JP4224538B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弾球遊技機の遊技の興趣の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機は、遊技者による発射ハンドルの操作で遊技盤の盤面上に遊技球を発射する遊技機であり、遊技球として直径11mm程度の鉄製の球を用いるパチンコ機等が広く普及している。遊技盤の盤面上に発射された遊技球は、盤面に多数打設された遊技釘で弾かれて不規則に運動しながら落下していき、一部の遊技球が盤面上に設けられた入球装置に入球するようになっている。遊技球は入球装置の取込口から取り込まれると内部に設けられた遊技球検出スイッチ等により検出されて入賞となり、賞球として遊技球が払い出される等、遊技上の入球の効果が発生する。
【0003】
かかる入球装置には単に取込口を有するだけの単純な構造のものの他、役物装置(または単に役物)と称される、弾球遊技機の性格を規定する入球装置がある。かかる役物装置として、例えば、所定の入球口への入球等を条件として、取込口を挟んで左右に設けられた球拾片が基準状態から左右の外方に変位して、流下する遊技球を拾って上記取込口に案内する機能とともに、上記取込口から取り込まれた遊技球を所定の遊技上の特典を付与する当たり球と非当たり球とに振り分ける機能を有するものがある。遊技球の振り分けは、遊技球が所定の特別領域(Vゾーン、V入賞口)を通ると当たり球となるようにしたものが広く知られている。
【0004】
下記の特許文献1には、役物装置のハウジングを透明な部材により構成して、入球した遊技球がVゾーンに入るか否かを視認できるようにし、遊技の興趣を高めることを企図したものがある(特許文献1等)
【0005】
【特許文献1】
特開2002−95813号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のものは、1球々々について遊技者をスリリングな気分にするものであるが、ある程度の回数、遊技球を入球させることができれば、入球した遊技球の何割かはVゾーンに入っていく。また、Vゾーンに入らなくとも一定の賞球の払い出しは受けることができるようにした遊技機も多く存在する。このため、遊技者が比較的運がよかったとか、悪かったといっても両者の間に劇的な差は生じず、遊技者に与える興趣も十分とはいえない。一方、徒に複雑な仕掛けとするのは、コスト的にも受け入れられず、弾球遊技の軽快感をも損ねる。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、簡単な構成で、遊技者が真にスリリングな遊技を堪能することのできる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、遊技盤の盤面上を流下する遊技球が取込口から入球すると入賞となり、賞球が払い出される所定の遊技上の効果を生じさせる入球装置として、上記取込口を挟んで左右に球拾片が設けられ、所定の条件が成立すると球拾片が基準状態から左右の外方に変位して、流下する遊技球を拾って上記取込口に案内する機能とともに、上記取込口から取り込まれた遊技球を所定の遊技上の特典を付与する当たり球と非当たり球とに振り分ける機能を有する役物装置を設けた弾球遊技機において、
上記役物装置には上記取込口の上方位置に、上記盤面上を流下した遊技球を受けて遊技球が溜まる遊技球溜まりを設け、
該遊技球溜まりは、上記球拾片が、上記基準状態にあるときには上記遊技球溜まりの一部分を形成して遊技球溜まりに貯留した遊技球の落球を禁止し、上記球拾片が上記左右の外方に変位すると上記一部分が開いて、上記遊技球溜まりに滞留した遊技球を上記取込口へ向けて放出する構造とする。
【0009】
球拾片が基準状態から変位したときに遊技球溜まりに遊技球があれば、それが当たり球となる可能性を有する。また、遊技球溜まりに複数の遊技球があれば、それらは散発的に取込口から入球するのではなく、ある程度連続して取込口に入球していくから、当たり球となる可能性にも影響を与える。これは、球拾片の開時間が長くなったのと同等以上の効果ということができる。したがって、球拾片が基準状態にあり入球が実質的に禁止されている間でも、遊技球溜まりを狙って遊技球を発射し、遊技球を溜めておくという遊技をすることができる。すなわち、従来、球拾片が基準状態から変位するまでは球拾片の開作動の条件となる入球口を狙うだけの遊技から、該入球口を狙うのに先立って、役物装置の遊技球溜まりを狙って遊技球溜まりに遊技球を貯留させておくという、奥行きのある遊技を楽しむことができる。ベテランの遊技者にとっては腕の見せ所であり、初心者にとっては、偶々、遊技球溜まりで滞留している遊技球が球拾片の開作動によって当たり球となる意外性を堪能することができる。
【0010】
球拾片の開作動だけで、流下する遊技球の上記取込口への案内と、遊技球溜まりからの遊技球の落下とが可能となり、それまでに溜まった遊技球が堰を切って取込口に殺到する。ダイナミックな遊技球の流れで遊技者を引きつけ、遊技者の挑戦意欲をかき立てることができる。
【0011】
このように遊技者はスリリングな遊技を堪能することができる。また、球拾片の開作動させるだけでよいから、構成がシンプルで、費用効果の点で優れたものとなる。
【0012】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の弾球遊技機において、上記役物装置は、流下する遊技球を上記取込口の上方で遮る屋根部を設け、かつ上記屋根部の左右の両端部の下方には上記取込口に至る空間を設けて該空間からのみ上記取込口への入球が許容される構造であり、
上記球拾片は、上記空間を塞ぐ基準状態から逆ハ字状に左右に開作動する1対の揺動片により構成して、開作動した状態では上記空間を開いて上方から流下する遊技球を上記取込口に案内するようにし、かつ、上記基準状態の上記揺動片の先端部が上記屋根部の左右端で上記屋根部よりも上方に突出する形状として、上記揺動片の先端部が屋根部上に落下した遊技球をせき止める構造の上記遊技球溜まりが形成されるようにする。
【0013】
揺動片が開作動すると、それまでに遊技球溜まりに溜まった遊技球は、屋根部を左右の外方に向かって流れて揺動片に到り、そこで反転して左右方向の内方に向かって取込口に殺到する。遊技球の流れが途中で大きく向きを変えるので、より遊技者を引きつけることができる。
【0014】
請求項3記載の発明では、請求項1または2の発明の構成において、上記屋根部と上記揺動片とは、これらが相対運動して、基準状態のときに上記遊技球溜まりの堰高さ若しくは底面積が可変な構造とし、上記遊技球溜まりの遊技球の最大貯留数を調整自在とする。
【0015】
遊技球の最大貯留数を調整自在とすることで、遊技者が受ける利益や、揺動片の開作動時の演出効果を調整することができる。
【0016】
また、屋根部と揺動片との相対位置から、遊技球溜まりに溜まり得る遊技球の多少を遊技者が容易に視認することができるから、遊技中に種々の条件に応じて最大貯留数を増減するようにすれば、さらに遊技の奥行が増す。
【0017】
請求項4記載の発明では、請求項2の発明の構成において、上記屋根部は、上に山形に傾斜する構造とする。
【0018】
揺動片の開作動により屋根部から遊技球が落下するときの速度を変化させたり、遊技球溜まりからの落下を禁止させたりすることができ、演出効果を高めることができる。
【0019】
屋根部の傾斜を変化させるだけでよいから、簡単に実施することができる。
【0020】
請求項5記載の発明では、請求項1記載の弾球遊技機において、上記役物装置は、流下する遊技球を上記取込口の上方で遮る屋根部を設け、かつ上記屋根部の左右の両端部の下方には上記取込口に至る空間を設けて該空間からのみ上記取込口への入球が許容される構造であり、
上記球拾片は、上記空間を塞ぐ基準状態から上記屋根部の下方を左右外方に直線的に開作動する1対のスライド片により構成して、開作動した状態では上記空間を開いて遊技球を上記取込口に案内するようにし、かつ、上記スライド片の先端部に上向きに凸状段差を形成して、基準状態のときに、上記スライド片の凸状段差と上記屋根部とが上記スライド片上に落下した遊技球をせき止める構造の上記遊技球溜まりが形成されるようにする。
【0021】
上記揺動片が開作動する構造の役物装置とは全く異なる全体形状の役物装置とすることができ、請求項1の発明を適用した製品のバリエーションが広がる。
【0022】
請求項6記載の発明では、請求項5記載の弾球遊技機において、上記屋根部の左右端部には、上記スライド片の一部を覆う庇部を移動可能に設け、該庇部の移動によりスライド片上の上記遊技球溜まりを覆う面積を可変とする
【0023】
庇部によりスライド片上に落下するのを阻害されるから、庇部を、これがスライド片上の遊技球溜まりを覆う面積を可変とすることで、出球を調整することができる。
【0024】
請求項7記載の発明では、請求項1記載の弾球遊技機において、上記役物装置は、流下する遊技球を上記取込口の上方で遮る屋根部を設け、かつ上記屋根部の左右の両端部の下方には上記取込口に至る空間を設けて該空間からのみ上記取込口への入球が許容される構造であり、
上記屋根部の側方に、該屋根部の端部側面と対向し、該端部側面との間を遊技球が通過可能な間隔をとって左右方向の内側と外側とを画する仕切り部を設け、
上記球拾片は、上記空間を塞ぐ基準状態から逆ハ字状に左右に開作動する1対の揺動片により構成して、開作動した状態では上記空間を開いて上方から流下する遊技球を上記取込口に案内するようにし、かつ、上記基準状態の上記揺動片の先端部が、上記仕切り部と上記屋根部との対向部の直下位置に達する形状として、上記揺動片の先端部が上記仕切り部と上記屋根部との間の遊技球を下から受ける構造の上記遊技球溜まりが形成されるようにする。
【0025】
上記揺動片が開作動する構造であっても請求項2の発明を構成する役物装置とは全く異なる遊技球溜まり形状の役物装置とすることができ、請求項1の発明を適用した製品のバリエーションが広がる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の好適な実施の形態を図面にしたがって説明する。図1に本発明の弾球遊技機を示す。弾球遊技機1aには図示しないプリペードカードユニットが1つずつ併設され、遊技場に複数列レイアウトされる遊技機設置島には、弾球遊技機1aとプリペードカードユニットとが交互に配置される。弾球遊技機1aは、長方形の外枠111と前面枠112とを有しており、外枠111にて遊技機設置島に固定される。前面枠112は、外枠111の前面に位置し、上側の横辺部には枠飾り119が取り付けられている。また、前面枠112は、左端上下のヒンジ115a,115bにより外枠111に対し水平方向に回動自在に取り付けられており、前面枠112と一体化している各部をメンテナンス時等に手前側に出すことが可能である。
【0027】
前面枠112の内側には、前面枠112の高さ方向の上側略2/3の大きさをカバーする金枠113が取り付けられ、金枠113の左側を支軸にして金枠113の内周を縁取るガラス枠114が開閉可能に蝶着される。ガラス枠114は、前面枠112の右側縦片部の鍵飾り118に設けられた鍵穴117での鍵操作で閉鎖される。ガラス枠114には図示しないガラス板が二重に装填されている。該ガラス板の奥側で前面枠112の内側には遊技盤15が収納され、ガラス板を挟んで遊技者と対向するようになっている。
【0028】
前面枠112の内側にはまた、金枠113の下方にバスタブ状の上受け皿121と灰皿125付きの下受け皿123とが手前側に突出して設けられている。直接遊技球を受ける上受け皿121の本体部にはエボナイド等の汚れのつきにくいものが用いられる。
【0029】
上受け皿121の左側には、手前向きに、上記プリペードカードユニットの挿入口に挿入されたプリペードカードにより遊技球の貸し出しを受ける場合に押下する貸出ボタン131および精算する場合の返却ボタン132が設けられている。また、プリペードカードの残高を表示する残高表示部133が設けてある。
【0030】
下受け皿123には、上受け皿121満杯時の溢れ球が流入するとともに、発射し損ねた戻り球が貯留するようになっている。また、遊技者が球抜きボタン122を操作することにより、下受け皿123が上受け皿121と連通するようになっており、上受け皿121の遊技球を下受け皿123に移動することが可能である。また、下受け皿123が遊技球で満杯となった時には、球抜きレバー124の操作により下受け皿123の底面が開口して下受け皿123の下方に排出可能であり、遊技球を図示しない別箱に移すことができる。
【0031】
下受け皿123の右側には発射ハンドル141が設けられており、遊技者が回動リング142を時計方向に回動すれば、上受け皿121から供給される遊技球を後述する遊技盤15の盤面150上に発射することができる。
【0032】
遊技盤15は略正方形の盤で、盤面150に、レール31,32により略円形の遊技領域が形成される。その下部には3つのオープンチャッカー21,22a,22bが横方向に配置されている。オープンチャッカー21,22a,22bは一般的な入賞装置と同様の構造のもので、内部に入球した遊技球を検出するスイッチ(以下、適宜、オープンチャッカー21のものをオープンチャッカー1スイッチといい、オープンチャッカー22a,22bのものをオープンチャッカー2スイッチという)が配置されている。オープンチャッカー21とオープンチャッカー22a,22bとでは後述するように遊技上の効果が相違する。オープンチャッカー21,22a,22bの斜め上方で上記遊技領域の周縁部には、左右対称に入賞装置である普通入賞口24a,24bが配置され、入球時には賞球の払い出しのみが実行される。また、上記遊技領域の中央には、第2種遊技機の特徴部分である役物装置23が設けてある。
【0033】
図2に役物装置23の正面からの外観を示し、図3にその要部の内部構造を示す。役物装置23は、2つの取込口231a,231bを経て後述するV入賞口521または通常入賞口522に入球すると入賞となる入賞装置であり、V入賞口521に入球すれば当たりとなる。役物装置23は、そのハウジング231の上下方向略1/2の位置に略水平に板状のフロア部41が設けられ、その奥に、上記取込口231a,231bが手前に向けて開口している。
【0034】
フロア部41の下方には円盤状の回転体52が設けられている。ハウジング231は回転体52の手前側部分が透明で、回転体52が容易に視認可能である。回転体52は、その回転軸を鉛直方向に対してやや手前方向に傾げて、図示しないモータ(以下、適宜、回転体モータという)と結合してあり、図例のように回転体52の側面が手前側でやや下がっている。回転体52の外周は、1個の遊技球が余裕を以て流通可能な環状の遊技球通路44となっている。該環状遊技球通路44も手前側で下がっており、遊技球は奥側から手前側に向かって流下する。環状遊技球通路44の最上流部には上記取込口231a,231bに通じる遊技球通路43の下流端が開口しており、環状遊技球通路44への入口232となっている。環状遊技球通路44の底面441には、回転体52側の側縁に沿って凸条442が形成されており、遊技球は環状遊技球通路44の最下流まで流下する。上記凸条442は、環状遊技球通路44の最下流部で、遊技球の直径よりもやや長い範囲が非形成としてある。
【0035】
上記回転体52の側面には回転体52の周方向に等間隔に複数の遊技球の流入口が開口しており、入賞口521,522としてある。その一部はV入賞口521であり、所定の特典が付与される。残りは通常入賞口522である。入賞口521,522が上記凸条非形成の環状遊技球通路44最下流部にきたときだけ、遊技球が入球可能となる。上記取込口231a,231bから取り込まれた遊技球はすべて遊技球通路43を経て環状遊技球通路44に流入するので、入賞は確実であるが、入球のタイミングにより、V入賞口521に入球する場合と通常入賞口522に入球する場合とに振り分けられることになる。確率的には、多数形成された通常入賞口522に入球する場合が覆いのは勿論である。遊技者は自己の技能と運とを拠り所として、V入賞口521を狙っていくことになる。
【0036】
V入賞口521への入球はこれを検出する遊技球検出スイッチ(Vスイッチ)により検出される。また、役物装置23には、入賞口521,522に入球した遊技球のすべてを検出する遊技球検出スイッチ(カウントスイッチ)が設けられており、入賞した遊技球の数が知られるようになっている。かかる構成は通常の役物装置と同様の構成となっている。
【0037】
また、取込口231a,231bの上方には屋根部42が設けられており、役物装置23の上方から落下した遊技球を遮るようになっている。屋根部42は、概略上部が山形の正面視五角形状のもので、ハ字状の上面(以下、屋根面という)4201が左右端ほど下がる傾斜面となっている。屋根部42の幅は略フロア部41の幅と同程度である。屋根部42の左右方向の中央部にはドットマトリックスユニット642が表示面を手前に向けて取り付けられており、決定ラウンド数などを表示する。
【0038】
フロア部41の左右方向の外側には取込口231a,231bを左右方向に挟んで互いに対向する揺動片である羽根51a,51bが設けてある。羽根51a,51bは先端ほど肉薄の舌片状部材で、基端部がフロア部41の左右端の近傍に位置しており、上記下端部を中心にしてソレノイド(以下、適宜、大入賞口ソレノイドという)721駆動で揺動自在である。羽根51a,51bが、鉛直上方を向いた基準状態から下側に位置する上記基端部に回転軸Ca,Cbをとって左右の外方に略60°開作動し、逆ハ字状に変化する。羽根51a,51bは、上記基準状態のときには、屋根面4201左右端と実質的に当接し、フロア部41と屋根部42との間の空間(以下、適宜、取込口前庭部という)2301が、役物装置23の外側と遮断される。この状態では遊技球が役物装置23の外側から取込口前庭部2301に飛び込むことができず、取込口231a,231bへの入球が禁止される。一方、羽根51a,51bが開作動した状態では、屋根部42と羽根51a,51bとの間に遊技球が通過可能な隙間が形成されて、上記取込み前庭部2301へと遊技球が飛び込む。また開状態の羽根51a,51bが左右方向に突出変位することで羽根51a,51bの上向きの面に沿って遊技球が案内されるから、取込口前庭部2301への入球が容易となる。
【0039】
また、羽根51a,51bは先端部511a,511bが屋根面4201の左右端で屋根面4201よりも突出する長さを有し、上記基準状態では、上記先端部511a,511bが、屋根面4201に落下して左右端方向に流下する遊技球をせき止める堰となる。このように、屋根部42と羽根51a,51bとは、羽根51a,51bが基準状態にあるときに、遊技球を溜める遊技球溜まり2302となっている。
【0040】
遊技盤盤面150には全体に多数の遊技釘33、風車34等が設けられる。発射ハンドル141の操作で上記遊技領域の天部へと発射された遊技球が遊技釘33で弾かれたり、風車34で進路を変えられたりしながら不規則な経路をとって下方へ流れていく。そして、入賞装置21〜24bに入球すれば入賞となって遊技球が払い出され、入賞することなく上記遊技領域の最下部に達した遊技球はアウト口36から取り込まれる。
【0041】
上記遊技領域の外縁部には左右にサイドランプ35a,35bが設けられ、遊技中の装飾効果を発揮する。さらに、スピーカ729から遊技の進行に合わせて音を発生させて、遊技中の臨場感を高めている。
【0042】
図4は本弾球遊技機1aの電気的構成を示すもので、主制御装置61は、遊技制御プログラムを記憶したROMおよび演算等の作業領域として働くRAMを内蔵した8ビットワンチップマイクロコンピュータを中心とした論理演算回路として構成され、各部の副制御装置62〜66、上記遊技球検出スイッチなどの各種スイッチ類711〜718および各種アクチュエータ類721,722との入出力を行うための外部入出力回路も設けられている。
【0043】
主制御装置61が信号入力を受ける各種スイッチ類712〜718について説明する。
【0044】
満タンスイッチ(図中、スイッチをSWと記載している。以下、同じ)711は下受け皿123に通じる図示しない遊技球通路内に設けられた圧力センサであり、下受け皿123が遊技球で満タン状態になったことを検知する。補給スイッチ712は図示しない球タンクに設けられた圧力センサであり、球タンク内に遊技球が不足していることを検知する。
【0045】
タッチスイッチ713は発射ハンドル141を遊技者が操作中であることを検出する。
【0046】
オープンチャッカー1スイッチ714はオープンチャッカー21に入球したことを検出し、オープンチャッカー2スイッチ715aはオープンチャッカー22aに入球したことを検出し、オープンチャッカー2スイッチ715bはオープンチャッカー22bに入球したことを検出する。
【0047】
Vスイッチ716は前記のごとくV入賞口521に入球したことを検出する。カウントスイッチ717はV入賞口521および通常入賞口522に入球したすべての遊技球について入球したことを検出する。
【0048】
賞球払い出しスイッチ718は図示しない賞球払出装置から払い出される遊技球をカウントする。
【0049】
主制御装置61により駆動されるアクチュエータ類721,722について説明する。大入賞口ソレノイド721は羽根51a,51bの開閉に、回転体モータ722は回転体52の回転駆動に、それぞれ使用される。オープンチャッカー21,22a,22bへの入球に対して、主制御装置61は羽根51a,51bを開作動する。オープンチャッカー21への入球は羽根51a,51bを2回開作動する権利を発生させ、オープンアタッカー22a,22bへの入球は羽根51a,51bを1回開作動する権利を発生させる。そして、羽根51a,51bは、役物装置23のV入賞口521に入球することで、大当たりとなり、所定回数のラウンドの遊技の権利が発生する。また、次ラウンドへ継続する権利を発生させる。
【0050】
賞球制御装置62は1チップマイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成されたもので、主制御装置61と、主制御装置61からの送信のみが許容される一方向通信を行い、主制御装置61からの指令コマンドに従って入賞があった場合に図示しない賞球払出装置の球切モータ723を作動せしめて賞球の払い出しを行うとともに、上記のプリペードカードユニット1bおよびCR精算表示装置724と双方向通信を行い貸し球の供給の制御を行う。球貸しの請求があると上記球切モータ723を作動せしめて球貸しを実行する。CR精算表示装置724は上記上受け皿121の押しボタン131,132および残高表示部133形成位置に内蔵され、貸出ボタン131の押下でオンする貸出スイッチ、返却ボタン132の押下でオンする返却スイッチおよび残高表示部133における数値表示用のLEDから構成されている。
【0051】
発射制御装置63は、遊技者が操作する発射ハンドル141の回動量センサ(図中、発射ハンドル)719からの検出回動量に応じて図示しない発射装置を構成する発射モータ725を駆動制御するもので、1チップマイコンからなる。発射制御装置63は、主制御装置61と、主制御装置61からの送信のみが許容される一方向通信を行う。発射制御装置63には発射停止スイッチ720が接続され、遊技者により操作されると発射を一時的に停止せしめるようになっている。
【0052】
特別図柄表示装置64は、上記ドットマトリックスユニット642や、これを主制御装置61の指令に基づいて制御する図柄制御装置641からなる。図柄制御装置641は1チップマイコン等を中心に構成されたもので、主制御装置61と、主制御装置61からの送信のみが許容される一方向通信を行い、主制御装置61から、画像の表示の指令を受信すると、ドットマトリックスユニット642の表示面にラウンド数等の所定の画像を表示する。
【0053】
ランプ制御装置65は、1チップマイクロコンピュータや、ランプ出力部に短絡防止用のICチップ等からなるもので、特別図柄装置64と双方向通信を行う。ランプ制御装置65は、特別図柄表示装置64からの指令を受けて、装飾および報知用の各種のランプ類727およびLED類728を点灯駆動する。
【0054】
音制御装置66は多数の音声データを記憶したマスクROM内蔵の1チップマイコンと、これにより制御される音源IC、および、スピーカ出力用にアンプ等からなる音出力回路から構成されてたもので、図柄表示装置64と双方向通信を行い、主制御装置61の指令を受けて、録音した音源をフレーズに組み立てスピーカ729を駆動する。
【0055】
また、主制御装置61は、外部接続端子1cを介して、遊技場内の弾球遊技機の全体を管理する図示しないホールコンピュータと接続され、ホールコンピュータに賞球の払い出し数等の種々の遊技情報を送信するようになっている。
【0056】
上記電気構成は、複数の基板とこれら互いに接続するフラットケーブル等の電気ケーブルにより具体化され、各装置は、一般的な弾球遊技機と同様にその背面側に配設される。
【0057】
上記のごとく、オープンチャッカー21,22a,22bへ入球しないと、役物装置23の羽根51a,51bは開作動せず、従来よりオープンチャッカー21,22a,22bを狙って遊技球を発射することに遊技者は腐心していた。本弾球遊技機によれば、羽根51a,51bが基準状態(閉状態)のときに、屋根面4201に落下した遊技球は該屋根部42と羽根先端部511a,511bで構成される遊技球溜まり2302に溜まっていく。貯留可能な最大貯留数は遊技球溜まり2302の堰となる羽根先端部511a,511bの屋根面4201からの突出量によるが、図例のものでは最大貯留数が4個である。貯留遊技球は、羽根51a,51bが開作動すると、屋根面4201の左右端から羽根51a,51b上に落下し、さらに屋根部42と羽根51a,51bとの間の隙間から取込口前庭部2301へと飛び込む。そして、取込口231a,231bから取り込まれる。
【0058】
したがって、遊技球溜まり2302に溜まってV入賞か否かの結果が保留状態となっている遊技球が、羽根51a,51bの開作動に伴って一気に羽根51a,51bから取込口前庭部2301を経て取込口231a,231bに殺到し、遊技者は、回転体52のV入賞口521に入球するかどうかへの期待が、遊技球溜まり2302に溜まっていた遊技球の分、大きく、一気に膨らむことになる。このように、羽根51a,51bが閉じた基準状態にあり、取込口前庭部2301が役物装置23の外部から遮断されている間でも、遊技球溜まり2302を狙って遊技球を発射し、遊技球を溜めておくという遊技をすることができる。これは、羽根51a,51bの開時間が長くなったのと同等の効果ということができる。従来はひたすら始動口を狙っていくだけの単調な遊技に終始していたのに対して、先ず役物装置の遊技球溜まりを狙って遊技球溜まりに遊技球を貯留させた後で始動口を狙うという、奥行きのある遊技を楽しむことができる。ベテランの遊技者にとっては腕の見せ所であり、初心者にとっては、偶々、屋根部42の上に落下した遊技球が後で入賞をもたらす意外性を堪能することができる。
【0059】
また、羽根先端部511a,511bが、屋根面4201に落下して左右端方向に流下する遊技球をせき止める堰となっているので、遊技球の取込口前庭部2301への入球禁止状態を解除せしめるための手段としてだけではなく、遊技球溜まり2302を開放する手段としても機能するので、ダイナミックな演出を実現できる。しかも、羽根51a,51bが開作動すると、それまでに溜まった遊技球は、屋根面4201を左右の外方に向かって流れて羽根51a,51bに到り、そこで反転して左右方向の内方に向かって取込口231a,231bに殺到する。遊技球の流れが途中で大きく向きを変えるので、より、遊技者を引きつけることができる。また、羽根51a,51bが上記2つの機能を果たすことで構造がシンプルなものとなる。
【0060】
(第2実施形態)
図5(A)、図5(B)、図5(C)に本発明の第2の実施形態になる弾球遊技機の役物装置を示す。また図6に本弾球遊技機の電気的構成を示し、図7に主制御装置で実行される制御フローを示す。本実施形態は、基本的な構成は第1実施形態の構成と同じであり、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態との相違点は役物装置の一部の構成とこれに伴う主制御装置で実行される制御である。
【0061】
役物装置23Aの屋根部42Aは、遊技球を受ける最上部分が左右1対の平板部材(以下、適宜、屋根板という)421により構成され、屋根板421はアクチュエータ(以下、適宜、屋根アクチュエータという)730の駆動により上下動可能である。屋根板421は、上下方向に3つの位置のいずれかをとるように設定され、遊技球溜まり2302を構成する羽根先端部511a,511bの高さを変更可能となっている。屋根アクチュエータ730にはリニアモータ等を用いることができる。図5(A)、図5(B)、図5(C)は、屋根板421が3段階に上下動したときの、それぞれの状態を示している。図5(A)は屋根部42Aと羽根51a,51bとが上記第1実施形態と同様の位置関係となっており、遊技球を最大4個まで貯留可能である。これに対し、図5(B)は、屋根板421が図5(A)の状態から下方に変位したもので、羽根先端部511a,511bの突出量が略遊技球の直径分、大きくなっている。この状態では遊技球を最大8個まで貯留可能である。また、図5(C)は、屋根板421が図5(A)の状態から上方に変位したもので、羽根先端部511a,511bの突出量が略遊技球の直径分、小さくなっており、堰高さは略0である。この状態では遊技球は溜まらない。
【0062】
主制御装置61で実行される、上記屋根板421の制御に関する制御を図7により説明する。ステップS101ではオープンチャッカー(図7中、始動口)21,22a,22bに入球があったか否かを判定し、否定判断されるとリターンに抜け、肯定判断されるとステップS102以降の処理が実行される。ステップS102では乱数が抽出される。乱数は0〜9のいずれかをとる。
【0063】
ステップS103ではステップS102で取得された乱数が0か否かを判定し、肯定判断されると、ステップS105で貯留可能数を4とする。すなわち、図5(A)の状態となるように屋根アクチュエータ730を駆動する。
【0064】
ステップS103が否定判断されると、ステップS104で取得乱数が1か否かを判定し、肯定判断されると、ステップS107で貯留可能数を0とする。すなわち、図5(C)の状態となるように屋根アクチュエータ730を駆動する。
【0065】
ステップS104が否定判断されると、ステップS105で取得乱数が2か否かを判定し、肯定判断されると、ステップS108で貯留可能数を8とする。すなわち、図5(B)の状態となるように屋根アクチュエータ730を駆動する。
【0066】
ステップS105が否定判断されると、すなわち、取得乱数が3〜9の場合にはリターンに抜け、屋根板421の位置を現状維持とする。
【0067】
したがって、このように、貯留可能数を乱数によって変えることで、遊技者が受ける感興をさらに高めることができる。
【0068】
なお、本実施形態のように屋根板421が羽根51a,51bに対して上下方向に変位する構成をとる場合には、図8(A)、図8(B)、図8(C)に示す遊技の演出も可能である。すなわち、図8(A)は遊技球溜まり2302に遊技球が溜まっている状態であるが、所定の条件が成立すると、屋根板421を上昇変位させて図8(B)のように、羽根先端部511a,511bの堰高さを0とする。すると、遊技球溜まり2302に遊技球が溜まっていても、該遊技球は図8(C)に示すようにこぼれ落ちてしまう。かかる作動(以下、適宜、遊技球溜まり初期化という)を実行させる条件として、前回の羽根51a,51bの閉作動時からの経過時間や、前回の遊技球溜まり初期化からの経過時間が予め設定した時間になったら、条件成立としてもよいし、遊技球が予め設定した所定の入賞口などの遊技盤15上の所定のポイントを通過することや、遊技履歴等を条件としてもよい。
【0069】
遊技者はかかる事態を回避するように遊技球を狙ったり、遊技球溜まり初期化の時間がくる前に羽根51a,51bを開作動させようと必死になり、さらにスリリングな遊技を堪能することができる。
【0070】
(第3実施形態)
図9(A)、図9(B)、図9(C)に本発明の第3の実施形態になる弾球遊技機の役物装置を示す。また図10に本弾球遊技機の電気的構成を示す。本実施形態は、基本的な構成は第2実施形態の構成と同じであり、第2実施形態との相違点を中心に説明する。第2実施形態との相違点は役物装置の遊技球溜まりの貯留可能数の変更手段である。
【0071】
役物装置23Bの屋根部42は上下方向の位置が第1実施形態と同様に固定である。一方、羽根51a,51bは、これを揺動駆動する大入賞口ソレノイド721とともに、リニアモータ等のアクチュエータ(以下、適宜、羽根アクチュエータという)731駆動で上下動可能である。具体的には、羽根51a,51bや大入賞口ソレノイド721を保持するステージを羽根アクチュエータ731が上下方向に昇降させる機構により容易に実現できる。主制御装置61では、羽根51a,51bが上下方向に3つの位置のいずれかをとるように設定され、遊技球溜まり2302を構成する羽根先端部511a,511bの突出量すなわち堰高さを変更可能となっている。
【0072】
図9(A)、図9(B)、図9(C)は、羽根51a,51bが3段階に上下動したときの、それぞれの状態を示している。図中、羽根51a,51bの回転軸の位置をCaA〜CbCで示している。CaA,CbAが図9(A)のときのもので、CaB,CbBが図9(B)のときのもので、CaC,CbCが図9(C)のときのものである。図9(A)は屋根部42と羽根51a,51bとが上記第1実施形態と同様の位置関係となっており、遊技球を最大4個まで貯留可能である。これに対し、図9(B)は、羽根51a,51bが図9(A)の状態から上方に変位したもので、羽根先端部511a,511bの突出量が略遊技球の直径分、大きくなっている。この状態では遊技球を最大8個まで貯留可能である。また、図9(C)は、羽根51a,51bが図9(A)の状態から下方に変位したもので、羽根先端部511a,511bの突出量が略遊技球の直径分、小さくなっており、堰高さは略0である。この状態では遊技球を貯留不能である。
【0073】
このように、屋根部の屋根板ではなく、羽根を上下動させても第2実施形態と同等の作用を奏する。
【0074】
なお、羽根51a,51bが開作動時に羽根51a,51bと屋根部42との間に遊技球が通過可能に十分な隙間ができるように、屋根部42の側面の下端部には凹部が形成されている。
【0075】
(第4実施形態)
図11(A)、図11(B)、図11(C)に本発明の第4の実施形態になる弾球遊技機の役物装置を示す。また図12に本弾球遊技機の電気的構成を示す。本実施形態は、基本的な構成は第1実施形態の構成と同じであり、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態との相違点は役物装置の遊技球溜まりからの遊技球の流下速度の切り換え手段を設けた点である。
【0076】
役物装置23Cの屋根部42Cは、第2実施形態と同様の屋根板422が、図面前後方向を回転軸とするモータ(以下、適宜、屋根モータという)732と結合している。回転軸は羽根51a,51b側にとってあり、屋根部42Cの左右方向の中央部の高さが変化して、実質的に屋根部42Cが中央部で折れ曲がる構造となっている。また、羽根先端部511a,511bの堰高さは傾斜角によらず略一定である。最大貯留可能数は図例のごとくいずれも4個である。図11(A)、図11(B)、図11(C)は、屋根板422が3段階に傾斜したときの、それぞれの状態を示している。図11(A)は上記第1実施形態と同じ傾斜で、図11(B)は図11(A)よりも傾斜が急である。図11(C)は傾斜方向が図11(A)、図11(B)とは逆で、屋根面が、左右端ほど高くなっている。
【0077】
図13(A)、図13(B)、図13(C)も屋根板422が3段階に傾斜したときの、それぞれの状態を示すものであるが、羽根51a,51bが開作動した直後の様子を示している。傾斜が急な図13(B)では、図13(A)に比して遊技球の落下速度が速く、遊技球が一気に取込口前庭部2301を経て取込口231a,231bに殺到する。また、屋根板422が逆ハ字状となる図13(C)は屋根板422だけで遊技球が保持状態となるので、貯留した遊技球は羽根51a,51bの開作動によっても羽根51a,51bに向かって流下することはない。
【0078】
この屋根板422の傾斜を、第2実施形態のごとく、乱数の抽出により切り換えることで、遊技者にさらにスリリングな興趣を提供することができる。
【0079】
(第5実施形態)
図14(A)、図14(B)に本発明の第5の実施形態になる弾球遊技機を構成する役物装置を示す。本実施形態は、基本的な構成は第1実施形態の構成と同じであり、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態との相違点は、遊技球を拾う球拾片として別のものを用いた点である。
【0080】
役物装置23Dは、取込口前庭部2301を挟んで球拾片である羽根53a,53bが設けてある。羽根53a,53bは、左右方向に直線的にスライドする断面長方形または正方形のスライド片であり、図示しないソレノイドにより逆方向すなわち左右外方に変位する。羽根53a,53bの厚さは、フロア部41と屋根部42との間隔よりもやや薄く、少なくとも、羽根53a,53bの上面と屋根部42の下面との間の間隔が遊技球1つ分よりも小さな間隔に抑えられるように羽根53a,53bの厚さを設定する。
【0081】
羽根53a,53bは上記のごとくソレノイド駆動で左右方向に変位するが、図14(A)のように内側に位置するとき(基準状態)には、その基端面が屋根部42の側面4202a,4202bの略直下位置にあり、羽根53a,53bと屋根部42との間に遊技球が通り抜けられるほどの隙間がない。取込口前庭部2031は役物装置23Dの外部と遮断されている。一方、図14(B)のように外方に変位した状態では、羽根53a,53bの基端面が屋根部側面4202a,4202bよりも外方に位置し、遊技球が落下し得る隙間が空き、取込口前庭部2031の遮断状態が解除される。
【0082】
また、羽根53a,53bの上面の先端側の端縁に沿って凸状段差531a,531bが設けてあり、基準状態のとき(図14(A))には、羽根53a,53b上の遊技球は、この凸状段差531a,531bと、屋根部42の側面4202a,4202b部分とでせき止められる。すなわち、屋根部42と羽根53a,53bとで、羽根53a,53b上に落下した遊技球が溜まる遊技球溜まり2303を構成している。ここに溜まった遊技球は羽根53a,53bの開作動により、取込口前庭部2301へと流下する。
【0083】
本実施形態でも、羽根が基準状態のときに遊技球を溜めておくという遊技を遊技者は堪能することができる。
【0084】
なお、羽根53a,53bが開作動状態のときに羽根に新たに遊技球が落下すると、基本的に遊技球が取込口231a,231bに取り込まれるが、図15(A)に示すように開状態のときに遊技球が羽根53a,53b上に落下した直後に、羽根53a,53bが閉作動すると、図15(B)に示すように遊技球は羽根53a,53bの背後すなわち取込口前庭部2301に飛び込めず、羽根53a,53bが開状態のときに羽根53a,53b上に落下した遊技球であるにもかかわらず、遊技球溜まり2301にとどめられてしまう。これは第1実施形態のような、屋根部42上にしか遊技球が溜まらない構成のものではできない面白みのある動作であり、さらに遊技者をひきつけることができる。
【0085】
(第6実施形態)
図16(A)、図16(B)に本発明の第6の実施形態になる弾球遊技機を構成する役物装置を示す。本実施形態は、基本的な構成は第5実施形態の構成と同じであり、第5実施形態との相違点を中心に説明する。相違点は、屋根部の形状である。
【0086】
第5実施形態では屋根面4201の左右端は閉状態の羽根53a,53bの基端面の直上位置にあり、閉状態において遊技球が羽根53a,53bの上に落下すると、そのまま溜まった。これに対して、本実施形態では、役物装置23Eの屋根部42Eは、その左右端部が、基準状態の羽根53a,53bの上に覆いかぶさるように庇状に迫り出しており、屋根部42Eの左右端が基準状態の羽根53a,53bの上記凸状段差531a,531bの直上に位置している。
【0087】
したがって、遊技球は羽根53a,53bが基準状態のときには、遊技球は遊技球溜まり2303に溜まらず、羽根53a,53bが開状態から閉作動する直前に羽根53a,53b上に落下した遊技球のみが、遊技球溜まり2303に溜まることになる。このように、遊技球が溜まる条件を絞ることで、一瞬のタイミングを狙って入球させようとする遊技者の闘志をかきたて、よりスリリングな遊技を提供することができる。
【0088】
(第7実施形態)
図17(A)、図17(B)、図17(C)に本発明の第7の実施形態になる弾球遊技機の役物装置を示す。また図18に本弾球遊技機の電気的構成を示す。本実施形態は、基本的な構成は第5実施形態の構成と同じであり、第5実施形態との相違点を中心に説明する。第5実施形態との相違点は役物装置の屋根部の構成である。
【0089】
役物装置23Fの屋根部42は第1実施形態等の屋根部と同等の屋根部本体423と、その左右にそれぞれ配置された庇部424a,424bとからなり、図16の屋根部と実質的に同等の屋根部を構成する。庇部424a,424bは、紙面前後方向にソレノイド(以下、適宜、屋根ソレノイドという)733駆動により進退可能で、後退した状態(図17(A))では庇部424a,424bの前面がハウジング231の屋根部本体423取付面と同じ高さとなるように設定されており、その前を遊技球が流下可能である。進出した状態では庇部424a,424bの前面が屋根部本体423の前面と面一となる(図17(B))。すなわち、庇部424a,424bが進出する図17(B)の状態では、第6実施形態と同様に、羽根53a,53bが閉作動する直前に羽根53a,53bの上に落下した遊技球のみが遊技球溜まり2303に溜まり、庇部424a,424bが後退する図17(A)の状態では、第5実施形態と同様に羽根53a,53bが閉状態であれば、屋根部本体423と閉状態の羽根53a,53bとで形成される遊技球溜まり2303に遊技球を溜めることができる。
【0090】
庇部424a,424bを進退せしめるソレノイドは主制御装置61による駆動で作動する。庇部424a,424bの進退は例えば、第2実施形態のごとく取得乱数にしたがって進出または後退のいずれかを選択することができる。
【0091】
(第8実施形態)
図19に本発明の第8の実施形態になる弾球遊技機を構成する役物装置を示す。本実施形態は、基本的な構成は第1実施形態の構成と同じであり、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態との相違点は、遊技球が溜まる遊技球溜まりとを別の構成とした点である。
【0092】
役物装置23Gの羽根54a,54bは第1実施形態のものと実質的に同じ揺動片であり、羽根54a,54bが上方を向いた基準状態のときには、取込口231a,231bの上方の、役物装置23Gの上方から落下した遊技球を遮る屋根部42Gと羽根54a,54bとの間は、遊技球が通過不能である。一方、羽根が破線のごとく開作動すると、遊技球が屋根部42Gと羽根54a,54bとの間を取込口前庭部2301に飛び込むことが可能となる。
【0093】
本実施形態では、屋根部42Gの左右の側方に、それぞれ該屋根部42Gの側面と対向する仕切り部43a,43bが設けてある。仕切り部43a,43bはハウジング231の表面に突設された板片であり、左右方向に内側と外側とを画している。仕切り部43a,43bの内側すなわち屋根部42G側の面と屋根部42Gの側面との間は、遊技球Bが通過可能な間隔をとってある。
【0094】
羽根54a,54bは、回転軸Cc,Cdが屋根部42Gと仕切り部43a,43bとの対向部の下方にとってあり、羽根54a,54bが閉状態である基準状態のときには、先端部541a,541bが上記対向部の直下位置まで伸び、屋根部42Gおよび仕切り部43a,43bのそれぞれとその下方で近接している。屋根部42Gと羽根54a,54bとの隙間、および仕切り部43a,43bと羽根54a,54bとの隙間は、遊技球が通り抜けできない程度に小さく設定されている。
【0095】
この、羽根54a,54bが基準状態のとき、屋根部42Gと仕切り部43a,43bとの対向部にある遊技球を羽根54a,54bの先端部541a,541bが下から受ける構造の遊技球溜まり2303が形成される。
【0096】
本実施形態でも、羽根54a,54bが開作動すると、羽根先端部541a,541bが、屋根部42Gと仕切り部43a,43bとの対向部の直下位置から左右の脇に逸れ、それまで遊技球溜まり2303に溜まっていた遊技球が遊技球溜まり2303の底部としての羽根54a,54bを外されることで落下し、取込口前庭部2301へと飛び込む。
【0097】
なお、本実施形態では図20に示すように、仕切り部43a,43bの上下方向の大きさを遊技球の直径よりも小さく設定してあり、遊技球溜まり2303に溜まっている遊技球に他の遊技球が衝突すると、はじき飛ばされやすい構造となっており、遊技者のスリル感を増すことができる。
【0098】
また、本実施形態のものを基本として、羽根54a,54bを第3実施形態のごとく上下動自在に構成すると、さらに興趣豊かな遊技を遊技者に提供することができる。すなわち、羽根54a,54bとともにこれを揺動させるソレノイドを上下動可能とする。図21により、かかる役物装置を備えた遊技機の作動について説明する。役物装置23Gは羽根54a,54bを遊技球1つ分強変位可能である。図21中、CcA,CdAが羽根54a,54bが上方変位している状態のときの羽根54a,54bの回転軸を示し、CcB,CdBが羽根54a,54bが下方変位している状態のときの羽根54a,54bの回転軸を示している。羽根54a,54bが上方変位している状態のときは図19と実質的に同じであり、羽根54a,54bが遊技球1つ分強、下方変位すると、それまで遊技球溜まり2304に溜まっていた遊技球が遊技球溜まり2304の底部としての羽根を外されることで落下する。ここで、羽根54a,54bが下方変位した状態のときにも、羽根54a,54bが屋根部42Gと近接するように、屋根部42Gの高さを設定しておくことで、落下した遊技球は仕切り部43a,43bの下方から外方へと流下していく。
【0099】
かかる構成とすることで、羽根54a,54bが上方に変位した状態では遊技球溜まり2303が機能し、羽根54a,54bが下方に変位した状態では遊技球溜まり2303が機能せず、屋根部42Gと仕切り部43a,43bとの間が単なる遊技球の通り抜け通路としてのみ機能する。羽根54a,54bを上方に変位するか否かは、例えば第2実施形態のごとく乱数の抽出により決定することができる。
【0100】
なお、上記各実施形態は第2種遊技機に適用した例を説明したが、第3種等、その他の遊技機にも適用することができる。
【0101】
また、上記各実施形態において遊技球溜まりの貯留最大可能数、流下速度、入球の難易、遊技球溜まりとして機能するか否か等を規定する、屋根部、羽根、庇部の駆動は、上記の乱数に基づいて切り換えるものに限られず、オープンチャッカー等の始動口への入球の順番に応じて、例えば所定回数ごとに切り換えてもよい。また、始動口への入球数や大当たり数等の遊技履歴に応じて切り換えてもよい。あるいは、始動口以外の入賞口、例えば一般入賞口や役物装置内のV入賞口以外の入賞口への入球をトリガーとして切り換えるか否かを判断してもよい。また、V入賞口への入球により、例えば遊技者に有利な方に切り換えるようにしてもよい。また、図柄抽選における確定図柄や決定ラウンド数に応じて決定してもよい。
【0102】
遊技球溜まりの構成は、上記各実施形態のものに限られるものではなく、左右の外方に変位したときに流下する遊技球を拾う球拾片が、基準状態にあるときには上記遊技球溜まりの一部分として遊技球溜まりに貯留した遊技球の落球を禁止し、上記球拾片が上記左右の外方に変位すると上記一部分が開いて、上記遊技球溜まりに滞留した遊技球を上記取込口へ向けて放出する構造のものであればよい。この、遊技球溜まりに滞留した遊技球を取込口へ向けて放出する構造には、第5実施形態のように、球拾片の左右の外方への変位時に、遊技球溜まりに滞留した遊技球が取込口へ向けて略一方向に流れて放出するものでもよいし、第1実施形態のように、球拾片の左右の外方への変位時に、遊技球溜まりに滞留した遊技球が取込口に達するまでにジグザグに方向を変えて流れて放出するものでもよい
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の弾球遊技機の全体正面図である。
【図2】上記弾球遊技機を構成する役物装置の正面図である。
【図3】上記役物装置の要部の分解斜視図である。
【図4】上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。
【図5】(A),(B),(C)はそれぞれ本発明を適用した第2の弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図6】上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。
【図7】上記弾球遊技機の主制御装置で実行される制御プログラムの内容を示すフローチャートである。
【図8】(A),(B),(C)はそれぞれ上記弾球遊技機の変形例の作動を説明する、上記変形例を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図9】(A),(B),(C)はそれぞれ本発明を適用した第3の弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図10】上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。
【図11】(A),(B),(C)はそれぞれ本発明を適用した第4の弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図12】上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。
【図13】(A)は図11(A)の状態から役物装置を構成する羽根が開作動したときの図であり、(B)は図11(B)の状態から上記羽根が開作動したときの図であり、(C)は図11(C)の状態から上記羽根が開作動したときの図である。
【図14】(A),(B)はそれぞれ本発明を適用した第5の弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図15】(A),(B)はそれぞれ上記役物装置の作動を説明する、上記役物装置の正面図である。
【図16】(A),(B)はそれぞれ本発明を適用した第6の弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図17】本発明を適用した第7の弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図18】上記弾球遊技機の、主に制御信号の入出力関係を示す電気構成図である。
【図19】本発明を適用した第8の弾球遊技機を構成する役物装置の正面図である。
【図20】上記弾球遊技機を構成する役物装置の、作動状態の異なる正面図である。
【図21】上記弾球遊技機を構成する役物装置の変形例の正面図である。
【符号の説明】
15 遊技盤
150 盤面
21,22a,22b オープンチャッカー
23,23A,23B,23C,23D,23E,23F,23G,23H 役物装置(入球装置)
2301 取込口前庭部( 空間 )
2302,2303,2304 遊技球溜まり
231 ハウジング
231a,231b 取込口
24a,24b 普通入賞口(入球装置)
41 フロア部
42,42A,42F,42G 屋根部
423 屋根部本体
424a,424b 庇部
421,422 屋根板
4201 屋根面
43a,43b 仕切り部
51a,51b,54a,54b 羽根(揺動片、球拾片)
511a,511b,541a,541b 先端部
52 回転体
521 V入賞口
522 通常入賞口
53a,53b 羽根(スライド片、球拾片)
531a,531b 凸状段差

Claims (7)

  1. 遊技盤の盤面上を流下する遊技球が取込口から入球すると入賞となり、賞球が払い出される所定の遊技上の効果を生じさせる入球装置として、上記取込口を挟んで左右に球拾片が設けられ、所定の条件が成立すると球拾片が基準状態から左右の外方に変位して、流下する遊技球を拾って上記取込口に案内する機能とともに、上記取込口から取り込まれた遊技球を所定の遊技上の特典を付与する当たり球と非当たり球とに振り分ける機能を有する役物装置を設けた弾球遊技機において、
    上記役物装置には上記取込口の上方位置に、上記盤面上を流下した遊技球を受けて遊技球が溜まる遊技球溜まりを設け、
    該遊技球溜まりは、上記球拾片が、上記基準状態にあるときには上記遊技球溜まりの一部分を形成して遊技球溜まりに貯留した遊技球の落球を禁止し、上記球拾片が上記左右の外方に変位すると上記一部分が開いて、上記遊技球溜まりに滞留した遊技球を上記取込口へ向けて放出する構造としたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、上記役物装置は、流下する遊技球を上記取込口の上方で遮る屋根部を設け、かつ上記屋根部の左右の両端部の下方には上記取込口に至る空間を設けて該空間からのみ上記取込口への入球が許容される構造であり、
    上記球拾片は、上記空間を塞ぐ基準状態から逆ハ字状に左右に開作動する1対の揺動片により構成して、開作動した状態では上記空間を開いて上方から流下する遊技球を上記取込口に案内するようにし、かつ、上記基準状態の上記揺動片の先端部が上記屋根部の左右端で上記屋根部よりも上方に突出する形状として、上記揺動片の先端部が屋根部上に落下した遊技球をせき止める構造の上記遊技球溜まりが形成されるようにした弾球遊技機。
  3. 請求項2記載の弾球遊技機において、上記屋根部と上記揺動片とは、これらが相対運動して、基準状態のときに上記遊技球溜まりの堰高さ若しくは底面積が可変な構造とし、上記遊技球溜まりの遊技球の最大貯留数を調整自在とした弾球遊技機。
  4. 請求項2記載の弾球遊技機において、上記屋根部は、上に山形に傾斜する構造とした弾球遊技機。
  5. 請求項1記載の弾球遊技機において、上記役物装置は、流下する遊技球を上記取込口の上方で遮る屋根部を設け、かつ上記屋根部の左右の両端部の下方には上記取込口に至る空間を設けて該空間からのみ上記取込口への入球が許容される構造であり、
    上記球拾片は、上記空間を塞ぐ基準状態から上記屋根部の下方を左右外方に直線的に開作動する1対のスライド片により構成して、開作動した状態では上記空間を開いて遊技球を上記取込口に案内するようにし、かつ、上記スライド片の先端部に上向きに凸状段差を形成して、基準状態のときに、上記スライド片の凸状段差と上記屋根部とが上記スライド片上に落下した遊技球をせき止める構造の上記遊技球溜まりが形成されるようにした弾球遊技機。
  6. 請求項5記載の弾球遊技機において、上記屋根部の左右端部には、上記スライド片の一部を覆う庇部を移動可能に設け、該庇部の移動によりスライド片上の上記遊技球溜まりを覆う面積を可変とした弾球遊技機。
  7. 請求項1記載の弾球遊技機において、上記役物装置は、流下する遊技球を上記取込口の上方で遮る屋根部を設け、かつ上記屋根部の左右の両端部の下方には上記取込口に至る空間を設けて該空間からのみ上記取込口への入球が許容される構造であり、
    上記屋根部の側方に、該屋根部の端部側面と対向し、該端部側面との間を遊技球が通過可能な間隔をとって左右方向の内側と外側とを画する仕切り部を設け、
    上記球拾片は、上記空間を塞ぐ基準状態から逆ハ字状に左右に開作動する1対の揺動片により構成して、開作動した状態では上記空間を開いて上方から流下する遊技球を上記取込口に案内するようにし、かつ、上記基準状態の上記揺動片の先端部が、上記仕切り部と上記屋根部との対向部の直下位置に達する形状として、上記揺動片の先端部が上記仕切り部と上記屋根部との間の遊技球を下から受ける構造の上記遊技球溜まりが形成されるようにした弾球遊技機。
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