JP3147963B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3147963B2
JP3147963B2 JP00764792A JP764792A JP3147963B2 JP 3147963 B2 JP3147963 B2 JP 3147963B2 JP 00764792 A JP00764792 A JP 00764792A JP 764792 A JP764792 A JP 764792A JP 3147963 B2 JP3147963 B2 JP 3147963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタ、ファク
シミリ、複写機等の画像形成装置、特に画像形成装置の
用紙の横レジスト量補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の従来の画像形成装置
においては、用紙が送り方向に対して横方向にずれるこ
とにより画像が記録紙の所定の位置に形成されず、とき
には画像の一部が用紙からはみ出して切れてしまい記録
されないという問題があり、この問題点を解消するため
に、例えば特開昭63−149670号公報により、通
紙方向に対して横に延びる紙端検知手段を設け、用紙の
側端を検出し、ペーパーサイズ検知手段により検知した
ペーパーサイズでの基準紙端位置と比較し、ずれ量に応
じて感光体ドラム上への画像書き込み位置を補正するこ
とが知られている。
【0003】従来の上記の画像形成装置では、各サイズ
における用紙の側端を検出出来るようにする必要があ
り、それだけ紙端検知手段の構造が複雑になるか高価な
手段を用いる必要があり、経済性の点で問題があった。
更に片面の記録については考慮されたが両面記録の際の
横レジスト量補正については全く考慮されておらず、従
来の技術思想を両面記録を可能にした装置に適用されよ
うとすると制御装置がそれだけ複雑になるという問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解消し、簡単で安価な装置で片面記録及び両
面記録に対しても横レジスト補正が可能な画像形成装置
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、給紙装置より給送される用紙をレジストローラによ
りタイミングをとって給送し、光書き込み手段による書
き込みに基づいて画像担持体に形成される画像を転写
し、定着装置により定着して排紙する画像形成装置にお
いて、レジストローラより下流にマーク検出手段を設
け、用紙の送り方向に対し斜めに延びる横レジストマー
クを付した用紙を給送し、前記マーク検出手段による検
出信号に基づいて用紙先端からマーク迄の時間を計測
し、計測した時間の予め設定された時間に対する差を算
出し、算出して得られた差に基づいて横レジスト量を求
め、該横レジスト量に応じて画像担持体への光書き込み
タイミングを調整することを特徴とする画像形成装置に
より解決した。
【0006】
【作用】本発明により、用紙、例えば転写紙等の記録紙
の予め定めた位置に記録紙の送り方向に対し斜めに延び
る簡単な横レジストマークを付すことと、その横レジス
トマークを検出するマーク検出手段を設けることと、マ
ーク検出手段により記録紙の先端からマークまでの時間
を測定して予め設定した時間との差を算出し、その差に
応じて横レジスト量を求め、光書き込み手段による光書
き込みタイミングを横レジスト量に応じて調整され、記
録紙の所定位置に画像を形成することができる。記録紙
の表裏両面に横レジストマークを付することにより、表
裏両面記録の場合にも表面と裏面の夫々の光書き込みタ
イミングを調整するだけで確実な横レジスト補正が可能
になる。
【0007】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0008】図1において、画像形成装置の一例として
両面記録可能なレーザプリンタ1では画像担持体2、例
えばOPCベルトに帯電器3により帯電後光書き込み装
置4により画像信号に基づくレーザビームを投射して画
像の静電潜像を形成する。潜像は現像装置5により現像
されて顕像化される。
【0009】給紙装置6、例えば第1給紙カセット6a
と第2給紙カセット6bの何れかから給紙コロ7により
給送される記録紙は搬送路8によりレジストローラ対9
に搬送される。
【0010】記録紙は給紙装置6とは別に手差し部10
より手差しによりレジストローラ対9に給送されること
もできる。
【0011】レジストローラ対9の上流側にはレジスト
センサ11が、下流側にはマーク検出手段12が配置さ
れ、用紙の先端検出及び用紙上の横レジストマークの検
出が行われる。
【0012】横レジストマークとしては例えば図2、図
3に示すような簡単なマークが印刷等により用紙に付さ
れる。直線マーク14の方向は図3の例と図4の例に示
すように左下り又は右下りのいずれかを選ぶことができ
る。
【0013】横レジストマーク14は図2に示すように
記録紙13の横方向の適当する位置に1個所設ければよ
い。
【0014】横レジストマークは図4に示すように記録
紙13の送り方向の中央に対して左右に2個所の例えば
対称な2本の直線マーク14a、14bとして形成する
こともできる。2本の直線マーク14a、14bは図に
示すように紙端において接したマークでもよいし、互い
に離れたマークでもよい。この場合マーク検知手段12
は図4に示すように送り方向中央に対し左右対称に配置
すると、好都合である。
【0015】レジストローラ対9により画像担持体2の
書き込みとタイミングを合わせて記録紙は給送され、転
写部15の作用により画像担持体2、例えば感光ベルト
から顕像が転写され、定着装置16を通る間に定着さ
れ、排紙センサ17を通過し、排紙ローラ18により排
紙トレイに排紙される。排紙センサ17により排紙時の
ジャム検出が為される。
【0016】記録紙の表裏両面に画像を記録する場合に
は排紙トレイに至る排紙路から分岐される戻し路19に
より両面給紙装置20に一旦収納され、反転ローラ21
により表裏を反転してレジストローラ対9に両面給紙路
22を通って搬送されるように構成することができる。
【0017】画像形成の動作を図5に示すタイムチャー
トを基に説明する。
【0018】給紙クラッチが入って給送コロ7が作動
し、記録紙は搬送され、記録紙はレジストセンサ11に
より検知されて後レジストローラ対9に当接する。記録
紙の先端が停止しているレジストローラ対9に当接して
後尚所定時間給送コロ7の送りにより記録紙にたるみが
与えられ、スキュー補正が行なわれる。記録紙にたるみ
が出来て後給紙クラッチはOFFとなり給紙コロ7が停
止される。
【0019】記録紙をレジストローラ対9から転写部1
5まで搬送する時間と感光ベルト2に対する光書き込み
から転写部15に至るまでの時間の違いにより一般に光
書き込みはレジストセンサ11が記録紙の先端を検知す
る前に開始するようにしてある。
【0020】光書き込みは光書き込み装置4内の図示し
ないポリゴンモータの回転によりポリゴンミラーがレー
ザ光を、記録紙上の送り方向に対し横方向(水平方向)
に、記録紙の幅に相当するエリアにわたって光走査す
る。1水平走査毎に水平走査タイミング信号であるDE
TP信号が出される。各水平走査毎の光書き込みは全て
DETP信号を基準にしてスタートする。即ち光書き込
み時間になるとDETP信号が発生し、所定時間tb
経過して後水平方向書き込みタイミングLGATE信号
が有効となる。同時に垂直方向書き込みタイミングFG
ATE信号も有効となる。時間tb は光書き込み装置4
及び記録紙搬送機構の基準位置により定まる。
【0021】時間tb は横レジスト量の補正量に応じて
変化調整可能とする。尚光書き込み装置4の書き込みと
同期させるために書き込みクロックWCLKに同期させ
るようにする。一例として時間tb は30パルス幅の変
化を可能とする。
【0022】記録紙に対する記録に際して、最初の記録
紙として横レジストマーク14を付した用紙を使用する
か、記録に先立って横レジストマークを付した用紙をジ
ストローラ9により給送し、マーク検知手段(マークセ
ンサ)12による用紙13上の横レジストマーク14の
検出により、用紙先端から横レジストマーク14の検出
までの時間ts (図2)が測定され、予め設定されてい
る時間ta (図2の破線で示す基準位置にあるときの検
出時間)との差ts −ta を算出する。この差の値より
横レジスト量が求められる。
【0023】求められた横レジスト量に応じてDETP
信号とLGATE信号との間の時間間隔tb を調整し、
横レジスト量を補正する。つまり光書き込み開始時間を
調整することにより横レジスト補正をする。記録紙につ
いては特に移動させることはしない。後続する記録紙に
ついては、横レジスト補正をした状態で画像を形成す
る。
【0024】時間ts が30パルスの幅だけ変化可能な
場合は 30パルス×(24.5 mm/inch /300 dot/inch) =2.45mm となり2.45mmの横レジスト量の補正が可能になる。
【0025】図4に示す2つの横レジストマーク14
a、14bを付し2つのマーク検知手段12を設けた場
合は、2つの横レジストマーク14a、14bの夫々の
読み取り時間tcR、tcLの差( tcR−tcL) の基準時間
sR、tsLの差( tsR−tsL)に対する差の値( tcR
cL) −( tsR−tsL) を算出し、その差に応じた横レ
ジスト量を求める。この場合用紙先端からの時間として
測定する必要がない。
【0026】記録紙の両面に記録する場合には記録紙の
両面に横レジストマーク14又14a、14bを付する
ことにより夫々の面について簡単且つ正確に上記により
横レジスト補正をすることができ、両面用に特別の装置
を設ける必要がない。
【0027】制御装置としては一例として図6に示すよ
うな構成を利用し、横レジスト量を求めると、その量を
読み書き可能な不揮発性メモリであるE2 PROMに記
憶させるようにすることができる。E2 PROMに記憶
させるこきにより、電源がOFFになっても、その後の
画像形成を記憶した横レジスト補正の下で行うことがで
きる。
【0028】
【発明の効果】本発明により、横レジストマークを付し
た記録紙を用いるだけで簡単に記録紙の横レジスト量を
なくすように補正することが可能になる。
【0029】2つの横レジストマークを付した記録紙を
用いる場合、直接マークを検出するだけで補正が出来、
補正精度を高める事が出来る。
【0030】記録紙の両面に横レジストマークを付した
記録紙を用いることで、両面について夫々横レジスト量
を補正することができ、表裏共に正確に配置を合致させ
た画像の記録が可能になった。
【0031】夫々の補正量を不揮発性メモリーに記録可
能にすると、一度パワーオフになっても補正量が記録さ
れている。従って、引き続いて画像形成する場合に、同
じ横レジスト補正が維持されることができる。
【0032】本発明により、同一サイズの用紙を同一給
紙装置より重ねて給送する場合については、最初の1枚
目に横レジストマークを付して横レジスト量を求める
と、その後はその給紙装置については同じ横レジスト補
正をすることが可能になり、作業が簡単化され、然も正
確な横レジスト補正が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例の全体概略図
である。
【図2】用紙に付した横レジストマークの一例の略図で
ある。
【図3】横レジストマークの別の例を示す略図である。
【図4】横レジストマークの他の例を示す略図である。
【図5】画像形成装置の作動タイムチャートである。
【図6】制御装置の一例の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像担持体 4 光書き込み装置 6 給紙装置 9 レジストローラ対 10 手差し口 11 レジストセンサ 12 マーク検知手段 13 記録紙 14 横レジストマーク 15 転写部 16 定着装置 20 両面給紙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/14 G03G 21/00 370 - 500 G03G 15/00 510 - 534 G03G 15/04 - 15/04 120 B65H 7/00 - 7/20 H04N 1/23 - 1/31

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙装置より給送される用紙をレジスト
    ローラによりタイミングをとって給送し、光書き込み手
    段による書き込みに基づいて画像担持体に形成される画
    像を転写し、定着装置により定着して排紙する画像形成
    装置において、レジストローラより下流にマーク検出手
    段を設け、用紙の送り方向に対し斜めに延びる横レジス
    トマークを付した用紙を給送し、前記マーク検出手段に
    よる検出信号に基づいて用紙先端からマーク迄の時間を
    計測し、計測した時間の予め設定された時間に対する差
    を算出し、算出して得られた差に基づいて横レジスト量
    を求め、該横レジスト量に応じて画像担持体への光書き
    込みタイミングを調整することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 給紙装置より給送される用紙をレジスト
    ローラによりタイミングをとって給送し、光書き込み手
    段による書き込みに基づいて画像担持体に形成される画
    像を転写し、定着装置により定着して排紙する画像形成
    装置において、レジストローラより下流位置で用紙送り
    方向に対し横に並べて配置した2個のマーク検出手段を
    設け、用紙の送り方向に対し斜めに延びる横レジストマ
    ークを用紙の送り方向中央に対し左右に2個所付した用
    紙を給送し、2個の前記マーク検出手段による前記横レ
    ジストマークの検出時間の差を測定し、その差を予め設
    定された時間差と比較演算して横レジスト量を求め、そ
    の横レジスト量に応じて画像形成装置担持体への光書き
    込みタイミングを調整することを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 定着後の用紙を両面給紙装置を介して表
    裏反転してレジストローラに循環給紙可能に形成し、表
    裏両面に前記横レジストマークを付した記録紙を給送し
    て、記録紙表面と裏面の夫々における画像担持体への光
    書き込みタイミングを調整することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 求めた横レジスト量を読み書き可能な不
    揮発性メモリに記憶させることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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DE102005027352A1 (de) * 2004-10-20 2006-04-27 Eastman Kodak Co. Verfahren und Vorrichtung zur Regelung des Umfangspassers

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