JP3241614U - クレーンゲーム機 - Google Patents

Abstract

【課題】景品をターンテーブル上に載せることで動きがあり、この景品をキャッチャーにてゲットすることを楽しむことができるクレーンゲーム機の提供を目的とする。【解決手段】景品１を載せるターンテーブル１２と、前記ターンテーブルの上部に設けたクレーンアーム１３と、前記クレーンアームから下降及び上昇制御されたキャッチャー１４と、前記キャッチャーにて捕捉された景品を外部に取り出すための投下口１６を前記ターンテーブルの外側に有していることを特徴とする。【選択図】図１

Description

本考案は、キャッチャーにて景品を捕捉し、獲得することを楽しむクレーンゲーム機に関し、特に景品の動きに特徴が有るクレーンゲーム機に係る。

従来のクレーンゲーム機は、ゲーム室内に静置されている景品に対して、キャッチャーを前後，左右に移動操作することで、景品を吊り上げ獲得するものであった（特許文献１）。
これでは、キャッチャーを静止している景品の上に移動させることでゲーム結果が決まるので、競う楽しみに変化が少なかった。

そこで、特許文献２には、景品をターンテーブル上に載せたクレーンゲーム機を開示するが、キャッチャーの動きに変化が少なく、またゲーム室に景品を受けるための受筒と連動させるための機構が複雑であるだけでなく、子供から大人まで多くの人が楽しめるものではない。

特開２０１３－１５８４０８号公報 特開２００６－８７７２８号公報

本考案は、景品をターンテーブル上に載せることで動きがあり、この景品をキャッチャーにてゲットすることを楽しむことができるクレーンゲーム機の提供を目的とする。

本考案に係るクレーンゲーム機は、景品を載せるターンテーブルと、前記ターンテーブルの上部に設けたクレーンアームと、前記クレーンアームから下降及び上昇制御されたキャッチャーと、前記キャッチャーにて捕捉された景品を外部に取り出すための投下口を前記ターンテーブルの外側に有していることを特徴とする。

本考案においてクレーンアームは、ターンテーブルの上部側にてゲットしたい景品の直上にキャッチャーが移動するように制御されていれば、その構造に特に制限はない。
例えば、クレーンアームは前記ターンテーブルの中心側と外側との間にわたって旋回制御されているようにすると、クレーン機構の構造が簡単でありながら、ターンテーブル上に載っている景品が回転する動きと、クレーンアームの旋回角度の動きの組み合せにて、プレイヤーがゲットしたい景品の真上に移動するようにチャレンジすることになる。

したがって、ターンテーブルの回転速度が可変制御されているのが好ましく、ターンテーブルの回転速度を速くすると景品ゲットの難易度が高くなり、子供向けに回転速度を遅くすることもできる。

本考案において、クレーンアームをターンテーブルの中心側と外側との間にわたって旋回制御すると、キャッチャーには遠心力が作用することになるので、このキャッチャーをクレーンアームの先端側から揺動可能に吊り下げられていると、従来のキャッチャーが直線移動するクレーンゲーム機よりもキャッチャーの動きに変化が生じる。

本考案に係るクレーンゲーム機にあっては、景品を載せた位置がターンテーブルの中心側寄りと、外周側寄りにて動きに差があり、それに合せ景品の大きさや形状に変化を保たせることができる。
また、クレーンアームを旋回制御すると、キャッチャーに遠心力が作用し、景品のゲットに難易度の変化が生じる。

本考案に係るクレーンゲーム機の外観図を示す。 クレーンゲーム機の正面図を示す。 前後に操作ボックスを配置したクレーンゲーム機の外観図を示す。 （ａ）～（ｃ）は、クレーンアームが旋回し、キャッチャーが景品を掴み上げる動きを示す。 （ａ）は景品をキャッチャーが投下口に向けて投下した状態を示し、（ｂ）は景品が投下口から外れた状態を示す。

本考案に係るクレーンゲーム機の構造例を以下図に基づいて説明する。

クレーンゲーム機の外観斜視図を図１に示す。
本実施例は、外形が略縦長の直方体にした例を示す。
左右の側面に透明なパネル体を取り付け、内部が見えるようになっている。
ゲーム室１１の内側であって、子供が内部を見ることができる高さにターンテーブル１２を設けてあり、下側の駆動部により図１に矢印に示すように回転制御されている。
ターンテーブルの回転速度は、内部に設けた制御ボックス等にて可変調整可能になっている。

ターンテーブル１２の上方に位置し、ゲーム室１１の天井側にクレーンアーム１３を配置してある。
クレーンアーム１３は、図１及び図２（ａ）に示すように天井側に取り付けた駆動部１５から旋回可能に設けられている。
クレーンアーム１３の旋回は、ターンテーブル１２の上方にてターンテーブルの中心部からこのターンテーブルの半径方向に沿ってターンテーブルの外側に位置し、景品の投下口１６の真上までの間を旋回制御されている。
クレーンアーム１３の先端側からは、キャッチャー１４がワイヤー１３ａ等にて吊り下げられ、下降及び上昇制御されている。
キャッチャー１４の上昇端及び下降端はリミット制御され、下降すると３本等の複数の爪部１４ａが開き、上昇の動きに合せて閉じるようになっている。
なお、図１，２は、正面側の左右２ヶ所にクレーンアーム１３，１３を配置した例であり、左側のクレーンアームは左側の操作レバー１８ａにて操作し、右側のクレーンアーム１３は右側の操作レバー１８ａにて操作する。
また、図３に示したクレーンゲーム機は、２対のクレーンアームを前後対角線状に配置した例になっている。

次に、ゲーム操作の流れを説明する。
操作ボックス１８には、コインの投入口を設けてあり、必要に応じて１００円玉投入口，５００円玉投入口等を設けて、ワンプレイあるいは連続プレイが可能になっている。
コインを投入すると、タイム表示部１８ｃが点灯し、タイマーが作動する。
タイマーが作動している間においてプレイヤーは、操作レバー１８ａを操作し、クレーンアーム１３をターンテーブル上にて旋回操作する。
その状態を図４（ａ）に示す。
次に、図４（ｂ）に示すように、ゲットしたい景品に向けてキャッチャーを降下させることになるが、そのタイミングは下降ボタン１８ｂを押すことでキャッチャーが下降する。
図４（ｂ），（ｃ）に示すように、キャッチャー１４の爪部１４ａが景品を掴むと上昇し、さらにクレーンアーム１３が投下口１６に向けて旋回する。

このクレーンアーム１３が旋回する際に遠心力が作用するので、キャッチャー１４を吊り下げているワイヤー１３ａの太さや材質を調整することで、揺動の大きさを調整することもできる。
図５（ａ）に示すように、景品１がうまく投下口１６に向けて落下すると、景品を取出口１７から取り出すことができ、図５（ｂ）に示すように景品１が投下口１６から外れると、ガイド板１９等によりターンテーブル上に戻される。

本実施例においては、円盤状のターンテーブル１２の外周縁に沿ってリング状の側壁１２ａを設けるとともに、景品１がターンテーブルの外側に落ちないように、ガイド板１９を設けた例になっている。
ターンテーブルは、回転速度を速くしたり、遅くできるように出力制御されているので、ゲームの難易度を調整することができる。

１ 景品
１１ ゲーム室
１２ ターンテーブル
１３ クレーンアーム
１４ キャッチャー
１５ 駆動部
１６ 投下口
１７ 取出口
１８ 操作ボックス
１８ａ 操作レバー
１８ｂ 下降ボタン
１８ｃ タイム表示部

Claims (4)

1. 景品を載せるターンテーブルと、
   前記ターンテーブルの上部に設けたクレーンアームと、
   前記クレーンアームから下降及び上昇制御されたキャッチャーと、前記キャッチャーにて捕捉された景品を外部に取り出すための投下口を前記ターンテーブルの外側に有していることを特徴とするクレーンゲーム機。
2. 前記クレーンアームは前記ターンテーブルの中心側と外側との間にわたって旋回制御されていることを特徴とする請求項１記載のクレーンゲーム機。
3. 前記ターンテーブルの回転速度が可変制御されていることを特徴とする請求項２記載のクレーンゲーム機。
4. 前記キャッチャーは前記クレーンアームの先端側から揺動可能に吊り下げられていることを特徴とする請求項２記載のクレーンゲーム機。

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