JP3249043B2 - 連続紙を用いるプリンタ - Google Patents

連続紙を用いるプリンタ

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JP3249043B2
JP3249043B2 JP11195396A JP11195396A JP3249043B2 JP 3249043 B2 JP3249043 B2 JP 3249043B2 JP 11195396 A JP11195396 A JP 11195396A JP 11195396 A JP11195396 A JP 11195396A JP 3249043 B2 JP3249043 B2 JP 3249043B2
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    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法によっ
て連続紙に印字を行うプリンタに関し、より詳細には、
ミシン目間隔の異なる複数種類の連続紙に対応すること
が可能なプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミシン目で各ページが区切ら
れた連続紙を記録紙として、電子写真法を利用してペー
ジ単位で画像形成するプリンタが知られている。この種
のプリンタにおいて用いられる連続紙は、一般にその幅
方向(連続紙搬送方向)と直交する方向における両端部
に、搬送方向に沿って所定間隔で送り孔が形成されてお
り、搬送方向における所定長さ毎に(すなわちページ長
さ毎に)幅方向にそってミシン目が形成されている。
【0003】一方プリンタには、連続紙の送り孔と係合
する突起が形成された一対のトラクタベルトを有する記
録紙搬送部が設けられており、トラクタベルトを駆動す
ることにより連続紙を搬送するように構成されている。
連続紙のプリンタへの装填は、トラクタベルトの突起に
連続紙の送り孔が係合するよう連続紙を装着し、トラク
タベルトを駆動することにより行う。送り孔の間隔は1
/2インチとなっており、連続紙のミシン目間の距離
(ページ長さ)は様々な種類があるが、一般には1/2
の整数倍に設定されている。このため、送り孔とミシン
目との位置関係は連続紙のページ長さにかかわらず常に
一定となっている。通常ミシン目は連続する送り孔の中
央に形成されている。
【0004】記録紙搬送部にはトラクタベルトの駆動に
同期してパルス信号を出力するエンコーダが設けられて
いる。一般には、エンコーダは、トラクタベルトの駆動
に同期して回転するエンコーダホイールと該エンコーダ
ホイールに所定の回転角度毎に形成されたパターンを検
出するセンサとからなり、連続紙が1/2インチ搬送さ
れる毎に該センサが一つのパルス信号を発生する構成と
なっている。従って、エンコーダが出力するパルスの数
に基づいて連続紙の送り量が検知される。
【0005】連続紙搬送路のトラクタベルトの下流(搬
送方向において)には、連続紙の先端が到達したことを
検知するための先端検出センサが設けられており、上記
のようにしてトラクタベルトにより搬送された連続紙の
先端を該先端センサにて検知し、その後の連続紙の位置
をエンコーダの出力パルスに基づいて管理して、画像形
成のタイミングを制御している。近年、ユーザーの使用
条件の多様化に伴って、1ページの長さ(ミシン目間の
距離)が1/6インチの整数倍あるいは1/8インチの
整数倍に設定された連続紙(所謂1/6インチ系列の連
続紙や所謂1/8インチ系列の連続紙)が記録紙として
用いられる場合がある。1ページの長さが1/2の整数
倍であればミシン目と送り孔との位置関係は常に一定と
なる。従って、連続紙の先端を検出することができれ
ば、エンコーダの出力パルスに基づいて容易に画像形成
のタイミングを制御することができる。しかし、上述の
1/6インチ系列の連続紙や1/8インチ系列の連続紙
を記録紙として用いる場合には、送り孔の間隔が1/2
であるために、ミシン目と送り孔との位置関係が1種類
に決まらない。
【0006】図15〜17に1/2系列、1/6系列、
および1/8系列の連続紙における送り孔とミシン目と
の位置関係を示す。図15の場合(1/2系列の連続紙
の場合)には、ミシン目はaの位置(すなわち送り孔と
送り孔の中間の位置)に位置し、これ以外の位置になる
ことはない。図16の場合(1/6系列の連続紙の場
合)には、2つの送り孔の中間にミシン目が位置する場
合(aの場合)の他に、aの位置から送り孔側に1/6
インチずれたbの位置、b位置からさらに1/6インチ
ずれたcの位置にもミシン目が形成される。図17に示
す1/8インチ系列の連続紙の場合には、送り孔と送り
孔との中間の位置aの他に、a位置から送り孔側に1/
8インチずれたdの位置、送り孔と重なるeの位置、e
位置からさらに1/8インチずれたfの位置にもミシン
目が形成される。
【0007】このように系列の異なる連続紙を用いて画
像形成のタイミングを制御するため、本出願人は特開平
7-144451号において、連続紙が1/6インチ搬送される
毎にパルスを出力するエンコーダと、連続紙が1/8イ
ンチ搬送されるごとにパルスを出力するエンコーダとを
備え、使用される連続紙が1/2インチ系列の場合、1
/6インチ系列の場合、および1/8インチ系列の場合
の何れの場合でも、ミシン目から一定の位置から画像形
成を開始することができるプリンタを提案している。
【0008】上記公報に開示される構成によれば、連続
紙が1/6インチ系列の場合には、連続紙が1/6イン
チ搬送されるごとにパルスを出力するエンコーダの出力
パルスを参照することにより、ミシン目が図16のa〜
cの何れの位置に形成されている場合でも、先端検出セ
ンサの先端検出信号とエンコーダパルスとのタイミング
は一定となる。1/8インチ系列の連続紙を用いる場合
には、連続紙が1/8インチ搬送されるごとにパルスを
出力するエンコーダの出力パルスを参照することによ
り、先端検出センサの先端検出信号とエンコーダパルス
とのタイミングは一定の関係になる。記録紙が1/2系
列の連続紙の場合には、連続紙が1/6インチ搬送され
るごとにパルスを出力するエンコーダの出力パルスと連
続紙が1/8インチ搬送されるごとにパルスを出力する
エンコーダの出力パルスとのアンド信号を1/2系列の
連続紙用のパルス信号として参照することにより、やは
り、先端検出信号とエンコーダパルスとの出力タイミン
グを一定の関係とすることができる。
【0009】図18に各系列のエンコーダパルス信号
と、エンコーダパルス信号に対して発生しうる先端検出
センサの出力信号のタイミングとの関係を示す。なお、
先端検出信号はエンコーダパルスの立ち上がりより所定
時間速く発生するよう先端検出センサの位置が設定され
ているものとする。
【0010】1/2インチ系列の連続紙の場合には(図
中I)、ミシン目と送り孔との位置関係は一種類のみで
あり、常に先端検出センサの出力信号は矢印I-aで示す
位置となる。なお、ここでのエンコーダパルスは連続紙
が1/6インチ搬送されるごとにパルスを出力するエン
コーダの出力パルスと連続紙が1/8インチ搬送される
ごとにパルスを出力するエンコーダの出力パルスとのア
ンド信号である。
【0011】1/6インチ系列の連続紙の場合には(図
中II)、ミシン目と送り孔との位置関係は3種類ある。
しかし、エンコーダパルスは1/6インチの記録紙搬送
毎に発生するため、図中矢印II-a、II-b、II-c(図16
のミシン目a、b、cにそれぞれ対応)で示すように、
1/6インチ系列の連続紙用のエンコーダパルスと先端
検出信号との関係は一定になる。
【0012】1/8インチ系列の連続紙の場合には(図
中III)、ミシン目と送り孔との位置関係は4種類あ
る。この場合にも、エンコーダパルスは1/8インチの
記録紙搬送毎に発生するため、図中の矢印III-a、III-
e、III-f、III-g(図17のミシン目a、d、e、fに
それぞれ対応)のように、1/8インチ系列の連続紙用
のエンコーダパルスと先端検出信号との関係はミシン目
と送り孔との位置関係にかかわらず、一定となる。
【0013】しかしながら、実際のプリンタ作動時に
は、連続紙のミシン目での切断不良や、搬送に伴う連続
紙の弛み等によって、連続紙先端がトップセンサを通過
するタイミングがずれ、先端検出信号が本来のタイミン
グよりずれて出力されることがある。すなわち、ミシン
目での切断時に、完全にミシン目には沿わずにミシン目
の手前(ミシン目より搬送方向下流側)に紙を少し残し
た状態で切断したり、ミシン目より上流側に食い込んで
切断したような場合、あるいは先端検出センサとトラク
タユニット間で連続紙がたるんでいたような場合には、
図18に矢印で示した位置を基準に、ある幅Dの間で先
端検出信号のタイミングがばらつくことになる。
【0014】例えば、図19に示すように、本来aの位
置で出力されるべき先端検出信号がd1の位置で出力さ
れた場合には、画像形成のタイミングはエンコーダパル
スnを基準に行うため、正しい位置に画像が形成される
ことになる。しかし、d2の位置で先端検出信号が出力
されると、n+1番目のエンコーダパルスを基準として
画像形成の制御が行われてしまい、連続紙上の画像形成
位置がずれてしまう(すなわち、画像形成の開始点がエ
ンコーダパルスの周期分ずれてしまう)。
【0015】このため、前記公報においては、トラクタ
ユニットと先端検出センサとの位置関係に対応して所定
の閾値(時間間隔)を設定し、先端検出信号が出力され
てから最初のエンコーダパルスが出力されるまでの時間
が該閾値より大きい場合には、該先端検出信号は1つ前
のエンコーダパルスに対応するものとし、先端検出信号
が出力されてから最初のエンコーダパルスが出力される
までの時間が該閾値以下の場合には、該先端検出信号は
該最初のエンコーダパルスに対応するものとして、画像
形成処理を制御している。
【0016】たとえば、図19において、本来aのタイ
ミングで先端検出信号が出力され、先端検出信号の出力
タイミングがd1〜d2の範囲でばらつくとすれば、d
1からエンコーダパルスnまでの時間が所定の時間間隔
より小さく、d2からエンコーダパルスn+1までの時
間が前記所定の時間間隔より大きくなるようにトラクタ
ユニットに対する先端検出センサの位置を調整する。す
なわち、仮に連続紙の先端がd1の位置で検出された場
合には、その先端検出後に最初に発生するエンコーダパ
ルス(エンコーダパルスn)までの時間間隔が所定の時
間間隔より小さくなるように、そして、仮に連続紙の先
端がd2の位置で検出された場合には連続紙の先端検出
から最初のエンコーダパルス(エンコーダパルスn+
1)までの時間間隔が所定の時間間隔より大きくなるよ
うに、連続紙の先端検出センサとトラクタユニット(従
ってエンコーダ)との位置関係を調整する。そして、連
続紙の先端が検出されてから最初のエンコーダパルスが
出力されるまでの時間が前記所定の時間間隔より小さけ
れば、そのエンコーダパルスを基準にして露光のタイミ
ングを制御する。
【0017】連続紙の先端が検出されてから最初のエン
コーダパルスが出力されるまでの時間が前記所定の時間
間隔より大きければ、露光のタイミングは一つ前のエン
コーダパルスを基準にして行う。なお、上記の所定の時
間間隔は、実際のプリンタにおいては、例えばトラクタ
ユニットを駆動するパルスモータの駆動パルス数により
管理する。すなわち、先端検出信号の出力からエンコー
ダパルスの出力までの間のパルスモータ駆動パルス数を
カウントし、カウントされたパルス数と、上記時間間隔
に対応する所定の閾値とを比較して、どちらが大きいか
を判定することにより、上述のような露光のタイミング
制御を実現している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成を実現する場合には、先端検出センサの位置合わせ
を極めて高い精度で行う必要がある。通常記録紙を1/
2インチ駆動するためにはトラクタユニット駆動モータ
に数十パルスの駆動パルスを与える。したがって、所定
の閾値に対応する位置に先端検出センサを位置させるた
めには1/100インチ程度の精度で位置合わせを行う
必要があり、これは非常に困難でかつ手間の掛かる作業
であり、簡単な方法で同様の制御が行える構成が求めら
れていた。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の連続紙を用いるプリンタは、前記
連続紙を搬送する搬送手段と、前記連続紙の搬送に同期
してパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、前記
連続紙を前記プリンタに装填する際に前記連続紙の先端
を検知し先端検知信号を出力するセンサと、前記プリン
タの印字動作を制御する制御手段を有するプリンタにお
いて、前記パルス信号出力手段により出力された前記パ
ルス信号と、前記センサが出力した先端検知信号との間
隔が所定の閾値より大きいか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記先端検知信
号に対し異なるタイミングで出力された前記パルス信号
を基準にプリントを開始するプリント制御手段と、を備
え、前記所定の閾値が変更可能であること、を特徴とし
ている。
【0020】前記所定の閾値は、前記搬送手段と前記セ
ンサとの位置に応じて変更することができる。尚、前記
所定の閾値は、前記搬送手段により比較的剛性の大きい
板部材を搬送した時に前記パルス信号出力手段とセンサ
とからそれぞれ出力される信号に基づいて決定すること
が可能である。前記所定の閾値は書き換え可能な不揮発
性の記憶装置に書き込まれているため、容易に変更可能
であると共に、変更された値を装置固有の定数として用
いることができる。前記所定の閾値は前記操作可能なス
イッチ手段により設定するような構成とすることも可能
である。
【0021】前記連続紙は搬送方向と直交する方向にお
ける両端部に、搬送方向に沿って所定の間隔で送り孔が
形成され、前記搬送手段は前記送り孔と係合して前記連
続紙を前記搬送方向に移動させる複数の突起部を有し、
前記パルス信号出力手段は前記連続紙が前記所定の間隔
分移動する毎に前記パルス信号を出力する構成とするこ
とができる。そして、前記連続紙は前記搬送方向と直交
する方向に形成されたミシン目を有し、ミシン目と次の
ミシン目とによりページが規定されるものであり、搬送
方向における前記ページの長さは前記送り孔が形成され
ている前記所定の間隔より小さい所定値の整数倍とする
ことが可能である。
【0022】また、前記プリンタは、前記所定の間隔よ
り小さい、相異なる複数の所定値の整数倍の長さのペー
ジを有する複数の種類の連続紙を用いることができる。
前記パルス信号出力手段は前記複数の種類の連続紙が前
記相異なる複数の所定値分だけ搬送される毎にそれぞれ
前記パルス信号を出力する複数のエンコーダを有するこ
とを特徴とする。
【0023】前記複数のエンコーダは、第1のエンコー
ダと第2のエンコーダとを有し、前記第1のエンコーダ
が出力する第1のパルス信号と前記第2のエンコーダが
出力する第2のパルス信号とから、前記送り孔が形成さ
れている前記所定の間隔分だけ前記連続紙が搬送される
毎にパルスが立ち上がる第3のパルス信号が合成される
構成とすることが可能である。
【0024】具体的には、前記第1のエンコーダは前記
連続紙が1/6インチ搬送される毎に前記第一のパルス
信号を出力し、前記第2のエンコーダは前記連続紙が1
/8インチ搬送される毎に前記第二のパルス信号を出力
し、前記第3のパルス信号は前記連続紙が1/2インチ
搬送される毎にパルスが立ち上がる構成とすることがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る連続紙を用い
るプリンタの実施の形態を、図面を参照して説明する。
実施の形態として示すプリンタは、いわゆる電子写真法
を利用して印字を行うレーザービームプリンタである。
【0026】図1は、本発明の実施の形態であるレーザ
ビームプリンタ10の斜視図である。図1において、プ
リンタ10は、レーザ光を照射する走査光学装置14
と、走査光学装置14からのレーザー光により潜像が形
成される感光体ドラム16と、潜像にトナーを付着して
トナー像とする現像部42と、トナー像を連続紙に転写
する転写部44と、トナー像を連続紙に定着させる定着
部22等を、ハウジング12に収容したものである。連
続紙は、ハウジング12内に設けられた搬送機構によっ
て、転写部44や定着部22を通って搬送される。
【0027】ハウジング12は、下方から順に、制御部
24(後述)等を収納するロアハウジング12a、感光
ドラム16及び定着部22等を収納するミドルハウジン
グ12b、走査光学装置14を収納するアッパハウジン
グ12cを積層して形成したものである。
【0028】走査光学装置14は、レーザーダイオード
から発せられた、画像情報に応じて変調された光束をポ
リゴンミラー14aによって偏向走査するものである。
ポリゴンミラー14aによって偏向走査された走査光
は、ミラー14bにより反射され、走査光学装置14の
下部に位置する感光ドラム16表面の所定位置(照射位
置)に照射される。
【0029】感光ドラム16は、ミドルハウジング12
bに設けられたメインモータ82によって図中時計回り
に一定速度で回転駆動されるよう構成されている。感光
ドラム16の表面は、走査光学装置14、現像部42、
及び転写部44に面している。
【0030】転写部44には、トナー像を連続紙に転写
するための転写チャージャ46が設けられ、転写チャー
ジャ46は、図示しない待避機構によって、感光ドラム
16に対して転写作用する位置(転写位置)と、転写位
置から待避した位置(待避位置)との間で移動可能とな
っている。
【0031】定着部22には、熱源を内蔵したヒートロ
ーラ128と、連続紙をヒートローラ128に密着させ
るためのプレスローラ130が、連続紙に対して上下に
位置するよう設けられている。プレスローラ130は、
図示しない離接機構によって、ヒートローラ128に圧
接する位置(作用位置)、及び離間する位置(待避位
置)の間で移動可能となっている。
【0032】連続紙は、ハウジング12の図中右側に形
成された挿入口26から挿入され、前述の転写部44、
定着部22を通って、ハウジング12の図中左側に設け
られた排出口28から排出される。連続紙は、転写部4
4と定着部22の間に設けられたトラクタユニット20
によって搬送される。トラクタユニット20は、連続紙
の幅方向両端に設けられた送り孔に係合するよう一定間
隔で突起が設けられた1対のトラクタベルト62と、こ
れを駆動するプーリ61を備えている。プーリ61は、
ステップモータであるトラクタモータ84によって駆動
される。以下の記載では、連続紙搬送路において、挿入
口26側を搬送方向上流、排出口28側を搬送方向下流
として参照する。
【0033】なお、メインモータ82、トラクタモータ
84、及びヒューザモータ86は、ミドルハウジング1
2bに設けられており、夫々ロアハウジング12aに収
納された制御部24によって制御される。
【0034】走査光学装置14は、画像情報に基づいて
感光ドラム16にレーザー光を照射して感光ドラム16
の表面に潜像を形成する。そして、感光ドラム16上に
形成された潜像は、現像部42においてトナーが付着し
(即ち現像されて)トナー像となる。感光ドラム16上
のトナー像は、転写部44の転写チャージャ46によっ
て、感光ドラム16と転写チャージャ46の間を搬送さ
れる連続紙に転写される。そして、転写部44において
トナー像が転写された連続紙は、定着部22に搬送され
て加熱・加圧されて、トナー像が定着する。トナー像が
定着した連続紙は、排出口28からプリンタ10の外部
に排出される。
【0035】次に、連続紙の搬送制御について説明す
る。ここで用いられる連続紙は、連続紙幅方向における
両端部に、搬送方向に沿って所定ピッチ(本実施形態で
は1/2インチピッチ)で送り孔が形成されている。さ
らに、連続紙幅方向に亘ってミシン目が形成され、連続
する2つのミシン目の間隔によって連続紙の1ページが
規定される。
【0036】ここで、本実施形態のプリンタ10が使用
可能な連続紙の種類としては、1/2インチ単位で設定
される標準のミシン目間隔(例えば3インチ、3+1/
2インチ、4+1/2インチ...など)を有する連続
紙(1/2インチ系列の連続紙)の他に、1/6インチ
単位で設定されるミシン目間隔(例えば3インチ、3+
1/6インチ、3+2/6インチ...等)を有するも
の(1/6インチ系列の連続紙)、又は1/8インチで
設定されるミシン目間隔(例えば3インチ、3+1/8
インチ、3+2/8インチ...等)を有するもの(1
/2インチ系列の連続紙)がある。
【0037】図2はミドルハウジング12b内のトラク
タユニット20の配置を示す斜視図である。なお、図2
において、感光ドラム16、転写部44及び現像部42
等は図示を省略する。図2に示すように、ミドルハウジ
ング12bの下面を規定するベースプレート12d上に
は、感光ドラム16、転写部44及び現像部42等(図
示せず)を含むプロセスユニット18、トラクタユニッ
ト20、及び定着部22が連続紙搬送方向上流から下流
に向かって配置されている。
【0038】図3はトラクタユニット20の構成を示す
斜視図である。図3に示すように、トラクタユニット2
0は、上方が開放された略コの字状のトラクタフレーム
30と、トラクタフレーム30の両側に各々配置された
左右一対のトラクタ60、60を備えている。トラクタ
フレーム30は、ハウジング12に取り付けられる底板
31と、左右一対の側板32、33とを備えている。
【0039】各トラクタ60は、トラクタベルト62
と、トラクタベルト62を駆動する一対のプーリ61a
(駆動プーリ)、61b(従動プーリ)と、トラクタボ
ディ63とを有している。なお、図3では、左方のトラ
クタ60については、トラクタボディ63等を省略し
て、プーリ61とトラクタベルト62を示す。両トラク
タ60の駆動側プーリ61aには、駆動シャフト102
が貫通しており、この駆動シャフトの102の両端部は
トラクタフレーム30の左右一対の側板32、33を各
々外方に貫通している。駆動シャフト102はトラクタ
モータ84によって駆動される。トラクタモータ84の
出力軸には駆動ギア112が固定されており、駆動ギア
112は、駆動シャフト102の一方の端部(図中左
側)に固定された従動ギア108に係合している。
【0040】トラクタボディ63には、トラクタベルト
62の上部をカバーする揺動カバー64が設けられてい
る。連続紙をセットする時には、揺動カバー64を上方
に開いてトラクタベルト62の上側を開放し、連続紙の
送り孔をトラクタベルト62の突起に嵌合させる。そし
て、揺動カバー64を閉じることにより、トラクタベル
ト62の突起が送り孔に係合した状態で、連続紙の両端
部がトラクタベルト62と揺動カバー64との間に挟み
込まれる。この状態でトラクタモータ84が駆動される
と、連続紙はトラクタベルト62から浮き上がることな
く確実に搬送される。
【0041】駆動シャフト102の他方の端部(図中右
側)の側板33を貫通した駆動シャフト102には、連
続紙が1/8インチ搬送される毎にパルス信号を一つづ
つ出力するための第1エンコーダ104と、連続紙が1
/6インチ搬送される毎にパルス信号を一つづつ出力す
るための第2エンコーダ106とが同軸に固定されてい
る。
【0042】図4は、第1エンコーダ104及び第2エ
ンコーダ106を取り出して示す斜視図である。図4に
示すように、第1エンコーダ104は、所定半径の円板
104aに、この円板104aの中心を中心とした円周
に沿って連続紙の搬送量に応じた間隔で形成されたスリ
ット104bとを備えて構成されている。各スリットは
半径方向に沿って放射状に形成され、所定のスリット幅
を有している。なお、この第1エンコーダは連続紙が1
/8インチ搬送されるごとにパルスを出力する。第1エ
ンコーダが固定された駆動シャフト102は、1回転で
連続紙を2.5インチ搬送するよう構成されている。そ
のため、第1エンコーダ104には、20本のスリット
が等間隔で形成されている。
【0043】第2エンコーダ106も第1エンコーダ1
04と同様、所定半径の円板106aに、この円板10
6aの中心を中心とした円周に沿って連続紙の搬送量に
応じた間隔で形成された15本のスリット106bとを
備えて構成されている。第2エンコーダ106は、連続
紙が1/6インチ搬送されるごとにパルス信号を出力す
る。
【0044】第1、第2エンコーダ104、106は、
円筒状の位置決めスリーブ116によって各々回転位置
が規定されている。位置決めスリーブ116の両端面1
16a、116bには、第1、第2のエンコーダ10
4、106に対応する位置決めボス116c、116d
が設けられている。
【0045】第1、第2エンコーダ104、106の夫
々5つずつのスリット104b、106b(スリット1
04bの4つ毎、106bの3つ毎)が駆動シャフト1
02の軸方向に整合する。このため、1/2インチのエ
ンコーダを設けなくとも、第1、第2エンコーダ10
4、106の出力パルス信号を合成して用いることによ
り、連続紙の1/2インチ毎の搬送量を検出することが
可能となる。
【0046】図3に示すように、トラクタフレーム30
の側板33には、これから外方に延出する板部材である
33bが設けられ、板部材33bにはセンサ取付板50
が固定されている。このセンサ取付板50上には、第1
及び第2エンコーダ104、106のスリット104
b、106bを夫々検出する第1、第2のセンサ12
0、122が取り付けられている。
【0047】ここで、第1、第2センサ120、122
は、それぞれ発光素子及び受光素子を備えたフォトイン
タラプタであり、これを対応する第1、第2エンコーダ
104、106のスリット104b、106bが横切る
毎に、発光素子からの光が受光素子に受光されてオン信
号を出力し、円板104a、106aが横切っている時
には発光素子からの光が受光素子に受光されずオフ信号
を出力する。
【0048】かくして、第1センサ120からは、連続
紙が1/8インチ搬送される毎に一つづつパルス信号
(第1パルス信号)が出力される。また、第2センサ1
22から、連続紙が1/6インチ搬送される毎に一つづ
つパルス信号(第2パルス信号)が出力される。さら
に、第1、第2のセンサ120、122から同時に出力
されたオン信号から、連続紙が1/2インチ搬送される
毎に一つづつ出力されるパルス信号(第3パルス信号)
が得られる。なお、第1センサ120および第2センサ
122からの出力のアンド信号を得る回路は公知のアン
ド回路であり、ここでは説明を省略する。
【0049】第1、第2センサ120、122を固定す
るセンサ取付板50には、図3に示すように、連続紙搬
送方向に延びる長孔51が形成されている。また、板部
材33bにおいて長孔51の下部に相当する位置にはね
じ孔(図示せず)が形成されている。そして、センサ取
付板50は、長孔51を通してねじ孔にねじ52を嵌合
させることによって、トラクタフレーム30に固定され
た板部材33bに取り付けることができる。また、ねじ
52を緩めることにより、長孔51に沿って(即ち連続
紙搬送方向に)センサ取付板50を移動調節することが
できる。
【0050】図5は、トラクタユニット20の側面図で
ある。図5に示すように、トラクタユニット20の連続
紙搬送方向下流側に、連続紙の先端を検出するためのト
ップセンサ126が配設されている。このトップセンサ
126は、トラクタフレーム30の底板31の連続紙搬
送方向下流側に、連続紙の幅方向に関してほぼ中央部に
配設されている。
【0051】トップセンサ126は、アクチュエータ1
26aとセンサ本体126bとを備えている。アクチュ
エータ126aは、連続紙が無い状態では図5に実線で
示す、連続紙の搬送路Pを横切る起立位置に位置するよ
う、図中時計回り方向に弱い回動付勢力で付勢される。
センサ本体126bは、このアクチュエータ126aが
上記起立位置にもたらされた状態ではオフし、連続紙に
よって押されて搬送路Pの下方に押し下げられた状態
(図5において2点鎖線で示す状態)でオン信号(PT
S信号)を出力する。
【0052】図5および図3に示すように、トップセン
サ126は、L字状に屈曲したトップセンサ取付板55
に固定されている。トップセンサ取付板55は、底板3
1(図3参照)に平行な固定部55aと、固定部55a
に対して起立した起立部55bよりなっており、トップ
センサ126は起立部55bに固定されている。固定部
55aには、連続紙の搬送方向に沿った長孔56が形成
されており、底板31の長孔56の下部に対応する箇所
には、ねじ孔(図示せず)が形成されている。長孔56
を通してねじ孔にねじ57を嵌合させることにより、ト
ップセンサ取付板55はトラクタフレーム30に固定さ
れる。
【0053】また、固定部55aには、長孔56と並ん
で、長孔56と平行に延びる案内孔58が形成されてい
る。案内孔58には、底板31から突設された案内ピン
59が嵌合している。従って、ねじ57を緩めると、ト
ップセンサ取付板55は、案内孔58と案内ピン59の
嵌合により、長孔56に沿って、即ち連続紙搬送方向に
移動調節することができる。
【0054】次に、連続紙の搬送制御について説明す
る。上述のとおり、本実施形態のプリンタ10は、ミシ
ン目間隔が1/8インチ単位や1/6インチ単位で設定
された連続紙(即ち、ページ長さが3+1/8インチ、
3+1/6インチ等に設定された連続紙)を使用するこ
とができるものである。また、プリンタ10は、ユーザ
ーが印字結果の確認を行ったり、あるいは印字したペー
ジを切り離したりできるように、一連の印字処理が終了
すると、連続紙の印字終了ページ後端(ミシン目)をプ
リンタの外に排出するよう構成されている。この際、印
字が行われていないページがプリンタ内(転写部より下
流)に位置することになるが、次の印字処理が行われる
際に連続紙を引き戻して印字を行うことにより、連続紙
を有効に利用する構成となっている。
【0055】図6に、連続紙の搬送制御に用いられる各
距離を表すパラメータを示す。走査光学装置14からの
レーザビームが走査する感光ドラム2の周方向における
位置を走査位置とする。走査位置から連続記録紙に転写
が行われる転写位置(TP)までの距離をL2とした場
合に、転写位置(TP)から連続紙に沿って搬送路上流
側にL2だけ離れた位置を同期位置(SP)と呼ぶこと
にする。ここで、連続紙が搬送されると、感光ドラム1
6上の走査位置にあった点が、連続紙の同期位置(S
P)にあった点と、転写位置(TP)において対向す
る。また、同期位置(SP)からさらに所定量(L1)
上流には、プリント開始時に、連続紙の印字開始ページ
の前端を位置させるホームポジション(HP)が設定さ
れる。即ち、ホームポジション(HP)から搬送された
連続紙のページ前端が同期位置(SP)に達した時に、
走査光学装置14の露光制御が開始される。
【0056】トップセンサ126の取付位置(PTS)
と同期位置(SP)との距離をL3とする。また、プリ
ンタ10の排出口28から下流側所定量の位置に、スト
ップ位置(SPTS)を設け、ストップ位置(SPT
S)と同期位置(SP)との距離をL5とし、ストップ
位置(SPTS)とホームポジション(HP)との距離
はL6とする。なお、ここでストップ位置(SPTS)
とは、印字処理が終了した際に連続紙のミシン目(印字
された連続紙の最終ページの後端)を位置させる位置で
ある。
【0057】図7は、プリンタ10の駆動制御系を示す
ブロック図である。制御部24はプリンタ10の画像形
成処理および連続紙搬送処理を司る。制御部24は操作
パネル125、トップセンサ126、第1,第2検知セ
ンサ120,122、紙切れセンサ29等からの信号を
受けると共に、トラクタユニット20、定着部22(ヒ
ューザモータ86、ヒータ等を含む)、走査光学装置1
4(ポリゴンミラー14a等を含む)、プロセスユニッ
ト18(現像部42、メインモータ82等を含む)等の
制御を行う。なお、連続紙のミシン目間隔(ページ長
さ)は操作パネル125から入力される。また、各部へ
電源を供給する高圧電源ユニット130も制御部24に
接続されており、制御部24により電源の供給が制御さ
れる。さらに、制御部24には書き換え可能な不揮発性
メモリであるEEPROM127が接続されており、詳
しくは後述するが、プリンタ10の印字動作を制御する
ために必要なパラメータが、初期設定時にEEPROM
127から制御部24のRAMに転送される。なお、E
EPROM127のパラメータは、プリンタ10毎に後
述する実測処理により決定され、書き込まれる。
【0058】プリンタ10に電源が投入されると、制御
部24内のROMやRAM等のメモリチェック、走査光
学装置14の動作チェック、現像部42のトナーの有無
のチェック、紙切れセンサ29による連続紙の有無のチ
ェック等が行われる。そして、定着部22のヒートロー
ラ128の加熱が開始され、次のプリント開始処理を行
う準備が完了する。
【0059】図8は、プリント開始処理を示すフローチ
ャートである。図示しない、コンピュータ等の外部装置
から印字データが送られてくると、図8のプリント開始
処理が実行される。制御部24は、ヒートローラ128
を加熱し(S100)、ヒートローラ128の温度が定
着可能な温度(定着温度)に達しているか否かを確認す
る(S102)。ヒートローラ128の温度が定着温度
に達していない場合(NO:S102)には、S100
に戻って定着期の加熱を続ける。
【0060】そして、ヒートローラ128が所定の温度
に達すると(YES:S102)、制御部24は、まず
操作パネル125で設定されたページ長さに基づき、1
/2インチ、1/6インチ、1/8インチピッチのパル
ス信号出力の中から適切な搬送パルス信号(以後PFS
とする)を選択する(S104)。即ち、例えばページ
長さ(ミシン目間隔)が11インチであれば、連続紙が
1/2インチ搬送される毎に一つづつ出力される1/2
インチピッチのPFSが選択され、ページ長さが11+
1/6インチであれば、連続紙が1/6インチ搬送され
る毎に一つづつ出力される1/6インチピッチのPFS
が選択される。
【0061】なお、以後、特に説明が無い場合は、PF
Sとは、ここで選択された搬送パルス信号を指す。ま
た、選択されたピッチはmで示す。次に、EEPROM
127から、後述する露光制御のための閾値を読み出
し、制御部24内部のRAM(図示せず)に格納する。
続いて、制御部24は、トップセンサ126がオンして
いるか否かを判定する(S106)。この時点でトップ
センサ126がオフとなるのは、連続紙がトップセンサ
126まで達していない場合であり、トップセンサ12
6がオンとなるのは、トップセンサ126が連続紙によ
り図5の2点鎖線で示す位置に回動している場合であ
る。
【0062】前述のように、プリンタ10は、印字が終
了して連続紙の搬送を停止する際には印字最終ページを
完全にプリンタ外に排出するようになっている。ステッ
プS106において、トップセンサ126がオンとなっ
ている場合には、印字最終ページの後端(印字最終ペー
ジとそれに続く未印字ページとの境界のミシン目)がプ
リンタ10の外のストップ位置(SPTS)にある状態
と見なすことができる。即ち、一旦プリンタ処理が終了
した後の状態から、プリント処理が再開された場合であ
る。この場合には、走査光学装置14を起動し(S10
8)、感光ドラム16を駆動するメインモータ82を起
動し(S110)、定着ユニット22を駆動するための
ヒューザーモータ86を起動する(S112)。
【0063】そして、ストップ位置SPTSにある印字
最終ページの後端がホームポジションHPに達するま
で、連続紙を引き戻す。即ち、図6に示す距離L6に相
当するPFS数(即ち、L6/m)をカウンタAに設定
し(S114)、PFS割込ルーチンの割込を許可する
(S116)。PFS割込ルーチンはPFSが出力され
る毎に実行される割り込み処理で、PFSが1パルス出
力される毎にカウンタAを1づつデクリメントする処理
で(詳細は後述)。トラクタモータ84を逆転駆動して
(S118)、連続紙の逆搬送を開始すると、PFS割
り込みルーチンがPFS出力毎に実行され、カウンタA
がデクリメントされる。カウンタAがデクリメントされ
て0になると(YES:S122)、制御部24はトラ
クタモータ84を停止し(S124)、連続紙の逆搬送
を停止する。この時点で、はじめに停止位置SPTSに
あったミシン目がホームポジションHP(図6参照)に
位置した状態となる。トラクタモータ84の停止後、P
FS割り込み処理の割り込みを禁止する(S125)。
【0064】なお、カウンタAが0になる前にトップセ
ンサ126がオフになった場合には(YES:S12
0)その時点でトラクタモータ84を停止する。連続紙
を逆搬送中にトップセンサ126がオンからオフになる
のは、連続紙の先端がトップセンサ126の位置を通り
過ぎて引き戻されたためであり、そのまま逆搬送を続け
ると連続紙はトラクタユニット20を通り過ぎてしま
い、送り孔とトラクタベルトの突起部との係合がはずれ
て連続紙の搬送制御ができなくなる。このため、トップ
センサ126がオンからオフに変わった場合には(S1
20)、トラクタモータ84を停止しているのである
(S204)。この場合には、PFS割り込み処理の割
り込みを禁止した後に(S206)、図13のS188
へ処理が移行し、トップセットの処理が行われる。トッ
プセット処理については後述する。
【0065】ここで、PFSによる搬送制御のためのP
FS割込ルーチンを図9を参照して説明する。PFSを
用いた搬送制御においては、搬送しようとする距離(例
えば、ホームポジションHPから同期位置SP、同期位
置SPから転写位置TP、等)に対応するPFS数をカ
ウンタに設定した後、PFS割込ルーチンにおいて、P
FS信号の出力毎にこのカウンタ数を一つづつデクリメ
ントする。プリンタ10においては、カウンタには、連
続紙の逆搬送時に用いられるカウンタA、順搬送時に用
いられるカウンタB、転写チャージャ46とプレスロー
ラ130の作用位置への移動等に用いられるカウンタ
C、転写チャージャ46とプレスローラ130の待避位
置への移動等に用いられるカウンタDの4種類のカウン
タがある。
【0066】PFS割込ルーチンでは、カウンタAが0
か否かを判別し(S212)、カウンタAが0でない場
合にカウンタAを1だけデクリメントする(S21
4)。同様に、カウンタBが0か0でない場合(NO:
S216)、カウンタBを1だけデクリメントする(S
218)。さらに、S220においてカウンタCが0か
否かを判別する。カウンタCが0であれば、次にカウン
タDが0か否かを判別し、0でなければカウンタDを1
だけデクリメントする(S220、S222、S22
4)。なお、カウンタCが0で無い場合(S226〜S
235)については後述する。
【0067】図10は、図8のS124から続くプリン
ト処理を示すフローチャートである。図8のS118か
らS124により、印字開始ページの先端(ミシン目)
はホームポジションHPに位置している。この状態で、
転写チャージャ46及び現像部42にバイアス電圧を印
可する(S126)。続いて、ホームポジション(H
P)から転写位置(TP)までの距離に相当するPFS
数、即ち、(L1+L2)/mをカウンタBに設定した
後に(S128)、トラクタモータ84を正転駆動して
連続紙の順搬送を開始する(S130)。
【0068】続いて、ホームポジション(HP)から同
期位置(SP)までの距離に対応するPFS数(即ち、
L2/m)を定数B1として設定し(S132)、PF
S割込を許可する(S134)。そして、PFS割り込
み処理によりカウンタBが定数B1までデクリメントさ
れるまでは、制御部24は連続紙の順搬送のみを続け
る。S136において、カウンタBが定数B1に等しく
なると(すなわち、ホームポジションHPにあったミシ
ン目(最終印字ページ後端)が同期位置SPまで移動す
ると、走査光学装置14による感光ドラム16の露光制
御を開始する(S138)。
【0069】なお、ページの前端(ミシン目)から所定
範囲の部分を、プリントしない部分(所謂プリントマー
ジン)として予め設定することができ、走査光学装置1
4は、露光制御開始後、連続紙がプリントマージン分だ
け移動した後に、感光ドラム面の露光を開始する。ここ
では、連続紙において、ページの前端からプリントマー
ジン分だけ離れた位置を画像の先頭位置と呼ぶ。
【0070】次に、カウンタCに、同期位置(SP)か
ら定着位置(FP)までの距離に対応するPFS数(即
ち、L4/m)を設定し、さらに同期位置(SP)から
転写位置(TP)までの距離に対応するPFS数(即
ち、L4/m−L2/m)を定数C1として設定する
(S140)。
【0071】ここで、上記のPFS割込ルーチン(図
9)において、カウンタCが定数C1までデクリメント
されると(S228)、転写チャージャ46にバイアス
電圧を印可すると共に、転写チャージャ46を待避位置
から作用位置まで移動(上昇)させる(S230)。す
なわち、連続紙のミシン目が転写位置TPに到達する時
点で転写バイアスがオンされ、かつ転写チャージャ46
が作用位置に移動する。さらに、図9のPFS割り込み
ルーチンにおいて、カウンタCが0までデクリメントさ
れると(S232)、定着部22のプレスローラ130
を待避位置から作用位置まで移動させる(S234)。
すなわち、ミシン目が定着位置に到達する時点でプレス
ローラ103が作用位置まで移動する。なお、転写チャ
ージャ46及びプレスローラ130の作用位置/待避位
置の移動を行うための機構・制御方法についての詳細な
説明は省略する。
【0072】図10に戻り、1ページ目のプリント処理
についてさらに説明する。カウンタBが0までデクリメ
ントされると(S142)、カウンタBに1ページの長
さに相当するPFS数を設定する(S144)。これに
よって、次ページの前端の位置を検知することができる
ようになる。つまり、ミシン目が転写位置TPにある時
に1ページの長さをカウンタBにセットすることによ
り、連続紙が搬送されカウンタBがデクリメントされて
B=B1となった時点では次のミシン目が同期位置SP
にあることになる。
【0073】図11において、カウンタBが定数B1ま
でデクレメントされると(Y:S146)、上述のよう
に、2ページ目の前端が同期位置(SP)まで到達して
いることになる。紙切れ等のエラーが発生した場合
(Y:S148)や、次ページの印字データが無い場合
(N:S150)には処理は図12に進む。エラーが無
く、2ページ目の印字データがある場合には(N:S1
48、Y:S150)、次ページの印字のための露光を
開始する(S152)。連続紙の搬送が進み、カウンタ
Bがデクリメントされて0に達すると(S154)、即
ち、2ページ目のページ前端が転写位置(TP)に達す
ると、カウンタBに再び1ページの長さに相当するPF
S数を設定する(S156)。S154およびS156
の処理はS142およびS144の処理と同じである。
このようにして連続プリントが行われる。
【0074】図12は、プリント停止処理を示すフロー
チャートである。制御部24は、次のページの印字デー
タが無くなると、印字最終ページの末端が排出口28の
外のストップ位置(SPTS)に達するまで、連続紙を
搬送する。図12はこの処理を示している。
【0075】図11のS150でNと判定された時点で
は、ミシン目(すなわち印字最終ページの後端)は同期
位置SPにある(S146でB=B1となっている)。
S158はその後に続く処理である。まず、同期位置S
Pからストップ位置SPTSまでの距離に相当するPF
S数(即ち、L5/m)をカウンタDに設定する(S1
58)。同時に、転写位置(TP)からストップ位置
(SPTS)までの距離に相当するPFS数(即ち、D
−L2/m)を定数D1として設定し、定着位置(F
P)からストップ位置(SPTS)までの距離に相当す
るPFS数(即ち、D−L4/m)を定数D2として設
定する。
【0076】カウンタDが定数D1までデクレメントさ
れると(S160)、即ち、印字最終ページの後端(ミ
シン目)が転写位置(TP)を通過すると、転写チャー
ジャ46のバイアス電圧をオフすると共に、転写チャー
ジャ46を待避位置に待避させる(S162)。また、
カウンタDが定数D2までデクレメントされると(S1
64)、即ち、印字最終ページの後端(ミシン目)が定
着位置FPを通過すると、定着ローラ22を待避位置に
待避させる(S166)。そして、カウンタDがデクレ
メントされて0になると(S168)、トラクタモータ
84を停止すると共に(S170)、PFS割込ルーチ
ンの割込を禁止する(S172)。また、転写チャージ
ャ46と現像部42のバイアス電圧をオフし(S17
4)、メインモータ82、ヒューザモータ86、走査光
学装置14を停止する(S176、S178、S18
0)。このようにして、転写済みのページが全て定着部
を通過して定着されると共に、印字されたページが全て
プリンタ外部に一旦排出されるため、ユーザーが印字結
果を確認することができる。
【0077】次に、トップセット処理について図13を
参照して説明する。トップセット処理は、図8のS10
6においてトップセンサ126がオフの場合に実行され
る。図8のS106でトップセンサ126がオフになる
のは、プリント開始時に連続紙がトップセンサ位置に達
していない場合である。例えば、新しい連続紙をプリン
タ10に装填したような場合にこの状態となる。この場
合には、連続紙の先端がトップセンサ126により検出
されるまで(PTS信号が出力されるまで)連続紙を順
方向に搬送し、さらにPTS信号出力後にPFSを検出
してから露光の制御を行う。
【0078】図13において、S182、S184およ
びS186では、図8のS108〜S112と同様に、
走査光学装置14を起動し(S182)、感光ドラム1
6を駆動するメインモータ82を起動し(S184)、
定着ユニット22を駆動するためのヒューザーモータ8
6を起動する(S186)。次に転写チャージャ46及
び現像部42にバイアス電圧を印可する(S188)。
【0079】続いて、トラクタモータ84を正転駆動し
(S190)、連続紙の順搬送を開始する。トップセン
サ126が連続紙の先端に押されてオンとなり、PTS
信号が発せられると(S192)、モータパルスのカウ
ント数Eの初期値を0とし(S194)、モータパルス
割込ルーチンの割込を許可して(S196)、PFSの
出力を待つ。モータパルス割込ルーチンの割込が許可さ
れると、モータパルスの1パルス毎にモータパルス割込
ルーチンの割込が行われる。モータパルス割込ルーチン
では、図14に示すように、出力されるモータパルスの
数Eがインクリメントされる(S240)。したがっ
て、モータパルス割り込みルーチンの割り込みが許可さ
れている間は、トラクタモータ84に駆動パルスが入力
されるとパルス数がEによりカウントされることにな
る。PFSが出力されると(S198)、モータパルス
の割込を禁止する(S200)。この時点で、PTSが
出力されてからその直後のPFS出力までのモータパル
ス数がEにより示されることになる。
【0080】次に、S202においてEと、図8のS1
05においてEEPROM127から制御部24のRA
Mに読み込まれた閾値TH(使用中のページ長さに対応
した閾値)とを比較する。Eが閾値THより大きい場合
には(YES:S202)、PTS信号がオンとなる直
前のPFS信号を基準として、連続紙のページ長さに基
づき、ホームポジション(HP)の上流側において最も
ホームポジション(HP)に近接しているミシン目がホ
ームポジション(HP)に達するために要するPFS数
を算出して、カウンタBに設定する(S208)。Eが
閾値TH以下の場合には(NO:S202)、PTS信
号がオンとなった直後のPFS信号を基準として、連続
紙のページ長さに基づき、ホームポジション(HP)の
上流側において最もホームポジション(HP)に近接し
ているミシン目がホームポジション(HP)に達するた
めに要するPFS数を算出して、カウンタBに設定する
(S210)。以降は、図10のS132へ処理が移行
し、既に説明した印字処理が順次行われる。
【0081】閾値THについて、図20を参照してさら
に詳細に説明する。PTS信号がaを基準として±Δの
範囲でばらつくものとする。すなわち、aを基準として
±Δの範囲でPTS信号が出力された場合(オンになっ
た場合)には、PTSはn番目のPFSが出力される前
に出力されたものとみなすことができる。PFSの周期
(n番目のPFSとn+1番目のPFSとの間隔)をT
とし、本来PTSが出力されるべき位置(基準位置a)
とその直後のPFSとの間隔をNとし、PTSが上記の
ばらつきの範囲内で最も遅れた場合の位置(図中のd2
で示す位置)とn+1番目のPFSとの間隔をTHと
し、モータパルスの周期をΔtとすると、 TH=(T+N−Δ)/Δt という関係が成り立つ様に閾値を決めれば良い。Tは使
用する連続紙の系列により、1/2インチ、1/6イン
チまたは1/8インチのいずれかの値である。またΔは
ばらつきを表す値であり、経験的に求められた所定の数
値である。Nはトップセンサ126とトラクタユニット
との位置関係に依存する値である。
【0082】本発明に係るプリンタ10においては、ト
ップセンサ126とトラクタユニット20との位置関係
に応じて閾値THを変更することにより、トップセンサ
126の位置合わせの手間を省くことができるようにし
ている。すなわち、プリンタ10の組立時には、トップ
センサ126の位置合わせは比較的粗い精度で済ませ、
次に上記のNを実測する。TおよびΔは既知の値である
ため、Nが求まればTHを決定することができる。本実
施の形態のプリンタ10においては、この様にして各プ
リンタ10毎にNを実測し、その結果各連続紙の系列
(1/2インチ系列、1/6インチ系列および1/8イ
ンチ系列)それぞれに対して得られる3種類の閾値TH
をEEPROM127に予め書き込んでおく。EEPR
OM127に書き込まれたデータは図8のS105にお
いて制御部24のRAM読み込まれるため、各装置毎に
トップセンサ126の位置に誤差があってもEEPRO
M127に書き込むデータを調整することにより、誤差
を吸収することができる。すなわち、トップセンサ12
6を多少ラフに組み付けても、データを調整するだけで
高い精度を得ることができる。
【0083】Nの実測は次のようにして行う。制御部2
4には図7に示す各ユニットの動作をテスト・計測する
ための試験装置を接続することができるようになってい
る。試験装置は制御部に種々のコマンドやデータを送信
して各ユニットの試験動作を実行するための装置であ
る。この試験装置を用い、連続紙に代えて比較的腰の強
い紙や、樹脂板、あるいは金属板等をトラクタユニット
20に装填し、試験装置から用紙搬送のコマンドを送信
し、PTSがオンになってから最初のPFSが出力され
るまでにトラクタモータ84に送る駆動パルス数をカウ
ントする。なお、この場合、連続紙に代えて使用される
樹脂等の板部材は、送り孔が1/2インチ間隔で、板の
先端は送り孔から1/4インチのものを用いるのが好ま
しい。
【0084】以上のようにして求められた、PTSがオ
ンになってから最初のPFSが出力されるまでにトラク
タモータ84に送る駆動パルス数は、上記式のNに正確
に対応している。従って、閾値THを容易に決定するこ
とができる。決定された閾値THは、試験装置の制御下
で制御部24によってEEPROM127に書き込まれ
る。
【0085】なお、閾値は個々のプリンタ10に固有の
値であり、一つの装置においては一旦定まった値は通常
変更されることはない。従って、その設定方法はEEP
ROMを用いる方法に限るものではなく、たとえば制御
部の回路基板上にディップスイッチを設け、その設定に
よってセットするようにしても良い。
【0086】また、上記の実施の形態においては、連続
紙の各系列に対応してそれぞれ閾値を計算し、EEPR
OMに書き込むようにしているが、上記の式を用いれ
ば、Nのみが各プリンタに固有の値となるため、NをE
EPROMに書き込んでおき、装填された連続紙に応じ
てその都度閾値THを計算により求めるようにすること
も可能である。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トップ
センサとトラクタユニットの位置合わせ誤差があって
も、トップセンサによる連続紙の先端検出信号と連続紙
の搬送に同期してエンコーダにより出力されるパルスと
から、確実に画像形成の基準となるパルスを決定するこ
とができるため、煩雑な位置合わせ作業の必要が無くな
り、装置組立時の時間・コストを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施形態を示す側面
図である。
【図2】本発明に係るトラクタユニットの一実施形態を
示す平面図である。
【図3】図2のトラクタユニットを示す斜視図である。
【図4】図2のトラクタユニットのエンコーダを示す斜
視図である。
【図5】図2のトラクタユニットを示す側面図である。
【図6】図1のプリンタの制御系で用いられる各長さを
示す側面図である。
【図7】図1のプリンタの制御系を示すブロック図であ
る。
【図8】プリント開始処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】PFS割込ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】一ページ目のプリント処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】連続プリント処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】プリント停止処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】トップセット処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】モータパルス割込ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図15】ミシン目間隔が1/2インチ刻みの連続紙の
送り孔とミシン目の関係を示す図である。
【図16】ミシン目間隔が1/6インチ刻みの連続紙の
送り孔とミシン目の関係を示す図である。
【図17】ミシン目間隔が1/8インチ刻みの連続紙の
送り孔とミシン目の関係を示す図である。
【図18】PTS信号とPFSとの関係の一例を示す。
【図19】PTSのばらつきを説明する図である。
【図20】ばらつきの補正を説明するための図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 14 走査光学装置 16 感光ドラム 20 トラクタユニット 24 制御部 30 トラクタフレーム 31 底板 50 検知センサ取付板 51 長孔(検知センサ取付板の) 55 トップセンサ取付板 56 長孔(トップセンサ取付板の) 104 第1エンコーダ 106 第2エンコーダ 120 第1の検知センサ 122 第2の検知センサ 126 トップセンサ 127 EEPROM

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続紙を用いるプリンタであって、前記
    連続紙を搬送する搬送手段と、前記連続紙の搬送に同期
    してパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、前記
    連続紙を前記プリンタに装填する際に前記連続紙の先端
    を検知し先端検知信号を出力するセンサと、前記プリン
    タの印字動作を制御する制御手段を有するプリンタにお
    いて、前記パルス信号出力手段により出力された前記パ
    ルス信号と、前記センサが出力した先端検知信号との間
    隔が所定の閾値より大きいか否かを判定する判定手段
    と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記先端検知信
    号に対し異なるタイミングで出力された前記パルス信号
    を基準にプリントを開始するプリント制御手段と、を備
    え、前記所定の閾値が変更可能であること、を特徴とす
    る連続紙を用いるプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記所定の閾値は、前記搬送手段と前記
    センサとの位置に応じて変更されることを特徴とする、
    請求項1に記載の連続紙を用いるプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記所定の閾値は、前記搬送手段により
    比較的剛性の大きい板部材を搬送した時に前記パルス信
    号出力手段と前記センサとからそれぞれ出力される信号
    に基づいて決定されることを特徴とする請求項1または
    2に記載の連続紙を用いるプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記所定の閾値は書き換え可能な不揮発
    性の記憶装置に書き込まれていることを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の連続紙を用いるプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記プリンタは手動操作可能なスイッチ
    手段を有し、前記所定の閾値は前記手動操作可能なスイ
    ッチ手段により設定されることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の連続紙を用いるプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記連続紙は搬送方向と直交する方向に
    おける両端部に、搬送方向に沿って所定の間隔で送り孔
    が形成され、前記搬送手段は前記送り孔と係合して前記
    連続紙を前記搬送方向に移動させる複数の突起部を有
    し、前記パルス信号出力手段は前記連続紙が前記所定の
    間隔分移動する毎に前記パルス信号を出力することを特
    徴とする請求項1から5のいずれかに記載の連続紙を用
    いるプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記連続紙は前記搬送方向と直交する方
    向に形成されたミシン目を有し、ミシン目と次のミシン
    目とによりページが規定されるものであり、前記ページ
    の搬送方向における長さは前記送り孔が形成されている
    前記所定の間隔より小さい所定値の整数倍であることを
    特徴とする、請求項6に記載の連続紙を用いるプリン
    タ。
  8. 【請求項8】 前記プリンタは複数の種類の連続紙を用
    いることができ、前記複数の種類の連続紙は前記所定の
    間隔より小さい、相異なる複数の所定値の整数倍である
    ことを特徴とする請求項7に記載の連続紙を用いるプリ
    ンタ。
  9. 【請求項9】 前記パルス信号出力手段は前記複数の種
    類の連続紙が前記相異なる複数の所定値分だけ搬送され
    る毎にそれぞれ前記パルス信号を出力する複数のエンコ
    ーダを有することを特徴とする請求項8に記載の連続紙
    を用いるプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記複数のエンコーダは、第1のエン
    コーダと第2のエンコーダとを有し、前記第1のエンコ
    ーダが出力する第1のパルス信号と前記第2のエンコー
    ダが出力する第2のパルス信号とから、前記送り孔が形
    成されている前記所定の間隔分だけ前記連続紙が搬送さ
    れる毎にパルスが立ち上がる第3のパルス信号が合成さ
    れることを特徴とする請求項9に記載の連続紙を用いる
    プリンタ。
  11. 【請求項11】 前記第1のエンコーダは前記連続紙が
    1/6インチ搬送される毎に前記第一のパルス信号を出
    力し、前記第2のエンコーダは前記連続紙が1/8イン
    チ搬送される毎に前記第二のパルス信号を出力し、前記
    第3のパルス信号は前記連続紙が1/2インチ搬送され
    る毎にパルスが立ち上がることを特徴とする請求項10
    に記載の連続紙を用いるプリンタ。
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