 3258960B2 JP 10667698 A JP10667698 A JP 10667698A JP 10667698 A JP10667698 A JP 10667698A JP 3258960 B2 JP3258960 B2 JP 3258960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬用容器、詳し
くは、複数の容器本体を積み重ねるに当たって、内容物
を収納した状態では背を高くして積み上げるスタッキン
グ及び内容物を収納していない状態では背を低くして重
ねるネスティングができる運搬用容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、上方が開口した平面視長方形
状をした容器本体の上開口部の外周部にフランジ部を形
成し、容器本体の長辺側及び短辺側の下部にそれぞれ側
壁部の外面より突出した支持脚を設け、容器本体の側壁
部の上部の上記支持脚と点対称位置に外面側に突出し且
つ内面側及び上方に開口したポケット部を形成し、容器
本体を同一向きで積み重ねた状態では下段の容器本体の
フランジ部上に支持脚の下端部が載置されるスタッキン
グと、下段の容器本体に対して平面視180度回転して
上段の容器本体を重ねた状態では下段の容器本体のポケ
ット部に上段の容器本体の支持脚が没入されるネスティ
ングとができるように構成された運搬用容器が知られて
いる。このような構成の容器本体は、上段の容器本体の
支持脚が下段の容器本体のフランジ部に載置されたスタ
ッキング状態で上段の容器本体の下端部に設けた下嵌め
込み部が下段の容器本体の上開口部内に嵌め込まれるよ
うに支持脚の下端部を下嵌め込み部の下端部よりも上に
位置させてある。そして、スタッキング積みするに当た
って、上段の容器本体の支持脚の下端部を下段の容器本
体のフランジ部の上に載せてスライドさせたり、あるい
はスライド後、所定位置で停止してスタッキング積み状
態とした場合、上段の容器本体の荷重がすべて支持脚に
集中して支持脚を介して下段の容器本体のフランジ部に
掛かることになる。しかして、上記のように、上段の容
器本体の荷重がすべて支持脚に集中するので、支持脚が
破損しやすいという問題がある。
【0003】そこで、支持脚4を補強するため、図13
に示すように、下嵌め込み部の外面部に支持脚補強リブ
部9を突設し、この支持脚補強リブ部9の上端部を支持
脚4の下面部の突出基部に連設することが考えられてい
る。
【0004】ところが、上記のように、支持脚補強リブ
部9を設けた場合、ネスティング積みのために上段の容
器本体1の支持脚4を下段の容器本体1のポケット部に
嵌め込もうとしても支持脚補強リブ9がポケット部5の
底部に当たって、正確な嵌め込みができなたったり、あ
るいは、支持脚補強リブ部9がポケット部5の下方の側
壁部3の内面に食い込んで脱離するのがスムーズにでき
ないという問題がある。このため、従来にあっては、図
13に示すように、下段の容器本体1のポケット部5の
底面部と、このポケット部5下方の側壁部3とのなすコ
ーナ部分に開孔部30を形成し、ネスティング積みのた
めに上段の容器本体1の支持脚4を下段の容器本体1の
ポケット部5に嵌め込んだ際に支持脚補強リブ部9を開
孔部30に嵌め込んで逃がすようにしている。しかしな
がら、開孔部30を設けると、開孔部30から容器本体
1内に埃等が侵入するという問題があり、また、液体を
入れる収納容器には適用できないという問題があった。
【0005】なお、支持脚補強リブ部の突出長を極端に
短くしてネスティング積みが容易にできるようにするこ
とも考えられるが、この場合には、支持脚補強リブ部に
よる補強効果が低下し、さらに、浅い容器本体の上に深
い容器本体をスタッキング積みした際に上段の容器本体
が横方向にがたつくという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、スタッキング
積みの際に支持脚が破損しないように補強し、ネスティ
ング積みの際に支持脚補強リブ部が邪魔になることなく
正確にネスティング積みができると共に脱離する際に容
易に脱離することができ、また、埃等が内部に侵入しな
いようにできると共に液体を入れる収納容器であっても
適用でき、また、浅い容器本体の上に深い容器本体をス
タッキング積みした際に上段の容器本体が横方向にがた
つくのを防止することができる運搬用容器を提供するこ
とを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の運搬用容
器は、上方が開口した平面視長方形状をした容器本体1
の上開口部の外周部にフランジ部2を形成し、容器本体
1の長辺側及び短辺側の下部にそれぞれ側壁部3の外面
より突出した支持脚4を設け、容器本体1の側壁部3の
上部の上記支持脚4と点対称位置に外面側に突出し且つ
内面側及び上方に開口したポケット部5を形成し、容器
本体1を同一向きで積み重ねた状態では下段の容器本体
1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が載置されるス
タッキングと、下段の容器本体1に対して平面視180
度回転して上段の容器本体1を重ねた状態では下段の容
器本体1のポケット部5に上段の容器本体1の支持脚4
が没入されるネスティングとができるように構成された
運搬用容器であって、上段の容器本体1の支持脚4が下
段の容器本体1のフランジ部2に載置されたスタッキン
グ状態で上段の容器本体1の下端部に設けた下嵌め込み
部10が下段の容器本体1の上開口部内に嵌め込まれる
ように支持脚4の下端部を下嵌め込み部10の下端部よ
りも上に位置させ、支持脚4の下面部を下方が開口した
凹部11とし、下嵌め込み部10の外面部に下に行く程
突出長が短くなるように外側縁部が傾斜した支持脚補強
リブ部9を突設すると共に該支持脚補強リブ部9と凹部
11の両側の側リブ片11aとを一体に連設して略逆L
状をしたL状補強リブ12を形成し、ネスティング積み
で上段の容器本体1の支持脚4が下段の容器本体1のポ
ケット部5に嵌まり込んだ状態で、下段の容器本体1の
ポケット部5下方の側壁の内面部と上段の容器本体1の
支持脚補強リブ部9の外縁部とが当接又は小間隙を介し
て対向するように設定して成ることを特徴とするもので
ある。このような構成とすることで、支持脚4を下嵌め
込み部10の外面部に突設した支持脚補強リブ部9と凹
部11の両側の側リブ片11aとで一体に連設して構成
された略逆L状をしたL状補強リブ12により補強する
ことができて支持脚4の剛性を高めることができるもの
である。また、ネスティング積みのために上段の容器本
体1の支持脚4を下段の容器本体1のポケット部5に嵌
め込む際、支持脚補強リブ部9の外側部を下に行く程突
出長が短くなるように傾斜させてあるので、支持脚補強
リブ部9がポケット部5の下方の側壁部3の内面に食い
込むことがないものであり、また、従来のように開孔部
を設ける必要がないので、埃の侵入を防止し、液体を入
れる収納容器であっても支障がないものである。また、
支持脚補強リブ部9の上端部は突出長さが長いので、ス
タッキング積みした際に上段の容器本体1が横方向にが
たつくのを防止することができることになる。
【0008】また、上方が開口した平面視長方形状をし
た容器本体1の上開口部の外周部にフランジ部2を形成
し、容器本体1の長辺側及び短辺側の下部にそれぞれ側
壁部3の外面より突出した支持脚4を設け、容器本体1
の側壁部3の上部の上記支持脚4と点対称位置に外面側
に突出し且つ内面側及び上方に開口したポケット部5を
形成し、容器本体1を同一向きで積み重ねた状態では下
段の容器本体1のフランジ部2上に支持脚4の下端部が
載置されるスタッキングと、下段の容器本体1に対して
平面視180度回転して上段の容器本体1を重ねた状態
では下段の容器本体1のポケット部5に上段の容器本体
1の支持脚4が没入されるネスティングとができるよう
に構成された運搬用容器であって、上段の容器本体1の
支持脚4が下段の容器本体1のフランジ部2に載置され
たスタッキング状態で上段の容器本体1の下端部に設け
た下嵌め込み部10が下段の容器本体1の上開口部内に
嵌め込まれるように支持脚4の下端部を下嵌め込み部1
0の下端部よりも上に位置させ、支持脚4の下面部を下
方が開口した凹部11とし、下嵌め込み部10の外面部
に支持脚補強リブ部9を突設すると共に該支持脚補強リ
ブ部9と凹部11の両側の側リブ片11aとを一体に連
設して略逆L状をしたL状補強リブ12を形成し、下段
の容器本体1のポケット部5の底面部と、このポケット
部5下方の側壁部3とのなすコーナ部分を上程外側に位
置するように傾斜させ、ネスティング積みで上段の容器
本体1の支持脚4が下段の容器本体1のポケット部5に
嵌まり込んだ状態で、下段の容器本体1のポケット部5
下方の側壁の内面部と上段の容器本体1の支持脚補強リ
ブ部9の外縁部とが当接又は小間隙を介して対向するよ
うに設定して成ることを特徴とするものである。このよ
うな構成とすることで、支持脚4を下嵌め込み部10の
外面部に突設した支持脚補強リブ部9と凹部11の両側
の側リブ片11aとで一体に連設して構成された略逆L
状をしたL状補強リブ12により補強することができて
支持脚4の剛性を高めることができるものである。ま
た、ネスティング積みのために上段の容器本体1の支持
脚4を下段の容器本体1のポケット部5に嵌め込む際、
下段の容器本体1のポケット部5の底面部と、このポケ
ット部5下方の側壁部3とのなすコーナ部分を上程外側
に位置するように傾斜させてあるので、支持脚補強リブ
部9がポケット部5の下方の側壁部3の内面に食い込む
ことがないものであり、また、従来のように開孔部を設
ける必要がないので、埃の侵入を防止し、液体を入れる
収納容器であっても支障がないものである。また、支持
脚補強リブ部9の上端部は突出長さが長いので、スタッ
キング積みした際に上段の容器本体1が横方向にがたつ
くのを防止することができることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて詳述する。
【0010】図1、図2、図3、図4、図5にそれぞれ
本発明の全体を示す平面図、正面図、背面図、右側面
図、左側面図を示している。容器本体1の長辺側の側壁
部3のうち一方の長辺側の側壁部3aの外面部の両側付
近の下部にはそれぞれ支持脚4が突出して形成されてい
る。ここで、両側の支持脚4のうち一方の支持脚4aは
他方の支持脚4bよりも幅が狭くなっている。
【0011】容器本体1の下端部は下嵌め込み部10と
なっており、容器本体1の側壁部3の下部に設けた支持
脚4の下端部は下嵌め込み部10の下端部よりも上に位
置している。支持脚4の下面部は図8のように下方部に
開口した凹部11となっている。下嵌め込み部10の外
面部には支持脚補強リブ部9が突設してあり、この下嵌
め込み部10の外面部に突設した支持脚補強リブ部9が
支持脚4の下面部の突出基部に一体に連設してある。添
付図面に示す実施形態においては、上記支持脚補強リブ
部9の上端部は支持脚4の下面部の凹部11の両側リブ
片11aの突出基部に一体に連設してあり、支持脚補強
リブ部9と側リブ片11aとが一体に連続して略逆L字
状をしたL状補強リブ12が形成してある。支持脚補強
リブ部9は下に行く程突出長が短くなるように外側縁部
を傾斜させて傾斜縁部9aとしてある。
【0012】また、長辺側の他方の側壁部3bの上部に
は平面視で容器本体1の中心点O(図1に示す)を中心
として支持脚4a、4bと点対象の位置にそれぞれ支持
脚4a、4bが嵌入することのできるポケット部5(支
持脚4aを嵌入することができるポケット部5aと支持
脚4bを嵌入することができるポケット部5b)が各々
形成してある。
【0013】同様に、長辺側の他方の側壁部3bの両側
付近の下部にはそれぞれ支持脚4a、4bが形成してあ
り、また、長辺側の一方の側壁部3aの上部には該支持
脚4a、4bが嵌入することのできるポケット部5a、
5bが容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4a、
4bと点対象の位置に各々形成してある。
【0014】また、短辺側の側壁部3のうち、一方の短
辺側の側壁部3cの外面部の両側付近の下部にはそれぞ
れ支持脚4c、4cが突出して形成されている。
【0015】また、短辺側の他方の側壁部3dの上部に
は平面視で容器本体1の中心点Oを中心として支持脚4
c、4cと点対象の位置にそれぞれ支持脚4c、4cが
嵌入することのできるポケット部5c、5cが各々形成
してある。
【0016】同様に、短辺側の他方の側壁部3dの両側
付近の下部にはそれぞれ支持脚4d、4dが形成してあ
り、また、短辺側の一方の側壁部3aの上部には該支持
脚4d、4dが嵌入することのできるポケット部5d、
5dが平面視で容器本体1の中心点Oを中心として点対
象の位置に各々形成してある。
【0017】図8に示す実施形態においては、下段の容
器本体1のポケット部5の底面部と、このポケット部5
下方の側壁部とのなすコーナ部分を上程外側に位置する
ように傾斜させて傾斜部13としてある。
【0018】ここで、支持脚4c、4c間の距離は支持
脚4d、4d間の距離と異なる距離に設定してある。
【0019】上記のような構成の運搬用容器6は例えば
下段の運搬用容器6の上に上段の運搬用容器6の底部を
スライドさせて図6のように背を高くして積み上げる
(いわゆるスタッキングという)ことができるものであ
り、また、上段の運搬用容器6を平面視で180°回転
した状態で下段の運搬用容器6の上をスライドさせ、上
段の運搬用容器6の支持脚4a、4b、4a、4b及び
支持脚4c、4c、4d、4dをそれぞれ下段の運搬用
容器6のポケット部5a、5b、5a、5b及びポケッ
ト部5c、5c、5d、5dに嵌め込んで図7に示すよ
うに背を低くして積み重ね(いわゆるネスティングとい
う)て嵩張らないようにするのである。
【0020】しかして、図6に示すように、上記のよう
な構成の容器本体1に内容物を収納してスタッキングし
て積み上げるのである。この場合、スタッキング積みす
るに当たって、上段の容器本体1の支持脚4の下端部を
下段の容器本体1のフランジ部2の上に載せてスライド
させたり、あるいはスライド後、所定位置で停止してス
タッキング積み状態とした場合、上段の容器本体1の荷
重がすべて支持脚4に集中して支持脚4を介して下段の
容器本体1のフランジ部4に掛かるが、前述のように、
支持脚4を支持脚補強リブ部9により補強してあるの
で、支持脚補強リブ部9によりる支持脚4を補強して剛
性を高めることができ、このため、支持脚4に荷重が集
中しても破損することがないものである。
【0021】ところで、容器本体1は成形に当たって金
型の抜き勾配を取るためとネッスティング積みができる
ようにするために側壁部3を傾斜させてあって、上開口
側程容器本体1の内径が大きくなるように設定してあ
り、このため、スタッキング積みの際に下段の容器本体
1の上開口部内に上段の容器本体1の下嵌め込み部10
を嵌め込んだ際、上段の容器本体1の下嵌め込み部10
の外面と下段の容器本体1の上開口部の内面との間に隙
間が生じて上段の容器本体1が横方向にがたつくもので
ある。しかしながら、下に行く程突出長が短くなるよう
に外側縁部を傾斜させてあるので、支持脚補強リブ部9
の上端部の突出長さは長く、このため、上段の容器本体
1が下段の容器本体1に対して横方向にがたつくのが防
止されるものである。
【0022】一方、図7に示すように、容器本体1が空
の状態で嵩を低くして積み重ねるネスティング積みする
にあたっては、上段の容器本体1の支持脚4を下段の容
器本体1のポケット部5に嵌め込むのであるが、この
際、支持脚4を補強するために支持脚補強リブ部9を設
けたといえども、支持脚補強リブ部9は外側縁部が下に
行く程突出長が短くなるように傾斜させてあるので、支
持脚補強リブ部9の外側縁部が下段の容器本体1のポケ
ット部5の下方の側壁部3に当接又は小間隙を介して対
向することになって、従来のように、支持脚補強リブ部
9が側壁部3に食い込むように嵌り込むことがないもの
である。したがって、上段の容器本体1を脱離する際に
もスムーズに脱離することができるものである。また、
従来のように支持脚補強リブ部9を逃がすための開孔部
を設ける必要がないので、埃の侵入を防止することがで
き、また、液体を入れる収納容器(孔無しの収納容器)と
することもできるものである。
【0023】ここで図8に示すように、ポケット部5の
底面部と、このポケット部5下方の側壁部とのなすコー
ナ部分を上程外側に位置するように傾斜させて傾斜部1
3を形成してあることで、外側縁部が下に行く程突出長
が短くなるように傾斜している支持脚補強リブ部9をス
ムーズにガイドして嵌め込むことができ、また、より一
層支持脚補強リブ部9がポケット部5の下方の側壁部3
の内面に食い込むことがないようにできるものである。
【0024】上記実施形態においては、支持脚補強リブ
部9の外側縁部が下に行く程突出長が短くなるように傾
斜させて傾斜縁部9aを設けると共に、ポケット部5の
底面部と、このポケット部5下方の側壁部とのなすコー
ナ部分を上程外側に位置するように傾斜させて傾斜部1
3を形成した例を示したが、図9のように、支持脚補強
リブ部9の外側縁部が下に行く程突出長が短くなるよう
に傾斜させて傾斜縁部9aを設けただけのもの、あるい
は、図10のように、ポケット部5の底面部と、このポ
ケット部5下方の側壁部3とのなすコーナ部分を上程外
側に位置するように傾斜させて傾斜部13を形成しただ
けのものであってもよいものである。これらの実施形態
においても、前述の実施形態と同様、支持脚4を支持脚
補強リブ部9により補強して剛性を高めることができ、
支持脚4に荷重が集中しても破損することがないもので
あり、また、スタッキング積みの際に上段の容器本体1
が下段の容器本体1に対して横方向にがたつくのが防止
されるものであり、また、従来のように、支持脚補強リ
ブ部9が側壁部3に食い込むように嵌り込むことがなく
て上段の容器本体1を脱離する際にもスムーズに脱離す
ることができるものであり、また、従来のように支持脚
補強リブ部9を逃がすための開孔部を設ける必要がない
ので、埃の侵入を防止することができ、また、液体を入
れる収納容器(孔無しの収納容器)とすることもできるも
のである。
【0025】ところで、添付図面に示す実施形態におい
ては、図6、図7においては同じ深さの容器本体1同士
を積み重ね(ネスティング積み)または積み上げ(スタッ
キング積み)する例を示しているが、必ずしもこれにの
み限定されず、図11、図12に示すように、底の浅い
容器本体1に底の深い容器本体1を積み重ねまたは積み
上げるというように深さの異なる容器本体1を積み重ね
または積み上げるようにしたものであってもよいのはも
ちろんである。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、ネスティング積み、スタッキング積
みが選択してできるようにした容器本体において、上段
の容器本体の支持脚が下段の容器本体のフランジ部に載
置されたスタッキング状態で上段の容器本体の下端部に
設けた下嵌め込み部が下段の容器本体の上開口部内に嵌
め込まれるように支持脚の下端部を下嵌め込み部の下端
部よりも上に位置させ、支持脚の下面部を下方が開口し
た凹部とし、下嵌め込み部の外面部に下に行く程突出長
が短くなるように外側縁部が傾斜した支持脚補強リブ部
を突設すると共に該支持脚補強リブ部と凹部の両側の側
リブ片とを一体に連設して略逆L状をしたL状補強リブ
を形成し、ネスティング積みで上段の容器本体の支持脚
が下段の容器本体のポケット部に嵌まり込んだ状態で、
下段の容器本体のポケット部下方の側壁の内面部と上段
の容器本体の支持脚補強リブ部の外縁部とが当接又は小
間隙を介して対向するように設定しているので、支持脚
下嵌め込み部の外面部に突設した支持脚補強リブ部と
凹部の両側の側リブ片とで一体に連設して構成された略
逆L状をしたL状補強リブにより補強することができて
支持脚の剛性を高めることができ、この結果、安定した
スタッキング積みができるものであり、また、ネスティ
ング積みのために上段の容器本体の支持脚を下段の容器
本体のポケット部に嵌め込む際、支持脚補強リブ部の外
側部を下に行く程突出長が短くなるように傾斜させてあ
るので、支持脚補強リブ部がポケット部の下方の側壁部
の内面に食い込むことがなく、この結果、上段の容器本
体を容易に離脱できるものであり、また、従来のように
開孔部を設ける必要がないので、埃の侵入を防止し、液
体を入れる収納容器であっても支障がないものであり、
また、支持脚補強リブ部の上端部は突出長さが長いの
で、スタッキング積みした際に上段の容器本体が横方向
にがたつくのを防止することができて、この点でも安定
したスタッキング積みができるものである。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記のように、ネスティング積み、スタッキング積みが選
択してできるようにした容器本体において、上段の容器
本体の支持脚が下段の容器本体のフランジ部に載置され
たスタッキング状態で上段の容器本体の下端部に設けた
下嵌め込み部が下段の容器本体の上開口部内に嵌め込ま
れるように支持脚の下端部を下嵌め込み部の下端部より
も上に位置させ、支持脚の下面部を下方が開口した凹部
とし、下嵌め込み部の外面部に支持脚補強リブ部を突設
すると共に該支持脚補強リブ部と凹部の両側の側リブ片
とを一体に連設して略逆L状をしたL状補強リブを形成
し、下段の容器本体のポケット部の底面部と、このポケ
ット部下方の側壁部とのなすコーナ部分を上程外側に位
置するように傾斜させ、ネスティング積みで上段の容器
本体の支持脚が下段の容器本体のポケット部に嵌まり込
んだ状態で、下段の容器本体のポケット部下方の側壁の
内面部と上段の容器本体の支持脚補強リブ部の外縁部と
が当接又は小間隙を介して対向するように設定してある
ので、支持脚を下嵌め込み部の外面部に突設した支持脚
補強リブ部と凹部の両側の側リブ片とで一体に連設して
構成された略逆L状をしたL状補強リブにより補強する
ことができて支持脚の剛性を高めることができ、この結
果、安定したスタッキング積みができるものであり、ま
た、ネスティング積みのために上段の容器本体の支持脚
を下段の容器本体のポケット部に嵌め込む際、下段の容
器本体のポケット部の底面部と、このポケット部下方の
側壁部とのなすコーナ部分を上程外側に位置するように
傾斜させてあるので、支持脚補強リブ部がポケット部の
下方の側壁部の内面に食い込むことがなく、この結果、
上段の容器本体を容易に離脱できるものであり、また、
従来のように開孔部を設ける必要がないので、埃の侵入
を防止し、液体を入れる収納容器であっても支障がない
ものであり、また、支持脚補強リブ部の上端部は突出長
さが長いので、スタッキング積みした際に上段の容器本
体が横方向にがたつくのを防止することができて、この
点でも安定したスタッキング積みができるものである。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、下段の容器本体
のポケット部5の底面部と、このポケット部5下方の側
壁部とのなすコーナ部分を上程外側に位置するように傾
斜させてあるので、より一層支持脚補強リブ部がポケッ
ト部の下方の側壁部の内面に食い込むことがなく、ネス
ティング積みにおける上段の容器本体の嵌め込み、離脱
がより一層容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の背面図である。
【図4】同上の右側面図である。
【図5】同上の左側面図である。
【図6】同上のスタッキング状態の正面図である。
【図7】同上のネスティング状態の正面図である。
【図8】同上のネスティング状態の要部拡大断面図であ
る。
【図9】同上の他の実施形態のネスティング状態の要部
拡大断面図である。
【図10】同上の更に他の実施形態のネスティング状態
の要部拡大断面図である。
【図11】同上の底の浅い容器本体に底の深い容器本体
をネスティング積みした状態の正面図である。
【図12】同上の要部拡大断面図である。
【図13】従来例の容器本体をネスティング積みした状
態の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 フランジ部 3 側壁部 4 支持脚 5 ポケット部 6 運搬用容器 9 支持脚補強リブ部 10 下嵌め込み部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口した平面視長方形状をした容
    器本体の上開口部の外周部にフランジ部を形成し、容器
    本体の長辺側及び短辺側の下部にそれぞれ側壁部の外面
    より突出した支持脚を設け、容器本体の側壁部の上部の
    上記支持脚と点対称位置に外面側に突出し且つ内面側及
    び上方に開口したポケット部を形成し、容器本体を同一
    向きで積み重ねた状態では下段の容器本体のフランジ部
    上に支持脚の下端部が載置されるスタッキングと、下段
    の容器本体に対して平面視180度回転して上段の容器
    本体を重ねた状態では下段の容器本体のポケット部に上
    段の容器本体の支持脚が没入されるネスティングとがで
    きるように構成された運搬用容器であって、上段の容器
    本体の支持脚が下段の容器本体のフランジ部に載置され
    たスタッキング状態で上段の容器本体の下端部に設けた
    下嵌め込み部が下段の容器本体の上開口部内に嵌め込ま
    れるように支持脚の下端部を下嵌め込み部の下端部より
    も上に位置させ、支持脚の下面部を下方が開口した凹部
    とし、下嵌め込み部の外面部に下に行く程突出長が短く
    なるように外側縁部が傾斜した支持脚補強リブ部を突設
    すると共に該支持脚補強リブ部と凹部の両側の側リブ片
    とを一体に連設して略逆L状をしたL状補強リブを形成
    し、ネスティング積みで上段の容器本体の支持脚が下段
    の容器本体のポケット部に嵌まり込んだ状態で、下段の
    容器本体のポケット部下方の側壁の内面部と上段の容器
    本体の支持脚補強リブ部の外縁部とが当接又は小間隙を
    介して対向するように設定して成ることを特徴とする運
    搬用容器。
  2. 【請求項2】 上方が開口した平面視長方形状をした容
    器本体の上開口部の外周部にフランジ部を形成し、容器
    本体の長辺側及び短辺側の下部にそれぞれ側壁部の外面
    より突出した支持脚を設け、容器本体の側壁部の上部の
    上記支持脚と点対称位置に外面側に突出し且つ内面側及
    び上方に開口したポケット部を形成し、容器本体を同一
    向きで積み重ねた状態では下段の容器本体のフランジ部
    上に支持脚の下端部が載置されるスタッキングと、下段
    の容器本体に対して平面視180度回転して上段の容器
    本体を重ねた状態では下段の容器本体のポケット部に上
    段の容器本体の支持脚が没入されるネスティングとがで
    きるように構成された運搬用容器であって、上段の容器
    本体の支持脚が下段の容器本体のフランジ部に載置され
    たスタッキング状態で上段の容器本体の下端部に設けた
    下嵌め込み部が下段の容器本体の上開口部内に嵌め込ま
    れるように支持脚の下端部を下嵌め込み部の下端部より
    も上に位置させ、支持脚の下面部を下方が開口した凹部
    とし、下嵌め込み部の外面部に支持脚補強リブ部を突設
    すると共に該支持脚補強リブ部と凹部の両側の側リブ片
    とを一体に連設して略逆L状をしたL状補強リブを形成
    し、下段の容器本体のポケット部の底面部と、このポケ
    ット部下方の側壁部とのなすコーナ部分を上程外側に位
    置するように傾斜させ、ネスティング積みで上段の容器
    本体の支持脚が下段の容器本体のポケット部に嵌まり込
    んだ状態で、下段の容器本体のポケット部下方の側壁の
    内面部と上段の容器本体の支持脚補強リブ部の外縁部と
    が当接又は小間隙を介して対向するように設定して成る
    ことを特徴とする運搬用容器。
  3. 【請求項3】 下段の容器本体のポケット部の底面部
    と、このポケット部下方の側壁部とのなすコーナ部分を
    上程外側に位置するように傾斜させて成ることを特徴と
    する請求項1記載の運搬用容器。
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