JP3241138B2 - アブソリュートエンコーダ出力信号異常検出方式 - Google Patents

アブソリュートエンコーダ出力信号異常検出方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アブソリュートエンコ
ーダ出力信号異常検出方式に関し、特にロボットや工作
機械等の可動部の絶対位置検出及び速度検出に適用され
る、アブソリュート信号とインクリメンタル信号とを併
用するアブソリュートエンコーダに適用して有用なもの
である。
【0002】
【従来の技術】回転円盤にアブソリュート信号用のパタ
ーンとインクリメンタル信号用のパターンを幾何学的に
配置し、該回転円盤をモータの軸に取付け、該回転円盤
が回転することにより、前記アブソリュート信号用パタ
ーン及びインクリメンタル信号用パターンからアブソリ
ュート信号及びインクリメンタル信号を得て、モータの
回転位置,回転方向,回転速度等を得るためのアブソリ
ュートエンコーダは周知である。このようなアブソリュ
ートエンコーダにおいて、モータを一定方向に回転すれ
ば、ある単位毎のアブソリュート信号内には同一数のイ
ンクリメンタル信号が発生することとなる。例えば、ア
ブソリュート信号の最低単位には数十〜数百の一定数の
インクリメンタル信号が発生することとなる。
【0003】一方、上位回転円盤にゴミが付着したり、
ドライバやレシーバ等のディバイスの不良、伝送中の不
良等によりアブソリュート信号が異常を示すことがあ
る。
【0004】そこで従来、前記異常を検出するための方
式が提供されている。
【0005】図2は、従来技術に係るアブソリュートエ
ンコーダ出力信号異常検出方式の説明図である。同図に
おいて、F1,F2はD型フリップフロップ、G1はイ
クスクルシブオア回路、Cはアップダウンカウンタ、R
はラッチ回路、G2,G3はオア回路である。また、A
はアブソリュート信号の最低単位におけるアブソリュー
ト信号値の出力を示す。+P,−Pはそれぞれ正のイン
クリメンタル信号,負のインクリメンタル信号を示して
いる。
【0006】アブソリュート信号Aはフリップフロップ
F1の入力端子Dに入力され、該フリップフロップF1
の出力QはフリップフロップF2の入力端子Dに入力さ
れており、また、各フリップフロップF1,F2のクロ
ック端子CKには正,負のインクリメンタル信号+P,
−Pを入力とするオア回路G3の出力が入力されてい
る。
【0007】イクスクルシブオア回路G1には各フリッ
プフロップF1,F2の出力Qが入力され、イクスクル
シブオア回路G1の出力はカウンタCのリセット端子R
及びラッチ回路Rに入力されている。さらに、カウンタ
Cの加算端子Uには正のインクリメンタル信号+P,減
算端子Dには負のインクリメンタル信号−Pが入力さ
れ、カウンタCのカウント値はイクスクルシブオア回路
G1からの信号によりラッチ回路Rに記憶されるように
なっており、ラッチ回路Rの出力はオア回路G2を介し
て出力されるようになっている。
【0008】そして、最低単位のアブソリュート信号A
期間中に出力されるインクリメンタル信号の数をNと
し、前記カウンタCはnビットで構成されているとする
と、 N=2n なる関係になるように、最低単位のアブソリュート信号
A中のインクリメンタル信号の数NとカウンタCのビッ
トの数nは調整されている。
【0009】その結果、カウンタCが最低単位のアブソ
リュート信号A中のインクリメンタル信号の数Nを計数
すると、その出力0−1〜0−nはすべて「0」にな
る。
【0010】次に、上記アブソリュートエンコーダ出力
信号異常検出方式の動作について、図3のタイミングチ
ャートを参照しながら説明する。
【0011】同図において、(イ)はアブソリュート信
号A、(ロ)はオア回路G3から出力されるインクリメ
ンタル信号+P,−P、(ハ)はフリップフロップF1
の出力、(ニ)はフリップフロップF2の出力、(ホ)
はイクスクルシブオア回路G1の出力、(ヘ)はカウン
タCのカウント値を示している。
【0012】ある値のアブソリュート信号Aがフリップ
フロップF1の入力端子Dに入力された後、オア回路G
3から正または負のインクリメンタル信号+P,−Pが
入力されると(以下、正のインクリメンタル信号+Pが
入力されているものとする)、フリップフロップF1は
セットされて出力Qを出力する(図3(ハ)参照)。こ
の出力QがフリップフロップF2の入力端子Dに入力さ
れた後のインクリメンタル信号+Pによってフリップフ
ロップF2はセットされ、出力Qを出力する(図3
(ニ)参照)。
【0013】その結果、両フリップフロップF1,F2
の出力を入力とするイクスクルシブオア回路G1の出力
は図3(ホ)に示すように出力され、カウンタCをリセ
ットする。一方、カウンタCにはインクリメンタル信号
+Pが加算端子に入力されているから、該カウンタCが
リセットされた以後入力されるインクリメンタル信号+
Pを計数加算していくこととなる(図3(ヘ)参照)。
【0014】こうして、インクリメンタル信号+Pを加
算していき、アブソリュート信号Aがなくなると、フリ
ップフロップF1はアブソリュート信号Aがなくなっ
て、次のインクリメンタル信号+Pによって反転し出力
Qはなくなる。また、フリップフロップF2もフリップ
フロップF1の出力Qがなくなって次のインクリメンタ
ル信号+Pによって反転し出力はなくなる。
【0015】その結果、イクスクルシブオアG1から
は、図3(ホ)に示すようなパルスが出力され、ラッチ
回路Rに上記カウンタCの計数値を記憶させると共に該
カウンタCをリセットする。
【0016】ところで、上記カウンタCには図3に示す
ように、アブソリュート信号Aが出力されている期間に
出力されたインクリメンタル信号+Pの数が計数される
こととなるが、(アブソリュート信号Aが出力された直
後の2つのインクリメンタル信号+Pは計数しないが、
アブソリュート信号がなくなった直後の2つのインクリ
メンタル信号+Pを計数するから、アブソリュート信号
Aが出力中のインクリメンタル信号+Pの数Nとカウン
タCの計数値Nは等しくなる)、アブソリュート信号A
が出力されている期間に発生するインクリメンタル信号
+Pの数は正常であれば一定の数Nである。
【0017】そこで、前記カウンタCが前記一定の数N
を計数したとき、前述したように、そのときの該カウン
タCの出力0−1〜0−nはすべて「0」になる。
【0018】その結果、正常であれば、ラッチRにはす
べて「0」が記憶されることとなり、オア回路G2から
は何等出力されない。しかし、アブソリュート信号Aに
異常があり、カウンタCが一定数Nよりも多く若しくは
少く計数し、イクスクルシブオア回路G1からの出力に
よりラッチ回路Rを作動させ、該ラッチ回路Rにそのと
きのカウンタCの値を記憶させると、該カウンタCの出
力0−1〜0−nの少くとも1つは「0」でないため、
オア回路G2からは信号が出力されることとなる。該信
号は前記異常の際に出力される信号であるからこの信号
を利用してランプ等を点灯させ、アブソリュートエンコ
ーダの異常を知らせることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来技術に
係るアブソリュートエンコーダ出力信号異常検出方式で
は、アブソリュート信号の1ビット単位毎に異常検出を
実施している為、アブソリュート信号の全ビットに対し
て異常検出を実施したい場合には、同様の異常検出手段
を全ビット分並べなければならず装置が大嵩化する等の
問題点がある。
【0020】また、アブソリュートエンコーダが回転静
止状態にある時に、インクリメンタル信号のみが異常を
起こした場合には、アブソリュートエンコーダが再び回
転動作しアブソリュート信号が変化しない限りは前記異
常を検出する事ができないという問題点がある。
【0021】本発明は、上記従来技術に鑑み、装置が大
嵩化することなくアブソリュート信号の全ビットに対し
て異常検出が可能であって、しかもアブソリュートエン
コーダの回転動作中・静止中に関わらず、アブソリュー
ト信号及びインクリメンタル信号の両方の異常検出を一
度に行うことができるアブソリュートエンコーダ出力信
号異常検出方式を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、回転体の1回転内または多回転時の絶対的
な角度を示すアブソリュート信号と、互いに90°の位
相差をもち相対的な角度変位に比例した数のパルスを発
生する2つのインクリメンタル信号とをそれぞれ出力す
るアブソリュートエンコーダにおいて、前記アブソリュ
ート信号をバイナリコード化するとともにこれをアブソ
リュートデータとして出力するデコーダと、前記インク
リメンタル信号の分解能を前記アブソリュート信号の最
小単位の分解能と同一にする為に、前記インクリメンタ
ル信号を分周または逓倍変換する分周器または逓倍器
と、初期に前記デコーダより前記アブソリュートデータ
を入力してこのアブソリュートデータをプリセットし、
以後は前記アブソリュートデータを初期値としてこれに
前記分周器または逓倍器により得られた分周または逓倍
後の前記インクリメンタル信号をカウントアップ・ダウ
ンさせる事により、前記回転体の現在の角度の絶対位置
を示すアブソリュートカウントデータを求めこれを保持
するアブソリュートカウンタと、このアブソリュートカ
ウンタの前記アブソリュートカウントデータと前記デコ
ーダにより得られるバイナリコード化された前記アブソ
リュートデータとを同一のタイミングでそれぞれラッチ
するラッチ回路と、前記ラッチ回路に対し前記タイミン
グを与えるラッチ信号を一定周期毎に与える定周期タイ
マと、このラッチされた両データを比較し、該両データ
の不一致性を検出する事によりアブソリュートエンコー
ダのアブソリュート信号およびインクリメンタル信号の
異常を検出する信号異常検出手段とを具備した事を特徴
とする。
【0023】
【作用】上記構成の本発明によれば、デコーダにおいて
アブソリュート信号をバイナリコード化したアブソリュ
ートデータと、アブソリュートカウンタにおいて、初期
に入力した前記アブソリュートデータを初期値とし、こ
れに前記アブソリュート信号の最小単位と同一になるよ
うに分周または逓倍されたインクリメンタル信号をカウ
ントアップまたはカウントダウンすることによって得ら
れるアブソリュートカウントデータとが周期的に比較さ
れる。その結果、前記アブソリュート信号または前記イ
ンクリメンタル信号に異常がある場合には、前記アブソ
リュートデータと前記アブソリュートカウントデータと
が一致しないため信号異常検出手段から異常検出信号が
出力される。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0025】図1は、本発明の実施例に係るアブソリュ
ートエンコーダ出力信号異常検出方式の説明図である。
同図に示すように本発明の実施例に係るアブソリュート
エンコーダ出力信号異常検出方式1は、デコーダ2、分
周器または逓倍器3、アブソリュートカウンタ4、ラッ
チ回路5、定周期タイマ6、イクスクルシブオア回路7
及びオア回路8を有する。
【0026】これらのうち、デコーダ2は、アブソリュ
ートエンコーダ(図示せず)よりパラレルまたはシリア
ルに伝送される回転体の角度変位の絶対的な位置を示す
アブソリュート信号ABSを入力し、このアブソリュー
ト信号ABSをnビットのバイナリコードに変換してア
ブソリュートデータabsを求め、このアブソリュート
データabsをデコーダ2の出力端子D0 〜Dn-1 から
ラッチ回路5またはアブソリュートカウンタ4へ伝送す
る。ここでnは、アブソリュート信号ABSをバイナリ
コード化するのに必要なビット数であって、アブソリュ
ート信号ABSの分解能2n から与えられる値である。
【0027】分周器または逓倍器3は、前記アブソリュ
ートエンコーダより伝送される前記回転体の相対的な角
度変位を示すA相,B相のインクリメンタル信号A,B
を入力し、このインクリメンタル信号A,Bを分周また
は逓倍することによってアブソリュート信号ABSの最
小単位の分解能と同一の分解能になるよう変換するとと
もに、該変換後のインクリメンタル信号a,bをアブソ
リュートカウンタ4へ伝送する。
【0028】アブソリュートカウンタ4は、システム電
源投入時等の初期に1ショットパルスを与えるカウンタ
プリセット信号PRSETを入力端子PRから入力する
と、該入力時のアブソリュートデータabsをアブソリ
ュートカウンタの入力端子D 0 〜Dn-1 から入力し、前
記アブソリュートデータabsを内部にプリセットす
る。その後アブソリュートカウンタ4は、前記アブソリ
ュートデータabsを初期値としてこれに入力端子A
I,BIから入力するインクリメンタル信号a,bをカ
ウントアップまたはカウントダウンすることによって前
記回転体の現在の角度の絶対値を示すnビットのアブソ
リュートカウントデータを求め、これを保持するととも
に、該アブソリュートカウントデータをアブソリュート
カウンタ4の出力端子C0 〜Cn-1 からラッチ回路5に
出力する。
【0029】定周期タイマ6は、一定周期毎にラッチ信
号をラッチ回路5に出力する。ラッチ回路5は、定周期
タイマ6から出力された前記ラッチ信号を入力端子CK
から入力する毎に、デコーダ2及びアブソリュートカウ
ンタ4からアブソリュートデータabs及びアブソリュ
ートカウントデータをラッチ回路5の入力端子D0 〜D
n-1 、C0 〜Cn-1 を通して同時にラッチする。
【0030】イクスクルシブオア回路7とオア回路8
は、信号異常検出手段を構成している。このうちイクス
クルシブオア回路7は、n個のイクスクルシブオア回路
7−1〜7−nを有し、各々のイクスクルシブオア回路
7−1〜7−nにはラッチ回路5からnビットの前記ア
ブソリュートデータabs及び同じくnビットの前記ア
ブソリュートカウントデータを入力し、ビット毎にこれ
らが一致するか否かを検出する。すなわち前記アブソリ
ュートデータabs及び前記アブソリュートカウントデ
ータの第1番目のビットのデータをイクスクルシブオア
回路7−1に入力し、以下同様にしてイクスクルシブオ
ア回路7−nには、前記アブソリュートデータabs及
び前記アブソリュートカウントデータの第n番目のビッ
トのデータを入力する。その後、各イクスクルシブオア
回路7−1〜7−n毎に各々入力した前記の両データを
比較し、該両データが不一致の場合には信号(以下これ
を不一致信号という)を出力する。
【0031】オア回路8は、イクスクルシブオア回路7
−1〜7−nの何れかより前記不一致信号を入力した場
合に信号(以下これを異常検出信号という)を出力す
る。
【0032】上記実施例によれば、定周期タイマ6から
一定周期毎にラッチ信号が出力され、そのたびにラッチ
回路5にラッチされたnビットのアブソリュートデータ
absとアブソリュートカウントデータとが、イクスク
ルシブオア回路7において各ビットごとに比較される。
【0033】従ってアブソリュート信号ABSとインク
リメンタル信号A,Bとが何れも正常な場合には、前記
各ビットともデータが一致しイクスクルシブオア回路7
−1〜7−nの何れからも不一致信号は出力されず、オ
ア回路8から異常検出信号が出力されることもないが、
アブソリュート信号ABSまたはインクリメンタル信号
A,Bに異常がある場合には、イクスクルシブオア回路
7−1〜7−nの何れかより不一致信号が出力され、オ
ア回路8からは、異常検出信号が出力される。かくし
て、アブソリュート信号ABS及びインクリメンタル信
号A,Bの異常が検出される。
【0034】なお、上記実施例ではアブソリュートデー
タabsの全分解能範囲nビット分全てを対象に異常検
出を実施する例を挙げたが、アブソリュート信号ABS
がシリアル伝送により送られ、デコーダ2によりバイナ
リコード化されたアブソリュートデータabsが得られ
るまでの時間中に実際のアブソリュートエンコーダの絶
対位置が変化してしまった場合や、アブソリュート信号
ABSの最小単位ビットとインクリメンタル信号A,B
の発生源が全く独立しており、非同期の場合などは、ア
ブソリュート信号ABS及びインクリメンタル信号A,
Bが共に正常であるにもかかわらずアブソリュート信号
ABSから得られるアブソリュートデータabsと、イ
ンクリメンタル信号A,Bにより得られるアブソリュー
トカウントデータの最小単位ビットから数ビット分は、
必ずしも一致しない場合があり、その場合には誤った異
常検出信号を出力してしまう。
【0035】そのような場合には、アブソリュート信号
ABSのバイナリコード変換時間、アブソリュートエン
コーダの最高回転速度等を考慮し、アブソリュートデー
タの最小単位ビットから数ビット分は、異常検出を行な
わず無視する事により、上記のような誤った異常検出信
号を出さないようにする方法を採ればよい事は勿論であ
る。
【0036】また、逆に言えばアブソリュートデータa
bsの最小単位ビットから数ビット分は異常検出を行な
わないという方法もとることができるため、異常検出精
度を自由に決定することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明は、装置を大嵩化することなくアブソリュ
ート信号の全ビットに対して異常検出が可能である。ま
た、アブソリュートエンコーダが静止中であっても、継
続して一定周期毎にアブソリュート信号から得られるア
ブソリュートデータと、インクリメンタル信号から得ら
れるアブソリュートカウントデータとを比較するため、
アブソリュートエンコーダの回転動作中・静止中に関わ
らず、前記アブソリュート信号または前記インクリメン
タル信号が異常になった場合には、これらの異常検出を
行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るアブソリュートエンコー
ダ出力信号異常検出方式の説明図である。
【図2】従来技術に係るアブソリュートエンコーダ出力
信号異常検出方式の説明図である。
【図3】従来技術に係るアブソリュートエンコーダ出力
信号異常検出方式のタイミングチャートを示す図であ
る。
【符号の説明】
2 デコーダ 3 分周器または逓倍器 4 アブソリュートカウンタ 5 ラッチ回路 6 定周期タイマ 7 イクスクルシブオア回路 8 オア回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/00 - 5/64 G01B 7/00 - 7/34 G01B 11/00 - 11/30 G01P 1/00 - 3/80

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の1回転内または多回転時の絶対
    的な角度を示すアブソリュート信号と、互いに90°の
    位相差をもち相対的な角度変位に比例した数のパルスを
    発生する2つのインクリメンタル信号とをそれぞれ出力
    するアブソリュートエンコーダにおいて、 前記アブソリュート信号をバイナリコード化するととも
    にこれをアブソリュートデータとして出力するデコーダ
    と、前記インクリメンタル信号の分解能を前記アブソリ
    ュート信号の最小単位の分解能と同一にする為に、前記
    インクリメンタル信号を分周または逓倍変換する分周器
    または逓倍器と、 初期に前記デコーダより前記アブソリュートデータを入
    力してこのアブソリュートデータをプリセットし、以後
    は前記アブソリュートデータを初期値としてこれに前記
    分周器または逓倍器により得られた分周または逓倍後の
    前記インクリメンタル信号をカウントアップ・ダウンさ
    せる事により、前記回転体の現在の角度の絶対位置を示
    すアブソリュートカウントデータを求めこれを保持する
    アブソリュートカウンタと、 このアブソリュートカウンタの前記アブソリュートカウ
    ントデータと前記デコーダにより得られるバイナリコー
    ド化された前記アブソリュートデータとを同一のタイミ
    ングでそれぞれラッチするラッチ回路と、 前記ラッチ回路に対し前記タイミングを与えるラッチ信
    号を一定周期毎に与える定周期タイマと、 このラッチされた両データを比較し、該両データの不一
    致性を検出する事によりアブソリュートエンコーダのア
    ブソリュート信号およびインクリメンタル信号の異常を
    検出する信号異常検出手段とを具備した事を特徴とする
    アブソリュートエンコーダ出力信号異常検出方式。
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