JP3755994B2 - ゲーム機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームセンター等に設置されるゲーム機に関するものである。
【従来の技術】
従来、ゲーム機本体の上方から転がり落ちるボールをプレーヤの操作に基づき左右方向へ移動するボール受け部(入賞口)により下方でキャッチするゲーム機が知られている。
このゲーム機にはピン等からなる複数の障害物が盤面上に散在支持されている。盤面上方から転がってくるボールが障害物と接触することによりその落下する方向が変わる。プレーヤは盤面下方域で左右方向に移動可能なボール受け部をハンドル操作で左右に任意に移動させ、最終的に落下するであろう位置にボール受け部を移動させる。すなわち、このゲーム機では、複数の障害物に接触して方向を変えながら転動落下してくるボールをボール受け部でキャッチできるかによって得点が変化する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のゲーム機においては、次のような問題があった。
・ボールの動きが盤面の上方から下方に向かっての自由落下であり、ボールの動きが単調であるため、ゲーム自体の面白みに欠けるという問題があった。
・転動落下するボールの移動方向が予測できるため、慣れてしまうとボールの最終落下位置を容易に予測できてゲーム内容に飽きてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するためになされたものであって、その目的は、遊技体の動きを活性化させるとともに、その移動方向をプレーヤ自身がコントロール可能なゲーム機を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では遊技エリアの下部に移動可能に設けられ、エア供給手段から供給されるエアを前記遊技エリア内に吹き出すエア吹出ノズルと、前記エア吹出ノズルから吹き出されるエアの風力により遊技エリア内で浮遊可能な遊技体と、前記遊技エリアの上部に設けられ、前記遊技エリア内で浮遊する遊技体を受け取り可能な受取手段と、プレーヤにより操作され、前記遊技エリア内にて前記エア吹出ノズルの位置を左右方向へと変更させる第1の操作手段と、前記エア吹出ノズルから吹き出されるエアの風力を調整する際に操作される第2の操作手段とを備えたことをその要旨とする。
【0004】
従って、請求項1に記載の発明によれば、エア供給手段から供給されたエアはエア吹出ノズルから遊技エリア上方に向かって吹き出される。プレーヤは第1の操作手段を操作してエア吹出ノズルの位置を遊技体と対向する位置に移動させる。これにより遊技体はエアの風力により遊技エリア上方に浮遊する。さらに、プレーヤは第2の操作手段を操作してエアの風力を調整し、遊技体の高さ位置を調整する。プレーヤは第1の操作手段と第2の操作手段とを操作して遊技体の水平方向、垂直方向の浮遊位置を調整し、受取手段まで遊技体を移動させる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のゲーム機において、前記遊技エリア内には、前記遊技体と接触することで遊技体の移動を妨げる複数の障害物が配置されていることをその要旨とする。
従って、請求項2に記載によれば、プレーヤは遊技体が障害物に接触しないように第1の操作手段及び第2の操作手段を操作して遊技体の浮遊位置を調整しながら受取手段を目指す。
【0005】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載のゲーム機において、前記受取手段は移動手段によってゲーム中遊技エリア内を移動することをその要旨とする。
従って、請求項3に記載の発明によれば、受取手段はゲーム中に遊技エリア内を移動するため、遊技体も受取手段の動きに合わせて移動させなければならないため、受取手段が静止している場合よりも遊技体の受取動作が困難となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のゲーム機において、前記受取手段により遊技体が受け取られた際に、景品を払い出す景品払出手段が設けられていることをその要旨とする。
従って請求項4に記載の発明によれば、受取手段に遊技体が受け取られた際には、景品払い出し手段により景品が払い出される。すなわち、ゲーム目的を達成した場合には景品が払い出される
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、筐体11の前面には盤面12が略垂直状態で設けられている。盤面12の前面には所定間隔を設けて透明アクリル板13が設けられている。本実施の形態では、前記盤面12と透明アクリル板13との間に遊技エリアEが設けられている。筐体11の上部前面には景品展示室14a〜14cが3室設けられている。各景品展示室14には異なる景品Ka〜Kcがそれぞれ収容展示されている。図2及び図3に示すように、筐体11の後部内には前記各景品展示室14と対応する景品収容室15a〜15cが3室設けられ、各景品収容室15a〜15cには前記景品展示室14に展示されている景品Ka〜Kcと同景品Ka〜Kcを収容したカプセル16がそれぞれ複数個ずつ収容されている。各景品収容室15a〜15cの下端部にはそれぞれストッパ17が設けられ、各ストッパ17はアクチュエータ17aの駆動により図2の実線にて示す閉位置と図2の二点鎖線にて示す開位置との2位置に切り換わるようになっている。各アクチュエータ17aの駆動切換はコントローラCにより制御される。本実施の形態では、ストッパ17、アクチュエータ17a、コントローラCにより景品払出手段を構成している。
【0007】
前記筐体11の前面下部には景品取出口18が開口形成され、同景品取出口18と前記各景品収容室15a〜15cとは景品払出通路19を介して連通されている。従って、前記いずれか1つのストッパ17の位置が閉位置から開位置に切り換わった際には、その景品収容室15a〜15c内の最下段のカプセル16が景払出通路19を経て景品取出口18まで搬送されるようになっている。
前記筐体11の前面中央部には操作パネル20が設けられている。同操作パネル20には第1の操作手段としてのレバー21が装着され、同レバー21は左右方向に傾動可能とされている。レバー21の上端面には第2の操作手段としての風力調整ボタン22が設けられている。操作パネル20下方における筐体11前面にはスタートボタン23が設けられている。
【0008】
前記遊技エリアEの下部には、図1及び図4において左右方向に延びるネット25が張設され、同ネット25上には遊技体としてのボールBが載置されている。本実施の形態ではボールBとしてピンポン玉を使用している。前記盤面12には障害物としてのピン26が複数本が散在支持されている。また、前記盤面12上には垂直方向に延びる2枚の仕切板24が所定間隔を設けて支持されている。この仕切板24により前記遊技エリアEは難易度エリアe1、難易度エリアe2、難易度エリアe3の3つの難易度エリアe1〜e3に区画(遊技エリアの区画数は3未満又は4以上としてもよい)されている。本実施の形態では、各難易度エリアe1〜e3毎に前記ピン26の支持本数及び配置パターンが異なっており、難易度エリアe1、難易度エリアe2、難易度エリアe3の順番でピン26の支持本数が多いとともに、隣接するピン26の支持間隔が狭くなっている。
【0009】
図1及び図4において前記遊技エリアEの右部にはゴール箱28が配置されている。このゴール箱28の上面は開口され、その内部にはボール検出スイッチ(図示せず)が設けられている。前記コントローラCはゴール箱27にボールBが落下したと判別した際には前記3つのストッパ17の内、1つのストッパ17を閉位置から開位置にに切り換え、景品Ka〜Kcの払い出しを行う。コントローラCは払い出す景品Ka〜Kcを所定条件に基づいて決定する。後にコントローラCが景品Ka〜Kcを払い出す際の所定条件について説明する。
【0010】
図2及び図4に示すように、遊技エリアEの上部には断面L字状のガイドプレート28が支持され、同ガイドプレート28の支持面28aには左右方向に延びる長孔29が形成されている。ガイドプレート28には受取手段としてのキャッチャー30が左右方向に移動可能に支持されている。前記キャッチャー30を構成するケーシング31内にはキャッチャー移動用モータ32及びアーム開閉用モータ33が設けられている。キャッチャー移動用モータ32の回転軸32aは前記ガイドプレート28の長孔29に挿通されている。
前記回転軸32aの先端には、ローラ34が支持され、同ローラ34の外周面は前記ガイドプレート28の支持面28aに接触している。従って、キャッチャー移動用モータ32が回転するとローラ34が回転し、同ローラ34がガイドプレート28の支持面28a上を回転走行する。すなわち、キャッチャー移動用モータ32の駆動に伴いキャッチャー30が長孔29に沿って左右方向へ移動する。前記ガイドプレート28の左右両端部にはリミットスイッチ(図示せず)が設けられている。このリミットスイッチにキャッチャー30が接触することによりキャッチャー30の移動方向が切り替わるようになっている。
【0011】
また、前記ケーシング31には左右一対のアーム35が回動可能にされている。両アーム35の開閉動作は前記アーム開閉用モータ33の駆動に連動して開閉するようになっている。モータ33とアーム35との間はカム機構(図示せず)を介して連結されており、両アーム35は一定間隔で開閉動作を行うようになっている。前記ケーシング31の下部にはマイクロスイッチ(図示せず)が装着され、同マイクロスイッチがオンした際にはアーム開閉用モータ33の駆動が停止され、アーム35の位置が閉位置に保持されるようになっている。
前記コントローラCはキャッチャー30のマイクロスイッチがオンし、アーム35が閉位置となった際のキャッチャー30の位置に基づいて払い出す景品Ka〜Kcを決定するようになっている。すなわち、コントローラCはキャッチャー30がボールBを受け取った際の難易度エリアe1〜e3に基づいて払い出す景品Ka〜Kcを決定する。
【0012】
これを詳述すると、例えば、キャッチャー30が難易度エリアe1でボールBの受け取りを行ったとする。そして、キャッチャー30がゴール箱27内にボールBを落下させた場合には、コントローラCは景品収容室15aに対応するストッパ17を開位置に切り換え、景品Kaの払い出しを行うようになっている。また、キャッチャー30が難易度エリアe2でボールBの受け取りを行い、キャッチャー30がゴール箱27内にボールBを落下させた場合には、コントローラCは景品収容室15bに対応するストッパ17を開位置に切り換え、景品Kbの払い出しを行うようになっている。すなわち、難易度エリアe1と景品Kaとが対応し、難易度エリアe2と景品Kbとが対応し、難易度エリアe3と景品Kcとが対応している。
【0013】
図1及び図2に示すように、前記ネット25の下方にはエア吹出ノズル36が左右方向に移動可能に設けられている。同エア吹出ノズル36は遊技エリアE上方に向かって開口形成され、移動体37に連結固定されている。移動体37は左右方向に延びるシャフト38に挿通支持されている。同シャフト38はノズル移動用モータ39に連結され、同モータ39の駆動に連動して回転する。前記モータ39は正逆回転可能であり、移動体37はモータ39の駆動に伴いシャフト38に沿って左右方向に移動する。
前記モータ39は前記レバー21の傾動操作に伴い駆動するようになっている。すなわち、図1においてレバー21を左側に傾動させた際には、ノズル移動用モータ39が正回転して移動体37が左方向に移動するようになっている。また、レバー21を右方向に傾動させた際には、ノズル移動用モータ39が逆回転して移動体37が右方向に移動するようになっている。また、レバー21を中立状態に保持している際にはノズル移動用モータ39が停止し、移動体37もその移動を停止するようになっている。
【0014】
前記筐体11内にはエア供給手段としてのエアコンプレッサ40が配置されている。同エアコンプレッサ40と前記移動体37との間はホース41により連結され、エアコンプレッサ40から排出されるエアがホース41から移動体37を通過して前記エア吹出ノズル36から遊技エリアE上方に向かって吹き出されるようになっている。前記エアコンプレッサ40から排出されるエアの風力は可変する。
前記レバー21の上部に設けられた風力調整ボタン22をオン(押す)する時間に応じてその風力が徐々に増加するようになっている。すなわち、風力調整ボタン22をオンしている時間が長いほどエア吹出ノズル36から吹き出されるエアの風力が強くなる(但し、風力の強さには上限があり、その上限に達すると、風力調整ボタン22がオン状態であってもそれ以上風力は強くならない)。また、風力調整ボタン22のオン状態から風力調整ボタン22をオフ状態(離す)にするとエア吹出ノズル36から吹き出されるエアの風力は風力調整ボタン22をオフとしている間だけ徐々に弱くなる(但し、風力の強さには下限があり、その下限に達すると、風力調整ボタン22がオフ状態であってもそれ以上風力は弱まらない)。
【0015】
次に上記のように構成されたゲーム機の遊技内容について説明する。
まず、プレーヤはゲームを行う際にスタートボタン23を押す。スタートボタン23が押されるとエアコンプレッサ40が駆動され、エア吹出ノズル36からエアが吹き出される。次にプレーヤはエア吹出ノズル36がネット25上のボールBと対向するようにレバー21を左右いずれかに傾動させ、エア吹出ノズル36を移動させる。エア吹出ノズル36がボールBと対向する位置に到達すると、エア吹出ノズル36から吹き出されるエアの風力によりボールBがネット25から浮上する。プレーヤはボールBが浮上したら風力調整ボタン22を押してノズル36から吹き出されるエアの風力を増加させる。エアの風力が増加することによりボールBがさらに上昇する。
【0016】
さらなるボールBの上昇に伴い、ボールBがピン26と接触しそうなる。プレーヤはボールBがピン26と接触しないようにレバー21を左右いずれかに傾動させて、エア吹出ノズル36を左右に移動させる。すなわち、ボールBを左右に移動させる。ここで、ピン26にボールBが接触してしまいボールBが左右に移動不能となった際には、風力調整ボタン22を押すのを止め、エアの風力を弱める。エアの風力が弱まることにより、ボールBの浮き位置は下降し、ボールBとピン26との接触が解除され、ボールBの左右への移動が許容される。
すなわち、プレーヤはレバー21及び風力調整ボタン22を操作してボールBがピン26にぶつからないようにボールBの浮き位置を上手にコントロールする。そして、ボールBが最上部のピン26を上手く通り抜けたら、プレーヤはキャッチャー30がボールBと対向する位置に移動してくるまで、風力調整ボタン22を上手く操作してボールBをその位置に保持しておく。
【0017】
キャッチャー30がボールBと対向する位置まで移動してきたら、プレーヤはキャッチャー30のアーム35の開閉タイミングを見計らって風力調整ボタン22を今以上に押し続け、エアの風力を強くする。すなわち、プレーヤはキャッチャー30がボールBと対向する位置まで移動し、かつ、キャッチャー30のアーム35が開位置となった際にエア吹出ノズル36から吹き出されるエアの風力を強くしてボールBをさらに上昇させ、ボールBをキャッチャー30のアーム35間に入り込ませる。
キャッチャー30のアーム35間に上手くボールBが入り込み、ケーシング31の下部に設けられたマイクロスイッチがオンしてアーム35が閉位置に保持され、ボールBはアーム35により把持される。アーム35によりボールBが把持されると、キャッチャー30はゴール箱27方向に強制移動される。強制移動されたキャッチャー30はゴール箱27と対向する位置まで移動するとリミットスイッチとの接触によりその移動を停止する。次にキャッチャー30はアーム35を開位置とし、把持していたボールBをゴール箱27内に落下させる。
ボールBがゴール箱27内に落下すると、ゴール箱27内のボール検出スイッチがオンする。コントローラCはボール検出スイッチがオンすると、キャッチャー30によりボールBがキャッチ(受け取られた)されたエリアe1〜e3に対応する景品展示室14a〜14cの景品Ka〜Kcを払い出す。すなわち、コントローラCはボールBがキャッチされたエリアe1〜e3に対応する景品収容室15a〜15cのストッパ17を開位置とし、その景品収容室15a〜15c内のカプセル16を払い出す。なお、ゴール箱27内に落下したボールBはゴール箱27の下部側面に形成された排出孔(図示せず)からネット25上に排出されるようになっている。
本実施形態のゲーム機では、所定時間内に景品Ka〜Kcを獲得又は所定時間経過した時点でゲーム終了となる。もちろん、所定時間内であれば、複数の景品Ka〜Kcを獲得するように具体化してもよい。
【0018】
本実施形態では、上記のようにゲーム機を構成したことにより、次のような効果を得ることができる。
・本実施の形態では、プレーヤによりボールBの移動方向を任意に変更することができるので、ゲームとしての面白みを向上させることができる。
・本実施の形態では、ボールを自由落下させて、キャッチャーにより受け取る従来のゲーム機とは異なり、ボールBをエアの風力で浮遊させ、遊技エリアE上部に配置されたキャッチャー30によりその浮遊したボールBを受け取らせるようにした。これにより、ボールBの動きに意外性を付与することができ、ゲームとしての面白みをさらに向上することができる。
・本実施の形態では、ゲームをクリアした場合(ボールBをキャッチャー30に受け取らせることができた場合)には、景品Ka〜Kcが払い出されるようにしたことにより、プレーヤの射幸心をあおることができ、ゲームとしての面白みを一層向上することができる。
・本実施の形態では、盤面(遊技エリアE)12にボールBと接触してボールBの移動を妨げるピン26を複数本散在支持した。これにより、プレーヤは容易にボールBを遊技エリアE上方に移動させることができず、ゲーム性の難易度が向上され、ひいてはゲームの面白みをより一層向上することができる。
・本実施の形態では、遊技エリアEを複数難易度エリアe1〜e3に区画したとともに、各難易度エリアe1〜e3毎にピン26の本数や支持間隔を変更し、ボールBの通過する難易度を調整した。また、本実施の形態では、エリアEの数と対応する種類の景品Ka〜Kcを用意した。そして、キャッチャー30がボールBを受け取った際のエリアe1〜e3毎で払い出す景品Ka〜Kcが異なるようにした。これにより、プレーヤは自分の欲しい景品Ka〜Kcに対応する難易度エリアe1〜e3を選択してゲームを行うことができことから、さらにプレーヤの射幸心をあおることができ、ひいてはゲームの面白みをさらに一層向上することができる。
・本実施の形態では、ボールBを受け取るキャッチャー30も盤面12に対して左右に移動するようにした。これにより、上手くボールBが遊技エリアE上部まで到達してもキャッチャー30がボールBと対向する位置に存在しない際には、キャッチャー30がボールBと対向する位置に到達するまでボールBを浮遊待機させておく必要がある。つまり、キャッチャー30を強制移動させ、同キャッチャー30の位置を不定位置としたことにより、キャッチャー30の位置を固定した場合よりもボールBをキャッチャー30に受け取らせることが難しくなる。これにより、ゲームの難易度が向上し、ゲームとしての面白みを一層向上することができる。
【0019】
なお、上記実施形態を、次のように具体化して実施してもよい。
・上記実施形態では、遊技体としてボール(ピンポン玉)Bを使用したが、遊技体として人形や半球体等を使用して具体化してもよい。例えば、遊技体を人形とした場合には、ボールBと比べて凹凸部が多いことから、障害物としてのピン26に引っかかりやすく、難易度が向上され面白みが増す。また、人形が空中を飛んでいるように見えることから、視覚的にも楽しむことができる。
・上記実施形態では、受取手段としてのキャッチャー30の位置を移動可能としたが、キャッチャー30の位置は固定として具体化してもよい。
・上記実施形態では、盤面12上に障害物としてのピン26を散在支持したが、このピン26を省略して具体化してもよい。
・上記実施形態では、景品Ka〜Kcを3種類用意し、キャッチャー30がボールBを受け取ったエリアe1〜e3位置で払い出される景品Ka〜Kcが異なるように構成した。これに対し、遊技エリアEを区画せずに払い出す景品を1種類として具体化してもよい。また、景品の払い出し機構を省略して具体化してもよい。
・上記実施形態では、エア供給手段としてエアコンプレッサ40を使用して具体化したが、エア供給手段として羽根車又はロータの回転運動によってエアを送風するブロワ(送風機)に代えて具体化してもよい。
・上記実施形態では、景品展示室14a〜14cに展示された景品Ka〜Kcと難易度エリアe1〜e3とを対応させ、キャッチャー30がボールBを受け取ったエリアe1〜e3と対応する景品Ka〜Kcが払い出されるように構成した。これに対し、払い出し可能な景品Ka〜Kcを展示せず、キャッチャー30が上手くボール30を受け取った場合でも、払い出す景品の種類を不定として具体化してもよい。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、プレーヤにより遊技体の移動方向を任意に変更することができるので、ゲームとしての面白みを向上させることができる。また、遊技体をエアの風力で浮遊させ、遊技エリア上部に配置された受取手段によりその浮遊した遊技体を受け取らせるようにしたことにより、遊技体の動きに意外性を付与することができ、ゲームとしての面白みをさらに向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、盤面(遊技エリア)に遊技体と接触して遊技体の移動を妨げる障害物を配置したことにより、プレーヤは容易に遊技体を遊技エリア上方に移動させることができず、ゲーム性の難易度を向上できる。その結果、ゲームの面白みを向上することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、受取手段を遊技エリア内で移動するようにした。これにより、上手く遊技体が遊技エリア上部まで到達しても受取手段を遊技体と対向する位置に存在しない際には、受取手段が遊技体と対向する位置に到達するまで遊技体を浮遊待機させておく必要がある。つまり、受取手段を移動させ、同受取手段の位置を不定位置としたことにより、受取手段の位置を固定した場合よりも遊技体を受取手段に受け取らせることが難しくなる。これにより、ゲームの難易度が向上され、ひいてはゲームとしての面白みを向上することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、ゲームをクリアした場合(受取手段が遊技体を受け取ることができた場合)には、景品が払い出されるようにした。これにより、プレーヤの射幸心をあおることができ、ゲームとしてさらに面白みを向上することができる
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施形態におけるゲーム機の斜視図。
【図2】 一実施形態におけるゲーム機の側断面図。
【図3】 一実施形態におけるゲーム機の一部透視背面図。
【図4】 (a)はゲーム開始前のゲーム機の正面図であり、(b)はゲームが開始され、ボールが浮き始めた状態のゲーム機の正面図。
【図5】 (a)は図4(b)の状態からさらにボールが浮き上がった状態のゲーム機の正面図であり、(b)はキャッチャーがボールを受け取った状態のゲーム機の正面図。
【図6】 (a)はボールを受け取ったキャッチャーがゴール箱方向に移動するゲーム機の正面図であり、(b)はキャッチャーがゴール箱上方でボールを落下させる状態のゲーム機の正面図。
【符号の説明】
12…盤面、17…景品払出手段を構成するストッパ、17a…景品払出手段を構成するアクチュエータ、30…受取手段としてのキャッチャー、21…第1の操作手段としてのレバー、22…第2の操作手段としての風力調整ボタン、26…障害物としてのピン、36…エア吹出ノズル、40…エア供給手段としてのエアコンプレッサ、B…遊技体としてのボール、C…景品払出手段を構成するコントローラ、E…遊技エリア、Ka,Kb,Kc…景品。

Claims (4)

  1. 遊技エリアの下部に移動可能に設けられ、エア供給手段から供給されるエアを前記遊技エリア内に吹き出すエア吹出ノズルと、
    前記エア吹出ノズルから吹き出されるエアの風力により遊技エリア内で浮遊可能な遊技体と、
    前記遊技エリアの上部に設けられ、前記遊技エリア内で浮遊する遊技体を受け取り可能な受取手段と、
    プレーヤにより操作され、前記遊技エリア内にて前記エア吹出ノズルの位置を左右方向へと変更させる第1の操作手段と、
    前記エア吹出ノズルから吹き出されるエアの風力を調整する際に操作される第2の操作手段と
    を備えたことを特徴とするゲーム機。
  2. 前記遊技エリア内には、前記遊技体と接触することで遊技体の移動を妨げる複数の障害物が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のゲーム機。
  3. 前記受取手段は移動手段によってゲーム中に遊技エリア内を移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のゲーム機。
  4. 前記受取手段により遊技体が受け取られた際に、景品を払い出す景品払出手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のゲーム機。
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