JP3244893B2 - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JP3244893B2 JP29683593A JP29683593A JP3244893B2 JP 3244893 B2 JP3244893 B2 JP 3244893B2 JP 29683593 A JP29683593 A JP 29683593A JP 29683593 A JP29683593 A JP 29683593A JP 3244893 B2 JP3244893 B2 JP 3244893B2
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  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ光源によ
り、光ディスク上に複数の光スポットを生成して、オー
バーライトと記録直後のベリファイをほぼ同時に行うこ
とのできる、或は並列に記録再生を行うことができる光
ディスク装置における複数の光スポットの所定のトラッ
クに対する位置合せ方法に関するものである。
【0002】
【0003】
【従来の技術】近年、光磁気ディスク装置の転送レート
を向上させるための研究開発が盛んに行われている。現
在製品化されている光磁気ディスク装置は、データ書き
込み時に消去/記録/再生(ベリファイ)とディスクを
3回転させなければならないので、特に記録時のデータ
転送レートがハードディスク等に比較して劣るという欠
点を有している。そこで、記録/消去をディスク1回転
のうちに行うことのできるオーバーライト可能な光磁気
ディスク装置や光磁気ディスクが提案されている。ま
た、複数の光スポットを設けて記録直後のベリファイを
行うことのできる光磁気ディスク装置や、あるいは複数
の光スポットを設けて並列に記録再生を行うことのでき
る装置などが提案されている。
【0004】オーバーライト可能な光磁気ディスク装置
としては、特開昭51−107121号公報の様に、光
磁気記録媒体への印加磁界を記録する情報に応じて変調
させる方式が提案されている。また、光磁気ディスク装
置のデータ転送レートを向上させるために、上記に加え
トラック上に記録用とベリファイ用の複数の光スポット
を配し、ディスク1回転で消去/記録/再生(ベリファ
イ)が可能な光ディスク装置が特開昭64−82348
号公報などに提案されている。これらは、光磁気記録媒
体への印加磁界を記録する情報に応じて変調することよ
り、磁界変調オーバーライト方式と呼ばれている。
【0005】また、光磁気記録媒体への書き込みの光ビ
ームを変調することにより、オーバーライト可能な光磁
気記録媒体が特開昭62−75948号公報、特開昭6
3−268103号公報などに提案されている。これら
の記録媒体は、キュリー温度や保磁力の異なる特性を有
する多層の磁気膜が交換結合された構造により、オーバ
ーライトが可能となっている。これらは、光変調オーバ
ーライト方式と呼ばれている。
【0006】さらに、複数の光源により、複数の光スポ
ットを記録媒体上の隣接するトラック上に設けて、並列
に記録再生を行う装置が、特開昭54−146613号
公報や特開昭64−19535号公報などに提案されて
いる。これらは、光源に半導体レーザアレイを用いるこ
とにより、従来の単一光源を用いた光磁気ディスク装置
とほぼ同一の光学系を使用しながらも並列記録再生を達
成している。
【0007】この様に、光磁気ディスク装置では、光学
系が複数の光ビームを多重に伝送しうるという特性を活
かし、データ転送レートをハードディスク装置並からそ
れ以上にも向上させることができると期待されている。
【0008】ところで、光磁気ディスク装置のデータ転
送レートを向上させようとして、複数のレーザ光源によ
り、オーバーライトと記録直後のベリファイをディスク
1回転のうちに行おうとしたり、記録再生を複数のトラ
ックに渡って並列に行おうとすると複数の光スポットを
所定のトラック上に正確にトラッキングさせることが必
要となる。
【0009】トラック上に複数の光スポットを正確にト
ラッキングさせるために像回転プリズムの作用を利用す
る光ディスク装置が、特開平1−177510号公報な
どに提案されている。
【0010】従来例を図10により説明する。1はディ
スク状の透明基板3上に設けられた磁気光学効果を有す
る光磁気記録媒体であり、2はその保護膜である。半導
体レーザ4から出射した光束は、コリメータレンズ5に
より平行光束とされ、回折格子6によって複数(0次、
+/−1次の3光束)に分離される。梯子型プリズム7
に入射した光束は、内面で反射され偏光ビームスプリッ
タ9に入射する。8は、梯子型プリズム7を光軸回りに
回転させるアクチュエータを示している。ミラー10で
反射された光束は、対物レンズ11により、光磁気記録
媒体1上の所定のトラック上に3つの光スポット14、
15、16を結像する。12は、対物レンズ11を駆動
するフォーカスおよびトラッキング用のアクチュエータ
を示している。
【0011】図11に、光磁気記録媒体1上の光スポッ
トおよび記録再生時における各光スポットの強度を示
す。中央の光スポット15は0次、周辺の光スポット1
4と16は+/−1次の回折光であり、記録媒体1のト
ラック上に図のように配列される。
【0012】ディスク回転方向を矢印の様に定めると光
スポット15は記録/消去用光スポット、16は記録直
後のベリファイ用光スポットとなる。各光スポットの強
度比は回折格子6により可変で、例えば記録/消去用7
mWに対してベリファイ用1mWの比とすることができ
る。
【0013】同図中に、再生時、記録時各々におけるレ
ーザ光源の発光パワーも示してある。再生時は、レーザ
を低パワーPrで発光させ、この時光スポット15は、
1mWとなり光磁気信号の再生やサーボ信号検出を行
う。光スポット16はパワーが低いため使用しない。記
録時には、レーザを高パワーPwで発光させる。この
時、光スポット15は記録/消去用光スポットとして作
用する。高パワーのレーザ光が照射されると記録媒体1
の温度が上昇し、磁化および保磁力が低下するので、磁
気ヘッド13によって記録情報に応じて極性反転された
磁界を印加すると光磁気ピットが記録される。一方、光
スポット16は、再生パワーとなるので光磁気信号を再
生して記録直後のエラーチェックを行う。
【0014】図10において、光磁気記録媒体1で反射
され対物レンズ11に再度入射した光束は、ミラー10
を経て偏光ビームスプリッタ9で反射され信号検出系に
導かれる。
【0015】同図では、1/2波長板21と偏光ビーム
スプリッタ22を用いた差動検出系を示している。偏光
ビームスプリッタ22を透過した光束は、集光レンズ2
3、シリンドリカルレンズ24を経て、光検出器25上
に導かれる。また、偏光ビームスプリッタ22で反射さ
れた光束は集光レンズ26により光検出器27上に導か
れる。光磁気信号の再生は、光検出器25と27の差動
出力(図示せず)を用いる。同図において、17は半導
体レーザ4の駆動回路、18はアクチュエータ8の駆動
回路、19はアクチュエータ12の駆動回路、20は磁
気ヘッド13の駆動回路、28は光磁気信号およびサー
ボ信号検出回路、29はコントローラである。
【0016】次に、図12を用いてサーボ信号、特にト
ラッキング信号の検出系について説明する。同図は、偏
光ビームスプリッタ22で反射された光束が集光レンズ
26により、光検出器27−1、27−2および27−
3に光スポット30−1、30−2および30−3とし
て集光されたことを示すものである。光スポット30−
2は、記録媒体上での記録/消去用光スポット15、3
0−3がベリファイ用光スポット16に相当する。
【0017】オーバーライト時は、2つの光スポットが
正確に記録媒体のトラック上に乗る必要がある。そこ
で、記録/消去用光スポット15において通常のプッシ
ュ・プル方式のトラッキングを行う。2分割光検出器2
7−2上の光スポット30−2の出力は差動増幅器31
を経てアクチュエータ駆動回路19へ入力され、対物レ
ンズ11のアクチュエータ12によりトラッキングが行
われる。
【0018】次に、記録/消去用光スポット15とベリ
ファイ用光スポット16の記録媒体面内の回転を補正す
るため、光スポット30−1および30−3のプッシュ
・プル出力の差動出力を用いる。同出力は、光スポット
14と16のトラックに対する回転量を示す低周波数の
出力となるので、これをアクチュエータ駆動回路18に
入力し、梯子型プリズム回転アクチュエータ8により光
スポット回転サーボが行われる。これらの作用により、
オーバーライト時、記録/消去用光スポット15とベリ
ファイ用光スポット16を所定の精度内で正しく同一ト
ラック上に乗せることができる。また、通常の再生時
は、光スポット15のみを用いてプッシュ・プル方式の
トラッキングを行えば良い。
【0019】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、2つの光スポットに対して所定のトラッ
キング精度を保つために、梯子型プリズム7および像回
転アクチュエータ8などが必要であり、そのうえ光検出
器上の3つの光スポットをトラッキング方向に精密に位
置合わせする必要があり、コスト高を招いていた。ま
た、光ヘッドの構成が複雑化し、コンパクト化が困難で
あった。
【0020】そこで、本発明は、上記従来例の問題点を
鑑み、梯子形プリズムや像回転アクチュエータが不要な
安価でコンパクトで、しかも複数の光スポットに対して
所定のトラッキング精度を達成する光ヘッド及びそれを
用いた光記録再生装置を提供可能とする光スポットの所
定トラックに対する位置合せ方法を提供することを目的
とするものである。
【0021】梯子型プリズムや像回転アクチュエータを
用いずに、記録/消去用光スポット15のみで通常のプ
ッシュ・プル方式のトラッキングサーボをかけた場合、
ベリファイ用光スポット16のトラックずれの原因を調
査したところ、ディスクの回転中心と光スポットのトラ
ック方向の位置ずれが、支配的な要因であることが判明
した。
【0022】これについて図13と図14を用いて説明
する。図13において、34は光磁気ディスク、35は
ディスク上のトラックを表している。光磁気ディスク3
4は、スピンドルモータ36に装着され、Oを中心とし
て回転する。37は、光ヘッドの可動部を表していて、
11と15は、各々対物レンズと記録/消去用光スポッ
トを表している。光ヘッド可動部37は、対物レンズ1
1やそれを駆動するアクチュエータ12、ミラー10な
どが搭載されている。所定のトラックへのアクセス時間
を短縮するため可動部は最小限の部品より構成されてい
て、重量の嵩む半導体レーザ光源や信号検出系などは光
ヘッド固定部40に配置されている。
【0023】このような光ヘッドの構成は、分離光学系
と呼ばれているが、光ヘッド可動部37がディスク34
の内周(半径R1)から外周(半径R2)に移動した際
に光軸ずれが発生しないように、光磁気ディスク34の
半径方向O−O’に平行に例えばP−P’上を移動す
る。11’、15’、37’は各々、光磁気ディスク3
4の外周部に移動した対物レンズ、記録/消去用光スポ
ット、光ヘッド可動部を表している。
【0024】光スポットが1つの場合は、ディスクの回
転中心と光スポットのトラック方向の位置ずれ、即ちO
−O’とP−P’の距離Δはほとんど問題となることは
ない。ところが、記録直後のベリファイ等を行うために
トラック上に複数の光スポットを配置する光ヘッドで
は、この距離Δが問題となる。
【0025】これを図14を用いて説明する。同図は、
図13において3つの光スポットが結像されているトラ
ック35付近の拡大図である。回折格子6で分割された
0次光および+/−1次の回折光は、各々、光スポット
15および14、16としてディスク34のトラック上
に結像される。光スポット15は記録/消去用に、16
はベリファイ用に使用される。矢印38は、ディスクの
回転方向である。
【0026】例えば、ディスクの内周位置(半径R1)
で図14(a)に示すように、光スポット15と16を
同じトラック上に配置したとする。2つの光スポットを
結ぶ線分は、図13における光磁気ディスク34の回転
中心Oと光スポット15を結ぶ線分に垂直となる。この
状態で、外周位置(半径R2)に光ヘッド可動部37を
移動させると、内周と外周のトラックの曲率の違いによ
り、図14(b)に示すように光スポット15をトラッ
ク上に配置した場合に光スポット16はδのデトラック
を発生することがわかる。δは、2つの光スポット間隔
をdとすると次式で表すことができる。R1は、同心円
状のトラックの回転中心から複数の光スポットが移動す
る最内周半径位置、R2は、同心円状のトラックの回転
中心から複数の光スポットが移動する最外周半径位置を
示す。
【0027】 δ=d・Δ・(R2−R1)/(R1・R2)‥(1)
【0028】3. 5インチの光ディスクにこれを適用
して、R1=24mm、R2=40mm、例えばd=
0. 02mm、Δ=1mmとするとδ=0. 33μ
mとなり、トラックピッチ=1. 6μmと比較して無
視できない量となる。従来例では、梯子型プリズムや像
回転アクチュエータなどの複雑な機構を用いてこのデト
ラック分を補償しているが、前述のとおり、光検出器上
の3つの光スポットをトラッキング方向に精密に位置合
わせする必要があってコスト高を招いていた。また、光
ヘッドの構成が複雑化して、コンパクト化が困難であっ
た。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下により
達成される。
【0030】回転するほぼ同心円状のトラックを有する
光記録媒体上の同一トラック上に、光源からの光束を微
小な複数の光スポットとして結像光学系を介して結像し
情報の記録再生を行う光記録再生装置であって、前記複
数の光スポットの内の第1の光スポットとそれ以外の第
2の光スポットのトラックを横切るトラッキング方向の
位置合わせを所定のトラックに対して行う位置合せ手段
と、前記同心円状のトラックの回転中心と前記第1の光
スポットが前記光記録媒体上で半径方向に移動する軌跡
との距離Δを調整する手段と、前記所定のトラックに対
する前記複数の光スポットの相対位置関係を保持しなが
ら、前記第1の光スポットの前記光記録媒体からの戻り
光を用いて、前記第1の光スポットの任意のトラックに
対するトラッキングを行なうトラッキングサーボと、前
記複数の光スポットを前記光記録媒体の半径方向に平行
に移動させる移動手段を有する光記録再生装置における
前記複数の光スポットの前記所定のトラックに対する位
置合せ方法において、前記光記録媒体上での前記第1の
光スポットとそれ以外の前記第2の光スポット間の距離
をd、前記同心円状のトラックの回転中心から前記複数
の光スポットが前記移動手段により移動する最内周半径
位置をR1、前記同心円状のトラックの回転中心から前
記複数の光スポットが前記移動手段により移動する最外
周半径位置をR2、前記第1の光スポットとそれ以外の
前記第2の光スポットがトラック位置ずれなくトラック
上に位置合わせされる半径位置をR3(R1≦R3≦R
2)、前記光記録媒体のトラックピッチをPとして、下
記条件Δ ≦ P・R1・R2/{15・d・(R
2−R1)}を満たすように前記調整手段により前記距
離Δを調整すると共に、以下の条件8・R1・R2/
(R1+R2)≦R3≦2.4・R1・R2/(R1+
R2)を満たす半径位置R3で前記位置合せ手段による
位置合せを行なうことを特徴とする位置合せ方法。
【0031】
【実施例】図1および図2に本発明の位置合せ方法の第
1の実施例に用いる光磁気ディスク記録再生装置を示
す。図1は光磁気ディスク記録再生装置の正面図、図2は
その側面図である。従来例の図10と同一の機能を有す
る部品には同一符号を付し、説明を省略する。
【0032】半導体レーザ4から出射した光束は、コリ
メータレンズ5により平行光束とされ回折格子6によっ
て複数(0次、+/−1次の3光束)に分離される。回
折格子6は矢印39で示すようにコリメータレンズ5の
光軸回りに回転調整可能であり、光磁気ディスク34上
の所定の同一トラック35上に2つの光スポット15、
16を配置するようにトラックを横切るトラッキング方
向の位置合わせの調整を行うことができる。
【0033】偏光ビームスプリッタ9に入射した光束
は、光ヘッド固定部40から光ヘッド可動部37に向か
って出射される。ミラー10で反射された光束は、対物
レンズ11により、光磁気ディスク34上の同一トラッ
ク35上に3つの光スポット14、15、16を結像す
る。
【0034】光ヘッド可動部37は、図2の矢印50の
方向にリニアモータ60により移動可能で、その軌跡は
ディスクの半径方向O−O’に平行なP−P’にある。
光磁気ディスク34は、スピンドルモータ36に装着さ
れていて、Oはその回転中心である。ディスクの半径方
向をO−O’で表し、O−O’とP−P’間の距離をΔ
とする。光スポット15は、光磁気ディスク34上でP
−P’方向にリニアモータ60により移動する。
【0035】光磁気ディスク記録再生装置のスピンドル
モータ36はO−O’と垂直な方向51に移動可能であ
り、O−O’とP−P‘間の距離Δが調整できる。回折
格子6の回転調整を光ヘッド可動部37を任意のディス
ク34上の半径位置R3(R1≦R3≦R2)に移動さ
せ行なう場合、距離Δを変化させて相対デトラック量δ
を調査した実験結果から、次式を見出した。
【0036】 Δ ≦ P・R1・R2/{15・d・(R2−R1)}‥(2)
【0037】上記(2)式において、Pは光磁気ディス
ク34のトラックピッチ、dは2つの隣接する光スポッ
ト15と16の間隔、R1はディスクの最内周半径位
置、R2はディスクの最外周半径位置である。例えば、
R1=24mm、R2=40mm、d= 0. 02m
m、ディスクのトラックピッチ=1. 6μmとする
と、Δ=0. 32mmとすればよい。この場合、デト
ラック量δ=0. 1μmとなり十分なトラッキング精
度を確保することができる。
【0038】さらに望ましくは、Δの許容量は次式のよ
うに表せる。
【0039】 Δ ≦ P・R1・R2/{50・d・(R2−R1)}‥(3)
【0040】ここで、各パラメータを上記(2)式と同
一とすれば、Δ=0. 1mmとすればよい。この場
合、デトラック量δ=0. 03μmとなり、他のトラ
ッキング誤差要因が存在することを考えても、十分なト
ラッキング精度を確保することができる。
【0041】図1において、光磁気ディスク34の記録
媒体面で反射され対物レンズ11に再度入射した光束
は、ミラー10を経て偏光ビームスプリッタ9で反射さ
れ信号検出系に導かれる。
【0042】同図では、1/2波長板21と偏光ビーム
スプリッタ22を用いた差動検出系を示している。集光
レンズ23、シリンドリカルレンズ24を経た光束は、
偏光ビームスプリッタ22で透過または反射し、各々光
検出器25、27上に導かれる。光磁気信号の再生は、
先の図10と同じ方法で行われる。
【0043】次に、図3を用いてサーボ信号、特にトラ
ッキング信号の検出系について説明する。同図は、偏光
ビームスプリッタ9で反射された光束が集光レンズ23
により、光検出器27−1、27−2および27−3に
光スポット30−1、30−2および30−3として集
光されたことを示すものである。光スポット30−2
は、記録媒体上での記録/消去用光スポット15、光ス
ポット30−3が記録直後の情報を再生するベリファイ
用光スポット16に相当する。
【0044】また、オーバーライト時は、2つの光スポ
ット15、16が正確に同一トラック上に乗る必要があ
る。本発明の実施例では、ディスクの回転中心と光スポ
ットのトラック方向(ディスクの半径方向と垂直な方
向)の位置ずれΔが、上記(2)または上記(3)式で
与えられる値に調整されているので、記録/消去用光ス
ポット15において通常のプッシュ・プル方式のトラッ
キング(トラックを横切るトラッキング方向の位置合わ
せ)を任意のトラックに対して行うだけでよい。光検出
器27−2上の光スポット30−2の出力は、差動増幅
器31を経てアクチュエータ駆動回路19へ入力され、
対物レンズ11のアクチュエータ12により任意のトラ
ックに対してトラッキングが行われる。
【0045】光検出器27−1、27−3は、分割セン
サである必要はなく、また、光スポット30−1、30
−3と位置合わせを行う必要もない。本発明を用いれ
ば、梯子型プリズムやその回転アクチュエータによる光
スポット回転サーボが不要となる。
【0046】なお、光検出器27−2は、4分割センサ
を用いているが、各々のセンサ対角和の差動出力からフ
ォーカス誤差信号を得ることも可能である(図示せ
ず)。
【0047】さらに、本発明の望ましい形態について説
明する。上述の実施例においては、回折格子6の回転調
整を光ヘッド可動部37を任意のディスク34上の半径位置
R3(R1≦R3≦R2)に移動させ行なったが、この
回転調整を以下に示す所定の半径で行なうとさらに効果
が増す。即ち、ディスクの回転中心と光スポットのトラ
ック方向に位置ずれΔによるデトラックδが、最内周位
置(半径R1)と最外周位置(半径R2)で逆方向に等
量発生するのが望ましい。それには、次式が成立すれば
よい。
【0048】 Δ・(1/R3−1/R2)= Δ・(1/R1−1/R3)
【0049】これより、R3=2・R1・R2/(R1
+R2)‥(4)例えば、R1=24mm、R2=40
mmとすると、R3=30mmが最適となる。Δを変化
させて相対デトラック量δを調査した実験結果から、上
記(4)式は、次式で与えられる範囲ならば実用上十分
なことが見い出された。
【0050】 1. 8・R1・R2/(R1+R2)≦ R3 ≦2. 4・R1・R 2/(R1+R2)‥(5)
【0051】これを図4を用いて説明する。図4(a)
は、上記(4)式の半径位置にリニアモータ60によっ
て光ヘッド可動部37を移動させ、そこで回折格子6の
回転調整を行い、光磁気ディスク34上の所定の同一ト
ラック35に2つの光スポット15、16を配置した場
合を示す。矢印38は、光磁気ディスク34の回転方向
である。
【0052】図4(b)および図4(c)は、この状態
で最内周位置(半径R1)と最外周位置(半径R2)に
光ヘッド可動部37をリニアモータ60によって移動さ
せた場合の2つの光スポット15、16の位置関係を示
す。
【0053】 δ=±d・Δ・(R2−R1)/(2・R1・R2) のデトラックが内外周で逆方向に発生していることがわ
かる。
【0054】このように、光スポット15と光スポット
16のトラックを横切るトラッキング方向の位置合わせ
は、光スポット16が最内周位置(半径R1)にある場
合と最外周位置(半径R2)にある場合で、光スポット
16のトラック位置ずれが逆符合となるように行えばよ
い。
【0055】上記(4)または上記(5)式の条件で、
Δを変化させて相対デトラック量δを調査した実験結果
から、次式を見い出した。
【0056】 Δ ≦ P・R1・R2/{8・d・(R2−R1)}‥(6)
【0057】例えば、R1=24mm、R2=40m
m、d= 0. 02mm、ディスクのトラックピッチ
=1. 6μmとすると、Δ=0. 6mmとすればよ
い。この場合、デトラック量δ=0. 1μmとなり十
分なトラッキング精度を確保することができる。
【0058】さらに望ましくは、Δの許容量は次式のよ
うに表せる。
【0059】 Δ ≦ P・R1・R2/{25・d・(R2−R1)}‥(7)
【0060】ここで、各パラメータを上記(2)式と同
一とすれば、Δ=0. 2mmとすればよい。この場
合、デトラック量δ=0. 03μmとなり、他のトラ
ッキング誤差要因が存在することを考えても、十分なト
ラッキング精度を確保することができる。
【0061】図5および図6に本発明の位置合せ方法の
第2の実施例で用いられる光磁気ディスク記録再生装置
の他の形態を示す。図5は光磁気ディスク記録再生装置
の正面図、図6はその側面図である。従来例の図10と
同一の機能を有する部品には同一符号を付し、説明を省
略する。
【0062】第1の実施例との違いは、複数ビームを得
るために光源に半導体レーザアレイ4’を用いている点
である。半導体レーザアレイ4’の複数の発光点は、図
5の紙面内に並んで配置されている。
【0063】半導体レーザアレイ4’から出射した複数
の光束は、コリメータレンズ5により平行光束とされ
る。半導体レーザアレイ4’やコリメータレンズ5はレ
ーザユニット41として一体化されている。レーザユニ
ット41は矢印39で示すようにコリメータレンズ5の
光軸回りに回転調整可能であり、光磁気ディスク34上
の同一トラック35に複数の光スポットを位置合わせし
て配置することができる。
【0064】または、半導体レーザアレイ4’を矢印3
9で示すようにコリメータレンズ5の光軸回りに回転調
整可能な構成としても、光磁気ディスク34上の同一ト
ラック35に複数の光スポットを位置合せして配置する
ことができる。この場合、半導体レーザアレイ4’やコ
リメータレンズ5はユニット化する必要は必ずしもな
い。
【0065】偏光ビームスプリッタ9に入射した光束
は、光ヘッド固定部40から光ヘッド可動部37に向か
って出射される。ミラー10で反射された光束は、対物
レンズ11により、光磁気ディスク34上の所定の同一
トラック35上に2つの光スポット15、16を結像す
る。光ヘッド可動部37は、図6の矢印50の方向にリ
ニアモータ60により移動可能で、その軌跡はディスク
の半径方向O−O’に平行なP−P’にある。光磁気デ
ィスク34は、スピンドルモータ36に装着されてい
て、Oはその回転中心である。光磁気ディスク34の半
径方向をO−O’で表し、O−O’とP−P’間の距離
をΔとする。光スポット15は、光磁気ディスク34上
でP−P’方向にリニアモータ60により移動する。
【0066】光磁気ディスク記録再生装置のスピンドル
モータはO−O’と垂直な方向51に移動可能であり、
O−O’とP−P‘間の距離Δが調整できる。レーザユ
ニット41の回転調整を光ヘッド可動部37を任意のデ
ィスク34上の半径位置R3(R1≦R3≦R2)に移
動させ行なう場合、第1の実施例と同様に上記(2)式
が導かれる。更に望ましくは、第1の実施例と同様に距
離Δの許容量は上記(3)式のように表せる。
【0067】図6において、光磁気ディスク34の記録
媒体面で反射され対物レンズ11に再度入射した光束
は、ミラー10を経て偏光ビームスプリッタ9で反射さ
れ信号検出系に導かれる。
【0068】同図では、1/2波長板21と偏光ビーム
スプリッタ22を用いた差動検出系を示している。集光
レンズ23、シリンドリカルレンズ24を経た光束は、
偏光ビームスプリッタ22で透過または反射し、各々光
検出器25、27上に導かれる。光磁気信号の再生は、
先の図10と同じ方法で行われる。
【0069】次に、図7を用いてサーボ信号、特にトラ
ッキング信号の検出系について説明する。同図は、偏光
ビームスプリッタ9で反射された光束が集光レンズ23
により、光検出器27−2および27−3に光スポット
30−2および30−3として集光されたことを示すも
のである。光スポット30−2は、記録媒体上での記録
/消去用光スポット15、光スポット30−3が記録直
後の情報を再生するベリファイ用光スポット16に相当
する。
【0070】オーバーライト時は、2つの光スポット1
5、16が正確にトラック上に乗る必要がある。本発明
の実施例では、光磁気ディスクの回転中心と光スポット
のトラック方向の位置ずれΔが、上記(2)または上記
(3)式で与えられる値に調整されているので、記録/
消去用光スポット15において通常のプッシュ・プル方
式のトラッキングを任意のトラックに対して行うだけで
よい。
【0071】光検出器27−2上の光スポット30−2
の出力は、差動増幅器31を経てアクチュエータ駆動回
路19へ入力され、対物レンズ11のアクチュエータ1
2によりトラッキングが行われる。光検出器27−3
は、分割センサである必要はなく、また、光スポット3
0−3と位置合わせを行う必要もない。本発明を用いれ
ば、梯子型プリズムやその回転アクチュエータによる光
スポット回転サーボが不要となる。
【0072】なお、光検出器27−2は、4分割センサ
を用いているが、各々のセンサ対角和の差動出力からフ
ォーカス誤差信号を得ることも可能である。(図示せ
ず)さらに、本発明の実施例の望ましい形態について説
明する。第2の実施例においては、レーザユニット41
の回転調整を光ヘッド可動部37を任意の光磁気ディス
ク34上の半径位置R3(R1≦R3≦R2)にリニア
モータ60により移動させ行ったが、この回転調整を上
記(4)式で表される所定の半径位置で行うとさらに効
果が増す。また、第1の実施例と同様に、上記(4)式
は上記(5)式で与えられる範囲ならば実用上十分であ
る。
【0073】これを図8を用いて説明する。図8(a)
は、上記(4)式の半径位置にリニアモータ60によっ
て光ヘッド可動部37を移動させ、そこでレーザユニッ
ト41の回転調整を行い、光磁気ディスク34上の同一
トラック35に2つの光スポット15、16を配置した
場合を示す。矢印38は、光磁気ディスク34の回転方
向である。
【0074】図8(b)および図8(c)は、この状態
で最内周位置(半径R1)と最外周位置(半径R2)に
光ヘッド可動部37を移動させた場合の2つの光スポッ
トの位置関係を示す。
【0075】 δ=±d・Δ・(R2−R1)/(2・R1・R2) のデトラックが内外周で逆方向に発生していることがわ
かる。
【0076】上記(4)または上記(5)式の条件で、
第1の実施例と同様に、上記(6)式を導くことができ
る。
【0077】さらに望ましくは、Δの許容量は上記
(7)式のように表せる。
【0078】さらに第3の実施例について図9を用いて
説明する。第1および第2の実施例においては、複数光
スポットはいずれも同一のトラック上に配置されたが、
例えば図9に示すように隣接するトラックに配置しても
よい。光記録再生装置としては、図5と図6に示すよう
な半導体レーザアレイを用いる構成とすれば、並列記録
/再生ができる。
【0079】第3の実施例においても、レーザユニット
41の回転調整を上記(4)式で表される所定の半径で
行うとよい。また、第2の実施例と同様に、上記(4)
式は上記(5)式で与えられる範囲ならば実用上十分で
ある。
【0080】図9の(a)は、上記(4)式の半径位置
に光ヘッド可動部37を移動させ、そこでレーザユニッ
ト41の回転調整を行い、光磁気ディスク34上の隣接
するトラック35−1、35−2に2つの光スポット1
5、16を配置した場合を示す。光スポット15および
16は同時に35−1トラックおよび35−2トラック
の記録/再生を行う。矢印38は、光磁気ディスク34
の回転方向である。
【0081】図9(b)および図9(c)は、この状態
で最内周位置(半径R1)と最外周位置(半径R2)に
光ヘッド可動部37を移動させた場合の2つの光スポッ
トの位置関係を示す。
【0082】 δ=±d・Δ・(R2−R1)/(2・R1・R2)
【0083】第2の実施例と同様なデトラックが内外周
で逆方向に発生していることがわかる。
【0084】上記(4)または上記(5)式の条件で、
第2の実施例と同様に、上記(6)式を導くことができ
る。
【0085】さらに望ましくは、Δの許容量は上記
(7)式のように表せる。
【0086】図9の例は、2つの光スポット15、16
を隣接するトラック35−1、35−2上に配置した
が、2つの光スポット15、16の配列が実質的にトラ
ックとほぼ同一方向ならば、同様の議論が成り立つ。例
えば、光スポット16は光スポット15に対してトラッ
クを1本おいた次のトラックに配置されてもよい。つま
り、光スポットの間隔d、トラックピッチP、n本隣の
トラックに2つの光スポットを配置した場合に、n・P
がdと比較して十分小さければ、本発明を適用すること
が可能である。
【0087】また、以上の実施例では、光スポットの間
隔dを隣接する2つの光スポットの間隔として説明した
が、光スポットの間隔dは、同一トラックに対して位置
合せを行う2つの光スポットの間隔、または、隣接する
トラックに対して位置合せを行う2つの2つの光スポッ
トの間隔を示す。
【0088】また、以上の実施例は、簡単のためいずれ
も2つの光スポットを同一または隣接するトラックに配
置して説明してきたが、本発明はn個(nは3以上)の
複数光スポットに適用することが可能である。その場合
は、トラッキング信号を得るための光スポット(実施例
1〜3の光スポット15に相当)とそれ以外の任意の光
スポットまでの距離をdと置き直して(2)〜(7)式
を考えればよい。なお、本発明の説明は光磁気ディスク
記録再生装置を用いて行ってきたが、本発明はその他の
高密度光メモリに対しても適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
複数の光スポットに対して、そのうちの1つの光スポッ
トを用いてプッシュ・プル方式のトラッキングサーボを
かけた場合に、十分なトラッキング精度を得ることがで
きる。
【0090】これより、本発明では、複数の光スポット
に対して所定のトラッキング精度を保つために、従来例
において必要とされた梯子型プリズムおよび像回転アク
チュエータなどを不要とした。また、従来例において必
要とされた光検出器上の3つの光スポットをトラッキン
グ方向に精密に位置合わせする工程も不要とした。本発
明を用いれば、安価でコンパクトで、しかも複数の光ス
ポットに対して所定のトラッキング精度を達成する光ヘ
ッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例で用いる光磁気ディスク
記録再生装置の正面から見た構成について説明するため
の図である。
【図2】本発明の第1の実施例で用いる光磁気ディスク
記録再生装置の側面から見た構成について説明するため
の図である。
【図3】図1図示の光ヘッドにおけるトラッキング信号
の検出方法について説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施例の光スポット位置合わせ
について説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施例で用いる光磁気ディスク
記録再生装置の正面から見た構成について説明するため
の図である。
【図6】本発明の第2の実施例で用いる光磁気ディスク
記録再生装置の側面から見た構成について説明するため
の図である。
【図7】図5図示の光ヘッドにおけるトラッキング信号
の検出方法について説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施例の光スポットの位置合わ
せについて説明するための図である。
【図9】本発明の第3の実施例の光スポットの位置合わ
せについて説明するための図である。
【図10】従来例の光磁気ディスク記録再生装置の構成
について説明するための図である。
【図11】従来例の光磁気ディスク記録再生装置の複数
の光スポットの用途について説明するための図である。
【図12】トラッキング信号の検出系を説明する図であ
る。
【図13】本発明の解決すべき問題点を説明するための
図である。
【図14】本発明の解決すべき問題点を説明するための
図である。
【符号の説明】 4 半導体レーザ 4' 半導体レーザアレイ 5 コリメータレンズ 6 回折格子 9 偏光ビームスプリッタ 10 ミラー 11 対物レンズ 15 記録/消去用光スポット 16 ベリファイ用光スポット 21 半波長板 22 偏光ビームスプリッタ 23 集光レンズ 25、27 光検出器 30−1、30−2、30−3 光検出器上の光スポッ
ト 31 差動増幅器 34 光磁気ディスク 35 トラック 36 スピンドルモータ 37 光ヘッド可動部 40 光ヘッド固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/22 G11B 11/105 556

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するほぼ同心円状のトラックを有す
    る光記録媒体上の同一トラック上に、光源からの光束を
    微小な複数の光スポットとして結像光学系を介して結像
    し情報の記録再生を行う光記録再生装置であって、前記
    複数の光スポットの内の第1の光スポットとそれ以外の
    第2の光スポットのトラックを横切るトラッキング方向
    の位置合わせを所定のトラックに対して行う位置合せ手
    段と、前記同心円状のトラックの回転中心と前記第1の
    光スポットが前記光記録媒体上で半径方向に移動する軌
    跡との距離Δを調整する手段と、前記所定のトラックに
    対する前記複数の光スポットの相対位置関係を保持しな
    がら、前記第1の光スポットの前記光記録媒体からの戻
    り光を用いて、前記第1の光スポットの任意のトラック
    に対するトラッキングを行なうトラッキングサーボと、
    前記複数の光スポットを前記光記録媒体の半径方向に平
    行に移動させる移動手段を有する光記録再生装置におけ
    る前記複数の光スポットの前記所定のトラックに対する
    位置合せ方法において、 前記光記録媒体上での前記第1の光スポットとそれ以外
    の前記第2の光スポット間の距離をd、前記同心円状の
    トラックの回転中心から前記複数の光スポットが前記移
    動手段により移動する最内周半径位置をR1、前記同心
    円状のトラックの回転中心から前記複数の光スポットが
    前記移動手段により移動する最外周半径位置をR2、前
    記第1の光スポットとそれ以外の前記第2の光スポット
    がトラック位置ずれなくトラック上に位置合わせされる
    半径位置をR3(R1≦R3≦R2)、前記光記録媒体
    のトラックピッチをPとして、下記条件 Δ ≦ P・R1・R2/{15・d・(R2−R1)} を満たすように前記調整手段により前記距離Δを調整す
    ると共に、以下の条件 8・R1・R2/(R1+R2)≦R3≦2.4・R1・R2/(R1+R2 ) を満たす半径位置R3で前記位置合せ手段による位置合
    せを行なうことを特徴とする位置合せ方法。
  2. 【請求項2】 前記光源が単一の発光点を有する半導体
    レーザであり、前記複数の光スポットは前記半導体レー
    ザと前記光記録媒体の間に配置された回折格子によって
    得られることを特徴とする請求項1に記載の位置合せ方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1の光スポットとそれ以外の前記
    第2の光スポットのトラッキング方向の位置合わせを前
    記所定のトラックに対して行う手段は、前記回折格子を
    前記結像光学系の光軸回りに回転させる手段であること
    を特徴とする請求項2に記載の位置合せ方法。
  4. 【請求項4】 前記光源が複数の発光点を有する半導体
    レーザであることを特徴とする請求項1に記載の位置合
    せ方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の光スポットとそれ以外の前記
    第2の光スポットのトラッキング方向の位置合わせを前
    記所定のトラックに対して行う手段は、前記複数の発光
    点を有する半導体レーザを前記結像光学系の光軸回りに
    回転させる手段であることを特徴とする請求項4に記載
    の位置合せ方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の光スポットは情報の記録を行
    なうためのものであり、前記第2の光スポットは記録直
    後の情報を再生するためのものであることを特徴とする
    請求項1に記載の位置合せ方法。
  7. 【請求項7】 更に、以下の条件を満たす半径位置R3
    で位置合せすることを特徴とする請求項1に記載の位置
    合せ方法。 R3 =2・R1・R2/(R1+R2)
  8. 【請求項8】 更に、前記調整手段は、以下の条件を満
    たすように距離Δを調整することを特徴とする請求項1
    に記載の位置合せ方法。 Δ ≦ P・R1・R2/{25・d・(R2−R1)}
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