JP5469109B2 - ゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽内の水に景品を浮かべてその水槽内の水を循環させ、その水槽の周縁に配置したクレーンにより水槽内の水に浮かんだ景品を摘んで取り出すゲーム機に関する。
従来より、例えばゲームセンタ等に設置されるゲーム機が知られている。例えば、特許文献1にはクレーンを使って景品を把持するクレーン遊戯機が提案されている。また特許文献2にはクレーンを使って景品を吊り上げるクレーン遊戯装置が提案されている。さらに特許文献3には、水槽内の水に魚をかたどった標的を浮かべて水槽内の水を循環させ、その標的を、釣竿で磁気的に吸着させて釣り上げるゲーム装置が提案されている。
特開2001−157772号公報 特開2006−320710号公報 特開平11−33216号公報
ゲーム機の場合、景品が容易に取り出されては、ゲームセンタ側の利益を損ねる結果を招くとともに、そのゲーム機で遊ぶ遊戯者にとってもそのゲーム機で遊ぶ興味を失いかねない。一方、景品を取り出すのが極めて困難であるとそのゲーム機で遊ぶのを初めからあきらめたり、あるいは興味を失って二度と遊ぼうとしないおそれがあり、この場合もゲームセンタ側の利益を損ねることにもなる。そのため、ゲームセンタ側では、そのゲームセンタの立地や客層等も考慮してゲーム機を微妙に調整する必要がある。したがってゲーム機には調整の容易さが求められている。
本発明は、上記事情に鑑み、調整が容易なゲーム機を提供することを目的とする。
本発明のゲーム機は、水槽内の水に景品を浮かべて水槽内の水を循環させ、水槽の周縁に配置したクレーンにより水槽内の水に浮かんだ景品を摘んで取り出すゲーム機に関する。
本発明のゲーム機は、上記クレーンが、後端部が垂直軸の回りに回動自在に軸支されて先端部側を上下に昇降させるアームと、そのアームの先端部から吊り下げられ、開閉動作により水槽内の水に浮かんだ景品を摘む摘み部材とを有する。
このゲーム機はさらに、水槽の周縁の、クレーンに隣接した位置に設けられた、クレーンにより運ばれて摘み部材から解放された景品の落下を受け入れる受入口と、その受入口から受け入れた景品が落下した先に設けられた、景品をこのゲーム機から取り出すための取出口と、第1の操作子、第2の操作子、および第3の操作子と、このゲーム機に、第1ないし第3の操作子の操作に応じた動作を実行させる制御部とを有する。
ここで、上記制御部は、
このゲーム機から景品を取り出すゲームを実行する通常モードにおける第1の操作子の操作を受けて、アームを垂直軸の回りに回動させ、
通常モードにおける第2の操作子の操作を受けて、アームを下降させ、摘み部材に景品を摘む動作を行なわさせ、アームを上昇させ、アームを受入口まで回動させて摘み部材に景品を解放させる動作を行なわさせ、
第3の操作子の操作のたびに、通常モードと、アームの下降位置を設定する設定モードとの間でモードを切り替えて、
設定モードにおける第1の操作子および第2の操作子の操作を受けてアームの下降位置を調整し、設定モードにおける第3の操作子の操作を受けてその操作の時点のアームの下降位置を通常モードにおけるアームの下降位置として記憶して通常モードに切り替える制御を行なうものであることを特徴とする。
本発明が対象としているゲーム機は、クレーンの下降位置を微妙に調整する必要がある。本発明のゲーム機によれば、ゲームを楽しむ際に使う第1および第2の操作子と、モード切替用の第3の操作子のみで、クレーンの下降位置を容易に調整することができる。
ここで、本発明のゲーム機のおいて、開閉扉を備え、第3の操作子が開閉扉を開いた内側に配置されていることが好ましい。
こうすることにより、ゲームセンタ側の人のみがモードを切り替えられ、ゲーム機で遊ぶ遊戯者によってモードが切り替えられてしまうおそれをなくすことができる。
また、本発明のゲーム機において、上記アームの上昇位置を検出するフォトセンサを備えることが好ましい。
従来、アームの上昇位置の検出にリミットスイッチを使い、検出されずにアームが上昇し過ぎ、アームを戻そうとしてリミットスイッチを破損してしまう例が見られるが、アームの上昇位置の検出にフォトセンサを使うことにより、検出不良や破損が大幅に低減される。
さらに、本発明のゲーム機において、上記水槽が、その水槽内の水を吸い込む吸込口と、その水槽の側面に沿って横向きに水を吹き出して水槽内の水を周回させる吹出口とを有し、
このゲーム機がさらに、吸込口との間および吹出口との間が水路で繋がれ水槽内の水を吸込口から吸い込んで吹出口から吹き出すポンプと、ポンプと吹出口との間の水路の途中に配備された、吹出口から吹き出す水の流量を調節するためのバルブとを備えることが好ましい。
本発明が対象としているゲーム機では、水槽内の水流の強さの調節も微妙に調整することが好ましい1つの要素である。
上記のバルブを設置することにより水槽内の水流の強さを容易に調節することができる。
上記の通り、本発明によれば、調整が容易なゲーム機が提供される。
本発明の一実施形態のゲーム機の外観を示した斜視図である。 図1に示すゲーム機の、ドームを持ち上げて、かつ扉を開いた状態を示した斜視図である。 図2の拡大図である。 図1〜図3に示すゲーム機の、水槽を取り出して示した平面図である。 図1〜図3に示すゲーム機の、水槽を取り出して示した斜視図である。 水槽とその下に置かれたポンプとの間の水路を示した図である。 図1〜図3に示すゲーム機の、ドームを持ち上げて、かつ側面のパネルを取り外した状態を示した斜視図である。 図7の状態におけるパネルを取り外した部分の拡大斜視図である。 図1〜図3に示すゲーム機の、ドームを取り外し、かつ側面を大きく取り外して内部を示した斜視図である。 単体のボールバルブを示した斜視図である。 クレーンの拡大側面図である。 クレーンの、アームの部分のカバーを取り外して内部の構造を示した側面図である。 クレーンを支える柱の部分のカバーも取り出して示した側面図である。 クレーンを支える柱の部分のカバーも取り出して示した斜視図である。 クレーンが梁に固定された状態を示した斜視図である。 アームの上昇位置を検出するセンサに関する比較例(A)と、本実施形態におけるフォトセンサ(B)とを示した図である。 通常モードにおける制御動作を示すフローチャートである。 設定モードにおける制御動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態のゲーム機の外観を示した斜視図である。また、図2は、図1に示すゲーム機の、ドームを持ち上げて、かつ扉を開いた状態を示した斜視図、図3は、図2の拡大図である。
以下では、これらの図面を参照しながら、このゲーム機の全体構造について説明する。
このゲーム機10は、上部にドーム型の蓋11を有する。この蓋11は透明なアクリル製であって、遊戯者はその蓋11の内部を見ながらゲームを楽しむ構造となっている。ただし、ここでは蓋11を透視しての内側の構造は図示省略されている。この蓋11は、その内側のメンテナンスのために、把っ手111を持ち上げることにより、図2に示すように蓋11の全体を持ち上げることができる。
また、このゲーム機10は、そのドーム型の蓋11を取り巻く4箇所に操作台12を有する。
各操作台12上には、動作ボタン121、すくうボタン122、表示器123、コイン投入口124、およびコイン返却用押ボタン125が設けられており、側面には、コイン返却口131、景品取出口132、およびスピーカ放音口133が設けられている。スピーカ放音口133からは、その内部のスピーカ134(図2,図3参照)からの音楽やゲーム音が放音される。ここで、動作ボタン121、すくうボタン122は、本発明における、それぞれ第1の操作子、第2の操作子の各一例に相当する。それらのボタンの作用については後述する。表示器123には、コイン投入口124からのコイン投入枚数や、動作ボタン121を押してからのゲーム残存時間などが表示される。このゲーム機10では、1回のゲームの最大時間が決められている。
図2に示すように、コイン返却口131、景品取出口132、およびスピーカ放音口133が設けられた部分は、横に開く開閉扉13となっており、その開閉扉13を開いた内側には、操作パネル14と、制御基板15が配置されている。
この操作パネル14には複数の押ボタンが配置されている。それら複数の押ボタンのうちのサービスボタン141は、これを押すとコイン投入と同様にゲームを行なうことができる。これは、例えば、ゲームに関連して何かトラブルがあったときにサービスとして遊戯者に無料でゲームを行なわさせたり、あるいは、ゲームセンタ側の管理者がゲームを試すための押ボタンである。
また、リセットボタン142は、制御基板15の内部状態を初期状態にリセットするための押ボタンである。例えば何かトラブルが発生しそのトラブルを回復させた後に押すことにより、ゲームを再開することができる。
また、音量調整ボタン143は、2つの押ボタン143a,143bからなり、一方の押ボタン143aを押すと、スピーカ放音口133から聞こえる音の音量が増大し、他方の押ボタン143bを押すと、その音量が減少する音量調整用である。
さらに、アームセットボタン144は、後述するクレーン17のアーム171の下降位置調整時に押される押ボタンである。このアームセットボタン144の作用の詳細については後述する。このアームセットボタン144は、本発明の第3の操作子の一例に相当する。
この操作パネル14は、開閉扉13の内側に配置されており、遊戯者には操作されない構造となっている。
また、制御基板15には、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等からなるプロセッサが搭載されており、プログラムの実行により、操作台12の操作や操作パネル14の操作などに応じた制御が行なわれる。
また、このゲーム機10の、ドーム型の蓋11の内側には、水槽16が配置され、またその水槽16の周縁の、各操作台12の直ぐ内側の位置に各クレーン17が設置されている。また各クレーン17の横には、そのクレーン17によって運ばれてきた景品の落下を受け入れる受入口18が設けられている。各受入口18は、対応する開閉扉13に設けられた各取出口132に繋がっている。さらに水槽16の中央部には、飾り柱19が立設している。この飾り柱19は景品やその他様々な品物を置いたり様々に飾ったりして遊戯者の遊び心を誘うためのものである。
この水槽16内には水が張られて景品(図示せず)が浮かべられる。遊戯者は操作板12上の動作ボタン121およびすくうボタン122を操作することによりその水槽16の水に浮かんだ景品をクレーン17で摘み上げて受入口18まで運び、その受入口18に景品を落とすことにより、その受入口18に繋がった取出口132から景品が取り出される。
図4,図5は、図1〜図3に示すゲーム機の、水槽を取り出して示した、それぞれ平面図および斜視図である。また、図6は、水槽とその下に置かれたポンプとの間の水路を示した図である。
図4,図5に示すように、水槽16には、4箇所に吹出口161が設けられており、またこの水槽16の底には吸込口162が1箇所設けられている。この水槽16には、水が張られて、かつ吹出口161から吹き出され吸込口162から吸い込まれることにより水が循環する構造となっている。
また、4箇所に設けられた吹出口161は、水槽16の側面に沿って水を横方向に吹き出す向きに形成されている。このため水槽16内ではその吹出口161から吹き出された水の水流により水槽16内で水が周回している。
また、図6に示すように、水槽16の下にはポンプ21が置かれており、そのポンプ21と、吹出口161との間および吸込口162との間には、配管による水路221,222が形成されている。ポンプ21と4箇所の吹出口161との間を繋ぐ水路221は、ポンプ21の流出口近傍は1本の配管で形成され、途中で4本(図6には2本のみ図示)に枝分かれして各吹出口161に連結されている。
図7は、図1〜図3に示すゲーム機の、ドームを持ち上げて、かつ側面のパネルを取り外した状態を示した斜視図、図8は、図7の状態におけるパネルを取り外した部分の拡大斜視図である。さらに、図9は、図1〜図3に示すゲーム機の、ドームを取り外し、かつ側面を大きく取り外して内部を示した斜視図である。さらに、図10は、単体のボールバルブを示した斜視図である。
ポンプ21は、このゲーム機10の底板30の上に置かれており、上に配置された水槽16との間が水路221,222で繋がれている。ポンプ21と吹出口161との間の水路221上の、枝分かれする前のポンプ21の近傍の箇所には、水量調節用のボールバルブ23が設けられている。
このボールバルブ23はハンドル231を備えており、このハンドル231を手で回すことによりそのボールバルブ23を通過する水量が調節される。この水路221を通った水は水槽16の4箇所の吹出口161から吹き出される。この吹出口161は、水槽16の側面に沿って横向きに水を吹き出して水槽16内を周回する水流を作り出しており、したがってボールバルブ23のハンドル231を回すことによってその水流の勢いが調節される。前述の通り、この水槽16には景品が浮かべられるため、水槽16内の水が周回すると水に浮かんだ景品もその水の動きに応じて水槽16内を移動する。このゲーム機10では、水流を調節することによって景品の動きを適切に調節することが求められており、ボールバルブ23のハンドル231の角度調節により景品の動きを容易に調節することができる。
また、このゲーム機10の底板30の中央部には、操作台12上に設けられたコイン投入口124から投入されたコインを収容しておくコイン収容箱31が置かれている。
また、ポンプ21やコイン収容箱31などの上には、梁32が横に延びており、水槽16やクレーン17は、この梁32に支持されている。
図11は、クレーンの拡大側面図である。また、図12は、クレーンの、アームの部分のカバーを取り外して内部の構造を示した側面図である。また、図13,図14は、クレーンを支える柱の部分のカバーも取り出して示した、それぞれ側面図、および斜視図である。さらに図15は、クレーンが梁に固定された状態を示した斜視図である。
クレーン17は、アーム171と、摘み部材172を有する。アーム171は、その後端部が垂直軸の回りに回動自在に軸支されて先端部側を上下に昇降させる。また、摘み部材172は、アーム171の先端部171から吊り下げられ、水槽16内の水に浮かんだ景品を開閉動作により摘む部材である。このゲーム機10は、その全体で海の雰囲気を醸し出す工夫がなされており、この摘み部材172も貝殻のイメージのデザインとなっている。
このクレーン17の下部には、梁32(例えば図9参照)に固定された金属製のブラケット51(図13〜図15参照)が配置されている。このブラケット51には、モータ50(図15参照)が固定されており、このモータ50は、ブラケット51の上の円盤52をX−X方向(図14参照)に回動させる。すなわち、このモータ50は、アーム171を垂直軸の回りに回動させるモータである。この円盤52には柱53が固定されており、この柱53にはフォトセンサ54とモータ55が固定されている。モータ55は、支持板56をY−Y方向(図14参照)に回動させる。この支持板56のY−Y方向の回動がアーム171の先端部分の上昇や下降の動きとなる。この支持板56の下端には、フォトセンサ54の投光部541と受光部542との間に入り込む舌片561が設けられており、アーム171が上昇すると舌片561が投光部541と受光部542との間に入り込んで、このフォトセンサ54により、アーム171が規定位置まで上昇したことが検出される。
このモータ55はパルスモータであり、その回転角度はパルス数で検出することができる。アーム171の下降位置は、フォトセンサ54で検出された上昇位置からのパルス数で定められる。
また、この支持板56には、もう1つのモータ57が固定されている。このモータ57の回転軸には、雄ねじ(図示省略)が形成されたロッド58が固定されており、そのロッド58の雄ねじには、雌ねじが形成されたブロック59が螺合している。このモータ57が回転すると、ロッド58が回転し、それに伴ってブロック59が矢印Z−Z方向(図14参照)に移動する。このブロック59には、摘み部材172を開閉させるための紐173が固定されており、このブロック59がロッド58の先端側に移動すると摘み部材172を構成する貝殻様の2枚の爪172a,172bが互いに下向きに開き、ブロック59がロッド58の、モータ57に固定された後端側に移動すると、2枚の爪172a,172bが互いに閉じる動きをする。この閉じる動きにより、水槽16内に浮かぶ景品を摘むことができる。ブロック59の上には、2つのマイクロスイッチ601,602が配置されており、ブロック59がロッド58の先端側に移動してきてマイクロスイッチ601を押すとモータ57の回転が停止し、またブロック59がロッド58の後端側に移動するときもブロック59がマイクロスイッチ602を押すとモータ57の回転が停止する。
このようにして、このクレーン17は、摘み部材172が受入口18の真上に位置するホームポジションとそのホームポジションから約90°向きを変えてアーム171の先端部が水槽16の上に置かれた位置との間で回動する。また、このクレーン17のアーム171は、フォトセンサ54によって検出された上昇位置と、その上昇位置からパルス数によってあらかじめ定められた下降位置との間で昇降する。さらに、このクレーン17では摘み部材172が開閉動作を行なう。
このクレーン17は、これらの動きにより、水槽16内に浮かぶ景品を摘み上げて受入口18に落とす動作を実現している。
図16は、アームの上昇位置を検出するセンサに関する比較例(A)と、本実施形態におけるフォトセンサ(B)とを示した図である。
図16(A)は、マイクロスイッチ71を用いた比較例であり、支持板56’の舌片561’がそのマイクロスイッチ71を押すことによりアームの上昇位置を検出する構造となっている。このマイクロスイッチ71は機械的にオン/オフを切り替えるスイッチであり、ゴミの付着や接点不良等により舌片561’により押されても検出されないことが生じる。その場合、アームはさらに上昇し、舌片561’がマイクロスイッチ71を通り過ぎて機械的に移動できないところまで動いてしまうことになる。そうなった後、モータを逆回転させてアームをそのまま下げるとマイクロスイッチ71を破損させてしまう結果となる。
これに対し、図16(B)に示すように、フォトセンサ54を用いると、検出不良となるおそれが格段に下がり、かつ、万一検出不良が生じて行き過ぎた後アームを下げても、それによってフォトセンサ54が破損するおそれはない。このように、本実施形態では、アームの上昇位置の検出にフォトセンサ54が採用されているので、動作の信頼性が格段に向上している。
次に、制御基板15(図2,図3参照)上のCPU等を含む制御回路により実行される制御動作について説明する。
この制御回路では、このゲーム機10から景品を取り出すゲームを実行する通常モードにおける制御と、アーム171の下降位置を設定する設定モードにおける制御が実行される。
図17は、通常モードにおける制御動作を示すフローチャートである。
操作台12(図1参照)上のコイン投入口124から正規のコインが投入されると、この図17に示す制御動作が開始される。
ここでは、先ず、操作台12上の動作ボタン121が押されたか否かが判定される(ステップS11)。動作ボタン121が押されると、押されている間、クレーン17が、摘み部材172が受入口18の真上にあるホームポジションと、そこから約90°回転してアーム171の先端部が水槽16の水の上にある位置との間で往復回動を続ける(ステップS12)。動作ボタン121の押下を止めて、次にすくうボタン122が押されると(ステップS13)、クレーン17が以下のシーケンスに従って一連の動作を実行する(ステップS14)。
(1)アーム171が下降する。
(2)摘み部材172を閉じることによって水槽16内の景品を摘ませる。
(3)アーム171を上昇させる。
(4)アーム171を受入口18にまで回動させる。
(5)摘み部材172を開き、受入口18に景品を落下させる。
上記の(1)〜(5)の動作が終了すると、例えばコインがあらかじめ複数枚投入されているなど未だゲームを続ける状態にあるか否かが判定され(ステップS15)、ゲームが未だ続くときはステップS11に戻り、ゲーム終了のときは、このフローチャートに従う処理を終了する。
図18は、設定モードにおける制御動作を示すフローチャートである。上記の通常モードにある時にアームセットボタン144(図2,図3参照)が押されると、この図18に示す処理の実行が開始される。
ここでは先ず、クレーン17が、ホームポジションから最大限回動した、アーム17の先端部が水槽16の上に置かれた位置まで回動し、アーム171が下降する(ステップS21)。このときのアーム171の下降位置は、前回設定された下降位置である。その後、動作ボタン121が押されると(ステップS22)、アーム171がさらに少し下降し(ステップS23)、すくうボタン122が押されると(ステップS24)、アーム71が少し上昇する(ステップS25)。このようにしてアーム17の下降位置の調整が行なわれ、その後アームセットボタン144が押されると(ステップS26)、アームセットボタン144が今回押された時点におけるアーム171の下降位置が記憶され(ステップS27)、この設定モードが終了して通常モードに戻る。この設定モードにおいてアーム171の下降位置が調整された後は、通常モードにおいて、アーム171がその調整後の下降位置まで下降する。
本実施形態では、この図18に示すように簡単なボタン操作でアーム171の下降位置を適切な位置に容易に調整することができる。
10 ゲーム機
11 蓋
12 操作台
13 開閉扉
14 操作パネル
15 制御基板
16 水槽
17 クレーン
18 受入口
19 飾り柱
21 ポンプ
23 ボールバルブ
30 底板
32 梁
50,55,57 モータ
51 ブラケット
52 円盤
53 柱
54 フォトセンサ
56 支持板
58 ロッド
59 ブロック
71,601,602 マイクロスイッチ
111 把っ手
121 動作ボタン
122 すくうボタン
123 表示器
124 コイン投入口
125 コイン返却用押ボタン
131 コイン返却口
132 景品取出口
133 スピーカ放音口
134 スピーカ
141 サービスボタン
142 リセットボタン
143 音量調整ボタン
144 アームセットボタン
161 吹出口
162 吸込口
171 アーム
172 摘み部材
173 紐
221,222 水路
231 ハンドル
541 投光部
542 受光部
561 舌片

Claims (4)

  1. 水槽内の水に景品を浮かべて該水槽内の水を循環させ、該水槽の周縁に配置したクレーンにより該水槽内の水に浮かんだ景品を摘んで取り出すゲーム機において、
    前記クレーンが、後端部が垂直軸の回りに回動自在に軸支されて先端部側を上下に昇降させるアームと、該アームの先端部から吊り下げられ、開閉動作により、前記水槽内の水に浮かんだ景品を摘む摘み部材とを有し、
    当該ゲーム機がさらに、前記水槽の周縁の、前記クレーンに隣接した位置に設けられた、前記クレーンにより運ばれて前記摘み部材から解放された景品の落下を受け入れる受入口と、該受入口から受け入れた景品が落下した先に設けられた、景品を当該ゲーム機から取り出すための取出口と、第1の操作子、第2の操作子、および第3の操作子と、当該ゲーム機に、該第1ないし第3の操作子の操作に応じた動作を実行させる制御部とを有し、
    前記制御部が、
    当該ゲーム機から景品を取り出すゲームを実行する通常モードにおける前記第1の操作子の操作を受けて、前記アームを前記垂直軸の回りに回動させ、
    前記通常モードにおける前記第2の操作子の操作を受けて、前記アームを下降させ、前記摘み部材に景品を摘む動作を行なわさせ、該アームを上昇させ、該アームを前記受入口まで回動させて該摘み部材に景品を解放させる動作を行なわさせ、
    前記第3の操作子の操作のたびに、前記通常モードと、前記アームの下降位置を設定する設定モードとの間でモードを切り替えて、
    前記設定モードにおける前記第1の操作子および前記第2の操作子の操作を受けて前記アームの下降位置を調整し、該設定モードにおける前記第3の操作子の操作を受けて該操作の時点の該アームの下降位置を前記通常モードにおける該アームの下降位置として記憶して該通常モードに切り替える制御を行なうものであることを特徴とするゲーム機。
  2. 開閉扉を備え、前記第3の操作子が該開閉扉を開いた内側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のゲーム機。
  3. 前記アームの上昇位置を検出するフォトセンサを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のゲーム機。
  4. 前記水槽が、該水槽内の水を吸い込む吸込口と、該水槽の側面に沿って横向きに水を吹き出して該水槽内の水を周回させる吹出口とを有し、
    当該ゲーム機がさらに、前記吸込口との間および前記吹出口との間が水路で繋がれ前記水槽内の水を前記吸込口から吸い込んで前記吹出口から吹き出すポンプと、該ポンプと前記吹出口との間の水路の途中に配備された、該吹出口から吹き出す水の流量を調節するためのバルブとを備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のゲーム機。
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