JP4892582B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、更に詳しくは遊技機の上方に配置される遊技球補給経路から補給される遊技球を貯留して球払出装置に誘導する球タンクとタンクレールを備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機においては、このパチンコ遊技機から払い出される遊技球は、遊技機背面の上部に設けられる球タンクに貯留されている。この球タンクにはタンクレールが連通して設けられる共に、このタンクレールに球払出装置が連設されている。球払出装置から賞球や貸球と称して遊技球が払い出されると、タンクレール内の遊技球が払い出された分だけ移動し、これに伴って球タンク内に貯留された遊技球がタンクレールに順次誘出されるようになっている。
従来、球タンクとタンクレールは上下に配置されて、球タンクに貯留された遊技球はタンクレールへと落下させられる構成となっていたが、近年、遊技機に設けられる表示装置やこの表示装置の外周を装飾する枠飾り部材等の遊技機を構成する部材の大型化によって、球タンクとタンクレールを上下に配置する構成ではスペースが嵩張ることから、球タンクの一端側にタンクレールを連結する構成が採用されている。
このような球タンクは上面が開口した箱形状を有していると共に、この球タンクの一端側に連結されたタンクレールは同じく上面が開口した樋形状を有しており、球タンクの一端からタンクレールが突出した構成となっている。通常、球タンクの一端側に連結されたタンクレールは2条など複数条設けられており、それぞれのタンクレールは遊技球を1列に整列させるような幅を有している。このような球タンクとタンクレールの構成としては図12に示されるようなものがある。図12(a)は球タンクとタンクレールの概略構成を示した上面図、図12(b)は図12(a)の断面図である。
図示されるように、球タンク302の底板面302aの奥側の側壁302b寄り部位(遊技機の機枠301より遠い方の側壁302b寄り部位)に、タンクレール303,304が2条並設されている。球タンク302の底板面302aには、遊技機の上方に配置される遊技球補給経路から補給された遊技球305が多段多列の状態で貯留されている。タンクレール303,304の途中部位には、重錘306が内装された球崩し部材307がその上端位置で傾動自在に設けられると共に、更にその球崩し部材307の下流側にはその下面308aが下方に弧形状に湾曲した板状の球均し部材308が設けられている。
タンクレール303,304内を右方向に誘出されて移動する遊技球305は、先ず球崩し部材307によって多段の状態から3段または2段等の状態に崩されるようになっている。また、球均し部材308はその下面308aによって2段または3段の状態から遊技球305が1段に均されるようになっている。これら球崩し部材307と球均し部材308によってタンクレール303,304内の遊技球305が1段に整列されて、タンクレール303,304のそれぞれの球排出口303a,304aから遊技球305が1個ずつ排出されるようになっている。尚、本発明に関連する先行技術文献としては下記特許文献が挙げられる。
特開2003−190248号公報
しかしながら、図13(a),(b)に示されるように球タンク302に貯留されている遊技球305の数が多い場合などにおいて、球崩し部材307と球均し部材308との間で球詰まり部309が発生し、各タンクレール303,304から排出される遊技球305が途絶えてしまう場合があった。
通常、それぞれのタンクレール303,304の球排出口303a,304aと球払出装置との間の遊技球305の流下経路の途中には遊技球305の通過を検出する球検出スイッチが設けられており、それぞれタンクレール303,304から排出される遊技球305が無くなると、遊技球305を払い出せないとしてエラーが報知されるようになっている。
したがって、図13に示されるように球崩し部材307と球均し部材308との間で球詰まり部309が発生し、各タンクレール303,304から排出される遊技球305が途絶えてしまうと、まだ球タンク302内に貯留されている遊技球305があるにも拘わらず、早々にエラーが報知されてしまうという不具合があった。
そこで、本発明の解決しようとする課題は、遊技球が貯留されている球タンクに連通するタンクレールの途中部位にて遊技球を多段の状態から1段に整列させる際に球詰まりが発生することを防止できる遊技機を提供することである。
上記課題を解決するために本発明に係る遊技機は、機枠の背面に設けられる球タンクの底面に、遊技球が多段の状態で球誘出方向に向かって誘出されるように下傾する上面が開口した樋形状を有するタンクレールが連通して設けられると共に、前記タンクレール内の遊技球を多段の状態から崩すように構成された第1球崩し部材は、前記タンクレールに沿って傾動可能に設けられ、前記第1球崩し部材の下流側のタンクレール内に配置され、前記第1球崩し部材によって多段の状態から崩された遊技球を下面にて一段に均すように下側に反った円弧形状を有する板状の球均し部材は、前記タンクレールに対して上下移動可能に設けられ、前記球均し部材の上流側に形成された開口部から前記下面より下方に突出して該球均し部材の下側の遊技球を崩すように構成された第2球崩し部材は前記タンクレールに沿って傾動可能に前記球均し部材に設けられていることを要旨とするものである。
このような構成の遊技機によれば、タンクレール内の遊技球を多段の状態から崩すように構成された第1球崩し部材と、その第1球崩し部材の下流側のタンクレール内に配置され、第1球崩し部材によって多段の状態から崩された遊技球を下面にて一段に均すように下側に反った円弧形状を有する板状の球均し部材とが設けられており、球均し部材は、タンクレールに対して上下に移動可能であるので、第1球崩し部材によって多段状態から崩された遊技球は、上下に振動する球均し部材によってさらに崩されて一段に均されるようになっている。
この場合、球均し部材には、その上流側に形成された開口部から下側に突出して球均し部材の下側の遊技球を崩すように構成された第2球崩し部材が、球均し部材に対してタンクレールに沿って傾動可能に設けられているので、球均し部材の下側を流れる遊技球にこの第2球崩し部材が当接して遊技球を一段に崩し易い上に、球均し部材の上下の振動(移動)により第2球崩し部材が振動(傾動)する機会が増すことにより、更に遊技球を一段に崩す作用を有する構成になっている。
したがって、例えば、第2球崩し部材が遊技球に押されて上がり切って(傾動し切って)しまった場合でも、球均し部材は上下に振動(移動)可能であるので、下側の遊技球に下面を当接させて球崩しが可能になっている。また、逆に、球均し部材が上がり切ってしまい遊技球が球均し部材の下側で詰まりそうになった場合でも、第2球崩し部材が球均し部材の開口部を介して下側の遊技球に当接することから遊技球が詰まりにくい構成になっている。このように球均し部材の動作と第2球崩し部材の動作が連動する構成になっているので、第1球崩し部材下流の遊技球を効率良く1段に均すことが可能になっている。
これにより図13で説明したような球詰まりが発生してしまうことが防止されるので、タンクレールから排出される遊技球が途絶えてしまうことにより、まだ球タンク内に貯留されている遊技球があるにも拘わらず、早々にエラーが報知されてしまうという不具合を防止することが可能になる。
この場合、前記タンクレールが複数条設けられており、前記第1球崩し部材は、該各タンクレールそれぞれ設けられると共に、前記球均し部材および前記第2球崩し部材は該各タンクレール共通に設けられている構成にすれば、各タンクレールにそれぞれ設けられた第1球崩し部材と、各タンクレール共通の球均し部材および第2球崩し部材との連動が不規則に動作されられるので、遊技球を1段に整列させる効果を高くすることができる。
更に、前記第1球崩し部材が傾動した場合には、前記第2球崩し部材と接触しないように構成されていれば、第1球崩し部材と接触してしまうことで、第2球崩し部材も傾動してしまい、遊技球に当接する前に第2球崩し部材が上がり切ってしまって、球崩しができなくなる不具合を抑制することができる。
そして、前記第1球崩し部材は、傾動した場合に前記第2球崩し部材と当接する位置に配置されると共に、前記第1球崩し部材と前記第2球崩し部材の間には、前記第1球崩し部材と前記第2球崩し部材の直接の接触を妨げるように前記球均し部材の一部が前記第1球崩し部材と当接するように配置されており、前記球均し部材は、前記第1球崩し部材と当接した場合に上下に移動する構成にすると良い。このような構成によれば、第1球崩し部材と第2球崩し部材の当接を防ぐことで遊技球を球崩しできない不具合を抑制すると共に、第1球崩し部材が球均し部材と当接し、球均し部材が移動することから第1球崩し部材と球均し部材が連動することで、第2球崩し部材が揺動し易くなり遊技球の球崩し効果を高めることができる。
また、前記複数条のタンクレールは、前記各タンクレールを区画する仕切り壁を介して隣合わせで形成されており、前記仕切り壁の高さは、前記第1球崩し部材が最大傾動した場合においても該第1球崩し部材の下端位置と該仕切り壁との間が遊技球1個未満となるように形成されていると共に、前記第2球崩し部材が最大傾動した場合においても該第2球崩し部材の下端位置と該仕切り壁との間が遊技球1個未満となるように形成されている構成にすると良い。このような構成によれば、仕切り壁と第1球崩し部材および第2球崩し部材との間に遊技球が挟まって詰まってしまう不具合を防止することができる。
更に、前記第2球崩し部材は、前記球均し部材に常時は静止するように固定されていると共に、前記球均し部材が上方向に移動した場合には、遊技球が前記タンクレールを流下する方向と逆方向に傾動するように固定されている構成にすれば、球均し部材が遊技球に押されて移動した場合に、第2球崩し部材が遊技球を球崩しし易い方向に傾動することから球崩しの効果を高めることができる。
そして、前記第1球崩し部材と前記第2球崩し部材の上部には、該第1球崩し部材と該第2球崩し部材を保護する保護部材が備えられている構成にすれば、遊技機や遊技機外の部材、配線等が第1球崩し部材や第2球崩し部材に接触して球崩しが妨げられてしまう不具合が防止される。
上記構成を有する遊技機によれば、タンクレール内の遊技球を多段の状態から崩すように構成された第1球崩し部材と、その第1球崩し部材の下流側のタンクレール内に配置され、第1球崩し部材によって多段の状態から崩された遊技球を下面にて一段に均すように下側に反った円弧形状を有する板状の球均し部材とが設けられており、球均し部材は、タンクレールに対して上下に移動可能になっていると共に、更に、この球均し部材には、その上流側に形成された開口部から下側に突出して球均し部材の下側の遊技球を崩すように構成された第2球崩し部材が、球均し部材に対してタンクレールに沿って傾動可能に設けられているので、このような球均し部材の動作と第2球崩し部材の動作が連動することにより、第1球崩し部材下流の遊技球を効率良く1段に均すことが可能になっており、タンクレール内で球詰まりが発生してしまうことが防止される。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図である。 図1の遊技機の背面図である。 図1の遊技機の背面側から見た分解斜視図である。 球タンクおよびタンクレールの上面図である。 タンクレールに設けられた球整列手段の外観斜視図である。 タンクレールに取り付けられる前の状態の球整列手段の外観斜視図である。 球整列手段の分解斜視図であり、(a)は第1球崩し部材、(b)は球均し部材、(c)は第2球崩し部材、(d)は球止部材を示している。 タンクレール内における球整列手段の動作を示した断面図である。 (a)は手前側のタンクレール内において球整列手段が多段状態の遊技球を1段に崩す動作を示した断面図、(b)は奥側のタンクレール内において球整列手段が多段状態の遊技球を1段に崩す動作を示した断面図である。 球整列手段が備える第1球崩し部材と第2球崩し部材の上部に保護部材が追加して設けられた状態を示した断面図である。 図1の遊技機の電気制御の構成を示すブロック図である。 (a)は従来用いられてきた球タンクおよびタンクレールの上面図、(b)は(a)の断面図である。 (a)は図12のタンクレールにおいて球詰まりが生じた状態の球タンクおよびタンクレールの上面図、(b)は(a)の断面図である。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示されるように、遊技機1は、所定の奥行きを有する額縁形状の機枠2の前面側に、左側縁が軸着されて前面側に開閉可能に前面枠3が取り付けられ、その前面枠3に対して同じく左側縁が軸着されて前面側に開放可能にガラス枠4が取り付けられている。
ガラス枠4の中央の開口部には、ガラス板5が設けられており、このガラス板5を通して前面側から遊技盤6が視認可能となっている。また、ガラス枠4の下部には、払い出された遊技球を図2に示される発射装置49に送るまで貯めておく上皿ユニット7が設けられている。上皿ユニット7には、貯留されている遊技球を下皿ユニット11に流下させる上皿スイッチ8や、貸し出し可能な貸し球を払い出す球貸しスイッチ9等が設けられている。また、ガラス枠4の上部には、スピーカ10が設けられている。
前面枠3の下部には、払い出された遊技球が上皿ユニット7に入りきらない場合等に遊技球を貯めることができる下皿ユニット11や、遊技球を発射操作するためのタッチスイッチを備える発射ハンドル12等が設けられている。また、下皿ユニット11の左側には、表示装置17に表示される各種図柄に対応して遊技者が操作を行う遊技スイッチ13が設けられている。
遊技盤6は、図3に示されるように、ほぼ正方形の合板により成形されており、前面枠3に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤6には、発射装置49から発射された遊技球をガイドする金属製の薄板からなる帯状のガイドレール15が略円弧形状に立設されており、このガイドレール15によって遊技領域16の外郭の一部が形成されている。
図1に示されるように遊技盤6の遊技領域16には、その中心線上において上から順に表示装置17、始動入賞口18、大入賞口19、アウト口20が設けられている。また、表示装置17の右側および左側の遊技領域には、普通図柄変動開始用入球口14,14が設けられている。更に、大入賞口19の右側および左側にも各種入賞口が設けられている。表示装置17は、TFT−LCDモジュールから構成されており、表示画面において特別図柄や普通図柄等が表示されるようになっている。
また、遊技盤6の遊技領域16には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての図示しない遊技釘が複数立設されている。遊技領域16を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化して流下される。
表示装置17の周囲には、この表示装置17を装飾する枠形状の装飾部材21が設けられている。装飾部材21には、その枠形状に沿って複数の装飾ランプ22が備えられている。
図2に示されるように、遊技機1の背面側には、枠用外部端子基板40、表示制御基板41、主制御基板42、音声制御基板43、ランプ制御基板44、払出制御基板45、発射制御基板46、電源基板47等の各種基板や、カードインターフェース接続部48、発射装置49等の各種の遊技機構成部材が設けられている。また、遊技機1の背面側の上方から右側にかけて、球タンク50、タンクレール51,52、屈曲樋71,72、球切れ検出スイッチ73,74、球払出装置75,球排出樋76が設けられている。
このような遊技機1では、発射ハンドル12の操作により、発射装置49から遊技領域16に遊技球を発射し、遊技領域16を流下する遊技球が、始動入賞口18や大入賞口19等の入賞口に入球すると、所定の数の賞球が球払出装置75により払い出されるようになっている。
図3に示されるように機構板30は、前面枠3に装着された遊技盤6の背面を覆うように設けられている。機構板30は、導電性を有する合成樹脂材料からなるベース板31の中央部に遊技盤6の表示装置17等が露出される四角形状に開口した開口部31aが設けられている。
この開口部31aの上方には、球タンク50とタンクレール51,52が取り付けられている。球タンク50内には、図示しない遊技場の島から補給される遊技球が一時貯留されるようになっている。この球タンク50の右側には、球タンク50に連通した2条のタンクレール51,52が連結されている。
タンクレール51,52のそれぞれ右端部には、2条の屈曲樋71,72が連通されている。屈曲樋71,72のそれぞれの途中部位には、屈曲樋71,72内を通過する遊技球の有無を検知する球切れ検出スイッチ73,74が設けられている。また、屈曲樋71,72の下方には、この屈曲樋71,72に連通した球払出装置75が設けられている。そして、球払出装置75の下方には、その球払出装置75から払い出された遊技球を上皿ユニット7に排出するための球排出樋76が設けられている。
このような屈曲樋71,72内を遊技球が通過しなくなる、つまり、タンクレール51,52のそれぞれから排出される遊技球が無くなると、球切れ検出スイッチ73,74によって球切れと検出された信号により、エラーが報知されるようになっている。この場合、球検出スイッチ73,74のいずれか一方が球切れ検出信号を出力しても、エラーが報知されるようになっている。
次に、上述した遊技機1が備える球タンク50およびタンクレール51,52について図4〜図9を用いて説明する。
図4に示されるように、球タンク50は上面が開口した箱形状を有しており、その内部の底板面50aは一端方向(図中右側方向)に向かって緩やかに下方に傾斜している。球タンク50は、機枠2に平行で機枠2から近い方の側壁50bと、同じく機枠2に平行で機枠2から遠い方の側壁50cが、底板面50aの両側から上方に向かって立設されている。また、球タンク50の底板面50aの左側(上流側)には後壁50d、右側(下流側)には前壁50eが同じく上方に向かって立設されている。
このような底板面50aには、側壁50bの下流側と前壁50eとで囲まれた三角形状の領域に形成された傾斜面50fが緩やかに繋がっており、この傾斜面50f上に貯留される遊技球はタンクレール51,52側に向かって誘出されるようになっている。
また、底板面50aのほぼ全面には、遊技機1の図示しないアース部と電気的に接続された図示しない金属製のシールド板が敷設されており、このシールド板上に貯留された遊技球が帯電してしまうことが防止できるようになっている。
図4に示されるように図中の左側(上流側)から右側(下流側)に向かって下傾した底板面50aのその下流側終端には、遊技球が多段多列の状態で右側方向の球誘出方向に向かって誘出されるように下傾するタンクレール51,52が連通して設けられている。
この場合、図示されるように、これら2条のタンクレール51,52が、球タンク50の前壁50eから右側方向に突出するように連結されている。これら球タンク50、タンクレール51,52は、透明または半透明の合成樹脂材料から一体的に成形されている。
これら2条のタンクレール51,52は、球タンク50の機枠2から遠い方の側壁50c寄り部位に並設されている。この場合、タンクレール51の側壁51aは球タンク50の前壁50eと一体的に連結されている。また、タンクレール52の側壁52aは、球タンク50の側壁50cと一体的に連結されている。このように、タンクレール51およびタンクレール52は、球タンク50の機枠2から遠い方の側壁50c寄り部位に設けられている。
これらタンクレール51,52は、球タンク50の底板面50aからおよそ遊技球1個分の深さで凹設された樋形状を有している。また、各タンクレール51,52の球誘出幅は、遊技球を球誘出方向(右側方向)に向かってほぼ1列に整列させる幅寸法に設定されており、タンクレール51内において遊技球を右側方向へと誘出する球誘出路51bが形成され、タンクレール52内において遊技球を同じく右側方向へと誘出する球誘出路52bが形成されている。各タンクレール51,52の下流側終端、つまり球誘出路51bと球誘出路52bの終端には、それぞれ球排出口51cと球排出口52cが形成されており、この球排出口51c,52cから排出された遊技球が上述した屈曲樋71,72内をそれぞれ流下すると共に、球切れ検出スイッチ73,74によってその通過が検出されるようになっている。
また、タンクレール51とタンクレール52の間は、仕切り壁53が形成されている。この場合、タンクレール51には、その上流端部位、つまり球タンク50の底板面50aに連通する部位に遊技球1個分より大きい深さを有した段差部51dが形成されている。
また、タンクレール52には、タンクレール51の上流端部位、つまり球タンク50の底板面50aに連通する部位から球タンク50の底板面50aの上流端位置にまで延設された遊技球1個分より大きい深さを有した段差部52dが形成されている。このタンクレール52の段差部52dには、遊技球の球誘出方向に対して交差する方向に湾曲した湾曲部52eが形成されており、この湾曲部52eによって段差部52dがより長く形成されている。
このようにタンクレール51に形成された段差部51dとタンクレール52に形成された段差部52dには、球タンク50の底板面50aに貯留された遊技球が落下するようになっており、その落下の際の遊技球の振動が、その落下した遊技球の上に重なっている上層の遊技球に伝わるようになっている。このような段差部51d,52dを設けることで、これら段差部51d,52dに遊技球が落下するときの遊技球の振動が、球タンク50の底板面50aに貯留されている遊技球が一箇所に上下に積み重なって団塊化した団塊部に伝わり、その団塊部を崩すことができるようになっている。これにより、このような遊技球の団塊部の発生が抑制されるので、タンクレール51,52のそれぞれの上流側に移動する経路中でこのような遊技球の団塊部が崩れないことにより、球整列手段54の上流側位置で球詰まりが生じてしまうことが防止されている。
尚、タンクレール51の底面には、長穴形状に開口した開口部51eがタンクレール51の球誘出路51bに沿って千鳥状に複数設けられている。これはタンクレール51内のゴミを流下させるためのもので、これによりタンクレール51内の遊技球をその第1球誘出路51bに沿ってスムーズに誘出させることができるようになっている。
同じく、タンクレール52の底面には、長穴形状に開口した開口部52fが、タンクレール52の球誘出路52bに沿って千鳥状に複数設けられている。これによりタンクレール52内のゴミが流下させられるので、タンクレール52内の遊技球をその球誘出路52bに沿ってスムーズに誘出させることができるようになっている。
そして、上述した各タンクレール51,52の途中部位には、図5および図6に示されるように本発明に係る球整列手段54が設けられている。この球整列手段54は、各タンクレール51,52によって球排出口51c,52cに向かって誘出される遊技球を1段1列に整列させた状態で通過させる機能を有している。この場合、球整列手段54は、タンクレール51用の第1球崩し部材55と、タンクレール52用の第1球崩し部材56と、各タンクレール51,52に共通の球均し部材57および第2球崩し部材58を備えている。
タンクレール51の球誘出路51bの上方に配置されている第1球崩し部材55は、図7(a)にも示されるように3つの重錘59,59,59が逆三角形の頂点位置になるように内装された球崩し部55aを備えている。この球崩し部55aは、その球崩し部55aの上方の筒部55bを中心として傾動自在になるようにタンクレール51の上方に取り付けられている。
また、タンクレール52の球誘出路52bの上方に配置されている第1球崩し部材56は、図7(a)にも示されるように同じく3つの重錘59,59,59が逆三角形の頂点位置になるように内装された球崩し部56aを備えている。この球崩し部56aは、その球崩し部56aの上方の筒部56bを中心として傾動自在になるようタンクレール52の上方に取り付けられている。
この場合、第1球崩し部材55の筒部55bと第1球崩し部材56の筒部56bは、タンクレール51の側壁51aの上方に設けられた軸固定部51fと、タンクレール52の側壁52aの上方に設けられた軸固定部52gとの間で図示しない軸心部材により共に軸支されており、球崩し部55aと球崩し部56aはそれぞれ独立してタンクレール51,52に沿って傾動可能となるように吊持されている(図8参照)。
球均し部材57は各タンクレール51,52に共通で設けられており、その下面57aが下方に反った円弧状の板形状を有している。この球均し部材57は、第1球崩し部材55,56の最下端位置よりも約遊技球1.5個分の下流側に設けられており、第1球崩し部材55,56の下流側の遊技球の積み重なりを1段に均すことが可能になっている。この場合、球均し部材57の下面57aの上流側端部57dとタンクレール51,52の底面との間の距離は遊技球1.5個以上2個未満に設定されている。また、下面57aとタンクレール51,52の底面との間の距離は下流側端部57bに向かうにしたがって徐々に遊技球1個分となるように設定されている。
図7(b)に示されるようにこの球均し部材57の下流側端部57bの両側には、ピン57c,57cが外側に向かって突出形成されており、このピン57c,57cが図6に示されるようなタンクレール51の側壁51aとタンクレール52の側壁52aの下流端にそれぞれ開口形成されたピン孔63,63にそれぞれ回動自在に軸支されている。
また、球均し部材57の上流側端部57dの両側には、ピン57e,57eが外側に向かって突出形成されており、このピン57e,57eが図6に示されるようにタンクレール51の側壁51aとタンクレール52の側壁52aにそれぞれ形成された長孔形状を有するガイド孔60,60に遊挿されている。したがって、下流側端部57bのピン57cを中心にして上流側端部57dのピン57eがガイド孔60,60に沿って上下に移動可能になっているのに伴って、球均し部材57の下面57aの上流側が上下に移動可能になっている(図8参照)。
このような球均し部材57には第2球崩し部材58が取り付けられている。第2球崩し部材58は、図7(c)に示されるように2つの重錘59,59が内装された球崩し部58aを備えている。この球崩し部58aは、図5および図6にも示されるようにその球崩し部58aの上方の筒部58bを中心としてタンクレール51,52に沿って傾動自在となるように球均し部材57に取り付けられている。
この場合、図示されるように、第2球崩し部材58の筒部58bは、球均し部材57の一方の側端から立設された固定板57fに設けられた軸固定部57jに図示しない軸心部材により軸支されており、軸固定部57jに傾動可能に吊持されている。固定板57fは球均し部材57の上流から下流にかけて設けられており、軸固定部57jはその固定板57fの上流側に設けられている。
また、第2球崩し部材58の球崩し部58bは、球均し部材57の上流側に開口形成された開口部57kから球均し部材57の下面57aより下方に突出するように設けられており、球均し部材57の下側のタンクレール51,52上の遊技球に当接することが可能になっている(図8および図9参照)。
第1球崩し部材55,56は、下流側に所定角度傾動した場合には、球均し部材57と接触する構成となっており、接触すると球均し部材57が上下にガイド孔60の長さ分移動可能となっている。この場合、球均し部材57は、第1球崩し部材55,56と第2球崩し部材58との当接(接触)を防ぐように、第2球崩し部材58の上流側(第1球崩し部材55,56側)を覆うように壁部57mが上流側端部57dから上方に向かって延設されている。したがって、第1球崩し部材55,56が遊技球に押圧されて第2球崩し部材58に当接してしまうことにより、第2球崩し部材58も一緒に傾動して球崩しができなくなってしまう不具合が防止されている。
図8に示されるように、第2球崩し部材58は、通常の状態(遊技球に押圧されていない状態)では、仕切り壁53の上端に当接して、その第2球崩し部材58の重心位置(筒部58bで回動固定した状態で規制されることなく静止する位置)よりも下流側方向に傾動した位置で静止しており、球均し部材57が上方向に移動した場合には、やや上流側方向に第2球崩し部材58が傾動して球均し部材57に当接することにより、それ以上の傾動が規制されるように構成されている。
これにより、第1球崩し部材55,56が球均し部材57の壁部57mに当接して球均し部材57を上方向に移動させた場合や、遊技球が球均し部材57を押圧して上方向に移動させた場合に、第2球崩し部材58が更に下方(上流側方向)に傾動して遊技球の球崩し効果を高める構成になっている。
また、このように第2球崩し部材58を重心位置の状態、つまり鉛直方向に真っ直ぐ立てた状態よりも下流側に傾動させた状態で静止するように構成することで、より遊技球が流下する方向に対抗する方向に力をかけ易くすることが可能になり、球崩しの効果が高められている。
尚、球均し部材57の下流側の上面には、各タンクレール51,52に共通の球止部材61が設けられている。この球止部材61は、球払出装置75等に故障が発生して修理を行う必要が生じた場合に、球止部材61の球止片61a,61bをタンクレール51,52の球誘出路51b,52bに突入して、遊技球の誘出を阻止するのに用いられる。
図7(d)にも示されるように球止部材61は、その先端の両側部に爪形状を有して下方に突出した球止片61aと球止片61bが一体的に設けられている。また、球止部材61の後端には筒部61cが設けられている。この場合、球止部材61の筒部61cは、図7(b)に示されるような球均し部材57の一方の側端から立設された固定板57fに設けられた軸心部材57iに回動自在に軸支されると共に、この軸心部材57iに装着されたコイルバネ62によって、固定板57fとは反対の側に向かって付勢されている。また、固定板57fには、球止部材61が不用意に回動してしまうのを防止するための回動防止ピン57gが設けられている。尚、上述した球止部材61の球止片61bには、回動操作用の摘み片61dが一体的に設けられている。
このような球止部材61の球止片61a,61bを、球均し部材57に開口形成された挿入孔57h,57hに挿入することで、各タンクレール51,52の球誘出路51b,52b内に球止片61a,61bが突入されるようになっている。この場合、球止部材61の摘み片61dを操作して、コイルバネ62の付勢に反して球止部材61を固定板57f側に移動させて、球均し部材57の挿入孔57h,57h上に球止部材61の球止片61a,61bを配置させる。その後、摘み片61dを操作して球止部材61を筒部61cを中心に下方に回動させて球止片61a,61bが挿入孔57h,57hに挿入されると、球誘出路51b,52b内に球止片61a,61bが上方から突入させられ、遊技球の球止めがなされる。
また、図10に示されるような保護部材65が、第1球崩し部材55,56と第2球崩し部材58の上部を覆うように追加して設けられていると良い。この保護部材65は、第1球崩し部材55,56が下流側に所定角度(最大角度)まで傾動した場合に保護部材65と接触して、それ以上の傾動が規制されるように構成されている。また、第2球崩し部材58が下流側に所定角度(最大角度)まで傾動した場合にも、保護部材65と接触してそれ以上の傾動が規制されるように構成されている。
更に、保護部材65は、遊技機1が遊技店の島設備に取り付けられた際に、島設備、遊技機の配線や部材等が第1球崩し部材55,56および第2球崩し部材58に接触してそれらの傾動を妨げる等の不具合が発生するのを防止している。この場合、保護部材65の一側端から下方に延設された取付部65aは、タンクレール51の軸固定部51fに挿入されて取付固定されている。また、この取付部65aには、球崩し部材55,56の筒部55b,56bに共に挿通される軸心部材65bが一体的に設けられている。
この場合、図10に示されるようにタンクレール51とタンクレール52を区画するように立設された仕切り壁53は、第1球崩し部材55,56が下流側に最大角度に傾動した際にも、そのときの第1球崩し部材55,56の最下端位置(第1球崩し部材55,56が最大傾動して保護部材65と当接した際の一番低い位置)よりも高く形成されており、遊技球が仕切り壁53と第1球崩し部材55,56との間で挟まって詰まる不具合が防止されている。
次に、上述した球整列手段54によって遊技球を整列させる際の動作について説明する。図9(a)に示されるように、タンクレール51の上流側には、遊技球200が多段多列の状態で図中右側方向に誘出されている。タンクレール51用の第1球崩し部材55の下方位置に至った遊技球200は、第1球崩し部材55の球崩し部55aの下面によって上方から押圧されるので、多段多列の状態から崩されて例えば2段1列の状態に整列させられる。
その後、球均し部材57の下方位置に至った遊技球200は、第2球崩し部材58の球崩し部58aの下面によって上方から押圧されると共に、球均し部材57の上流側端部57dによるガイド孔60に沿った下方への移動、つまり球均し部材57の下面57aの下流側端部57bを中心とした下方への移動によって上方から押圧されて均されるので、タンクレール51の第1球排出口51cに至るまでに1段1列に整列させられることになる。
また、図9(b)に示されるように、タンクレール52用の第1球崩し部材56の下方位置に至った遊技球200は、第1球崩し部材56の第2球崩し部56aの下面によって上方から押圧されるので、多段多列の状態から崩されて例えば2段1列の状態に整列させられる。
その後、球均し部材57の下方位置に至った遊技球200は、第2球崩し部材58の球崩し部58aの下面によって上方から押圧されると共に、球均し部材57の上流側端部57dによるガイド孔60に沿った下方への移動、つまり球均し部材57の下面57aの下流側端部57bを中心とした下方への移動によって上方から押圧されて均されるので、タンクレール52の第1球排出口52cに至るまでに1段1列に整列させられることになる。
このように球均し部材57には、その上流側に形成された開口部57kから下側に突出して球均し部材57の下側の遊技球200を崩すように重錘59が内装された第2球崩し部材58が、球均し部材57の上流側の上方にその上端(筒部)58bが軸支されてタンクレール51,52に沿って傾動可能に吊持されているので、球均し部材57の下側を流れる遊技球200にこの第2球崩し部材58が当接して遊技球200を一段に崩し易い上に、球均し部材57の上下の振動(移動)により第2球崩し部材58が振動(傾動)する機会が増すことにより、更に遊技球200を一段に崩す作用を有する構成になっている。
したがって、例えば、第2球崩し部材58が遊技球200に押されて上がり切って(傾動し切って)しまった場合でも、球均し部材57は上下に振動(移動)可能であるので、下側の遊技球200に下面57aを当接させて球崩しが可能になっている。また、逆に、球均し部材57が上がり切ってしまい遊技球200が球均し部材57の下側で詰まりそうになった場合でも、第2球崩し部材58が球均し部材57の開口部57kを介して下側の遊技球200に当接することから遊技球200が詰まりにくくなっている。
このように第1球崩し部材55,56の動作、球均し部材57の動作および第2球崩し部材58の動作が連動する構成になっているので、第1球崩し部材55,56の下流の遊技球200を効率良く1段に均すことが可能になっている。これにより従来技術で説明したような球崩し部材と球均し部材間に球詰まりが発生してしまうことが抑制されている。したがって、タンクレール51,52内において遊技球200の球詰まりが発生し、タンクレール51,52から排出される遊技球200が途絶えてしまうことにより、まだ球タンク50内に遊技球200が貯留されているにも拘わらず、早々にエラーが報知されてしまうという不具合を防止することが可能になる。
また、上述したように第1球崩し部材55,56がタンクレール51,52にそれぞれ設けられると共に、球均し部材57および第2球崩し部材がタンクレール51,52共通に設けられているので、これら第1球崩し部材55,56と、球均し部材57および第2球崩し部材58との連動が不規則に動作されられるので、遊技球200を1段に整列させる効果を高くすることができる。
このように本発明は、機枠の背面に設けられる球タンクの底面に、遊技球が多段の状態で球誘出方向に向かって誘出されるように下傾する上面が開口した樋形状を有するタンクレールが連通して設けられると共に、前記タンクレール内の遊技球を多段の状態から崩すように重錘が内装された第1球崩し部材は、前記タンクレールの側壁にその上端が軸支されて該タンクレールに沿って傾動可能に吊持されて設けられ、前記第1球崩し部材の下流側のタンクレール内に配置され、前記第1球崩し部材によって多段の状態から崩された遊技球を下面にて一段に均すように下側に反った円弧形状を有する板状の球均し部材は、その下流側端部が前記タンクレールの側壁に軸支されると共に、その上流側端部が前記タンクレールの側壁に形成された長孔状のガイド孔に遊挿されて上下に移動可能に設けられ、前記球均し部材の上流側に形成された開口部から前記下面より下方に突出して前記球均し部材の下側の遊技球を崩すように重錘が内装された第2球崩し部材は、前記球均し部材の上流側にその上端が軸支されて前記タンクレールに沿って傾動可能に吊持されて設けられていることを特徴とする遊技機である。
次に、上述した遊技機1の電気制御について図11を用いて説明する。図示されるように、主制御基板42は、CPU42a、ROM42b、RAM42cおよび複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータ84と、このマイクロコンピュータ84と結ばれた入出力回路42d,42eとから構成されている。入出力回路42dには表示装置17、ランプ制御基板44、音声制御基板43が接続されており、入出力回路42eには払出制御基板45、フォト分配基板85、中継基板86が接続されており、主制御基板42により遊技に関わるこれらの基板の制御が行われる。
主制御基板42のCPU42aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たり乱数等も生成し、また各基板に制御コマンドを出力可能に構成されている。またRAM42cは、始動入賞口センサ101等で検出された保留球数等の記憶領域、CPU42aで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPU42aの作業領域等を備えている。またROM42bには、遊技上の制御プログラムや、制御データが書き込まれている他、大当たりの数値等が書き込まれている。
表示制御基板41は、CPU41a、ROM41b、RAM41cを備えたマイクロコンピュータ87、このマイクロコンピュータ87に結ばれる入力回路41d、マイクロコンピュータ87と特別図柄表示装置88、普通図柄表示装置89とを結ぶ出力回路41eから構成される。この表示制御基板41は、主制御基板42から出力される制御信号に基づき、特別図柄表示装置88と普通図柄表示装置89の表示部の可変制御を行う。
表示制御基板41のCPU41aは、内部に制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行うようになっている。表示制御基板41のRAM41cは、各種データの記憶領域とCPU41aによる作業領域等を有している。表示制御基板41のROM41bは、表示制御のための不変の情報、すなわち各種のプログラムや画像データ、定数等が記憶されている。
ランプ制御基板44は、遊技機1の装飾ランプ22等の発光を制御する。また、主制御基板42の入出力回路42dには、その他ソレノイド類90が接続されており、入出力回路42aから出力される制御信号に基づきその他ソレノイド類90の動作が制御される。
音声制御基板43は、主制御基板42の入出力回路42dと接続されて、入出力回路42dから出力される制御信号に基づきスピーカ10から発せられる音声を制御する。
払出制御基板45は、主制御基板42の入出力回路42eと接続され、入出力回路42eから出力される制御コマンドを受信して、球貸モータ91と球貸センサ92からなる貸球払出装置93、カードユニット94、発射モータ95とタッチスイッチ96からなる発射装置49に接続された発射制御基板46、賞球モータ97、賞球センサ98および賞球センサ99からなる賞球払出装置100を制御する。尚、これら貸球払出装置93および賞球払出装置100が上述した球払出装置75に相当する。
中継基板86は、上述した球切れ検出スイッチ73,74、始動入賞口センサ101、その他センサ、スイッチ類102、大入賞口センサ103、大入賞口開閉扉ソレノイド104から受信した検出信号を主制御基板42に送信する際や、主制御基板42からの大入賞口開閉扉ソレノイド104の制御信号を受信する際の中継を行う。したがって、上述した屈曲樋71,72のそれぞれの途中部位に設けられると共に、それら屈曲樋71,72内のそれぞれの遊技球の通過を検出する球切れ検出スイッチ73,74によって、球切れが検出された場合は、その検出信号が中継基板86を介して主制御基板42に受信される。そして、主制御基板42により、例えば音声制御基板43を介してスピーカ10が動作されて、音声によりエラーが報知されるようになっている。
以上本発明に係る遊技機の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。例えば、第1球崩し部材55,56、球均し部材57、第2球崩し58の形状や大きさについては、上述した実施の形態には限定されず、種々なる形状や大きさを採用することができる。
1 遊技機
2 機枠
50 球タンク
50a 底板面
51,52 タンクレール
51a,52a 側壁
51c,52c 球排出口
51f,51g 軸固定部
52 タンクレール
54 球整列手段
55,56 第1球崩し部材
55a,56a 球崩し部
55b,56b 筒部
57 球均し部材
57a 下面
57b 下流側端部
57d 上流側端部
57k 開口部
57m 壁部
58 第2球崩し部材
58a 球崩し部
58b 筒部
59 重錘
60 ガイド孔
61 球止部材
65 保護部材

Claims (7)

  1. 機枠の背面に設けられる球タンクの底面に、遊技球が多段の状態で球誘出方向に向かって誘出されるように下傾する上面が開口した樋形状を有するタンクレールが連通して設けられると共に、前記タンクレール内の遊技球を多段の状態から崩すように構成された第1球崩し部材は、前記タンクレールに沿って傾動可能に設けられ、
    前記第1球崩し部材の下流側のタンクレール内に配置され、前記第1球崩し部材によって多段の状態から崩された遊技球を下面にて一段に均すように下側に反った円弧形状を有する板状の球均し部材は、前記タンクレールに対して上下移動可能に設けられ、
    前記球均し部材の上流側に形成された開口部から前記下面より下方に突出して該球均し部材の下側の遊技球を崩すように構成された第2球崩し部材は前記タンクレールに沿って傾動可能に前記球均し部材に設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記タンクレールが複数条設けられており、前記第1球崩し部材は、該各タンクレールそれぞれ設けられると共に、前記球均し部材および前記第2球崩し部材は該各タンクレール共通に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1球崩し部材が傾動した場合には、前記第2球崩し部材と接触しないように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記第1球崩し部材は、傾動した場合に前記第2球崩し部材と当接する位置に配置されると共に、前記第1球崩し部材と前記第2球崩し部材の間には、前記第1球崩し部材と前記第2球崩し部材の直接の接触を妨げるように前記球均し部材の一部が前記第1球崩し部材と当接するように配置されており、前記球均し部材は、前記第1球崩し部材と当接した場合に上下に移動することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記複数条のタンクレールは、前記各タンクレールを区画する仕切り壁を介して隣合わせで形成されており、前記仕切り壁の高さは、前記第1球崩し部材が最大傾動した場合においても該第1球崩し部材の下端位置と該仕切り壁との間が遊技球1個未満となるように形成されていると共に、前記第2球崩し部材が最大傾動した場合においても該第2球崩し部材の下端位置と該仕切り壁との間が遊技球1個未満となるように形成されていることを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 前記第2球崩し部材は、前記球均し部材に常時は静止するように固定されていると共に、前記球均し部材が上方向に移動した場合には、遊技球が前記タンクレールを流下する方向と逆方向に傾動するように固定されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記第1球崩し部材と前記第2球崩し部材の上部には、該第1球崩し部材と該第2球崩し部材を保護する保護部材が備えられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の遊技機。
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